JPH06636B2 - 外れ止めフック付きコンテナ吊り具 - Google Patents

外れ止めフック付きコンテナ吊り具

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JPH06636B2
JPH06636B2 JP20672589A JP20672589A JPH06636B2 JP H06636 B2 JPH06636 B2 JP H06636B2 JP 20672589 A JP20672589 A JP 20672589A JP 20672589 A JP20672589 A JP 20672589A JP H06636 B2 JPH06636 B2 JP H06636B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、箱形バケット等のコンテナを吊り上げ運搬
する場合に使用する外れ止めフック付きコンテナ吊り具
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、箱形バケット等のコンテナを吊り上げ運搬する場
合、第15図に示すように、吊りベルト12とその両端
に取付けられたコンテナ係合用フック13とからなるコ
ンテナ吊り具14における前記各コンテナ係合用フック
13をコンテナ15の両側板に設けられたフック係合部
16に係合し、チェーンブロックやクレーン等の運搬機
械における吊りフック17を前記吊りベルト12の中央
部に係合し、前記運搬機械等によりコンテナ吊り具14
を介してコンテナ15を吊り上げ運搬してる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来のコンテナ吊り具14を使用してコンテナ15
を吊り上げ運搬する場合、一方のコンテナ係合用フック
13をコンテナ15のフック係合部16に係合してか
ら、他方のコンテナ係合用フック13をコンテナ15の
フック係合部16に係合しているが、この時、先に係合
したコンテナ用係合用フック13がコンテナ15から外
れないように、そのコンテナ係合用フック13を作業員
が手で押えながら吊り上げねばならないので、煩雑な操
作を必要とし、また作業員がコンテナ係合用フック13
とコンテナ15との間に手を挟む事故を起す恐れがあ
る。
この発明は、作業員がコンテナにフックを係合したのち
は、そのフックから手を離しても、フックがコンテナか
ら外れる恐れがなく、コンテナの吊り上げ運搬を容易に
かつ迅速に開始することができる外れ止めフック付きコ
ンテナ吊り具を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この発明の外れ止めフック
付きコンテナ吊り具においては、一対のフック金具1,
2の上部に固定された連結板3,4が枢軸5により枢着
され、各フック金具1,2の間にフック拡開用バネ6が
介在されて、外れ止めフック7が構成され、コンテナ吊
り上げ運搬用吊り条体の下端部に外れ止めフック7の上
部が取付けられている。
また2列のコンテナをまとめて運搬する外れ止めフック
付きコンテナ吊り具の場合は、一対のフック金具1,2
の上部に固定された連結板3,4が枢軸5により枢着さ
れ、各フック金具1,2の間にフック拡開用バネ6が介
在されて、外れ止めフック7が構成され、前後方向に延
長する2本の条体間隔保持部材8が左右方向に間隔をお
いて配置され、各条体間隔保持部材8の両端部に取付け
られた吊り条体9の垂下端部に、前記外れ止めフック7
の上部が連結され、前記各条体間隔保持部材8の両端部
と吊り環10とは吊り条体11を介して連結されてい
る。
〔作用〕
外れ止めフック7における一対のフック金具1,2を把
持すると共に、その把持力により前記一対のフック金具
1,2をフック拡開用バネ6の弾力に抗して互いに接近
する方向に移動させた状態で、外れ止めフック7をコン
テナ15におけるフック係合部16に挿入し、次いでフ
ック金具1,2から把持力を解放すると、フック拡開用
バネ6の弾力により各フック金具1,2がフック係合部
16の側部に押付けられるので、フック金具1,2から
手を離しても、外れ止めフック7がフック係合部16か
ら外れることはない。
〔実施例〕 次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。
第5図ないし第7図はこの発明の実施例において使用で
きる外れ止めフック7の第1例を示すものであって、鋼
棒に曲げ加工が施されて、縦杆18とその下端部から左
右方向に突出するフック腕19と前記縦杆18の上端部
から前後方向に突出する横腕20とからなるフック金具
1,2が構成され、各フック金具1,2における横腕2
0の上部に、前後方向に延長する垂直面上に位置する鋼
製連結板3,4の下部が溶接により固着され、前記各フ
ック金具1,2における横腕20が前後方向に直列に並
ぶように配置されると共に、連結板3,4が重合され、
かつ連結板3,4は各横腕20の対向端部の上方に配置
された枢軸5により枢着され、前記各連結板3,4にお
ける横腕20の端面から突出した部分の下部に、横腕2
0に接合される下端面よりも高レベルに位置するストッ
パ面22が設けられ、さらに各フック金具1,2におけ
る縦杆18の中間部に、互いに対向する位置においてバ
ネ支持突起23が固定されると共に、そのバネ支持突起
23に嵌合されたつる巻バネからなるフック拡開用バネ
6が圧縮状態で介在され、そのフック拡開用バネ6の弾
力により、横腕20がストッパ面22に突き当たるま
で、フック金具1,2が拡開されている。
第8図はこの発明の実施例において使用できる外れ止め
フック7の第2例を示すものであって、ほぼ半円形に弯
曲された板ばねからなるフック拡開用バネ6が、フック
金具1,2における縦杆18に間に介在され、そのフッ
ク拡開用バネ6の端部は縦杆18に対しビス24により
固定されているが、その他の構成は第1例の場合と同様
である。
第9図ないし第11図はこの発明の実施例において使用
できる外れ止めフック7の第3例を示すものであって、
鋼棒に曲げ加工が施されて、縦杆18とその下端部から
左右方向に突出するフック腕19とからなるフック金具
1,2が構成され、各フック金具1,2における縦杆1
8の上部に、前後方向に延長する垂直面上に位置する鋼
製連結板3,4の側部が溶接により固着され、かつ各連
結板3,4は枢軸5により枢着され、一方の連結板3に
固定されたストッパピン25は他方の連結板4に設けら
れたストッパ孔26に挿入され、そのストッパピン25
とストッパ孔26との間に間隙が設けられ、さらに前記
連結板3,4に吊り条体挿通孔27が設けられ、また縦
杆18の中間部に、互いに対向する位置においてバネ支
持突起23が固定されると共に、そのバネ支持突起23
に嵌合されたつる巻きバネからなるフック拡開用バネ6
が圧縮状態で介在されている。
第1図ないし第4図は前記第1例の外れ止めフック7を
使用したコンテナ吊り具を示すものであって、前後方向
に延長する2本の金属製管本28が左右方向に間隔をお
いて平行に配置され、各管体28の両端部に溝形係止金
具29が溶接により固着され、前記管体28とこれに固
着された溝形係止金具29とにより条体間隔保持部材8
が構成されている。
合成繊維の編織物からなるベルト状の吊り条体9の上端
部は、前記溝形係止金具29内を通るように管体28に
巻付けられ、かつ吊り条体9の上端の重合部は縫着によ
り結合され、さらに前記吊り条体9の下端部は外れ止め
フック7の上部に巻付けられ、吊り条体9の下端の重合
部は縫着により結合されている。
合成繊維の編織物からなるベルト状の吊り条体11の下
端部は溝形係止金具29に巻付けられ、その吊り条体1
1の下端の重合部は縫着により結合され、かつ吊り条体
11の上端部が吊り環10に巻付けられると共に、吊り
条体11の上端の重合部が縫着により結合されている。
前記実施例のコンテナ吊り具を使用して、偶数例えば2
列,2段に積み重ねられた4個のコンテナを吊り上げ運
搬する場合は、まず第12図および第13図に示すよう
に、コンテナ吊り具における各外れ止めフック7をコン
テナ15におけるフック係合部16に挿入して係合す
る。外れ止めフック7をフック係合部16に係合する場
合は、作業員が一対のフック金具1,2を把持すると共
に、その把持力により一対のフック金具1,2をフック
拡開用バネ6の弾力に抗して互いに接近する方向に移動
させた状態で、外れ止めフック7をフック係合部16に
挿入し、次いでフック金具1,2から手を離すだけで、
フック拡開用バネ6によりフック金具1,2をフック係
合部16の側部に圧接させて、外れ止めフック7をフッ
ク係合部16に自動的に係合させることができる。
前述のようにして各外れ止めフック7をコンテナ15の
フック係合部16に係合したのち、第14図に示すよう
に、チェーンブロックやクレーン等の運搬機械における
吊りフック17を吊り環10に係合し、前記運搬機械に
より2列,2段に積み重ねられた4個のコンテナ15を
吊り上げ運搬する。
この発明を実施する場合、条体間隔保持部材8から垂下
している吊り条体9に公知の条体長さ調節具を介在させ
てもよい。また前記吊り条体9および吊り条体11とし
ては、チェーンまたはワイヤロープを使用してもよい。
前記吊り条体9および吊り条体11として連続した1本
の条体を使用し、その条体の中間部を条体間隔保持部材
8に対し適当な手段により取付けてもよい。またこの発
明は、一箇のコンテナを運搬するコンテナ吊り具あるい
は2列,2段以上のコンテナ吊り具にも実施することが
できる。
〔発明の効果〕
この発明は前述のように構成されているので、以下に記
載するような効果を奏する。
外れ止めフック7における一対のフック金具1,2を把
持すると共に、その把持力により前記一対のフック金具
1,2をフック拡開用バネ6の弾力に抗して互いに接近
する方向に移動させた状態で、外れ止めフック7をコン
テナ15におけるフック係合部16に挿入し、次いでフ
ック金具1,2から把持力を開放すると、フック拡開用
バネ6の弾力により各フック金具1,2がフック係合部
16の側部に押付けられるので、フック金具1,2から
手を離しても、外れ止めフック7がフック係合部16か
ら外れることはない。したがって、コンテナの吊り上げ
運搬を容易にかつ迅速に開始することができる。
また、前後方向に延長する2本の条体間隔保持部材8を
左右方向に間隔をおいて配置し、各条体間隔保持部材8
の両端部に取付けられた吊り条体9の垂下端部に、前記
外れ止めフック7の上部を連結し、かつ前記各条体間隔
保持部材8の両端部と吊り環10とを吊り条体11を介
して連結することにより、偶数のコンテナ15をまとめ
て同時に吊り上げ運搬することができ、さらに吊り条体
9におけるコンテナ側面に対向する部分をほぼ垂直にし
て、前記外れ止めフック7をフック係合部16に対し傾
かないように正しい状態で係合させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明の実施例を示すものであ
って、第1図はコンテナ吊り具の斜視図、第2図は吊り
条体の下端部に取付けられた外れ止めフックの側面図、
第3図はその正面図、第4図は条体間隔保持部材と吊り
条体との取付部を示す縦断正面図である。第5図ないし
第7図は第1例の外れ止めフックを示すものであって、
第5図は側面図、第6図は正面図、第7図は一対の連結
板付きフック金具を分離して示す側面図である。第8図
は第2例の外れ止めフックを示す側面図である。 第9図ないし第11図は第3例の外れ止めフックを示す
ものであって、第9図は側面図、第10図は第9図のA
−A線断面図、第11図は第9図のB−B線断面図であ
る。第12図はコンテナ吊り具における外れ止めフック
をコンテナのフック係合部に係合した状態を示す斜視
図、第13図はコンテナのフック係合部に対し外れ止め
フックを係合するときの状態を示す側面図、第14図は
コンテナを吊り上げた状態を示す縦断正面図である。第
15図は従来のコンテナ吊り具の使用状態を示す一部切
欠正面図である。 図において、1および2はフック金具、3および4は連
結板、5は枢軸、6はフック拡開用バネ、7は外れ止め
フック、8は条体間隔保持部材、9は吊り条体、10は
吊り環、11は吊り条体、15はコンテナ、16はフッ
ク係合部、17は吊りフック、22はストッパ面、23
はバネ支持突起、25はストッパピン、26はストッパ
孔、27は吊り条体挿通孔、28は金属製管体、29は
溝形係止金具である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のフック金具1,2の上部に固定され
    た連結板3,4が枢軸5により枢着され、各フック金具
    1,2の間にフック拡開用バネ6が介在されて、外れ止
    めフック7が構成され、コンテナ吊り上げ運搬用吊り条
    体の下端部に外れ止めフック7の上部が取付けられてい
    る外れ止めフック付きコンテナ吊り具。
  2. 【請求項2】一対のフック金具1,2の上部に固定され
    た連結板3,4が枢軸5により枢着され、各フック金具
    1,2の間にフック拡開用バネ6が介在されて、外れ止
    めフック7が構成され、前後方向に延長する2本の条体
    間隔保持部材8が左右方向に間隔をおいて配置され、各
    条体間隔保持部材8の両端部に取付けられた吊り条体9
    の垂下端部に、前記外れ止めフック7の上部が連結さ
    れ、前記各条体間隔保持部材8の両端部と吊り環10と
    は吊り条体11を介して連結されている外れ止めフック
    付きコンテナ吊り具。
JP20672589A 1989-08-11 1989-08-11 外れ止めフック付きコンテナ吊り具 Expired - Lifetime JPH06636B2 (ja)

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US6991274B2 (en) * 2002-05-28 2006-01-31 Metropolitan Stevedore Company Cargo cage and spreader attachment and method of use

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