JPH0663531B2 - スターファスナーの改良 - Google Patents

スターファスナーの改良

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JPH0663531B2
JPH0663531B2 JP1505035A JP50503589A JPH0663531B2 JP H0663531 B2 JPH0663531 B2 JP H0663531B2 JP 1505035 A JP1505035 A JP 1505035A JP 50503589 A JP50503589 A JP 50503589A JP H0663531 B2 JPH0663531 B2 JP H0663531B2
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fastener
fins
central core
diameter
nail
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STAR FASTENERS INT
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SUTAA FUASUNAAZU INTERN Inc
STAR FASTENERS INT
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B15/00Nails; Staples
    • F16B15/08Nails; Staples formed in integral series but easily separable
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B15/00Nails; Staples
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B15/00Nails; Staples
    • F16B15/06Nails; Staples with barbs, e.g. for metal parts; Drive screws
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】 関連する出願の相互参照 本開示は、1987年1月9日付、連続番号07/001,693号
を有する「スターファスナー」と称する申請中の開示の
継続出願であり、後者の開示は、現在は放棄されてい
る、同一の名称の1985年4月10日付、連続番号06/721,
757号によるそれ以前の開示の継続出願である。
技術分野 本発明は、ファスナーの改良、特に動力ハンマーツール
用のストライプ状あるいはコイル状ファスナーとして使
用可能なファスナーに関する。
背景の技術 一般的及び仕上げ用の滑らかな軸部の釘、前記通常の釘
よりも保持力の大きいリング状軸部の釘、ねじれた、方
形の、テクタンギュラーの、らせんの、あるいはねじの
方式の溝のある軸部を有する釘、成形された釘、及び硬
化させた煉瓦や石用の釘など、多くの釘がある。上述の
釘は様々な目的のために設計されているが、どれも、フ
ァスナーの素材を節約する一方本発明によるファスナー
により連結される一対の木材部材の間の横方向の移動を
禁止するものではない。同様に、従来技術の釘の保持力
は必要とされるほどには強くなく、本発明の釘の保持力
を上回るものはない。更にその上従来技術の釘の多く
は、鋼鉄、アルミニウムあるいはその他の過剰な金属か
ら製造されているため無駄が多く、このことにより、競
争力を考慮する上での重要性が増加している。
従来の釘は多くの木材構造には不適当で、使用された場
合、木目に沿って木材を割る原因となることが多い。例
えば、一般的な丸い、あるいは方形、あるいは矩形の釘
は、木材の中へ押し込まれる時に、釘の軸部の周囲の木
目に「魚の目」状態を形成し、木目を割る傾向がある。
こうして、一般的な釘と木材との間の摩擦接触は完全な
場合よりも少なくなり、軸部との間に緊密な嵌合がなく
なり、こしうして木材の中へ押し込まれた釘の保持力が
減少する。
発明の開示 本発明によるファスナーは、従来技術の釘の1つあるい
はそれ以上の上述の問題を克服し、ここにある説明、図
面及び請求全体を考察することにより容易に理解される
ように、従来技術の上述の欠点のすべてを軽減する。
本発明のいくつかの視点による改良されたファスナー
は、対向する端部と、前記端部の間に延びる少なくとも
1つの長手方向の軸線と、少なくとも5つの尖端を有す
る星形の断面形状を形成する少なくとも10の隔置された
細長い側壁を有する細長い中央コア部分とを有する。本
発明の第1実施例においては、隣接する一対の側壁は相
互に向かってテーパ状であり、半径方向のフィンを形成
している。各隣接する一対のフィンの側壁は、コアに並
列した谷部を有する、垂直に延びるV字形のカップを形
成している。このフィンは、長手方向の軸線にほぼ平行
に延びる細長い縁を含み、前記長手方向の軸線からほぼ
平行に外側に向けて終端している。前記縁は木材へファ
スナーが打ち込まれる間に破壊を防ぐように丸くなって
いる。カップを形成する側面はその内部に前記ファスナ
ーが打ち込まれる圧縮可能な材料を受領し、前記側面の
間のカップ内で木材を圧縮して、木材内でのファスナー
の保持力を増加させる。木材はカップ内へ下方及び横方
向に圧縮され、木材内でのファスナーの保持力を増加さ
せる。前記カップの側面はほぼ平坦で、半径方向に隣接
するフィンの側面に対しほぼ垂直である。前記コアと一
体で湾曲した表面を有する谷部が、一対の隣接するフィ
ンの隣接する側壁の間に、ほぼ直角な角度を有して形成
されている。前記フィンの縁は前記コアから少なくとも
前記コアの直径に等しい半径方向の寸法を有している。
別な形態においては、ファスナーは長手方向の軸線にほ
ぼ平行なもう1つの長手方向の軸線を有したもう1つの
軸部と、ステープルとして押し込まれるベッドをその間
に形成する架橋部とを含む。前記軸部は少なくとも5点
の星形の断面形状を有していることが好ましい。ファス
ナーは、14度以下の角度でテーパ状になっている端部を
有し、木材内部でのファスナーの保持力を増加させる。
ハンマーなどでファスナーを木材内に打ち込むために他
端にヘッドを有し、他端に先端を有している。軸部は、
一端から他端へ少なくとも14度以下の角度でほぼ均等に
テーパ状となっており、屋根あるいはコンクリートのよ
うな材料内部でファスナーの保持力を増加させている。
更にその他の形態においては、ファスナーは軸部に沿っ
て隔置されたカップ内に肩部手段を含んで、更にそれの
保持力を増加させている。ファスナーがテーパ部分を含
む場合は、カップ内の肩部手段は軸部のテーパ状の部分
のみ、あるいは軸部全体に沿って隔置可能である。肩部
手段は少なくとも3つのカップに設けられるが、垂直カ
ップの全部に設けることも可能である。肩部手段は長手
方向の軸線から離れるように半径方向外側へ延び、ある
いは突出している。肩部手段はコア部分に配置され、フ
ィンの側壁に面していることが好ましい。更にその他の
形態の実施例においては、軸部は6個,7個あるいはそれ
以上のフィンを含み、それぞれの断面形状が等しい形状
の点を有する星状であることが好ましい。
本発明の最後の実施例は第1実施例と同様の素材を採用
しているが、第1実施例と比較して、表面領域が増加
し、張力が増加している。最終の実施例のファスナーの
中央コアの直径は第1実施例の中央コアの直径に比較し
て減少しており、「節約された」素材はフィンに付加さ
れ、それにより前記フィンがファスナーの長手方向の軸
線から更に半径方向に延びている。
更に最終実施例の側壁は相互に平行であり、第1実施例
の収束する側壁とは異なっている。隣接するフィンの開
先角度は第1実施例の98度から最終実施例の72度まで減
少している。前記それぞれの角度はフィンの間の角度に
対する最適の上限及び下限を示していると信じられてい
る。前記フィンの上限及び下限の開先角度を越える場合
には、フィンはそれぞれ丸くふくらむか、皿状となる。
本発明により半径方向に延びるファスナーのコア及びフ
ィンは、通常の丸い釘の外表面積を超える外表面積を有
している。同様に、打ち込みが簡単で他の公知のハンマ
ーで打ち込めるファスナーを超える卓越した保持力を有
する。各カップは軸部のほぼ全長にわたり延び、細長い
カップ手段を形成し、それに対し、一対の木材へファス
ナーが打ち込まれる間に、一対の木材部材の繊維が下方
及び横方向へ押し付けられる。この形状は、ファスナー
が打ち込まれる一対の木材の間の横方向の動きをほぼ係
止し、それの保持力を増加させる。
改良されたファスナーの端部及びファスナーの間に伸長
する少なくとも1つの長手方向の軸線は、少なくとも5
つの均等に隔置された狭いフィンを含み、これらが半径
方向外側に所定の断面のコアから延び、前記コアの長手
方向に対しほぼ平行に延びている。前記フィンは前記長
手方向の軸線と同一の方向に延び、フィンの各一対はほ
ぼ垂直に延びるV字形のカップを形成し、これが前記コ
アに交差する谷部を有している。側壁は圧縮可能な材料
を下方及び横方向にV字形カップの中へ圧縮し、材料内
での保持力を従来技術によりファスナーを超えて増加さ
せ、同時にファスナーを形成する素材の量を節約する。
本発明の目的は、通常の丸い軸部の釘に要求されるおよ
そ半分の素材を使用するだけで、張力を増加し、延性を
犠牲にすることのない釘を提供することにより先駆的方
法で釘を製造する方法を進歩させることである。
本発明のその他の目的は、最初に述べた目的を達成する
5点星断面の釘を開示することにより技術を進歩させる
だけでなく、改良された釘の部分を形成するフィンの間
の角度の上限と下限とを教示する技術を進歩させること
である。
従って本発明は、以下に説明される構造で実施されてい
る構成、要素の組み合せ、及び部分の配置からなり、発
明の範囲は請求の範囲に示されている。
図面の簡単な説明 本発明の特徴は、請求の範囲の説明の通りである。しか
しながら、本発明は、それの機構及び作動方法に関し
て、その他の目的及び利点と共に、添附の図面に関連し
てなされた以下の説明を参照することにより最も良く理
解されるであろう。
第1図は本発明の第1実施例による釘の形態のファスナ
ーの実物大の図、 第2図は第1図の2−2の線に沿った拡大断面図であ
り、木材内へ打ち込まれたファスナーを示す図、 第3図は第2図の3−3の線に沿ったファスナーの拡大
部分垂直断面図であり、ファスナーの垂直カップ内で圧
縮された状態の剪断された木材繊維を示す図、 第4図は第2図に類似しているが、本発明の第2実施例
を示す拡大断面図、 第5図は第2図に類似しているが、カップ内の鋸状係止
を示す本発明の第3実施例の拡大断面図、 第6図は第4図の6−6の線に沿った断面図、 第7図は本発明の第4実施例によるファスナーの実物大
の図、 第8図は本発明の第5実施例によるファスナーの実物大
の図、 第9図はカップ内に鋸状係止を示す第8図のファスナー
の拡大部分立面図、 第10図は本発明の第6実施例によるステープルの形態の
ファスナーの実物大の図、 第11図は本発明の第7実施例による屋根釘の形態のファ
スナーの実物大の図、 第12図は本発明の第8実施例によるファスナーの部分側
面図、 第13図は一対の縁から等距離の軸部を通る平面に沿った
ファスナーの部分断面図、 第14図は本発明の最終実施例による釘の形態のファスナ
ーの実物大の図、 第15図は第14図に示された釘の部分の破壊拡大図、 第16図は第15図の16−16の線に沿った拡大断面図、 第17図は通常の丸い軸部の釘の拡大断面図である。
類似の参照番号は図面のいくつかの図を通して類似の部
分を引用している。
本発明を実行する最良の態様 第1ないし3図において、本発明の第1実施例によるフ
ァスナー10は中央の円筒形のコア12を有する細長い軸部
11と、少なくとも5個の隔置され、そこから半径方向外
側に延びたテーパ状のフィン14と、軸部11のために断面
が5点の星形を形成する丸い外側縁15とを含む。軸部11
の上端には丸いヘッド16があり、これが縁15のすべてを
少なくとも覆うように外側に延びている、つまり、ヘッ
ド16の半径は少なくとも長手方向の軸線17(第2図)と
縁15との間の距離である。しかしながら、ヘッド16は仕
上げられた釘のヘッドの形態であり得ることを理解すべ
きである。軸部11の他端には、釘に通常設けられる特に
木材に対して使用されるような先端18がある。
通常の釘(丸い、方形の、あるいは矩形の)が木材に打
ち込まれる場合、釘は木目を切り離すように、あるいは
分割するように打ち込まれ、通常の釘の軸部の周囲に
「魚の目」の状態を作り出す傾向がある。「魚の目」が
形成されると、木材と釘との間の摩擦接触が減少し、実
質的に木材内へ打ち込まれた保持力に影響する。単に木
材内へ通常の釘を打ち込むよりも、本発明による、第2
図及び3図に示された釘10は、隣接するフィン14の間に
形成されたカップ20(第2図)内に繊維を横方向に圧縮
し、並びに第3図にあるように下方へ圧縮し、二重のく
さび打ち込み状態を提供する。これにより、どの2つの
縁15も木目と整合することなく、実質的保持力を増加す
る。この状態は従来技術の矩形の釘の場合によくある
が、これは「魚の目」状態を生じたり、あるいはそのよ
うな従来技術による釘の様々な側面で不均等な保持力を
生ずる可能性がある。
第2図にあるように、側壁22に面する隣接する一対のフ
ィン14の間に、垂直に延びる谷あるいはカップ20を形成
し、この谷部あるいはカップ20が、コア12から隣接する
フィン14の縁15までなめらかに湾曲して融合する表面に
より画成されたベース21を有している。少なくとも5個
の垂直カップ20により、側壁22を有する少なくとも1個
の垂直カップ20がほぼ完全に木材の木目と整合し、それ
により、その他の部分的に垂直カップ20と整合する部分
よりも大きなカムロック作用あるいはくさび打ち込み作
用を生じる。
実際には、縁15は材料への打ち込みの間に破壊を防ぐた
めになめらかに丸くなっていなければならない。第2図
に見えるように、カップ20は直角の形状を有している。
そのため、本発明の釘の表面領域は、長手方向の軸線17
からフィン14の縁15まで、改良された釘の距離の半径に
等しい半径の通常の釘に比較して15%増加している。こ
れも摩擦保持力を増加させる。こうして、改良されファ
スナー10と通常の丸い釘との間で比較した表面領域での
接触により、摩擦保持力においては等しいはずである
が、繊維を横方向と同時に下方へ圧縮することにより、
垂直カップ20及び21における二重のくさび打ち込み作用
のせいで、およそ60%顕著に増加する。同様に、ほぼ90
度のカップを有する5側面の星形ファスナーは、剪断さ
れ、圧縮された木目の摩擦力に対し中央あるいはコア断
面領域12を形成し、これが同様に木目を強制して下方へ
曲げ、従来の十字形状の釘と異り、材料とファスナー10
との間にカムロック作用を発生させる。
本発明の他の実施例によるファスナーが第4図に描か
れ、7個の先端を有する軸部11あるいは第5図に示され
ているように6個の先端を有する軸部11″を備えてい
る。第5図及び6図に示されているように、いくらかリ
ング軸部の釘の概念に類似している、へこみ26のような
形態の肩部手段がファスナー10の軸部11内に形成可能
で、それが利点となって、本発明によるファスナー10の
保持力を更に増加する。これら肩部手段26は肩部26′を
設けて、これに対して木材の繊維が係合して、ファスナ
ー10の除去を防ぎ、前記へこみが、第5図及び6図に示
されているように、フィン14の全長の4分の1から、第
4図に示されているように、それの全長の半分まで張り
渡されており、これは中央コア12内へ内側に延びている
ことが好ましい。リング軸部の釘はいくらか保持力が増
加するが、最大直径の軸部が木材内に入り、それに各リ
ブが従うと、リング軸部は開口部内にやすりと同様の効
果を生じ、軸部の全長にわたり不均等な保持力を生ず
る。改良された本発明の釘は、やすり効果が少なく、よ
り均等な保持力を全長にわたり提供する。
もちろん、カップ20及び外側縁15により、改良されたフ
ァスナー10はファスナーとそれが打ちこまれた木材との
間の相対的回転運動を防ぎ、並びに改良されたファスナ
ーにより結合された一対の木材との間の横方向の動きを
防ぐ。そのような性質はリング軸部釘の特徴ではない。
本発明による改良されたファスナーのその他の重要な特
徴は、通常の釘に比較して、釘の胴部を減少することな
く軸部11の鋼鉄あるいは類似の素材を、ほぼ50%減少す
ること、保持力及び横方向の動きに対する抵抗とを増加
することである。更にその上、改良されたファスナー10
は、断面が少ないために打ち込みが容易で、そのような
小さい断面は木材が「魚の目」状態に裂けることも少な
くする。更に、改良されたファスナー10は、同一の直径
の通常の釘に比較して、曲がりが少ない。
第7図及び8図にある改良されたファスナー38及び39の
実施例は、軸部41からそれの最先端42まで14度より小さ
い角度でテーパしている下端部40を含み、それにより発
生する係止効果によりファスナー38及び39の保持力が増
加する。第7図においては、テーパした端部40は軸部41
の全長のおよそ4分の1延び、第8図に描かれたテーパ
はおよそ軸部43の2分の1延びている。更に保持力を増
強するために、肩部手段44は、第5図及び6図に関連し
て描かれている肩部手段26とほぼ同一であり、第9図に
描かれているように、それぞれ軸部41と43とのテーパし
た端部40にある垂直カップ45と46とに沿って隔置されて
いる。そのような肩部手段44は、望ましいと思えば、そ
れぞれの釘38及び39の軸部41及び43の全長にわたり延ば
すことが可能である。
本発明によるファスナーは、ほぼ平行な軸部51及び架橋
ヘッド部分52とを有する、ステープル50(第10図)の形
態でもよいことが理解される。各軸部51は、第1図に関
して前述したように、少なくとも5点の星形の断面を有
し、第5図及び6図の肩部手段26及び/又は第7図及び
8図に説明されたテーパ、あるいは第11図に描かれてい
るように完全にテーパ状になった部分を有する。ヘッド
部分52が丸いか平坦であるか、あるいは細長いカップ45
及び46であるか、あるいは肩部手段44を含んでいるか
は、ここに説明されている改良されたファスナーの精神
及び範囲を逸脱することなく必要に応じて決定可能であ
る。
第11図には屋根ファスナー55の形態のファスナーの他の
実施例が描かれており、これは少なくとも5点の星形の
断面を有し、ほぼ全長がテーパした軸部56とやや丸くさ
れた端57とを有している。
同様に、第5図及び6図中に26で描かれているような肩
部手段、あるいは第9図にある肩部手段44は第11図のフ
ァスナー55にも採用可能である。ファスナー55も又、熱
処理により硬化してあり、強固なファスナーを提供して
いる。ここに説明されているファスナーのいくつかは乾
式壁工事、パネリング、及び類似の材料に使用するのに
適している。ここに説明したファスナーを製造しあるい
は成形することを意図する場合には、それらは肩部が形
成されていない釘に比較して、より大きい剪断強さ、引
っ張り強さ、曲げ抵抗を有するであろう。前述の熱処理
された釘を必要とする応用例においては、本発明による
ファスナーはその他の釘に比較して使用可能性が大きい
であろう。
ここで考察されていることは、第12図及び13図に示され
ているように、肩部手段は、肩部60により描かれている
突出部あるいはふくらみのような形態が可能であり、こ
れは軸部61に沿ってコア62から半径方向にテーパ状とな
ってカップ67の隣接して対面する側面65及び66の縁63及
び64まで隔置され、前記カップの間に形成されて下方に
テーパ状となり、谷部68においてコア62と融合している
ことである。肩部60は必然的にリング軸部釘よりも外側
に延びており、本発明のこの実施例は、第4図及び6図
に関して説明され描かれている実施例よりも大きなやす
り効果を生ずる傾向がある。しかしながら、ここにある
ファスナーは、突出部60が、通常の丸い釘からそれの中
へリングを切り込むために使用される切断作用において
リング状軸部釘と全く異なるように形成されることを意
図していることは理解すべきである。この切断作用はリ
ング状軸部釘の劣化を生じ、つまり、リングの先端部の
破壊あるいは破壊点を増大させるカットあるいは軸部を
容易に曲げやすくする破壊ライン、それの打ち込みある
いは引き抜きの際の破壊の原因となることである。更
に、前記カップの角度及びコアの半径は断面積の増減に
より調節可能であり、あるいは圧縮力及びカム係止効果
の対応する変更によりファスナーと材料との間の摩擦説
所を調節し、あるいは肩部手段あるいはテーパ端の先端
的配置により最大の保持力を得るように、望む場合は最
大張力及び剪断力を得るように調節可能である。換言す
れば、改良されたファスナーの形状及びその他の特徴
は、特定の応用例に対し望ましいことが判明した場合
は、前記ファスナーが使用される材料の強度と等しい強
度となるように調節可能である。
ここで第14図を参照すると、改良されたスター釘のその
他の実施例が全体として番号70により示されている。釘
70はヘッド部分72と、軸部部分74と、先端手段76とを有
している。
釘70の軸部部分74は第16図に断面図として示されてい
る。軸部74は中央コア78と、そこから放射している、番
号80で集合的に示された複数のフィン部材とを含む。
フィン80の半径方向最も外側の縁を結ぶ想像上の円は中
央コア78の直径のおよそ4倍の直径を有している。
フィン80は相互に72度の角度で配置されている。この角
度は、それより小さい角度ではフィンの形状が皿状にな
るため、フィン80の間の最適の角度であるとされてい
る。フィンの開先角度がそれより大きいと、本発明の第
1実施例に示すように、より大きなコア直径及びテーパ
状のフィンを必要とする。
特に、フィン14(第2図)の半径方向最も外側の縁を結
ぶ想像上の円は、中央コア12の直径のおよそ3倍の直径
を有している。フィンの開先角度の上限は98度であると
され、この角度が大きい程個々のフィンの花弁効果が大
きくなる、つまり、フィンはふくらむ。
フィン部材80は相互に等距離かつ円周状に隔置され、共
通の長さ、幅及び高さを有している。詳細には、各フィ
ン80は一対の平行な側壁82を有し、それの半径方向最も
外側の端で丸くなった表面84で終端している。
従って、細長い湾曲部86が、軸部74に沿って各一対の隣
接するフィン80の間に形成されている。釘70の長手方向
の軸線は第16図において88で示され、基部の即ち半径方
向最も内側の、及び端末の即ち半径方向最も外側のフィ
ン80の部分は、それぞれ前記長手方向の軸線から等距離
に隔置されている。
第16図に示されているような本発明の商業用の実施例で
は、直径90は0.196インチ(約4.98mm)、フィン80の幅9
2は0.0218インチ(約0.55mm)で形成されている。
詳細には、各フィン80の幅(90)は中央コア78の直径
(91)の2分の1である。
本発明のこの実施例は、第2図に示されている星釘の商
業的実施例と比較することにより最も良く理解されるで
あろう。
第2図に横方向の断面図で示されている星形釘は直径0.
148インチ(約3.76mm)である。テーパしたフィン14の
相互の間の角度はおよそ98度である、つまりフィンはほ
ぼ相互に垂直である。更にその上、釘10のコア12の直径
は本実施例のコア78の直径よりも大きい。
(1)ファスナー10のコア12の直径を縮小し、(2)第
2図のテーパしたフィン14を第14〜16図の均一の幅のフ
ィン80に変更し、(3)前記均一の幅のフィン80に前記
コアの直径を縮小することにより使用可能な材料を付け
加え、(4)フィンの間の角度をおよそ98度からおよそ
72度まで減少させる段階が、同一の素材の量を使用しな
がら第2図の釘に比較して、打ち込まれる木材に対し、
より広い表面積を示すことがわかっている。
この実施例が本発明の努力の頂点を示すことは、第2図
及び14〜16図の釘を、第17図の横方向の断面で示された
通常の釘と比較することで、より良く理解できるであろ
う。
通常の釘の軸部96の直径94はおよそ0.148インチ(約3.7
6mm)であり、第2図の釘の軸部と同一の直径である。
しかしながら、星形釘10(第2図)は上述のように、通
常の釘96の表面積よりもおよそ15%広い表面積を木材と
の係合に提供する。
更にその上、この表面積の増加は使用される素材の減少
をも伴う、つまり、第2図の釘は第17図の釘に比較し
て、半分の素材で製造される。
この素材の節約は第14〜16図の本発明の実施例にもつな
がり、その表面積は通常の丸い軸部釘の表面積よりもお
よそ86%増加し、第2図の釘よりもおよそ60%増加す
る。
本発明の釘(冷間加工による)の引っ張り強さはおよそ
120,000〜150,000ポンド/平方インチ(約8438.4〜1054
8kg/cm)であり、これに対して通常の丸い軸部釘は
およそ40,000〜60,000ポンド/平方インチ(約2812〜42
19kg/cm)である。引っ張り強さは1年までの釘の熟
成(aging)により、あるいは釘を300゜Fでおよそ10分
間焼結することにより、更に10,000ポンド(約703.2kg
/cm)まで増加可能である。
改良された釘により得られる経済性は相当なものであ
る。素材が50%減少すれば、重量が50%減少する。引っ
張り張力を犠牲にしないどころか、劇的にこれが増大す
る。このことはすべて延性を実質的に減少させないこと
と、実質的な表面積の増加とにより達成される。
明らかに、本発明は釘の製造技術に大きな突破口を開く
ものであり、従って、先駆的な発明である。この重要な
開示を結論として示す請求の範囲は、本発明の核心を保
護するように、幅広く解釈されるべきであるという法律
上の事項につながる。
本発明のファスナーは標準の引き抜き線により製造され
る。該ワイヤは軸部を形成するため、5個のローラを使
用して形成されたロールである。ヘッドに使用される小
さな領域ではファスナーはロールになっていない。その
結果、ファスナーは均一な引っ張り強さをファスナー長
手方向の全長にわたり有している。
使用されるワイヤは1040冷間引き抜き線、あるいは低炭
素含有1006ワイヤである。しんちゅう、アルミニウム、
ステンレス鋼のような別の素材もワイヤストックとして
使用可能である。
通常の釘はおよそ8〜30ユニットのミクロフィニッシュ
の精密仕上げを有する(ミクロフィニッシュユニットは
相対的なめらかさ、低い数値では従来の釘の比較的なめ
らかな表面、高い数値ではサンドペーパーの表面のよう
な粗い表面を示す)。
本発明の釘は、およそ30〜120ユニットのミクロフィニ
ッシュを提供する。新規な釘を製造するために使用され
る冷間加工ローラの釘接触縁は酸洗浄、サンドブラス
ト、ピーニング、あるいは機械加工により粗くされてお
り、粗くされた縁は、釘の引き抜きに抵抗する能力を増
加させるため、冷間加工の間に釘の軸部をエンボス加工
する。
第2図及び第16図に示すような、対応するフィンがファ
スナーのそれぞれの中央コアに連結している窪んだ湾曲
部については次のことに注目する価値がある。即ち、従
来技術のフィン付きファスナーは、前記フィンが前記中
央コアと連結するへこみの代わりに凸部を有している、
ということである。そのような従来のファスナーはダイ
を通して引かれることは明白である。それらは本発明に
より達成される3:1及び4:1の全直径(つまり想像上の円
の直径)に対するコア直径の比率を有することはなく、
かくて、本発明による達成される劇的な表面積の増大を
提供することはない。
複数の返し(barb)部材98が軸部74の延長に沿って長手
方向に隔置され、ファスナー70をそれの着座した位置か
ら容易に引き抜けないように作用する。
第15図及び第16図に最も良く示されているように、各返
し98は窪んだ湾曲部99を含む。各返し98は、窪んだ湾曲
部99から延びかつ対応する半径方向の延長部に沿って関
連するフィンの側壁に融合している、2つのアームを有
している。前記湾曲部の開先角度はおよそ84度で、角度
100はおよそ12度であり、この角度100は広範に変化可能
であることが好ましい。各返しのアームは、第14図及び
第15図に示すように、フィンの長手方向に沿ってもま
た、対応するフィンの側壁に融合している。
返しの効果は、関連するフィンの側壁に対し直角に突出
している平坦部102により提供される。上述の半径方向
及び長手方向の返し及びフィン側壁の融合が、ファスナ
ーの打ち込みを容易にしている。新規なファスナー70は
返し98がないものであってもよい。
こうして、上述の目的及び上述の説明から明白となった
ものは効率的に達成されることがわかり、本発明の範囲
から逸脱することなく上述の構造に一定の変更を加える
ことは可能なため、上述の説明あるいは添附の図面に示
されていることは例示として解釈されるべきで、限定的
に解釈されてはならない。
同様に理解されるべきことは、以下の請求は、ここに説
明された本発明の包括的かつ特定的特徴をすべてカバー
し、本発明の範囲の説明はすべて、言語の問題として、
その範囲内に包含されるものと解釈されねばならない。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】5点の星形の形態の横方向の断面を有す
    る、長手方向に延びる軸部を有する釘のようなファスナ
    であって、5枚のフィンが前記軸部の長手方向に延びる
    中央コアから等距離にかつ円周方向に隔置されて半径方
    向に延び、一対の隣接するフィンのそれぞれの間に共通
    のフィンの開先角度を形成し、前記各フィンの半径方向
    最も外側を結ぶ想像上の円の直径が前記中央コアの直径
    のおよそ3倍であり、前記フィンのそれぞれが前記軸部
    の全長に亙り略直線形状であり、隣接する前記フィンが
    前記中央コアと融合する場所には、長い窪んだ湾曲部が
    前記軸部の長手方向に沿って形成されており、更に、前
    記各フィンの間には、前記軸部の長手方向に沿って隔置
    された複数の返し部材が形成され、前記返し部材は、前
    記窪んだ湾曲部に対し半径方向外側に突出していて、フ
    ァスナが打ち込まれる材料から前記ファスナが容易に抜
    き取られることに抵抗する肩部手段を形成していること
    を特徴とするファスナ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のファスナにおいて、前記共
    通のフィンの開先角度がおよそ98度であることを特徴と
    するファスナ。
  3. 【請求項3】5点の星形の形態の横方向の断面を有す
    る、長手方向に延びる軸部を有する釘のようなファスナ
    であって、5枚のフィンが前記軸部の長手方向に延びる
    中央コアから等距離にかつ円周方向に隔置されて半径方
    向に延び、一対の隣接するフィンのそれぞれの間に共通
    のフィンの開先角度を形成し、前記各フィンの半径方向
    最も外側を結ぶ想像上の円の直径が前記中央コアの直径
    のおよそ4倍であり、前記フィンのそれぞれが前記軸部
    の全長に亙り略直線形状であり、隣接する前記フィンが
    前記中央コアと融合する場所には長い窪んだ湾曲部が前
    記軸部の長手方向に沿って形成されており、更に、前記
    各フィンの間には、前記軸部の長手方向に沿って隔置さ
    れた複数の返し部材が形成され、前記返し部材は、前記
    窪んだ湾曲部に対し半径方向外側に突出していてファス
    ナが打ち込まれる材料から前記ファスナが容易に抜き取
    られることに抵抗する肩部手段を形成していることを特
    徴とするファスナ。
  4. 【請求項4】請求項3記載のファスナにおいて、前記共
    通のフィンの開先角度がおよそ72度であることを特徴と
    するファスナ。
  5. 【請求項5】請求項3記載のファスナにおいて、前記フ
    ィンのそれぞれが、前記中央コアの直径のおよそ半分の
    寸法の均等な幅を有することを特徴とするファスナ。
  6. 【請求項6】少なくとも3点の星形の形態の横方向の断
    面を有する、長手方向に延びる軸部を有する釘のような
    ファスナであって、フィンが前記軸部の長手方向に延び
    る中央コアから等距離にかつ円周方向に隔置されて半径
    方向に延び、一対の隣接するフィンのそれぞれの間に共
    通のフィンの開先角度を形成し、前記各フィンの半径方
    向最も外側を結ぶ想像上の円の直径が前記中央コアの直
    径のおよそ3倍ないし4倍であり、前記フィンのそれぞ
    れが前記軸部の全長に亙り略直線形状であり、隣接する
    前記フィンが前記中央コアと融合する場所には、長い窪
    んだ湾曲部が前記軸部の長手方向に沿って形成されてお
    り、更に、前記各フィンの間には、前記軸部の長手方向
    に沿って隔置された複数の返し部材が形成され、前記返
    し部材は、前記窪んだ湾曲部に対し半径方向外側に突出
    していて、ファスナが打ち込まれる材料から前記ファス
    ナが容易に抜き取られることに抵抗する肩部手段を形成
    していることを特徴とするファスナ。
  7. 【請求項7】請求項6記載のファスナにおいて、フィン
    の数が5枚であり、前記フィンの開先角度が72度ないし
    98度の間にあることを特徴とするファスナ。
  8. 【請求項8】ヘッド部材と、 前記ヘッド部材と一体をなした細長い軸部とを備え、 前記軸部は細長い中央コア及び前記中央コアと一体をな
    した複数の半径方向に延びるフィン部材を備え、 前記フィン部材のそれぞれが、共通の半径方向の延長部
    を有しかつ相互に等距離に円周方向に隔置されていて、
    隣接するフィン部材の間に共通のフィンの開先角度を形
    成し、更に前記各フィン部材の半径方向最も外側の縁を
    結ぶ想像上の円を形成し、 前記フィンの開先角度がおよそ72度の下限とおよそ98度
    の上限とを有し、前記中央コアの直径が前記想像上の円
    の直径のおよそ4分の1の下限と前記想像上の円の直径
    のおよそ3分の1の上限とを有し、 隣接する前記フィンが前記中央コアと融合する場所に
    は、長い窪んだ湾曲部が前記軸部の長手方向に沿って形
    成されており、更に、 前記各フィンの間には、前記軸部の長手方向に沿って隔
    置された複数の返し部材が形成され、前記各返し部材
    は、前記窪んだ湾曲部に対し半径方向外側に突出してい
    て、ファスナが打ち込まれる材料から前記ファスナが容
    易に抜き取られることに抵抗する肩部手段を形成してい
    ることを特徴とする釘。
JP1505035A 1988-04-15 1989-04-12 スターファスナーの改良 Expired - Lifetime JPH0663531B2 (ja)

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