JPH0663285U - 手作業用電動工具の仮置装置 - Google Patents

手作業用電動工具の仮置装置

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JPH0663285U
JPH0663285U JP356993U JP356993U JPH0663285U JP H0663285 U JPH0663285 U JP H0663285U JP 356993 U JP356993 U JP 356993U JP 356993 U JP356993 U JP 356993U JP H0663285 U JPH0663285 U JP H0663285U
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将男 橋谷
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有限会社橋谷鉄工所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手作業用電動工具を使用した作業における作
業性を高める。 【構成】 回転部54を有する手作業用電動工具50に
給電する給電手段41と、上記電動工具50をその回転
部54の回転を許容し得る状態で保持する保持手段1
と、該保持手段1による上記電動工具50の保持状態を
検出する保持状態検出手段2,22,31と、該保持状態
検出手段2,22,31により保持状態が検出されたとき
上記給電手段41による上記電動工具50への給電を停
止させる給電停止手段6とを備える。電動工具50を回
転状態のまま保持手段1に保持させてこれを仮置きする
と、これが保持状態検出手段2,22,31により検出さ
れ、給電停止手段6をして該電動工具50への給電が停
止されその回転部の回転が自動的に停止する。作業をす
る場合には、電動工具50を保持手段から取り外すこと
で該電動工具50への給電が再開され上記回転部54が
回転する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、手作業用電動工具をその作業の途中で一時的に仮置きするための 手作業用電動工具の仮置装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
手作業用電動工具、例えば、手作業用の電動グラインダーを使用して所要の研 削作業を行う場合における電動グラインダーの使用方法としては、作業開始時に は電動グラインダーを手にもってその適所に配置された手元スイッチをON操作 し円板砥石を回転させて作業を行うとともに、作業終了時あるいは作業中断時に は該手元スイッチをOFF操作したのち電動グラインダーを作業床面等に置き、 作業対象物の事後処理あるいは次回の作業の準備をし、然る後、再び電動グライ ンダーを手にとって手元スイッチをON操作し次回の作業に移るのが一般的な方 法である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この場合、作業の終了時あるいは中断時においては、手元スイッチ をOFF操作した後、円板砥石の回転が完全に停止する以前に電動グラインダー を作業床面に置くと、該円板砥石が周囲の物に接触して該電動グラインダーが予 想しない動きをすることもあり危険である。このため、かかる場合には、円板砥 石の回転が完全に停止するまで電動グラインダーを手に持ち続け、完全に停止し た後に電動グラインダーを作業床面等に置くことになる。
【0004】 しかし、特に短時間の作業を連続的に繰り返して行うような場合には、上述の ように、一回の作業毎に手元スイッチのON−OFF操作を行い且つ作業終了時 に円板砥石の回転が完全に停止するまで電動グラインダーを手に持っていなけれ ばならないとすれば、作業タクトが長くなって作業能率が極端に低下することに なるため好ましくない。さりとて、危険を承知で円板砥石の停止を待たずして電 動グラインダーを床面に置くこともできず、このことから、かかる得失相反する 二つの要求を同時に達成し得るような技術の開発が要請されるところである。
【0005】 そこで本願考案は、作業時毎における電動工具の発停操作を作業者による手元 スイッチのON−OFF操作によらずに自動的に行えるようにすることで作業性 の向上と作業上の安全性とを両立し得るようにした手作業用電動工具の仮置装置 を提供せんとしてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するための具体的手段として、請求項1記載の考案では、回 転部を有する手作業用電動工具に給電する給電手段と、上記電動工具をその回転 部の回転を許容し得る状態で保持する保持手段と、該保持手段により上記電動工 具が保持されたことを検出する保持状態検出手段と、該保持状態検出手段により 上記電動工具の保持状態が検出されたとき上記給電手段による上記電動工具への 給電を停止させる給電停止手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】 請求項2記載の考案では、請求項1記載の手作業用電動工具の仮置装置におい て、上記保持手段を防振材で構成したことを特徴としている。
【0008】
【作用】
本願各考案ではかかる構成とすることによってそれぞれ次のような作用が得ら れる。
【0009】 請求項1記載の考案では、電動工具を使用しての作業が終了した時点で該電動 工具を作動状態のまま、即ち、回転部を回転させた状態のままこれを保持手段に 保持させる(即ち、仮置きする)と、該電動工具が保持されたことを保持状態検出 手段が検出し、これを受けて給電停止手段が作動し、給電手段をしての上記電動 工具への給電が停止され、該電動工具の回転部は自動的に回転停止される。
【0010】 一方、この電動工具を仮置きした状態から再度作業に使用する場合には、作業 者が該電動工具を保持手段から取り外すと上記給電停止手段による給電停止作用 が解除され、給電手段から電動工具に再び給電が開始され、該電動工具の回転部 が回転し、所要の作業が可能な状態となる。
【0011】 請求項2記載の考案では、上記作用に加えて次のような作用が得られる。即ち 、上記保持手段に電動工具を作動状態のままで仮置き保持させると、給電停止手 段により電動工具への給電が停止され回転部は最終的には回転停止されるものの 、給電停止後も所定期間は慣性回転を持続する。この場合、保持手段が防振材で 構成されていることから、例え上記回転部の慣性回転により振動が発生してもこ の振動は保持部材によって効果的に減衰緩和されるものである。
【0012】
【考案の効果】
従って、本願各考案の電動工具の保持装置によれば、作業者が電動工具を保持 手段に仮置き保持させることで該電動工具への給電が停止され、また該電動工具 を保持手段から取り外すことで該電動工具への給電が再開されるので、作業者は 作業の開始時及び終了時毎に該電動工具の手元スイッチを操作する必要がなくな るとともに、作業停止時においても回転部が完全に停止するまで電動工具を持ち 続けるという必要がなくなることから、該電動工具を使用しての作業における作 業能率が格段に向上し、作業性の改善によりコストダウンを図り得るという実用 的な効果が得られるものである。
【0013】 また、特に請求項2記載の手作業用電動工具の仮置装置の如く保持手段を防振 材で構成した場合には、上記の効果に加えて、電動工具の仮置き直後における回 転部の慣性回転による振動が抑制されることから振動騒音の低減が図れ、延いて は作業環境の改善にも寄与できるという効果が得られるものである。
【0014】
【実施例】
以下、本願考案の電動工具の保持装置を添付図面に基づいて具体的に説明する 。
【0015】 第1実施例 図1及び図2には、本願考案の第1実施例にかかる手作業用電動工具の仮置装 置Z1が示されている。この仮置装置Z1は、電動グラインダー50(実用新案登 録請求の範囲中の電動工具に該当する)を仮置きさせることで該電動グラインダ ー50への給電及び給電停止を自動的に行えるようにしたものであって、後述す る保持部材1と、該保持部材1が取り付けられる可動部材2と、床面上に載置さ れる基台4に対して傾斜状に立設されるとともに上記可動部材2を枢支せしめる 固定部材3等を備えている。
【0016】 尚、上記電動グラインダー50は、作業時において作業者の把持部となるとと もにその内部にモータ(図示省略)を内蔵配置せしめた筒状の胴部51と、該胴部 51の一端に連続して形成された頭部52と、該頭部52から側方へ突出する回 転軸(図示省略)に取り付けられた円板砥石54と、該円板砥石54の下半部を覆 う半円状の保護カバー53とを備えるとともに、上記胴部51の端部にはコンセ ント56を備えた電源コード55と上記モータの発停操作を行う手元スイッチ5 7とが設けられている。
【0017】 上記保持部材1は、実用新案登録請求の範囲中の保持手段に該当するものであ って、防振ラバー等の防振材で構成された頭部保持部11と胴部保持部12とを 備えている。この頭部保持部11は、図2に鎖線図示するように、上記電動グラ インダー50の頭部52と保護カバー53部分を保持するためのものであって、 その上面11aから前面11bに跨って形成された円弧状凹部16の内部に上記電 動グラインダー50の保護カバー53部分をその上方側から嵌装せしめるための 溝状のカバー保持用凹部13を形成するとともに、該前面11bには上記電動グ ラインダー50の胴部51を支持するための第1の胴部保持用凹部14を形成し ている。尚、上記カバー保持用凹部13は、上記電動グラインダー50の保護カ バー53部分を保持した状態においては、上記円板砥石54と非接触状態を維持 して該円板砥石54の自由回転を許容し得るようにその形状寸法が設定されてい る。
【0018】 また、上記胴部保持部12は、図2に鎖線図示する如く、上記電動グラインダ ー50の胴部51の下端寄り部分を支持するためのものであって、上記頭部保持 部11から所定間隔をもって配置されるとともに、その前面12aには第2の胴 部保持用凹部15を形成している。
【0019】 上記可動部材2は、プレート体を略矩形皿状に折曲形成して構成されるもので あって、その前面2aの上部には上記保持部材1が、その頭部保持部11を上方 に位置せしめた状態で接着固定されている。また、この可動部材2の前面2aの 下部には、コンセント41と切換スイッチ42と表示灯43とが設けられている 。このコンセント41は、電源コード58を介して電源に接続される。また、切 換スイッチ42は、電源と上記コンセント41との間の電気回路を選択的に開成 あるいは閉成するものであって、その閉成状態(スイッチON状態)においては上 記コンセント41が電源に接続される。従って、このコンセント41に上記電動 グラインダー50のコンセント56を接続することで該電動グラインダー50側 に給電され、上記円板砥石54は手元スイッチ57をON操作することでモータ により所定速度で回転駆動されることとなる。また、この状態においては、上記 表示灯43が点灯し、作業者に給電状態であることを知らしめるようになってい る。尚、この実施例においては、上記コンセント41が実用新案登録請求の範囲 中の給電手段に該当する。
【0020】 上記固定部材3は、プレート体を断面略コ字状に折曲してなるものであって、 その上端部には、枢支軸5によって上記可動部材2の上端部が接離方向(図2の 矢印aーb方向)に枢支せしめられている。また、この固定部材3と可動部材2と の間には、スプリング7と緩衝ラバー8とが設けられており、該可動部材2は上 記スプリング7のバネ力によって傾斜状態で弾性支持されるとともに、該緩衝ラ バー8によって可動部材2の固定部材3への接近方向(矢印B方向)の位置規制が なされるようになっている。
【0021】 尚、このスプリング7のバネ力は、上記保持部材1に電動グラインダー50が 仮置きされていない状態においては、図2に実線図示するように、上記緩衝ラバ ー8と上記固定部材3との間に所定の隙間Sが確保された状態のまま上記可動部 材2の姿勢を保持する一方、上記保持部材1に電動グラインダー50が仮置きさ れた状態においては、同図に鎖線図示するように、電動グラインダー50の自重 により発生する上記枢支軸5回りの回転モーメントを受けて縮小変位し上記可動 部材2の矢印b方向への回動を許容し得る如く適宜に設定されている。
【0022】 即ち、この実施例においては、上記保持部材1により電動グラインダー50が 保持されたことを上記可動部材2の回動変位によって検出し得るようになってお り、従って、この実施例においてはこの可動部材2が実用新案登録請求の範囲中 の保持状態検出手段に該当することになる。
【0023】 一方、上記可動部材2には、該可動部材2から上記固定部材3側に向って延出 するステー17を介してリミットスイッチ6が、進退変位可能な接触子6aを上 記固定部材3の内面3aに近接対向させた状態で取り付けられている。また、こ のリミットスイッチ6は、上記接触子6aが押圧操作された場合(ON時)には、 例え上記切換スイッチ42がON状態にあっても、強制的に上記コンセント41 と電源との電気回路を開成する如く作用する。従って、この実施例においては、 このリミットスイッチ6が実用新案登録請求の範囲中の給電停止手段に該当する 。
【0024】 尚、このリミットスイッチ6の取付位置は、図2に実線図示するように上記緩 衝ラバー8が固定部材3との間に隙間Sを形成している状態(即ち、電動グライ ンダー50が仮置きされていない状態)においては上記固定部材3の内面3aと非 当接状態(即ち、OFF作動)に保持される一方、上記可動部材2が矢印b方向に 回動して上記緩衝ラバー8が固定部材3側に当接し該可動部材2のそれ以上の回 動が規制された状態(即ち、電動グラインダー50の仮置き状態)においては上記 固定部材3の内面3aに当接してON作動されるように、上記可動部材2と固定 部材3との相対関係に対応して設定されている。
【0025】 以上の如く構成された仮置装置Z1を使用してのグラインダー作業について説 明すると、この仮置装置Z1の使用に際しては、先ず上記電源コード58を電源 に接続するとともに上記切換スイッチ42をON設定してコンセント41に給電 させる。この状態において、上記コンセント41に上記電動グラインダー50側 のコンセント56を接続し、該電動グラインダー50を作動可能状態とする。
【0026】 しかる後、電動グラインダー50を手に持ち、手元スイッチ57をON操作し て円板砥石54を回転させ、該円板砥石54によって所要の研削作業を行う。研 削作業が終了すると、作業者は上記手元スイッチ57をON状態としたまま(即 ち、上記円板砥石54が回転しているまま)で電動グラインダー50を仮置装置 Z1の保持部材1に仮置きしこれを保持させる。この場合、円板砥石54と頭部 保持部11とは接触しないようにされていることから、電動グラインダー50が 予測できない動きをする危険性もない。
【0027】 そして、作業者が保持部材1に保持された電動グラインダー50から手を離す と、該電動グラインダー50の自重による回転モーメントを受けて上記可動部材 2が保持部材1と一体的に上記枢支軸5を中心として矢印b方向に回動する。こ の可動部材2の回動変位により、上記リミットスイッチ6の接触子6aが固定部 材3に押圧されてON状態となり、上記コンセント41への給電を停止させる。 従って、上記電動グラインダー50のモーターの給電も停止され、上記円板砥石 54は慣性回転状態となるものの、次第に減速して最終的には停止する。即ち、 作業者は、作業終了時には何等スイッチ操作を行うことなく電動グラインダー5 0を停止状態とすることができるものである。尚、この際、上記保持部材1が防 振材で構成されていることから、上記円板砥石54の慣性回転による振動が可及 的に吸収緩和され、振動騒音が抑制されるものである。
【0028】 更に、この停止状態から作業を再開する場合には、作業者は保持部材1に仮置 き保持されている電動グラインダー50を手で把んでこれを該保持部材1から取 り外すが、この電動グラインダー50の取り外し操作とともに上記可動部材2に かかっていた電動グラインダー50の自重による回転モーメントが消滅すること から、該可動部材2は矢印a方向に復帰回動し、これに伴って上記リミットスイ ッチ6の接触子6aが固定部材3から離間してOFF状態とされる。従って、上 記コンセント41への給電、即ち、上記電動グラインダー50のモータへの給電 が再開され、上記円板砥石54は回転せしめられる。このため、作業者は電動グ ラインダー50を仮置装置Z1から取り出した後、なんらスイッチ操作を行うこ となく該電動グラインダー50を使用しての作業に移行することができることに なる。
【0029】 このように、この実施例の仮置装置Zを使用すれば、作業者は作業開始時及び 終了時において手元スイッチ57を何等操作する必要がなく、また特に作業終了 時には電動グラインダー50を保持部材1に仮置き保持させた直後に該電動グラ インダー50から手を離して別の作業に移ることができるものである。従って、 作業の開始時及び終了時毎に手元スイッチ57を操作し、且つ作業終了時には手 元スイッチ57をOFF操作した後も円板砥石54の回転が完全に停止するまで 電動グラインダー50を持ち続ける必要がある従来の作業方法に比して、作業能 率が格段に向上し、延いてはコストダウンにも寄与し得るものである。そして、 このような効果は、短時間の作業を所定間隔で繰り返して行うような作業条件下 においては最も顕著となるものである。
【0030】 尚、この実施例においては、上記基台4を床載置方式としているが、本願考案 はこれに限定されるものではなく、例えばこれをクランプ機構で構成し、このク ランプ機構により仮置装置Z1をテーブルの縁部に締着固定するようにもできる ことは勿論である。
【0031】 第2実施例 図3には、本願考案の第2実施例にかかる仮置装置Z2が示されている。この 仮置装置Z2は、基本的には上記第1実施例のものと同様であり、該第1実施例 のものと異なる点は、保持部材1への電動グラインダー50の保持状態の検出構 造である。即ち、この実施例のものにおいては、上記保持部材1が取り付けられ た可動部材22と、脚部23を介して上記基台4に固定された固定部材21とを 有するものであるが、この固定部材21に対して上記可動部材22を連結するに 際しては、該可動部材22側に取り付けたガイドロッド24に上記固定部材21 を摺動可能に嵌挿せしめ、これによって該可動部材22を固定部材21に対して 上下方向(矢印cーd方向)にスライド可能としている。そして、上記可動部材22 をスプリング25によって常時矢印c方向に付勢するとともに、該スプリング2 5のバネ力を適宜に設定することで、上記保持部材1に電動グラインダー50が 仮置き保持されていない状態では上記可動部材22を上方(矢印c方向)へ引き上 げて保持し、上記電動グラインダー50が仮置き保持された状態では該電動グラ インダー50の自重のガイドロッド軸方向への分力により縮小変位して該可動部 材22が下方(矢印d方向)へ移動するのを許容し得るようにしている。
【0032】 さらに、上記固定部材21側に上記リミットスイッチ6を取付けるとともに、 上記ガイドロッド24に当接板26を設けている。そして、このリミットスイッ チ6と当接板26との相対取付位置は、可動部材22が上記スプリング25のバ ネ力によって上方に引き上げられた状態では該リミットスイッチ6の接触子6a が上記当接板26と非当接状態を維持して該リミットスイッチ6がOFF設定さ れ、逆に可動部材22が上記自重分力により下方に押し下げられた状態では該リ ミットスイッチ6の接触子6aが当接板26により押圧されてON設定されるよ うに、上記可動部材22と固定部材21との相対変位に関連して設定されている 。
【0033】 このように構成された仮置装置Z2においては、保持部材1に電動グラインダ ー50が仮置き保持されていない状態にあっては、該保持部材1とともに可動部 材22が上動位置にありリミットスイッチ6がOFF設定されることから、コン セント41へ給電され、従って、電動グラインダー50の円板砥石54は回転し 作業可能な状態となる。これに対して、上記保持部材1に電動グラインダー50 が仮置き保持されると、該保持部材1とともに可動部材22が下動し上記リミッ トスイッチ6がON設定されるため、上記電動グラインダー50への給電が停止 され、上記円板砥石54は回転停止される。
【0034】 このように、この実施例の仮置装置Z2においても、上記第1実施例の仮置装 置Z1と同様の作用効果が得られるものである。尚、この実施例においては、上 記可動部材22が実用新案登録請求の範囲中の保持状態検出手段に該当する。
【0035】 第3実施例 図4には、本願考案の第3実施例にかかる仮置装置Z3が示されている。この 実施例の仮置装置Z3は、上記第1及び第2実施例のものが、ともに保持部材1 への電動グラインダー50の仮置き保持状態を該保持部材1が取り付けられた可 動部材2及び同22の変位として検出し、それによって上記リミットスイッチ6 をON−OFF設定するようにしていたのに対して、この実施例のものにおいて は、可動部材を廃止して固定部材30のみとし、該固定部材30に直接上記保持 部材1を取り付けるとともに、該固定部材30にロッド31を進退可能に配置し てその先端部31aを上記保持部材1の胴部保持部12の第2の胴部保持用凹部 15上に突出させ、該ロッド31の先端部31aに上記電動グラインダー50が 当接して該ロッド31が後退変位した時に、これをもって該電動グラインダー5 0が仮置き保持状態であることを検出するようにしている。そして、このロッド 31の後退変位に伴って、その後端部31bに設けたストッパー32がリミット スイッチ6の接触子6aを押圧することで該リミットスイッチ6がON設定され 、上記コンセント41への給電が停止されるようになっている。
【0036】 従って、この実施例の仮置装置Z3においても、上記第1及び第2実施例の仮 置装置Z1,Z2と同様の作用効果が期待できるものである。尚、図4において符 号33は上記ロッド31を常時保持部材1側に付勢するスプリングである。また 、この実施例においては上記ロッド31が実用新案登録請求の範囲中の保持状態 検出手段に該当する。
【0037】 尚、上記各実施例においては電動工具として電動グラインダー50を採用した 場合について説明しているが、本願考案はこれに限定されるものではなく、種々 の手作業用電動工具、例えば手作業用の電動ドリル等の仮置装置としても適用で きることは勿論である。
【0038】 さらに、上記各実施例においては、給電停止手段をリミットスイッチで構成し ているが、本願考案はこれに限定されるものではなく、要するに電動グラインダ ー50を保持部材1に仮置き支持させた場合における可動部材2等の変位に連動 してON作動すればよく、例えばこれを非接触形スイッチである近接スイッチと か光電管スイッチ等の種々のスイッチ機構で構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の第1実施例にかかる手作業用電動工
具の仮置装置の全体斜視図である。
【図2】図1のII-II縦断面図である。
【図3】本願考案の第2実施例にかかる手作業用電動工
具の仮置装置の縦断面図である。
【図4】本願考案の第3実施例にかかる手作業用電動工
具の仮置装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1は保持部材、2は可動部材、3は固定部材、4は基
台、5は枢支軸、6はリミットスイッチ、6aはリミッ
トスイッチの接触子、7はスプリング、8は緩衝ラバ
ー、11は頭部保持部、12は胴部保持部、13はカバ
ー保持用凹部、14は第1の胴部保持用凹部、15は第
2の胴部保持用凹部、17はステー、21は固定部材、
22は可動部材、23は脚部、24はガイドロッド、2
5はスプリング、26は当接板、30は固定部材、31
はロッド、32はストッパー、33はスプリング、41
はコンセント、42は切換スイッチ、43は表示灯、5
0は電動グラインダー、51は胴部、52は頭部、53
は保護カバー、54は円板砥石、55は電源コード、5
6はコンセント、57は手元スイッチ、58は電源コー
ドである。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転部を有する手作業用電動工具に給電
    する給電手段と、 上記電動工具をその回転部の回転を許容し得る状態で保
    持する保持手段と、 該保持手段により上記電動工具が保持されたことを検出
    する保持状態検出手段と、 該保持状態検出手段により上記電動工具の保持状態が検
    出されたとき上記給電手段による上記電動工具への給電
    を停止させる給電停止手段と、 を備えたことを特徴とする手作業用電動工具の仮置装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記保持手段が、防
    振材で構成されていることを特徴とする手作業用電動工
    具の仮置装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6072812A (ja) * 1983-09-30 1985-04-24 Lion Corp 浴用剤組成物

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