JPH0664027A - インサート吹込成形方法及び吹込成形方法 - Google Patents

インサート吹込成形方法及び吹込成形方法

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JPH0664027A
JPH0664027A JP4177404A JP17740492A JPH0664027A JP H0664027 A JPH0664027 A JP H0664027A JP 4177404 A JP4177404 A JP 4177404A JP 17740492 A JP17740492 A JP 17740492A JP H0664027 A JPH0664027 A JP H0664027A
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preform
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blow molding
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伸一 上原
Noriyoshi Nakajima
徳義 中島
Hitoshi Tamura
仁 田村
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Nissei ASB Machine Co Ltd
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吹込成形品の破裂を伴うことなく、吹込成形
品の一部を、吹込成形型内に臨むインサートピースの形
状に沿って成形すること。 【構成】 インサートピース20は、把持部22と、そ
の上下端位置にて水平に突出する固定用脚部24,26
と、その先端に設けられた突起28,30を有する。各
突起28,30は、内表面28a,30aと、これと対
向する背面28b,30bと、これらを結ぶ端面28
c,30cを有する。インサートピース20,プリフォ
ーム10をブローキャビティ型40に配置して吹込成形
する前に、プリフォーム10の領域Cを局所的に低温度
に温調しておく。このため延伸吹込途中の状態では、
a,bの鎖線領域は比較的厚肉で、それゆえ保有熱量が
高く維持される。さらに吹込が進行すると、樹脂自体の
保有熱量により領域a,bが延伸され、インサートピー
ス20の凹部形状に沿った成形が実現されることにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、把手または吊具などの
インサートピースを吹込成形型内にインサートして、中
空体を成形するインサート吹込成形方法、及び、中空体
の一部を、凹又は凸状の段差のあるキャビティ面に沿っ
た形状に成形する吹込成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大型のボトル、例えば容量1.8リット
ルのボトルを成形する場合に、その持ち易さを向上する
観点から把手付ボトルを成形するために、ブローキャビ
ティ型内にて、インサートピースである把手とボトルと
を一体的に係合させて成形するインサート吹込成形方法
が知られている。
【0003】図7は、把手をインサートピースとした場
合のボトルのインサート吹込成形方法を示している。
【0004】同図において、プリフォーム10は、ネッ
ク型18に保持されて、ブローキャビティ型40内に配
置される。一方、把手としてのインサートピース20
は、予めブローキャビティ型40の所定のインサート位
置にインサートされている。なお、同図ではブローキャ
ビティ型40の一方の割型40aのみを示している。
【0005】前記プリフォーム10は有底筒状を呈し、
その開口側のネック部12と、筒状の胴部14と、その
一端を閉鎖する底部16とから構成されている。
【0006】一方、把手としてのインサートピース20
は、プリフォーム10の軸心とほぼ平行に配置される把
持部22と、その上下端位置にて前記把持部22より垂
直に立ち上がり、ブローキャビティ型40の内方に向か
って突出する固定用脚部24,26を有している。各固
定用脚部24,26の先端には、それぞれ上方及び下方
に向かって突出する突起28,30が設けられている。
この各突起28,30は、前記把持部22とほぼ平行に
延在しており、内表面28a,30aと、これと対向す
る背面28b,30bと、これらを結ぶ端面28c,3
0cを有している。 前記ブローキャビティ型40内に
て、プリフォーム10は延伸ロッドによる延伸駆動及び
吹込エアの導入により二軸延伸吹込成形され、キャビテ
ィ面42に接触することでボトル形状が完成する。ま
た、インサートピース20がブローキャビティ型40の
内方に露出する面も一種のキャビティ面として作用し、
ボトルはこのインサートピース20の内方に露出する形
状に沿って形成されることになる。そして、前記突起2
8,30の内表面28a,30aと、背面28b,30
bの両側に樹脂が回り込むことで、ボトル及びインサー
トピース20が係合により一体化されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8の鎖線部分a,b
は、プリフォーム10が二軸延伸吹込成形され、インサ
ートピース20の突起28,30における内表面28
a,30aに接触した延伸途中の状態を示している。そ
の後、さらに吹込成形されることで、同図の実線に示す
ように成形されてボトルが完成することになる。
【0008】ここで、本発明者らの実験によれば、図8
のA,B領域にてボトルが破裂してしまうという事態が
生ずることが判明した。この傾向は、プリフォーム10
及びインサートピース20を同種の材料、例えば共にポ
リエチレンテレフタレート(PET)などで形成した場
合に、特に生じやすいことが判明した。
【0009】特に近年は、環境問題の重視に伴って、リ
サイクル品の利用或いはリサイクルのし易さなどが技術
開発にも望まれている。リサイクルのし易さを確保する
ためには、ボトルおよびインサートピースを共に同種の
樹脂材料で成形する必要がある。また、リサイクルの利
用を図るためには、ボトル内容物である飲料に直接接触
しない少なくともインサートピースのみをリサイクル材
で成形したものを使用することが望まれる。しかしなが
ら、インサートピースをプリフォームと同種材料(リサ
イクル材を含む)で成形した場合には、吹込成形品とイ
ンサートピースとの滑りにくさが、インサート吹込成形
技術を困難なものとしていた。
【0010】また、インサートピースを用いない一般の
吹込成形についても、吹込成形型のキャビティ面の一部
が、その形状に沿って樹脂が延伸されにくい凹又は凸の
段差のある形状の場合に同様の問題が生ずる。
【0011】そこで、本発明の目的とするところは、吹
込成形品の一部を、吹込成形金型内に臨むインサートピ
ースの形状に沿って、破裂を伴うことなく良好に成形す
ることができるインサート吹込成形方法を提供すること
にある。
【0012】本発明の他の目的は、吹込成形型のキャビ
ティ面の一部が、その形状に沿って樹脂が延伸されにく
い凹又は凸の段差のある形状であっても、破裂を伴うこ
となく吹込成形品を良好に成形できる吹込成形方法を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るインサ
ート吹込成形方法は、吹込成形型内にインサートピース
をインサートした状態で、プリフォームを二軸延伸吹込
成形して、吹込成形品の一部を、前記吹込成形型内に臨
む前記インサートピースの形状に沿って成形するにあた
り、吹込成形工程前に、前記プリフォームの側壁のう
ち、二軸延伸吹込成形の結果前記インサートピースと接
触する一部又は全部の領域を、他の領域よりも低い温度
に局所的に温調しておくことを特徴とする。
【0014】第2の発明に係るインサート吹込成形方法
は、吹込成形型内にインサートピースをインサートした
状態で、プリフォームを二軸延伸吹込成形して、吹込成
形品が得られる延伸途中において、ある領域の両端が前
記インサートピース又はキャビティ面に接触した後に、
前記領域をさらに延伸して前記インサートピースの凹部
形状に沿った形に成形するにあたり、吹込成形工程前
に、前記プリフォームの側壁のうち、前記凹部形状に沿
って成形される領域に対応する側壁領域を含む箇所を、
他の領域よりも低い温度に局所的に温調しておくことを
特徴とする。
【0015】第3の発明に係るインサート吹込成形方法
は、吹込成形型内にインサートピースをインサートした
状態で、プリフォームを二軸延伸吹込成形し、かつ、前
記インサートピースは前記吹込成形型のキャビティ面よ
り内方に突出した内表面と、この内表面と対向する背面
と、この両面を結ぶ端面とで構成された突起部を有し、
吹込成形品の一部を、前記吹込成形型内に臨む前記突起
部を含む前記インサートピースの形状に沿って成形する
にあたり、前記プリフォームの側壁のうち、延伸途中に
前記インサートピースの前記突起部と接触する領域と対
応する付近の側壁領域を、吹込成形工程前に、他の領域
よりも低い温度に局所的に温調しておくことを特徴とす
る。
【0016】第4の発明に係るインサート吹込成形方法
は、吹込成形型内にインサートピースをインサートした
状態で、プリフォームを二軸延伸吹込成形して、吹込成
形品の一部を、前記吹込成形型内に臨む前記インサート
ピースの形状に沿って成形するにあたり、吹込成形工程
前に、二軸延伸吹込成形の結果前記プリフォーム成形樹
脂と接触する前記インサートピースの一部又は全部の領
域に、前記プリフォーム成形樹脂のすべりを良好とする
層を形成して、前記プリフォームの二軸延伸吹込成形を
行うことを特徴とする。
【0017】第5の発明に係る吹込成形方法は、吹込成
形型内にてプリフォームを二軸延伸吹込成形して、吹込
成形品の一部を、前記吹込成形型のキャビティ面のう
ち、凹又は凸状の段差のあるキャビティ面の形状に沿っ
て成形するにあたり、吹込成形工程前に、前記プリフォ
ームの側壁のうち、二軸延伸吹込成形の結果前記凹又は
凸状のキャビティ面と接触する一部又は全部の領域を、
他の領域よりも低い温度に局所的に温調しておくことを
特徴とする。
【0018】
【作用】前記課題を解決するため、本発明者らが研究を
重ねた結果、インサート吹込成形時に吹込成形品の一部
が破裂する原因は、下記のからに起因していること
が判明した。
【0019】図8に示すa,b領域の肉厚が薄すぎ
て、延伸されないため。
【0020】a,b領域の肉厚は比較的確保される
が、その保有熱量が少なく延伸されないため。
【0021】プリフォーム及びインサートピースを同
種の樹脂材料とした場合に特に、インサートピースの内
表面より端面を辿って背面に回り込む際、端面部分にて
プリフォーム成形樹脂材料が滑りにくく、延伸を助けて
くれないため。
【0022】そして、第1から第3の発明は、及び
の弊害を除去することで、第4の発明はの弊害を除去
することで共に吹込成形品の破裂を防止している。
【0023】第1の発明では、インサートピースと接触
する一部または全部の領域を、他の領域よりも低い温度
に局所的に温調している。この結果、この温調された領
域は少なくとも表面温度が他の領域よりも低温で延びに
くく、インサートピースに最初に接触した後も、その部
分が比較的厚肉であり、かつ、厚肉ゆえに保有熱量も比
較的高くなっている。従って、その後さらにインサート
ピースの形状に沿って樹脂が延伸された場合にも、薄肉
に起因した吹込成形品の破裂、及び保有熱量が少ないこ
とに起因した吹込成形品の破裂を防止することができ
る。
【0024】第2の発明は、さらに温調領域を限定した
ものである。図8に示すa,b領域とは、その両端がイ
ンサートピースまたはキャビティ面に接触した後に、さ
らに延伸されてインサートピースの凹部形状に沿って成
形される領域である。このa,b領域が、その両端がイ
ンサートピースなどに接触した際に、なおも比較的厚肉
であり、かつ保有熱量が高ければ、その後インサートピ
ースの凹部形状に沿って円滑に延伸されることになる。
【0025】第3の発明では、インサートピースの突起
部のうち、内表面より背面に樹脂が回り込む際の境界点
である端面付近にて、樹脂が滑りにくく容器の破裂が生
じやすいので、この対応部分を特に伸び易くすること
で、上記課題を解決している。すなわち、インサートピ
ースの突起部と接触する領域と対応するプリフォームの
側壁領域を局所的に温調することで、樹脂が表面より端
面を辿って背面に回り込む延伸動作を円滑に確保してい
る。
【0026】第4の発明は、インサート吹込成形時に特
に樹脂が滑りにくい箇所、すなわちプリフォーム成形樹
脂と接触するインサートピースの一部又は全部の領域
に、プリフォーム成形樹脂の滑りを良好とする層を予め
形成しておき、インサート吹込成形時にこの面を滑らせ
ることで、吹込成形品の破裂を伴うことなくインサート
ピースに沿った形の成形を可能としている。
【0027】第5の発明は、吹込成形型のキャビティ面
の一部が、その形状に沿って樹脂が延伸されにくい凹又
は凸の段差のある形状の場合、プリフォーム側壁のう
ち、凹又は凸状のキャビティ面と接触する一部又は全部
の領域を、他の領域よりも低い温度に局所的に温調して
おくことで、第1の発明と同様の作用により、吹込成形
品を破裂を伴うことなく良好に成形することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を適用した実施例について、図
面を参照して具体的に説明する。
【0029】<第1実施例>図1は、第1実施例に係る
インサート吹込成形方法を示す概略説明図である。同図
において、図7に示す部材と同一機能を有する部材につ
いては、同一符号を付している。
【0030】この第1実施例に係るインサート吹込成形
方法では、延伸の結果インサートピース20と接触する
領域と対応するプリフォーム10の側壁領域Cを、他の
側壁領域よりも低温度に温調している。この側壁領域C
とは、二軸延伸吹込成形後に、少なくとも下記の各箇所
に接触するものである。すなわち、インサートピース2
0における把持部22の上部内表面22aと、固定用脚
部24の上面24aと、突起28の内表面28a,背面
28b,端面28cと、ブローキャビティ型40の凸部
50における内表面52と、突起30の内表面30a,
背面30b,端面30cと、固定用脚部26の下面26
aと、把持部22の下部内表面22bとである。ここ
で、把持部22の上部内表面22aと、固定用脚部24
の上面24aと、突起28の背面28bとは、突起28
の内表面28aの反対側に存在する凹部形状を形成して
いる。同様に、背面30bと、下面26aと、下部内表
面22bも凹部形状を形成している。ブローキャビティ
型40の凸部50における内表面52と接触する領域
は、インサートピース20と接触する領域ではないが、
この第1実施例ではプリフォーム20の側壁の局所温調
をより簡易に実現するため、インサートピース20と接
触する上下二箇所を含むある軸方向長さ領域Cに亘って
温調を実現している。
【0031】ここで、プリフォーム10の成形樹脂材料
としては、例えばPETが用いられ,インサートピース
20の樹脂材料としては、プリフォーム10と同種の材
料の場合と、これとは異種の材料例えばポリプロピレン
などの場合と、リサイクル材料の場合とが考えられる。
リサイクル材料とは、一度成形品として市場に出回った
ものを回収し、再度溶融して再利用される材料である。
リサイクル材料としては、同種,異種のいずれであって
もよい。
【0032】インサートピース20をプリフォーム10
と同種の材料であるPETで成形した場合に特に、ボト
ルの破裂が生じていたが、本実施例では下記の作用によ
りこのような不具合を解消できる。
【0033】図1の鎖線は、プリフォーム10を二軸延
伸吹込成形した場合の、その延伸吹込成形途中の状態を
示している。この状態では、プリフォーム10の成形樹
脂は、インサートピース20の突起28,30における
内表面28a,30aと、その上方及び下方のキャビテ
ィ面42に接触している。この際、本実施例では予めプ
リフォーム10の側壁領域のうち、C部分の領域を他の
領域よりも低い温度に温調しているため、インサートピ
ース20に接触している領域及び未だ接触していない領
域(図1のa,b領域)を、共に比較的厚肉に維持で
き、従ってその肉厚により保有熱量を高く維持すること
ができる。従って、プリフォーム10の側壁領域Cの温
調温度としては、インサートピース20と接触するまで
延伸するに足る充分な保有熱量を有しており、しかも、
他の側壁領域より厚肉の状態でインサートピース20と
接触するような温調温度とすることが必要である。さら
に延伸が進行すると、すでにインサートピース20と接
した表面はあまり延伸することなしに、a,b領域に存
在する成形樹脂の保有熱量が比較的高く維持されている
ので、この領域a,b自身が延伸され、インサートピー
ス20の凹部形状に沿った成形が行われることになる。
このように予め温調しておくことで、特にインサートピ
ース20をプリフォーム10と同種の材料で成形した場
合にも、その突起28,30における端面28c,30
c付近にてPET樹脂材料が滑りにくくても、その後イ
ンサートピース20の凹部形状に沿った吹込延伸が可能
となる。
【0034】なお、本実施例の場合には、インサートピ
ース20と直接接触しない部分、すなわちブローキャビ
ティ型40における凹部50の内表面52と接触する樹
脂肉厚をも、比較的厚肉に成形できる。この部分は、把
手としてのインサートピース20の把持部22と対向す
る側壁領域であり、内容物の充填されたボトルを把持部
22を利用して持ち上げる際に比較的大きな加重の作用
する領域であるが、上記のように厚肉成形とすることで
その撓み,変形を防止することができる。
【0035】図2及び図3は、第1実施例に係るインサ
ート吹込成形における局所冷却工程を示している。図2
に示す方法は、プリフォーム10の内部に挿入される温
調コア50を利用したものである。この温調コア50の
側壁のうち、前記局所温調領域Cと対応する部分が径の
太い膨出部52として形成されており、温調コア50を
挿入した際に前記領域Cの内壁と直接接触している。こ
の温調コア50の内部には、例えば設定温度65℃の温
調流体が循環するようになっており、例えば10〜15
秒間程度前記領域Cを他の領域よりも低温度に温調して
いる。図2に示す方法に代えて、プリフォーム10の外
側に配置される温調ポットにより、前記領域Cを局所的
に温調することもできる。あるいは、温調コア及び温調
ポットによって、プリフォーム10の内壁及び外壁の双
方から温調するようにしてもよい。なお、上記の温調流
体の設定温度および温調時間はパリソン肉厚等によって
異なるものである。また、膨出部52の接触位置も、パ
リソン温度分布によって異なるものである。
【0036】図3に示す温調方法は、プリフォーム10
の局所冷却領域Cに温調気体を吹き付けて温調する方法
を示している。この方法によれば、局所冷却領域と対応
する面の側方にエア吹出管60を設け、この局所冷却領
域Cに対して例えば5〜6kg/cm2 のエア圧力に
て、例えば4〜5秒間エアを吹き付けることで、プリフ
ォーム10の局所温調領域Cを他の領域よりも低温度に
温調している。図3に示す例によれば、エア吹き付け直
後のパリソン表面温度は、他の領域は91℃に対して、
領域Cの部分で75℃に温調することができた。図3の
場合、エア吹出管60のエア吹き付け面積が局所冷却領
域Cに対して狭い場合ので、プリフォーム10とエア吹
出管60とを相対的に移動させれば良い。
【0037】なお、温調気体の吹き付けによる場合も、
プリフォーム10の外側からの吹き付けでなく、内側か
ら気体を吹き付けるものであってもよい。
【0038】<第2実施例>この第2実施例は、図4に
おけるa,b領域と対応するプリフォーム10の側壁領
域D,Eを、他の領域よりも低温度に温調する方法であ
る。a領域とは、その両端がインサートピース20の凹
部形状の上端に接触した後、さらにその凹部形状に沿っ
て延伸される領域である。領域bも同様である。この2
ヵ所を予め温調しておくことで、延伸吹込途中における
領域a,bは、その成形樹脂材料が最初にインサートピ
ース20に接触した際にも、比較的厚肉が維持され、そ
の結果保有熱量も高く維持できる。従って、その後さら
にエア圧により吹込成形を続行したとしても、その保有
熱量により領域a,bがインサートピース20の凹部形
状に沿って容易に成形されることになる。
【0039】<第3実施例>図5は、本発明の第3実施
例の動作を示している。この第3実施例に係る方法で
は、プリフォーム10の側壁領域のうち同図のF,G部
分を局所的に温調している。領域Fとは、インサートピ
ース20における一方の固定用脚部24の先端側の突起
28に接触する領域と対応している。領域Gは、他方の
固定用脚部26の先端側の突起30と接触する領域に対
応している。
【0040】このような領域F,Gを局所的に温調する
ことで、破裂を伴うことなくボトルを成形できる理由は
下記の通りである。
【0041】すなわち、第5図の鎖線で示すように、樹
脂がインサートピース20の突起28,30における内
表面28a,30aに接触した後には、この樹脂はその
端面28c,30cを辿って背面28b,30b迄延伸
される際に、延伸される二軸方向(縦軸下方に向かう方
向及び半径方向外側に向かう方向)と逆らう延伸方向成
分を含む方向に延伸されることになる。このような延伸
方向とは逆方向に延伸される動作を円滑にするため、突
起28,30と接触する領域と対応するF,G領域を予
め低温度に温調しておくことで、接触時にも比較的厚肉
を維持でき、従ってその肉厚による保有熱量を高く維持
することができる。このため、F,G領域が比較的保有
熱量が高いため、この部分でプリフォーム成形樹脂材料
の滑り性が悪くても、その樹脂自体の延伸が比較的容易
であるため、破裂を伴うことなくボトルを二軸吹込延伸
成形することが可能である。
【0042】<第4実施例>この第4実施例は、図6に
示すように、二軸延伸吹込成形途中の際に、インサート
ピース20と樹脂が接触することで滑りにくい領域に、
プリフォーム成形樹脂材料の滑りを良好とするための層
を形成したものである。すなわち、図6に示すように、
インサートピース20における内表面22a,24a及
び突起28の内表面28a,背面28b,端面28c
に、滑りを良好とするための層60を形成している。他
方の固定用脚部26側も同様に滑りを良好とするための
層62が形成されている。なお、この層60,62は、
少なくとも端面28c,30c上に形成するものでも良
い。
【0043】このような層60,62の形成として、例
えば離型剤を塗布するものが考えられる。離型剤として
は、パラフィン系、フルオロカーボン系、シリコーン
系、脂肪酸系、脂肪酸金属塩系、脂肪酸エステル系、多
価アルコール系等を適用できる。これに代えて、コーテ
ィング剤をコーティングすることも考えられる。コーテ
ィング剤としては、ユリア系重合体、メラミン系重合
体、フェノール系重合体、エポキシ系重合体、エチレン
ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン重合体
等を採用することが可能である。このような層60,6
2の形成方法としては、例えば前記離型剤又はコーティ
ング剤をスプレー塗布するもの、あるいは、それらの液
体に浸して乾燥させるもの等を採用できる。
【0044】このような第4実施例の方法によれば、従
来ボトルの破裂の原因となっていたの問題を解消する
ことができ、第1から第3実施例による温調を必ずしも
伴うことなく、インサートピース20と係合一体化した
ボトルを成形することが可能となる。
【0045】<第5実施例>この第5実施例は、4ステ
ーションを有する二軸延伸吹込成形装置における温調ス
テーションにおいてプリフォーム10の局所領域をその
外部より冷却するものである。図9に示すように、ネッ
ク型18に保持されたプリフォーム10の内部に、温調
コア70が挿入される。この温調コア70は、プリフォ
ーム10の内壁に接触するロッド72を有し、このロッ
ド72の中心部に沿って温調流体例えば温調水が循環さ
れる。また、図9には図示していないが、プリフォーム
10の周囲に温調ポットが配置され、温調コア70およ
び温調ポットによりプリフォーム10の延伸適温のため
の温調が行われる。所定時間温調工程を行った後、温調
ポットのみがプリフォーム10の周囲より離脱され、冷
却装置80を用いてプリフォーム10の局所領域Iの冷
却が行われる。冷却装置80は接触片82とその駆動片
88とを有し、駆動片88を図9の矢印方向に駆動する
ことで、プリフォーム10の局所領域Iに対する接触お
よびその解除駆動を行っている。接触片82は局所領域
Iの外形に沿って湾曲した湾曲接触面84を有し、か
つ、冷却水供給チューブ86aおよびその排水チューブ
86bが接続されている。接触片82は、駆動片88に
対してその軸方向に移動可能な例えば2本の軸88aの
一端に固定され、かつ、接触片82および駆動片88の
間には軸88aに挿通されてコイルスプリング88bが
配置される。
【0046】次に、駆動片88の駆動装置90について
図10をも参照して説明する。
【0047】この駆動装置90は、複数の駆動片88を
単一駆動源を用いて駆動する構成となっている。駆動装
置90は、平行な2本の第1,第2のロッド92,94
を有する。第1,第2のロッド92,94は、連結部9
6a,96bを介して2つの駆動片88にそれぞれ連結
されている。この第1,第2のロッド92,94の途中
には第1,第2のラック100,102がそれぞれ設け
られている。そして、この第1,第2のラック100,
102に噛合するピニオンギア104が回転可能に支持
されている。複数の駆動片88を駆動する単一駆動源と
しての第1のエアシリンダ106が設けられ、このエア
シリンダ106のロッド106aは連結部108を介し
て一方のロッド、例えば第1のロッド92の第1のラッ
ク100に連結されている。上記構造により、第1のエ
アシリンダ106のロッド106aを進退駆動すること
で、複数の接触片82の接触駆動及びその解除駆動を実
現できる。さらに、冷却装置80の全体を移動させるた
めの第2のエアシリンダ110が設けられている。この
第2のエアシリンダ110の駆動により、冷却装置80
における接触片82を、図10に示すように2つのプリ
フォーム10,10の間と、それよりも側方に離脱した
退避位置とにわたって移動可能である。
【0048】図11は、プリフォーム10の局所冷却領
域Iと、この冷却領域Iがブロー成形された後の領域H
との関係を示している。本実施例では、領域Hは、イン
サートピース20の下側の固定用脚部26を包み込んで
接触するボトルの側壁領域と対応している。これは、上
側の固定用脚部24と比較した場合に、下側の固定用脚
部26と接触する領域Hの形状がでにくく、破裂や薄肉
化による白化現象が生じやすいためである。
【0049】上記の第5実施例によれば、射出成形ステ
ーションにて射出成形されたプリフォーム10は、射出
成形時の保有熱量を保持したまま射出金型より取出され
る。その後、図9に示す温調ステーションに移送され、
温調コア70および温調ポット(図示せず)にて、プリ
フォーム10の内外から延伸適温のための温調を行う。
温調コア70をプリフォーム10内に維持したまま、温
調ポットのみをプリフォーム10の周囲より離脱し、第
1,第2エアシリンダ106,110の駆動によって、
各接触片82をプリフォーム10の冷却領域Iに接触さ
せる。このとき接触片82および駆動片88の間に配置
されたコイルスプリング88bの付勢力により、接触片
82は冷却領域Iに対して適度な圧力にて接触すること
になる。接触片82は、適正な冷却温度例えば22℃に
冷却された冷却水が循環され、所定の時間例えば約5秒
程度プリフォーム10の冷却領域Iと接触させること
で、この領域Iをその周囲の領域よりも低い温度に設定
する。冷却水の温度及び接触冷却時間を変更するだけ
で、局所領域Iの冷却温度を容易に調整できる。
【0050】このプリフォーム10の冷却工程におい
て、温調コア70がプリフォーム10内に挿入されてい
るので、この温調コア70がプリフォーム10の偏芯防
止部材として機能し、プリフォーム10の変形を防止で
きる。
【0051】このように、ブロー成形工程の直前の工程
にてプリフォーム10の局所領域Iを所定温度に温調し
ておくことで、ブロー成形の際にはその領域Iは外表面
温度がかなり低くなっている。従って、インサートピー
ス20をプリフォーム10と同種の材料例えばPET樹
脂にて成形した場合にあっても、領域Iが高温の場合と
比較してかなり摩擦係数が低くなり、インサートピース
20とプリフォーム10との間の滑り難さに起因した破
裂が防止されることになる。領域Iは、その周囲の部分
に比べて保有温度が低く、従って延伸されにくいもので
はあるが、冷却温度を所定に設定することで、インサー
トピース20との接触後も、そのブローエア圧力によっ
て十分変形可能な状態であり、下側の固定用脚部26の
形状に沿って成形できる付形性を確保できる。さらに、
下側の固定用脚部26との接触領域Hを比較的厚肉に確
保できる。
【0052】また、本発明者等の実験によれば、図2に
示す内側からの冷却方式よりも、第5実施例のように外
側からの冷却方式を採用した方が、インサートピース2
0との接触領域での白化や破裂をより効果的に防止でき
ることがわかった。
【0053】さらに加えて、図3に示すように外側から
のエアー吹き付け方式と比較しても、目的とする局所領
域のみをより正確に冷却でき、周囲の領域に対する温度
の影響を低減できる点で優れている。したがって第5実
施例によれば、局所領域Iのみを低温度に温調できるの
で、プリフォームの一方の側壁の広い領域が低温度に温
調されることがなく、この結果ブロー成形時にプリフォ
ームの底部のセンターが中心線よりもインサートピース
側にずれる偏芯をも防止できる。
【0054】<第6実施例>この第6実施例は、インサ
ートピース20を用いずに、ブローキャビティ型内にて
プリフォームを二軸延伸吹込成形する場合に本発明を適
用したものである。この場合、ブローキャビティ型のキ
ャビティ面の一部が、凹又は凸状となるキャビティ面と
なっており、この凹又は凸のある形状に沿ってボトルを
成形する場合である。このようなボトルを成形する場合
に、第1実施例と同様にして、凹又は凸状の例えば段差
のあるキャビティ面と接触するプリフォーム20の一部
又は全部の領域を、二軸延伸吹込成形前に局所的に冷却
しておく。このようにすれば、第1実施例と同様の作用
により、破裂を伴うことなく、段差のあるキャビティ面
に沿ってボトルを成形することができる。
【0055】図12から図14は、凹状のキャビティ面
と接触するプリフォーム20の対応領域を、二軸延伸吹
込成形前に局所的に冷却する実施例を示している。図1
2及び図13に示すように、このボトル120は、ネッ
ク部20の下方に楕円状の輪郭を有する側壁部124を
有する。ネック部122の中心線Lに対して、楕円状の
側壁部124の長手軸の一方の側壁端124aまでの距
離L1 と、他方の側壁端124bまでの距離L2 は、L
1 <L2 の関係にある。換言すれば、このボトル120
を成形するためのブローキャビティ型のキャビティ面
は、中心線Lを基準にした場合に、側壁端124bを規
定するキャビティ面が側壁端124aを規定するキャビ
ティ面に対して凹所を形成することになる。上記のよう
なボトル120をブロー成形する場合には一般に、中心
線Lから距離の長い側壁端124b側が薄肉となり、極
端な場合その部分が破裂したり、あるいは応力白化を起
こすことがある。本実施例では、ボトル120を成形す
るためのプリフォーム10を、図14に示す冷却装置1
30を用いて、ボトル120の側壁端124bと対応す
る領域を局所的に冷却している。この冷却装置130
は、図9に示す実施例と同様に、冷却媒体が循環され、
プリフォーム20の接触領域とほぼ同様の形状を有する
接触片132と、この接触片132をプリフォーム20
に押圧し、またはその解除を行う駆動片134とから構
成することができる。
【0056】上記の実施例によれば、プリフォーム20
の側壁のうち、横軸延伸倍率の高い側壁端124b側に
相当する領域を、二軸延伸吹込成形工程の直前にて比較
的低温度に冷却することで、その保有熱量を他の領域よ
りも低くすることができる。従って、側壁端124bに
対応するプリフォーム20の側壁領域は比較的延伸され
難く、中心線Lより距離の長いキャビティ面に到達した
後も、十分な肉厚を確保することが可能となる。
【0057】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
【0058】インサートピースとしては、上記各実施例
に示した把手に限定されるものではなく、例えば点滴等
の輸血瓶に多用されている吊具に適用することも可能で
ある。
【0059】また、第4の発明を第1から第3の発明の
いずれかと組み合わせて実施することも可能である。こ
のようにすれば、インサートピースに沿って中空体を成
形する動作をより円滑に確保することが可能となる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法によれ
ば、吹込成形品の一部を、吹込成形型内に臨むインサー
トピースの形状に沿って成形するにあたり、そのインサ
ートピースの形状が凹形状など複雑な形状をしている場
合にあっても、吹込成形品の破裂を伴うことなくインサ
ートピースとの係合一体化が達成でき、その歩留まりを
大幅に向上することができる。また、凸又は凹状のキャ
ビティ面に沿って吹込成形品を成形する吹込成形の場合
にも、破裂を伴うことなく吹込成形品を成形することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る方法を説明するため
の概略説明図である。
【図2】図1に示す方法に用いられるプリフォームの温
調方法を示す概略断面図である。
【図3】図1に示す方法を実施するための、プリフォー
ム温調の他の方法を示す概略説明図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る方法を説明するため
の概略説明図である。
【図5】本発明の第3実施例を説明するための概略説明
図である。
【図6】本発明の第4実施例を説明するための概略説明
図である。
【図7】インサート吹込成形を説明するための概略説明
図である。
【図8】インサート吹込成形時でのボトルの破裂の原因
を説明するための概略説明図である。
【図9】本発明の第5実施例を説明するための概略説明
図である。
【図10】第5実施例に用いられる接触片を駆動する駆
動装置を説明するための概略説明図である。
【図11】第5実施例において冷却されるプリフォーム
の局所領域と、それがブロー成形された後の側壁領域と
の関係を示す概略説明図である。
【図12】本発明の第6実施例に従って成形されたボト
ルの概略斜視図でる。
【図13】図12のボトルの平面図である。
【図14】第6実施例に用いられる冷却装置の概略斜視
図である。
【符号の説明】
10 プリフォーム 20 インサートピース 28,30 突起 28a,30a 内表面 28b,30b 背面 28c,30c 端面 40 ブローキャビティ型 42 キャビティ面 50 温調コア 52 膨出部 54 エア吹付管 60,62 層 70 温調コア 80,130 冷却装置 82 接触片 88 駆動片 90 駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 仁 長野県小諸市甲4586番地3 日精エー・エ ス・ビー機械株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹込成形型内にインサートピースをイン
    サートした状態で、プリフォームを二軸延伸吹込成形し
    て、吹込成形品の一部を、前記吹込成形型内に臨む前記
    インサートピースの形状に沿って成形するにあたり、 吹込成形工程前に、前記プリフォームの側壁のうち、二
    軸延伸吹込成形の結果前記インサートピースと接触する
    一部又は全部の領域を、他の領域よりも低い温度に局所
    的に温調しておくことを特徴とするインサート吹込成形
    方法。
  2. 【請求項2】 吹込成形型内にインサートピースをイン
    サートした状態で、プリフォームを二軸延伸吹込成形し
    て、吹込成形品が得られる延伸途中において、ある領域
    の両端が前記インサートピース又はキャビティ面に接触
    した後に、前記領域をさらに延伸して前記インサートピ
    ースの凹部形状に沿った形に成形するにあたり、 吹込成形工程前に、前記プリフォームの側壁のうち、前
    記凹部形状に沿って成形される領域に対応する側壁領域
    を含む箇所を、他の領域よりも低い温度に局所的に温調
    しておくことを特徴とするインサート吹込成形方法。
  3. 【請求項3】 吹込成形型内にインサートピースをイン
    サートした状態で、プリフォームを二軸延伸吹込成形
    し、かつ、前記インサートピースは前記吹込成形型のキ
    ャビティ面より内方に突出した内表面と、この内表面と
    対向する背面と、この両面を結ぶ端面とで構成された突
    起部を有し、吹込成形品の一部を、前記吹込成形型内に
    臨む前記突起部を含む前記インサートピースの形状に沿
    って成形するにあたり、 前記プリフォームの側壁のうち、延伸途中に前記インサ
    ートピースの前記突起部と接触する領域と対応する付近
    の側壁領域を、吹込成形工程前に、他の領域よりも低い
    温度に局所的に温調しておくことを特徴とするインサー
    ト吹込成形方法。
  4. 【請求項4】 吹込成形型内にインサートピースをイン
    サートした状態で、プリフォームを二軸延伸吹込成形し
    て、吹込成形品の一部を、前記吹込成形型内に臨む前記
    インサートピースの形状に沿って成形するにあたり、 吹込成形工程前に、二軸延伸吹込成形の結果前記プリフ
    ォーム成形樹脂と接触する前記インサートピースの一部
    又は全部の領域に、前記プリフォーム成形樹脂のすべり
    を良好とする層を形成して、前記プリフォームの二軸延
    伸吹込成形を行うことを特徴とするインサート吹込成形
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項におい
    て、 前記プリフォーム及びインサートピースを同種の樹脂材
    料としたことを特徴とするインサート吹込成形方法。
  6. 【請求項6】 吹込成形型内にてプリフォームを二軸延
    伸吹込成形して、吹込成形品の一部を、前記吹込成形型
    のキャビティ面のうち、凹又は凸状のキャビティ面の形
    状に沿って成形するにあたり、 吹込成形工程前に、前記プリフォームの側壁のうち、二
    軸延伸吹込成形の結果前記凹又は凸状のキャビティ面と
    接触する一部又は全部の領域を、他の領域よりも低い温
    度に局所的に温調しておくことを特徴とする吹込成形方
    法。
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