JPH0664187A - インクジェット記録装置及びヘッドユニット - Google Patents

インクジェット記録装置及びヘッドユニット

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JPH0664187A
JPH0664187A JP4216240A JP21624092A JPH0664187A JP H0664187 A JPH0664187 A JP H0664187A JP 4216240 A JP4216240 A JP 4216240A JP 21624092 A JP21624092 A JP 21624092A JP H0664187 A JPH0664187 A JP H0664187A
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head
ink
jet recording
ink jet
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JP4216240A
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English (en)
Inventor
Yuji Murata
裕治 村田
Takeshi Fuse
武志 布施
Masami Furuya
雅巳 古屋
Toshio Koyama
敏夫 小山
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17566Ink level or ink residue control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/42Scales and indicators, e.g. for determining side margins

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  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクタンクが着脱自在なインクジェットカ
ートリッジのインクジェット記録ヘッドの寿命の予測、
検出に適用できるようにすること、及びサイズの異なる
印字用紙を用いるインクジェット記録装置のインクジェ
ット記録ヘッドの寿命の検出誤差を少なくすること。 【構成】 印字用紙が所定サイズの場合には検出した印
字走査回数をそのままカウントするとともに印字用紙が
前記所定サイズ以外のサイズの場合には前記検出した印
字走査回数を前記所定サイズの印字用紙の走査回数に換
算してカウントする手段87、前記換算走査回数を積算
して記憶する手段69、及びこの記憶した積算値がイン
クジェット記録ヘッドの走査回数の寿命として設定され
た設定走査回数を越えた場合にはインクジェット記録ヘ
ッドの寿命が近づいたことを告知する手段82が設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
に関し、特にインクジェット記録ヘッドの寿命を検出で
きるようにしたインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置、例えば
インクジェット記録ヘッドに設けた抵抗体ヒーターによ
りインクを急速に加熱して気泡を発生させ気泡の圧力で
ノズルからインク滴を噴射させるサーマルインクジェッ
ト方式のインクジェット記録装置などでは、インクジェ
ット記録ヘッドはある一定期間の使用で熱、圧力また
は、インクとの化学反応などのストレスによりヒーター
抵抗値の増大やヒータの急激な発熱によりインクがこげ
た状態になり、吐出量の低下を来しインクが正常に噴射
しなくなり画質が著しく低下する。このため従来は特開
昭61−255867号公報に示されるように、インク
を急速に加熱させる抵抗体ヒーターの異常時、前記ヒー
ターからインクを通して漏れる電流の検知手段を設け、
この検知手段が検出する電流値からインクジェット記録
ヘッドの寿命を検出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特開昭6
1−255867号公報に記載された従来の寿命検出方
法ではインク吐出部で漏れ電流検出用の電極を作る為の
特殊な加工が必要となりコストアップとなる。また、前
記ヒーターに異常が発生しないかぎり寿命検出ができ
ず、寿命を予測することはできなかった。また、従来、
前記インクジェット記録ヘッドとインクタンクとを一体
的に構成した一体型のインクジェットカートリッジのイ
ンク残量検出装置が、特開平3−247456号公報に
記載されている。前記特開平3−247456号公報に
記載されたものは、インク残量が所定値以下になったこ
とを電極間抵抗値の変化により検出し、その後、印字走
査回数、または印字枚数をカウントすることによりイン
ク消費量を検出している。そして、前記インク消費量の
検出値から定まるインク残量が所定値以下になったイン
クジェットカートリッジを使用しないようにして、印字
品質の低下を避けようとしている。このような、インク
を噴射するインクジェット記録ヘッドとインクを供給す
るインクタンクとを一体的に構成した一体型のインクジ
ェットカートリッジではインクタンク内のインク切れの
ときがインクジェット記録ヘッドの寿命となる。したが
って、前記一体型のインクジェットカートリッジでは、
インクタンク内のインクの残量を検出することは同時に
インクジェットカートリッジの寿命を検出することにな
る。しかしながら、この特開平3−247456号公報
に記載されたものは、前記特開昭61−255867号
公報に記載されたものの前記問題点と同様の問題点を有
している。また、この特開平3−247456号公報に
記載されたものは、もともと、インク残量の減少時の印
字品質の低下を防止するための技術であり、インクジェ
ット記録ヘッドの寿命を検出する技術ではない。しかも
この特開平3−247456号公報に記載された技術で
は、インクを噴射するインクジェット記録ヘッドとイン
クを供給するインクタンクとを着脱自在に構成した別体
型のインクジェットカートリッジのインクジェット記録
ヘッドの寿命を検出することは不可能である。
【0004】また、特開平3−247456号公報に記
載されているような、印字走査回数または印字枚数を単
にカウントすることによりインク消費量を検出する方法
を、インクジェット記録ヘッドの寿命検出に適用するこ
とが考えられる。この場合、1回の印字走査または1枚
の印字を行うときのノズル1個当たりの使用回数を予想
しておくとともに、ノズル1個当たりの使用可能回数を
定めておく。そして、前記印字走査回数または印字枚数
をカウントすることによりノズル1個当たりの使用回数
を検出し、前記使用回数が前記使用可能回数に接近した
ときを寿命と判断すればよい。しかしながら、サイズの
異なる印字用紙を用いるインクジェット記録装置では、
1スキャン当たり(印字走査1回当たり)、または印字
用紙1枚当たりの印字ドット数(すなわち、ノズル1個
当たりの使用回数)が印字用紙のサイズにより異なるた
め、インクジェット記録ヘッドの寿命の検出誤差が大き
くなってしまう。
【0005】本発明は前述の事情に鑑み、下記(A31)
〜(A33)の記載内容を課題とする。 (A31) インクジェット記録ヘッドの寿命を予測また
は、検出すること。 (A32) インクタンクが着脱自在なインクジェットカ
ートリッジのインクジェット記録ヘッドの寿命を予測ま
たは検出に適用できるようにすること。 (A33) サイズの異なる印字用紙を用いるインクジェ
ット記録装置のインクジェット記録ヘッドの寿命の検出
誤差を少なくすること。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明の構成を説明するが、本発明の
構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易
にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだ
ものを付記している。なお、本発明を後述の実施例の符
号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易に
するためであり、本発明の範囲を実施例に限定するため
ではない。
【0007】前記課題を解決するために、本出願の第1
発明のインクジェット記録装置は、インクタンク(T)
と連通可能なインクジョイント(48)が設けられたヘ
ッド支持部材(H2)と、前記ヘッド支持部材(H2)に
固定されたヒートシンク(58)、このヒートシンク
(58)の先端部に装着されるとともに複数のインクノ
ズル(61c)を有するヘッドチップ(61)、および
前記複数のインクノズル(61c)と前記インクジョイ
ント(48)内部とを連通させるインク供給路から構成
されたインクジェット記録ヘッド(H1)と、を有する
ヘッドユニット(H)と、前記ヘッドユニット(H)が
着脱自在に装着されるとともに主走査方向に往復駆動さ
れるヘッドキャリッジ(C)と、を備えたインクジェッ
ト記録装置において、下記の要件(A1)〜(A5)を備
えたことを特徴とする、(A1) 印字用紙のサイズに
関する用紙サイズ信号を出力する用紙サイズ信号出力手
段(81)、(A2) 印字走査の回数を検出する印字
走査回数検出手段(84)、(A3) 印字用紙が所定
サイズの場合には前記検出した印字走査回数をそのまま
カウントするとともに印字用紙が前記所定サイズ以外の
サイズの場合には前記検出した印字走査回数を前記所定
サイズの印字用紙の走査回数に換算してカウントする走
査回数換算手段(87)、(A4) 前記走査回数換算
手段(87)でカウントされた走査回数を積算する走査
回数積算手段(88)、(A5) 前記走査回数積算手
段(88)により積算された走査回数を記憶する積算走
査回数記憶手段(69)。前記用紙サイズ信号出力手段
(81)は、印字用紙の搬送路中に配置されたサイズセ
ンサ、または、手動の用紙サイズ入力ボタン等から構成
することができる。また、前記印字走査回数検出手段
(84)は、例えば印字データ有無検出手段と印字デー
タが有りのときに行う印字走査回数カウンタにより構成
することができる。この印字走査回数検出手段(84)
及び前記走査回数積算手段(88)は、マイコンまたは
ロジック回路を用いて構成することができる。また、前
記積算走査回数記憶手段(69)は、EEPROMまた
はSRAM等により構成することができる。
【0008】また、本出願の第2発明のインクジェット
記録装置は、前記第1発明のインクジェット記録装置に
おいて、下記の構成要件(A6)を備えたことを特徴と
する、(A6) 前記積算した走査回数を告知する走査
回数告知手段。前記走査回数告知手段は、前記走査回数
が所定値を越えたときに点滅または点灯するLED表示
器、またはデジタル表示器等により構成することができ
る。
【0009】また、本出願の第3発明のインクジェット
記録装置は、前記第1発明のインクジェット記録装置に
おいて、下記の構成要件(A7),(A8)を備えたこと
を特徴とする、(A7) 前記インクジェット記録ヘッ
ド(H1)のインクノズル(61c)1個当りの予想使用
可能回数を、前記所定サイズの印字用紙に対する1回の
印字走査で使用されるインクノズル(61c)1個当り
の予想使用回数で除した値に対応して定まるヘッド寿命
設定値を記憶するヘッド寿命設定値記憶手段(77,7
8)、(A8) 前記積算走査回数記憶手段(69)に
記憶された積算走査回数と前記ヘッド寿命設定値との差
が所定値に達したときにインクジェット記録ヘッド(H
1)の寿命が接近したことを告知するヘッド寿命告知手
段(82)。前記ヘッド寿命設定値記憶手段(77,7
8)は、ROM(リードオンリーメモリ)、または、E
EPROM等により構成することができる。また、前記
ヘッド寿命告知手段(82)は、LED表示器、または
デジタル表示器等により構成することができる。
【0010】また、本出願の第4発明のインクジェット
記録装置は、前記第1〜3発明のいずれかのインクジェ
ット記録装置において、下記の構成要件(A9)を備え
たことを特徴とする、(A9) 前記積算走査回数記憶
手段(69)は、前記インクジェット記録ヘッド(H
1)に装着されたメモリにより構成されたことを特徴と
するインクジェット記録装置。前記メモリとしては、E
EPROM、またはSRAM等を使用することができ
る。
【0011】また、本出願の第5発明のインクジェット
記録装置は、インクタンク(T)と連通可能なインクジ
ョイント(48)が設けられたヘッド支持部材(H2)
と、前記ヘッド支持部材(H2)に固定されたヒートシ
ンク(58)、このヒートシンク(58)の先端部に装
着されるとともに複数のインクノズル(61c)を有す
るヘッドチップ(61)、および前記複数のインクノズ
ル(61c)と前記インクジョイント(48)内部とを
連通させるインク供給路から構成されたインクジェット
記録ヘッド(H1)と、を有するヘッドユニット(H)
と、前記ヘッドユニット(H)が着脱自在に装着される
とともに主走査方向に往復駆動されるヘッドキャリッジ
(C)と、を備えたインクジェット記録装置において、
下記の構成要件(A1),(A10)〜(A13)を備えた
ことを特徴とする、(A1) 印字用紙のサイズに関す
る用紙サイズ信号を出力する用紙サイズ信号出力手段
(81)、(A10) 印字用紙の印字枚数を検出する印
字枚数検出手段、(A11) 印字用紙が所定サイズの場
合には前記検出した印字枚数をそのままカウントすると
ともに印字用紙が前記所定サイズ以外のサイズの場合に
は前記検出した印字枚数を前記所定サイズの印字用紙の
印字枚数に換算してカウントする印字枚数換算手段、
(A12) 前記印字枚数換算手段によりカウントされた
印字枚数を積算する印字枚数積算手段、(A13) 前記
印字枚数積算手段により積算された印字枚数を記憶する
積算印字枚数記憶手段。前記印字枚数検出手段及び前記
印字枚数積算手段は、マイコンまたはロジック回路を用
いて構成することができる。また、前記積算印字枚数記
憶手段は、EEPROMまたはSRAM等により構成す
ることができる。
【0012】また、本出願の第6発明のインクジェット
記録装置は、前記第5発明のインクジェット記録装置に
おいて、下記の構成要件(A14)を備えたことを特徴と
する、(A14) 前記積算した印字枚数を告知する印字
枚数告知手段。前記印字枚数告知手段は、前記走査回数
が所定値に達したときに点滅または点灯するLED表示
器、またはデジタル表示器等により構成することができ
る。
【0013】また、本出願の第7発明のインクジェット
記録装置は、前記第5発明のインクジェット記録装置に
おいて、下記の構成要件(A15),(A16)を備えたこ
とを特徴とする。(A15) 前記インクジェット記録ヘ
ッド(H1)のインクノズル(61c)1個当りの予想使
用可能回数を、前記所定サイズの印字用紙の1頁の印字
で使用されるインクノズル(61c)1個当りの予想使
用回数で除した値に対応して定めたヘッド寿命設定値を
記憶するヘッド寿命設定値記憶手段(77,78)、
(A16) 前記積算印字枚数と前記ヘッド寿命設定値と
の差が所定値に達したときにインクジェット記録ヘッド
(H1)の寿命が接近したことを告知するヘッド寿命告
知手段(82)。前記ヘッド寿命設定値記憶手段(7
7,78)は前記第3発明と同様に、ROM(リードオ
ンリーメモリ)、または、EEPROM等により構成す
ることができる。また、前記ヘッド寿命告知手段(8
2)は前記第3発明と同様に、LED表示器、またはデ
ジタル表示器等により構成することができる。
【0014】また、本出願の第8発明のインクジェット
記録装置は、前記第5〜7のいずれかの発明のインクジ
ェット記録装置において、下記の構成要件(A17)を備
えたことを特徴とする、(A17) 前記積算印字枚数記
憶手段は、前記インクジェット記録ヘッド(H1)に装
着されたメモリにより構成されたことを特徴とするイン
クジェット記録装置。前記メモリとしては、EEPRO
M、または等を使用することができる。
【0015】また、本出願の第9発明のヘッドユニット
(H)は、インクタンク(T)と連通可能なインクジョ
イント(48)が設けられたヘッド支持部材(H2)
と、前記ヘッド支持部材(H2)に固定されたヒートシ
ンク(58)、このヒートシンク(58)の先端部に装
着されるとともに複数のインクノズル(61c)を有す
るヘッドチップ(61)、および前記複数のインクノズ
ル(61c)と前記インクジョイント(48)内部とを
連通させるインク供給路から構成されたインクジェット
記録ヘッド(H1)と、を有し、主走査方向に往復駆動
されるヘッドキャリッジ(C)に着脱自在に装着される
ヘッドユニット(H)において、下記の構成要件(A1
8)を備えたことを特徴とする、(A18) 印字用紙が
所定サイズの場合には印字走査回数をそのままカウント
するとともに印字用紙が所定サイズ以外のサイズの場合
には印字走査回数を前記所定サイズの印字用紙の走査回
数に換算して積算した走査回数の積算値を記憶する積算
走査回数記憶メモリ。
【0016】また、本出願の第10発明のヘッドユニッ
ト(H)は、前記第9発明のヘッドユニット(H)にお
いて、下記の構成要件(A19)を備えたことを特徴とす
る、(A19) 前記インクジェット記録ヘッド(H1)
のインクノズル(61c)1個当りの予想使用可能回数
を、前記所定サイズの印字用紙に対する1回の印字走査
で使用されるインクノズル(61c)1個当りの予想使
用回数で除した値に対応して定まるヘッド寿命設定値を
記憶するヘッド寿命設定値記憶メモリ。
【0017】また、本出願の第11発明のヘッドユニッ
ト(H)は、インクタンク(T)と連通可能なインクジ
ョイント(48)が設けられたヘッド支持部材(H2)
と、前記ヘッド支持部材(H2)に固定されたヒートシ
ンク(58)、このヒートシンク(58)の先端部に装
着されるとともに複数のインクノズル(61c)を有す
るヘッドチップ(61)、および前記複数のインクノズ
ル(61c)と前記インクジョイント(48)内部とを
連通させるインク供給路から構成されたインクジェット
記録ヘッド(H1)と、を有し、主走査方向に往復駆動
されるヘッドキャリッジ(C)に着脱自在に装着される
ヘッドユニット(H)において、下記の要件(A20)を
備えたことを特徴とする、(A20) 印字用紙が所定サ
イズの場合には印字用紙の印字枚数をそのままカウント
するとともに印字用紙が所定サイズ以外のサイズの場合
には前記印字枚数を前記所定サイズの印字用紙の印字枚
数に換算して積算した印字枚数を記憶する積算印字枚数
記憶メモリ。
【0018】また、本出願の第12発明のヘッドユニッ
ト(H)は、前記第11発明のヘッドユニット(H)に
おいて、下記の構成要件(A21)を備えたことを特徴と
する、(A21) 前記インクジェット記録ヘッド(H
1)のインクノズル(61c)1個当りの予想使用可能回
数を、前記所定サイズの印字用紙の1頁の印字で使用さ
れるインクノズル(61c)1個当りの予想使用回数で
除した値に対応して定まるヘッド寿命設定値を記憶する
ヘッド寿命設定値記憶メモリ。
【0019】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。前述の特徴を備えた本出願の第1発明のインクジ
ェット記録装置は、前記ヘッドキャリッジ(C)及びこ
れに装着されたヘッドユニット(H)が主走査方向に往
復駆動されるとき、ヘッドユニット(H)のヘッド支持
部材(H2)に固定されたヒートシンク(58)先端部
に装着されたヘッドチップ(61)の複数のインクノズ
ル(61c)からインクが吐出される。その吐出インク
は、前記インクタンク(T)からインクジョイント(4
8)内部及びインク供給路を通って供給さる。用紙サイ
ズ信号出力手段(81)は、前記インクノズル(61
c)に対向する位置に供給される印字用紙のサイズに関
する用紙サイズ信号を出力する。印字走査回数検出手段
(84)は、印字走査の回数を検出する。前記走査回数
換算手段(87)は、印字用紙が所定サイズの場合には
前記検出した印字走査回数をそのままカウントするとと
もに印字用紙が前記所定サイズ以外のサイズの場合には
前記検出した印字走査回数を前記所定サイズの印字用紙
の走査回数に換算してカウントする。このカウント値は
走査回数積算手段(88)により積算される。積算走査
回数記憶手段(69)は、前記走査回数積算手段(8
8)により積算された走査回数の積算値(すなわち、積
算走査回数)を記憶する。
【0020】前述のように本出願の第1発明によれば、
サイズの異なる種々の印字用紙に印字した場合の印字走
査回数が、所定サイズの印字用紙を印字した場合の印字
走査回数に換算されて積算走査回数記憶手段(69)に
記憶されている。前記積算走査回数記憶手段(69)に
記憶された積算走査回数は適当な読出し手段により読出
すことができる。前記読出された積算走査回数、すなわ
ち所定サイズの印字用紙の走査回数に換算された印字走
査回数の積算値は、次の理由によりインクジェット記録
ヘッド(H1)の寿命を検出する目安となる。例えば、
前記所定サイズの印字用紙としてA4の印字用紙を採用
した場合について説明する。A4の印字用紙のサイズは
210mm×297mmである。このA4用紙に印字する際
の両サイドのマージンを5mmとする。この場合の1回の
印字走査(すなわち1スキャン)のスキャン長は次のよ
うになる。 210mm−5mm−5mm=200mm 前記スキャン長全部にわたって300dpiで印字した場
合の印字ドット数は次のようになる。 300×(200/25.4)=2362(ドット) X%カバレッジ(X%Coverage、全印字領域に対する印
字ドット面積の割合がXパーセント)の場合、1スキャ
ンで印字される1ノズル当たりの印字ドット数の平均値
は次のようになる。 (2362ドット)×(X%) したがって、例えば4%カバレッジの場合(すなわち、
X=4の場合)、1スキャンで印字される1ノズル当た
りの印字ドット数の平均値は次のようになる。 2362ドット×0.04=約100ドット インクジェット記録ヘッド(H1)の各ノズルの平均寿
命が2×10の8乗ドット数であるとれば、印字走査可
能回数(スキャン可能回数)は次のようになる。 スキャン可能回数=2×10の8乗/100=2×10
の6乗 したがって、平均して約4%カバレッジで印字する場合
には、実際のスキャン回数が2×10の6乗に近づいた
ときがインクジェット記録ヘッド(H1)の寿命が近づ
いたということになる。したがって、前記積算走査回数
記憶手段(69)に記憶された走査回数の積算値を適当
な読出し装置を用いて読出すことにより、インクジェッ
ト記録ヘッド(H1)の寿命を予知することが可能とな
る。
【0021】前述の特徴を備えた本出願の第2発明のイ
ンクジェット記録装置は、前記第1発明のインクジェッ
ト記録装置において、前記積算した走査回数(すなわ
ち、積算走査回数)を告知する走査回数告知手段が設け
られているので、インクジェット記録ヘッド(H1)の
寿命を容易に予知することができる。
【0022】前述の特徴を備えた本出願の第3発明のイ
ンクジェット記録装置の前記ヘッド寿命設定値記憶手段
(77,78)には、前記インクジェット記録ヘッド
(H1)のインクノズル(61c)1個当りの予想使用可
能回数を、前記所定サイズの印字用紙に対する1回の印
字走査で使用されるインクノズル(61c)1個当りの
予想使用回数で除した値に対応して定まるヘッド寿命設
定値(77a,78a)が記憶されている。そして、ヘッ
ド寿命告知手段(82)は、前記積算走査回数と前記ヘ
ッド寿命設定値との差が所定値に達したときにインクジ
ェット記録ヘッド(H1)の寿命が接近したことを告知
する。したがって、インクジェット記録ヘッド(H1)
の寿命が近づいたことを確実に知ることができる。
【0023】前述の特徴を備えた本出願の第4発明のイ
ンクジェット記録装置は、前記積算走査回数記憶手段
(69)を構成するメモリが、前記インクジェット記録
ヘッド(H1)に装着されている。したがって、インク
ジェット記録ヘッド(H1)がヘッドキャリッジ(C)
から離脱されて、サービスステーションまたは販売代理
店等に持ち込まれた場合、サービスステーション等にお
いては、前記メモリの記憶データ(積算走査回数)を読
出すことにより、故障か寿命かの区別をすることが可能
となる。
【0024】前述の特徴を備えた本出願の第5発明のイ
ンクジェット記録装置は、前記ヘッドキャリッジ(C)
及びこれに装着されたヘッドユニット(H)が主走査方
向に往復駆動されるとき、ヘッドユニット(H)のヘッ
ド支持部材(H2)に固定されたヒートシンク(58)
先端部に装着されたヘッドチップ(61)の複数のイン
クノズル(61c)からインクが吐出される。その吐出
インクは、前記インクタンク(T)からインクジョイン
ト(48)内部及びインク供給路を通って供給さる。用
紙サイズ信号出力手段(81)は、前記インクノズル
(61c)に対向する位置に供給される印字用紙のサイ
ズに関する用紙サイズ信号を出力する。印字枚数検出手
段は、印字用紙の印字枚数を検出する。前記印字枚数換
算手段は、印字用紙が所定サイズの場合には前記検出し
た印字枚数をそのままカウントするとともに印字用紙が
前記所定サイズ以外のサイズの場合には前記検出した印
字枚数を前記所定サイズの印字用紙の印字枚数に換算し
てカウントする。このカウント値は印字枚数積算手段に
より積算される。積算印字枚数記憶手段は、前記印字枚
数積算手段により積算された印字枚数の積算値(すなわ
ち、積算印字枚数)を記憶する。
【0025】前述のように本出願の第5発明によれば、
サイズの異なる種々の印字用紙に印字した場合の積算印
字枚数が、所定サイズの印字用紙を印字した場合の積算
印字枚数に換算されて積算印字枚数記憶手段に記憶され
ている。前記積算印字枚数記憶手段に記憶された積算印
字枚数は適当な読出し手段により読出すことができる。
前記読出された積算印字枚数、すなわち所定サイズの印
字用紙の印字枚数の積算値に換算された積算印字枚数
は、次の理由によりインクジェット記録ヘッド(H1)
の寿命を検出する目安となる。例えば、前記所定サイズ
の印字用紙としてA4の印字用紙を採用した場合につい
て説明する。A4の印字用紙のサイズは210mm×29
7mmである。このA4用紙に印字する際の両サイドのマ
ージンを5mmとする。この場合の1回の印字走査(すな
わち1スキャン)のスキャン長は次のようになる。 210mm−5mm−5mm=200mm 前記スキャン長全部にわたって300dpiで印字した場
合の印字ドット数は次のようになる。 300×(200/25.4)=2362(ドット) X%カバレッジ(X%Coverage、全印字領域に対する印
字ドット面積の割合がXパーセント)の場合、1スキャ
ンで印字される1ノズル当たりの印字ドット数の平均値
は次のようになる。 (2362ドット)×(X%) したがって、例えば4%カバレッジの場合(すなわち、
X=4の場合)、1スキャンで印字される1ノズル当た
りの印字ドット数の平均値は次のようになる。 2362ドット×0.04=約100ドット
【0026】また、前記A4用紙に印字する際の上下両
端のマージンを5mmとする。この場合の1枚のA4用紙
の副走査方向の印字幅は次のようになる。 297mm−5mm−5mm=287mm 前記副走査方向の印字幅全部にわたって300dpiで印
字した場合の副走査方向の印字ドット数は次のようにな
る。 300×(287/25.4)=3390(ドット) 今、例えばインクジェット記録ヘッド(H1)のノズル
数が128個であるとすると、副走査方向に3390ド
ット印字するために必要なスキャン数は次のようにな
る。 3390/128=26.5 したがって、X%カバレッジ(X%Coverage、全印字領
域に対する印字ドット面積の割合がXパーセント)の場
合、A4用紙1頁印字する際の1ノズル当たりの印字ド
ット数の平均値は次のようになる。 (2362ドット)×(X%)×26.5 したがって、例えば4%カバレッジの場合(すなわち、
X=4の場合)、1スキャンで印字される1ノズル当た
りの印字ドット数の平均値は次のようになる。 2362ドット×0.04×26.5=約2650ドット インクジェット記録ヘッド(H1)の各ノズルの平均寿
命が2×10の8乗ドット数であるとれば、A4用紙の
印字可能枚数は次のようになる。 印字可能枚数=2×10の8乗/2650=7.55×
10の4乗 したがって、平均して約4%カバレッジで印字する場合
には、A4用紙の実際の印字枚数が7.55×10の4
乗に近づいたときがインクジェット記録ヘッド(H1)
の寿命が近づいたということになる。したがって、前記
積算印字枚数記憶手段に記憶された印字枚数の積算値を
適当な読出し装置を用いて読出すことにより、インクジ
ェット記録ヘッド(H1)の寿命を予知することが可能
となる。
【0027】前述の特徴を備えた本出願の第6発明のイ
ンクジェット記録装置は、前記第5発明のインクジェッ
ト記録装置において、前記積算した印字枚数を告知する
印字枚数告知手段が設けられているので、インクジェッ
ト記録ヘッド(H1)の寿命を容易に予知することがで
きる。
【0028】前述の特徴を備えた本出願の第7発明のイ
ンクジェット記録装置は、ヘッド寿命設定値記憶手段
(77,78)には、前記インクジェット記録ヘッド
(H1)のインクノズル(61c)1個当りの予想使用可
能回数を、前記所定サイズの印字用紙の1頁の印字で使
用されるインクノズル(61c)1個当りの予想使用回
数で除した値に対応して定まるヘッド寿命設定値が記憶
されている。そして、ヘッド寿命告知手段(82)は、
前記積算印字枚数と前記ヘッド寿命設定値との差が所定
値に達したときにインクジェット記録ヘッド(H1)の
寿命が接近したことを告知する。したがって、インクジ
ェット記録ヘッド(H1)の寿命が近づいたことを確実
に知ることができる。
【0029】前述の特徴を備えた本出願の第8発明のイ
ンクジェット記録装置は、前記積算印字枚数記憶手段を
構成するメモリが、前記インクジェット記録ヘッド(H
1)に装着されている。したがって、インクジェット記
録ヘッド(H1)がヘッドキャリッジ(C)から離脱さ
れて、サービスステーションまたは販売代理店等に持ち
込まれた場合、サービスステーション等においては、前
記メモリの記憶データ(積算印字枚数)を読出すことに
より、インクジェット記録ヘッド(H1)の故障か寿命
かの区別をすることが可能となる。
【0030】前述の特徴を備えた本出願の第9発明のヘ
ッドユニット(H)は、前記ヘッドキャリッジ(C)に
装着して使用される。前記ヘッドキャリッジ(C)及び
これに装着されたヘッドユニット(H)が主走査方向に
往復駆動されるとき、ヘッドユニット(H)のヘッド支
持部材(H2)に固定されたヒートシンク(58)先端
部に装着されたヘッドチップ(61)の複数のインクノ
ズル(61c)からインクが吐出される。その吐出イン
クは、前記インクタンク(T)からインクジョイント
(48)内部及びインク供給路を通って供給さる。前記
ヘッドユニット(H)は、積算走査回数記憶メモリを有
しており、前記積算走査回数記憶メモリは、印字用紙が
所定サイズの場合には印字走査回数をそのままカウント
するとともに印字用紙が所定サイズ以外のサイズの場合
には印字走査回数を前記所定サイズの印字用紙の走査回
数に換算して積算した走査回数の積算値(すなわち、積
算走査回数)を記憶している。したがって、前記積算走
査回数記憶手段(69)に記憶された走査回数の積算値
を適当な読出し装置を用いて読出すことにより、インク
ジェット記録ヘッド(H1)の寿命を予知することが可
能となる。また、ヘッドユニット(H)がヘッドキャリ
ッジ(C)から離脱されて、サービスステーションまた
は販売代理店等に持ち込まれた場合、サービスステーシ
ョン等においては、前記メモリの記憶データ(積算走査
回数)を読出すことにより、インクジェット記録ヘッド
(H1)の故障か寿命かの区別をすることが可能とな
る。
【0031】前述の特徴を備えた本出願の第10発明の
ヘッドユニット(H)は、ヘッド寿命設定値記憶メモリ
を有しており、そのヘッド寿命設定値記憶メモリには、
前記インクジェット記録ヘッド(H1)のインクノズル
(61c)1個当りの予想使用可能回数を、前記所定サ
イズの印字用紙に対する1回の印字走査で使用されるイ
ンクノズル(61c)1個当りの予想使用回数で除した
値に対応して定まるヘッド寿命設定値が記憶される。し
たがって、前記積算走査回数記憶メモリ(69)に記憶
された走査回数の積算値及び前記ヘッド寿命設定値を適
当な読出し装置を用いて読出してそれらを比較すること
により、インクジェット記録ヘッド(H1)の寿命を容
易に予知することが可能となる。
【0032】前述の特徴を備えた本出願の第11発明の
ヘッドユニット(H)は前記ヘッドキャリッジ(C)に
装着して使用される。前記ヘッドキャリッジ(C)及び
これに装着されたヘッドユニット(H)が主走査方向に
往復駆動されるとき、ヘッドユニット(H)のヘッド支
持部材(H2)に固定されたヒートシンク(58)先端
部に装着されたヘッドチップ(61)の複数のインクノ
ズル(61c)からインクが吐出される。その吐出イン
クは、前記インクタンク(T)からインクジョイント
(48)内部及びインク供給路を通って供給さる。前記
ヘッドユニット(H)は、積算印字枚数記憶メモリを有
しており、前記積算印字枚数記憶メモリは、印字用紙が
所定サイズの場合には印字枚数をそのままカウントする
とともに印字用紙が所定サイズ以外のサイズの場合には
印字枚数を前記所定サイズの印字用紙の印字枚数に換算
して積算した印字枚数の積算値(すなわち、積算印字枚
数)を記憶している。したがって、前記積算印字枚数記
憶メモリ(69)手段に記憶された印字枚数の積算値を
適当な読出し装置を用いて読出すことにより、インクジ
ェット記録ヘッド(H1)の寿命を予知することが可能
となる。また、ヘッドユニット(H)がヘッドキャリッ
ジ(C)から離脱されて、サービスステーションまたは
販売代理店等に持ち込まれた場合、サービスステーショ
ン等においては、前記メモリの記憶データ(積算印字枚
数)を読出すことにより、インクジェット記録ヘッド
(H1)の故障か寿命かの区別をすることが可能とな
る。
【0033】前述の特徴を備えた本出願の第12発明の
ヘッドユニット(H)は、ヘッド寿命設定値記憶メモリ
を有しており、そのヘッド寿命設定値記憶メモリには、
前記インクジェット記録ヘッド(H1)のインクノズル
(61c)1個当りの予想使用可能回数を、前記所定サ
イズの印字用紙の1頁の印字走査で使用されるインクノ
ズル(61c)1個当りの予想使用回数で除した値に対
応して定まるヘッド寿命設定値が記憶される。したがっ
て、前記積算印字枚数記憶メモリ(69)手段に記憶さ
れた積算印字枚数及び前記ヘッド寿命設定値を適当な読
出し装置を用いて読出してそれらを比較することによ
り、インクジェット記録ヘッド(H1)の寿命を容易に
予知することが可能となる。
【0034】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明のインクジ
ェット記録装置の一実施例を説明するが、本発明は以下
の実施例に限定されるものではない。なお、本発明の実
施例の説明中において、「前方」は、図中の矢印X1(図
1参照)方向、「後方」は図中の矢印X2(図1参照)
方向を意味し、「左方」は図中の矢印Y1方向(図1,
2参照)すなわち前記「前方」から「後方」を見たとき
の左手側の方向を意味し、「右方」は図中の矢印Y2方
向を意味するものとする。 図1は本実施例のインクジ
ェット記録装置のヘッドキャリッジCとそれに着脱可能
なヘッドユニットおよびインクタンクの分解斜視図、図
2はヘッドキャリッジCにヘッドユニットおよびインク
タンクが装着された状態を示す図、図3はヘッドユニッ
トおよびインクタンクの斜視図、図4は同実施例のイン
クジェット記録ヘッドH1の詳細説明図で、図4Aはそ
の全体を示す図、図4Bは図4Aの要部の拡大図、図5
は同実施例のインクジェット記録ヘッドの寿命検出部の
機能の説明図、図6は同実施例のインクジェット記録ヘ
ッドの寿命検出部分の構成を示す図、図7は同実施例に
おけるインクジェット記録ヘッドの寿命検出フローを示
す図、図8は前記図7のフローチャートのステップT6
の詳細なフロー説明図である。
【0035】図1において、インクジェット記録装置
は、ヘッドキャリッジCを有している。ヘッドキャリッ
ジCは、イエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の各色の
インクをインク吐出用ノズルから吐出して印字を行う合
計4個のインクジェットカートリッジを装着可能に構成
されている。ヘッドキャリッジCに装着する各色のイン
クジェットカートリッジK(図1,2で1個のみ図示)
は、図1,2に示すように、ヘッドユニットH及びそれ
に着脱自在なインクタンクTから構成されている。ヘッ
ドユニットHは、インクジェット記録ヘッドH1及びヘ
ッド支持部材としてのヘッド支持部材H2から構成され
ており、前記インクタンクTはタンクホルダ(すなわ
ち、ヘッド支持部材)H2に着脱自在に装着されるよう
になっている。そして、ヘッドキャリッジCに装着され
たインクジェットカートリッジKは、ヘッドキャリッジ
Cに設けられた偏心カムレバーC1の回転により後方
(X2方向)に押付けられてヘッドキャリッジCに固定
されるようになっている。なお、これらのヘッドキャリ
ッジC及びインクジェットカートリッジKとしては従来
公知の種々のものを採用することも可能である。
【0036】前記ヘッドキャリッジCの下部の前後には
それぞれガイドシャフト貫通孔1,2が設けられてい
る。前記各ガイドシャフト貫通孔1,2(図2参照)は
それぞれ左右方向に延びるガイドシャフト3,4とスラ
イド自在に嵌合している。前記ヘッドキャリッジCの後
側部分は無端状のタイミングベルト(図示せず)に連結
されている。無端状のタイミングベルトは、キャリッジ
移動用パルスモータ(図示せず)の回転により往復駆動
され、そのとき、タイミングベルトに連結されたヘッド
キャリッジCは前記ガイドシャフト3,4に沿って左右
(Y1−Y2方向)に往復駆動されるようなっている。こ
のような、タイミングベルト(駆動ベルト)によりヘッ
ドキャリッジCをガイドシャフト3,4に沿って往復動
させる構成は、従来公知である。
【0037】前記ガイドシャフト3,4の下方には、記
録用紙を印字位置に給紙するとともに、印字された記録
用紙を排紙トレー(図示せず)に排出するための用紙搬
送装置(図示せず)が配置されている。なお用紙搬送装
置としては従来公知の種々の装置を使用することができ
る。
【0038】図1において、前記ヘッドキャリッジC
は、キャリッジ本体16の後側上面にキャリッジ後壁1
7が上方に伸びて形成され、キャリッジ本体16の左右
両端上面にはインクジェットカートリッジKを案内する
ための挿入ガイド壁としてのキャリッジ左側壁18およ
びキャリッジ右側壁19が上方に伸びるように形成され
ている。前記キャリッジ後壁17および左右の側壁1
8,19はキャリッジ本体16の上面に鉛直に設けられ
ており、また、左右の側壁18,19は平行である。図
1に示すように、前記左右の側壁18,19の間には、
それらの側壁18,19に平行な3つの中間側壁(すな
わち、挿入ガイド壁)21が設けられており、各側壁1
8,21,21,21,19の中で、隣接する側壁間の
間隔は同じに設定されている。また、前記各側壁18,
19,21には図1,2に示すように、それぞれ上端中
央部から下方に向かって延びるホルダガイド溝18a,
19a,21aが形成されている。このホルダガイド溝1
8a,19a,21aは前記ヘッド支持部材H2をガイドす
るための溝であるが、これについては後で説明する。
【0039】前記各側壁18,21,21,21,19
の間にはそれぞれ、隣接する一対の側壁に挟まれたキャ
リッジ本体16の上面は、1つのホルダ底壁支持面(す
なわち、ヘッド支持部材載置部)22を形成している。
前記1つのホルダ底壁支持面22は、前側部分22aお
よび後側部分22bから構成されており、それらの中間
部には、ヘッド貫通孔23が形成されている。すなわ
ち、キャリッジ本体16の上面には合計4つのホルダ底
壁支持面(すなわち、ヘッド支持部材載置部)22が形
成されており、各ホルダ底壁支持面22の中央部にはそ
れぞれヘッド貫通孔23が設けられている。そして、前
記キャリッジ本体16上面の4つのホルダ底壁支持面2
2にはそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、および黒
のヘッドユニットHが支持されるようになっている。前
記各ホルダ底壁支持面22の前後の両端部にはそれぞれ
図1,2に示すL型爪収容部24と、抜け止め防止部材
としての被挟持部25とが設けられている。
【0040】前記キャリッジ本体16の前側上面には前
記4つの各ホルダ底壁支持面22に対応してそれぞれ偏
心カムレバーC1が回転可能に設けられている。前記偏
心カムレバーC1は、前記ガイドシャフト3,4と平行
な軸回りに回動可能になっている。また、前記偏心カム
レバーC1は前記ヘッド支持部材H2を後方に押圧するカ
ム面(押圧カム面)を有している。
【0041】図2,3から分かるように、キャリッジ左
側壁18およびキャリッジ右側壁19の後端はキャリッ
ジ後壁17と接続しているが、中間側壁21の後端は前
記キャリッジ後壁17との間に間隙が設けられている。
そして、3つの中間側壁21と前記キャリッジ後壁17
との間に形成される前記間隙により形成されるボード挿
入溝に接続ボードBが挿入されるようになっている。接
続ボードB前面の前記4つの各ホルダ底壁支持面22に
対応する位置にはそれぞれキャリッジ側接続端子部分3
7が設けられており、各キャリッジ側接続端子部分37
は複数の接続端子37aを有している。接続ボードB後
面には、ピンコネクタ38と、IC等の電子部品39,
40等が装着されている。前記ピンコネクタ38は図示
しない接続ケーブルによってインクジェット記録装置の
メインボードと接続するためのコネクタである。
【0042】次に図1〜図3により、前記一体的に連結
されたタンクホルダ(ヘッド支持部材H2およびインク
ジェット記録ヘッドH1から構成されたヘッドユニット
Hについて説明する。
【0043】ヘッドユニットHは、インクジェット記録
ヘッドH1とヘッド支持部材(すなわち、タンクホル
ダ)H2とを有している。ヘッド支持部材H2は、インク
タンクTを着脱自在に保持するタンクホルダを形成する
ホルダ底壁42と、その底壁42の周囲から上方に延び
るホルダ側壁43とを有している。ホルダ側壁43は、
ホルダ前壁44、ホルダ後壁45、ホルダ左側壁46、
およびホルダ右側壁47から構成されている。前記ホル
ダ側壁43の上端部には開口43aが形成されており、
その開口43aからインクタンクTが挿入されるように
なっている。前記ホルダ底壁42には、インクタンクT
と連通可能なインクジョイント48が設けられている。
また、ホルダ底壁42の外面(下面)には、前後に被抜
け止め防止部材49,49が設けられている。被抜け止
め防止部材49は、L型爪51および被挟持用突起52
から構成されている。L型爪51は、前記ホルダ底壁4
2外側面から外方に突出する突出部分とこの突出部分の
先端に設けられて前記ホルダ底壁42外側面と平行に延
びる抜け止め部とを有している。そして、前記ホルダ底
壁42の外面には、前記L型爪51の前記ホルダ底壁4
2外側面と平行に延びる前記抜け止め部に対応する位置
に半球状の挟持用突起52が設けられている。そして、
ホルダ底壁42の前側部分(矢印X1側部分)外面には
1個の挟持用突起52が設けられており、その挟持用突
起52は、ホルダ底壁42の前側部分の前記L型爪51
の前記ホルダ底壁42外側面と平行に延びる抜け止め部
に対向する位置に配置されている。また、ホルダ底壁4
2の後側部分外面には2個の挟持用突起52が設けられ
ており、それらの挟持用突起52,52は、底壁42の
後側の前記L型爪51の前記ホルダ底壁42外側面と平
行に延びる抜け止め部に対向する位置から左右に離れて
配置されている。前記被抜け止め防止部材49のL型爪
51および挟持用突起52は、前記図2に示すようにイ
ンクジェットカートリッジKがヘッドキャリッジCに装
着された場合に、ヘッドキャリッジCの前記被挟持部2
5を挟持するように構成されている。
【0044】前記ホルダ左側壁46およびホルダ右側壁
47の上端部には平行な2本のスリット43a,43aが
形成されている。そして、前記2本のスリット43a,
43aの中間部分には、係止部材としての円形の係止孔
43bが形成されている。前記円形の係止孔43bはイン
クタンクTを位置決め保持する機能を有している。そし
て、前記2本のスリット43a,43aは、それらの間の
ホルダ側壁部分に弾性を持たせる機能を有している。ま
た、ホルダ左側壁46および右側壁47の外面には被ガ
イド突起43c(図2,3参照)が設けられている。こ
の被ガイド突起43cは前記ヘッドキャリッジCのホル
ダガイド溝18aまたは21aと係合してガイドされるも
のである。
【0045】前記ホルダ左側壁46および右側壁47の
外面にはシャッタガイドとしてのスリット状のガイド溝
すなわち、シャッタガイド溝43dが形成されている。
このシャッタガイド溝43dは、シャッタSをガイドす
る溝である。図3においてシャッタSは、導電性の被覆
板S1とこの被覆板S1の両側に設けられて前記ヘッド支
持部材H2の左右のホルダ側壁46,47の外面を挟持
する脚部S2を有しており、脚部S2内面にはホルダ側壁
46,47を挟持するための突起(図示せず)が設けら
れている。そして、ホルダ左側壁46を挟持する脚部S
2に設けられた突起は、前記シャッタガイド溝43dに嵌
合してガイドされるようになっている。このため、シャ
ッタSは、前記ホルダ後壁45外面の端子保持部に保持
された接続端子部分53(図3参照)を覆う端子被覆位
置(図1参照)と接続端子部分53を開放する端子開放
位置(図2,3参照)との間で前記シャッタガイド溝4
3dに沿って移動可能である。また図3に示すように、
前記シャッタSは導電性のアース線Saによりインクジ
ェット記録ヘッドH1のアルミ性のヒートシンク(後
述)にアースされている。
【0046】図4において、前記ホルダ底壁42中央部
に設けられたインクジョイント48は、下端部に配置さ
れた一対の大径のフランジ部48a,48aと上部の小径
部48bとを有している。そして、前記一対のフランジ
48a,48a間の小径部がホルダ底壁42のジョイント
支持孔に装着されており、前記上部の小径部48bはタ
ンクホルダFの内部に突出している。そして、インクジ
ョイント48の小径部48bの下端部にはシールリング
54が装着されている。このシールリング54の下面は
前記インクジョイント48のフランジ48aによって支
持されている前記インクジョイント48の下端にはその
内部と外部とを連通させるジョイント側連通管55が連
結されている。
【0047】次に、前記ヘッドユニットHの前記インク
ジェット記録ヘッドH1について説明する。図1,3,
4において、インクジェット記録ヘッドH1は、前記ヘ
ッド支持部材H2のホルダ右側壁47と一体に形成され
た基板部材57を有している。基板部材57Y1側の側
面すなわち左側面は、ヘッド支持面57aとして形成さ
れており、ヘッド支持面57aにはアルミ製のヒートシ
ンク58が装着される。このヒートシンク58はインク
を吐出する際にヒータで発生した熱量を吸収、放熱する
機能を有している。このヒートシンク58にはその前側
および後側に突出部58aが設けられており、後側の突
出部はヘッドユニットHの後側の位置決めを行うヘッド
位置決め部58aとして形成されている。すなわち、図
2に示すように、ヘッドユニットHはヘッドキャリッジ
Cに挿入されたとき、偏心カムレバーC1により後方に
押圧され、ヘッド位置決め部58aの後側面がヘッドキ
ャリッジCのヘッド貫通孔23後面に当接する位置に保
持される。
【0048】図4において、前記ヒートシンク58に
は、その先端部分(下端部分)を除いた部分に樹脂製の
配線基板59が接着されており、その先端部分には後で
詳述するヘッドチップ61(図4B参照)が接着されて
いる。前記配線基板59の上端の端子部には、フレキシ
ブルケーブル62の一端部が導電性の接着剤により接続
されている。このフレキシブルケーブル62は図4Aに
示すように、前記ホルダ右側壁47および基板部材57
間の仕切り壁部分57bを乗り越えて、前記ホルダ右側
壁47の内面に延びている。そして、このフレキシブル
ケーブル62の他端部は前記図3に示す接続端子部分5
3に接続されている。
【0049】図4A,4Bにおいて、前記ヒートシンク
58の先端部分に接着された前記ヘッドチップ61の外
側面を覆うようにマニホルド63が接着されている。ヘ
ッドチップ61は、その上面に図示しない共通電極、複
数の個別電極(図示省略)、およびそれらを接続する複
数のヒータ(発熱抵抗体)が形成されたヒータ基板61
aと、その上面に樹脂製の接着剤を用いて固着されたチ
ャネル基板61bとから構成されている。前記ヒータ基
板61aの複数のヒータに対応して前記チャネル基板6
1bに形成されたチャネル(溝)と、ヒータ基板61aと
によって、多数のインクノズル61cが形成されてい
る。前記多数のインクノズル61cは、図4Bで紙面に
垂直方向に沿って並んで形成されている。また、前記チ
ャネル基板61bには、前記各インクノズル61cに接
続するとともに図4A,4Bで紙面に垂直に延びるイン
ク供給チャネル61dが形成されている。なお、前記ヘ
ッドチップ61は前述の構成に限らず、従来公知の種々
の構成のものを採用することができる。
【0050】図4Aにおいて、前記マニホルド63には
インク収容室63aが設けられており、このインク収容
室63aは前記インク供給チャネル61d(図4B参照)
に連通している。また図4Aに示すように、前記マニホ
ルド63のインク収容室63aはカバー64によって閉
塞されている。このカバー64には内部が前記インク収
容室63aに連通する接続部材66が個着されており、
接続部材66にはその接続部材66内部を外部と連通さ
せるチップ側連通管67が連結されている。このチップ
側連通管67は前記ジョイント側連通管55と接続パイ
プ68によって接続されている。前記符号55,63,
64,66〜68で示された構成要素から前記ヘッドチ
ップ61の複数のインクノズル61cと前記インクジョ
イント48内部とを連通させるインク供給路がら構成さ
れている。
【0051】前記配線基板59表面(左側面)には、積
算走査回数記憶手段としての寿命検出データ記憶メモリ
69が装着されている。寿命検出データ記憶メモリ69
は、前記配線基板59に形成されたプリント配線、前記
フレキシブルケーブル62、および接続端子部分53を
介して前記接続ボードB前面のキャリッジ側接続端子部
分37に接続されている。このキャリッジ側接続端子部
分37は接続ボードB後面のピンコネクタ38およびこ
のピンコネクタ38に接続された図示しない接続ケーブ
ルによってインクジェット記録装置のメインボードと接
続されている。
【0052】前記ヘッドユニットHに着脱自在に装着さ
れるインクタンクTは、図1,2,3に示すように、内
部にインク収容空間を形成するタンクケース71と前記
インク収容空間を閉塞するタンクカバー72とから構成
されている。前記タンクケース71の左右の側面(前記
ヘッドユニットHのホルダ左側壁46およびホルダ右側
壁47にガイドされる側面)にはそれぞれ、位置決め用
の被係止部材としての半球状の突起71aが設けられて
いる。前記タンクケース71の左右の側面(すなわちイ
ンクタンクTの左右の側面)にそれぞれ設けられた前記
突起71aは、前記ヘッドユニットHのホルダ左側壁4
6およびホルダ右側壁47に設けられた前記係止部材と
しての円形の係止孔43b(図1,2,3参照)に係合
可能に形成されている。
【0053】前記タンクケース71の底面(すなわちイ
ンクタンクTの底面)には、ジョイント接続部材として
の円形の貫通孔71bが形成されている。この円形の貫
通孔71bは、インクタンクTをヘッドユニットHのホ
ルダ側壁46,47に沿って挿入したとき、前記ヘッド
ユニットH内部に突出するインクジョイント48の前記
小径部48b(図4A参照)と嵌合する位置に形成され
ている。そして、インクタンクT底面の前記貫通孔71
bの外周部分は、インクタンクTがヘッドユニットHに
挿入されたとき前記インクジョイント48に装着された
前記シールリング54に押しつけられるようになってい
る。このため、インクタンクTとヘッドユニットHとの
接続部からのインク漏れは生じないようになっている。
【0054】前記タンクケース71の前記インク収容空
間を閉塞するタンクカバー72は、タンクケース71の
上端縁の開口部に接着剤または熱融着によって個着され
る。このタンクカバー72には、ヘッドユニットHから
インクタンクTを引っ張って離脱させるときに指でつか
むための略平板状の把手72aが設けられている。また
図1〜3に示すように、タンクカバー72にはインクタ
ンクTの内外を連通させる大気連通孔72bが形成され
ている。
【0055】次に図5により、本実施例のインクジェッ
ト記録装置のインクジェット記録ヘッドH1の寿命検出
部分の機能について説明する。図5において、前記ヘッ
ドユニットHに装着された寿命検出データ記憶メモリ6
9は、積算値メモリ76、第1寿命設定値メモリ77、
第2寿命設定値メモリ78を有している。第1寿命設定
値メモリ77には第1寿命設定値77a(=2×10の
8乗×0.9=1.8×10の8乗)が記憶されており、
第2寿命設定値78には第2寿命設定値78a(=2×
10の8乗×0.98=1.96×10の8乗)が記憶さ
れている。
【0056】インクジェット記録装置の本体側(着脱自
在なヘッドユニットH以外の部分)には、印字用紙のサ
イズを検出するサイズセンサ81、インクジェット記録
ヘッドH1の使用回数が第1寿命設定値77a(=1.8
×10の8乗)を越えたことを告知するLED点滅手段
82、及び、インクジェット記録ヘッドH1の使用回数
が第2寿命設定値78a(=1.96×10の8乗)を越
えたことを告知するLED点灯及びシステムシャットダ
ウン手段83が設けられている。前記サイズセンサ81
は、印字用紙の搬送路の途中に配置された複数のセンサ
によって構成されている。このようなサイズセンサとし
ては、従来の複写機用自動原稿搬送装置の原稿搬送路中
に配置され、通過する原稿サイズを検出する原稿サイズ
センサと同様のセンサを利用することができる。
【0057】また、インクジェット記録装置の本体側に
は、走査回数検出手段84が設けられている。走査回数
検出手段84は、印字データ有無検出手段と印字走査回
数カウンタにより構成され、印字データが有りの場合に
印字ヘッドの走査を行ったとき、前記印字走査回数カウ
ンタを動作させることにより印字走査回数をカウントす
る。
【0058】また、インクジェット記録装置の本体側に
は、走査回数積算手段86が設けられている。走査回数
積算手段86は、走査回数換算手段87及び積算手段8
8から構成されている。走査回数換算手段87は、前記
サイズセンサ81で得られた印字用紙サイズに応じて印
字走査回数検出手段84でカウントされた走査回数を所
定サイズの印字用紙の走査回数に換算してカウントする
機能を有している。また、この走査回数換算手段87
は、印字走査回数の換算カウント値87aを積算手段8
8に出力するとともに、印字走査を終わったことを告げ
る信号を第1比較手段89(後述)に出力する機能を有
している。前記積算手段88は、前記積算値メモリ76
の記憶値76aに前記換算カウント値87aを加算した値
88aを新しい積算値として出力する機能を有してい
る。
【0059】また、インクジェット記録装置の本体側に
は、第1比較手段89及び第2比較手段90が設けられ
ている。前記第1比較手段89は、前記走査回数換算手
段87からの入力信号(印字走査の終了を告知する信
号)に応じて、前記積算手段88の出力値(すなわち、
新しい積算値)88aと前記第1寿命設定値メモリ77
に記憶されている第1寿命設定値77aとを比較する。
そして、第1比較手段89は、88a<77aのときには
前記寿命検出データ記憶メモリ69に書込指令信号89
aを出力するとともに、88a≧77aときには第2比較
手段90に第2比較手段作動指令信号89bを出力する
機能を有している。前記寿命検出データ記憶メモリ69
は前記書込指令信号89aが入力されると、積算値メモ
リ76に記憶された積算値を新しい積算値(前記積算手
段88の出力値88a)に書換える機能を有している。
【0060】前記第2比較手段90は、前記第1比較手
段89からの入力信号(第2比較手段作動指令信号)8
9bに応じて、前記積算手段88の出力値(すなわち、
新しい積算値)88aと前記第2寿命設定値メモリ78
に記憶されている第2寿命設定値78aとを比較する。
そして、第2比較手段90は、88a<78aのときには
前記寿命検出データ記憶メモリ69に書込指令信号90
aを出力するとともに、前記LED点滅手段82を作動
させるLED点滅信号90bを出力する機能を有してい
る。また、第2比較手段90は、88a≧78aときには
前記システムシャットダウン手段83を作動させるシャ
ットダウン信号90cを出力する機能を有している。ま
た、前記寿命検出データ記憶メモリ69は前記書込指令
信号90aが入力されると、積算値メモリ76に記憶さ
れた積算値を新しい積算値(前記積算手段88の出力値
88a)に書換える機能を有している。
【0061】これまで図5により、本実施例のインクジ
ェット記録装置の寿命検出部分の機能について説明し
た。前記図5に示す符号84,86〜90で示された各
要素の機能は、ワイヤードロジックを用いて実現するこ
とも可能であるが、本実施例ではマイコンを用いて実現
している。図6はマイコンを用いて前記各要素84,8
6〜90の機能を実現した本実施例の実際の構成を示す
図である。図6において、マイコンMは、中央演算処理
装置CPU、リードオンリーメモリROM、ランダムア
クセスメモリRAM、入出力インターフェースI/O等
から構成されている。そしてこのマイコンMは、前記リ
ードオンリーメモリROMに記憶されたプログラム及び
データ等を中央演算処理装置CPU及びランダムアクセ
スメモリRAM等で処理することにより、前記図5に示
した符号84,86〜90で示された各要素の機能を実
現している。
【0062】前記マイコンMには、前記ホストコンピュ
ータからの印字データ、前記サイズセンサ81のサイズ
検出信号、寿命検出データ記憶メモリ69の記憶値76
a,77a,78a等が入力されている。また、マイコンM
からは、印字走査回数積算値が寿命検出データ記憶メモ
リ69に出力されている。また、マイコンMから出力さ
れる前記LED点滅信号90bと、システムシャットダ
ウン信号90cとは、それぞれは前記LED点滅手段8
2と、LED点灯及びシステムシャットダウン手段83
に出力されている。
【0063】〔実施例の作用〕次に、前述の構成を備え
た本発明のインクジェット記録装置の実施例の作用を説
明する。図1,3において、インクタンクTをヘッドユ
ニットHのホルダ底壁42に向けて挿入すると、インク
タンクTはホルダ左側壁46およびホルダ右側壁47の
内面に沿って案内される。そして、前記インクタンクT
の両側面に設けられた一対の位置決め用の半球状の突起
(被係止部材)71aが前記ヘッドユニットHのホルダ
側壁46,47の上端に当接する。前記一対の半球状の
突起(被係止部材)71aが当接するホルダ側壁部分
は、前記2本の平行なスリット43aの間の部分である
ので、外方に開く弾性を有している。このため、前記ホ
ルダ側壁46,47の上端に当接した前記半球状の左右
一対の突起71aは、前記ホルダ側壁46,47を左右
に開かせながらホルダ底壁42に向かって挿入される。
【0064】そして、インクタンクTがホルダ底壁42
に向かってさらに挿入されると、タンク底面のジョイン
ト接続部材としての貫通孔71bはホルダ底壁42のイ
ンクジョイント48に押付けられる。このとき、タンク
底面の貫通孔(ジョイント接続部材)71b内にはイン
クジョイント48上部の小径部48bが嵌合する。この
状態では、インクタンクT底面の前記貫通孔71bの外
周部分は、前記インクジョイント48に装着された前記
シールリング54(図4A参照)に押しつけられるの
で、インクタンクTとヘッドユニットHとの接続部から
のインク漏れは生じない。そして同時に、前記左右一対
の半球状の突起(被係止部材)71aは、前記ホルダ側
壁46,47の円形の係止孔(係止部材)43b(図
1,2,3参照)に係合する位置に達する。そして、前
記左右一対の突起71aは、前記係止孔43bによって係
止される。この状態では、インクタンクTの底面および
両側面は、前記ヘッドユニットHのホルダ底壁42およ
び左右の側壁46,47の所定位置に正確に位置決め装
着される。
【0065】図4において、インクジョイント48の内
部はインクジョイント48下端に順次連結された前記ジ
ョイント側連通管55、接続パイプ68、チップ側連通
管67、カバー64上の接続部材66、カバー64によ
って閉塞されたマニホルド63内のインク収容室63a
内に連通している。そして、前記マニホルド63内のイ
ンク収容室63aは、前記ヘッドチップ61のインク供
給チャネル61dを介して前記各インクノズル61cに接
続されている。したがって、前記ヘッドユニットHにイ
ンクタンクTが装着された状態では、インクタンクT内
のインクはインクジェット記録ヘッドH1のインクノズ
ル61cに供給されるので、インクノズル61c先端(す
なわち、インク吐出口)から吐出されるインクにより印
字が可能となる。
【0066】前記ヘッドユニットHがヘッドキャリッジ
Cに装着されるまでの間は、ヘッドユニットHの後側面
の前記接続端子部分53(図3参照)は、前記シャッタ
Sによって保護されている。すなわち、シャッタSは通
常、前記ホルダ後壁45外面に保持された接続端子部分
53を覆う端子被覆位置(図1参照)に装着されてい
る。このため、前述のインクタンクTの装着時等に前記
接続端子部分53に手が触ったりすることがない。
【0067】前記ヘッドユニットHにインクタンクTが
装着されもの、すなわちインクジェットカートリッジK
をヘッドキャリッジCのホルダ底壁支持面22(図1参
照)に向けて挿入すると、インクジェットカートリッジ
Kは前記キャリッジ側壁18,21,21,21,19
(図1参照)のうちの隣接する一対の側壁に沿って案内
される。その際、前記ヘッドユニットHのホルダ後壁4
5外面の接続端子部分53を覆う端子被覆位置(図1に
示す位置)に装着されているシャッタSは、前記ヘッド
キャリッジCの前記キャリッジ側壁18,21,または
19の上端縁と係合する。したがって、インクジェット
カートリッジKをヘッドキャリッジCのホルダ底壁支持
面22(図1参照)に向けて挿入すると、シャッタSは
前記端子被覆位置(図1に示す位置、すなわち、下端位
置)から前記端子開放位置(図2,3に示す位置、すな
わち、上端位置)まで、前記シャッタガイド溝43dに
沿って移動する。すなわち、図1に示す位置にあったシ
ャッタSは図2,3に示す位置に自動的に移動する。こ
のため、シャッタSによって通常被覆されていた前記接
続端子部分53は、インクジェットカートリッジKをヘ
ッドキャリッジCに挿入するとき、自動的に開放され
る。
【0068】その際、前記ヘッドユニットHの左右の側
壁46,47に設けられた前記被ガイド突起43c(図
2,3参照)は、前記ヘッドキャリッジCのホルダガイ
ド溝18a,21aまたは19aと係合してガイドされ
る。そして、前記ヘッドユニットHのホルダ底壁42が
前記ヘッドキャリッジCのホルダ底壁支持面22(図1
参照)に到達する。そのとき、前記ヘッドユニットHの
インクジェット記録ヘッドH1はヘッドキャリッジC底
面のヘッド貫通孔23(図1,2参照)を貫通した状態
となっている。そして、この状態では、前記ホルダ底壁
42(図1参照)のL型爪51,51は、前記ホルダ底
壁支持面22の前後両端部に設けられた合計2組みのL
型爪収容部24(図1,2参照)に収容されている。
【0069】この状態(インクジェットカートリッジK
が前記ヘッドキャリッジCのホルダ底壁支持面22に支
持された状態)で、インクジェットカートリッジKの前
側面を前記偏心カムレバーC1により後方に押圧する
と、ヘッドキャリッジCのキャリッジ底面に支持された
インクジェットカートリッジKは後方に移動する。この
とき、前記ヒートシンク58のヘッド位置決め部58a
の後側面がヘッドキャリッジCのヘッド貫通孔23後面
に当接することにより、インクジェットカートリッジK
は所定位置に保持される。またこのとき、前記接続端子
部分53と前記接続ボードB(図1参照)前面のキャリ
ッジ側接続端子部分37とは自動的に接続される。また
このとき、前記図2に示すように、ヘッドユニットHの
前記ホルダ底壁42(図1参照)のL型爪51,51お
よび挟持用突起52から構成される前記被抜け止め防止
部材49により、ヘッドキャリッジCの前記被挟持部
(抜け止め防止部材)25が挟持される。この被抜け止
め防止部材49により被挟持部(抜け止め防止部材)2
5が挟持された状態、すなわち、被抜け止め防止部材4
9と抜け止め防止部材25とが係合した状態が、ヘッド
装着状態(ヘッドキャリッジCへのヘッドユニットHの
装着状態)である。
【0070】インクタンクTの交換は、前記ヘッド装着
状態のまま行うことができる。すなわち、ヘッド装着状
態において、前記インクタンクTの把手72aを上方に
引っ張ると、ヘッドユニットHはヘッドキャリッジCに
装着されたまま、インクタンクT底面の貫通孔(ジョイ
ント接続部材)71bはインクジョイント48上部の小
径部48bから離脱する。そして、インクタンクTのみ
が上方に引き出される。前述のようにして空になったイ
ンクタンクTを取り出してから、次に新しいインクタン
クTを前記ヘッドユニットHのホルダ底壁42に向けて
挿入すれば、新しいインクタンクTの貫通孔(ジョイン
ト接続部材)71bは前記インクジョイント48上部の
小径部48bと接続する。
【0071】また、インクジェット記録ヘッドH1の交
換は、ヘッドユニットHをヘッドキャリッジCから離脱
させ、次に新しいヘッドユニットHをヘッドキャリッジ
Cに装着することにより行う。
【0072】次に図7,8のフローチャートにより前述
の構成を備えた実施例のインクジェット記録ヘッドH1
の寿命検出部分の作用を説明する。このフローチャート
に示す処理は前記マイコンMのリードオンリーメモリR
OMに記憶されたプログラムによって実行される。図7
において、ステップT1において印字が開始されると印
字用紙が搬送される。次にステップT2において、印字
用紙のサイズを検出する。次にステップT3において印
字走査(Scan)が行われたかどうか判断する。ステップ
T3においてイエス(Y)の場合はステップT4で印字走
査回数(Scan 回数)をカウントアップしてから、ステ
ップT5に移る。ノー(N)の場合は直接ステップT5に
移る。ステップT5において、印字が完了したかどうか
判断する。ノー(N)の場合は前記ステップT3に戻
る。イエス(Y)の場合はステップT6に移る。
【0073】ステップT6において、印字用紙のサイズ
に応じて前記ステップT4でカウントした印字走査回数
の補正を行う。このステップT6の詳細なフローは、図
8に示されている。図8のステップT21において、印字
用紙がA4かどうか判断する。イエス(Y)の場合は、
前記ステップT4でカウントされた印字走査回数(Sca
n)の値をそのまま所定サイズの印字用紙に換算した換
算印字走査回数(Scan′)としてカウントする。次にス
テップT7に移る。
【0074】前記ステップT21でノー(N)の場合はス
テップT23に移る。ステップT23において、印字用紙の
サイズがハガキサイズかどうか判断する。この判断は印
字用紙の搬送路中に配置されたサイズセンサの検出信号
により行う。イエス(Y)の場合は次のステップT24に
移る。ステップT24において、前記ステップT4でカウ
ントした印字走査回数(Scan)を次式により所定サイズ
の印字用紙に対する印字走査回数に換算する。 換算印字走査回数(Scan′)=前記ステップT4でカウ
ントした印字走査回数(Scan)×(1/2) そして、次のステップT7に移る。前記ステップT23で
イエス(Y)の場合は次のステップT25に移る。
【0075】ステップT25において、印字用紙のサイズ
がB5かどうか判断する。イエス(Y)の場合は次のス
テップT26に移る。ステップT26において、前記ステッ
プT4でカウントした印字走査回数(Scan)が次式に該
当するかどうか判断する。 Scan>7 ステップT26においてイエス(Y)の場合はステップT
27に移る。このステップT27において、次式の演算を行
う。 Scan=Scan−7 Scan′=Scan′+6 但し、Scan′の初期値は0である。次に前記ステップT
26に移る。ステップT26においてノー(N)の場合は次
のステップT28に移る。ステップT28において次式の演
算を行う。 Scan′=Scan′+Scan このステップT28で算出されたScan′の値が所定サイズ
(A4)の印字用紙の走査回数に換算された換算走査回
数である。このステップT28の処理をしてから、次のス
テップT7に移る。
【0076】例えば前記ステップT4でカウントされた
印字走査回数(Scan)=20の場合に、前記ステップT
25でイエス(Y)となったときには、ステップT28でカ
ウントされる換算走査回数(Scan′)は次のようにな
る。Scanの初期値は20であるから、ステップT26では
イエス(Y)となる。そして、ステップT27に移る。ス
テップT27において、次の演算が行われる。 Scan=20−7=13 Scan′=0+6 次にステップT26に戻り、Scan>7かどうか判断する。
この場合Scan=13であるからイエス(Y)となる。し
たがって、次のステップT27に移り、次の演算が行われ
る。 Scan=13−7=6 Scan′=6+6=12 次にステップT26に戻り、Scan>7かどうか判断する。
この場合Scan=6であるからノー(N)となる。したが
って、次のステップT28に移り、次の演算が行われる。 Scan′=12+6=18 すなわち、B5サイズの印字走査回数20は、A4サイ
ズの印字用紙(所定サイズの印字用紙)の印字走査回数
18に換算されることになる。
【0077】前記ステップT25においてノー(N)の場
合はステップT29に移る。ステップT29において、印字
用紙のサイズがA5かどうか判断する。ステップT29に
おいてノー(N)の場合は前記ステップT22に移る。ス
テップT29においてイエス(Y)の場合は次のステップ
T30に移る。ステップT30において、前記ステップT4
でカウントした印字走査回数(Scan)が次式に該当する
かどうか判断する。 Scan>10 ステップT30においてイエス(Y)の場合はステップT
31に移る。このステップT31において、次式の演算を行
う。 Scan=Scan−10 Scan′=Scan′+7 但し、Scan′の初期値は0である。次に前記ステップT
30に戻る。ステップT30においてノー(N)の場合は次
のステップT32に移る。
【0078】ステップT32において、前記ステップT31
で算出した印字走査回数(Scan)が次式に該当するかど
うか判断する。 Scan>3 このステップT32においてイエス(Y)の場合はステッ
プT33に移る。このステップT33において、次式の演算
を行う。 Scan=Scan−3 Scan′=Scan′+2 但し、Scan′の初期値は前記ステップT31で算出された
Scan′の値である。次に前記ステップT32に戻る。ステ
ップT32においてノー(N)の場合は次のステップT34
に移る。ステップT34において次式の演算を行う。 Scan′=Scan′+Scan このステップT34で算出されたScan′の値が所定サイズ
(A4)の印字用紙の走査回数に換算された換算走査回
数である。このステップT34の処理をしてから、次のス
テップT7に移る。
【0079】前記図7に示すステップT7において、前
回までの印字走査回数の積算値に今回の印字走査回数の
換算値を加算して新しい積算値を算出する。次にステッ
プT8において、前記ステップT7で算出した新しい走査
回数積算値が第1寿命設定値以上かどうか判断する。イ
エス(Y)の場合は次のステップT9に移り、ノー
(N)の場合はステップT11に移る。ステップT9にお
いて、前記ステップT7で算出した新しい走査回数積算
値が第2寿命設定値以上かどうか判断する。ノー(N)
の場合は次のステップT10に移り、イエス(Y)の場合
はステップT12に移る。ステップT10において、寿命が
接近したことを告知するためLEDを点滅させる。ステ
ップT11において、前記ステップT7で算出した新しい
走査回数積算値を寿命検出データメモリ69の前記積算
値メモリ76に書き込み、処理を終了する。また、前記
ステップT12において、システムをシャットダウンし、
次にステップT13で寿命に達したことを告知するためL
EDを点灯して処理を終了する。
【0080】〔変更例〕以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の小設計変更を行うことが可能である。
【0081】例えば、寿命検出データ記憶メモリ69
は、積算値メモリ76のみから構成するとともに第1比
較手段89及び第2比較手段90を省略することも可能
である。その場合には、所定サイズの印字用紙の印字走
査回数に換算した印字走査回数(すなわち、換算印字走
査回数)の積算値を表示する手段を設け、常時、印字走
査回数を告知することが好ましい。このような構成でも
インクジェット記録ヘッドの寿命を予知することが可能
となる。また、前記換算印字走査回数の積算値の代わり
に所定サイズの印字用紙の印字枚数に換算した印字枚数
(換算印字枚数)の積算値を記憶する手段を設けて、イ
ンクジェット記録ヘッドの寿命を予知することも可能で
ある。
【0082】
【発明の効果】前述の本発明は、次の効果を奏する。 (A41) インクジェット記録ヘッドの寿命を予測また
は、検出することができる。 (A42) インクタンクが着脱自在なインクジェットカ
ートリッジのインクジェット記録ヘッドの寿命の予測、
検出に適用することができる。 (A42) サイズの異なる印字用紙を用いるインクジェ
ット記録装置のインクジェット記録ヘッドの寿命を少な
い誤差で検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本実施例のインクジェット記録装置の
ヘッドキャリッジCとそれに着脱可能なヘッドユニット
およびインクタンクの分解斜視図である。
【図2】 図2はヘッドキャリッジCにヘッドユニット
およびインクタンクが装着された状態を示す図である。
【図3】 図3はヘッドユニットおよびインクタンクの
斜視図である。
【図4】 図4は同実施例のインクジェット記録ヘッド
H1の詳細説明図であり、図4Aはその全体を示す図、
図4Bは図4Aの要部の拡大図である。
【図5】 図5は同実施例のインクジェット記録ヘッド
の寿命検出部の機能の説明図である。
【図6】 図6は同実施例のインクジェット記録ヘッド
の寿命検出部分の構成を示す図である。
【図7】 図7は同実施例におけるインクジェット記録
ヘッドの寿命検出フローを示す図である。
【図8】 図8は前記図7のフローチャートのステップ
T6の詳細なフロー説明図である。
【符号の説明】
C…ヘッドキャリッジ、H…ヘッドユニット、H1…イ
ンクジェット記録ヘッド、H2…ヘッド支持部材、M…
マイコン、T…インクタンク 48…インクジョイント、58…ヒートシンク、61…
ヘッドチップ、61c…インクノズル、69…積算走査
回数記憶手段、77,78…ヘッド寿命設定値記憶手
段、81…用紙サイズ信号出力手段(サイズセンサ)、
82…ヘッド寿命告知手段、84…印字走査回数検出手
段、87…走査回数換算手段、88…走査回数積算手
段、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/46 Z 8804−2C (72)発明者 小山 敏夫 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクタンクと連通可能なインクジョイ
    ントが設けられたヘッド支持部材と、前記ヘッド支持部
    材に固定されたヒートシンク、このヒートシンクの先端
    部に装着されるとともに複数のインクノズルを有するヘ
    ッドチップ、および前記複数のインクノズルと前記イン
    クジョイント内部とを連通させるインク供給路から構成
    されたインクジェット記録ヘッドと、を有するヘッドユ
    ニットと、 前記ヘッドユニットが着脱自在に装着されるとともに主
    走査方向に往復駆動されるヘッドキャリッジと、を備え
    たインクジェット記録装置において、下記の要件(A
    1)〜(A5)を備えたことを特徴とするインクジェット
    記録装置、(A1) 印字用紙のサイズに関する用紙サ
    イズ信号を出力する用紙サイズ信号出力手段、(A2)
    印字走査の回数を検出する印字走査回数検出手段、
    (A3) 印字用紙が所定サイズの場合には前記検出し
    た印字走査回数をそのままカウントするとともに印字用
    紙が前記所定サイズ以外のサイズの場合には前記検出し
    た印字走査回数を前記所定サイズの印字用紙の走査回数
    に換算してカウントする走査回数換算手段、(A4)
    前記走査回数換算手段でカウントされた走査回数を積算
    する走査回数積算手段、(A5) 前記走査回数積算手
    段により積算された積算走査回数を記憶する積算走査回
    数記憶手段。
  2. 【請求項2】 下記の構成要件(A6)を備えたことを
    特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置、
    (A6) 前記積算した走査回数を告知する走査回数告
    知手段。
  3. 【請求項3】 下記の構成要件(A7),(A8)を備え
    たことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録
    装置、(A7) 前記インクジェット記録ヘッドのイン
    クノズル1個当たりの予想使用可能回数を、前記所定サ
    イズの印字用紙に対する1回の印字走査で使用されるイ
    ンクノズル1個当りの予想使用回数で除した値に対応し
    て定まるヘッド寿命設定値を記憶するヘッド寿命設定値
    記憶手段、(A8) 前記積算走査回数と前記ヘッド寿
    命設定値との差が所定値に達したときにインクジェット
    記録ヘッドの寿命が接近したことを告知するヘッド寿命
    告知手段。
  4. 【請求項4】 下記の構成要件(A9)を備えたことを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録装置、(A9) 前記積算走査回数記憶手段
    は、前記インクジェット記録ヘッドに装着されたメモリ
    により構成されたことを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  5. 【請求項5】 インクタンクと連通可能なインクジョイ
    ントが設けられたヘッド支持部材と、前記ヘッド支持部
    材に固定されたヒートシンク、このヒートシンクの先端
    部に装着されるとともに複数のインクノズルを有するヘ
    ッドチップ、および前記複数のインクノズルと前記イン
    クジョイント内部とを連通させるインク供給路から構成
    されたインクジェット記録ヘッドと、を有するヘッドユ
    ニットと、 前記ヘッドユニットが着脱自在に装着されるとともに主
    走査方向に往復駆動されるヘッドキャリッジと、を備え
    たインクジェット記録装置において、下記の要件(A
    1),(A10)〜(A13)を備えたことを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置、(A1) 印字用紙のサイズに
    関する用紙サイズ信号を出力する用紙サイズ信号出力手
    段、(A10) 印字用紙の印字枚数を検出する印字枚数
    検出手段、(A11) 印字用紙が所定サイズの場合には
    前記検出した印字枚数をそのままカウントするとともに
    印字用紙が前記所定サイズ以外のサイズの場合には前記
    検出した印字枚数を前記所定サイズの印字用紙の印字枚
    数に換算してカウントする印字枚数換算手段、(A12)
    前記印字枚数換算手段によりカウントされた印字枚数
    を積算する印字枚数積算手段、(A13) 前記印字枚数
    積算手段により積算された積算印字枚数を記憶する積算
    印字枚数記憶手段。
  6. 【請求項6】 下記の構成要件(A14)を備えたことを
    特徴とする請求項5記載のインクジェット記録装置、
    (A14) 前記積算した印字枚数を告知する印字枚数告
    知手段。
  7. 【請求項7】 下記の構成要件(A15),(A16)を備
    えたことを特徴とする請求項5記載のインクジェット記
    録装置、(A15) 前記インクジェット記録ヘッドのイ
    ンクノズル1個当りの予想使用可能回数を、前記所定サ
    イズの印字用紙の1頁の印字で使用されるインクノズル
    1個当りの予想使用回数で除した値に対応して定めたヘ
    ッド寿命設定値を記憶するヘッド寿命設定値記憶手段、
    (A16) 前記積算印字枚数と前記ヘッド寿命設定値と
    の差が所定値に達したときにインクジェット記録ヘッド
    の寿命が接近したことを告知するヘッド寿命告知手段。
  8. 【請求項8】 下記の構成要件(A17)を備えたことを
    特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録装置、(A17) 前記積算印字枚数記憶手段
    は、前記インクジェット記録ヘッドに装着されたメモリ
    により構成されたことを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  9. 【請求項9】 インクタンクと連通可能なインクジョイ
    ントが設けられたヘッド支持部材と、前記ヘッド支持部
    材に固定されたヒートシンク、このヒートシンクの先端
    部に装着されるとともに複数のインクノズルを有するヘ
    ッドチップ、および前記複数のインクノズルと前記イン
    クジョイント内部とを連通させるインク供給路から構成
    されたインクジェット記録ヘッドと、を有し、 主走査方向に往復駆動されるヘッドキャリッジに着脱自
    在に装着されるヘッドユニットにおいて、下記の要件
    (A18)を備えたことを特徴とするヘッドユニット、
    (A18) 印字用紙が所定サイズの場合には印字走査回
    数をそのままカウントするとともに印字用紙が所定サイ
    ズ以外のサイズの場合には印字走査回数を前記所定サイ
    ズの印字用紙の走査回数に換算して積算した走査回数の
    積算値を記憶する積算走査回数記憶メモリ。
  10. 【請求項10】 下記の構成要件(A19)を備えたこと
    を特徴とする請求項9記載のヘッドユニット、(A19)
    前記インクジェット記録ヘッドのインクノズル1個当
    りの予想使用可能回数を、前記所定サイズの印字用紙に
    対する1回の印字走査で使用されるインクノズル1個当
    りの予想使用回数で除した値に対応して定まるヘッド寿
    命設定値を記憶するヘッド寿命設定値記憶メモリ。
  11. 【請求項11】 インクタンクと連通可能なインクジョ
    イントが設けられたヘッド支持部材と、前記ヘッド支持
    部材に固定されたヒートシンク、このヒートシンクの先
    端部に装着されるとともに複数のインクノズルを有する
    ヘッドチップ、および前記複数のインクノズルと前記イ
    ンクジョイント内部とを連通させるインク供給路から構
    成されたインクジェット記録ヘッドと、を有し、 主走査方向に往復駆動されるヘッドキャリッジに着脱自
    在に装着されるヘッドユニットにおいて、下記の要件
    (A20)を備えたことを特徴とするヘッドユニット、
    (A20) 印字用紙が所定サイズの場合には印字用紙の
    印字枚数をそのままカウントするとともに印字用紙が所
    定サイズ以外のサイズの場合には前記印字枚数を前記所
    定サイズの印字用紙の印字枚数に換算して積算した印字
    枚数を記憶する積算印字枚数記憶メモリ。
  12. 【請求項12】 下記の構成要件(A21)を備えたこと
    を特徴とする請求項11記載のヘッドユニット、(A2
    1) 前記インクジェット記録ヘッドのインクノズル1
    個当りの予想使用可能回数を、前記所定サイズの印字用
    紙の1頁の印字で使用されるインクノズル1個当りの予
    想使用回数で除した値に対応して定まるヘッド寿命設定
    値を記憶するヘッド寿命設定値記憶メモリ。
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