JPH066415B2 - アシストグリップ - Google Patents
アシストグリップInfo
- Publication number
- JPH066415B2 JPH066415B2 JP63024569A JP2456988A JPH066415B2 JP H066415 B2 JPH066415 B2 JP H066415B2 JP 63024569 A JP63024569 A JP 63024569A JP 2456988 A JP2456988 A JP 2456988A JP H066415 B2 JPH066415 B2 JP H066415B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- core material
- skin material
- assist grip
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Passenger Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車のドア開口部上縁等に取り付けられ
るアシストグリップに関する。
るアシストグリップに関する。
従来の技術 自動車の内装部品の一種であるアシストグリップは、例
えば車室内のドア開口部上縁部に取り付けられていて、
乗降時に体を支えるために用いられるものである。
えば車室内のドア開口部上縁部に取り付けられていて、
乗降時に体を支えるために用いられるものである。
このアシストグリップとしては、可撓性を有するベルト
状の形式のものと、予め適宜なグリップ形状に硬質合成
樹脂等で形成された形式のものとに大別される。
状の形式のものと、予め適宜なグリップ形状に硬質合成
樹脂等で形成された形式のものとに大別される。
前者の形式のアシストグリップは、例えば第6図に示す
ように、両端に取付部を備えた帯状金属板からなる芯金
11と、この芯金11の中央部分つまり把持部部分に巻
装された表皮材12とから構成されている。上記表皮材
12は、詳しくは内側のスポンジ層13と外側の合成樹
脂シート14とからなり、かつ合成樹脂シート14の端
部を互いに重ね合わせて高周波溶着することで筒状に形
成されている(特開昭59−153633号公報)。
ように、両端に取付部を備えた帯状金属板からなる芯金
11と、この芯金11の中央部分つまり把持部部分に巻
装された表皮材12とから構成されている。上記表皮材
12は、詳しくは内側のスポンジ層13と外側の合成樹
脂シート14とからなり、かつ合成樹脂シート14の端
部を互いに重ね合わせて高周波溶着することで筒状に形
成されている(特開昭59−153633号公報)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のように芯金11をそのままスポン
ジ層13を有する表皮材12にて被覆するようにした従
来のアシストグリップにあっては、帯状金属板からなる
芯金11のエッジがスポンジ層13に直接当たるので、
スポンジ層13ひいては合成樹脂シート14に切れ目が
生じ、そこから表皮材12が破れてしまい易い。また把
持部内部の芯金11が薄肉であるため、把持部を握った
際の感触が悪く、ソフト感を与えることができない。
ジ層13を有する表皮材12にて被覆するようにした従
来のアシストグリップにあっては、帯状金属板からなる
芯金11のエッジがスポンジ層13に直接当たるので、
スポンジ層13ひいては合成樹脂シート14に切れ目が
生じ、そこから表皮材12が破れてしまい易い。また把
持部内部の芯金11が薄肉であるため、把持部を握った
際の感触が悪く、ソフト感を与えることができない。
課題を解決するための手段 そこで、この発明に係るアシストグリップは、帯状金属
板からなる芯金と、この芯金の中央部分を包むように断
面略楕円形の略棒状に射出成形され、かつ表面に突条が
長手方向に沿って複数形成された合成樹脂製芯材と、内
側のスポンジ層と外側の合成樹脂シートとが一体に貼着
されてなり、かつ上記芯材外周に巻装されるとともに、
端部が互いに溶着されてなる表皮材とから構成したもの
である。
板からなる芯金と、この芯金の中央部分を包むように断
面略楕円形の略棒状に射出成形され、かつ表面に突条が
長手方向に沿って複数形成された合成樹脂製芯材と、内
側のスポンジ層と外側の合成樹脂シートとが一体に貼着
されてなり、かつ上記芯材外周に巻装されるとともに、
端部が互いに溶着されてなる表皮材とから構成したもの
である。
作用 上記のように芯金を合成樹脂製芯材で包むことによっ
て、スポンジ層が芯金に直接接触せず、切れ目の発生が
防止される。また、芯材が十分に太い断面略楕円形の略
棒状のものとなるので、把持部を握った際の感触が良く
なる。そして、合成樹脂製芯材表面の突条により表皮材
のズレが防止される。
て、スポンジ層が芯金に直接接触せず、切れ目の発生が
防止される。また、芯材が十分に太い断面略楕円形の略
棒状のものとなるので、把持部を握った際の感触が良く
なる。そして、合成樹脂製芯材表面の突条により表皮材
のズレが防止される。
実施例 第1,2図は、この発明に係るアシストグリップの一実
施例を示している。
施例を示している。
このアシストグリップは、両端に取付部2,2を備えた
帯状金属板からなる芯金1と、この芯金1の中央部分つ
まり把持部3部分に設けられた合成樹脂製芯材4と、こ
の芯材の外周を被覆した表皮材5とから大略構成されて
いる。
帯状金属板からなる芯金1と、この芯金1の中央部分つ
まり把持部3部分に設けられた合成樹脂製芯材4と、こ
の芯材の外周を被覆した表皮材5とから大略構成されて
いる。
上記芯材4は、塩化ビニル等のある程度可撓性を有する
合成樹脂からなり、第3図に示すように、上記芯金1を
インサートした状態で断面略楕円形の略棒状に射出成形
されている。尚、上記芯材4の表側の表面には、表皮材
5のズレを防止するための突条6が長手方向に沿って複
数形成されている。
合成樹脂からなり、第3図に示すように、上記芯金1を
インサートした状態で断面略楕円形の略棒状に射出成形
されている。尚、上記芯材4の表側の表面には、表皮材
5のズレを防止するための突条6が長手方向に沿って複
数形成されている。
また上記表皮材5は、内側のスポンジ層7と外側の合成
樹脂シート8との二層構造となっており、第4図に示す
ように、同時押出成形によって予め二層が一体に貼着し
た状態に形成されている。この押出成形された表皮材5
の一端には、合成樹脂シート8のみを延長してなる延長
部8aが設けられており、かつ他端の合成樹脂シート8
とスポンジ層7との間に、高周波溶着時の一方の電極と
なるアルミニウム箔9が介在されている。尚、上記アル
ミニウム箔9は、表皮材5の押出成形と同時に押出され
るものである。
樹脂シート8との二層構造となっており、第4図に示す
ように、同時押出成形によって予め二層が一体に貼着し
た状態に形成されている。この押出成形された表皮材5
の一端には、合成樹脂シート8のみを延長してなる延長
部8aが設けられており、かつ他端の合成樹脂シート8
とスポンジ層7との間に、高周波溶着時の一方の電極と
なるアルミニウム箔9が介在されている。尚、上記アル
ミニウム箔9は、表皮材5の押出成形と同時に押出され
るものである。
そして、上記表皮材5は、その合わせ目がアシストグッ
リプの裏側にくるようにして上記芯材4に巻装されてお
り、両端部を互いに重ね合わせた状態で高周波溶着して
ある。尚、アルミニウム箔9を備えた方が下側となるよ
うに延長部8aを重ね、このアルミニウム箔9を一方で
電極として外側から高周波溶着が行われている。
リプの裏側にくるようにして上記芯材4に巻装されてお
り、両端部を互いに重ね合わせた状態で高周波溶着して
ある。尚、アルミニウム箔9を備えた方が下側となるよ
うに延長部8aを重ね、このアルミニウム箔9を一方で
電極として外側から高周波溶着が行われている。
さて上記のように構成されたアシストグリップにあって
は、把持部3における芯金1が断面略楕円形の合成樹脂
製芯材4内に包み込まれているので、芯金1のエッジに
よってスポンジ層7に切れ目を生じたりすることがな
く、ひいては表皮材5の破れを防止できる。また芯材4
が十分に太く、かつ握り易い断面略楕円形となっている
ので、握った際の感触が非常に良好なものとなる。換言
すれば、従来のように薄肉な芯金1の端縁に手が当たる
ことがなく、良好なソフト感が得られる。
は、把持部3における芯金1が断面略楕円形の合成樹脂
製芯材4内に包み込まれているので、芯金1のエッジに
よってスポンジ層7に切れ目を生じたりすることがな
く、ひいては表皮材5の破れを防止できる。また芯材4
が十分に太く、かつ握り易い断面略楕円形となっている
ので、握った際の感触が非常に良好なものとなる。換言
すれば、従来のように薄肉な芯金1の端縁に手が当たる
ことがなく、良好なソフト感が得られる。
また上記構成では、芯材4は射出成形時に芯金1と一体
化され、かつ表皮材5は同時押出成形によって当初から
二層構造のものとして得られるので、実質的な組立工程
としては、単に表皮材5を芯材4に巻き付けて高周波溶
着する作業だけとなり、組立工程が非常に簡略なものと
なる。
化され、かつ表皮材5は同時押出成形によって当初から
二層構造のものとして得られるので、実質的な組立工程
としては、単に表皮材5を芯材4に巻き付けて高周波溶
着する作業だけとなり、組立工程が非常に簡略なものと
なる。
次に第5図に示す実施例は、表皮材5のスポンジ層7表
面に予め凹凸を形成しておき、芯材4外周に巻装した際
に多数の小さな空間部10が生じるように構成したもの
である。
面に予め凹凸を形成しておき、芯材4外周に巻装した際
に多数の小さな空間部10が生じるように構成したもの
である。
この実施例の構成によれば、上記空間部10の存在によ
って、握った際の感触を一層ソフトなものとすることが
できる。
って、握った際の感触を一層ソフトなものとすることが
できる。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、この発明に係るアシスト
グリップにおいては、把持部における芯金を合成樹脂製
芯材で包んでスポンジ層に直接当たらないようにしたの
で、スポンジ層の損傷ひいては表皮材の破れを防止で
き、耐久性の向上が図れる。また、芯金を表皮材で直接
被覆した従来のものに比べて握った際の感触が大幅に向
上し、しかも表皮材のズレが芯材表面の突条により確実
に防止される。
グリップにおいては、把持部における芯金を合成樹脂製
芯材で包んでスポンジ層に直接当たらないようにしたの
で、スポンジ層の損傷ひいては表皮材の破れを防止で
き、耐久性の向上が図れる。また、芯金を表皮材で直接
被覆した従来のものに比べて握った際の感触が大幅に向
上し、しかも表皮材のズレが芯材表面の突条により確実
に防止される。
第1図はこの発明に係るアシストグリップの一実施例を
示す第2図のI−I線に沿った断面図、第2図はこのア
シストグリップ全体の斜視図、第3図は芯金および芯材
の断面図、第4図は表皮材のみの断面図、第5図はこの
発明の異なる実施例を示す断面図、第6図は従来におけ
るアシストグリップの断面図である。 1…芯金、4…合成樹脂製芯材、5…表皮材、7…スポ
ンジ層、8…合成樹脂シート。
示す第2図のI−I線に沿った断面図、第2図はこのア
シストグリップ全体の斜視図、第3図は芯金および芯材
の断面図、第4図は表皮材のみの断面図、第5図はこの
発明の異なる実施例を示す断面図、第6図は従来におけ
るアシストグリップの断面図である。 1…芯金、4…合成樹脂製芯材、5…表皮材、7…スポ
ンジ層、8…合成樹脂シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 折笠 誠 千葉県千葉市長沼町330番地 鬼怒川ゴム 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−70244(JP,A) 実願昭60−161652号(実開昭62−68626 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)
Claims (1)
- 【請求項1】帯状金属板からなる芯金と、この芯金の中
央部分を包むように断面略楕円形の略棒状に射出成形さ
れ、かつ表面に突条が長手方向に沿って複数形成された
合成樹脂製芯材と、内側のスポンジ層と外側の合成樹脂
シートとが一体に貼着されてなり、かつ上記芯材外周に
巻装されるとともに、端部が互いに溶着されてなる表皮
材とから構成されたことを特徴とするアシストグリッ
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63024569A JPH066415B2 (ja) | 1988-02-04 | 1988-02-04 | アシストグリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63024569A JPH066415B2 (ja) | 1988-02-04 | 1988-02-04 | アシストグリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01202543A JPH01202543A (ja) | 1989-08-15 |
JPH066415B2 true JPH066415B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=12141793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63024569A Expired - Lifetime JPH066415B2 (ja) | 1988-02-04 | 1988-02-04 | アシストグリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066415B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0644624U (ja) * | 1992-11-27 | 1994-06-14 | デルタ工業株式会社 | アシストハンドル |
DE60227777D1 (de) * | 2001-07-24 | 2008-09-04 | Lg Electronics Inc | Handgriffstruktur und herstellungsverfahren dafür |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5970244A (ja) * | 1982-10-13 | 1984-04-20 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | アシストグリツプの製造方法 |
JPH0529143Y2 (ja) * | 1985-10-21 | 1993-07-27 |
-
1988
- 1988-02-04 JP JP63024569A patent/JPH066415B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01202543A (ja) | 1989-08-15 |
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