JPH0664158B2 - 自動時間間隔測定方法 - Google Patents

自動時間間隔測定方法

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JPH0664158B2
JPH0664158B2 JP2157802A JP15780290A JPH0664158B2 JP H0664158 B2 JPH0664158 B2 JP H0664158B2 JP 2157802 A JP2157802 A JP 2157802A JP 15780290 A JP15780290 A JP 15780290A JP H0664158 B2 JPH0664158 B2 JP H0664158B2
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ヘンリー・グレゴリー・フォックス
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ソニー・テクトロニクス株式会社
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    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R13/00Arrangements for displaying electric variables or waveforms
    • G01R13/20Cathode-ray oscilloscopes
    • G01R13/22Circuits therefor
    • G01R13/32Circuits for displaying non-recurrent functions such as transients; Circuits for triggering; Circuits for synchronisation; Circuits for time-base expansion
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R23/00Arrangements for measuring frequencies; Arrangements for analysing frequency spectra
    • G01R23/02Arrangements for measuring frequency, e.g. pulse repetition rate; Arrangements for measuring period of current or voltage
    • GPHYSICS
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、入力信号の2つのイベント間の時間間隔を自
動的に測定する自動時間間隔測定方法に関する。
[従来技術及び発明が解決しようとする課題] オシロスコープは、入力信号のイベント間の時間間隔の
測定にしばしば用いられる。例えば、正弦波信号の周期
は、その信号の正方向ゼロクロス点間の間隔を測定する
ことにより求められ、その信号の周波数は、周期の逆数
として求められる。このような測定は、オシロスコープ
のスクリーン上の入力信号の表示を用いて行われてい
た。オペレータは、オシロスコープのスクリーン上に表
示された信号の2つのイベントの間隔をスクリーン上の
水平軸目盛の単位で測定していた。この水平目盛数と時
間/目盛で表されるオシロスコープの掃引率との乗算に
よりオペレータは2つのイベント間の時間間隔を求めて
いた。このような測定方法は、時間がかかる上に精度も
低いという問題があった。
時間間隔測定の精度を向上する為に、オシロスコープに
カウンタ/タイマーを内蔵したものもある。この場合、
オペレータは、2つのカーソルを測定したいイベント点
に夫々設定する。これらのカーソルにより水平掃引信号
の2つのトリガ点が決まり、第1カーソルの点からカウ
ンタ/タイマーは正確な発振器の出力パルスのカウント
を開始する。カウンタ/タイマーは、第2のカーソルの
点でカウントを停止し、その間の計数値に発振器の出力
パルスの周期を乗算することにより時間間隔が求められ
る。この方法では、測定時間及び精度は向上するが、カ
ウンタ/タイマーのハードウエアの為の追加費用が必要
となる上に、オペレータが2つのカーソルの位置を正確
に設定する必要もある。
カウンタ/タイマーを使用しない最近の技術は、1988年
6月30日に出願された米国特許出願第213645号(米国特
許第4855968号として発行済み、特開平2−52282号に対
応)の明細書に開示されている。この技術では、第1イ
ベントでA掃引信号をトリガし、第2イベントでB掃引
信号をトリガするように、A及びBの2つの掃引信号を
利用している。最初、両方の掃引信号を第1のイベント
でトリガし、設定した第1基準レベルにA掃引信号が達
した時に第1指示信号を発生し、その後第2のイベント
でB掃引信号をトリガしてB掃引信号が第2基準レベル
に達した時に第2指示信号を発生し、第1及び第2指示
信号が等価時間軸上で同じ時点で発生するように第2基
準レベルを調整し、第1及び第2基準レベル間の電位差
から第1及び第2イベント間の時間差を計算することが
出来る。最高の精度で時間間隔を測定する為には、両方
の掃引信号は、ダグラス・クリフォード・スティーブン
ス及びヘンリー・グレゴリー・フォックスにより1986年
8月29日に出願された米国特許出願第902363号の明細書
に開示された校正方法に従って掃引信号のオフセット及
び非線形性を補償するように校正しても良い。
従って、本発明の目的は、従来の技法に比較してより簡
単に時間間隔を自動的に測定し得るアナログ・オシロス
コープに好適な時間間隔測定方法を提供することであ
る。
[課題を解決する為の手段及び作用] 本発明の時間間隔測定方法によれば、アナログ・オシロ
スコープの単一の掃引信号(傾斜信号)を利用する。先
ず、反復入力信号に応じて掃引信号を繰り返し発生す
る。この掃引信号は可変遅延レベルと比較され、この比
較出力の状態変化の時点と上記入力信号の第1イベント
の時点が一致するまで上記可変遅延レベルを順次調整し
て上記第1イベントを表す第1遅延レベルを探索する。
次に、入力信号の第2イベントの時点と上記比較出力の
状態変化の時点が一致するまで上記可変遅延レベルを調
整して上記第2イベントを表す第2遅延レベルを探索す
る。このようにして求めた第1及び第2遅延レベルの差
を計算し、第1及び第2イベント間の時間間隔を自動的
に測定する。
本発明の自動時間間隔測定方法によれば、反復入力信号
の第1及び第2イベントを夫々発生する場合のトリガ回
路に於ける第1及び第2トリガ・レベルを同一に設定
し、反復入力信号の少なくとも1サイクルが掃引期間内
に含まれるように掃引信号の掃引率を設定する。これに
より、第1及び第2イベントを表す第1及び第2遅延レ
ベルの差から自動的に反復入力信号の周期を計算するこ
とが出来る。この周期の逆数から周波数も求められる。
[実施例] 第2図は、本発明を応用するのに好適なアナログ・オシ
ロスコープの構成を示すブロック図である。入力信号
は、夫々Aトリガ信号及びトリガ信号を発生するA及び
B用のシュミット・トリガ回路10及び12に供給される。
A及びBトリガ信号は、入力信号が夫々A及びBトリガ
・レベル制御用のDAC(デジタル・アナログ変換器)14
及び16から発生する可変レベルを超えたときに発生され
る。μP(マイクロ・プロセッサ)18は、オシロスコー
プの前面パネル(図示せず)のオペレータによる調整に
応じてこれらDAC14及び16の出力レベルを所望のトリガ
・レベルに制御する。A及びBのトリガ信号は夫々A及
びBのゲート回路20及び22に供給される。これらA及び
Bゲート回路20及び22の出力ゲート信号によりA掃引回
路24及びB掃引回路26の夫々発生するA及びB掃引信号
が制御される。A掃引信号は、A及びBのゲート回路20
及び22に夫々供給され、A掃引信号が最終掃引電圧に達
する各掃引サイクル毎にA及びBゲート回路20及び22の
出力をリセットする。A及びBのゲート回路20及び22
は、所定のホールド・オフ期間が終了するまでディセー
ブル状態のままに維持される。Aゲート回路20は、Aト
リガ信号の次の立ち上がりエッジに応じてA掃引信号の
出力を再び開始する。他方、Bゲート回路22は、遅延比
較器28の出力が高状態になった後にBトリガ信号の最初
の立ち上がりエッジに応じてB掃引信号の出力を開始す
る。
A掃引信号は、遅延比較器28にも供給され、A掃引信号
がμP18により制御される遅延DAC30の出力レベルを超え
た時、遅延比較器28の出力は、A掃引信号が遅延DAC30
の出力レベルを超えたときのみ高状態となり、Bゲート
回路をBトリガ信号に応答し得るイネーブル状態とす
る。遅延DAC30の出力レベルは、A掃引信号が時間に比
例して立ち上がるので、既知の遅延時間をB掃引信号に
与える。遅延比較器28の出力は、D型フリップ・フロッ
プであるタイム・ラッチ32のクロックCLK端子にも供給
され、タイム・ラッチ32は、この遅延時点に於けるBト
リガ信号の状態をラッチし、この情報はμP18に送られ
Bトリガ・レベルを検出するのに用いられる。最後に、
RSフリップ・フロップであるゲート・ラッチ34は、Bゲ
ート回路22の出力によりセットされ、Bゲート回路の状
態指示信号をμP18に送り、掃引期間内に少なくとも1
サイクルの信号が含まれているか否かを指示する。μP1
8は、A掃引発生器24の掃引率を制御すると共に、タイ
ム・ラッチ32及びゲート・ラッチ34の両方をリセットす
る。
μP18は、遅延DAC30に遅延データを送り遅延時間を制御
する。μP18は、ゲート・ラッチ34及びタイム・ラッチ3
2の状態に応じて、A掃引信号の開始後から入力信号の
第1イベントまでの期間に相当する時間となるように遅
延データを変化させる。この第1イベントが所望の時間
間隔の開始時点となる。その後、μP18は、A掃引信号
の開始時点と第1イベントから更に遅延した第2イベン
トの時点との時間差に略対応する新しい遅延データを発
生して、所望の測定時間の終了時点となる第2イベント
を探索する。遅延DAC30に供給するこれら2つのイベン
トの遅延データ値の差が時間値に変換されて入力信号の
周期が求められる。更に、この周期の逆数を計算して入
力信号の周波数が求められる。これら計算された周期及
び周波数の値は、表示器36に表示される。
第3図は、別の実施例の一部分の構成を示すブロック図
である。μP18は、2つのDACを用いており、遅延DAC30
には第1イベントの遅延データ値を供給し、デルタDAC3
8には第2イベントのデータ値を供給する。μP18により
制御されるMUX(マルチプレクサ)40は、比較器28の入
力としてDAC30及び38の何れか一方を適宜選択する。表
示器36には、2つのイベントの時点を指示するカーソル
を表示したり、又は入力信号上に2つのイベントの時点
に対応する輝点を表示する等によりオペレータが測定時
間間隔を確認出来るようにしても良い。
第4図は、第2図のオシロスコープに本発明の自動時間
間隔測定方法を応用した場合の各部の動作を示すタイミ
ング波形図である。先ず、入力信号は正弦波であり、標
準的な自動セットアップ技法によりA及びBのDAC14及
び16の出力レベルは、ゼロレベルに初期設定されている
ものとする。尚、自動セットアップ技法に関しては、例
えば、米国特許第4743844号の「自己調整オシロスコー
プ(Self-Adjusting Oscilloscope)」(対応日本出
願:特願昭62−321174号)の明細書に記載されており、
この自動セットアップ機能により、オシロスコープは、
入力信号に対して自動的に利得、掃引率及びオフセット
を調整して所望の表示をすることが出来る。この場合、
正弦波の入力信号の少なくとも1サイクルが表示され
る。A及びBのトリガ回路10及び12からのトリガ信号
は、ヒステリシスを無視すれば、入力正弦波信号のゼロ
クロス毎に状態を反転する。Aトリガ信号の前縁に応じ
てAゲート回路20はAゲート信号を発生し、このAゲー
ト信号に応じてA掃引信号が発生する。A掃引信号が最
終掃引レベルに達すると、Aゲート信号がゼロレベルに
戻り、A掃引信号も停止する。Aゲート信号の期間中に
入力信号の1サイクル分が含まれていなければ、第4図
において実線で示したように、Bゲート回路22をイネー
ブルする比較器28の出力は、Bトリガ信号の立ち上がり
エッジと次の立ち上がりエッジの間で発生するので、B
ゲート回路22からは何ら信号は出力されない。この場
合、ゲート・ラッチ34はリセット状態なので、ゲート・
ラッチのQ出力状態は「0」のままである。μP18は、
第4図で破線で示したように、掃引率を低減し、掃引信
号(ゲート信号)の期間に少なくとも入力信号の1サイ
クルが含まれるように調整する。この場合には、比較器
28の出力の高状態の期間は、破線で示すように、次のB
トリガ信号の前縁以降まで続くので、Bゲート回路22は
破線で示すBゲート信号を発生し、これによりゲート・
ラッチ34はセットされ、μP18は、入力信号少なくとも
1サイクルが表示されていることを検出する。
その後、遅延DAC30の出力レベルは、そのLSBの最小変化
によりタイム・ラッチ32の出力状態が変化するまで調整
される。この調整を行った時点の遅延DAC30の値は、1A
掃引当たり入力信号が1サイクルだけしかない場合であ
れば、測定される時間間隔の最初の時点である第1イベ
ントの時点を示している。A掃引期間当たり2サイクル
以上の入力信号が存在する場合には、上述の方法で求め
た時点とA掃引信号の開始時点との間で再びDAC30の出
力を調整することにより第1イベントの時点が探索され
る。このような処理をA掃引信号の開始時点後の第1イ
ベントの時点が求まるまで必要なだけ繰り返し実行す
る。必要ならば、掃引率が変更され入力信号の少なくと
も2サイクル分を掃引期間が含むように掃引率を設定
し、この新しい掃引率に基づいてDACの第1イベントも
変更される。DAC30の値を調整することにより、第1イ
ベントから1周期後の時点の探索が実行され、その時の
DAC30の値に対応する第2イベントの時点が求められ
る。DAC30の2つの値は夫々第1及び第2イベントに対
応しており、これらの差を計算することにより入力信号
の周期(第1及び第2イベントの間の時間差)が計算さ
れる。
第1図は、第2図のオシロスコープに応用した本発明の
自動時間間隔測定方法の処理の一実施例を示す流れ図で
ある。最初のステップでは、入力信号の少なくとも1サ
イクルを表示する為の最高速の掃引率にオシロスコープ
を設定する。遅延DAC30の値は、A掃引信号の開始時点
以後で且つA掃引信号の中央より前のどこかの時点に設
定される。これにより、その時点からA掃引の停止まで
のどこかでBトリガ信号が発生すればBゲート信号が発
生することになる。μP18によりゲート・ラッチ34がリ
セットされ、A掃引信号が出来るだけ高速で開始され、
μP18は少なくとも1掃引後にゲート・ラッチ34の状態
をチェックしてBゲート信号が発生したか否かを検出す
る。Bゲート信号が発生していれば、A掃引期間中に少
なくとも入力信号の1サイクルが含まれていることにな
る。Bゲート信号が発生していなければ、Bゲート信号
の発生が検出されるまでA掃引信号の掃引率を順次低減
しながら上述の処理を繰り返し実行する。
次に、比較器28の遅延出力が掃引期間中の最後のBトリ
ガ・イベントと一致するように遅延DAC30の値が探索さ
れる。これは、遅延DAC30に対して順次近似型2進探索
法を用いて、Bゲート信号が発生するか又はしないかの
DAC30の値の境界値を求めることにより実行される。B
ゲート信号が発生したか否かはゲート・ラッチ34の状態
から検出されるが、この場合には、掃引率は変えずにDA
C30の値を変化させる。このようにして探索されたDAC30
の値は、変数LAST EVENTとして記憶される。
オシロスコープの掃引速度がその装置の最高値に設定さ
れていれば、入力信号の何サイクルがDAC値START SWEE
P及びLAST EVENTの間の期間内に含まれるかは判らな
い。従って、DAC値START SWEEP及びLAST EVENTの2つ
の時点の間で第1イベントを探索する必要がある。この
期間内のイベントを探索するには、変数TRIAL EVENTを
変数LAST EVENTの値に設定し、特定の制限範囲内で別
のイベントの探索が実行される。この範囲内に含まれる
入力信号のサイクル数は、奇数か偶数か判らないので、
どちらの場合でも構わないように制限範囲を充分に広く
しなければならない。適当な制限範囲として、次のよう
に設定しても良い。
LOW LIMIT=(LAST EVENT−START SWEEP)/4+STA
RT SWEEP−e HI LIMIT=(LAST EVENT−START SWEEP)*3/4+
START SWEEP+e ここで、START SWEEP、LAST EVENT及びeは、DAC値で
あり、変数eは、時間間隔の計算上の最悪誤差を表し、
この誤差は、掃引信号のオフセットや非線形性及び遅延
DAC30の誤差等に起因するものである。上述のように、
遅延DAC30の値を可変することによりこれらの制限範囲
内で探索処理が実行され、Bトリガ信号のエッジが見つ
かると、変数TRIAL EVENTをその新しいイベントの値に
設定する。新しいイベントが見つからなくなるまでこの
ような探索が繰り返し実行され、上記制限範囲の式の中
でTRIAL EVENTの値がLAST EVENTの値に置換される。
この時点では、FIRST EVENTの値は、TRIAL EVENTの値
に等しくなる。
通常、掃引率が1、2、5のステップで順に変化するの
で、掃引期間内に入力信号の2サイクル分以上が含まれ
る場合も起こる。例えば、入力信号の周期を23msと仮定
すると、掃引率2ms/目盛で10目盛分の掃引期間(即
ち、20ms)では、Bトリガ・イベントは、発生しない
が、掃引率5ms/目盛で10目盛分の掃引期間(即ち、50m
s)では、入力信号の2サイクル分が掃引期間内に含ま
れることになる。従って、このような場合を考慮して、
μP18は、掃引率が10のn乗の5倍になっているか否か
を判断する。この掃引率(例えば5ms/目盛)の場合に
は、掃引期間内に最大2サイクルしか含まれないので、
第1周期の終了時点は、式[(LAST EVENT−START SW
EEP)/2+START SWEEP±e]で表される制限範囲内
に生じる。タイム・ラッチ32により、Bトリガ信号が低
から高に状態変化するBトリガ・イベントの発生時点の
遅延DAC値が表示される。Bトリガ・イベントが検出さ
れると、この検出された新しいイベントの値EVENTをFIR
ST EVENTの値に代入する。その他の総ての場合には、
掃引期間内に入力信号の1サイクル分しか含まれていな
いので、FIRST EVENT=LAST EVENTに設定される。
この段階では、FIRST EVENTの値及びSTART SWEEPの値
を用いて、入力信号の周期が近似的に求められるので、
適当な時間単位の値に変換して表示することも出来る。
しかし、掃引信号の開始時点は、その他のイベントの時
点よりは精度が劣る傾向がある。即ち、その他のイベン
トの時点は掃引信号の開始時点より正確に求めることが
出来るのである。FIRST EVENT=LAST EVENTの関係が
あれば、掃引期間内には入力信号の1サイクルのみしか
存在しないので、掃引率を変更して第2のイベントをそ
の掃引期間内に生じさせる必要がある。その後、FIRST
EVENTの値は、次の式に従って新しい掃引率に対する
新しい遅延DAC値に変換される。
FIRST EVENT=(FIRST EVENT−START SWEEP)*TD1
/TD2+START SWEEP この式は、変更される前後の2つの掃引率に対してDAC
の目盛当たりのコードとSTART SWEEPの値が等しいと仮
定している。掃引率に夫々対応して更に精度の高い値を
用いて変換を行うには、米国特許出願第902363号の明細
書に記載された装置を使用しても良い。更に精度を高く
する為に、FIRST EVENT±eの制限範囲内で新たなFIRS
T EVENTの値を探索しても良い。次のイベントは、式
[2*(FIRST EVENT−START SWEEP)+START SWEEP
±e]の制限範囲内で発生する。これらの制限範囲内に
於ける探索処理により、次のBトリガ・イベントSECOND
EVENTの遅延DAC値が求められる。掃引期間内に入力信
号の2サイクル以上が存在する場合には、変数値変換は
必要無く、次のイベントの制限範囲が計算され、上述の
手順に従ってSECOND EVENTの値が求められる。
SECOND EVENTとFIRST EVENTとの差は、DACのコード単
位で表された入力信号の周期に相当し、この値の逆数が
入力信号の周波数を表している。更に高精度の結果を得
る為に、単位時間当たりのDACコードで表されたこれら
の値は、時間単位又は周波数単位の値に変換される。こ
のようにして得られた測定結果は、2つの遅延値の差に
基づいているので、掃引の開始時点の誤差や非線形性に
起因する誤差が相殺されて精度が高くなる。更に、各掃
引率毎に単位時間当たりの遅延DACのコード値の特性を
考慮することにより正確な結果を得ることも出来る。
周期及び周波数の一方又は両方の値がμP18により表示
器36に表示される。FIRST EVENTの値は遅延DAC30に供
給され、SECOND EVENTの値は、デルタDAC38に供給さ
れ、これらの出力値を用いて表示画面上にカーソルを表
示し、入力信号の被測定部分を指示するようにしても良
い。または、表示された入力信号の第1及び第2のイベ
ント間の部分を輝度変調して明るく表示しても良い。ま
た、各サイクルの開始時点を輝度変調することにより、
測定される実際の周期部分を指示し、オペレータが測定
動作を確認出来るようにしても良い。
以上本発明の好適実施例について説明したが、本発明は
ここに説明した実施例のみに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱することなく必要に応じて種々の変
形及び変更を実施し得ることは当業者には明らかであ
る。
[発明の効果] 本発明の自動時間間隔測定方法は、単一の掃引信号と遅
延トリガ機能等の既存のマイクロ・プロセッサ制御のア
ナログ・オシロスコープのハードウェアを利用するだけ
で簡単に実現出来る。特に、単一の掃引信号しか必要と
しないので、実現が極めて容易であり、単一の掃引信号
を可変遅延レベルと比較することにより得た第1及び第
2遅延レベルの差から所望の時間間隔が測定出来るの
で、掃引信号のオフセットや非線形性に起因する誤差は
相殺され、極めて正確に測定出来る。また、第1及び第
2トリガ・レベルを同一にして入力信号の1サイクル間
の時間間隔を測定するように掃引率を設定することによ
り入力信号の周期を簡単に測定出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の手順を示す流れ図、第2
図は、本発明を利用するのに好適なアナログ・オシロス
コープの構成を示すブロック図、第3図は、第2図の一
部分の他の実施例を示すブロック図、第4図は、第2図
のオシロスコープの各部の動作の一例を示すタイミング
波形図である。 10及び12:トリガ回路 18:マイクロ・プロセッサ 20及び22:ゲート回路 24:掃引発生器 28:遅延比較器 30:遅延DAC 32:タイム・ラッチ 34:ゲート・ラッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反復入力信号に応じて掃引信号を繰り返し
    発生し、 上記掃引信号と可変遅延レベルとの比較出力の状態変化
    の時点と、上記入力信号の第1イベントの時点とが一致
    するまで上記可変遅延レベルを順次調整して上記第1イ
    ベントの時点を表す第1遅延レベルを探索し、 上記入力信号の第2イベントの時点と上記比較出力の状
    態変化の時点とが一致するまで上記可変遅延レベルを調
    整して上記第2イベントの時点を表す第2遅延レベルを
    探索し、 上記第1及び第2遅延レベルの差から上記第1及び第2
    イベント間の時間間隔を自動的に測定する自動時間間隔
    測定方法。
  2. 【請求項2】上記第1及び第2イベントを夫々発生する
    場合の第1及び第2トリガ・レベルを同一に設定し、 上記反復入力信号の1サイクルが上記掃引信号の期間内
    に含まれるように上記掃引信号の掃引率を設定し、 上記第1及び第2遅延レベルの差から上記反復入力信号
    の周期を自動的に求めることを特徴とする請求項1記載
    の自動時間間隔測定方法。
JP2157802A 1989-06-19 1990-06-18 自動時間間隔測定方法 Expired - Lifetime JPH0664158B2 (ja)

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US07/367,596 US4916677A (en) 1989-06-19 1989-06-19 Automatic period and frequency measurements
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JPH0328792A JPH0328792A (ja) 1991-02-06
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