JPH0393904A - 床版防水施工方法 - Google Patents

床版防水施工方法

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JPH0393904A
JPH0393904A JP23106089A JP23106089A JPH0393904A JP H0393904 A JPH0393904 A JP H0393904A JP 23106089 A JP23106089 A JP 23106089A JP 23106089 A JP23106089 A JP 23106089A JP H0393904 A JPH0393904 A JP H0393904A
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JP
Japan
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asphalt
waterproof
layer
thermoplastic resin
damage
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JP23106089A
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English (en)
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Hajime Irita
入田 一
Takao Takemoto
竹本 孝夫
Shin Tanigawa
伸 谷川
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Toagosei Co Ltd
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Toagosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 〈産業上の利用分野〉 本発明は、近年盛んに行われるようになった道路橋鉄筋
コンクリート床版等に於ける床版防水工に関するもので
、特に、床版に対する高度の防水性が要求される場合に
利用し得る工法に関するものであり、土木建築分野で広
く利用されるものである。
〈従来の技術〉 我国の道路は、戦後の道路整備計画により、着実に整備
され進展してきているが、近年の財政的な制約や高齢化
社会の到来など、道路整備をとりまく環境が、かなり厳
しくなってきたため、国民の貴重な財産である道路資産
を長期にわたり維持保全し、耐久性の高い道路を整備し
ていくことが強く望まれている。
特に、道路橋に於いては、更新の費用が多額であり、ま
た、架台工事が社会生活に与える影響も大きいことから
、耐久性の向上が極めて重要であり、とりわけ、道路橋
の鉄筋コンクリート床版については、近年の車両の大型
化や交通量の増大に伴い、その劣化及び損傷が問題とな
っており、耐久性向上が緊急の課題となっている。
鉄筋コンクリート床版の劣化の原因の多くは、鉄筋コン
クリート床版の内部に浸透した水による損傷に起因する
ものである。すなわち、鉄筋コンクリート床版内部に浸
透した水は、床版内部の鉄筋や調材を腐食させるばかり
でなく、コンクリクートの劣化、特に操り返し荷重作用
下の床版コンクリートの劣化を促進するものであり、床
版の耐荷力や耐久性に極めて重要な影響を及ぼすもので
ある。
従って、鉄筋コンクリート床版への水の浸透の防止を目
的として防水層を設置する考えが、昭和47年の道路橋
示方言に於いて示され、その後の指針等でも防水層に関
する規定が設けられてきており、鉄筋コンクリート床版
に防水層を設置する、いわゆる床版防水工は、現在広く
行われるている.これらの床版防水工において、防水材
として使用されているものは、シート系・塗膜系・舗装
系の3種に大別されるが、舗装系の防水層は防水性の観
点から信頼性が低いためあまり行われず、シート系・塗
膜系の防水材が相半ばする形で使用されている。
く発明が解決しようとする課題〉 本発明は塗膜系の防水材を用いた床版防水工における問
題点を解決しようとするものてある。
即ち、塗膜系の床版防水材は、防水に関する信頼性はシ
ート系に及ばないとされるものの、迅速な施工が可能で
ある点において優れており、特に、道路橋コンクリート
床版を補修する際は、夜間車両通行止めとし、その間に
必ず施工を完了させなければならないため、迅速な施工
が可能な塗膜系床版防水材に対するニーズは大きい。
しかしながら、従来の塗膜系の床版防水材には以下のよ
うな問題点があった。
すなわち、床版防水材施工後、塗膜上をダンプトラック
、アスファルトフィニッシャー等の大型重機がアスファ
ルト舗装のために通行する際、特にアスファルトフィニ
ッシャーのキャタピラより受ける圧縮力及び剪断力によ
って、塗膜の巻き上げ等防水塗膜が損傷を受け、防水性
能付与のために重要な点であるシームレスな塗膜の形或
が阻止され、塗膜系床版防水材の防水性の低下を来して
いるのである。
重機通行時に重機が塗膜に損傷を与え防水欠陥を生じさ
せることを防止する方法として2つの方法が考えられる
。すなわち、1つは防水塗膜自体を強靭化する方法であ
る。しかしこの方法では、防水塗膜が優れた防水性を有
する理由である柔軟性、即ちコンクリート床版にひびわ
れが発生してもそれに追従して防水性を維持するという
、防水塗膜に必須とされる柔軟性を損ない、引いては防
水塗膜の本来の特性である防水性を失ってしまうことに
なり採用し難いものである。
もう1つの対策は塗膜上に損傷防止処置を施す事である
現在使用されている損傷防止処置として、舗装時に使用
するアスファルト合材の一部を重機通行場所に比較的薄
く散布する方法がある。しかし、この方法は、施工に労
力を要するばかりでなく、アスファルト合材中に含まれ
る骨材の下敷になった塗膜のある程度の損傷を容認しな
ければならず、さらに散布したアスファルト合材が冷え
ると、その上に、舗装時、アスファルト合材を打設・転
圧しても十分な接着力が得にくく、路面に欠陥が生じ易
い言う欠点も有している。
以上より明らかな様に、床版防水工として好ましい柔軟
な防水塗膜の重機等による損傷による防水性能の低下を
防止する優れた方法及び損傷防止材が強く求められてい
るのである。又、損傷防止材には塗膜の損傷を防止する
だけでなく、防水塗膜並びにアスファルト層と十分な接
着性を有するものが更に強く求められているのである。
本発明者は、上記問題点を解決すべく鋭意検討を行った
のである。
(口)発明の構戒 く課題を解決するための手段〉 本発明者は、塗膜系の床版防水材を施工する際に於いて
、損傷防止材として熱可塑性樹脂粒子を適用することに
より、重機通行時に於ける塗膜の損傷を防止し、さらに
、上記の熱可塑性樹脂粒子として、特定温度範囲の軟化
点を有するものを用いるときは、アスファルト舗装時の
アスファルト自体の熱により粒子が溶融し、防水層とア
スファルト層の接着性向上に寄与するばかりでなく、例
え防水層に損傷が生じても溶融した高分子材料が損傷部
に充填され、シームレスな防水層を形或する事を見いだ
し、本発明を完威した。
すなわち、本発明は、コンクリート床版の表層に施され
た塗膜防水層の上に熱可塑性樹脂粒子を散布したのちア
スファルト舗装を施す事を特徴とする床版防水施工方法
に関するもの、及び該熱可塑性樹脂粒子の軟化点が20
゜C〜120゜Cである事を特徴とする床版防水施工方
法に関するものである。
○熱可塑性樹脂粒子 本発明に使用される熱可塑性樹脂粒子の例としては、エ
チレンー酢酸ビニルコボリマー(以下EVAと略す)、
エチレンーアクリル酸エチルコポリマ−(以下EEAと
略す)に代表されるエチレンーアクリル酸アルキルコポ
リマー、ポリビニルアルコール、エチルセルロース、ポ
リエチレン、プチルメタクリル樹脂、ポリスチレン及び
その共重合体、ポリイソプチレン、炭化水素樹脂、ポリ
プロピレン、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
カーボネート等の粒子が挙げられる。これらの樹脂の軟
化点は、その種類、構造、共重合割合等に応じて変化す
るものであり、軟化点が20℃〜120″Cの範囲の樹
脂といえば必然的に定められるものであり、また実際に
測定することも可能なものである。本発明にとりこれら
の熱可塑性樹脂粒子の中で好ましいものは、EVA粒子
である。
EVAは柔軟でかつ強靭であり、各種の基材に対し良好
な接着性を示し、損傷防止材として優れた性能を有して
いる。又、軟化点も共重合割合を変えることにより、任
意に調製し得る。更に、EVAは酢酸ビニル含有量とメ
ルトフローレート(以下MFRと略す)により、各種各
様の性能の物を容易に得ることができるので非常に有用
なものである。本発明にとり、EVA粒子の中でも、酢
酸ビニル含有量がlO重量%以上で、MFRが10dg
/min以上の物が特に好ましい。この範囲にあるEV
Aは、アスファルト舗装時のアスファルト自体の熱によ
り容易に溶融し、防水層とアスファル.ト層の接着性を
大きく向上させることが出来る。
本発明の熱可塑性樹脂粒子として、防水層とアスフアル
ト層との接着性をさらに高める目的で、必要に応じて、
ワックス類、可塑剤、粘着付与剤(タッキファイヤー)
、充填剤等の配合されたものを適用することも可能であ
り好ましいことである。
本発明の熱可塑性樹脂粒子の形状としては、ビーズ、ペ
レット、ビレット、スラブ、プロンク、チップ等から任
意に選定する事ができるが、防水層に損傷を与えにくい
と言う観点から、球形もしくは楕円体が好ましい。球形
もしくは楕円体以外の形状のものは、その鋭角部により
防水層を損傷し易い傾向があり、塗膜の損傷防止と言う
観点から、避けるのが好ましい。又、その大きさとして
は、散布の容易性、圧縮力及び剪断力の分散性、溶融の
容易性等から、その径が、短径・直径にかかわりなく、
0.5mm〜6an程度のものが好ましい。
本発明において熱可塑性樹脂粒子の防水塗膜上への散布
は、単一層を形威せしめるように均一に散布されること
によって、防水塗膜の損傷防止材として優れた性能を発
揮し、さらには防水塗膜とアスファルト層との接着性を
向上せしめるという目的を有するものであるから、本発
明の熱可塑性樹脂粒子は防水塗膜上に0.5〜3kg/
rrfの散布量で均一に散布されるのが好ましい。防水
塗膜上に均一に敗布された量が、0. 5 kg/rr
fを下回ると、防水塗膜の損傷防止材としての性能が不
足する恐れが生し、さらに防水層とアスファルト層との
間に対して十分な接着力を発揮させることも困難になる
。散布量が3kg/rrfを上回って敗布しても、それ
に応じた効果の向上は認められず、単に価格の上昇を招
くたけてあり好ましくない。
○塗膜防水剤 本発明の床版防水施工方法で用いられる塗膜防水層の材
料としては、−i的に床版防水材として使用されている
ものの中から任意に選択する事ができる。床版防水材の
例としては、エポキシ樹脂系、スチレンゴム系、MMA
系、ウレタン系、ゴムアスファルト系、ポリエステル樹
脂系、アクリルゴム系等がある。中でも好ましいのは、
アクリルゴム系の床版防水材であり、アクリルゴム系床
版防水材は高度の柔軟性を有しているため、下地床版の
ひび割れに対しても十分に追従し、床版中への漏水を防
止する効果に特に優れている。
○アスファルト合材 本発明において、熱可塑性樹脂粒子を散布したのち、施
されるアスファルト舗装に用いられるアスファルト合材
には、特に限定はなく、一般に用いられているアスファ
ルト合材が、本発明においても何ら支障なく使用される
く作用〉 本発明の床版防水施工方法によれば、防水塗膜の損傷が
なく防水性能に優れ、特定の軟化点のものを適用するこ
とにより、更に防水塗膜並びにアスファルト層との間に
、十分な接着性をも有する、防水塗膜上に損傷防止材を
施した2層構造の床版防水構造を形戒するという優れた
作用が奏されるのである。
即ち、従来行われていた硬い骨材を含有するアスファル
ト合材とは異なり、熱可塑性樹脂粒子、特に軟化点が2
0〜120゜Cの範囲である熱可塑性樹脂粒子は、弾力
性に冨むために、重機通行時に塗膜にかかる圧縮力及び
剪断力を分散させ、また熱可塑性樹脂粒子そのものが、
重機の荷重により変形するため、防水層への集中的な荷
重を防止し、塗膜の損傷を最小限に抑制する。また、塗
膜に損傷が生じた場合でも、本発明に使用する熱可塑性
樹脂粒子は、アスファルト舗装時に受けるアスファルト
自体の熱によっって熔融することによって、塗膜の損傷
部を隙間なく充填し、シームレスな防水塗膜を付与する
という作用も奏する。
さらに、かなりの重量物であるアスファルト合材の散布
には、かなりの労力及び熟練を必要とするが、熱可塑性
樹脂粒子を防水層に散布する方法は、熱可塑性樹脂粒子
が軽量であるため施工が非常に容易であるという優れた
作用も有するうえ、熱可塑性樹脂粒子はアスファルト合
材と異なり高温でないため、取扱上安全であるという作
用も有する。
さらに、散布して冷えたアスファルト合材は、その上に
施されるアスファルト舗装との接着力が不良であるが、
軟化点が20〜120゜Cの熱可塑性樹脂粒子は、アス
ファルト舗装時にかかるアスファルト自体の熱により容
易に溶融し、アスファルト合材の隙間部に浸透するため
、十分なアンカー効果を発揮し、防水層とアスファルト
層の接着性を向上させる作用を有する。
なお、熱可塑性樹脂粒子を、鉄筋コンクリート床版に直
接散布し、その上からアスファルト舗装する事により、
本発明の熱可塑性樹脂粒子を防水層として使用すること
も、可能であるが、この方法で防水層を形威させる場合
、シームレスな塗膜を形威し得ないことが起こりやすい
ので、熱可塑性樹脂粒子の散布には十分に配慮し、高度
に均一に散布しなければならない。
〈実施例〉 以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明についてさ
らに具体的に説明する。
なお、本発明は実施例のみに限定されない。
実施例及び比較例に於ける試験は次の通りであり、実際
の床版防水工を模擬して行うものである。
(1)試験方法 ■コンクリート床版の作或 打設するコンクリートは阪神高速道路公団土木工事共通
仕様書−61年8月に於けるCN302Bに相当するも
のを使用した。使用コンクリートの性状は以下の通り。
セメントの種類: 粗骨材の最大寸法: 呼び強度: スランプ: 空気量: ■防水層の施工 コンクリート床版を打設して、28日経過した後に、防
水層を施工する。先ず、防水層の密着を良くする目的で
、塩素化ポリプロピレンのトルエン溶液を塗布し、十分
乾燥させた。その後、防水塗膜を施工し、十分乾燥硬化
させた。尚、試験に供した防水塗膜は屋根防水用塗膜材
(アクリルゴム系塗膜防水材二東亜合或化学工業(株)
製)を使用した。本防水塗膜は柔軟性に優れており、そ
普通ボルトランドセメント 25M 300kg 8印 4% のままでは、ダンプトラック、アスファルトフィニッシ
ャー等の重機通行時に損傷を受け易いものである。本試
験の目的の一つは、防水塗膜が重機通行時にどの程度の
損傷を受けるかを見きわめる事であるので、特に損傷を
受け易い防水塗膜を選択した。
■防水塗膜の損傷防止処置 防水塗膜を保護する目的で、防水塗膜上に損傷防止処置
を施す。いかなる損傷防止処置を施すかは、実施例、及
び比較例に記載した。
■アスファルト舗装 損傷防止処置を施した防水塗膜上にアスファルト合材を
舗装する。先ず、重機通行により防水塗膜がどの程度損
傷を受けるかを見きわめる目的で、12tダンプトラッ
ク、15tアスファルトフィニッシャーの順に、防水塗
膜上を通行させた。重機通行後の、防水塗膜の損傷度を
目視確認した後、密粒度アスコン(13)を転圧後70
mmの厚さになるように舗装する。転圧後のアスファル
ト層の性状を調査した結果、平均密度2.40、締め固
め度99.0%であった。
(2)評価項目及び方法 評価項目及び方法を以下に示す。
■重機通行後の防水塗膜の損傷度 重機通行後の防水塗膜の損傷度を目視にて評価した。
■引張接着強度 日本道路公団の規定する「コンクリート床版防水層の試
験方法」に準拠して測定した。
実施例1−2 防水層の損傷防止処置として、3[IIIn〜5鴫の粒
径のビーズ状の軟化点40゜CのEVA及びEEAを、
防水層上に均一に散布した。尚、EVAは酢酸ビニル含
有量28重景%、M F R 4 0 0 dg/mi
nのものであった。散布量は1.0kg/rffであっ
た。
試験結果を表−1に示す。重機通行試験では防水層に損
傷は認められなかった。また、防水層とアスファルト層
は十分な接着力を示した。
実施例3−4 防水層の損傷防止処置として、3圓〜5■の粒径のビー
ズ状の軟化点150″CのEVA及びEEAを、防水層
上に均一に散布した。試験結果を表1に示す。重機通行
試験では防水塗膜に損傷は認められなかった。しかし、
防水層とアスファルト層の接着力が不十分であった。こ
れは、EVA及びEEAがアスファルト舗装時にアスフ
ァルト自体から受ける熱により十分に溶融しないためで
ある。
比較例1−2 防水層の損傷防止処置として、炭酸カルシウム、及びア
スファルト合材(密粒度アスコン(1 3) )を防水
層上に均一に散布した。散布量は、炭酸カルシウムが0
.1kg/rrf、アスファルト合材が10 kg/r
rrであった。試験結果を表−1に示す。
重機通行試験の結果、防水層に損傷が認められ、また、
防水層とアスファルト層の接着力も不十分であった。
炭酸カルシウムを散布したものは、重機通行時の圧縮力
及び剪断力が直接防水塗膜に伝達されるため、損傷防止
処置としての効果が発揮されない。
また、炭酸カルシウムは防水層とアスファルト層との接
着力を著しく低下させるため、その面からも好ましくな
い。
アスファルト合材を散布したものは、骨材の下敷になっ
た防水塗膜が局部的な集中荷重を受けるため、塗膜損傷
に至っている。また、散布したアスファルト合材部の転
圧が不十分であるため、防水層とアスファルト層との接
着力も劣っている。
比較例3 防水層の損傷防止処置を施さず、アスファルト舗装を施
工した。試験結果を表−1に示す。重機通行試験を行っ
た結果、重機通行により塗膜が巻き上げられ、塗膜に損
傷を生じた。なお、防水層とアスファルト層は十分な接
着力を示した。
実施例5 防水層の損傷防止処置として、3(1)〜5ITI[I
1の粒径のビーズ状の酢酸ビニル含有量28%、MFR
l dg/minのEVAを或形したものを、防水層上
に散布した。試験結果を表−1に示す。重機通行試験の
結果、防水層に損傷は認められなかった。しかし、防水
層とアスファルト層の接着力は不十分であった。これは
、本試験で使用したEVAが、アスファルト舗装時に受
けるアスファルト自体の熱によって十分に溶融しないた
めである。
一一一(以 下 余 白)一一一 (ハ)発明の効果 本発明の床版防水施工方法、即ち、コンクリート床版の
表層に防水塗膜を施工し、かつその防水塗膜上に損傷防
止材として熱可塑性樹脂粒子を施した後に、アスファル
ト舗装を施す方法は、特に特定の軟化点の熱可塑性樹脂
粒子を適用することにより、以下の様に優れた性能を有
するものである。
(1)優れた防水性を有する。
(2)アスファルト層との接着性に優れる。
(3)重機通行に対する抵抗性に優れる。
即ち、熱可塑性樹脂粒子は、重機通行時に塗膜にかかる
圧縮力及び剪断力を分散させ、また防水層への集中的な
荷重をX避けさせ、塗膜の損傷を最小限に抑制し、また
、塗膜に損傷が生した場合でも、アスファルト舗装時に
受けるアスファルト自体の熱によっつで容易に溶融し、
塗膜の損傷部を隙間なく充填し、防水塗膜をシームレス
なものとし、隙間部に浸透した熱可塑性樹脂は、アンカ
ー効果を発揮し、防水層とアスファルト層の接着性を向
上させるうえに、熱可塑性樹脂粒子は軽量であるため施
工が非常に容易であり、さらに、常温で取り扱えるため
、取扱上安全である。
以上の様に、本発明方法は優れた性能を有するため、道
路橋の鉄筋コンクリート床版を始めとして、各種コンク
リート床版に適用され、それらの耐久性向上に寄与する
こと大なるものであり、土木建築業界に大きく貢献し得
るものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、コンクリート床版の表層に施された塗膜防水層の上
    に熱可塑性樹脂粒子を散布したのちアスファルト舗装を
    施す事を特徴とする床版防水施工方法。 2、熱可塑性樹脂粒子が20℃〜120℃の温度範囲の
    軟化点を有する熱可塑性樹脂粒子である事を特徴とする
    特許請求の範囲第1項の床版防水施工方法。
JP23106089A 1989-09-06 1989-09-06 床版防水施工方法 Pending JPH0393904A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003313817A (ja) * 2002-04-24 2003-11-06 Mitsubishi Chemicals Corp 床版防水構造
JP2012510013A (ja) * 2008-11-27 2012-04-26 シーカ・テクノロジー・アーゲー レーンシール及びその製造方法
CN109112919A (zh) * 2018-09-27 2019-01-01 大连美宸特环保节能产品有限公司 一种防水路基面的施工方法

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