JPH0663515A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JPH0663515A
JPH0663515A JP32192992A JP32192992A JPH0663515A JP H0663515 A JPH0663515 A JP H0663515A JP 32192992 A JP32192992 A JP 32192992A JP 32192992 A JP32192992 A JP 32192992A JP H0663515 A JPH0663515 A JP H0663515A
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JP
Japan
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component
parts
shaft
rolling
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP32192992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Sawara
良夫 佐原
Kimitoshi Sato
公俊 佐藤
Koichi Harada
浩一 原田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0663515A publication Critical patent/JPH0663515A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸状部品の部品識別を行なえる部品供給装置
を提供する。 【構成】 部品搬送トラック3a,3bの一部を透光性
のある板4で構成し、透光性のある板4の上方および下
方に照明装置を、いずれか一方に画像検出装置を配置し
た構成で、透光性のある板4に部品の流れる方向に平行
に形成される、部品のころがりを規制するころがり規制
条4aが複数個形成されている。したがって、ころがり
易い軸状部品30a,30b,30cでも、高速に部品
識別および部品取り出しが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、部品供給装置に関
し、さらに詳細にいえば、部品搬送路によって搬送し部
品搬送路の所定位置おいて画像検出手段により部品を認
識する部品供給装置において、ボルト、筒体などのころ
がりやすい部品を扱うのに好適な部品供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来からボウルフィーダを主要部とする
部品供給装置においては、メカ的な部品整列機構を設け
て部品を整列させる代わりに、部品の貯蔵を行なうボウ
ルのまわりに設けられた部品搬送トラックの所定領域の
画像をCCDカメラなどからなる画像検出装置により検
出し、検出した画像に基づいて部品の種別、位置等を識
別し、識別結果に基づいて産業用ロボット等を動作させ
ることにより所望の部品を所望の位置に供給するように
した構成のものが提案されている。但し、重なり合った
部品等を再びボウルに戻すことができるように部品搬送
トラックを構成している(特開昭60−118479号
公報参照)。
【0003】このような構成を採用すれば、画像検出装
置により部品搬送トラック上の画像を取り込むのである
から、部品の種別を正確に識別でき、所望の部品を産業
用ロボットにより取り出すことができるとともに、部品
毎のツーリングが不要になり、多種類の部品に簡単に対
処できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成の部品供給
装置を採用した場合には、単に部品搬送トラックの所定
領域の画像を検出するだけであり、しかも検出される画
像が反射像であるからコントラストがはっきりせず、部
品識別精度が低下するという不都合を有しているととも
に、部品搬送トラックの上方から照明装置により照明す
る場合にも、反射光を画像検出装置に取り込むのである
から、部品の材質等に起因する表面状態によって反射光
の状態が変化し、部品識別精度が大きく変動するという
不都合がある。
【0005】また、周囲の外乱光の影響により、部品識
別精度が低下するため、遮光カーテンを設けるなどの対
策を行なう必要がある。したがって、適用可能な部品の
種類が大幅に限られてしまう。さらに、照明装置および
画像検出装置が部品搬送トラックの上方に配置されてい
るのであるから、部品の取り出しを行なう産業用ロボッ
トとの間で干渉を生じてしまう可能性が高いという不都
合もある。この不都合を解消させようとすれば、照明装
置および画像検出装置を著しく高い位置に配置しなけれ
ばならず、これら装置の支持が不安定になってしまうと
ともに、支持の不安定を防止しようとすれば、支持部を
強固にする必要が生じ、コストアップを招いてしまう。
【0006】このような不都合を解消するために、本件
発明者らは、部品搬送トラックの所定位置に開口を形成
して、開口に透光性のある板を設け、透光性のある板の
上方および下方にそれぞれ照明装置を配置してあるとと
もに、下方の照明装置に起因する反射光、上方の照明装
置に起因する透過光を取り込むことができる所定位置に
CCDカメラなどからなる画像検出装置を配置した構成
の部品供給装置を考えた。
【0007】この構成の部品供給装置であれば、上方の
照明装置のみを点灯させて画像検出装置によりシルエッ
ト像を取り込んで2値化処理を施すことにより、部品の
材質、色、表面状態の影響を完全に排除した画像を得る
ことができ、逆に、下方の照明装置のみを点灯させて画
像検出装置により反射像を取り込んで2値化処理を施す
ことにより、シルエット像のみでは正確な識別を達成で
きない部品について主として部品の表面状態を示す画像
を得ることができる。したがって、シルエット像のみに
基づいて、またはシルエット像と反射像とに基づいて部
品の高精度の識別を達成できる。
【0008】しかしながら、上記部品供給装置において
透光性のある板は平坦なアクリル板などで構成されてい
るため、丸棒、ボルト、筒状部品などの軸状部品は部品
搬送路の振動を停止した後でもころがってしまい、画像
検出装置の画像検出が不安定となり、軸状部品は上記部
品供給装置の対象部品とすることができない問題点があ
った。
【0009】また、透光性のある板上の軸状部品のころ
がりが停止するまで画像検出装置の画像検出を行なわな
いという方法も考えられるが、どの程度の時間を待てば
軸状部品のころがりが停止するかは軸状部品の状態によ
って一定しないので、時間的に余裕をもって画像検出を
行なわざるを得ず、単位時間あたりの部品認識数が著し
く低下し、部品取り出し数が大幅に低下するという問題
点があった。
【0010】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、透光性のある板を設けた部品供給装置に
おいて、ころがりやすい部品であっても対象部品とする
ことができる部品供給装置を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1の部品供給装置は、部品搬送路の一部を
透光性のある板で構成し、透光性のある板の上方および
下方に照明装置を、いずれか一方に画像検出装置を配置
した部品供給装置であって、透光性のある板に部品の流
れる方向に平行に形成される、部品のころがりを規制す
るころがり規制条が複数個形成されている。
【0012】請求項2の部品供給装置は、ころがり規制
条が形成された透光性のある板に対して上流側に接する
部品搬送路の上面が、ころがり規制条の頂上部より低く
ないように設定され、かつ下流側に接する部品搬送路の
上面が、ころがり規制条が形成された透光性のある板の
底部より高くないように設定されている。
【0013】請求項3の部品供給装置は、部品搬送路の
透光性のある板よりも上流側の所定位置に部品の流れる
方向に直交する方向において部品のころがりを規制する
ころがり規制手段が形成されている。請求項4の部品供
給装置は、部品搬送路の透光性のある板よりも上流側の
所定位置に部品の搬送を分散させるように変える搬送制
御手段が設けられている。
【0014】
【作用】請求項1の部品供給装置であれば、透光性のあ
る板に部品の流れる方向に平行に形成される、部品のこ
ろがりを規制するころがり規制条が複数個形成されてい
るので、軸状部品などのころがりやすい部品であっても
透光性のある板上でのころがりが即座に停止し、短時間
で部品が完全に停止した状態で画像検出装置に部品の画
像を取り込むことができる。したがって、ころがりやす
い部品であっても他のころがらない部品と同じ部品取り
出し速度で部品を産業用ロボットに取り出させることが
できる。
【0015】請求項2の部品供給装置であれば、ころが
り規制条が形成された透光性のある板に対して上流側に
接する部品搬送路の上面が、ころがり規制条の頂上部よ
り低くないように設定されていることにより、上流側に
接する部品搬送路から搬送されてきた部品がころがり規
制条に妨害されることなく透光性のある板上に搬送させ
ることができるとともに、下流側に接する部品搬送路の
上面がころがり規制条が形成された透光性のある板の底
部より高くないように設定されていることにより、透光
性のある板上にある部品を下流側に接する部品搬送路へ
滞ることなく部品を排出させることができるので、透光
性のある板上の部品画像の取り込み範囲での部品間の接
触を低減することができる。したがって、透光性のある
板上の識別できる部品の数を増やすことができ、産業用
ロボットによる部品取り出し数を向上させることができ
る。
【0016】請求項3の部品供給装置であれば、部品搬
送路の透光性のある板よりも上流側の所定位置に部品の
流れる方向に直交する方向において部品のころがりを規
制するころがり規制手段が形成されているので、部品が
ころがることによって部品の搬送が偏った状態になり透
光性のある板上の一部のころがり規制条に部品が集中す
ることを防ぐことができる。したがって、透光性のある
板上のことがり規制条に多くの部品を供給することがで
き、透光性のある板上の部品数を増やすことができるの
で、産業用ロボットによる部品取り出し数を向上させる
ことができる。請求項4の部品供給装置であれば、部品
搬送路の透光性のある板よりも上流側の所定位置に部品
の搬送を分散させるように変える搬送制御手段が設けら
れていることにより、搬送制御手段が設けられた所定位
置より上流側の部品搬送路において部品の搬送が偏った
状態であっても、透光性のある板上の一部のころがり規
制条に部品が集中することを防ぐことが可能になる。し
たがって、透光性のある板上の部品数を増やすことがで
きるので、産業用ロボットによる部品取り出し数を向上
させることができる。
【0017】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図1はこの発明の部品供給装置の一実施例の
軸状部品供給装置を示す透視斜視図、図2は概略縦断面
図である。この軸状部品供給装置は非透光性材料からな
るケーシング1の内部にボウルフィーダ2を収容してい
るとともに、ボウルフィーダ2のボウル2aを包囲する
状態で配置された部品搬送トラック3の所定位置に形成
した開口を覆う透光性のある板4を設けている。また、
透光性のある板4の上方および下方にはそれぞれ光源5
a,5bを配置してある。そして、透光性のある板4と
光源5bとの間にハーフミラー6aを配置してあるとと
もに、ハーフミラー6aおよび反射ミラー6bを介して
透光性のある板4を含む領域の画像を検出する、CCD
カメラ等からなる画像検出部6を配置してある。また、
上記ケーシング1は、透光性のある板4の直上に開口1
aを有しているとともに、開口1aを閉鎖する位置と開
放する位置との間で往復動可能な扉部材1bを有してい
る。尚、7は制御部であり、画像検出部6により得られ
る画像に基づく部品識別処理、部品識別結果に基づく産
業用ロボット制御信号の生成、光源5a,5b、扉部材
1bの動作を制御する画像検出用制御信号の生成等を行
なう。また、この軸状部品供給装置に対して所定の相対
位置を保持した状態で軸状部品30の取り出しを行なう
ための産業用ロボット8が配置されている。
【0018】図3は透光性のある板4の部品搬送トラッ
ク3の部品搬送方向と直交する面の縦断面図、図4は部
品搬送トラック3に設けられた透光性のある板4の斜視
図である。透光性のある板4の部品搬送トラック3を構
成する上面には、部品搬送方向と直交する面の断面が波
状で、かつ部品搬送方向に延びるころがり規制条4aが
複数個形成されており、ころがり規制条4aが形成され
ることによりころがり規制条4a間に谷部4bが形成さ
れている。また、隣あうころがり規制条4aの間隔d
1、谷部4bの底部4b1ところがり規制条4aの頂上
部4a1との距離t1および波の形状はそれぞれ対象と
する軸状部品30の大きさ、形状等に対応して設定され
ている。
【0019】また、図4に示すように、透光性のある板
4に対して上流側に接する部品搬送トラック3aの上面
3a1が、ころがり規制条4aの頂上部4a1と同じか
若干高く設定されており、しかも下流側に接する部品搬
送トラック3bの上面3b1が透光性のある板4の谷部
4bの底部4a1と同じか若干低く設定されているの
で、上流側に接する部品搬送トラック3aから搬送され
てきた軸状部品30はころがり規制条4aに侵入を妨害
されることなく搬送され、また、透光性のある板4上の
軸状部品30は滞ることなく、透光性のある板4から下
流側に接する部品搬送トラック3b1に排出される。そ
して、上流側に接する部品搬送トラック3aから搬送さ
れてきた軸状部品30は、透光性のある板4上では必ず
ころがり規制条4a間の谷部4bに位置されることによ
り、横方向に大きくころがることがなくなり、画像検出
器6による画像取り込みがボウルフィーダ2の短い振動
停止期間で行なうことができ、今まで扱えなかった軸状
部品30を取り扱うことができる。
【0020】図5および図6はころがり規制条4aの配
置間隔と軸状部品30の直径の関係を示した縦断面図で
ある。ころがり規制条4aの構成は基本的には対象とす
る軸状部品30のころがりを規制し、ボウルフィーダ2
による振動によって軸状部品30が部品搬送方向に移動
されるものであれば特に限定はされないが、直径が大き
く異なる多種類の軸状部品30a,30b,30cを一
緒に軸状部品供給装置が取り扱う場合においては、大き
な軸状部品30aも小さな軸状部品30b,30cも上
記2つの要件を満たすように設定されることが必要とな
る。
【0021】図5はころがり規制条4aの配置間隔を、
搬送される軸状部品30aおよび軸状部品30b,30
cの直径D1,D2より十分に大きくとり、軸状部品3
0a,30b,30cが上流の部品搬送トラック3aか
ら透光性のある板4上に侵入したときに位置する谷部4
b内で移動する構成を示した図である。したがって、大
きい軸状部品30aに比べて、小さな軸状部品30b,
30cはボウルフィーダ2の振動により谷部4bにおい
て若干横揺れすることになるが、横方向に大きく転がる
ことはないので、ボウルフィーダ2の振動を止めるとす
ぐに横揺れは停止し、画像検出器6によって高速に部品
を識別することが可能となる。
【0022】また、図6はころがり規制条4aの配置間
隔を搬送される軸状部品30aおよび軸状部品30b,
30cの直径D1,D2とほぼ等しいか小さくとり、軸
状部品30a,30b,30cが上流の部品搬送トラッ
ク3aから透光性のある板4上に侵入したときに位置す
る谷部4bを軸状部品30a,30b,30cが移動す
る間に変えることを許容した構成を示した図である。こ
の場合は特に大きな軸状部品30aの場合、ボウルフィ
ーダ2の振動により隣の谷部4bに移動することが生じ
るが、画像検出期間である、ボウルフィーダ2の振動停
止後に谷部4bをいくつもにわたって横に移動すること
はあり得ないので、この場合もフィーダの振動を停止さ
せるとすぐに軸状部品30a,30b,30cのころが
りは停止し、画像検出器6によって高速に部品を識別す
ることが可能となる。
【0023】上記の構成の軸状部品供給装置の作用は次
のとおりである。ケーシング1に設けられた扉部材1b
を開いてボウルフィーダ2のボウル2aに部品を供給
し、制御部7からボウルフィーダ2に対して部品搬送を
行なうべきことを指示する制御信号を供給すれば、ボウ
ル2a内の軸状部品30を部品搬送トラック3に送り出
し、部品搬送トラック3を所定方向に移動させながら部
品同士の分離を行なわせることができる。ボウルフィー
ダ2を所定時間動作させれば軸状部品30がころがり規
制条4aを有する透光性のある板4の上に到達するの
で、制御部5から光源5aに対して点灯すべきことを指
示する制御信号を出力するとともに、ボウルフィーダ2
の停止時間と同期した所定タイミングで画像検出部6に
対して画像を取り込むべきことを指示する制御信号を供
給するので、画像検出部6により、停止した軸状部品3
0のシルエット像を検出できる。
【0024】図7は検出された軸状部品30のシルエッ
ト像の一例を示す図である。検出された画像は制御部7
に供給され2値化した後、2値化画像に基づいて特徴値
抽出処理等を行なって部品の種別、向き、位置等を識別
する。2値化処理の場合、検出された画像においてころ
がり規制条4aに対応する部分40は谷部4bに対応す
る部分41に比べて明るさが若干低いが、軸状部品30
のシルエット像42の明るさに比べれば、両者の明るさ
は明確に異なるので2値化するときの閾値を適宜選ぶこ
とにより軸状部品30のシルエット像42のみを取り出
すことができる。
【0025】そして制御部7による特徴値抽出による識
別の結果、十分な精度の識別が達成できていれば、光源
5bの点灯を指示することなく、扉部材1bを開くべき
ことを指示する制御信号を出力するとともに、軸状部品
30の取り出しを行なうべきことを指示する制御信号
(動作指令信号をも含む)を出力するので、産業用ロボ
ット8による軸状部品30の取り出しを行なわせること
ができる。
【0026】また、シルエット像42によっては十分な
精度の識別が達成できない場合、たとえば、軸状部品3
0の形状は同じでも部品の材質が異なる場合などには、
光源5aに対して消灯、光源5bに対して点灯すべきこ
とを指示する制御信号を出力するとともに、所定タイミ
ングで画像検出部6に対して画像を取り込むべきことを
指示する制御信号を供給するので、画像検出部6により
反射像を検出できる。検出された反射像は制御部7に供
給され、制御部7においては、特徴値抽出処理等を行な
って軸状部品30を識別する。その後は、扉部材1bを
開くべきことを指示する制御信号を出力するとともに、
軸状部品30の取り出しを行なうべきことを指示する制
御信号を出力するので、産業用ロボット8による軸状部
品30の取り出しを行なわせることができる。
【0027】以上の説明から明らかなように、この軸状
部品供給装置によれば、ころがりやすい軸状部品30で
あっても透光性のある板4上でのころがりを即座に停止
させることができるので、短時間で軸状部品30の停止
画像を画像検出部6に取り込むことができ、実用上十分
な部品取り出し速度で軸状部品30を取り出すことがで
きる利点もある。
【0028】また、ころがり規制条4aが形成された透
光性のある板4は、上記に説明したように部品搬送トラ
ック3の開口を覆うように設けられているので、ころが
り規制条4aが形成された透光性のある板4を上面が平
な透光性のある板と交換するだけで、軸状部品供給装置
をころがらない部品を扱う部品供給装置に変えることが
でき、部品供給装置の取り扱える対象部品の数を増やす
ことができる。
【0029】
【実施例2】図8はこの部品供給装置の他の実施例を示
す図であり、図8(A)はこの実施例における透光性の
ある板4の平面図、図8(B)は部品搬送トラック3
a,3bに取り付けた構成を示す部分断面図、図8
(C)は透光性のある板4のI−I断面図である。
【0030】この実施例が前記実施例と異なる点は、図
8(B)に示すように透光性のある板4に対して上流側
に接する部品搬送トラック3aと下流側に接する部品搬
送トラック3bの上面3a1,3b1がころがり規制条
の谷部4bの底部4b1とほぼ同じ高さ位置にあるよう
に設定した点と、上面3a1,3b1から突出するころ
がり規制条4aの部分を上流側の部品搬送トラック3a
と下流側の部品搬送トラック3bのそれぞれの接続部か
ら所定範囲d1,d2において、それぞれテーパ状に増
加、減少するように構成した点のみである。このように
構成することにより上流側の部品搬送トラック3aから
搬送されてきた部品は透光性のある板4の接続部におい
てころがり規制条4aに妨害されることなく侵入でき、
また所定範囲d1中を搬送されている間に所定の谷部4
bに案内することができる。さらに透光性のある板4上
から下流側の部品搬送トラック3bに部品を排出される
ときも滞ることなく行なうことができる。したがって、
前記実施例と同様に透光性のある板4上の部品画像の取
り込み範囲での部品間の接触を低減することができ、透
光性のある板4上の識別できる部品の数を増やすことが
可能となり、産業用ロボットによる部品取り出し数を向
上させることができる効果を亨受することができる。ま
た、上流側および下流側の所定範囲d1,d2を中心線
を挟んで対称に形成することにより透光性のある板4を
取り替える時に部品の搬送される方向を考慮する必要が
ないという利点もある。
【0031】なお、部品取り出し数を向上させることが
できる効果を亨受するだけならテーパ部分を上流側の所
定範囲d1だけ設けて、下流側は省略することが可能で
ある。また、図8(C)に示すようにころがり規制条4
aの断面形状を図3に示すような波状ではなく平面から
円弧を切り取った形状になっているのは、図示しない搬
送される部品に適合させて転がり規制条4aの形状を変
えたものである。
【0032】
【実施例3】以下に、透光性のある板4上に数多くの軸
状部品を供給できる実施例について説明する。図9はこ
の部品供給装置の他の実施例を示す平面図であり、ころ
がり規制条4aが形成された透光性のある板4に接続す
る部品搬送トラック3dの上流側に軸状部品のころがり
を規制するころがり規制条3cが設けられている。ま
た、部品搬送トラック3dより上流側の部品搬送トラッ
ク3eとの境部にはテーパ部50が設けられ、テーパ部
50は部品搬送トラック3dの内側から外側に傾斜を持
たせて作られている。したがって、前の部品搬送トラッ
ク3eから搬送されてきた軸状部品がテーパ部50によ
って部品搬送トラック3dの幅方向に広がることにより
それぞれのころがり規制条3cに軸状部品が振り分けら
れるように構成してある。
【0033】また、ころがり規制条3cは軸状部品が部
品搬送トラック3dにより搬送される方向とほぼ平行に
形成されている。図10(A),(B)はそれぞれ部品
搬送トラック3d上に形成されたころがり規制条3cの
X−X断面図である。図10(A)に示すころがり規制
条3cは部品搬送トラック3d面に所定間隔で設けられ
た半円状の凹み51で構成され、この半円状の凹み51
内に軸状部品が落ち込んだ状態で搬送される。また、図
10(B)に示すころがり規制条3cは部品搬送トラッ
ク3d面上に所定間隔で立設された断面四角形状の突部
52で構成され、突部52間に軸状部品30が位置し、
ころがりが規制された状態で透光性のある板4上まで搬
送される。
【0034】なお、部品搬送トラック3dに設けられた
ころがり規制条3cと透光性のある板4上のころがり規
制条4aとはそれぞれの位置が対応しているので、ころ
がり規制条3cによって振り分けられて搬送されてきた
軸状部品は滞ることなく透光性のある板4上のころがり
規制条4aに搬送される。ころがり規制条3cの形成さ
れていない部品供給装置の場合であると、軸状部品をフ
ィーダの振動により部品搬送トラック3を搬送させる
と、軸状部品がころがることによって部品搬送トラック
3の外側側壁近くに集まることになり、透光性のある板
4の全面に軸状部品を振り分けることが難しいが、この
実施例によれば、透光性のある板4上の各ころがり規制
条4aに軸状部品を数多く供給することができ、単位時
間に取り出すことのできる軸状部品の数を増やすことが
できる利点がある。
【0035】
【実施例4】図11はこの部品供給装置の他の実施例を
示す平面図であり、ころがり規制条4aが形成された透
光性のある板4に接続する上流側の部品搬送トラック3
dの外側側壁53の終端が透光性のある板4のほぼ中央
部になるように部品搬送トラック3dおよび透光性のあ
る板4が位置決めされているとともに、部品搬送トラッ
ク3dと透光性のある板4との接続部に段差部54が設
けられている。図12は図11におけるXII−XII
断面図であり、ボウル2aを包囲する状態で配置された
部品搬送トラックは搬送途中に内側の部品搬送トラック
に部品が落ちないように各部品搬送トラックにおいて内
周側よりも外周側の方が垂直方向に低く設定されている
ので、透光性のある板4に接続する部品搬送トラック3
dを搬送される軸状部品30は外側側壁53に沿うよう
に搬送される傾向にある。したがって、外側側壁53に
沿って搬送されてきた軸状部品30を段差部54により
落下させ、落下によってばらまくことにより、透光性の
ある板4の一部のころがり規制条4aに軸状部品30が
集中することを防ぐようにしている。なお、段差部54
の形状は対象とする軸状部品30が落下によって広がる
ことができるのに十分な落差を持っている。また、段差
部54を上記第3実施例と同様にテーパ部とすることも
でき、この場合は透光性のある板4上の軸状部品30の
数を増やせるような傾斜が適宜、選ばれる。
【0036】この実施例の場合も前記第3実施例と同様
に単位時間に取り出すことのできる軸状部品30の数を
増やすことができる利点がある。
【0037】
【実施例5】図13はこの部品供給装置の他の実施例を
示す平面図であり、この実施例が前記第3実施例と異な
る点は、部品搬送トラック3dに設けるころがり規制条
3cを透光性のある板4の上流側の短い一部領域にだけ
設けるようにした点と、上流側の外側側壁53の所定位
置に軸状部品30の搬送方向を強制的に変化させる方向
制御部材55を設けた点のみである。
【0038】前記第4実施例で説明したように部品搬送
トラック3dの外周側が内周側よりも低くなるように設
定されているので部品搬送トラック3dを搬送される軸
状部品30は外側側壁53に沿って搬送される傾向にあ
るが、この実施例では軸状部品30が方向制御部材55
にぶつかることにより部品搬送トラック3dの内側に向
かうように方向を変え、軸状部品30は短いころがり規
制条3cにそれぞれ振り分けられることになる。したが
って、透光性のある板4上の各ころがり規制条4aに軸
状部品30を数多く振り分けることが可能になり、単位
時間当たりにロボットによって取り出すことのできる軸
状部品30の数を増やすことができ、部品供給装置とし
ての性能を向上させることができる。
【0039】なお、方向制御部材55の配置位置および
配置数は、部品搬送トラック3d上の軸状部品30の搬
送状態を考慮して、ころがり規制条4aに振り分けられ
る軸状部品30の数ができるだけ等しい数になるように
設定することが好ましい。この発明は上記実施例に限定
されるものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲
内において種々の設計変形を施すことが可能である。例
えば、前記第1実施例および第2実施例では断面が曲面
の波状、円弧状であるころがり規制条4aを示したが、
三角波のような曲面を含まない形状等をも採用できるな
ど、部品供給装置が取り扱う部品に対応してころがり規
制条4aの形状を変えることができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、透光
性のある板に部品の流れる方向に平行に形成される部品
のころがりを規制するころがり規制条が複数個形成され
ているので、ころがりやすい部品であっても部品供給装
置の処理できる対象部品とすることができ、他のころが
らない部品と同じ部品取り出し速度で部品を産業用ロボ
ットに取り出させることができるという特有の効果を奏
する。
【0041】請求項2の発明は、請求項1の効果に加
え、透光性のある板上の部品画像の取り込み範囲での部
品間の接触を低減することができ、透光性のある板上の
識別できる部品の数を増やすことが可能となり、産業用
ロボットによる部品取り出し数を向上させることができ
るという特有の効果を奏する。請求項3の発明は、請求
項1の効果に加え、透光性のある板上のころがり規制条
に多くの部品を供給することができ、透光性のある板上
の部品数を増やすことができるので、産業用ロボットに
よる部品取り出し数を向上させることができるという特
有の効果を奏する。
【0042】請求項4の発明も、請求項1の効果に加
え、透光性のある板上のころがり規制条に多くの部品を
供給することができ、透光性のある板上の部品数を増や
すことができるので、産業用ロボットによる部品取り出
し数を向上させることができるという特有の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の部品供給装置の一実施例を示す透視
斜視図である。
【図2】この発明の部品供給装置の一実施例の概略縦断
面図である。
【図3】この発明の部品供給装置の透光性のある板の縦
断面図である。
【図4】この発明の部品供給装置の透光性のある板の周
辺を示す要部斜視図である。
【図5】この発明の部品供給装置の透光性のある板のこ
ろがり規制条の配置間隔と軸状部品の直径の関係を示し
た縦断面図である
【図6】この発明の部品供給装置の透光性のある板のこ
ろがり規制条の配置間隔と軸状部品の直径の関係を示し
た縦断面図である
【図7】この発明の部品供給装置の画像検出部における
シルエット像取り込み画像を示す図である。
【図8】この発明の部品供給装置の第2実施例を説明す
るための図である。
【図9】この発明の部品供給装置の第3実施例を説明す
るための平面図である。
【図10】この発明の部品供給装置の第3実施例を説明
するための部品搬送トラックの断面図である。
【図11】この発明の部品供給装置の第4実施例を説明
するための平面図である。
【図12】この発明の部品供給装置の部品搬送トラック
の断面図である。
【図13】この発明の部品供給装置の第5実施例を説明
するための平面図である。
【符号の説明】
3 部品搬送トラック 3a 上流側部品搬送トラッ
ク 3a1 上流側部品搬送トラックの上面 3b 下流
側部品搬送トラック 3b1 下流側部品搬送トラックの上面 3c ころ
がり規制条 4 透光性のある板 4a ころがり規制条 4a1 ころがり規制条の頂上部 4b1 ころがり
規制条の谷部の底部 5a 光源 5b 光源 6 画像検出部 30 軸状部品 50 テーパ部 54 段差部 55 方向制御部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品搬送路(3)の一部を透光性のある
    板(4)で構成し、透光性のある板(4)の上方および
    下方に照明装置(5a)(5b)を、いずれか一方に画
    像検出装置(6)を配置した部品供給装置であって、透
    光性のある板(4)に部品(30)の流れる方向に平行
    に形成される、部品(30)のころがりを規制するころ
    がり規制条(4a)が複数個形成されていることを特徴
    とする部品供給装置。
  2. 【請求項2】 ころがり規制条(4a)が形成された透
    光性のある板(4)に対して上流側に接する部品搬送路
    (3a)の上面(3a1)が、ころがり規制条(4a)
    の頂上部(4a1)より低くないように設定され、かつ
    下流側に接する部品搬送路(3b)の上面(3b1)
    が、ころがり規制条(4a)が形成された透光性のある
    板(4)の底部(4b1)より高くないように設定され
    ている請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 【請求項3】 部品搬送路(3)の透光性のある板
    (4)よりも上流側の所定位置に部品(30)の流れる
    方向に直交する方向において部品のころがりを規制する
    ころがり規制手段(3c)が形成されている請求項1に
    記載の部品供給装置。
  4. 【請求項4】 部品搬送路(3)の透光性のある板
    (4)よりも上流側の所定位置に部品(30)の搬送を
    分散させるように変える搬送制御手段(50)(54)
    (55)が設けられている請求項1に記載の部品供給装
    置。
JP32192992A 1992-06-15 1992-12-01 部品供給装置 Pending JPH0663515A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100575896B1 (ko) * 2005-06-08 2006-05-03 윈텍 주식회사 전자부품 검사 방법
JP2017030097A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 セイコーエプソン株式会社 ワーク供給装置、ロボット、及びロボットシステム
JP2020072129A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 株式会社ユーシン精機 部品実装装置
JP2020193098A (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 セイコーエプソン株式会社 供給装置およびロボットシステム

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