JPH06642A - Ｔｉｇ溶接装置のフィラワイヤ供給装置 - Google Patents
Ｔｉｇ溶接装置のフィラワイヤ供給装置Info
- Publication number
- JPH06642A JPH06642A JP16329192A JP16329192A JPH06642A JP H06642 A JPH06642 A JP H06642A JP 16329192 A JP16329192 A JP 16329192A JP 16329192 A JP16329192 A JP 16329192A JP H06642 A JPH06642 A JP H06642A
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- Japan
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- filler wire
- welding
- torch
- welding torch
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶接の際の溶接トーチとフィラワイヤの先端
位置の位置合わせを不要にすると共に、フィラワイヤの
振り回し旋回動作が不要となって溶接トーチの周囲の機
器配置、フィラワイヤの繰り出し供給構造が簡易化され
るように工夫したフィラワイヤ供給装置を得る。 【構成】 溶接トーチ１５が取付腕７を介してトーチ旋
回駆動源３の回転子５に固定され、この回転子５の回転
中心線Ｌが、溶接点Ｐに向かって繰り出されるフィラワ
イヤ２３の繰り出し中心線に一致するよう構成した。
位置の位置合わせを不要にすると共に、フィラワイヤの
振り回し旋回動作が不要となって溶接トーチの周囲の機
器配置、フィラワイヤの繰り出し供給構造が簡易化され
るように工夫したフィラワイヤ供給装置を得る。 【構成】 溶接トーチ１５が取付腕７を介してトーチ旋
回駆動源３の回転子５に固定され、この回転子５の回転
中心線Ｌが、溶接点Ｐに向かって繰り出されるフィラワ
イヤ２３の繰り出し中心線に一致するよう構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、イナートガスタング
ステンアーク溶接（ＴＩＧ溶接）において、溶接点にフ
ィラワイヤを自動的に供給するＴＩＧ溶接装置のフィラ
ワイヤ供給装置に関する。
ステンアーク溶接（ＴＩＧ溶接）において、溶接点にフ
ィラワイヤを自動的に供給するＴＩＧ溶接装置のフィラ
ワイヤ供給装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動ＴＩＧ溶接装置における従来のフィ
ラワイヤ供給装置は、フィラワイヤの繰り出しを案内す
るフィラワイヤノズルを、溶接トーチに固定したもので
あり、溶接線に従って溶接トーチとフィラワイヤノズル
を一体に旋回し、或いは移動するようにしている。
ラワイヤ供給装置は、フィラワイヤの繰り出しを案内す
るフィラワイヤノズルを、溶接トーチに固定したもので
あり、溶接線に従って溶接トーチとフィラワイヤノズル
を一体に旋回し、或いは移動するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このため、溶接トーチ
が移動し旋回すると、フィラワイヤノズルも溶接トーチ
と一体に移動し、旋回するので、フィラワイヤノズルも
振り回し旋回されることになる。このため、溶接の際に
溶接トーチとフィラワイヤの先端位置の位置合わせが必
要となっている。
が移動し旋回すると、フィラワイヤノズルも溶接トーチ
と一体に移動し、旋回するので、フィラワイヤノズルも
振り回し旋回されることになる。このため、溶接の際に
溶接トーチとフィラワイヤの先端位置の位置合わせが必
要となっている。
【０００４】また、フィラワイヤノズルとこれに挿通さ
れるフィラワイヤは、溶接トーチに接近して配設されて
いるので、振り回し旋回動作のとき、フィラワイヤが溶
接トーチや溶接装置部材などに干渉しないようにするた
め、溶接トーチの周囲の機器配置、機器構造は、複雑と
なっている。
れるフィラワイヤは、溶接トーチに接近して配設されて
いるので、振り回し旋回動作のとき、フィラワイヤが溶
接トーチや溶接装置部材などに干渉しないようにするた
め、溶接トーチの周囲の機器配置、機器構造は、複雑と
なっている。
【０００５】この発明の目的は、従来のフィラワイヤ供
給装置のかかる問題に鑑みて提案されたもので、溶接の
際の溶接トーチとフィラワイヤの先端位置の位置合わせ
を不要にすると共に、フィラワイヤの振り回し旋回動作
が不要となって溶接トーチの周囲の機器配置、フィラワ
イヤの繰り出し供給構造が簡易化されるように工夫した
フィラワイヤ供給装置を提供することにある。
給装置のかかる問題に鑑みて提案されたもので、溶接の
際の溶接トーチとフィラワイヤの先端位置の位置合わせ
を不要にすると共に、フィラワイヤの振り回し旋回動作
が不要となって溶接トーチの周囲の機器配置、フィラワ
イヤの繰り出し供給構造が簡易化されるように工夫した
フィラワイヤ供給装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、溶接トーチが取付腕を介してトーチ旋
回駆動源の回転子に固定され、この回転子の回転中心線
が、溶接点に向かって繰り出されるフィラワイヤの繰出
し中心線に一致するよう構成していることを特徴とす
る。
に、この発明は、溶接トーチが取付腕を介してトーチ旋
回駆動源の回転子に固定され、この回転子の回転中心線
が、溶接点に向かって繰り出されるフィラワイヤの繰出
し中心線に一致するよう構成していることを特徴とす
る。
【０００７】
【作用】トーチ旋回駆動源の回転子の回転中心線が、溶
接点に向かって繰り出されるフィラワイヤの繰り出し中
心線に一致しているので、溶接トーチだけを任意の位置
で回転し、位置決めを行っても、フィラワイヤの先端は
常に溶接トーチの先端位置である溶接点に一致してい
る。これにより、溶接の際の溶接トーチとフィラワイヤ
の先端位置の位置合わせは不要となる。
接点に向かって繰り出されるフィラワイヤの繰り出し中
心線に一致しているので、溶接トーチだけを任意の位置
で回転し、位置決めを行っても、フィラワイヤの先端は
常に溶接トーチの先端位置である溶接点に一致してい
る。これにより、溶接の際の溶接トーチとフィラワイヤ
の先端位置の位置合わせは不要となる。
【０００８】フィラワイヤは旋回しないので、フィラワ
イヤの繰り出し供給構造は簡易で、フィラワイヤが溶接
トーチや溶接装置部材などに干渉する恐れは全く無い。
イヤの繰り出し供給構造は簡易で、フィラワイヤが溶接
トーチや溶接装置部材などに干渉する恐れは全く無い。
【０００９】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図１は、この発明にかかるフィラワイヤの供給
装置の要部の実施例を示す正面図で、図２は、上記フィ
ラワイヤの供給装置を適用したＴＩＧ溶接装置の正面図
である。溶接装置フレーム１には、トーチ旋回駆動源で
ある例えばロータリアクチュエータ３が取付けられ、ロ
ータリアクチュエータ３の回転子５には、取付腕７の基
部軸９を連結している。
明する。図１は、この発明にかかるフィラワイヤの供給
装置の要部の実施例を示す正面図で、図２は、上記フィ
ラワイヤの供給装置を適用したＴＩＧ溶接装置の正面図
である。溶接装置フレーム１には、トーチ旋回駆動源で
ある例えばロータリアクチュエータ３が取付けられ、ロ
ータリアクチュエータ３の回転子５には、取付腕７の基
部軸９を連結している。
【００１０】取付腕７の先端部には凹部１１のあるトー
チ取付座１３が設けてあり、溶接トーチ１５の取付部１
７を、トーチ取付座１３の合接面に合接した取付体１９
の凹部２１と、トーチ取付座１３の凹部１１とで挟持
し、ボルト２２によってトーチ取付座１３と取付体１９
を互いに固定している。
チ取付座１３が設けてあり、溶接トーチ１５の取付部１
７を、トーチ取付座１３の合接面に合接した取付体１９
の凹部２１と、トーチ取付座１３の凹部１１とで挟持
し、ボルト２２によってトーチ取付座１３と取付体１９
を互いに固定している。
【００１１】凹部１１と凹部２１は、半円状断面に形成
されて、取付体１９が凹部１１と凹部２１で挟持される
ときは、溶接トーチ１５の中心線Ｃ（ガス吹き出し中心
線）は、ロータリアクチュエータ３の回転子５の回転中
心線Ｌに対し、ある一定の角度αをなして溶接点Ｐで中
心線Ｃが回転中心線Ｌに交差するように、取付腕７やト
ーチ取付座１３、取付体１９は形成されている。
されて、取付体１９が凹部１１と凹部２１で挟持される
ときは、溶接トーチ１５の中心線Ｃ（ガス吹き出し中心
線）は、ロータリアクチュエータ３の回転子５の回転中
心線Ｌに対し、ある一定の角度αをなして溶接点Ｐで中
心線Ｃが回転中心線Ｌに交差するように、取付腕７やト
ーチ取付座１３、取付体１９は形成されている。
【００１２】溶接装置フレーム１には、溶接棒であるフ
ィラワイヤ２３の繰り出しを案内するフィラワイヤノズ
ル２５が取付けてあり、フィラワイヤノズル２５の案内
孔２７は、回転子５の回転中心線Ｌに一致するように設
定されている。フィラワイヤ２３は回転自在なワイヤリ
ール２９に巻かれていて、ワイヤ繰り出し装置３１を経
てフィラワイヤノズル２５の案内孔２７から溶接点Ｐに
向かって繰り出される。
ィラワイヤ２３の繰り出しを案内するフィラワイヤノズ
ル２５が取付けてあり、フィラワイヤノズル２５の案内
孔２７は、回転子５の回転中心線Ｌに一致するように設
定されている。フィラワイヤ２３は回転自在なワイヤリ
ール２９に巻かれていて、ワイヤ繰り出し装置３１を経
てフィラワイヤノズル２５の案内孔２７から溶接点Ｐに
向かって繰り出される。
【００１３】フィラワイヤ２３は、ロータリアクチュエ
ータ３の回転中心線Ｌの付近に形成されている中空孔を
通ってフィラワイヤノズル２５の案内孔２７に挿通され
る構造でもよく、あるいは、ロータリアクチュエータ３
の外を通ってフィラワイヤノズル２５の基部から案内孔
２７に引き込まれる構造でもよい。
ータ３の回転中心線Ｌの付近に形成されている中空孔を
通ってフィラワイヤノズル２５の案内孔２７に挿通され
る構造でもよく、あるいは、ロータリアクチュエータ３
の外を通ってフィラワイヤノズル２５の基部から案内孔
２７に引き込まれる構造でもよい。
【００１４】溶接トーチ１５はケーブル３３により、被
溶接材３５はケーブル３７により、それぞれ溶接機３９
に接続されている。アルゴンなどのイナートガスは、ガ
スボンベ４１から配管４３を介して溶接トーチ１５に供
給される。取付腕７の基部軸９は、ロータリアクチュエ
ータ３とは反対側を、例えば軸受４５によって軸支され
ている。
溶接材３５はケーブル３７により、それぞれ溶接機３９
に接続されている。アルゴンなどのイナートガスは、ガ
スボンベ４１から配管４３を介して溶接トーチ１５に供
給される。取付腕７の基部軸９は、ロータリアクチュエ
ータ３とは反対側を、例えば軸受４５によって軸支され
ている。
【００１５】次に上記実施例の作用を説明する。溶接機
３９の操作スイッチを押すと、イナートガスは、ガスボ
ンベ４１から配管４３を介して溶接トーチ１５に供給さ
れ、被溶接材３５と溶接トーチ１５との間にアークが発
生して溶接が開始される。
３９の操作スイッチを押すと、イナートガスは、ガスボ
ンベ４１から配管４３を介して溶接トーチ１５に供給さ
れ、被溶接材３５と溶接トーチ１５との間にアークが発
生して溶接が開始される。
【００１６】ロータリアクチュエータ３の回転子５の回
転中心線Ｌが、フィラワイヤノズル２５の案内孔２７に
より案内されて溶接点Ｐに向かって繰り出されるフィラ
ワイヤ２３の繰出し中心線に一致しているので、溶接ト
ーチ１５だけを任意の位置で回転し、位置決めを行って
も、フィラワイヤ２３の先端は常に溶接トーチ１５の先
端位置である溶接点Ｐに一致している。これにより、溶
接の際の溶接トーチ１５とフィラワイヤ２３の先端位置
の位置合わせは全く不要である。
転中心線Ｌが、フィラワイヤノズル２５の案内孔２７に
より案内されて溶接点Ｐに向かって繰り出されるフィラ
ワイヤ２３の繰出し中心線に一致しているので、溶接ト
ーチ１５だけを任意の位置で回転し、位置決めを行って
も、フィラワイヤ２３の先端は常に溶接トーチ１５の先
端位置である溶接点Ｐに一致している。これにより、溶
接の際の溶接トーチ１５とフィラワイヤ２３の先端位置
の位置合わせは全く不要である。
【００１７】フィラワイヤ２３は、旋回せずに回転中心
線Ｌ上を直線的に繰り出され、溶接トーチ１５のみが回
転子５の回転中心線Ｌの回りに旋回する。フィラワイヤ
２３は旋回しないので、フィラワイヤ２３の繰り出し供
給構造は簡易で、フィラワイヤ２３が溶接トーチ１５や
溶接装置部材などに干渉する恐れは全く無い。
線Ｌ上を直線的に繰り出され、溶接トーチ１５のみが回
転子５の回転中心線Ｌの回りに旋回する。フィラワイヤ
２３は旋回しないので、フィラワイヤ２３の繰り出し供
給構造は簡易で、フィラワイヤ２３が溶接トーチ１５や
溶接装置部材などに干渉する恐れは全く無い。
【００１８】尚、この発明は上述した実施例に限定され
ることは無く、適宜な変更を行うことにより、その他の
態様で実施し得るものである。
ることは無く、適宜な変更を行うことにより、その他の
態様で実施し得るものである。
【００１９】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、トーチ
旋回駆動源の回転子の回転中心線が、溶接点に向かって
繰り出されるフィラワイヤの繰り出し中心線に一致して
いるので、溶接トーチだけを任意の位置で回転し、位置
決めを行っても、フィラワイヤの先端は常に溶接トーチ
の先端位置である溶接点に一致している。これにより、
溶接の際の溶接トーチとフィラワイヤの先端位置の位置
合わせは不要となる。
旋回駆動源の回転子の回転中心線が、溶接点に向かって
繰り出されるフィラワイヤの繰り出し中心線に一致して
いるので、溶接トーチだけを任意の位置で回転し、位置
決めを行っても、フィラワイヤの先端は常に溶接トーチ
の先端位置である溶接点に一致している。これにより、
溶接の際の溶接トーチとフィラワイヤの先端位置の位置
合わせは不要となる。
【００２０】フィラワイヤは旋回しないので、フィラワ
イヤの繰り出し供給構造は簡易で、フィラワイヤが溶接
トーチや溶接装置部材などに干渉する恐れは全く無い。
イヤの繰り出し供給構造は簡易で、フィラワイヤが溶接
トーチや溶接装置部材などに干渉する恐れは全く無い。
【図１】この発明のフィラワイヤの供給装置の要部の実
施例を示す正面図である。
施例を示す正面図である。
【図２】図１のフィラワイヤの供給装置を適用したＴＩ
Ｇ溶接装置の正面図である。
Ｇ溶接装置の正面図である。
３ トーチ旋回駆動源 ５ 回転子 ７ 取付腕 ２３ フィラワイヤ Ｌ 回転中心線 Ｐ 溶接点
Claims (1)
- 【請求項１】 溶接トーチが取付腕を介してトーチ旋回
駆動源の回転子に固定され、この回転子の回転中心線
が、溶接点に向かって繰り出されるフィラワイヤの繰り
出し中心線に一致するよう構成していることを特徴とす
るＴＩＧ溶接装置のフィラワイヤ供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4163291A JP2561406B2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | Ｔｉｇ溶接装置のフィラワイヤ供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4163291A JP2561406B2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | Ｔｉｇ溶接装置のフィラワイヤ供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06642A true JPH06642A (ja) | 1994-01-11 |
| JP2561406B2 JP2561406B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=15771036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4163291A Expired - Fee Related JP2561406B2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | Ｔｉｇ溶接装置のフィラワイヤ供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2561406B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104368901A (zh) * | 2014-11-03 | 2015-02-25 | 斯培淦 | 环缝焊专用设备及应用 |
| CN104625348A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-05-20 | 北京星通浩宇科技发展有限公司 | 一种带有多轴伺服运动机构的tig焊接机头及焊接方法 |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP4163291A patent/JP2561406B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104368901A (zh) * | 2014-11-03 | 2015-02-25 | 斯培淦 | 环缝焊专用设备及应用 |
| CN104625348A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-05-20 | 北京星通浩宇科技发展有限公司 | 一种带有多轴伺服运动机构的tig焊接机头及焊接方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2561406B2 (ja) | 1996-12-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919 |
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