JPH066446U - 転炉炉体上部ライニング材の支持構造 - Google Patents

転炉炉体上部ライニング材の支持構造

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JPH066446U
JPH066446U JP4359692U JP4359692U JPH066446U JP H066446 U JPH066446 U JP H066446U JP 4359692 U JP4359692 U JP 4359692U JP 4359692 U JP4359692 U JP 4359692U JP H066446 U JPH066446 U JP H066446U
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山田榮喜
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転炉炉口れんがの脱落防止構造と絞り部用内
張りれんがの脱落構造に関するものである。 【構成】 炉口鉄皮内面に張合わせた鋼板に引掛け金物
を嵌込んだれんがを連結する炉口れんが脱落防止構造。
支持金物をねじ込んだ内張りれんがを作製し、鉄皮に支
持金物を取付け、所定の間隙を介して前記支持金物埋込
みれんがを配設し、要所で前記支持金物と鉄皮を連結
し、鉄皮とれんが間に不定形耐火物を流し込む絞り部内
張りれんが脱落防止構造 【効果】 炉口れんが脱落防止構造及び内張りれんが脱
落防止構造の採用により転炉炉体上部ライニング材全体
の脱落防止が強化され、従来構造より、施工時間短縮及
び施工費を低減できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は転炉炉口れんがの脱落防止構造と絞り部用内張りれんがの脱落防止構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
転炉炉口れんがの脱落防止構造については、従来、図16に示すように炉口れ んが17の上面から押さえ金物18で押さえるか、炉口れんがを鉄板ケース19 で包んでケース間を溶接するなどの脱落防止構造をとっていた。
【0003】 一方、転炉絞り部用内張りれんがの脱落防止構造については、特開平1−30 9915号公報で開示されている構造がある。この構造は図13、図14に示す ように転炉絞り部パーマネントれんが24の内側に所定の間隔をおいて引掛け金 物20を取り付けた内張りれんが21を配設し引掛け金物の他端部をリング状鋼 材22で係止めし、不定形耐火物23を充填した内張りれんがの脱落防止構造と なっており、また、パーマネントれんがの内側に所定の間隔をおいて引掛け金物 を取り付けた内張りれんがを配設し、引掛け金物の他端部を下方または隣接する 内張りれんがの冷端面に係合し、不定形耐火物を充填した内張りれんがの脱落防 止構造となっている。実開昭62−120199号公報では、隣接する内張りれ んがをコの字型金物で連結する構造と、図15に示すように、縦断がほぼ平行四 辺形の係合孔付き溝を備えたブロック26をパーマネントれんがライニング27 の内側に添って配設し、引張り金物28を係合い孔付き溝に差し込み、引張り金 物の他端を炉体鉄皮に取付ける転炉絞り部ライニングの脱落防止構造が開示され ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の転炉炉口れんがの脱落防止構造において、押さえ金物で押さえる構造は 、押さえ金物が溶損し押さえ機能が劣化する問題があり、また、炉口れんがの鉄 板ケーシング間を溶接で繋ぐ方式は、炉体鉄皮とは何ら連結されていないために 炉口れんがが脱落しやすい問題があった。
【0005】 一方、従来の転炉絞り部用内張りれんがの脱落防止構造においては、特開平1 −309915号公報で開示されている構造は、炉体鉄皮と絞り部ライニングが 連結されていないため、内張りれんがが局部溶損し一部が脱落すると脱落部が拡 大しやすい問題がある。また、実開昭62−120199号公報で開示されてい る隣接する内張りれんがをコの字型金物で連結する構造は上記と同様な問題があ り、引張り金物を炉体鉄皮に直付けする構造は、引張り金物の取付けに時間がか かり内張りれんが各段毎の取りつけになるため作業能率が低下する、施工費用が 高いなどの問題があった。
【0006】 本考案は、上述した課題を解消するため、優れた転炉炉体上部ライニング脱落 防止構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び実施例】
第一の考案は、鋳鉄製炉口鉄皮の炉内側に溶接強化するための鋼板をボルト締 めで炉体鉄皮側に固定し、引掛け金物の係止め溝孔を設けた炉口れんがにほぼZ 字形状引掛け金物の一端を係止めし、該れんがを配列して引掛け金物の他端を前 記鋼板に溶接することを特徴とする転炉炉口れんがの脱落防止構造である。以下 、手段の詳細を図1、図2、図3、図4、図5に示す実施例に基づいて述べる。 鋳鉄製炉口鉄皮1に張り合わせ、ほぼZ字形状引掛け金物2を溶接するための鋼 板3には厚み9mmを使用する。炉口れんが4はMgO−C質で、鉄板ケース5 で包まれ、縦断面が5角形状である。また、該レンガの背面から側面に掛けて片 面に溶接部溝6と反対側に係止め用孔7を加工してある。尚、溝孔部分の鉄板ケ ースはれんが加工前に切り取っておく。溶接部溝の深さは引掛け金物よりプラス 4mmで余裕を持たせ、必要な溶接強度に合わせて溝径を設定する。係止め用孔 は背面から側面に沿って100mm長さで溝を切り、先端かられんがの横方向に 30mm深さで16φの穴を明ける。 図5中30は絞り部用内張れんがを示す。
【0008】 第二と第三の考案は、縦断面がほぼ平行四辺形状の転炉絞り部用内張りれんが の背面に穴ねじ加工した金物を打込み、前記金物に足部をねじ切りしたY字(第 二の考案)とL字(第三の考案)形状金物をねじ込んだことを特徴とする転炉絞 り部用内張りれんがである。手段の詳細を図9、図11、図12に示す実施例に 基づいて述べる。内張りれんが8はMgO−C質である。埋込み用金物10は太 さ14φ、40mm長さで、内径8φのねじ加工をしてあり、内張りれんがの背 面にハンマーとドリルで明けた穴に打込む。Y字形状金物11とL字形状金物1 6は太さ12φ、ねじ径8φで、前記埋込み用金物の穴にねじ込む。
【0009】 第四の考案は、パーマネントれんがを配設せず、炉体鉄皮に直接、複数の不定 形耐火物支持用Y字形状金物と引っ掛け孔を穿設した複数の鋼部材を溶接し、第 二と第三の考案の内張りれんがを所定の間隔をおいて配列し、該内張りれんがの 一部に取り付けられたL字形状金物を炉体鉄皮に溶接した引っ掛け孔を穿設した 鋼部材に引っ掛ける。配列された該れんがと炉体鉄皮間に不定形耐火物を流し込 み一体構造にすることを特徴とする転炉絞り部用内張りれんがの脱落防止構造で ある。手段の詳細を図5、図6、図7、図8、図10に示す実施例に基づいて述 べる。不定形支持用Y字形状金物12は太さ12φで炉体鉄皮に直接溶接し、設 置間隔は150〜200mmで、不定形耐火物13流込み時の流動性と施工体の 強度により設定する。炉体鉄皮14と内張りれんがの間隔は114mmであるが 、ライニング形状及び使用目的に合わせて任意に設定できる。引掛け金物16は 太さ12φ、ねじ径8φ、ねじ切り長さ18mmで、該埋込み用金物の穴にねじ 込み、他端は引張り鋼部材15に20φの穴を明け連結する。鋼部材15は平鋼 厚み9mm、幅114mmで、ライニングに合わせ任意に設定でき、使用鋼材と しては山形鋼、丸棒、形状はリング状、鉤状などでもよい。設置数については、 ほぼ等間隔に格段5ヵ所〜10ヵ所で、内張りライニングのたわみ及び埋込み用 金物の抜けを考慮し任意に設定できる。不定形耐火物13は硬化時間が短く接着 の強い樹脂系バインダー混練タイプを使用するが、使用条件によっては水系混練 タイプでもよい。
【0010】
【考案の効果】
(1)鋳鉄製炉口金物に溶接を強化するための鋼板を張り合わせることにより、 溶接強度が確保され、炉口れんがを炉口金物側に確実に連結でき、れんがの脱落 が防止される。
【0011】 (2)パーマネントれんがの廃止と不定形耐火物化により、パーマネントれんが の脱落が解消された。不定形耐火物支持金物及び引張り金物の取りつけが容易に なった。また不定形耐火物自体が炉体鉄皮と内張りれんがを連結し、引張り金物 の役目を果たすため、金物の取り付け数を減らし、施工費及び施工時間が短縮で きる。
【0012】 (3)炉口れんがの脱落防止構造と絞り部用内張りれんがの脱落防止構造を組み 合わせて同時に行うことにより、炉口れんが及び内張りれんがの一方が溶損によ り脱落しても、その後の連鎖的な拡大が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の一実施例を示す図で、転炉炉口部全
体の縦断面図。
【図2】請求項1の一実施例を示す図で、図1の鎖線I
の沿う炉口れんがの横断面図。
【図3】請求項1の一実施例を示す図で、ほぼZ字形状
引掛け金物の単体図。
【図4】請求項1の一実施例を示す図で、図1の鎖線I
の沿う炉体上部から見た炉口部の平面図。
【図5】実施例における、炉体の縦断面図。
【図6】請求項4の一実施例を示す図で、内張りれんが
脱落防止構造の平面図。
【図7】請求項4の一実施例を示す図で、不定形支持用
Y字形状金物取付け位置の縦断面図。
【図8】請求項4の一実施例を示す図で、引掛け金物取
付け位置の縦断面図。
【図9】請求項2及び3の一実施例を示す図で、図9は
内張りれんが支持用Y字形ねじ切り金物取り付けの縦断
面組立て図。
【図10】請求項4の一実施例を示す図で、不定形支持
用Y字形状金物の単体図。
【図11】請求項2及び3の一実施例を示す図で、L字
形状引掛け金物の単体図。
【図12】請求項2及び3の一実施例を示す図で、引掛
け金物取り付けの縦断面図。
【図13】従来の技術を示を示す図で、引掛け金物をれ
んがに埋め込んだ状態の縦断面図。
【図14】従来の技術を示を示す図で、内張りれんが脱
落防止構造の縦断面図。
【図15】従来の技術を示を示す図で、内張りれんが脱
落防止構造の縦断面図。
【図16】従来の技術を示を示す図で、炉口部の縦断面
図と平面図の組合わせ図。
【符号の説明】
1…鋳鉄製炉口鉄皮 2…Z字形状引掛
け金物 3…鋼板 4…炉口れんが 5…鉄板ケース 6…溶接部溝 7…係止め用溝孔 8…内張りれん
が 9…埋込み金物用穴 10…埋込み用金
物 11…内張りれんが支持用Y字形状ねじ切り金物 12…不定形耐火物支持用Y字形状金物 13…不定形耐火物 14…炉体鉄皮 15…引張り金物 16…鉤型引張り
金物 17…炉口れんが 18…炉口鉄皮 19…鉄板ケース 20…引掛け金物 21…内張りれんが 22…リング状鋼
材 23…不定形 24…パーマネン
トライニング 25…炉体鉄皮 26…内張りれん
が 27…パーマネントライニング 28…引張り金物 29…炉体鉄皮 30…絞り部用内
張りれんが
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鰹谷武志 室蘭市仲町12番地 新日本製鐵株式会社室 蘭製鐵所内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転炉炉口れんがの支持構造において、炉
    頂炉体鉄皮の内面に周設し、下端から炉外側に延びた輪
    縁部で炉体鉄皮にボルト固定された鋼板を備え、鋼板で
    被包した炉口れんがブロックは、側面と背面にほぼZ字
    状金物を埋設する差し込み孔と溝を備え、一端を炉頂炉
    体鉄皮内面に周設した前記鋼板に固定され他部は炉口れ
    んがブロックの前記差し込み孔と溝に埋設されたほぼZ
    字型の金物を備えることを特徴とする転炉炉口れんがの
    支持構造。
  2. 【請求項2】 縦断面がほぼ平行四辺形状の転炉絞り部
    用内張りれんがにおいて、該れんがの背面にはねじ穴加
    工した金物が埋め込まれており、前記ねじ穴には足部が
    ねじ切りされたY字型金物がねじ込まれていることを特
    徴とする転炉絞り部用内張りれんが。
  3. 【請求項3】 縦断面がほぼ平行四辺形状の転炉絞り部
    用内張りれんがにおいて、該れんがの背面にはねじ穴加
    工した金物が埋め込まれており、前記ねじ穴には足部が
    ねじ切りされたL字型金物がねじ込まれていることを特
    徴とする転炉絞り部用内張りれんが。
  4. 【請求項4】 転炉絞り部用内張りれんがの支持構造に
    おいて、該絞り部の炉体鉄皮内面に固定した複数のY字
    型金物と引っ掛け穴を穿設した複数の鋼部材を備え、所
    定の間隙を介して配設した複数の内張りれんがの各段の
    一部に所定の割合で請求項2記載の内張りれんがと、前
    記引っ掛け穴と請求項3記載のL字型金物が連結された
    請求項3の内張りれんがを備え、前記間隙には不定形耐
    火物が充填されていることを特徴とする転炉絞り部用内
    張りれんがの支持構造。
JP4359692U 1992-06-23 1992-06-23 転炉炉体上部ライニング材の支持構造 Expired - Lifetime JP2520451Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4944585A (ja) * 1972-09-04 1974-04-26
JP2006010291A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Nikko Kankyo Kk 炉の天井部構造
JP2020050933A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 日本製鉄株式会社 転炉

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