JPH0663324B2 - 防水層保護押え砂利の固定方法 - Google Patents

防水層保護押え砂利の固定方法

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JPH0663324B2
JPH0663324B2 JP1844989A JP1844989A JPH0663324B2 JP H0663324 B2 JPH0663324 B2 JP H0663324B2 JP 1844989 A JP1844989 A JP 1844989A JP 1844989 A JP1844989 A JP 1844989A JP H0663324 B2 JPH0663324 B2 JP H0663324B2
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裕造 三船
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は建造物の屋上等に施された防水層を保護するた
めに防水層の上面に載置した保護押え砂利を固定する方
法に関する。
(従来の技術) 従来、建造物の屋上等に施されたアスファルト、ゴム化
アスファルト等の防水材から成る防水層を直射日光、雨
水等による老化、外力による損傷等から保護する方法と
しては、該防水層の上面に径が大きな砂利をふた並べ以
上の厚さで層状に敷き詰める方法が知られている。
しかしながら、前記方法の場合は、防水層の上面に砂利
を単に敷き詰めているので台風等によって砂利が吹き飛
ぶ懸念があるので、敷き詰める砂利は径25mm以上の大き
なものが必要であり、しかも砂利を敷き詰める場所が広
い場合は面積約3メートル平方毎に仕切板を配設して砂
利が片寄らないようにしなければならない等の問題があ
る。
そこで防水層の上面に径25mm以下の砂利を敷き詰めて厚
さ30mm程度の砂利層を形成し、該砂利層にアスファルト
エマルジョン或いは合成樹脂エマルジョンを散布し、該
エマルジョンの水分を蒸発させ、固化せしめて砂利を相
互に固着させる方法、や、前記方法において遅効性凝固
剤を添加したアスファルトエマルジョン或いは合成樹脂
エマルジョンを用いる方法、或いは、防水層の上面に予
め径25mm以下の砂利とアスファルトエマルジョン或いは
合成樹脂エマルジョンを均一に混合した砂利材を厚さ30
mm程度の層状に載置し、その上から塩化カルシウム水溶
液等の分解剤を散布して該エマルジョンを急速に分解し
凝固させる方法が行われている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記方法のうちアスファルトエマルジョ
ン或いは合成樹脂エマルジョンを散布する方法の場合
は、該エマルジョンの水分が蒸発し、固化するまでにか
なりの時間を要して作業性が悪いばかりではなく、水分
が蒸発・固化するまでの間に降雨があると散布したエマ
ルジョンが流失しやすくなり、流失したときは砂利相互
間の固着力が弱められ、また砂利の上からエマルジョン
を散布するため散布量が同等とならずその結果砂利相互
間の固着力が不均一となり、しかも気温が0℃以下にな
ったとき該エマルジョンは凍結するので使用することが
出来ない等の問題がある。また、砂利層に散布するエマ
ルジョンに遅効性凝固剤を添加したエマルジョンを用い
る方法の場合は、該エマルジョンは徐々に増粘するの
で、エマルジョンを散布した際砂利間に浸透しにくくな
って、防水層と砂利層の界面まで均一に浸透させること
が出来ない等の問題がある。また、砂利とエマルジョン
の混合砂利材を載置する方法の場合は、防水層の上面に
混合砂利材を載置した後分解剤を散布するため、該エマ
ルジョンの分解は砂利材層の表面から始まり分解剤が砂
利材層の下層まで均等に浸透しにくいので均一な防水層
への保護層を形成することが出来ない等の問題がある。
本発明は、かかる問題点を解消し、防水層の上面に形成
された保護押えの砂利層の砂利を容易にかつ確実に固着
する方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、前記目的を達成する防水層保護押え砂利
の固定方法について鋭意検討の結果、砂利層にエマルジ
ョンを散布い、固化させる代わりに砂利層の上面にアス
ファルトシートを載置し、これを加熱、溶融させること
によって砂利を相互に固着させることが出来るというこ
とを知見した。
本発明は、前記知見に基づいてなされたものであって、
本発明の防水層保護押え砂利の固定方法は、防水層の上
面に粒径5〜15mmの砂利で砂利層を形成し、該砂利層上
にアスファルト材から成るシートを載置した後、該シー
トを加熱、溶融させてアスファルト材を砂利層の砂利間
に浸透させ、砂利層の砂利を相互に固着させることを特
徴とする。
また、所定厚さの砂利層を得るためにアスファルト材で
砂利を固定された砂利層の上面に粒径5〜15mmの砂利で
新たな砂利層を形成し、該砂利層上にアスファルト材か
ら成るシートを載置した後、該シートを加熱、溶融させ
てアスファルト材を新たに形成された砂利層の砂利間に
浸透させ、新たに形成された砂利層の砂利並びに両砂利
層を相互に固着させてもよい。
砂利層の厚さは砂利層上に載置したアスファルト材を砂
利層の砂利間に均一に浸透させること等を考慮すると1
回当り15mm前後とする。
本発明で用いる砂利としてば、河川から採取された玉砂
利、安山岩等の原石を粗砕して得られた砕石砂利等が挙
げられる。また、砂利の径を5〜15mmとしたのは、砂利
径が5mmより小さいと砂利全体の総表面積が増大するの
で使用するアスファルト材が多量となるばかりではな
く、アスファルト材を加熱、溶解させて砂利間を浸透さ
せて防水層と砂利層の界面まで到達させるのに多量の熱
エネルギーを必要とするため不経済であり、また砂利径
が15mmより大きいと砂利層の厚さを15mm程度に形成する
のに不適当である等の理由からである。
砂利層に載置するアスファルト材としては、ストレート
アスファルト、混合アスファルト、ストレートアスファ
ルト或いは混合アスファルトに充填剤を添加したアスフ
ァルトコンパウンド、改質アスファルト、改質アスファ
ルトに充填剤を添加した改質アスファルトコンパウンド
等が挙げられる。
前記ストレートアスファルトとしては、一般には60〜8
0,80〜100ストレートアスファルト(JIS K 2207によ
る)を用いる。
また、混合アスファルトとしては、一般には60〜80,80
〜100ストレートアスファルト100重量部に、10〜20,20
〜30ブローンアスファルト(JIS K 2207による)を5〜
100重量部程度混合したアスファルトを用いる。
また、改質アスファルトとしては、一般には100〜120,1
20〜150ストレートアスファルト(JIS K 2207による)
に、該ストレートアスファルトと相溶性のある液状ポリ
ブタジエンゴム、液状クロロプレンゴム等の低分子量の
液状ゴム、スチレン・ブタジエン・スチレンゴム等の熱
可塑性ゴム等の合成ゴム、該ストレートアスファルトと
相溶性のあるアタクチックポリプロピレン樹脂、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン・エチルアクリ
レート共重合体樹脂等の合成樹脂を単独、或いは2種類
以上、該ストレートアスファルト100重量部に対して5
〜20重量部程度添加混合したアスファルトを用いる。
また、アスファルトコンパウンドとしては一般には前記
ストレートアスファルト、混合アスファルト、改質アス
ファルトに、タルク、珪砂、炭酸カルシウム等の無機質
充填剤を単独、或いは2種類以上、該アスファルト100
重量部に対して5〜30重量部程度添加混合したアスファ
ルトを用いる。
また、アスファルトシートは前記アスファルト材を常法
に従ってシート状に成形すればよく、該シートの厚さは
砂利層を形成する砂利の大きさおよび量、アスファルト
材中のアスファルト含有量等に応じ適宜選択すればよく
一般には1.5〜2.5mm程度とする。また該アスファルト材
シートはその両面に予め離型紙を積層しておけば、該シ
ートの保存中或いは運搬中にシートが互いに付着するこ
とがなく、かつ現場施工の際は該離型紙を剥がすだけで
砂利層上に簡単に載置出来る。
前記アスファルト材の具体例は表1に示す通りである。
尚、表1に例示の各アスファルト材による砂利の固着状
態を調べるために、次のような実験を行った。
大きさ100×100×15mmの鉄製型枠内に砕石6号(粒度5
〜13mmの砕石)の砂利をここで圧着しながら敷き詰めて
厚さ15mmの砂利層を形成し、次に砂利層の上面に表1に
示す各アスファルト材から成る大きさ100×100mm、厚さ
2mmのアスファルトシートを載置した後、夫々のアスフ
ァルトシートをプロパンガスバーナーで温度290℃に加
熱してアスファルト材を溶融させ、溶融したアスファル
ト材を砂利間に浸透させ、自然冷却した。
このようにして得られたアスファルト材が浸透した各砂
利層を夫々破壊して、砂利の固着状態を調べ、その結果
を表1に示した。
表1から明らかなように、各アスファルト材とも砂利を
砂利層の上側から下側に亘って強固に固着することが確
認された。
(実施例) 次に本発明の具体的実施例について説明する。
図面は本発明方法の1実施例によって防水層の上面に保
護押え砂利層を設ける過程を示す説明図である。
実施例1 大きさ1メートル平行のコンクリート板1の上面にゴム
化アスファルト材から成る厚さ4mmの防水シートをアス
ファルトで貼着して防水層2を形成した。次に防水層2
の上面に砕石6号(粒度5〜13mmの砕石)の砂利3をこ
てで圧着しながら敷き詰めて厚さ15mmの砂利層4を形成
した。続いて砂利層4の上面に60〜80ストレートアスフ
ァルト(JIS K 2207)材5から成る大きさ1メートル平
方、厚さ2mmのアスファルトシート6を載置した後、ア
スファルトシート6をプロパンガスバーナー7で温度29
0℃に加熱してアスファルト材5を溶融させ、溶融した
アスファルト材5を砂利3間に浸透させた後、自然冷却
した。次いで特に図示しないが砂利3が固着された砂利
層4の上面に、再度前記砕石6号の砂利を敷き詰めて厚
さ15mmの新たな砂利層を形成し、該砂利層の上面に新た
な前記アスファルトシートを載置した後、該アスファル
トシートをプロパンガスバーナーで加熱、溶融し、溶融
アスファルト材を新たに形成された砂利層の砂利間に浸
透させた後、自然冷却して防水層の上面に厚さ30mm(厚
さ15mmの砂利層が2層)の保護押え砂利層を設けた。
実施例2 砂利層の上面に載置するアスファルトシート6を厚さ1.
5mmの60〜80ストレートアスファルト50重量部と10〜20
ブローンアスファルト(JIS K 2207)50重量部とから成
る混合アスファルトシートとし、砂利層の施工を3回と
した以外は実施例1と同様の方法で防水層の上面に厚さ
45mm(厚さ15mmの砂利層が3層)の保護押え砂利層を設
けた。
実施例 3 砂利層の上面に載置するアスファルトシート6を厚さ2.
5mmの60〜80ストレートアスファルト70重量部にタルク3
0重量部を添加し混合したアスファルトシートとした以
外は実施例1と同様の方法で防水層の上面に厚さ30mm
(厚さ15mmの砂利層が2層)の保護押え砂利層を設け
た。
そして実施例1〜3の各保護押え砂利層を破壊して観察
したところ、いずれも砂利層の砂利はアスファルト材に
よってその上側から下側に亘って相互に強固に固着され
ていた。
(発明の効果) このように本発明によるときは、防水層の上面に形成さ
れた粒径5〜15mmの砂利から成る厚さ15mm前後の砂利層
の上にアスファルト材から成るシートを載置し、該シー
トを加熱、溶融し、アスファルト材を砂利層の砂利間に
浸透させてアスファルト材で砂利を固着するようにした
ので、防水層の上面に形成された保護押え砂利を容易に
かつ確実に固着することが出来るため、施工中の降雨に
影響されることがなく、また気温が0℃以下という悪条
件下でも施工することが出来るから防水層の上面への保
護押え砂利層の施工作業性がよい等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法の1実施例によって防水層の上面に保
護用砂利層を設ける過程を示す説明図である。 1……コンクリート板 2……防水層 3……砂利 4……砂利層 5……アスファルト材(シートを溶融したもの) 6……シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水層の上面に粒径5〜15mmの砂利で砂利
    層を形成し、該砂利層上にアスファルト材から成るシー
    トを載置した後、該シートを加熱、溶融させてアスファ
    ルト材を砂利層の砂利間に浸透させ、砂利層の砂利を相
    互に固着させることを特徴とする防水層保護押え砂利の
    固定方法。
  2. 【請求項2】アスファルト材で砂利を固定された砂利層
    の上面に、粒径5〜15mmの砂利で新たな砂利層を形成
    し、該砂利層上にアスファルト材から成るシートを載置
    した後、該シートを加熱、溶融させてアスファルト材を
    新たに形成された砂利層の砂利間に浸透させ、新たに形
    成された砂利層の砂利並びに両砂利層を相互に固着させ
    ることを特徴とする請求項1に記載の防水層保護押え砂
    利の固定方法。
  3. 【請求項3】砂利層は厚さ15mm前後に形成することを特
    徴とする請求項1または2に記載の防水層保護押え砂利
    の固定方法。
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