JPH066356B2 - 弾性発泡体の部品 - Google Patents
弾性発泡体の部品Info
- Publication number
- JPH066356B2 JPH066356B2 JP1057594A JP5759489A JPH066356B2 JP H066356 B2 JPH066356 B2 JP H066356B2 JP 1057594 A JP1057594 A JP 1057594A JP 5759489 A JP5759489 A JP 5759489A JP H066356 B2 JPH066356 B2 JP H066356B2
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- Japan
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- parts
- weight
- handle
- hardness
- foam
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は弾性発泡体の各種部品に関するものである。
［従来の技術］ 従来より本出願人はゴムを主体とした発泡体の開発に取
り組んできたもので、特に、金属や鉱石類を多量に包含
させた発泡体の開発に力をつくしてきた。
り組んできたもので、特に、金属や鉱石類を多量に包含
させた発泡体の開発に力をつくしてきた。
例えば、特許第１２２４０４２号や特許第１４２６６９
１号を開発し、その後も金属ばかりでなく、種々の鉱石
類を含有し、且つ柔軟な材料を開発してきたものであ
る。
１号を開発し、その後も金属ばかりでなく、種々の鉱石
類を含有し、且つ柔軟な材料を開発してきたものであ
る。
［発明が解決しようとする課題］ 本発明は本出願人が出願した特願昭62-181376号や特願
昭62-310714号を更に改良して、実用化する為に、新た
な物質を加えて、具体的な形としたもので、特に、人間
が使用する場合その器具や機器を持って使用するような
機器の把持部にこれを利用して手に馴染みやすく、扱い
の容易な部品を提供することを目的としたものである。
昭62-310714号を更に改良して、実用化する為に、新た
な物質を加えて、具体的な形としたもので、特に、人間
が使用する場合その器具や機器を持って使用するような
機器の把持部にこれを利用して手に馴染みやすく、扱い
の容易な部品を提供することを目的としたものである。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、以上の様な事項に鑑み柔軟でどの様な形状に
でも適用し得る材質で、硬度と柔軟度を適性なものに出
来る材料を開発し、これを種々の器具や機器類の人間が
触れる部分特に、把持部等に具備したもので、具体的に
言えば、天然又は合成ゴム並びに合成樹脂を主成分と
し、これに主としてジルコニューム化合物を添加し、且
つ、ゴム硬度計による８〜１２の硬度を付加して発泡成
型した部材をゴルフクラブの柄、剣道の竹刀の柄、携帯
具即ち買い物袋やカバン等の把持部分、乗物即ち車や航
空機及び船舶等のハンドルの部分に使用するものであ
る。
でも適用し得る材質で、硬度と柔軟度を適性なものに出
来る材料を開発し、これを種々の器具や機器類の人間が
触れる部分特に、把持部等に具備したもので、具体的に
言えば、天然又は合成ゴム並びに合成樹脂を主成分と
し、これに主としてジルコニューム化合物を添加し、且
つ、ゴム硬度計による８〜１２の硬度を付加して発泡成
型した部材をゴルフクラブの柄、剣道の竹刀の柄、携帯
具即ち買い物袋やカバン等の把持部分、乗物即ち車や航
空機及び船舶等のハンドルの部分に使用するものであ
る。
［作用］ 本発明は以上のような構成であって、これが使用に際し
ては、例えば、ゴルフクラブや剣道の竹刀等の把持部に
利用したものを使用すると、従来のものとは異なり発泡
体であるから摩擦が大きく何等の細工をすることなく保
持が良くできると共に、手のひらに良く馴染み使用し易
い等の効果がある。
ては、例えば、ゴルフクラブや剣道の竹刀等の把持部に
利用したものを使用すると、従来のものとは異なり発泡
体であるから摩擦が大きく何等の細工をすることなく保
持が良くできると共に、手のひらに良く馴染み使用し易
い等の効果がある。
また、乗物のハンドルに設けた場合も、手に馴染み易い
ので、手の疲れや手のしびれの防止をし得る等の効果を
有するものである。
ので、手の疲れや手のしびれの防止をし得る等の効果を
有するものである。
［実施例］ 次に、図面に基づいて本発明の一実施例について説明す
る。
る。
天然又は合成ゴム並びに合成樹脂を主成分となし、これ
にジルコニューム化合物或は該化合物から発生している
波長と同波長を発生する物質（ジルコニウーム錯化合
物、ジルコン、コーディュライト等を含む）を混合した
発泡体１によってゴルフクラブ３等の器具、機器３の把
持部部分、即ちこの場合は柄の部分を被覆して把持部２
を構成したもので、剣道の竹刀３の柄の部分の把持部
２、携帯用容器（図示せず）や買い物袋等の把持部を構
成する場合は前記ゴルフクラブ３の場合よりも薄くしな
やかな感じのものが好ましい。
にジルコニューム化合物或は該化合物から発生している
波長と同波長を発生する物質（ジルコニウーム錯化合
物、ジルコン、コーディュライト等を含む）を混合した
発泡体１によってゴルフクラブ３等の器具、機器３の把
持部部分、即ちこの場合は柄の部分を被覆して把持部２
を構成したもので、剣道の竹刀３の柄の部分の把持部
２、携帯用容器（図示せず）や買い物袋等の把持部を構
成する場合は前記ゴルフクラブ３の場合よりも薄くしな
やかな感じのものが好ましい。
更に、乗物（自動車、自転車、三輪車、子供用の三輪
車、手押し車、電車、或いは航空機、船等の操舵部分を
含む）のハンドル等に設けることにより、その馴染み易
さ或いは使用感が良くなるため交通事故の防止にも役立
つものである。
車、手押し車、電車、或いは航空機、船等の操舵部分を
含む）のハンドル等に設けることにより、その馴染み易
さ或いは使用感が良くなるため交通事故の防止にも役立
つものである。
次に、発泡体の成分について列記する。
｛成分I｝ クロロプレンゴム 100重量部 酸化亜鉛 ５重量部 酸化マグネシューム ３重量部 セロゲンOT 10重量部 ジルコニューム錯化合物 30重量部 酸化第二銅 ３重量部 カーボンブラック 20重量部 プロセスオイル 30重量部 架橋条件 一次 132℃×10分 二次 160℃×10分 見掛け比重 0.22 硬度 ９ ｛成分II｝ クロロスルホネーテット 100重量部 ポリエチレン 酸化亜鉛 ５重量部 酸化マグネシューム ３重量部 セロゲンOT 10重量部 ジルコン 80重量部 酸化アルミニューム ３重量部 カーボンブラック 20重量部 プロセスオイル 10重量部 ジルコニューム錯化合物 10重量部 架橋条件 一次 140℃×10分 二次 165℃×10分 見掛け比重 0.36 硬度 １１ ｛成分III｝ 天然ゴム 50重量部 スチレンブタジエンゴム 50重量部 酸化亜鉛 ５重量部 酸化マグネシューム ３重量部 セロゲンOT 10重量部 ジルコニューム 30重量部 純銅粉末 ３重量部 カーボンブラック 25重量部 プロセスオイル 30重量部 硫黄 ３重量部 加硫促進剤ＤＭ １重量部 酸化珪素 ３重量部 加硫条件 一次 135℃×10分 二次 160℃×10分 見掛け比重 0.22 硬度 ８ ｛成分IV｝ ＰＶＣ（塩化ビニール樹脂） 100重量部 安定剤 ３重量部 セロゲンOT 10重量部 可塑剤（ジ、オクチル、フタレート） 25重量部 酸化第二銅 ３重量部 酸化アルミニューム ３重量部 純ニッケル粉末 ３重量部 発泡条件 一次 160℃×５分 二次 100℃×20分 見掛け比重 0.25 硬度 １２ ｛成分V｝ プロロプレンゴム 100重量部 酸化亜鉛 ５重量部 酸化マグネシューム ３重量部 ジルコン 10重量部 ジルコニューム錯化合物 20重量部 セロゲンOT 10重量部 酸化第二銅 ３重量部 純銅粉末 ３重量部 カーボンブラック 20重量部 プロセスオイル ６重量部 酸化アルミニューム ３重量部 架橋条件 一次 138℃×10分 二次 165℃×10分 見掛け比重 0.25 硬度 10 上記成分に於ける、ジルコニューム錯化合物の例として
はヘキサ・フルオロ・ジルコニューム酸カリ(K2ZrF8)、
オクタ・フルオロ・ジルコニューム酸カリ等があり、ジ
ルコンは通常珪酸塩として存在している(ZrSiO8)のもの
を指し、セロゲンOTはＰ・Ｐ′オキスビス・ベンゼン・
スルホニール・ヒドラジンであり、酸化アルミニューム
は無水物、又促進剤ＤＭは、ジベンゾチアゾール・ジ・
サルファイトであり、硬度はゴム硬度計Ｃタイプ（気泡
体専用）を使用した。
はヘキサ・フルオロ・ジルコニューム酸カリ(K2ZrF8)、
オクタ・フルオロ・ジルコニューム酸カリ等があり、ジ
ルコンは通常珪酸塩として存在している(ZrSiO8)のもの
を指し、セロゲンOTはＰ・Ｐ′オキスビス・ベンゼン・
スルホニール・ヒドラジンであり、酸化アルミニューム
は無水物、又促進剤ＤＭは、ジベンゾチアゾール・ジ・
サルファイトであり、硬度はゴム硬度計Ｃタイプ（気泡
体専用）を使用した。
又、ジルコニューム錯化合物の添加は、主として摩擦を
増すために使用すると共に、硬度の調整にも役立させる
ためで、硬度の点においては、ゴルフクラブや剣道の竹
刀の柄に被覆するものとしては１２〜１０の硬度のもの
でないと安定度が低く、自動車等のハンドルには９〜１
０のものが良好で、買い物袋等の把持部には８の硬度も
のが良い。
増すために使用すると共に、硬度の調整にも役立させる
ためで、硬度の点においては、ゴルフクラブや剣道の竹
刀の柄に被覆するものとしては１２〜１０の硬度のもの
でないと安定度が低く、自動車等のハンドルには９〜１
０のものが良好で、買い物袋等の把持部には８の硬度も
のが良い。
これらのことは、極めて微妙な事柄であって、男性と女
性、或いはお年寄りと壮年、又更には、個人的な差が大
きく、使用する個人個人の感覚によって大きく作用され
るものであるが、唯、これ以上ジルコニューム錯化合物
を添加すると、粒度も大きくなり、手で持った際、痛さ
を感じるものであり、又、反対に少ないと、摩擦力がな
くなり滑りやすくなるものである。
性、或いはお年寄りと壮年、又更には、個人的な差が大
きく、使用する個人個人の感覚によって大きく作用され
るものであるが、唯、これ以上ジルコニューム錯化合物
を添加すると、粒度も大きくなり、手で持った際、痛さ
を感じるものであり、又、反対に少ないと、摩擦力がな
くなり滑りやすくなるものである。
［発明の効果］ 本発明は以上のような構成であるから、ゴルフクラブや
剣道の竹刀等の把持部に利用したものを使用すると、従
来のものとは異なり発泡体であるから摩擦が大きく何等
の細工をすることなく保持が良くできると共に、手のひ
らに良く馴染み使用し易く、適正な硬度と柔軟度が得ら
れ、扱い易い等の極めて著しい効果を有するものであ
る。
剣道の竹刀等の把持部に利用したものを使用すると、従
来のものとは異なり発泡体であるから摩擦が大きく何等
の細工をすることなく保持が良くできると共に、手のひ
らに良く馴染み使用し易く、適正な硬度と柔軟度が得ら
れ、扱い易い等の極めて著しい効果を有するものであ
る。
勿論上記の様に、運動器具ばかりでなくどの様な機器や
器具の把持部にも設けることができ、例えば、買い物袋
やカバン等の携帯器具類の把持部又乗物即ち自動車等の
運転ハンドル等に設けることによって手に馴染み易く、
扱い易いので、疲れや手の麻痺と言う不都合を防止出来
交通事故防止にも役立つ等の効果を有するものである。
器具の把持部にも設けることができ、例えば、買い物袋
やカバン等の携帯器具類の把持部又乗物即ち自動車等の
運転ハンドル等に設けることによって手に馴染み易く、
扱い易いので、疲れや手の麻痺と言う不都合を防止出来
交通事故防止にも役立つ等の効果を有するものである。
第１図は本発明の第１の実施例であるゴルフクラブの把
持部を示す正面図で、要部を断面する。 第２図は本発明の第２の実施例である剣道の竹刀の把持
部を示す正面図で要部を断面する。 １…発泡体、２…把持部、３…器具。
持部を示す正面図で、要部を断面する。 第２図は本発明の第２の実施例である剣道の竹刀の把持
部を示す正面図で要部を断面する。 １…発泡体、２…把持部、３…器具。
Claims (5)
- 【請求項１】各種器具、機器における把持部に被覆する
部材を天然又は合成ゴム並びに合成樹脂を主成分とし、
これに主としてジルコニューム化合物を添加し、且つ、
ゴム硬度計による８〜１２の硬度を付加し、発泡成型し
たことを特徴とする弾性発泡体の部品。 - 【請求項２】柄を前記請求項１記載の発泡体で被覆構成
したことを特徴とするゴルフクラブ。 - 【請求項３】柄を前記請求項１記載の発泡体で被覆構成
したことを特徴とする剣道の竹刀。 - 【請求項４】把持部分を前記請求項１記載の発泡体で被
覆構成したことを特徴とする乗物のハンドル。 - 【請求項５】把持部分を前記請求項１記載の発泡体で被
覆構成したことを特徴とする携帯具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1057594A JPH066356B2 (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 弾性発泡体の部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1057594A JPH066356B2 (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 弾性発泡体の部品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02235624A JPH02235624A (ja) | 1990-09-18 |
| JPH066356B2 true JPH066356B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=13060174
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1057594A Expired - Fee Related JPH066356B2 (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 弾性発泡体の部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066356B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN2740360Y (zh) * | 2004-11-17 | 2005-11-16 | 倪赫 | 竹木柄 |
| CN2827657Y (zh) * | 2005-09-19 | 2006-10-18 | 苏州华江五金塑胶制品有限公司 | 竹木柄 |
| CN115321971A (zh) * | 2022-09-14 | 2022-11-11 | 浙江天地环保科技股份有限公司 | 一种利用粉煤灰制备堇青石陶瓷的方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57178969A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-04 | Toyoda Gosei Co Ltd | Steering wheel |
| JPS58101044A (ja) * | 1981-12-11 | 1983-06-16 | 東京シート株式会社 | 高密度硬質外皮を有する車両用のグリップ |
| JPS63967U (ja) * | 1986-06-23 | 1988-01-06 |
-
1989
- 1989-03-08 JP JP1057594A patent/JPH066356B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02235624A (ja) | 1990-09-18 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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