JPH066286Y2 - スライド式ユニバ−サルジョイント - Google Patents

スライド式ユニバ−サルジョイント

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JPH066286Y2
JPH066286Y2 JP1987101635U JP10163587U JPH066286Y2 JP H066286 Y2 JPH066286 Y2 JP H066286Y2 JP 1987101635 U JP1987101635 U JP 1987101635U JP 10163587 U JP10163587 U JP 10163587U JP H066286 Y2 JPH066286 Y2 JP H066286Y2
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JP
Japan
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holder
transmission
roller
transmission groove
universal joint
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JP1987101635U
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JPS646426U (ja
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明 佐々木
誠司 江崎
也寸史 橋本
成雄 栗田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Priority to US07/212,536 priority patent/US4971595A/en
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、例えば自動車における屈曲自在な車輪駆動軸
の屈曲部に設けられるスライド式ユニバーサルジョイン
ト、特に、相互に間隔をあけて軸方向に延びる複数条の
伝動溝を内周面に有し、一方の伝動軸に連なる筒状のア
ウタ部材と;複数条の伝動溝に突入するよう放射状に延
びる複数本のトラニオンを有し、他方の伝動軸に連なる
インナ部材と;各トラニオンの外周に摺動自在に嵌合さ
れる内側ローラと;この内側ローラの外周に相対的に首
振り自在に嵌合されるホルダと;このホルダの外周に回
転自在に嵌合されると共に伝動溝に係合される外側ロー
ラと;からなるジョイントの改良に関する。
(2)従来の技術 この種のユニバーサルジョイントは、特公昭57−13
211号公報に開示されているように、既に知られてい
る。
(3)考案が解決しようとする問題点 従来のかかるジョイントでは、伝動中、両伝動軸が相互
に屈曲すると、外側ローラは、トラニオンの傾動を許容
しつつ伝動溝で往復転動するが、トラニオンの傾動につ
れて該外側ローラも多少とも傾動し、これに起因して外
側ローラの転り抵抗が増加して振動が発生することがあ
る。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので、トラニ
オンの傾動によるも外側ローラは傾くことなく適正な姿
勢を維持して伝動溝で往復転動することができ、しかも
製作が容易な前記スライド式ユニバーサルジョイントを
提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、ホルダの伝動溝
開放面側端部には、少なくとも一側縁部が伝動溝の長手
方向に直線状に延びる規制フランジを設け、この規制フ
ランジの前記一側縁部に当接してホルダの傾きを抑制す
るレール部をアウタ部材に設けたことを特徴とする。
(2)作用 上記構成によれば、トラニオンの傾動時に外側ローラの
ホルダが傾動しようとしても、該ホルダに設けた規制フ
ランジの側縁部がアウタ部材に固定のレール部材に伝動
溝長手方向に長いスパンを以て安定よく当接支持される
から、ホルダの傾きが確実に抑制され、そのため、この
ホルダに支承された外側ローラは傾くことなく伝動溝を
スムーズに往復転動することができる。
アウタ部材及びレール部材の結合体では、レール部材が
規制フランジと当接すべく伝動溝の開放面に臨む形とな
るため、内面形状が複雑になるが、アウタ部材及びレー
ル部材を予め個別に製作することにより、上記のような
複雑な内面形状は容易に得られる。
(3)実施例 以下、図面により本考案の実施例について説明する。
先ず第1実施例を示す第1図ないし第3図において、2
本の伝動軸1,2は本考案のスライド式ユニバーサルジ
ョイントJを介して連結される。このこのジョイントJ
は、一方の伝動軸1の端部に一体に連設されて先端面を
開放した筒状のアウタ部材3と、他方の伝動軸2の端部
に固着されてアウタ部材3内に収容されるインナ部材4
とを主要素とする。アウタ部材3の内周面には、相互に
等間隔を置いて軸方向に延びる3条の伝動溝5‥と、隣
接し合う伝動溝5,5間を軸方向に延びる3条の取付溝
6とが形成される。
上記取付溝6にはレール部材16が係合され、そしてボ
ルト17によりアウタ部材3に固着される。このレール
部材16は、その両側面をそれに隣接する伝動溝5の開
放面に臨ませるようになっている。
一方、伝動軸2に固着されたインナ部材4のボス7の外
周面には、上記3条の伝動溝5‥にそれぞれ突入する3
本のトラニオン8‥が一体に突設される。
各トラニオン8の外周には、その軸線上に中心をもつ球
状の内側ローラ9が摺動自在に嵌合され、この内側ロー
ラ9の外周にホルダ10が相対的に首振り自在に嵌合さ
れる。更に、このホルダ10の外周にはニードルベアリ
ング11を介して円筒状の外側ローラ12が回転自在に
嵌合され、この外側ローラ12が前記伝動溝5に転動自
在に係合される。
前記ホルダ10の外端は伝動溝5の底面に摺動自在に当
接され、ホルダ10の内端には、前記レール部材16の
側面に摺動自在に当接する規制フランジ13が一体に形
成される。
上記規制フランジ13は、少なくとも伝動溝5の横幅方
向に延びる一辺が外側ローラ12の外径よりも僅かに小
さい方形をなしていて、外側ローラ12の転動を阻害し
ないようになっている。前記規制フランジ13の、伝動
溝長手方向に沿う両側縁部13aは、同長手方向に直線
状に長く形成されており、従ってトラニオン8の傾動時
にホルダ10が傾動しようとしても、該両側縁部13a
をレール部材16に伝動溝長手方向に長いスパンを以て
安定よく当接支持させることができるから、ホルダ10
の傾きを確実に抑制することができる。
また、ホルダ10には、上記フランジ13と協働して外
側ローラ12の軸方向移動を抑制する押え板14がサー
クリップ15により取付けられる。
アウタ部材3及び伝動軸2間には、アウタ部材3の開閉
端を覆う可撓ブーツ18が張設される。この可撓ブーツ
18の一端はアウタ部材3の外周溝19に嵌込まれてバ
ンド20により緊締され、他端は伝動軸2の外周溝21
に嵌込まれてバンド22により緊締される。
次にこの実施例の作用を説明する。例えば伝動軸1に回
転トルクが与えられると、そのトルクは、アウタ部材3
からインナ部材4へ、即ち伝動溝5の一側面から外側ロ
ーラ12、ホルダ10及び内側ローラ9を介してトラニ
オン8及びボス7へ伝達し、そして伝動軸2へと伝達す
る。
この間に、両伝動軸1,2がそれらの軸線を斜交させる
ように相互に屈曲すれば、内側ローラ9はトラニオン8
の傾動を許容しつつトラニオン8上を摺動し、外側ロー
ラ12は伝動溝5の一側面上を往復転動する。その際、
特にホルダ10が前述のようにレール部材16と規制フ
ランジ13の両側縁部13aとの当接により伝動溝5で
の傾きを抑制されるので、このホルダ5に支承された外
側ローラ12は傾くことがなく、したがって伝動溝5を
スムーズに転動することができる。
また、両伝動軸1,2が軸方向に相互に変位する場合
も、外側ローラ12は傾くことなく伝動溝5をスムーズ
に転動すことができる。
ところで、レール部材16はアウタ部材3にボルト17
により固着されるので、アウタ部材3及びレール部材1
6は鍜造等により予め個別に製作が可能であり、したが
ってアウタ部材3及びレール部材16の結合体の内面形
状が複雑であっても、該結合体を容易に製作することが
できる。
第4図は本考案の第2実施例を示すもので、レール部材
16の固着に溶接を用いたものである。即ち、レール部
材16の両端がアウタ部材3内の閉塞端壁及び開放端に
溶接30される。その他の構成は前実施例と同様であ
り、図中、前実施例と対応する部材には同一符号を付
す。
第5図及び第6図は本考案の第3実施例を示すものでレ
ール部材16の固着にかしめを用いたものである。即
ち、3本のレール部材16,16,16は、鋼板をプレ
スして横断面樋形に形成されると共に、それらの一端に
は、それらを相互に連結する三股板31が一体に連設さ
れ、またそれらの他端には径方向外方へ屈曲した取付片
32が一体に連設される。而して、レール部材16をア
ウタ部材3の取付溝6に係合させたとき、三股板31を
アウタ部材3の閉塞端壁に衝合させた状態で取付片32
をかしめてアウタ部材3の外周溝19に係止すれば、レ
ール部材16をアウタ部材3に固着することができる。
その他の構成は第1実施例と同様であり、図中、第1実
施例と対応する部分には同一符号を付す。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、ホルダの、伝動溝開放面
側端部には、少なくとも一側縁部が伝動溝の長手方向に
直線状に延びる規制フランジを設け、この規制フランジ
の前記一側縁部に当接してホルダの傾きを抑制するレー
ル部材をアウタ部材に設けたので、トラニオンの傾動時
に外側ローラのホルダが傾動しようとしても、該ホルダ
に設けした規制フランジの側縁部を上記レール部に伝動
溝長手方向に長いスパンを以て安定よく当接支持させる
ことができ、ホルダ延いては外側ローラの傾きを確実に
防止して該ローラを常に適正な転動姿勢に保つことがで
きるから、外側ローラの転り抵抗が減少して、動力損失
の減少がもたらされると共に振動の発生が抑えられる。
また上記のように長いスパンが確保されることで規制フ
ランジ側縁部とレール部材との摺接部の荷重負担が軽減
されるため、その摺接部の早期摩耗を抑えることがで
き、従って前述のような規制フランジとレール部材の協
働による外側ローラの傾き防止効果を長期に亘り有効に
発揮させることがでる。
しかも、アウタ部材及びレール部材は個別に製作が可能
であるから、内面形状の複雑なアウタ部材及びレール部
材の結合体を容易に製作することができる。
更にトルク伝達に関与する伝動溝を有するアウタ部材
と、上記規制フランジと協働して外側ローラの倒れ防止
に関与するレール部材とは機能が相違するも、その両部
材を別体としたことで材料選択の自由度が高くなり、そ
の各々の部材の要求特性に最適の材料選択を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案スライド式ユニバーサルジ
ョイントの第1実施例を示すもので、第1図は縦断面
図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は第2図
のIII−III線断面図、第4図は本考案の第2実施例を示
すもので第1図と同様な断面図、第5図及び第6図は本
考案の第3実施例を示すもので、第5図は縦断面図、第
6図は第5図のVI矢視図である。 1…一方の伝動軸、2…他方の伝動軸、3…アウタ部
材、4…インナ部材、5…伝動溝、6…取付溝、7…ボ
ス、8…トラニオン、9…内側ローラ、10…ホルダ、
12…外側ローラ、13…規制フランジ、13a…側縁
部、16…レール部材、17…固定手段としてのボル
ト、30…固着手段としての溶接、32…固着手段とし
てのかしめられた取付片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 栗田 成雄 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−195421(JP,A) 実開 昭50−43147(JP,U) 実公 昭59−29151(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に間隔をあけて軸方向に延びる複数条
    の伝動溝(5)を内周面に有し、一方の伝動軸(1)に
    連なる筒状のアウタ部材(3)と;複数条の伝動溝
    (5)に突入するよう放射状に延びる複数本のトラニオ
    ン(8)を有し、他方の伝動軸(2)に連なるインナ部
    材(4)と;各トラニオン(8)の外周に摺動自在に嵌
    合される内側ローラ(9)と;この内側ローラ(9)の
    外周に相対的に首振り自在に嵌合されるホルダ(10)
    と;このホルダ(10)の外周に回転自在に嵌合される
    と共に伝動溝(5)に係合される外側ローラ(12)
    と;からなるスライド式ユニバーサルジョイントにおい
    て、前記ホルダ(10)の伝動溝開放面側端部には、少
    なくとも一側縁部(13a)が伝動溝(5)の長手方向
    に直線状に延びる規制フランジ(13)を設け、この規
    制フランジ(13)の前記一側縁部(13a)に当接し
    てホルダ(10)の傾きを抑御するレール部材(16)
    を固着手段(17,30,32)によりアウタ部材
    (3)に設けたことを特徴とする、スライド式ユニバー
    サルジョイント。
JP1987101635U 1987-07-01 1987-07-01 スライド式ユニバ−サルジョイント Expired - Lifetime JPH066286Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987101635U JPH066286Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01 スライド式ユニバ−サルジョイント
EP88108707A EP0297298B1 (en) 1987-07-01 1988-05-31 Sliding universal joint
DE8888108707T DE3874024T2 (de) 1987-07-01 1988-05-31 Teleskopisches kreuzgelenk.
US07/212,536 US4971595A (en) 1987-07-01 1988-06-28 Sliding universal joint having a holder inclination restriction flange and independent rails

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987101635U JPH066286Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01 スライド式ユニバ−サルジョイント

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JPS646426U JPS646426U (ja) 1989-01-13
JPH066286Y2 true JPH066286Y2 (ja) 1994-02-16

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ID=31330807

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5236926Y2 (ja) * 1973-08-22 1977-08-23
JPS5929151U (ja) * 1982-08-18 1984-02-23 ヤンマー農機株式会社 コンバインの排藁処理装置

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JPS646426U (ja) 1989-01-13

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