JPH0664902A - 伝熱管用触媒カートリッジ及び伝熱管内への触媒の充填方法 - Google Patents

伝熱管用触媒カートリッジ及び伝熱管内への触媒の充填方法

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JPH0664902A
JPH0664902A JP26401992A JP26401992A JPH0664902A JP H0664902 A JPH0664902 A JP H0664902A JP 26401992 A JP26401992 A JP 26401992A JP 26401992 A JP26401992 A JP 26401992A JP H0664902 A JPH0664902 A JP H0664902A
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tube
catalyst
cartridge
heat transfer
reforming
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JP26401992A
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English (en)
Inventor
Yasumasa Idei
安正 出井
Hidetoshi Kajimaya
英俊 梶間谷
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
    • B01J8/02Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds
    • B01J8/06Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds in tube reactors; the solid particles being arranged in tubes
    • B01J8/067Heating or cooling the reactor

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 改質管等の伝熱管内に改質触媒等の触媒の最
密充填を能率良く行えるようにする。 【構成】 改質管11の内径よりやや小さい外径を有し
軸方向に所定の長さ延びた螺旋体21と、螺旋体21の
軸方向の一端に固着され多数の孔24aが穿設された底
蓋24とで管基体20を形成し、その外周面を金網(壁
部材)26で覆ってカートリッジ用管体25を形成し、
この中に触媒40を密に充填して触媒カートリッジ50
を形成する。カートリッジ用管体25の回りに保護管3
0を装着して底蓋24が位置する側を底にして立てた状
態でカートリッジ用管体25内へ上方から触媒40を充
填する。保護管30の触媒カートリッジ50の底蓋24
が位置する側の一端側を改質管11の開口端に接合さ
せ、管基体20の底蓋24とは反対側端部(押し部21
a)を押し込むことにより触媒カートリッジ50を保護
管30から押し出してそのまま改質管11内へ挿入す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば流動床改質器等の
改質管等の伝熱管の内部へ装入する改質用触媒等の触媒
のカートリッジ及び該伝熱管に触媒を充填する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、流動床改質器においては伝熱管
としての改質管内に改質用の触媒が最密充填されていな
いと改質ガスとしての例えば都市ガスやメタン等がショ
ートパスして反応効率を低下させたり、触媒が存在しな
いことによりメタン自体が熱で分解したりしてカーボン
の析出が発生する等の問題が生じる。このような問題を
なくするため、改質管を水平に設置した流動床改質器に
おいては、改質管に触媒を充填する場合には改質器本体
から多数本存在する改質管を改質器外へ抜き出しそれぞ
れ垂直に立てた状態にして上方開口から触媒を入れて充
填していた。なお、改質器に改質管が水平状態に取付け
られたまま充填すると改質管の上方に隙間ができること
は避けられない。
【0003】一方、改質管を垂直に流動した流動床改質
器においては、改質管は垂直状態にされているため改質
器に設置したままの状態で多数本配置されている改質管
ごとにその上方の開口端から触媒を直接充填していた。
また、触媒を改質管内に最密状態で充填するため作業員
が改質器本体内に入って改質管に振動を与えながら充填
するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような水平改質管を設置した改質器においては、改質管
を改質器本体から抜き出すのは改質管自体が所定長さを
有したものであり、かつ、重量が大であるため、その作
業が非常に困難であり、また、抜き出した後、垂直に立
てる作業も必要であり、その作業も困難である。このよ
うに触媒充填のための作業性が非常に悪いものとなって
いた。そして、改質器外でこれらの作業のための多くの
面積の空間を必要とする。殊に大型の改質器においては
これらの問題点が大きくなる。
【0005】一方、上記のような改質管を垂直に設置し
た流動床改質器の触媒充填方法においては、改質管が立
設されているので触媒を比較的容易に密に充填するよう
にすることはできるが、多数本配置されている改質管ご
とにその上方の開口端から触媒を直接充填していかねば
ならず作業性が悪く、また、触媒を改質管内に最密状態
で充填するため作業員が改質器本体内に入って改質管に
振動を与えながら充填する作業も作業性が悪く最密充填
も思うように行えないという問題があった。
【0006】本発明はこのような従来の触媒の充填方法
の問題点に鑑みてなされたものであり、水平伝熱管であ
っても竪型伝熱管であっても触媒の最密充填を可能と
し、触媒の充填のための作業時間を短縮して作業能率を
向上させうる伝熱管用触媒カートリッジ及び伝熱管内へ
の触媒の充填方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、 (1)伝熱管に充填する触媒を伝熱管用触媒カートリッ
ジとして形成し、この伝熱管用触媒カートリッジを、伝
熱管の内径よりやや小さい外径を有し軸方向に所定の長
さ延びた螺旋体と、この螺旋体の軸方向の一端に固着さ
れ多数の孔が穿設され螺旋体と同等の外径とした底蓋と
で管基体を形成し、この管基体の外周面を壁部材で覆っ
てカートリッジ用管体を形成し、このカートリッジ用管
体内に触媒を密に充填して伝熱管装入用のカートリッジ
として形成した構成とした。また、
【0008】(2)伝熱管内へ触媒を充填する際に、先
ず、伝熱管の内径よりやや小さい外径を有し軸方向に所
定の長さ延びた螺旋体とこの螺旋体の軸方法の一端に固
着され多数の孔が穿設され螺旋体と同等の外径とした底
蓋とで管基体を形成しこの管基体の外周面を壁部材で覆
ってカートリッジ用管体を形成し、この管体に触媒を密
に充填して触媒カートリッジを製作し、然る後、この触
媒カートリッジの前記底蓋とは反対側の管基体の端部を
押して触媒カートリッジを伝熱管内へそのまま挿入する
ようにした構成とした。さらに、
【0009】(3)伝熱管内へ触媒を充填する際に、先
ず、伝熱管の内径よりやや小さい外径を有し軸方向に所
定の長さ延びた螺旋体とこの螺旋体の軸方向の一端に固
着され多数の孔が穿設され螺旋体と同等の外径とした底
蓋とで管基体を形成しこの管基体の周囲を壁部材で覆っ
てカートリッジ用管体を形成し、この管体を両端が開口
され伝熱管と内径をほぼ同一とした軽量の保護管内に挿
入してセットし、該カートリッジ用管体と保護管とを該
カートリッジ用管体の底蓋が位置する側を底にして立て
た状態で該カートリッジ用管体内へ上方から触媒を入れ
て密に充填して該カートリッジ用管体を触媒カートリッ
ジとして製作し、該触媒カートリッジを内装した保護管
の該触媒カートリッジの底蓋が位置する側の一端側を伝
熱管の開口端に接合させ、然る後、該触媒カートリッジ
の前記底蓋とは反対側の管基体の端部を押し込むことに
より該触媒カートリッジを保護管から押し出してそのま
ま伝熱管内へ挿入するようにした構成とした。
【0010】
【作用】請求項1及び2のような構成では、螺旋体と底
蓋とからなる管基体および壁部材とで形成されるカート
リッジ用管体の内部に触媒が充填されて触媒カートリッ
ジとして製作され、この触媒カートリッジ自体が伝熱管
内へそのままの状態で挿入される。しかして、触媒カー
トリッジは装置本体に備え付けられた伝熱管とは別の位
置で単独に製作可能であるので、例えばカートリッジ用
管体を立てた状態にして該管体内に触媒を上から落とし
込んで触媒を該カートリッジ用管体内へ容易にかつ確実
に最密に充填することができる。そして、該触媒カート
リッジは螺旋体等からなる管基体を内装していることに
より触媒を密に充填してもカートリッジが頑丈に形成さ
れる。
【0011】製作された触媒カートリッジは該触媒カー
トリッジの底蓋が位置する側の端部を伝熱管の開口端部
に当てがい、触媒カートリッジを構成するカートリッジ
用管体の管基体の底蓋とは反対側の端部を押し治具等で
押し込むことによってカートリッジ内部に充填されてい
る触媒に圧縮力等の無理な力が作用して壁部材が膨れた
りすることがなくそのままの状態で伝熱管に円滑に挿入
することができ、伝熱管内に容易にかつ短時間でセット
することができる。
【0012】即ち、触媒カートリッジを伝熱管に装入す
るときにカートリッジ用管体の管基体の底蓋とは反対側
の螺旋体の端部を押し込むことにより、押し込み力は該
端部から螺旋体を介して底蓋に伝えられるため底蓋に作
用するだけであり、触媒カートリッジの内部に充填され
た触媒には作用せず、従ってカートリッジ用管体が膨れ
たり変形することがない。このため、伝熱管内壁との間
に余分な摩擦抵抗が作用せず触媒カートリッジが極めて
円滑に伝熱管に挿入される。従って、伝熱管内に触媒を
最密状態で能率良く充填することができる。
【0013】しかして、本発明の触媒カートリッジは内
部に管基体としての螺旋体を備えていることにより、伝
熱管内で改質ガス等のガスが螺旋体に沿って旋回して流
れることにより、管路(流路)が実質的に長くされる。
従って、単位時間、単位断面積当たりに流れるガスの質
量、所謂、質量速度が増え、伝熱係数が増える。このた
め、同じガス量を流す場合に伝熱管の伝熱面積を小さく
することができる。即ち、伝熱管の長さを小さいものと
することができる。
【0014】一方、本発明の触媒カートリッジを水平の
伝熱管に適用して使用するときには、伝熱管の運転作動
中に熱により伝熱管と螺旋体は半径方向に膨張して伸び
るが、触媒はそれ程膨張せず、伝熱管の上部(頂部)に
は例えば内径が約78.1mmの伝熱管の場合、5mm
前後の隙間ができるが、このような場合でも管基体の螺
旋体が上部隙間を螺旋体のピッチ毎にさえぎり、この隙
間が塞がれ改質ガス等のガスのショートパスが防止され
て、改質ガスが生ガスのまま排出されたり改質ガス自体
が熱で分解されてカーボンが析出されること等が防止さ
れ、改質反応等の反応が高効率で行われると共に触媒が
伝熱管の全断面にわたって均等に使用され利用率が向上
される。
【0015】本発明では、カートリッジ用管体の構成要
素である管基体の周囲を覆う壁部材としては、例えば、
細い線径の耐熱性ステンレス鋼製の金網、ポリプロピレ
ン製フィルムやポリイミド製フィルム等の樹脂製フィル
ム、或いは、紙が用いられる。なお、壁部材を前記の金
網製とすると、線径(肉厚)の小さいものであっても所
要の強度を有するので触媒を最密充填したときでも円筒
形状を自己保持することができると共に、伝熱管に挿入
するときも金属同士である故、滑り抵抗が少ないため、
挿入が円滑、容易である。また、破損に対しても強い。
【0016】そして、底蓋等の触媒カートリッジを構成
する他の部材も金属製にすれば、触媒カートリッジが装
填された伝熱管が加熱されても触媒カートリッジの構成
部材は伝熱管内にそのまま残存する。このため、触媒が
劣化して交換するときもカートリッジの形として伝熱管
からそのまま取り出すだけでよく、新しい触媒カートリ
ッジとすぐに交換することができる。
【0017】また、壁部材を前記樹脂フィルム製または
紙製とすると触媒カートリッジを軽量化できる。伝熱管
内にセットされた後に伝熱管が加熱されて所定の高温に
されると樹脂フィルム製の場合には燃焼してガスとなっ
て消滅し、また、紙製の場合には燃えて無くなるが、こ
のような場合でも触媒はそのままの状態で伝熱管内に位
置され触媒は改質作用等を阻害されることなく有効に作
用する。
【0018】請求項3のような構成とすると、上記作用
に加えて、カートリッジ用管体が保護管の内部にセット
された状態で触媒が充填されるので触媒の最密充填をさ
らに確かなものとすることができる。即ち、カートリッ
ジ用管体の外側には保護管が位置しているので該カート
リッジ用管体の安定性が増し触媒の充填作業が容易であ
ると共に保護管の外部から保護管に振動を与えつつ触媒
を充填するようにすれば振動を保護管を介して該管体に
効果的に伝えることが可能となり触媒を極めて密にカー
トリッジ用管体内に充填することができる。
【0019】そして、そのようにして触媒が充填されて
構成された触媒カートリッジを保護管に内装して保護管
と一体にしたままで持ち運びすることが可能であり、触
媒カートリッジを損傷することがない。そして、触媒カ
ートリッジを保護管と一体にしたままで保護管の該触媒
カートリッジの底蓋が位置する側の一端側を装置本体に
備え付けられた伝熱管の開口端部に接合させて触媒カー
トリッジを保護管をガイドとして保護管から押し出して
伝熱管の内部へ挿入することができる。
【0020】この場合、管基体である螺旋体の底蓋とは
反対側の端部を押し込むことにより、押し込み力は底蓋
に作用するだけで触媒には作用せずカートリッジ用管体
が膨れることがなく、膨れによる保護管内壁面および伝
熱管内壁面との間の摩擦抵抗が発生することがない。従
って、伝熱管内へ触媒カートリッジを極めて能率良く容
易に挿入することができる。
【0021】
【実施例】次に、図面に示した実施例により本発明を詳
細に説明する。図1から図3は本発明方法を説明する図
であり、図1(a)〜(e)は触媒カートリッジの製作
工程を説明する図、図2は触媒カートリッジを改質管
(伝熱管)へ挿入する要領を示す斜視図、図3は図2の
A〜A矢視断平面図、図4は本発明方法が適用される改
質管(伝熱管)を備えた流動床改質器の一実施例を示す
縦断正面図、図5は図4のB〜B矢視断面図、図6は触
媒カートリッジが装入された水平改質管の上部(頂部)
の部分の運転時の状態を示す斜視断面図、図7は触媒カ
ートリッジが装入された水平改質管の運転時の全断面状
態を示す縦断面図である。
【0022】先ず触媒カートリッジの製作方法を図1
(a)〜(e)に基づいて説明する。先ず、図1(a)
に示すような管基体20を形成する。管基体20は、中
心の軸23に伝熱管としての改質管11の内径よりも小
さい大きさの外径を有した螺旋(螺旋状羽根)22を軸
方向に所定長さ延ばして取付けて螺旋体21を形成し、
この螺旋体21の一方の端部である螺旋22と軸23の
端部に多数の孔24aが穿設された底蓋24を固着して
形成する。底蓋24は螺旋体21の螺旋22と同等の外
径とされる。
【0023】そして、図1の(b)に示すように、管基
体20の周囲に螺旋22の外周および底蓋24の周囲に
沿って壁部材としての金網26を取付けて管基体20を
覆うようにして壁面を構成する。これによりカートリッ
ジ用管体25が形成される。管基体20の底蓋24とは
反対側の端部(螺旋22と軸23の端部)は後述する触
媒カートリッジ50を伝熱管の中に挿入する時の押し部
21aとして形成される。なお、図1(a)、(b)に
はそれぞれ管基体20、カートリッジ用管体25を垂直
に立てて置いた状態を示している。
【0024】カートリッジ用管体25を構成する螺旋体
21としての螺旋22、軸23および底蓋24からなる
管基体20および壁部材としての金網26は耐熱性のス
テンレス鋼製からなり、金網26は例えば線径0.19
mm、ピッチ(開き目)0.45mmのものが用いられ
る。カートリッジ用管体21は伝熱管としての流動床改
質器1の改質管11の長さに相当する長さとされると共
に、その外径、即ち金網26の外径は改質管10内に装
入したときに改質管11の内壁面との隙間が極力小さく
なるように、改質管11の内径よりもやや小さい大きさ
にされる。
【0025】一方、図1(c)に示すように、別に、前
記カートリッジ用管体25の外径よりもやや大きく、か
つ、改質管11(図2又は図4参照)と同等の内径と
し、長さをカートリッジ用管体20と同等か、それより
もやや長くした保護管30を形成して用意する。保護管
30は材質を例えば厚紙で形成し、保護管30の内面に
樹脂を厚さ数μmコーティングして、後で説明するよう
にカートリッジ用管体25を保護管30に入れるときや
触媒カートリッジ50を保護管30から押し出すときの
滑りを良くする。そして、保護管30は、流動床改質器
1の改質管11の大きさが例えば内径78.1mm、長
さ2000mmであるときには、厚さ3mmの厚紙で内
径78mm、長さ2020mmの管とされる。
【0026】次に、前記カートリッジ用管体25を前記
厚紙製の保護管30内に挿入して両者をセットした後、
図1(d)に示すように保護管30付きのカートリッジ
用管体25をその底蓋24が底になるようにして垂直に
立てて上方の開口から触媒40をカートリッジ用管体2
5内へ落とし込んで充填する。触媒40は螺旋22に沿
って落下し底蓋24上から詰まって行く。この触媒40
の充填に際しては保護管30の外側から木槌等のハンマ
ーで振動を与えつつ充填するようにして最密充填する。
保護管30を比較的硬度のある厚紙で製作すれば振動が
保護管30から内部にセットされているカートリッジ用
管体25に良く伝わり触媒40を効果的に最密充填がで
きる。触媒40としては、例えば材質がバナジウムやニ
ッケル系で寸度が外径13mm×内径6mm×高さ13
mmの円筒形のものが使用される。
【0027】このようにしてカートリッジ用管体25内
の上部まで所定量の触媒40が充填されたら、図1
(e)に示すようにカートリッジ用管体25の上部開口
に耐熱性のステンレス鋼製で多数の孔27aを貫通して
穿設して形成された上蓋27を管基体20の押し部21
aに当てがって上蓋27とカートリッジ用管体25の金
網26とを点溶接などして固着する。このようにしてカ
ートリッジ用管体25は内部に触媒40が最密充填され
た触媒カートリッジ50として形成される。なお、触媒
カートリッジ50には前記管基体20の押し部21aと
上蓋27とによって新たな押し部が形成される。触媒カ
ートリッジ50は両端を底蓋24と上蓋27とで閉塞さ
れており、それを横にした場合にでも充填された触媒4
0は流出することはなく最密充填状態が保たれる。
【0028】そして、このようにして形成された触媒カ
ートリッジ50を流動床改質器1に設置された伝熱管と
しての改質管11の中に挿入してセットする。この要領
は図2、図3に示したようにして行う。即ち、カートリ
ッジ支持台60を予め用意する。カートリッジ支持台6
0は保護管30の外径とほぼ内径を合わせて形成した半
円形のサポート61とこのサポート61の下面に取付け
た脚62によって構成されている。脚62の下端にはキ
ャスタ63が取付けられてカートリッジ支持台60が横
方向に移動自在に構成されると共に、脚62の下部分に
は太径の脚嵌入部62aが形成されて脚62が軸方向に
伸縮自在に構成され、サポート61の上下方向の高さが
調節できるように構成されている。
【0029】62bは所定の高さ位置で脚62を脚嵌入
部62aに固定するための止め具である。なお、脚62
の伸縮手段として太径の脚嵌入部62aの代わりに油圧
ジャッキや油圧シリンダ等の手段を組み込んでもよい。
また、脚62、脚嵌入部62aの部分を例えばリンク機
構にシリンダを組み込んでシリンダを作動させることに
より、リンク機構を上下方向に動作させる構造のものと
してもよい。
【0030】このように構成された支持台60のサポー
ト61上に触媒カートリッジ50を内装した保護管30
を水平状に載置する。そして支持台60を移動させてそ
のサポート61上に載置された保護管30の触媒カート
リッジ50の底蓋24が位置する側の端部を図4に示し
たような流動床改質器1に設置された水平改質管11の
開口端部に接合する。このときサポート61の脚62を
伸縮させてその高さを改質管11の内面と保護管30の
内面が合致するように支持台60の高さを調節する。
【0031】そして、押し棒70でその先端のゴム73
を保護管30に内装された触媒カートリッジ50の後端
である触媒カートリッジ50の上蓋27部分、即ち、押
し部に当てて触媒カートリッジ50を改質管11の中に
押し込む。保護管30の内径、即ち触媒カートリッジ5
0の外径と改質管11の内径はほぼ一致させてあるので
触媒カートリッジ50は改質管11の中に円滑に挿入さ
れる。触媒カートリッジ50は改質管11の末端内部に
取付けられた環状ストッパ11cに底蓋24が当接され
るまで押し込まれる。
【0032】押し棒70は図2又は図3に示すように把
持部71とその先端のフランジ72、及びフランジ72
に取付けたゴム73で構成されている。なお、図3で
は、説明のため触媒カートリッジ50のカートリッジ用
管体25の外面と保護管30の内面との間、及び、触媒
カートリッジ50のカートリッジ用管体25の外面と改
質管11の内面との間は隙間を持たせて示されているが
実際にはこれらの隙間は殆ど存在しない。
【0033】しかして、この触媒カートリッジ50の改
質管11への挿入に当たっては、押し込み力が押し棒7
0から触媒カートリッジ50の上蓋27を介して管基体
20の押し部21aに伝えられ、さらにこの力が螺旋体
21、即ち螺旋22と軸23を介して触媒カートリッジ
50の先端に位置する底蓋24に伝えれる。そして、底
蓋24が触媒カートリッジ50全体をその進行方向の先
端位置で連れ込むので、触媒カートリッジ50の内部の
触媒に押し込み力が全く作用せず、触媒カートリッジ5
0が膨れたりすることがなく保護管30内面や改質管1
1内面との間で摩擦抵抗も発生せず、触媒カートリッジ
50は極めて円滑に改質管11内に挿入されてセットさ
れる。
【0034】次に、本発明の触媒カートリッジおよび触
媒の充填方法が適用される改質管11を備えた流動床改
質器の一実施例を図4および図5に基づいて説明する。
2は炉体であり、流動室10内には炉体2の炉底2a上
にガス分散部3が設置され、その上方の流動室10内に
はガス分散部3と所定の距離をおいて上下に複数本(本
実施例では上下4段)の伝熱管としての改質管11(触
媒管ともいう)が流動室10を横断して水平状態で配置
されている。図4に示すように、最下段と2段目、3段
目と4段目の改質管11はそれぞれ図中右端部同士を連
絡管11aで連通され、2段目と3段目の改質管11は
前記とは反対側端部を連絡管11bで連通されている。
【0035】12は例えば都市ガスやメタン等の炭化水
素系燃料とスチームとを改質管11内へ供給する下部供
給管(ヘッダ)、13は改質管11内で改質されて得ら
れた水素ガスや一酸化炭素ガスが取り出される上部排出
管(ヘッダ)である。ガス分散部3は、空気ヘッダ5か
ら分岐され炉底2a上に載置されて配置された空気管4
とこの空気管4にその軸線方向に間隔をおいて取付けら
れた多数の空気分散管6、及び、空気分散管6の上方位
置でガス燃料供給ヘッダ8から分岐されて空気管4とほ
ぼ平行に配置されたガス燃料管7、このガス燃料管7に
その軸線方向に間隔をおいて取付けられ前記隣合う空気
分散管6の間に位置された多数のガス燃料分散管9から
構成されている。
【0036】運転していないときには炉底2aから所定
高さ上方位置に上面を位置させて流動媒体16が充填
(静置)されている。なお、図4及び図5には流動媒体
16が流動化して流動床Fを形成している状態を示して
いる。流動室10の上方のフリーボード10aには燃焼
排ガス取出管15が取付けられている。15aは排ガス
排出管である。
【0037】しかして、各々の改質管11内には触媒カ
ートリッジ50が前記した要領で挿入されて装備されて
いる。なお、各改質器11内の触媒カートリッジ50は
その先端側端部の底蓋24を環状ストッパ11cに当接
されると共に、その後端部の上蓋27部をそれぞれヘッ
ダ12、13が位置する側の改質管11の端部側を抑え
筒14(なお、この抑え筒14はヘッダ12、13と改
質管11内部が連通される構造とされている)によって
押し込まれることにより改質管11の内部に押圧される
ようにして装填される。
【0038】そして、流動床改質器1は運転開始に際し
てはガス分散部3の空気分散管6とガス燃料分散管9か
らそれぞれ燃焼空気とガス燃料を流動室10内へ供給し
て流動媒体16を流動化させてガス燃料を燃焼させ、先
ず流動床Fの予熱を行う。流動床Fの温度が例えば60
0℃程度に達すると予熱が終了する。
【0039】この後、流動床改質器1は正運転に入り、
ガス燃料供給と空気供給がさらに増加されて流動床Fは
さらに層高が高くなると共に所定の高温度、例えば約8
00℃の均等な温度に保たれる。そして、改質管11は
流動床Fに接触して均等に加熱され、例えば改質原料と
しての都市ガス等の炭化水素系燃料とスチームが下部供
給管12から最下段の改質管11内の触媒カートリッジ
50へその端部の上蓋27の多数の孔27aを通って供
給され、該改質管11内の触媒カートリッジ50内部の
触媒40層を通過してもう一方の端部の底蓋24部に至
り、底蓋24の多数の孔24aを通過し、連絡管11a
を介して上段側の改質管11内の触媒カートリッジ50
内へ流れる。以後、連絡管11b、11aを経由してさ
らに上段側の改質管11内の触媒カートリッジ50内へ
と流れる。
【0040】この間で、炭化水素系燃料とスチーム、お
よび触媒40は流動床Fから均等に熱を吸収しつつ、触
媒40の作用で炭化水素系燃料は水素ガスや一酸化炭素
ガスの濃度の高いガスに改質される。このようにして得
られたガスは最上段の改質管11の上部排出管13から
取り出され、水素ガスは燃料電池等に利用される。燃料
排ガスはフリーボード10aを上昇し、排ガス取出管1
5へ吸引され排ガス排出管15aから外部へ排出され
る。
【0041】しかして、触媒カートリッジ50は内部に
螺旋体21を備えていることにより、改質管11内で改
質ガスが螺旋体21の螺旋22に沿って旋回して流れる
ことにより、実質的に管路(流路)が長くされる。従っ
て、単位時間、単位断面積当たりに流れる改質ガスの質
量、所謂、質量速度が増え、伝熱係数が増す。このた
め、同じガス量を流す場合に改質管11の伝熱面積を小
さくすることができる。即ち、改質管11の長さを小さ
いものとすることができる。
【0042】そして、改質作用に際して、流動床Fの約
800℃の高熱により改質管11と螺旋体21の螺旋2
2は半径方向に膨張して伸びるが、触媒40はそれ程膨
張せず、改質管11の上部(頂部)には例えば内径が7
8.1mmの改質管の場合、5mm前後の隙間CLがで
きるが、図6及び図7に示すように、このような場合で
も螺旋22が隙間CLを螺旋22の取付ピッチ毎にさえ
ぎることになる。即ち、上部隙間CLを流れるガス流S
は螺旋22の所に至ると螺旋22に当てられて流れが下
方に向けられて触媒40の充填層の方へ流されるように
なる。従って、メタンガス等の改質ガスのショートパス
が防がれて改質ガスが生ガスのまま排出されたり、改質
ガス自体が高熱で分解されてカーボンが析出したりする
ことがなく、改質反応を高効率で行うことができると共
に触媒40が改質管11の全断面にわたって均等に使用
され触媒40の利用率を向上することができる。
【0043】本実施例では改質管11は水平状態で配置
されており、垂直方向での触媒層の厚みが薄いものとさ
れている。このため、この流動床改質器1を運転・停止
が比較的頻繁に行われる燃料電池用改質装置として用い
ても、改質管11が熱により膨張して収縮したときに触
媒40の充填層が圧縮されることがなく、従って、触媒
40自体が圧潰・粉砕されることはない。
【0044】そして、本実施例では触媒カートリッジ5
0を構成するカートリッジ用管体25、上蓋27は金属
製であるため、改質器1が運転されて改質器11が熱せ
られても改質管11内部にそのまま残存しており、触媒
40が劣化して交換するときでも、カートリッジとして
そのまま取り出すことができ、新しい触媒カートリッジ
50と交換を容易に行うことができる。
【0045】以上の実施例では触媒カートリッジ50を
形成するのに保護管30を用いた場合を説明したが、本
発明では、保護管30は必ずしも用いなくてもカートリ
ッジ用管体25に触媒40を最密に充填して触媒カート
リッジ50を形成することができる。
【0046】また、触媒カートリッジ50としては1本
の改質管11に対して1本とする必要はなく、長さの短
い触媒カートリッジ50を製作して1本の改質管11に
複数本装填するようにすることもできる。このような場
合は改質管11の長さが長い場合には改質管11への挿
入も容易であり、また、触媒カートリッジ50の持ち運
びも容易であって好都合である。
【0047】一方、上記実施例において、カートリッジ
用管体25は線径の小さい金網で構成されていることに
より軽量であると共に内部を目視することが可能であ
り、保護管30を用いずに該カートリッジ用管体25に
触媒40を充填するときは、内部の充填状況を監視しつ
つ充填作業が行え、最密充填をより確かに行うことがで
きる。なお、保護管30に内装して触媒40を充填する
場合でも、保護管30から抜いて充填状態を目視で確認
することもできる。
【0048】また、本実施例のようにカートリッジ用管
体25を保護管30の内部に装入した状態で触媒40を
充填する場合には、保護管30は紙製であるのでカート
リッジ用管体25内への触媒の充填作業を外部から目視
で監視しつつ行うことができない。従って、これに対処
するために保護管30をアクリル樹脂等の透明性の樹脂
や内部を見通すことのできる材質のもので製作すること
により、最密充填をより有効に行うようにすることがで
きる。
【0049】また、本発明では、カートリッジ用管体2
5の壁部材を金網26で構成する代わりに、ポリプロピ
レン製フィルムやポリイミド製フィルム等の樹脂製フィ
ルム、或いは紙製で構成することもできる。樹脂製フィ
ルムで構成する場合は、持ち運ぶときや触媒40を充満
するとき、又は、触媒カートリッジ50を保護管30か
ら押し出すときにも自己円筒形状を保持できるような強
度を有する厚みの薄い樹脂製フィルムとし、管基体20
の周囲に該樹脂製フィルムを巻き、管基体20と樹脂製
フィルムとを接着剤で充分に接着してカートリッジ用管
体25を形成する。樹脂製フィルムは例えば厚み50μ
mとされる。
【0050】このように壁部材を樹脂製としたカートリ
ッジ用管体25を用いて触媒カートリッジ50を構成し
た場合には、前記の流動床Fの予熱時に改質管11が例
えば600℃に加熱されてカートリッジ用管体25を構
成する樹脂が高温で燃焼してガスとなり上部排出管13
から排出され、改質管11内には、金属製である螺旋体
21(螺旋22、軸23)、底蓋24、上蓋27とが触
媒40とともに残り、触媒40がそのまま充填された状
態で維持される。なお、壁部材を紙で構成した場合は紙
が燃えて消滅し、螺旋体21、底蓋24、上蓋27が残
る。
【0051】また、以上の実施例では改質管11の加熱
源として流動床Fを用いた場合の流動床改質器1を示し
たが、本発明では加熱源を燃焼バーナとした改質器であ
ってもよい。また、流動床改質器の改質管は水平に設置
されたものを示したが、勿論、竪型に設置された流動床
改質器であっても本発明は有効に適用される。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、請求項1及び2のような構成とすることによ
り、触媒を触媒カートリッジとしてそのまま伝熱管内へ
挿入することができるので、伝熱管内に容易にかつ短時
間に能率よくセットすることができる。そして、該触媒
カートリッジは装置本体に備え付けられた伝熱管とは別
の位置で単独に製作可能であるので、触媒は管体内へ最
密に充填することができる。従って、伝熱管内に触媒を
最密状態で能率良く充填することができる。
【0053】そして、触媒カートリッジを伝熱管に装入
するときにカートリッジ用管体の管基体の底蓋とは反対
側の螺旋体の端部を押し込むことにより、押し込み力は
該端部から螺旋体を介して底蓋に伝えられるため底蓋に
作用するだけであり、触媒カートリッジの内部に充填さ
れた触媒には作用せず、従ってカートリッジ用管体が膨
れたり変形することがない。このため、伝熱管内壁との
間に余分な摩擦抵抗が作用せず触媒カートリッジが極め
て円滑に伝熱管に挿入される。従って、伝熱管内に触媒
を最密状態で能率良く充填することができる。
【0054】また、触媒カートリッジは内部に管基体と
しての螺旋体を備えていることにより、伝熱管内で改質
ガス等のガスが螺旋体に沿って旋回して流れ、管路(流
路)が実質的に長くされる。従って、単位時間、単位断
面積当たりに流れるガスの質量、所謂、質量速度が増
え、伝熱係数が増える。このため、同じガス量を流す場
合に伝熱管の伝熱面積を小さくすることができる。即
ち、伝熱管の長さを小さいものとすることができる。
【0055】さらに、触媒カートリッジを水平の伝熱管
に適用して使用するときには、伝熱管の運転作動中に熱
により伝熱管と螺旋体は半径方向に膨張して伸びるが、
触媒はそれ程膨張せず、伝熱管の上部(頂部)には所定
の隙間ができるが、このような場合でも管基体の螺旋体
が上部隙間を螺旋体のピッチ毎にさえぎり、この隙間が
塞がれ改質ガス等のガスのショートパスが防止され、改
質ガスが生ガスのまま排出されたり改質ガス自体が熱で
分解されてカーボンが析出されること等が防止され、改
質反応等の反応が高効率で行われると共に触媒が伝熱管
の全断面にわたって均等に使用され触媒の利用率が向上
される。
【0056】請求項3のような構成とすることにより、
上記効果に加えて、カートリッジ用管体が保護管の内部
にセットされた状態で触媒が充填されるので触媒の最密
充填をさらに確かなものとすることができる。即ち、カ
ートリッジ用管体の外側には保護管が位置しているので
該管体の安定性が増し触媒の充填作業が容易であると共
に保護管の外部から保護管に対して振動を与えつつ触媒
を充填すると振動を保護管を介して該管体に効果的に伝
えることが可能となり触媒を極めて密に該管体内に充填
することができる。
【0057】そして、そのようにして触媒が充填されて
構成された触媒カートリッジを保護管に内装して保護管
と一体にしたままで持ち運びすることが可能であり、触
媒カートリッジを損傷することがなく、また、触媒カー
トリッジを保護管と一体にしたままで保護管の触媒カー
トリッジの底蓋が位置する側の一端側を装置本体に備え
付けられた伝熱管の開口端部に接合させて触媒カートリ
ッジの底蓋とは反対側の管基体の端部に押し込み力を作
用させて触媒カートリッジを保護管をガイドとして保護
管から押し出して伝熱管の内部へそのまま挿入すること
ができる。従って伝熱管内へ触媒カートリッジを極めて
能率良く容易に挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は本発明の実施例に係る触媒カ
ートリッジの製作工程を説明する図であり、(a)は螺
旋体の端部に底蓋を固着した状態を示す斜視図、(b)
はカートリッジ用管体を示す斜視図、(c)は保護管を
示す斜視図、(d)はカートリッジ用管体を保護管内に
セットした状態で触媒を充填している状態を示す斜視
図、(e)は触媒の充填を終えて上蓋を取付けるときの
状態を示し、触媒カートリッジが完成される直前の状態
を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係る触媒カートリッジを改質
管へ挿入する要領を示す斜視図である。
【図3】図2のA〜A線矢視断平面図である。
【図4】本発明方法が適用される改質管を備えた流動床
改質器の一実施例を示す縦断正面図である。
【図5】図4のB〜B線矢視断面図である。
【図6】触媒カートリッジが装入された水平改質管の上
部(頂部)の部分の運転時の状態を示す斜視断面図であ
る。
【図7】触媒カートリッジが装入された水平改質管の運
転時の全断面(改質管の軸線と直交する断面)状態を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 流動床改質器 10 流動室 11 改質管(伝熱管) F 流動床 20 管基体 21 螺旋体 21a 押し部 22 螺旋 23 軸 24 底蓋 24a 孔 25 カートリッジ用管体 26 金網(壁部材) 27 上蓋 27a 孔 30 保護管 40 触媒 50 触媒カートリッジ 60 支持台 70 押し棒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝熱管の内径よりやや小さい外径を有し
    軸方向に所定の長さ延びた螺旋体と、この螺旋体の軸方
    向の一端に固着され多数の孔が穿設され螺旋体と同等の
    外径とした底蓋とで管基体を形成し、この管基体の外周
    面を壁部材で覆ってカートリッジ用管体を形成し、この
    カートリッジ用管体内に触媒を密に充填して伝熱管装入
    用のカートリッジとして形成したことを特徴とする伝熱
    管用触媒カートリッジ。
  2. 【請求項2】 伝熱管内へ触媒を充填する際に、先ず、
    伝熱管の内径よりやや小さい外径を有し軸方向に所定の
    長さ延びた螺旋体とこの螺旋体の軸方向の一端に固着さ
    れ多数の孔が穿設され螺旋体と同等の外径とした底蓋と
    で管基体を形成しこの管基体の外周面を壁部材で覆って
    カートリッジ用管体を形成し、この管体に触媒を密に充
    填して触媒カートリッジを製作し、然る後、この触媒カ
    ートリッジの前記底蓋とは反対側の管基体の端部を押し
    て触媒カートリッジをそのまま伝熱管内へ挿入するよう
    にしたことを特徴とする伝熱管内への触媒の充填方法。
  3. 【請求項3】 伝熱管内へ触媒を充填する際に、先ず、
    伝熱管の内径よりやや小さい外径を有し軸方向に所定の
    長さ延びた螺旋体とこの螺旋体の軸方向の一端に固着さ
    れ多数の孔が穿設され螺旋体と同等の外径とした底蓋と
    で管基体を形成しこの管基体の周囲を壁部材で覆ってカ
    ートリッジ用管体を形成し、この管体を両端が開口され
    伝熱管と内径をほぼ同一とした軽量の保護管内に挿入し
    てセットし、該カートリッジ用管体と保護管とを該カー
    トリッジ用管体の底蓋が位置する側を底にして立てた状
    態で該カートリッジ用管体内へ上方から触媒を入れて密
    に充填して該カートリッジ用管体を触媒カートリッジと
    して製作し、該触媒カートリッジを内装した保護管の該
    触媒カートリッジの底蓋が位置する側の一端側を伝熱管
    の開口端に接合させ、然る後、該触媒カートリッジの前
    記底蓋とは反対側の管基体の端部を押し込むことにより
    該触媒カートリッジを保護管から押し出してそのまま伝
    熱管内へ挿入するようにしたことを特徴とする伝熱管内
    への触媒の充填方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000003579A2 (en) * 1998-07-16 2000-01-27 Haldor Topsøe A/S Synthesis gas production by steam reforming using reactors the walls of which are catalytic
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