JPH0665003A - 殺微生物性混合物 - Google Patents

殺微生物性混合物

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JPH0665003A
JPH0665003A JP3070274A JP7027491A JPH0665003A JP H0665003 A JPH0665003 A JP H0665003A JP 3070274 A JP3070274 A JP 3070274A JP 7027491 A JP7027491 A JP 7027491A JP H0665003 A JPH0665003 A JP H0665003A
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    • A01N59/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing elements or inorganic compounds
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 1〜99重量%の60%ヨーネンポリマーと
1〜99重量%の水溶性ボレートの混合物からなる,真
菌類の生長抑制に有効な殺微生物性混合物。 【効果】 本殺微生物性混合物は,木材,なめし革,プ
ラスチック類,ペイント,紙や板紙,及び布類等の表面
に対して特に有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は,表面上における真菌類の生長抑
制に関する。さらに詳細には,本発明は,真菌類の生長
抑制に有効な殺微生物性混合物に関する。
【0002】真菌類は,あらかじめ形成された有機炭素
源から栄養分を得る植物である。真菌の本体(菌糸)は
有機基質を分解する酵素を分泌し,この有機基質上にて
菌糸が生長してより小さなサブユニットが生成する。次
いでこれらのサブユニットが真菌本体に取り込まれ,こ
れによって代謝作用が行われて,該有機体は生命維持過
程を続行するためのエネルギーを得る。
【0003】このようなエネルギー源の1つは,製材所
の作業にて生じる乾燥していない生木である。鋸でひい
た丸太は,湿潤状態のセルロース系マトリックス内に有
機・無機化合物を豊富に含有したエネルギー源の代表的
なものである。製材所では,空気乾燥(養生)を行うた
めに生のひき材を屋外に積み重ねるのが普通である。こ
の比較的遅い乾燥工程時において,ひき材は,真菌の胞
子によって連続的に激しく攻撃される。木材表面におい
て真菌胞子が発芽して生長すると,表面の美観低下が起
こるために製材所にとって大きな経済損失をきたすこと
がある。さらに,一次細胞壁と二次細胞壁内のセルロー
ス及び/又はリグニンを酵素の作用で加水分解すること
によって木材の構造上の完全性を実際に崩壊又は損なう
ような他の真菌種が木材上に存在することがある。
【0004】ひき材業界では,鋸でひいたばかりの木材
に化学物質を施すことによって,真菌により引き起こさ
れるこうした問題点を抑えている。この業界において広
く利用されている化学物質としては,例えば,ペンタク
ロロフェノール(PCP),2−チオシアノメチルチオ
ベンゾチアゾール(TCMTB),3−ヨード−プロピ
ニルブチルカルバメート(IPBC),及びオクタホウ
酸二ナトリウム四水和物(Tim−Bor:登録商標,
として市販)等があるが,これらはいずれもいくつかの
欠点を有する。
【0005】例えば,有機抗真菌剤であるPCP,TC
MTB,及びIPBCは,作業者への暴露に関する苦情
だけでなく,高まりつつある環境問題や環境汚染を起こ
すと言われていることに対する法的な使用規制の対象と
なっている。さらにボレート(borates)の場
合,ボレートで処理した木材を水にさらすとボレートが
木材から浸出する,という大きな欠点を有する。このた
め,木材中におけるボレートの有効濃度が減少し,その
静真菌作用が低下することとなる。
【0006】ヨーネンポリマー(ionene pol
ymers)の殺細菌作用と殺真菌作用が知られてお
り,これについてはレンバウム(Rembaum),
A.による「“ヨーネンポリマーの生物学的作用”第2
2回アプライド・ポリマー・シンポジウム,299−3
17(1973)」に説明されている。ヨーネンの殺微
生物性については,米国特許第4,018,592;
3,771,989;4,054,542;4,50
6,081;4,111,679;4,089,97
7;及び4,140,798号各明細書に開示されてい
る。しかしながら,パルプスラリーや木材によって代表
されるように,負に帯電した繊維を含んだ系において
は,ヨーネンの殺生物作用は大幅に低下する。さらに,
ヨーネンの殺真菌作用は,殺藻作用や殺細菌作用と比べ
て比較的弱い。
【0007】特開昭58−189104には,ボレート
とアルキルアンモニウムタイプの化合物を含んだ木材保
存用組成物も開示されている。
【0008】本発明は,有機抗真菌剤が内包する環境問
題を引き起こすことのない,旦つ従来技術によるボレー
トにおいてみられるほどには浸出による静真菌作用の低
下を起こすことのない混合物を提供することによって,
従来技術のもつ問題点を解消する。本発明はさらに,ヨ
ーネン単独使用の場合を凌ぐ改良された殺真菌作用を有
する混合物を提供する。本発明はさらに,微生物の生長
を防止・抑制するために,切断したばかりのひき材を処
理するのに有用な殺生物用組成物を提供する。本発明に
よって得られる他の利点は,以下に記載してあるか又は
以下に記載の説明から明らかであろう。
【0009】本発明の重要なポイントは,水溶性のヨー
ネンポリマーと水溶性のボレートという2種の化合物を
使用したことで環境に及ぼす危険性が大幅に減少したこ
とにあり,これらの化合物をある特定の割合で混合する
と,切断したばかりのひき材への真菌の侵入防止に関
し,相加的なレベルではなく相乗的なレベルの作用が得
られる。こうした発見は,ひき材業界において真菌によ
り引き起こされる経済損失を防止する上で,標準的に適
用されている危険性の高い化学的処理に代わりうる重要
な手段が得られたことを示している。
【0010】本発明は,(a) 1〜99重量%の60
%ヨーネンポリマー;及び(b) 1〜99重量%の水
溶性ボレート;の混合物からなる。
【0011】好ましい実施態様においては,本発明は,
(a) 式
【化3】 (式中,nは4〜40の整数である)で示される1〜9
9重量%の60%ヨーネンポリマー;及び(b) オク
タホウ酸二ナトリウム四水和物,ピロホウ酸ナトリウム
10水和物,及びホウ酸からなる群から選ばれる,1〜
99重量%の水溶性ボレート;の混合物からなる。
【0012】ヨーネン(ionene)という用語は,
ジアミンとジハロゲン化物との反応によって形成される
ポリアンモニウム塩に適用する総称である。ヨーネン
は,正に帯電した窒素原子をポリマーの主鎖にもつ高分
子電解質である。本発明は高分子の第四アンモニウム化
合物を含み,この化合物はより単純なモノマークワット
(monomeric quats)とは種類が異な
る。本発明のヨーネンの構造は,一般には以下の式
【化4】 (式中,nは4〜40の整数である)で示される。
【0013】好ましいヨーネンは,ポリ(オキシエチレ
ン(ジメチルイミニオ)エチレン(ジメチルイミニオ)
エチレンジクロライド)〔WSCPとして市販〕;及び
ポリ(2−ヒドロキシエチレンジメチルイミニオ−2−
ヒドロキシプロピレン−ジメチルイミニオメチレン)ジ
クロライド〔APCA又はBusan(登録商標)10
55として市販〕である。
【0014】本発明においては,いかなる水溶性のボレ
ートも使用することができる。好ましい水溶性ボレート
としては,オクタホウ酸二ナトリウム四水和物(Tim
−Bor:登録商標,として市販)及びピロホウ酸ナト
リウム10水和物(Borax:登録商標,として市
販)がある。その他のボレートとしてホウ酸も含む。
【0015】A.J.セルジェシ(Cserjesi)
とJ.W.ロフ(Roff)による「“ひき材用殺真菌
剤の毒性を評価するための実験室的促進試験”,Mat
er.Res.Stand.,10(3):18−1
9,59−60(1970)」に記載の手順に従って,
本発明の個々の構成成分及びそれらの混合物の生物学的
作用を調べた。
【0016】これら2つの構成成分の相乗作用は,ヨー
ネンポリマーである(1)ポリ(オキシエチレン(ジメ
チルイミニオ)エチレン(ジメチルイミニオ)エチレン
ジクロライド)〔WSCPとして市販〕又は(2)ポリ
(2−ヒドロキシエチレン−ジメチルイミニオ−2−ヒ
ドロキシプロピレン−ジメチルイミニオメチレン)ジク
ロライド〔APCA又はBusan(登録商標)105
5として市販〕と,オクタホウ酸二ナトリウム四水和物
(Tim−Bor:登録商標,として市販)又はピロホ
ウ酸ナトリウム10水和物(Borax:登録商標,と
して市販)とを混合することによって実証される。他の
ヨーネン及びボレート(ホウ酸を含む)も同様に作用す
る。
【0017】ヨーネンとボレートは,水中において広範
囲の濃度にわたって種々の割合で混合することができ
る。これらの水溶液を使用して,新たに切断したマツの
辺材クーポン(3×5×0.3cm)を処理した。オー
トクレーブで処理したクーポンをそれぞれ,穏やかに撹
拌しながら10秒間処理溶液中に浸漬し,次いでスクリ
ーン上に水平に置いて24時間空気乾燥した。
【0018】滅菌処理済みの湿ったワットマン1号円形
濾紙(直径7cm)4枚からなる層を,滅菌処理済みの
ペトリ皿(10×1.5cm)に挟み込むことによっ
て,処理された木材のためのインキュベーションユニッ
トを作製した。この濾紙上に滅菌処理済みのV形ガラス
棒を配置し,このガラス棒によって湿潤濾紙上の木材ク
ーポンを支持させた。処理して乾燥したクーポンをガラ
ス棒上に置き,新たに調製したオーレオバシジウム・プ
ルランスAureobasidium pullul
ans)〔サップステイン(sapstain)を引き
起こす通常の真菌〕の胞子懸濁液4滴を木材の上表面に
植えつけた。
【0019】ペトリ皿をカバーして28℃で2週間イン
キュベートした後,真菌の侵入程度に基づいて木材処理
を評価した。以下のスキームに従って,処理に対するス
コアーを与えた。 0 − 侵入が完全に防止されている 1 − 真菌の侵入がごくわずかに認められる 2 − 侵入がいくらか認められる 3 − 侵入が中程度に認められる 4 − 侵入の程度が大
【0020】サップステインの完全な防止に必要とされ
る各化合物又は混合物の最低濃度を終点とした。ほとん
どの場合,選定した妥当な濃度範囲においては,個々の
化合物に対して終点は認められなかった。化合物の混合
物に対する終点を,単独にて作用する個々の化合物に関
して求めた作用と比較した。終点は,0又は1のスコア
ーであると考えられる。
【0021】F.C.クル(Kull),P.C.エイ
スマン(Eisman),H.D.シルヴェストロヴィ
カ(Sylwestrowica),及びR.L.メイ
ヤー(Mayer)による「アプライド・マイクロバイ
オロジーAppliedMicrobiology
9:538−541(1961)」に記載の方法に従
い,式 QA/Qa+QB/Qb によって定められる割合を使用して相乗作用を調べた。
上記式中, Qa=単独で作用する化合物Aの,終点を生じたときの
パーセント Qb=単独で作用する化合物Bの,終点を生じたときの
溶液パーセント QA=混合物中における化合物Aの,終点を生じたとき
の溶液パーセント QB=混合物中における化合物Bの,終点を生じたとき
の溶液パーセント である。QA/QaとQB/Qbの和が1より大きいと
きは拮抗作用が認められ,和が1に等しいときは相加作
用が認められ,そして和が1より小さいときは,相乗作
用が認められる。
【0022】図1を参照することにより,相乗作用の概
念をさらに詳細に説明することができる。このグラフ
は,二元系の最小抑制濃度曲線における化学物質の濃度
と相互作用との間の相関性を示す例を与えている。一般
的且つ概略的ではあるけれども,このグラフは,ある特
定の効果(例えば,サップステインの完全な防止)が2
種の化学物質の相乗的な相互作用によって得られること
を示している。すなわち,相加的な状況においてはより
高い濃度でのみ,あるいは単一の成分に対してはかなり
高い濃度でのみ得られる効果が,より低レベルでの割合
範囲における2種の化学物質の組合わせ物によって得ら
れる。
【0023】本発明の4つの各実施例において与えられ
ているデータは,木材上のサップステインの防止に対し
て,ヨーネンポリマーとボレートとの間に相乗作用があ
ることを明確に示している。各実施例において,この効
果は,単独では効果のないような濃度にて,あるいはよ
り高い濃度でも単独では効果のないような濃度にて2種
の化学物質を組合わせることによって得られる。
【0024】本発明の組成物の相乗作用を示すための手
順は,広く使用され且つ受け入れられている手順であ
る。本発明は,以下のような実施例によって例証するこ
とができる。実施例では,以下のような4種の混合物に
ついて検討した。
【0025】実施例1 化合物A(WSCP,ヨーネンポリマー)と化合物B
(Tim−Bor:登録商標)を組み合わせた場合の相
乗作用を,表1に記載のデータを得ることによって実証
した。
【0026】表1に与えられている評価値は,4(=真
菌のステインの侵入が激しい)から0(=真菌のステイ
ン又は真菌の生長が認められない)までの等級範囲であ
る。相乗作用を明らかにするためのクル(Kull)に
よる手法にこれらのスコアーを適用する際には,数学記
号である“>”(より大きい)と“<”(より小さい)
を使用することが必要であった。このことは,このよう
な高すぎる濃度を使用することによって個々の化合物に
対する終点を正確に求めようとしなかったために生じた
結果である。これらのレベルは実用性の範囲をはるかに
越えているであろう。
【0027】どちらかの成分単独が真菌に対して有効で
あるようなレベルよりかなり低い濃度の混合物による殺
真菌有効性が実証されたことは,相乗作用の概念と矛盾
しない。データをクルらの式に適用すると,以下のよう
なファクターが得られた。 Qa>4.0 Qb>4.0 QA=1.0 QB=2.0 化合物Aも化合物Bも,単独では最大4%(W/W)溶
液まであまりサップステイン防止作用を示さなかった。
従って, QA/Qa+QB/Qb=1.0/>4.0+2.0/>4.0 =<0.25+<0.5 =<0.75 各割合の和が1.0より小さいので,相乗作用が実証さ
れている。
【0028】実施例2 化合物A(WSCP)と化合物B(Borax:登録商
標)を組み合わせた場合の相乗作用を,表2に記載のデ
ータを得ることによって実証した。
【0029】表2に示されている生物学的作用の結果を
クルの式によって評価すると,以下のようなファクター
が得られた。 Qa>2.5 Qb>2.0 QA=0.62 QB=0.5 従って, QA/Qa+QB/Qb=0.62/>2.5+0.5/>2.0 =<0.25+<0.25 =<0.50 各割合の和が1.0より小さいので,相乗作用が実証さ
れている。
【0030】実施例3 Busan(登録商標)1055又はAPCAとして市
販されている別のヨーネンポリマー(化合物A)とTi
m−Bor(登録商標)(化合物B)を組み合わせた場
合の相乗作用を,表3に記載のデータを得ることによっ
て実証した。
【0031】表3に示されている結果によれば,このヨ
ーネンポリマーは,最大3.0%濃度の溶液においても
サップステインの防止に対して全く効果のないことがわ
かる。Tim−Bor(登録商標)は,3.0%以上の
濃度においてはサップステインの完全防止に対して効果
があった。しかしながら,0.75%のBusan(登
録商標)1055と1.5%のTim−Bor(登録商
標)を組み合わせた処理溶液は,サップステインの完全
防止に対して有効であった。これらのデータをクルらの
式に適用すると,以下のようなファクターが得られた。 Qa>3.0 Qb=3.0 QA=0.75 QB= .75 従って, QA/Qa+QB/Qb=0.75/(>3.0)+(.75)/3.0 =(<0.25)+0.25 =<0.5 クルの式によって得られた各割合の和が1.0より小さ
いので,Busan(登録商標)1055とTim−B
or(登録商標)との間の相乗作用が実証されている。
【0032】実施例4 ヨーネンポリマーであるBusan(登録商標)105
5(化合物A)とBorax(登録商標)(化合物B)
を組み合わせた場合の相乗作用を,表4に記載のデータ
を得ることによって実証した。
【0033】これらのデータをクルらの式に適用する
と,以下のようなファクターが得られた。 Qa>3.0 Qb=2.0 QA=0.75 QB=1.0 従って, QA/Qa+QB/Qb=1.5/>3.0+1.0/2.0 =<0.5+0.5 =<1.0
【0034】表4に記載の結果からわかるように,殺微
生物性の相乗作用に関してこれらのデータをクルの式に
適用すると,各割合の和が1.0より小さいことから,
Busan(登録商標)1055とBorax(登録商
標)との間に相乗作用があることがわかる。
【0035】本発明の殺微生物性混合物は,種々の表面
上に対する真菌の生長抑制に有効である。こうした表面
の例としては,木材,なめし革,プラスチック類,ペイ
ント,紙や板紙,及び布類等がある
【0036】上記の実施例は修正・変形が可能であるこ
と,そして本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではなく,特許請求の範囲及びその等価物によって
のみ限定されるものであることは,当技術者には明らか
であろう。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年3月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、相乗作用の概念を説明するための、二
元系の最小抑制濃度曲線における化学物質の濃度と相互
作用との間の相関性を示すグラフである。ここで縦軸は
成分Aの濃度を示し、横軸は成分Bの濃度を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
フロントページの続き (72)発明者 ジョン・パッカー カナダ国エイチ9エス・2シー6,ケベッ ク,ドルヴァル,レイクショー・ロード 800,アパートメント 69 (72)発明者 トーマス・デービッド・ジョンストン カナダ国エイチ4エックス・2シー4,モ ントリオール・ウエスト・ケベック,ノー ス,バランタイン・アベニュー 345

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 1〜99重量%の60%ヨーネ
    ンポリマー;及び(b) 1〜99重量%の水溶性ボレ
    ート;の混合物からなる,真菌類の生長抑制に有効な殺
    微生物性混合物。
  2. 【請求項2】 前記ヨーネンポリマーが式 【化1】 (式中,nは4〜40の整数である)で示されるヨーネ
    ンポリマーから選ばれる,請求項1記載の殺微生物性混
    合物。
  3. 【請求項3】 前記水溶性ボレートが,オクタホウ酸二
    ナトリウム四水和物,ピロホウ酸ナトリウム10水和
    物,及びホウ酸からなる群から選ばれる,請求項1記載
    の殺微生物性混合物。
  4. 【請求項4】 (a) ポリ(オキシエチレン(ジメチ
    ルイミニオ)エチレン(ジメチルイミニオ)エチレンジ
    クロライド)とポリ(2−ヒドロキシエチレン−ジメチ
    ルイミニオ−2−ヒドロキシプロピレン−ジメチルイミ
    ニオメチレン)ジクロライドからなる群から選ばれるヨ
    ーネンポリマー;及び(b) オクタホウ酸二ナトリウ
    ム四水和物とピロホウ酸ナトリウム10水和物からなる
    群から選ばれる水溶性ボレート;の混合物からなる,真
    菌類の生長抑制に有効な殺微生物性混合物。
  5. 【請求項5】 (a) 1〜99重量%の60%ヨーネ
    ンポリマー;及び(b) 1〜99重量%の水溶性ボレ
    ート;を含んだ殺微生物有効性の混合物を表面に接触さ
    せることからなる,表面上における真菌類の生長を防止
    する方法。
  6. 【請求項6】 前記ヨーネンポリマーが式 【化2】 (式中,nは4〜40の整数である)で示されるヨーネ
    ンポリマーから選ばれる,請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記水溶性ボレートが,オクタホウ酸二
    ナトリウム四水和物,ピロホウ酸ナトリウム10水和
    物,及びホウ酸からなる群から選ばれる,請求項5記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 前記殺微生物有効性の混合物が,(a)
    ポリ(オキシエチレン(ジメチルイミニオ)エチレン
    (ジメチルイミニオ)エチレンジクロライド)とポリ
    (2−ヒドロキシエチレン−ジメチルイミニオ−2−ヒ
    ドロキシプロピレン−ジメチルイミニオメチレン)ジク
    ロライドからなる群から選ばれるヨーネンポリマー;及
    び(b) オクタホウ酸二ナトリウム四水和物とピロホ
    ウ酸ナトリウム10水和物からなる群から選ばれる水溶
    性ボレート;の混合物からなる,請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記表面が,木材,なめし革,プラスチ
    ック類,ペイント,紙や板紙,及び布類からなる群から
    選ばれる,請求項5記載の方法。
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CA (1) CA2033630C (ja)
DE (1) DE69100378T2 (ja)
DK (1) DK0439266T3 (ja)
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