JPH066461Y2 - シ−ル鉛電池 - Google Patents
シ−ル鉛電池Info
- Publication number
- JPH066461Y2 JPH066461Y2 JP1985098522U JP9852285U JPH066461Y2 JP H066461 Y2 JPH066461 Y2 JP H066461Y2 JP 1985098522 U JP1985098522 U JP 1985098522U JP 9852285 U JP9852285 U JP 9852285U JP H066461 Y2 JPH066461 Y2 JP H066461Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cathode
- plate
- anode plate
- battery
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、シール鉛電池に関するものである。
従来の技術 一般にシール鉛電池では、リテーナと称されるガラス繊
維等の不織布あるいは織布を隔離体として使用し、陽極
板および陰極板の間に配し陽極板および陰極板の接触に
よる短絡を防止している。
維等の不織布あるいは織布を隔離体として使用し、陽極
板および陰極板の間に配し陽極板および陰極板の接触に
よる短絡を防止している。
考案が解決しようとする問題点 鉛電池は、鉛合金の格子状集電体に活物質を充填したも
のを電極として用いている。
のを電極として用いている。
従来の自動車用、あるいは、据置用の鉛電池の格子合金
は鉛−アンチモン系が用いられていたが、近年、電池の
メンテナンスフリーを目的とする鉛−カルシウム系が採
用されるようになってきており、シール鉛電池において
も、格子合金として、アンチモンフリーの、例えば先に
述べた鉛−カルシウム合金が採用されている。
は鉛−アンチモン系が用いられていたが、近年、電池の
メンテナンスフリーを目的とする鉛−カルシウム系が採
用されるようになってきており、シール鉛電池において
も、格子合金として、アンチモンフリーの、例えば先に
述べた鉛−カルシウム合金が採用されている。
しかし、これらの鉛−カルシウム系合金格子を用いた鉛
電池では、陽極板が粒界腐食によるいわゆる伸びを生じ
る。この伸びにより陽極板は方形からいわゆるタル形に
極板面方向に肥大する。ところが、左右および下方向は
電槽により、伸びの限界が存在し、また極板の耳部は、
ストラップによって固定されているため、伸びの応力が
逃げ易い方向は陰極板ストラップ下部だけであり、その
部分の陽極板の伸びが最大となる。即ち、第3図に示す
ように、陽極板1は、粒界腐食による伸びによって陰極
ストラップ6の下部側において上方向に伸び、その陽極
板1の伸びがセパレータ3の上部において、陰極耳部8
あるいは陰極ストラップ6と接触することによって短絡
が生じ、電池短寿命の原因になる。
電池では、陽極板が粒界腐食によるいわゆる伸びを生じ
る。この伸びにより陽極板は方形からいわゆるタル形に
極板面方向に肥大する。ところが、左右および下方向は
電槽により、伸びの限界が存在し、また極板の耳部は、
ストラップによって固定されているため、伸びの応力が
逃げ易い方向は陰極板ストラップ下部だけであり、その
部分の陽極板の伸びが最大となる。即ち、第3図に示す
ように、陽極板1は、粒界腐食による伸びによって陰極
ストラップ6の下部側において上方向に伸び、その陽極
板1の伸びがセパレータ3の上部において、陰極耳部8
あるいは陰極ストラップ6と接触することによって短絡
が生じ、電池短寿命の原因になる。
本考案は上記欠点を除去することを目的とするものであ
る。
る。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するために、本考案は、極板群の両端
に陰極板を配したとともに、該陰極板の底部が当接する
突起部を電槽内側部に具備し、陽極板の下側に空間を配
置したものである。
に陰極板を配したとともに、該陰極板の底部が当接する
突起部を電槽内側部に具備し、陽極板の下側に空間を配
置したものである。
作用 これにより、陽極板の伸びを極板群の下方向へ逃がすこ
とにより、陽極板と陰極板の耳およびストラップとの短
絡を防止し、電池短寿命を解消することができる。
とにより、陽極板と陰極板の耳およびストラップとの短
絡を防止し、電池短寿命を解消することができる。
実施例 本考案の一実施例を第1図、第2図により説明する。
極板群の両端に陰極板2を配したとともに、該陰極板2
の底部が当接する突起部4を電槽内側部9に具備し、陽
極板1の下側に空間5を配置させる。これにより、陽極
板1に粒界腐食による伸びが生じても、その陽極板1の
伸びる方向は下方向の空間5にあり、陽極板1と陰極耳
部4との接触は起こらず、電池寿命性能の改善が得られ
た。
の底部が当接する突起部4を電槽内側部9に具備し、陽
極板1の下側に空間5を配置させる。これにより、陽極
板1に粒界腐食による伸びが生じても、その陽極板1の
伸びる方向は下方向の空間5にあり、陽極板1と陰極耳
部4との接触は起こらず、電池寿命性能の改善が得られ
た。
また、電槽内側部に突起部4を具備した本考案鉛電池に
よれば、極板群を収納する際の位置ずれは、極板群両端
に配した陰極板2の底部が突起部4と当接することによ
り解消でき、耳位置の不ぞろいがなくなり、ストラップ
部分の溶接不良も皆無になるとともに電池組立工程にお
ける時間短縮が計れた。
よれば、極板群を収納する際の位置ずれは、極板群両端
に配した陰極板2の底部が突起部4と当接することによ
り解消でき、耳位置の不ぞろいがなくなり、ストラップ
部分の溶接不良も皆無になるとともに電池組立工程にお
ける時間短縮が計れた。
また、陽極板1の下に空間5を配置したことにより、電
解液注液の際に、電解液と酸素ガスとで飽和状態とな
り、電解液が注液口から吹き出し規定液量を注液するの
に従来は大変時間を要していたが、空間5に電解液を溜
めることにより注液時間が著しく短縮される。また、こ
の場合、セパレータ3を極板群下側に、該極板群よりも
長くして、空間5に突き出すことにより、空間5に電解
液を溜めてもセパレータ3で吸い上げるため遊離電解液
になることはない。
解液注液の際に、電解液と酸素ガスとで飽和状態とな
り、電解液が注液口から吹き出し規定液量を注液するの
に従来は大変時間を要していたが、空間5に電解液を溜
めることにより注液時間が著しく短縮される。また、こ
の場合、セパレータ3を極板群下側に、該極板群よりも
長くして、空間5に突き出すことにより、空間5に電解
液を溜めてもセパレータ3で吸い上げるため遊離電解液
になることはない。
次に、極板群の両端に陰極板2を配したとともに該陰極
板2の底部が当接する突起部4を電槽内側部9に具備
し、陽極板1の下側に空間5を配置した本考案によるシ
ール鉛電池(本考案品)と従来のシール鉛電池(従来
品)との寿命性能を40℃のSAE規格による寿命試験
について比較した。使用したシール鉛電池は何れもNS
40ZA型であり、第4図に示すように、従来品は短絡
により充放電回数5000回前後で寿命に達するのに対
し、本考案品では6000回前後と著しく優れている。
板2の底部が当接する突起部4を電槽内側部9に具備
し、陽極板1の下側に空間5を配置した本考案によるシ
ール鉛電池(本考案品)と従来のシール鉛電池(従来
品)との寿命性能を40℃のSAE規格による寿命試験
について比較した。使用したシール鉛電池は何れもNS
40ZA型であり、第4図に示すように、従来品は短絡
により充放電回数5000回前後で寿命に達するのに対
し、本考案品では6000回前後と著しく優れている。
考案の効果 上述せる如く、本考案によれば、極板群の両端に陰極板
を配するとともに、該陰極板の底部が当接する突起部を
電槽内側部に具備したことにより、極板群収納の際発生
する位置ずれは起こらず電池組立工程における時間短縮
を大巾に計ることができ、また、陽極板下側に空間を配
置したことにより、陽極板の伸びによる陰極板との短絡
は皆無となり電池寿命が著しく延長される等実用的価値
甚だ大なるものがある。
を配するとともに、該陰極板の底部が当接する突起部を
電槽内側部に具備したことにより、極板群収納の際発生
する位置ずれは起こらず電池組立工程における時間短縮
を大巾に計ることができ、また、陽極板下側に空間を配
置したことにより、陽極板の伸びによる陰極板との短絡
は皆無となり電池寿命が著しく延長される等実用的価値
甚だ大なるものがある。
第1図は本考案の一実施例を示す側面断面図、第2図は
同じく正面断面図、第3図は従来のシール鉛電池を示す
正面断面図、第4図は本考案によるシール鉛電池と従来
のシール鉛電池との寿命試験結果を示す曲線図である。 1は陽極板、2は陰極板、3はセパレータ、4は空間
部、5は空間、6は陰極ストラップ、7は電槽、8は陰
極耳部、9は電槽内側部。
同じく正面断面図、第3図は従来のシール鉛電池を示す
正面断面図、第4図は本考案によるシール鉛電池と従来
のシール鉛電池との寿命試験結果を示す曲線図である。 1は陽極板、2は陰極板、3はセパレータ、4は空間
部、5は空間、6は陰極ストラップ、7は電槽、8は陰
極耳部、9は電槽内側部。
Claims (1)
- 【請求項1】陽極板と、陰極板と、両極板間に介在する
保液性を有する隔離体よりなり、極板群の両端に陰極板
を配するとともに、該陰極板の底部が当接する突起部を
電槽内側部に具備し、陽極板の下側に空間を配置したこ
とを特徴とするシール鉛電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985098522U JPH066461Y2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | シ−ル鉛電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985098522U JPH066461Y2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | シ−ル鉛電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS627164U JPS627164U (ja) | 1987-01-16 |
JPH066461Y2 true JPH066461Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=30966531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985098522U Expired - Lifetime JPH066461Y2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | シ−ル鉛電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066461Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7282869B2 (ja) * | 2019-02-18 | 2023-05-29 | エナジーウィズ株式会社 | 鉛蓄電池 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57182977A (en) * | 1981-05-07 | 1982-11-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Lead-acid battery |
JPS5891870U (ja) * | 1981-12-16 | 1983-06-21 | 株式会社ユアサコーポレーション | 密閉形蓄電池 |
-
1985
- 1985-06-28 JP JP1985098522U patent/JPH066461Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS627164U (ja) | 1987-01-16 |
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