JPH0663965A - 金型による印字方法及び装置 - Google Patents

金型による印字方法及び装置

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JPH0663965A
JPH0663965A JP22384692A JP22384692A JPH0663965A JP H0663965 A JPH0663965 A JP H0663965A JP 22384692 A JP22384692 A JP 22384692A JP 22384692 A JP22384692 A JP 22384692A JP H0663965 A JPH0663965 A JP H0663965A
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JP
Japan
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mold
belts
printing
engraved
cavity
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JP22384692A
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English (en)
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Hiromi Hizume
寛美 日詰
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 記号の配列の組み合わせを任意に変化させ
て樹脂成形品に印字する場合に、樹脂成形と印字とを同
時に行うことができ、しかも、そのために、一製品毎に
専用の型を使用する必要の無い金型による印字方法及び
そのための装置を提供すること。 【構 成】 複数の記号を刻印した複数の金型ベルト1a
〜1eを並列に並べ、それらの刻印面Sによってキャビテ
ィを取り囲む型面の一部を構成し、それぞれの金型ベル
ト1a〜1eをその長手方向に移動させることによって、こ
れらの金型ベルト1a〜1eに刻印されている記号の相互の
位置関係を変え、それぞれの記号の組み合わせを所望の
組み合わせにして、前記キャビティ内に溶融した樹脂を
注入し、前記記号の刻印面Sによって成形される凹部又
は凸部を成形品に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型のキャビティの型
面を構成する複数の金型ベルトに刻印されている記号
(数字・文字・図形など)の配列を任意に変えることに
より、樹脂成形品に印字される記号の組み合わせを適宜
変更することを可能とする印字方法と、そのための印字
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂成形品に部品番号や製造元な
どを印字する場合には、これらの印字する記号(数字・
文字・図形など)の配列は常に一定であるため、同一の
金型を使用して全く同じ製品を成形しているのである
が、これに対して、シリアルナンバーなどを重複しない
ように印字する場合に、一製品毎に専用の型を作ると非
常に製造コストが高くなるので、下記のような方法によ
って印字を行っていた。
【0003】即ち、文字列の組み合わせを可変とした高
温のスタンプを使用し、これを既に成形された樹脂成形
品の刻印面に押し当て、その表面を溶融して印字するホ
ット印刷による方法、同様に、文字列の組み合わせを可
変とした押し型を使用して、樹脂成形品の刻印面を塑性
変形させて印字する方法、或いは、インクジェットによ
り、樹脂成形品の印刷面に直接印刷する印字方法などで
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法では、何れにしても記号の印字工程は、樹脂成形
品を成形した後の別工程となり、工程毎に樹脂成形用の
装置と、印字用の装置を個別に使用しなければならず、
設備投資にコストが嵩む上に、樹脂成形装置と、印字装
置と、それらの間を接続するコンベア等の運搬装置の設
置スペースを確保しなければならないという不都合があ
り、改善が要求されていた。
【0005】本発明は、以上の問題点に鑑みて、記号の
配列の組み合わせを任意に変化させて樹脂成形品に印字
する場合に、樹脂成形と印字とを同時に行うことがで
き、しかも、そのために、一製品毎に専用の型を使用す
る必要の無い金型による印字方法及びそのための装置を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の金型による印字方法は、複数の記号を刻印し
た複数の金型ベルトを並列に並べ、それらの刻印面によ
ってキャビティを取り囲む型面の一部を構成し、それぞ
れの金型ベルトをその長手方向に移動させることによっ
て、これらの金型ベルトに刻印されている記号の相互の
位置関係を変え、それぞれの記号の組み合わせを所望の
組み合わせにして、前記キャビティ内に溶融した樹脂を
注入し、前記記号の刻印面によって成形される凹部又は
凸部を成形品に形成する方法である。
【0007】また、本発明の金型による印字装置は、複
数の記号を刻印した複数の金型ベルトと、これらの金型
ベルトをその長手方向に移動可能とする駆動装置と、こ
れらの金型ベルトの刻印面と共にキャビティを取り囲む
型面を構成する金型と、前記金型ベルトと金型によって
形成されるキャビティに溶融した樹脂を注入する注入装
置とを設けたことを特徴とする構成である。
【0008】前記した記号とは、数字・文字・図形など
の視覚で認識できるものを意味しており、これら単独ま
たは、それらを組み合わせて適宜使用することができ
る。また、前記金型ベルトは、環状に形成された無端式
のもの、或いは、直線状に形成された有端式のものなど
を使用することができ、特に形状は限定されるものでは
ない。
【0009】
【作 用】本発明の金型による印字方法及び装置は以上
の構成を有しており、溶融した樹脂を注入するキャビテ
ィの型面の一部を、前記複数の金型ベルトの刻印面によ
って構成したので、記号の配列の組み合わせを任意に変
化させて樹脂成形品に印字する場合であっても、樹脂成
形と印字とを同時に行うことができる。
【0010】また、それぞれの金型ベルトをその長手方
向に移動させることによって、所望の記号配列を任意に
組み合わせることができるため、一製品毎に専用の型を
使用する必要が無くなり、本発明の一式の金型セットに
よって、膨大な組み合わせの記号配列を印字することが
できる。
【0011】
【実 施 例】次に図面を参照して本発明の一実施例を
説明する。図1には、10進数の6桁の数字を、「00000
0」から「999999」まで同一のシリアルナンバーが印字
された成形品ができないように組み合わせて、1ショッ
ト毎に10個ずつの成形品を製造する場合が示されてい
る。
【0012】金型側の数字のそれぞれの桁は、一の位の
数字が図示していない固定金型に刻印されているのに対
して、十の位から十万の位までの5桁の数字は、その長
手方向に移動可能な金型ベルト1a〜1eに刻印されてい
る。これらの金型ベルト1a〜1eには、その長手方向に1
ピッチ当たりに同じ数字が5個ずつ刻印されており、こ
れらの刻印面Sがキャビティを取り囲む金型の型面の一
部を構成するようになっている。そして、金型ベルト1a
〜1eの数字の組み合わせを変更する場合に、図中に示す
ように、この5個の数字を1纏まりとして1ピッチずつ
矢印Aの方向に移動させるのである。
【0013】例えば、1ショット目で数字の組み合わせ
が000000〜000009になるようにして樹脂成形と印字を行
い、2ショット目で000010〜000019になるようにするた
めには、本実施例は1ショット毎に10個ずつ製造する場
合であるので、一の位は全く移動させる必要は無く、従
って、上記の如く一の位の数字は樹脂成形品の全体形を
形作る金型の一部に形成しているのである。
【0014】これに対して十の位の数字は、1ショット
毎に移動させる必要があるので、十の位の金型ベルト1a
を1ピッチ分だけ矢印Aの方向に移動させる。尚、百の
位から十万の位までの金型ベルト1b〜1eは、桁上げ前な
ので、未だ移動させる必要が無く、従って、これらの金
型ベルト1b〜1eは元の位置に留めたままである。このよ
うにして成形された樹脂成形品としては、例えば図2に
示すような1ショット当たり10個ずつ纏まったファスナ
ー2を成形することが可能であり、これらをゲート部3
の部分でランナー部4から切り離すことによって、図3
に示すような1個ずつ全く異なるシリアルナンバーNが
凸部2aとして形成された製品が製造される。
【0015】なお、この金型ベルト1a〜1eの移動は公知
の駆動手段を適宜使用することができ、本実施例では図
示していないACサーボモータを使用している。また、
この金型ベルト1a〜1eは環状に形成された無端式ものを
巡回させるようにしているが、これに限定されるもので
はなく、直線状に形成された有端式のものをその長手方
向に前後させるようにしても良い。
【0016】このようにして、印字するシリアルナンバ
ーNが増加すると、11ショット目では十の位の金型ベル
ト1aは一巡し、1ショット目と同じ「0」となり、桁上
げされて、百の位の金型ベルト1bが矢印Aの方向に1ピ
ッチ分だけ送られることとなる。そして、この11ショッ
ト目では000100〜000109のシリアルナンバーNが印字さ
れたファスナー2が製造される。
【0017】このような要領で印字を続ける過程で、千
の位の金型ベルト1cは百ショット毎に1ピッチずつ送
り、万の位の金型ベルト1dは千ショット毎に1ピッチず
つ送り、十万の位の金型ベルト1eは一万ショット毎に1
ピッチずつ送るようにするのである。そして、十万ショ
ット目まで続けることにより、十万ショット目では、99
9990〜999999までのシリアルナンバーNが印字され、1
ショット目からの累計で百万種類のシリアルナンバーN
を印字することが可能となる。
【0018】なお、本実施例では、6桁の10進数を同一
の番号ができないようにし、且つ、番号が連続するよう
にして印字する場合を示したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、数字の場合は2進数でも、16進数で
も構わないし、数字の代わりに文字や図形を使用するこ
ともできる。また、これらの組み合わせであっても本発
明を適用することができ、要は、数字・文字・図形など
を含む視覚で認識できる記号を凸部、或いは凹部として
形成することができれば良い。
【0019】また、金型ベルト1a〜1eの動かし方を変え
ることによって、同一の番号が印字された樹脂成形品を
複数個ずつ成形する用途にも使用することができ、更に
本実施例では、1ショット当たり10個ずつ成形する場合
を示したが、使用する金型如何によって、1ショット毎
に更に多くの成形品を成形することも可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明の金型による印字方法及び装置は
上述したように、溶融した樹脂を注入するキャビティの
型面の一部を、前記複数の金型ベルトの刻印面によって
構成したので、記号の配列の組み合わせを任意に変化さ
せて樹脂成形品に印字する場合であっても、樹脂成形と
印字とを同時に行うことができる。
【0021】また、それぞれの金型ベルトをその長手方
向に移動させることによって、所望の記号配列を任意に
組み合わせることができるため、一製品毎に専用の型を
使用する必要が無くなり、本発明の一式の金型セットに
よって、膨大な組み合わせの記号配列を印字することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における金型による印字装置
の概略を示す斜視図である。
【図2】図1の装置によって成形された樹脂成形品の平
面図である。
【図3】図2の樹脂成形品を切り離してつくられた完成
品を示しており、(a)はその平面図、(b)はその側
面図である。
【符号の説明】
1a 金型ベルト 1b 金型ベルト 1c 金型ベルト 1d 金型ベルト 1e 金型ベルト 2 成形品(フ
ァスナー) 2a 凸部 N 記号(シリ
アルナンバー) S 刻印面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記号を刻印した複数の金型ベルト
    を並列に並べ、それらの刻印面によってキャビティを取
    り囲む型面の一部を構成し、それぞれの金型ベルトをそ
    の長手方向に移動させることによって、これらの金型ベ
    ルトに刻印されている記号の相互の位置関係を変え、そ
    れぞれの記号の組み合わせを所望の組み合わせにして、
    前記キャビティ内に溶融した樹脂を注入し、前記記号の
    刻印面によって成形される凹部又は凸部を成形品に形成
    する金型による印字方法。
  2. 【請求項2】 複数の記号を刻印した複数の金型ベルト
    と、これらの金型ベルトをその長手方向に移動可能とす
    る駆動装置と、これらの金型ベルトの刻印面と共にキャ
    ビティを取り囲む型面を構成する金型と、前記金型ベル
    トと金型によって形成されるキャビティに溶融した樹脂
    を注入する注入装置とを設けたことを特徴とする金型に
    よる印字装置。
JP22384692A 1992-08-24 1992-08-24 金型による印字方法及び装置 Pending JPH0663965A (ja)

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JPH0663965A true JPH0663965A (ja) 1994-03-08

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JP22384692A Pending JPH0663965A (ja) 1992-08-24 1992-08-24 金型による印字方法及び装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7665976B2 (en) 2001-07-19 2010-02-23 Hitachi, Ltd. High pressure fuel pump for internal combustion engine
US8348639B2 (en) 2001-06-04 2013-01-08 Nok Corporation Sealing device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8348639B2 (en) 2001-06-04 2013-01-08 Nok Corporation Sealing device
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