JPH0664274A - ドットシリアルプリンタ状態量検出エラーアラーム発生方式及び状態量修正方式 - Google Patents
ドットシリアルプリンタ状態量検出エラーアラーム発生方式及び状態量修正方式Info
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- JPH0664274A JPH0664274A JP23997192A JP23997192A JPH0664274A JP H0664274 A JPH0664274 A JP H0664274A JP 23997192 A JP23997192 A JP 23997192A JP 23997192 A JP23997192 A JP 23997192A JP H0664274 A JPH0664274 A JP H0664274A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 印字ヘッドキャリジの移動制御中に状態量の
検出エラーが発生しても、印字誤差が発生しないように
する。 【構成】 モータ及びヘッドキャリジの位置及び速度等
の状態量を検出する状態量検出器2と、ヘッドキャリジ
の移動を制御する移動制御器と、状態量検出器2で得ら
れた状態量を用いて前記移動制御器で用いる状態量を推
定する状態量推定器3とから構成されるドットシリアル
プリンタの印字ヘッド移動制御系において、状態量検出
器2で検出した状態量と、状態量推定器3で推定した状
態量とを比較し、その差分があらかじめ求めてある規定
値以上になった場合にアラーム18を発生する。 【効果】 印字ヘッドキャリジの速度変動の発生を抑制
し、結果として印字誤差を発生しない。
検出エラーが発生しても、印字誤差が発生しないように
する。 【構成】 モータ及びヘッドキャリジの位置及び速度等
の状態量を検出する状態量検出器2と、ヘッドキャリジ
の移動を制御する移動制御器と、状態量検出器2で得ら
れた状態量を用いて前記移動制御器で用いる状態量を推
定する状態量推定器3とから構成されるドットシリアル
プリンタの印字ヘッド移動制御系において、状態量検出
器2で検出した状態量と、状態量推定器3で推定した状
態量とを比較し、その差分があらかじめ求めてある規定
値以上になった場合にアラーム18を発生する。 【効果】 印字ヘッドキャリジの速度変動の発生を抑制
し、結果として印字誤差を発生しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字ヘッドキャリジが
フレキシブルな動力伝達器を介して動力発生器と接続さ
れているシリアルプリンタの印字ヘッド移動制御方式に
関するものである。
フレキシブルな動力伝達器を介して動力発生器と接続さ
れているシリアルプリンタの印字ヘッド移動制御方式に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドットシリアルプリンタの印字ヘ
ッド移動制御では、モータの状態量検出及びキャリジの
状態量検出がアナログ回路及びディジタル回路で行わ
れ、得られた信号を状態量として制御系に取り込み処理
を行っている。通常得られた信号はそのまま制御系の中
で処理され、ノイズ等に関してはフィルター等で平滑化
されている。
ッド移動制御では、モータの状態量検出及びキャリジの
状態量検出がアナログ回路及びディジタル回路で行わ
れ、得られた信号を状態量として制御系に取り込み処理
を行っている。通常得られた信号はそのまま制御系の中
で処理され、ノイズ等に関してはフィルター等で平滑化
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のドットシリ
アルプリンタの印字ヘッド移動制御での状態量検出で
は、検出ノイズがフィルター等で除去できない場合、そ
のノイズが印字信号の移動制御に影響を与えてしまい、
その結果、印字誤差を生じることがあった。このよう
に、従来のドットシリアルプリンタ印字ヘッド移動制御
系における状態量検出にはノイズの影響に関して解決す
べき課題があった。本発明の目的は、その課題を解決す
る方式の提供にある。
アルプリンタの印字ヘッド移動制御での状態量検出で
は、検出ノイズがフィルター等で除去できない場合、そ
のノイズが印字信号の移動制御に影響を与えてしまい、
その結果、印字誤差を生じることがあった。このよう
に、従来のドットシリアルプリンタ印字ヘッド移動制御
系における状態量検出にはノイズの影響に関して解決す
べき課題があった。本発明の目的は、その課題を解決す
る方式の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のドットシリアル
プリンタの状態量検出エラーアラーム発生方式は、モー
タ及びヘッドキャリジの位置及び速度等の状態量を検出
する状態量検出器と、ヘッドキャリジの移動を制御する
移動制御器と、前記状態量検出器で得られた状態量を用
いて前記移動制御器で用いる状態量を推定する状態量推
定器とから構成されるドットシリアルプリンタの印字ヘ
ッド移動制御系において、前記状態量検出器で検出した
状態量と前記状態量推定器で推定した状態量とを比較
し、その差分が規定値以上に達した場合アラームを発生
することを特徴とする。
プリンタの状態量検出エラーアラーム発生方式は、モー
タ及びヘッドキャリジの位置及び速度等の状態量を検出
する状態量検出器と、ヘッドキャリジの移動を制御する
移動制御器と、前記状態量検出器で得られた状態量を用
いて前記移動制御器で用いる状態量を推定する状態量推
定器とから構成されるドットシリアルプリンタの印字ヘ
ッド移動制御系において、前記状態量検出器で検出した
状態量と前記状態量推定器で推定した状態量とを比較
し、その差分が規定値以上に達した場合アラームを発生
することを特徴とする。
【0005】また、本発明のドットシリアルプリンタ状
態量検出エラーアラーム発生方式は、モータ及びヘッド
キャリジの位置及び速度等の状態量を検出する状態量検
出器と、ヘッドキャリジの移動を制御する移動制御器
と、前記状態量検出器で得られた状態量を用いて前記移
動制御器で用いる状態量を推定する状態量推定器とから
構成されるドットシリアルプリンタの印字ヘッド移動制
御系において、1つ前のサンプリングで検出した状態量
と現在検出した状態量との比較を行い、両者の差分が規
定値以上に達した場合アラームを発生することを特徴と
する。
態量検出エラーアラーム発生方式は、モータ及びヘッド
キャリジの位置及び速度等の状態量を検出する状態量検
出器と、ヘッドキャリジの移動を制御する移動制御器
と、前記状態量検出器で得られた状態量を用いて前記移
動制御器で用いる状態量を推定する状態量推定器とから
構成されるドットシリアルプリンタの印字ヘッド移動制
御系において、1つ前のサンプリングで検出した状態量
と現在検出した状態量との比較を行い、両者の差分が規
定値以上に達した場合アラームを発生することを特徴と
する。
【0006】さらに、本発明のドットシリアルプリンタ
状態量検出エラーアラーム発生方式は、モータ及びヘッ
ドキャリジの位置及び速度等の状態量を検出する状態量
検出器と、ヘッドキャリジの移動を制御する移動制御器
と、前記状態量検出器で得られた状態量を用いて前記移
動制御器で用いる状態量を推定する状態量推定器とから
構成されるドットシリアルプリンタの印字ヘッド移動制
御系において、速度プロファイルに応じて状態量の変動
範囲を求めておき、各サンプリング時に検出した状態量
が前記変動範囲を逸脱した場合アラームを発生すること
を特徴とする。
状態量検出エラーアラーム発生方式は、モータ及びヘッ
ドキャリジの位置及び速度等の状態量を検出する状態量
検出器と、ヘッドキャリジの移動を制御する移動制御器
と、前記状態量検出器で得られた状態量を用いて前記移
動制御器で用いる状態量を推定する状態量推定器とから
構成されるドットシリアルプリンタの印字ヘッド移動制
御系において、速度プロファイルに応じて状態量の変動
範囲を求めておき、各サンプリング時に検出した状態量
が前記変動範囲を逸脱した場合アラームを発生すること
を特徴とする。
【0007】ドットシリアルプリンタ状態量修正方式
は、モータ及びヘッドキャリジの位置及び速度等の状態
量を検出する状態量検出器と、ヘッドキャリジの移動を
制御する移動制御器と、前記状態量検出器で得られた状
態量を用いて前記移動制御器で用いる状態量を推定する
状態量推定器とから構成されるドットシリアルプリンタ
の印字ヘッド移動制御系において、上に記載されたアラ
ーム発生方式のうちのいずれか1つを適用して移動制御
中にアラームが発生した場合、検出エラーと判断された
状態量検出信号を破棄し、代わりに目標速度及び目標立
ち上がり時間と制御対象のモデルパラメータから決定す
る速度プロファイルに応じた状態量を使用することを特
徴とする。
は、モータ及びヘッドキャリジの位置及び速度等の状態
量を検出する状態量検出器と、ヘッドキャリジの移動を
制御する移動制御器と、前記状態量検出器で得られた状
態量を用いて前記移動制御器で用いる状態量を推定する
状態量推定器とから構成されるドットシリアルプリンタ
の印字ヘッド移動制御系において、上に記載されたアラ
ーム発生方式のうちのいずれか1つを適用して移動制御
中にアラームが発生した場合、検出エラーと判断された
状態量検出信号を破棄し、代わりに目標速度及び目標立
ち上がり時間と制御対象のモデルパラメータから決定す
る速度プロファイルに応じた状態量を使用することを特
徴とする。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図を参照して詳細に説明す
る。図6は、本発明で対象とするドットプリンタの構成
図である。印字ヘッド20がプラテン26に平行に移動
し、印字ヘッド20とプラテン26の間にある印字用紙
に印字を行う。印字ヘッドキャリジ25はベルトを介し
てDCサーボモータ21の回転駆動により移動する。印
字ヘッドキャリジ25はリニアガイド27にガイドされ
て移動する。尚、モータの回転角及び回転速度は、ロー
タリーエンコーダ28の出力信号を信号処理して得られ
る。
る。図6は、本発明で対象とするドットプリンタの構成
図である。印字ヘッド20がプラテン26に平行に移動
し、印字ヘッド20とプラテン26の間にある印字用紙
に印字を行う。印字ヘッドキャリジ25はベルトを介し
てDCサーボモータ21の回転駆動により移動する。印
字ヘッドキャリジ25はリニアガイド27にガイドされ
て移動する。尚、モータの回転角及び回転速度は、ロー
タリーエンコーダ28の出力信号を信号処理して得られ
る。
【0009】リアルプリンタの制御系を構成する際の制
御対象としての状態変数を本実施例では、モータの駆動
電流、回転角、回転速度、キャリジの位置、速度とす
る。
御対象としての状態変数を本実施例では、モータの駆動
電流、回転角、回転速度、キャリジの位置、速度とす
る。
【0010】印字ヘッドキャリジの移動制御目的は、短
時間で目標速度に立ち上げ、残留振動及び速度リップル
を発生させないことである。従来、ドットシリアルプリ
ンタは、ステッピングモータを用いた駆動系で印字ヘッ
ドキャリジの移動を行っている。しかし、高速印字を行
うプリンタにおいては、発生トルクの性能からDCサー
ボモータが駆動源として用いられることが多い。この場
合、アナログ回路あるいはディジタル回路のどちらかで
制御系を実現するにしても、状態量の検出が必要にな
る。状態フィードバックにより立ち上がりの振動を抑制
しながら制御目標を達成する制御系を例にとり、請求項
1に示す本発明の状態量検出エラーアラーム発生方式に
ついて説明する。
時間で目標速度に立ち上げ、残留振動及び速度リップル
を発生させないことである。従来、ドットシリアルプリ
ンタは、ステッピングモータを用いた駆動系で印字ヘッ
ドキャリジの移動を行っている。しかし、高速印字を行
うプリンタにおいては、発生トルクの性能からDCサー
ボモータが駆動源として用いられることが多い。この場
合、アナログ回路あるいはディジタル回路のどちらかで
制御系を実現するにしても、状態量の検出が必要にな
る。状態フィードバックにより立ち上がりの振動を抑制
しながら制御目標を達成する制御系を例にとり、請求項
1に示す本発明の状態量検出エラーアラーム発生方式に
ついて説明する。
【0011】図1は、請求項1に示す本発明の状態量検
出エラーアラーム発生方式のアルゴリズムを示すフロー
図である。本フロー図は、プリンタ装置の制御ループか
ら、一定時間間隔毎に呼び出されるルーチンで実現され
る。従って、メインループから制御フロー1に処理が移
行し、本制御フローの終了後メインループに戻る。
出エラーアラーム発生方式のアルゴリズムを示すフロー
図である。本フロー図は、プリンタ装置の制御ループか
ら、一定時間間隔毎に呼び出されるルーチンで実現され
る。従って、メインループから制御フロー1に処理が移
行し、本制御フローの終了後メインループに戻る。
【0012】印字ヘッドキャリジの移動制御系は、モー
タの状態量及びキャリジの状態量等をあらかじめ最適に
チューニングされたゲインを掛け合わされた状態フィー
ドバック信号と、目標速度へ追従させるためのフィード
バック信号を加え合わせた信号をモータの駆動信号とし
て与える構成になっている。この演算を操作量演算11
で行う。操作量の演算には、モータの回転角、回転角速
度、キャリジの位置および速度が必要になる。ドットシ
リアルプリンタではコスト上モータの回転角及び回転角
速度しか検出できない場合が多い。この場合、状態量検
出2でモータの回転角及び回転角速度を検出し、状態量
推定3でキャリジの位置および速度を推定する。従来の
方式では、これら得られた状態量を、操作量演算11に
直接あるいはローパスフィルター等でノイズの除去を行
い取り込んでいた。本発明の方式では、従来技術の問題
点を解決するため、状態量検出2の状態量と、状態量推
定3で得られた状態量とを比較し、その差分が大きい場
合、アラームを発生する。そして、制御系ではそのアラ
ームに従い、操作量演算に用いる状態量を選択する。具
体的には、まず状態量検出で得られたモータ回転角14
及び回転角速度15と、推定モータ回転角16及び推定
モータ回転角速度17とをそれぞれ4,5で比較する。
検出できる状態量が他にある場合には、比較6以降のフ
ローを付加する。比較した結果、それらの差分を予め設
定した規定値と比較し、規定値を越えている場合は、ア
ラーム18を発生する。規定値は、ノイズ等により検出
エラーが発生した場合、その信号が速度リップル等を発
生し印字誤差を生じない限界として求めておく。そのア
ラームに従い状態量修正9ではアラームの発生している
ものは検出エラーとして検出した状態量を請求項4に記
載した方式で修正する。状態量選択10では、アラーム
が発生している場合は前記状態量修正9で修正された情
報量を、そうでない場合は検出した状態量を選択し、得
られた信号を操作量演算11に取り込む。尚、選択した
状態量は、次の状態量の推定のために状態量推定3に取
り込む。
タの状態量及びキャリジの状態量等をあらかじめ最適に
チューニングされたゲインを掛け合わされた状態フィー
ドバック信号と、目標速度へ追従させるためのフィード
バック信号を加え合わせた信号をモータの駆動信号とし
て与える構成になっている。この演算を操作量演算11
で行う。操作量の演算には、モータの回転角、回転角速
度、キャリジの位置および速度が必要になる。ドットシ
リアルプリンタではコスト上モータの回転角及び回転角
速度しか検出できない場合が多い。この場合、状態量検
出2でモータの回転角及び回転角速度を検出し、状態量
推定3でキャリジの位置および速度を推定する。従来の
方式では、これら得られた状態量を、操作量演算11に
直接あるいはローパスフィルター等でノイズの除去を行
い取り込んでいた。本発明の方式では、従来技術の問題
点を解決するため、状態量検出2の状態量と、状態量推
定3で得られた状態量とを比較し、その差分が大きい場
合、アラームを発生する。そして、制御系ではそのアラ
ームに従い、操作量演算に用いる状態量を選択する。具
体的には、まず状態量検出で得られたモータ回転角14
及び回転角速度15と、推定モータ回転角16及び推定
モータ回転角速度17とをそれぞれ4,5で比較する。
検出できる状態量が他にある場合には、比較6以降のフ
ローを付加する。比較した結果、それらの差分を予め設
定した規定値と比較し、規定値を越えている場合は、ア
ラーム18を発生する。規定値は、ノイズ等により検出
エラーが発生した場合、その信号が速度リップル等を発
生し印字誤差を生じない限界として求めておく。そのア
ラームに従い状態量修正9ではアラームの発生している
ものは検出エラーとして検出した状態量を請求項4に記
載した方式で修正する。状態量選択10では、アラーム
が発生している場合は前記状態量修正9で修正された情
報量を、そうでない場合は検出した状態量を選択し、得
られた信号を操作量演算11に取り込む。尚、選択した
状態量は、次の状態量の推定のために状態量推定3に取
り込む。
【0013】図2は、請求項2に示す本発明の状態量検
出エラーアラーム発生方式のアルゴリズムを示すフロー
図である。図1に示した請求項1のアルゴリズムと同様
なフローであるため、同一のフローに関しては説明を割
愛する。請求項2の方式では、従来技術の問題点を解決
するため、状態量検出2で得られた状態と、前回状態量
保持41に保持されている1つ前のサンプリングで得ら
れた状態量とを比較し、差分が大きい場合アラームを発
生する。本制御フローは、一定間隔毎にメインループよ
り呼ばれるが、現在の処理の前に呼び出された時の状態
量が前回状態量保持で保持する。そして、今回の処理で
検出した状態量のうち今回検出モータ回転角47及び今
回検出モータ回転角速度と、前回検出した前回検出モー
タ回転角49と前回検出モータ回転角速度をそれぞれ4
2,43で比較し、その差分を検出する。その差分が規
定値を越えている場合はアラーム18を発生する。規定
値は、ノイズ等により検出エラーが発生した場合、その
信号により得られた操作量が速度リップル等を発生し印
字誤差を生じない限界として求めておく。
出エラーアラーム発生方式のアルゴリズムを示すフロー
図である。図1に示した請求項1のアルゴリズムと同様
なフローであるため、同一のフローに関しては説明を割
愛する。請求項2の方式では、従来技術の問題点を解決
するため、状態量検出2で得られた状態と、前回状態量
保持41に保持されている1つ前のサンプリングで得ら
れた状態量とを比較し、差分が大きい場合アラームを発
生する。本制御フローは、一定間隔毎にメインループよ
り呼ばれるが、現在の処理の前に呼び出された時の状態
量が前回状態量保持で保持する。そして、今回の処理で
検出した状態量のうち今回検出モータ回転角47及び今
回検出モータ回転角速度と、前回検出した前回検出モー
タ回転角49と前回検出モータ回転角速度をそれぞれ4
2,43で比較し、その差分を検出する。その差分が規
定値を越えている場合はアラーム18を発生する。規定
値は、ノイズ等により検出エラーが発生した場合、その
信号により得られた操作量が速度リップル等を発生し印
字誤差を生じない限界として求めておく。
【0014】図3は、ある状態量の状態量規定値を示す
時間と状態量の関係図である。規定値の範囲が56で与
えられ、かつ前回検出した状態量が53に示す値の場
合、規定値範囲内状態量54で示される状態量が検出値
としては正常で、規定値範囲外状態量55で示される状
態量が検出エラーとして認識する。
時間と状態量の関係図である。規定値の範囲が56で与
えられ、かつ前回検出した状態量が53に示す値の場
合、規定値範囲内状態量54で示される状態量が検出値
としては正常で、規定値範囲外状態量55で示される状
態量が検出エラーとして認識する。
【0015】図4は、請求項3に示す本発明の状態量検
出エラーアラーム発生方式のアルゴリズムを示すフロー
図である。図1に示した請求項1のアルゴリズムと同様
なフローであるため、同一のフローに関しては説明を割
愛する。請求項3の方式では、従来技術の問題点を解決
するため、状態量検出2で得られた状態量が、目標速度
プロファイルに応じてあらかじめ求めてある状態量規定
値範囲内から逸脱した場合アラームを発生する。本制御
フローは、一定間隔毎ににメインループより呼ばれる。
状態量2で検出した検出モータ回転角69と検出モータ
回転角速度70が位置規定範囲66と速度規定範囲67
とそれぞれ71,72で比較し、規定範囲外ならばアラ
ーム18を発生する。規定値範囲は、ノイズ等により検
出エラーが発生した場合、その信号により得られた操作
量が速度リップル等を発生し印字誤差を生じない限界と
して求めておく。
出エラーアラーム発生方式のアルゴリズムを示すフロー
図である。図1に示した請求項1のアルゴリズムと同様
なフローであるため、同一のフローに関しては説明を割
愛する。請求項3の方式では、従来技術の問題点を解決
するため、状態量検出2で得られた状態量が、目標速度
プロファイルに応じてあらかじめ求めてある状態量規定
値範囲内から逸脱した場合アラームを発生する。本制御
フローは、一定間隔毎ににメインループより呼ばれる。
状態量2で検出した検出モータ回転角69と検出モータ
回転角速度70が位置規定範囲66と速度規定範囲67
とそれぞれ71,72で比較し、規定範囲外ならばアラ
ーム18を発生する。規定値範囲は、ノイズ等により検
出エラーが発生した場合、その信号により得られた操作
量が速度リップル等を発生し印字誤差を生じない限界と
して求めておく。
【0016】図5は、速度プロファイルと速度規定範囲
を示す時間と速度の関係図である。規定値の範囲が65
で与えられ、規定範囲内状態量63で示される状態量が
検出値としては正常で、規定値範囲外状態量64で示さ
れる状態量が検出エラーとして認識する。
を示す時間と速度の関係図である。規定値の範囲が65
で与えられ、規定範囲内状態量63で示される状態量が
検出値としては正常で、規定値範囲外状態量64で示さ
れる状態量が検出エラーとして認識する。
【0017】図7は、請求項4に記載の状態量検出の修
正方式のフロー図である。アラーム18が発生すると8
1の判断で状態量修正82に分岐し、理想状態量82に
保持してある速度プロファイルに応じた状態量で状態量
検出2で得られた検出状態量を修正する。また、アラー
ム18が発生しなければ81で状態量無修正80に分岐
し、状態量検出2で得られた状態量には修正を加えな
い。
正方式のフロー図である。アラーム18が発生すると8
1の判断で状態量修正82に分岐し、理想状態量82に
保持してある速度プロファイルに応じた状態量で状態量
検出2で得られた検出状態量を修正する。また、アラー
ム18が発生しなければ81で状態量無修正80に分岐
し、状態量検出2で得られた状態量には修正を加えな
い。
【0018】尚、理想状態量2に保持してある速度プロ
ファイルに応じた状態量の作成手法の1例を記す。制御
目標は、ドットシリアルプリンタの場合、目標速度(一
定)と立ち上がり時間(加速時間)が与えられる。これ
に対し、制御対象であるプリンタ装置の印字ヘッドキャ
リジ移動駆動系及びモータ駆動系の制御対象パラメータ
に応じて、立ち上がり時間を目標時間内に抑え、かつ立
ち上がり後の速度振動を発生しない速度プロファイルを
求める。求め方は、最適制御理論あるいは線形計画法等
に基づき、例えば駆動系に対する指令値と状態量で評価
関数を構成し、その評価関数を最適に保ちながら、制御
目標を達成するように指令値を操作しながら速度プロフ
ァイルを作成する。得られた速度プロファイルに対し、
速度以外の状態量が1意に決定されるため、以上により
速度プロファイルに応じた状態量を得ることができる。
ファイルに応じた状態量の作成手法の1例を記す。制御
目標は、ドットシリアルプリンタの場合、目標速度(一
定)と立ち上がり時間(加速時間)が与えられる。これ
に対し、制御対象であるプリンタ装置の印字ヘッドキャ
リジ移動駆動系及びモータ駆動系の制御対象パラメータ
に応じて、立ち上がり時間を目標時間内に抑え、かつ立
ち上がり後の速度振動を発生しない速度プロファイルを
求める。求め方は、最適制御理論あるいは線形計画法等
に基づき、例えば駆動系に対する指令値と状態量で評価
関数を構成し、その評価関数を最適に保ちながら、制御
目標を達成するように指令値を操作しながら速度プロフ
ァイルを作成する。得られた速度プロファイルに対し、
速度以外の状態量が1意に決定されるため、以上により
速度プロファイルに応じた状態量を得ることができる。
【0019】以上実施例に示した方式をまとめると、請
求項1,2又は3に記載の方式により状態量検出のエラ
ーを認知するとアラームが発生し、請求項4に記載の方
式により状態量の修正を行う。DCサーボモータ駆動ア
ンプなどスイッチングノイズを発生する回路と混在する
装置では、ディシタル回路により状態量検出器を構成し
ても、突発的に状態量の検出に異常なエラーが発生する
場合がある。本方式では、そのエラーが発生した場合の
検出状態量を破棄し、一時的に理想的な状態量を使用
し、制御系の劣化を防止する。また、エラー発生は瞬間
的であるため、エラー発生以外の状態量検出は、実際検
出した信号を用いる。そのため、状態フィードバック制
御の効果も損なわれることがない。
求項1,2又は3に記載の方式により状態量検出のエラ
ーを認知するとアラームが発生し、請求項4に記載の方
式により状態量の修正を行う。DCサーボモータ駆動ア
ンプなどスイッチングノイズを発生する回路と混在する
装置では、ディシタル回路により状態量検出器を構成し
ても、突発的に状態量の検出に異常なエラーが発生する
場合がある。本方式では、そのエラーが発生した場合の
検出状態量を破棄し、一時的に理想的な状態量を使用
し、制御系の劣化を防止する。また、エラー発生は瞬間
的であるため、エラー発生以外の状態量検出は、実際検
出した信号を用いる。そのため、状態フィードバック制
御の効果も損なわれることがない。
【0020】
【発明の効果】本発明のドットシリアルプリンタの状態
量検出エラーアラーム発生方式及び状態量修正方式を用
いると、印字ヘッドキャリジの移動制御中に状態量の検
出エラーが発生しても、移動速度の大きな変動が生じな
い。その結果、印字誤差を発生しない。特に、本発明の
方式を用いると、突発的に制御回路にノイズが混入して
も、その影響を印字結果に与えないため、長時間印字を
続けていても印字誤差を発生しないという効果が得られ
る。
量検出エラーアラーム発生方式及び状態量修正方式を用
いると、印字ヘッドキャリジの移動制御中に状態量の検
出エラーが発生しても、移動速度の大きな変動が生じな
い。その結果、印字誤差を発生しない。特に、本発明の
方式を用いると、突発的に制御回路にノイズが混入して
も、その影響を印字結果に与えないため、長時間印字を
続けていても印字誤差を発生しないという効果が得られ
る。
【図1】請求項1に示す本発明の状態量検出エラーアラ
ーム発生方式のアルゴリズムを示すフロー図。
ーム発生方式のアルゴリズムを示すフロー図。
【図2】請求項2に示す本発明の状態量検出エラーアラ
ーム発生方式のアルゴリズムを示すフロー図。
ーム発生方式のアルゴリズムを示すフロー図。
【図3】ある状態量の状態量規定値を示す時間と状態量
の関係図。
の関係図。
【図4】請求項3に示す本発明の状態量検出エラーアラ
ーム発生方式のアルゴリズムを示すフロー図。
ーム発生方式のアルゴリズムを示すフロー図。
【図5】速度プロファイルと速度規定範囲を示す時間と
速度の関係図。
速度の関係図。
【図6】本発明で対象とするドットプリンタの構成図。
【図7】請求項4に示す本発明の状態量修正方式のアル
ゴリズムを示すフロー図。
ゴリズムを示すフロー図。
1 制御フロー開始 2 状態量検出 3 状態量推定 4,5,6 比較 9 状態量推定 10 状態量選択 11 状態量演算 14 検出モータ回転角 15 検出モータ回転角速度 16 推定モータ回転角 17 推定モータ回転角速度 18 アラーム 19 制御フロー終了
Claims (4)
- 【請求項1】 モータ及びヘッドキャリジの位置及び速
度等の状態量を検出する状態量検出器と、ヘッドキャリ
ジの移動を制御する移動制御器と、前記状態量検出器で
得られた状態量を用いて前記移動制御器で用いる状態量
を推定する状態量推定器とから構成されるドットシリア
ルプリンタの印字ヘッド移動制御系において、前記状態
量検出器で検出した状態量と前記状態量推定器で推定し
た状態量とを比較し、その差分が規定値以上に達した場
合アラームを発生することを特徴とするドットシリアル
プリンタ状態量検出エラーアラーム発生方式。 - 【請求項2】 モータ及びヘッドキャリジの位置及び速
度等の状態量を検出する状態量検出器と、ヘッドキャリ
ジの移動を制御する移動制御器と、前記状態量検出器で
得られた状態量を用いて前記移動制御器で用いる状態量
を推定する状態量推定器とから構成されるドットシリア
ルプリンタの印字ヘッド移動制御系において、1つ前の
サンプリングで検出した状態量と現在検出した状態量と
の比較を行い、両者の差分が規定値以上に達した場合ア
ラームを発生することを特徴とするドットシリアルプリ
ンタ状態量検出エラアラーム発生方式。 - 【請求項3】 モータ及びヘッドキャリジの位置及び速
度等の状態量を検出する状態量検出器と、ヘッドキャリ
ジの移動を制御する移動制御器と、前記状態量検出器で
得られた状態量を用いて前記移動制御器で用いる状態量
を推定する状態量推定器とから構成されるドットシリア
ルプリンタの印字ヘッド移動制御系において、速度プロ
ファイルに応じて状態量の変動範囲を求めておき、各サ
ンプリング時に検出した状態量が前記変動範囲を逸脱し
た場合アラームを発生することを特徴とするドットシリ
アルプリンタ状態量検出エラーアラーム発生方式。 - 【請求項4】 モータ及びヘッドキャリジの位置及び速
度等の状態量を検出する状態量検出器と、ヘッドキャリ
ジの移動を制御する移動制御器と、前記状態量検出器で
得られた状態量を用いて前記移動制御器で用いる状態量
を推定する状態量推定器とから構成されるドットシリア
ルプリンタの印字ヘッド移動制御系において、請求項1
から請求項3に記載されたアラーム発生方式のうちのい
ずれか1つを適用して移動制御中にアラームが発生した
場合、検出エラーと判断された状態量検出信号を破棄
し、代わりに目標速度及び目標立ち上がり時間と制御対
象のモデルパラメータから決定する速度プロファイルに
応じた状態量を使用することを特徴とするドットシリア
ルプリンタ状態量修正方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23997192A JPH0664274A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | ドットシリアルプリンタ状態量検出エラーアラーム発生方式及び状態量修正方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23997192A JPH0664274A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | ドットシリアルプリンタ状態量検出エラーアラーム発生方式及び状態量修正方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664274A true JPH0664274A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=17052562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23997192A Withdrawn JPH0664274A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | ドットシリアルプリンタ状態量検出エラーアラーム発生方式及び状態量修正方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0664274A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009016874A1 (en) * | 2007-07-27 | 2009-02-05 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming appratus, image forming system, image forming method, control program for eliminating conveyance failure, and information recording medium having recorded thereon control program for eliminating conveyance failure |
US9176694B2 (en) | 2010-10-26 | 2015-11-03 | Xerox Corporation | Printer with audible signal |
-
1992
- 1992-08-17 JP JP23997192A patent/JPH0664274A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009016874A1 (en) * | 2007-07-27 | 2009-02-05 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming appratus, image forming system, image forming method, control program for eliminating conveyance failure, and information recording medium having recorded thereon control program for eliminating conveyance failure |
JP2009029037A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法、搬送不良解除制御プログラム、及びこれを格納した情報記録媒体 |
US8228512B2 (en) | 2007-07-27 | 2012-07-24 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus, image forming system, image forming method, control program for eliminating conveyance failure, and information recording medium having recorded thereon control program for eliminating conveyance failure |
US9176694B2 (en) | 2010-10-26 | 2015-11-03 | Xerox Corporation | Printer with audible signal |
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