JPH0663345U - 分離型ホッチキスにおける位置決め機構 - Google Patents
分離型ホッチキスにおける位置決め機構Info
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- JPH0663345U JPH0663345U JP932493U JP932493U JPH0663345U JP H0663345 U JPH0663345 U JP H0663345U JP 932493 U JP932493 U JP 932493U JP 932493 U JP932493 U JP 932493U JP H0663345 U JPH0663345 U JP H0663345U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】ステープルを打ち出し機構により打ち出す打ち
込み装置1と打ち出されたステープルの脚部を折り曲げ
るクリンチャ溝を備えるクリンチャ装置2とを分離して
備える分離型ホッチキスにおいて、各打ち込み装置1と
クリンチャ装置2には互いに整合する位置で一致する位
置決め孔14を少なくとも3か所設け、該位置決め孔1
4にピン15を挿入して打ち込み装置1とクリンチャ装
置2とを位置決めする。 【効果】打ち込み装置1とクリンチャ装置2とが分離し
たホッチキスであっても、ピン15によって容易に両装
置を整合位置に位置決めすることができ、互いの位置を
正確に位置決めした状態で取り付けられるので、取り付
け後の使用時にも良好な綴り状態が得られる。
込み装置1と打ち出されたステープルの脚部を折り曲げ
るクリンチャ溝を備えるクリンチャ装置2とを分離して
備える分離型ホッチキスにおいて、各打ち込み装置1と
クリンチャ装置2には互いに整合する位置で一致する位
置決め孔14を少なくとも3か所設け、該位置決め孔1
4にピン15を挿入して打ち込み装置1とクリンチャ装
置2とを位置決めする。 【効果】打ち込み装置1とクリンチャ装置2とが分離し
たホッチキスであっても、ピン15によって容易に両装
置を整合位置に位置決めすることができ、互いの位置を
正確に位置決めした状態で取り付けられるので、取り付
け後の使用時にも良好な綴り状態が得られる。
Description
【0001】
本考案はステープルの打ち出し機構を備えた打ち込み装置と打ち出されたステ ープルの折り曲げ用クリンチャ溝を備えたクリンチャ装置とを互いに整合位置に 位置決めする分離型ホッチキスの位置決め機構に関する。
【0002】
ステープルの打ち込み装置とクリンチャ装置とを基部で回動可能に連結する方 式の通常のホッチキスにおいては、打ち込み装置とクリンチャ装置との間に挿入 した用紙は綴り後に挿入方向と逆向きに抜き出される。
【0003】 ところで、最近は複写した用紙をステープルで綴った後に取り出し側に排出す る方式の複写機が実施されており、このように複写機に従来方式のホッチキスを 内蔵すると、打ち込み装置とクリンチャ装置との間に用紙を挿入し、綴り後に用 紙を再び挿入方向と反対方向の側に抜き出し、さらに排出側に送り出すことにな る。したがって、用紙を多方向に変える必要があり、そのために用紙の移動機構 も複雑にならざるを得なかった。
【0004】 そこで、用紙の移動方向を単純にするためには、打ち込み装置とクリンチャ装 置とを分離することにより用紙が打ち込み装置とクリンチャ装置との間を通過で きるようにし、綴り終えた用紙を挿入方向と同じ方向に排出させればよい。
【0005】 しかしながら、打ち込み装置とクリンチャ装置とを複写機等の他の機器や部材 に取り付けるときは、両装置を互いに上下に整合する位置に固定する必要がある 。
【0006】
本考案は上記事情に鑑みて成立したもので、打ち込み装置とクリンチャ装置と を複写機等の他の機器や部材に互いに整合する位置に取り付けることができる分 離型ホッチキスにおける位置決め機構を提供することをその目的とする。
【0007】
前記目的を達成するため、本考案に係る分離型ホッチキスにおける位置決め機 構は、ステープル収納部内のステープルを打ち出し機構により打ち出す打ち込み 装置と、上記打ち込み装置により打ち出されたステープルの脚部を折り曲げるク リンチャ溝を備えるクリンチャ装置とを分離して備え、上記打ち込み装置とクリ ンチャ装置との間に用紙を挿入して綴る分離型ホッチキスにおいて、上記各打ち 出し装置とクリンチャ装置には互いに整合する位置で一致する位置決め孔を少な くとも3か所設け、該位置決め孔にピンを挿入して上記打ち出し装置とクリンチ ャ装置とを位置決めすることを特徴とする。
【0008】
前記構成によれば、打ち込み装置とクリンチャ装置とを、例えば複写機等の機 器の一部に取り付け固定して電動ホッチキスを形成するときは、打ち込み装置の 位置決め孔にピンを嵌合させ、さらに各ピンをとクリンチャ装置の各張り出し片 の位置決め孔に嵌合させる。これによって打ち込み装置とクリンチャ装置とがピ ンにより整合位置に位置決めされるので、この状態を保持させて打ち込み装置と クリンチャ装置とを機器に取り付ければよい。
【0009】 このようにして構成された電動ホッチキスによれば、打ち込み装置とクリンチ ャ装置との間に用紙を挿入してホッチキスを作動させると、打ち込み装置のドラ イバが駆動されてステープルを下方に打ち出し、その脚部が用紙を貫通し、さら にクリンチャ装置のクリンチャ溝に当たって折れ曲り、用紙が綴られる。その後 、用紙を打ち込み装置とクリンチャ装置との間を通過させて排出させることがで きる。
【0010】 以上のように、前記位置決め機構によれば、打ち込み装置とクリンチャ装置と が分離したホッチキスであっても、ピンによって容易に両装置を整合位置に位置 決めすることができ、互いの位置を正確に位置決めした状態で取り付けられるの で、取り付け後の使用時にも良好な綴り状態が得られる。
【0011】
図1、図2は電動ホッチキスを示すもので、このホッチキスは打ち込み装置1 とクリンチャ装置2とから構成されている。
【0012】 打ち込み装置1は、フレーム3に形成した縦長案内溝3a内にマガジン部4の 両側の摺動突起4aを上下方向に摺動可能に設け(図2参照)、マガジン部4内 のステープルを前端のドライバ5により打ち出すもので、ステープルはマガジン 部4に対して着脱自在なカートリッジ(図示せず)によって構成され、該カート リッジは打ち込み装置1の所定の取り付け位置に装着される。
【0013】 ステープルの打ち出し機構は、電動モータMからの出力により中間歯車6を介 して駆動される駆動リンク7と、駆動リンク7により作動するドライバ5とから 構成され、電動モータMで駆動リンク7を駆動し、駆動リンク7の揺動運動をド ライバ5の上下運動に変換し、図示しない送り機構により前端に送られたステー プルを上記ドライバ5によって下方に打ち出すものである。
【0014】 次に、クリンチャ装置2は、フレーム15’に上記打ち込み装置1により打ち 出されたステープルの脚部を折り曲げるクリンチャ溝8を備えるもので、クリン チャ溝8は綴り台9と一体的に形成された固定式のものでよいが、可動式のもの でもよい。
【0015】 なお、上記打ち込み装置1とクリンチャ装置2は、例えば実開平1−7108 3号に開示されたような従来公知の電動ホッチキスのマガジンを含むステープル 打ち込み部と綴り台とを上下に分離した構造のものでよい。
【0016】 次に、打ち込み装置1のフレーム3の下部から前後にそれぞれ水平の張り出し 片10、11が形成され、同様に、クリンチャ装置2のフレーム15’の上部か らも前後にそれぞれ水平の張り出し片12、13が形成されている。そして、各 張り出し片10〜13にはそれぞれ位置決め孔14が形成されている。各位置決 め孔14は、打ち込み装置1とクリンチャ装置2が互いに整合する位置、すなわ ち打ち込み装置1のドライバ5とクリンチャ装置2のクリンチャ溝8が対応する 位置で一致するように設定されている。
【0017】 さらに、15はピンであり、このピン15は上記各張り出し片10〜13の位 置決め孔14に嵌合するように形成されている。また、各ピン15の頭部には鍔 15aがピン15の軸心に対して直交する方向に形成されている。
【0018】 前記構成によれば、上記打ち込み装置1とクリンチャ装置2とを例えば複写機 等の機器の一部p、qに取り付け固定して電動ホッチキスを形成するときは、打 ち込み装置1の位置決め孔14にピン15を嵌合させ、さらに各ピン15をクリ ンチャ装置2の各張り出し片の位置決め孔14に嵌合させる。これによって打ち 込み装置1とクリンチャ装置2とがピン15により整合位置に位置決めされるの で、この状態を保持させて打ち込み装置1とクリンチャ装置2とを機器に取り付 ければよい。
【0019】 このようにして構成された電動ホッチキスによれば、打ち込み装置1とクリン チャ装置2との間に綴り用紙18を挿入して電動モータMを作動させると、打ち 込み装置1のマガジン部4が下方に摺動するとともにドライバ5が駆動されてス テープルを下方に打ち出し、その脚部が綴り用紙18を貫通し、さらにクリンチ ャ装置2のクリンチャ溝8に当たって折れ曲り、用紙18が綴られる。その後、 用紙18を打ち込み装置1とクリンチャ装置2との間を通過させて排出させるこ とができる。
【0020】 以上のように、前記位置決め機構によれば、打ち込み装置1とクリンチャ装置 2とが分離した電動ホッチキスであっても、ピン15によって容易に両装置を整 合位置に位置決めすることができ、互いの位置を正確に位置決めした状態で取り 付けられるので、取り付け後の使用時にも良好な綴り状態が得られる。
【0021】 なお、位置決めのための張り出し片とピンとはそれぞれ4個形成する必要はな く、少なくとも各3個あればよい。
【図1】本考案に係る分離型ホッチキスの位置決め状態
の説明図である。
の説明図である。
【図2】上記電動ホッチキスの作動態様説明図である。
1 打ち込み装置 2 クリンチャ装置 10〜13 張り出し片 14 位置決め孔 15 ピン
Claims (1)
- 【請求項1】 ステープル収納部内のステープルを打ち
出し機構により打ち出す打ち込み装置と、上記打ち込み
装置により打ち出されたステープルの脚部を折り曲げる
クリンチャ溝を備えるクリンチャ装置とを分離して備
え、上記打ち込み装置とクリンチャ装置との間に用紙を
挿入して綴る分離型ホッチキスにおいて、 上記各打ち出し装置とクリンチャ装置には互いに整合す
る位置で一致する位置決め孔を少なくとも3か所設け、
該位置決め孔にピンを挿入して上記打ち出し装置とクリ
ンチャ装置とを位置決めすることを特徴とする分離型ホ
ッチキスにおける位置決め機構。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP932493U JP2556455Y2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 分離型ホッチキスにおける位置決め機構 |
EP94101926A EP0612594B1 (en) | 1993-02-10 | 1994-02-08 | A motor-driven stapler |
DE69405605T DE69405605T2 (de) | 1993-02-10 | 1994-02-08 | Motorisch angetriebenes Klammergerät |
US08/650,911 US5791548A (en) | 1993-02-10 | 1996-05-17 | Motor driven stapler |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP932493U JP2556455Y2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 分離型ホッチキスにおける位置決め機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663345U true JPH0663345U (ja) | 1994-09-06 |
JP2556455Y2 JP2556455Y2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=11717300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP932493U Expired - Lifetime JP2556455Y2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 分離型ホッチキスにおける位置決め機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556455Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-10 JP JP932493U patent/JP2556455Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2556455Y2 (ja) | 1997-12-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |