JPH0662747A - 少なくとも2つの相および逐次フレーバーデリバリーシステムを有する圧縮菓子錠剤 - Google Patents
少なくとも2つの相および逐次フレーバーデリバリーシステムを有する圧縮菓子錠剤Info
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- JPH0662747A JPH0662747A JP3062752A JP6275291A JPH0662747A JP H0662747 A JPH0662747 A JP H0662747A JP 3062752 A JP3062752 A JP 3062752A JP 6275291 A JP6275291 A JP 6275291A JP H0662747 A JPH0662747 A JP H0662747A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】フレーバー、甘味料およびこれらの混合物が制
御された状態で放出・供給される新規な圧縮錠剤菓子お
よびその調製方法の提供。 【構成】少なくとも1つのフレーバー成分の時間指定放
出を逐次的に行なう作用を有する別個の相を含んだ単一
の製品という特徴を有する菓子圧縮錠剤。さらに第1位
の相は少なくとも錠剤の物理的構造を与え、第2の相は
第1位の相とテクスチャー的に異なる口中感を与えるよ
うなフレーバーの逐次供給を可能にする菓子圧縮錠剤の
調製方法。
御された状態で放出・供給される新規な圧縮錠剤菓子お
よびその調製方法の提供。 【構成】少なくとも1つのフレーバー成分の時間指定放
出を逐次的に行なう作用を有する別個の相を含んだ単一
の製品という特徴を有する菓子圧縮錠剤。さらに第1位
の相は少なくとも錠剤の物理的構造を与え、第2の相は
第1位の相とテクスチャー的に異なる口中感を与えるよ
うなフレーバーの逐次供給を可能にする菓子圧縮錠剤の
調製方法。
Description
【0001】本発明は圧縮錠剤中のフレーバー、甘味料
およびこれらの混合物の制御された放出に関し、特に、
圧縮錠剤中の味に作用する成分の口腔への即時供給およ
び時間指定供給の両方を与えるものである。
およびこれらの混合物の制御された放出に関し、特に、
圧縮錠剤中の味に作用する成分の口腔への即時供給およ
び時間指定供給の両方を与えるものである。
【0002】フレーバーデリバリーシステムは当該技術
分野でよく知られており、物理的性状により液体、乳
液、ペーストまたは固体に分類される。これらは性質が
異なるだけでなく、各々の潜在的用途もまた、その製造
方法と同様に異なっている。
分野でよく知られており、物理的性状により液体、乳
液、ペーストまたは固体に分類される。これらは性質が
異なるだけでなく、各々の潜在的用途もまた、その製造
方法と同様に異なっている。
【0003】長年にわたり、フレーバー物質の調製に関
して多大な研究が行なわれている。特に、より強いフレ
ーバー強度を有すると同時に、長時間にわたりフレーバ
ーの放出が持続するようなフレーバー物質が求められて
いる。
して多大な研究が行なわれている。特に、より強いフレ
ーバー強度を有すると同時に、長時間にわたりフレーバ
ーの放出が持続するようなフレーバー物質が求められて
いる。
【0004】特にフレーバー油に関するこの難点を克服
する為に、フレーバー油をカプセル化したり、乾燥成分
を使用してフレーバーの供給を長期持続させる種々の試
みがなされてきた。また、フレーバー剤の放出を遅延さ
せると同時に長時間にわたり均一なフレーバーの放出が
可能であるような遅延放出フレーバー剤の開発に関わる
研究も多く行なわれてきた。
する為に、フレーバー油をカプセル化したり、乾燥成分
を使用してフレーバーの供給を長期持続させる種々の試
みがなされてきた。また、フレーバー剤の放出を遅延さ
せると同時に長時間にわたり均一なフレーバーの放出が
可能であるような遅延放出フレーバー剤の開発に関わる
研究も多く行なわれてきた。
【0005】噴霧乾燥法はフレーバーをカプセル化ない
しは固定するために最も広く使用されておりかつ当該分
野で良く知られている方法の1つである。フレーバーの
固定は押し出し法によっても可能であり、この方法で
は、フレーバー油を水溶性の糖または糖混合物と共押し
出しし、乾燥し、粉砕して使用する。これらの製品は、
水と接触してフレーバーが即時放出するための乾燥混合
物に応用できる。このような製品は通常、フレーバー油
10〜15重量%を含有する。フレーバー放出の延長に
関わる従来技術に関してはWei等の米国特許第4,5
90,075号において充分に論じられている。またカ
プセル化フレーバーを調製し、これをある量の非封入疎
水性フレーバー油とともに懸濁剤へ添加した後にチュー
インガムを形成する方法(Marmo等の米国特許第
3,920,849号);ポリ酢酸ビニルのような高分
子量物質中へのフレーバーの封入(カプセル化)(Og
awa等の米国特許第3,826,847号);ヒドロ
キシエチルアクリレートのような水不溶性親水性重合体
とのフレーバーの交叉結合によるフレーバー複合体の調
製(米国特許第3,761,286号);マイクロカプ
セルフレーバー粒子を調製しそれをチューインガムの表
面上のスラリー中へ分散する方法(米国特許第3,96
2,463号)が論じられている。更に、Yang等の
米国特許第4,695,462号では、交叉結合親水性
コロイド多価アルギネートまたはカラジーニネートのマ
トリックス中でフレーバーを固定することによるフレー
バーデリバリーシステムについて論じられている。
しは固定するために最も広く使用されておりかつ当該分
野で良く知られている方法の1つである。フレーバーの
固定は押し出し法によっても可能であり、この方法で
は、フレーバー油を水溶性の糖または糖混合物と共押し
出しし、乾燥し、粉砕して使用する。これらの製品は、
水と接触してフレーバーが即時放出するための乾燥混合
物に応用できる。このような製品は通常、フレーバー油
10〜15重量%を含有する。フレーバー放出の延長に
関わる従来技術に関してはWei等の米国特許第4,5
90,075号において充分に論じられている。またカ
プセル化フレーバーを調製し、これをある量の非封入疎
水性フレーバー油とともに懸濁剤へ添加した後にチュー
インガムを形成する方法(Marmo等の米国特許第
3,920,849号);ポリ酢酸ビニルのような高分
子量物質中へのフレーバーの封入(カプセル化)(Og
awa等の米国特許第3,826,847号);ヒドロ
キシエチルアクリレートのような水不溶性親水性重合体
とのフレーバーの交叉結合によるフレーバー複合体の調
製(米国特許第3,761,286号);マイクロカプ
セルフレーバー粒子を調製しそれをチューインガムの表
面上のスラリー中へ分散する方法(米国特許第3,96
2,463号)が論じられている。更に、Yang等の
米国特許第4,695,462号では、交叉結合親水性
コロイド多価アルギネートまたはカラジーニネートのマ
トリックス中でフレーバーを固定することによるフレー
バーデリバリーシステムについて論じられている。
【0006】更にSharma等の米国特許第4,59
7,970号では、甘味料やフレーバーのような活性成
分のためのデリバリーシステムが調製されており、これ
では、可食脂肪酸またはワックス、レシチンおよびグリ
セリド成分を含有する疎水性マトリックスが使用されて
いる。この系は、含有されている活性成分の保護障壁と
なり、制御された放出特性を与えるとされている。カプ
セル化マトリックス中の物質の組合せは、アスパルテー
ムのような非均質コア物質に湿潤能力を付与すると同時
に、改善された熱安定性も付与するため、高温加工性が
向上する。これらの性質は活性成分の放出の遅延と引き
換えにしばしば達成されていた。
7,970号では、甘味料やフレーバーのような活性成
分のためのデリバリーシステムが調製されており、これ
では、可食脂肪酸またはワックス、レシチンおよびグリ
セリド成分を含有する疎水性マトリックスが使用されて
いる。この系は、含有されている活性成分の保護障壁と
なり、制御された放出特性を与えるとされている。カプ
セル化マトリックス中の物質の組合せは、アスパルテー
ムのような非均質コア物質に湿潤能力を付与すると同時
に、改善された熱安定性も付与するため、高温加工性が
向上する。これらの性質は活性成分の放出の遅延と引き
換えにしばしば達成されていた。
【0007】Darragh等の米国特許第3,86
7,556号でもたま、脂肪またはワックス物質中へ揮
発性フレーバーがカプセル化されている。ここでは初期
の、即ちガムベース中へのカプセル化では熱に対して過
剰な不安定性が認められ、そして、その製品は主にベイ
クト製品中への配合を意図していたため、アラビアゴム
のような水溶性物質の第2のコーティングを適用し、こ
れにより、高温安定性を得ると同時に、水分との接触に
より迅速に崩壊するようにした。Darragh等の製
品でも同様にフレーバー放出の遅延が認められた。
7,556号でもたま、脂肪またはワックス物質中へ揮
発性フレーバーがカプセル化されている。ここでは初期
の、即ちガムベース中へのカプセル化では熱に対して過
剰な不安定性が認められ、そして、その製品は主にベイ
クト製品中への配合を意図していたため、アラビアゴム
のような水溶性物質の第2のコーティングを適用し、こ
れにより、高温安定性を得ると同時に、水分との接触に
より迅速に崩壊するようにした。Darragh等の製
品でも同様にフレーバー放出の遅延が認められた。
【0008】また、Merritt等の米国特許第4,
515,769号はゼラチン、天然ガムまたはアルブミ
ンまたは可塑剤を含有する部分親水性マトリックス中へ
のフレーバー物質のカプセル化を開示している。この複
合カプセル化剤をフレーバー剤とともに乳濁液中に入
れ、その後、乾燥して固体マトリックスとし、次にこれ
を粉砕してベース粉末としている。次に、ベース粉末を
水不溶性物質でコーティングしている。このことはフレ
ーバー損失を防止し、水と接触した時のフレーバーの放
出を遅延させるものである。Merritt等は、フレ
ーバー複合体の物理的咀嚼により外側のカプセル物質が
破壊される際のフレーバーの発散を達成することのみが
目的であった。
515,769号はゼラチン、天然ガムまたはアルブミ
ンまたは可塑剤を含有する部分親水性マトリックス中へ
のフレーバー物質のカプセル化を開示している。この複
合カプセル化剤をフレーバー剤とともに乳濁液中に入
れ、その後、乾燥して固体マトリックスとし、次にこれ
を粉砕してベース粉末としている。次に、ベース粉末を
水不溶性物質でコーティングしている。このことはフレ
ーバー損失を防止し、水と接触した時のフレーバーの放
出を遅延させるものである。Merritt等は、フレ
ーバー複合体の物理的咀嚼により外側のカプセル物質が
破壊される際のフレーバーの発散を達成することのみが
目的であった。
【0009】Bakal等の米国特許第4,087,5
57号は、甘味放出の遅延およびそれによる甘味放出の
延長を達成するために、チューインガムベースのエステ
ルガム成分中に人工甘味料を直接配合することに関する
ものである(コラム2、31〜42行)。この特許で
は、特定のフレーバー、特に、酒石酸、コハク酸等の食
用酸をエステルガム成分に直接配合することが意図され
ている。しかしながら、Bakal等は、フレーバー油
のような従来のフレーバーは、人口甘味料含有エステル
ガムを包含するガムベース成分を互いに混合し、冷却し
た後に、別途添加することを示している。フレーバー成
分は、従来の方法、即ち人工フレーバーの直接配合およ
び/またはアラビアゴムのような親水性物質でコーティ
ングされたフレーバーの配合により、この特許により調
製されたチューインガムへ配合されている。従って、B
akal等は、フレーバーの供給と延長に関する問題は
解決していない。
57号は、甘味放出の遅延およびそれによる甘味放出の
延長を達成するために、チューインガムベースのエステ
ルガム成分中に人工甘味料を直接配合することに関する
ものである(コラム2、31〜42行)。この特許で
は、特定のフレーバー、特に、酒石酸、コハク酸等の食
用酸をエステルガム成分に直接配合することが意図され
ている。しかしながら、Bakal等は、フレーバー油
のような従来のフレーバーは、人口甘味料含有エステル
ガムを包含するガムベース成分を互いに混合し、冷却し
た後に、別途添加することを示している。フレーバー成
分は、従来の方法、即ち人工フレーバーの直接配合およ
び/またはアラビアゴムのような親水性物質でコーティ
ングされたフレーバーの配合により、この特許により調
製されたチューインガムへ配合されている。従って、B
akal等は、フレーバーの供給と延長に関する問題は
解決していない。
【0010】フレーバー複合体、特にフレーバー油の複
合体を調製するためのその他のアプローチもある。即
ち、Swisherの米国特許第3,041,180号
は、フレーバー油をグリセリンおよびコーンシロップ固
体とともに押し出してカプセル化押し出しフレーバー油
を形成する方法を開示している。固体を乾燥して粒状の
固体を得る。Miller等の米国特許第4,610,
890号は、砂糖、澱粉加水分解物および乳化剤を用い
た押し出しフレーバー油の調製のための別の方法を開示
している。
合体を調製するためのその他のアプローチもある。即
ち、Swisherの米国特許第3,041,180号
は、フレーバー油をグリセリンおよびコーンシロップ固
体とともに押し出してカプセル化押し出しフレーバー油
を形成する方法を開示している。固体を乾燥して粒状の
固体を得る。Miller等の米国特許第4,610,
890号は、砂糖、澱粉加水分解物および乳化剤を用い
た押し出しフレーバー油の調製のための別の方法を開示
している。
【0011】Yangの米国特許第4,448,789
号および第4,569,852号は、新しいフレーバー
剤、即ち、フレーバーと重合体を加熱しながら混合して
均質な製品を調製することにより得られる親水性重合体
を開示している。組合せて粉砕することにより、製品は
チューインガムおよび菓子製品用のフレーバーとして使
用できる。
号および第4,569,852号は、新しいフレーバー
剤、即ち、フレーバーと重合体を加熱しながら混合して
均質な製品を調製することにより得られる親水性重合体
を開示している。組合せて粉砕することにより、製品は
チューインガムおよび菓子製品用のフレーバーとして使
用できる。
【0012】Gielの米国特許第4,271,202
号は、総粒子単位重量当り、高い割合でフレーバー油を
含有できるような、固体フレーバー物質の形成のための
噴霧乾燥方法に関するものである。油の含有量を高くす
ることが可能であるため、このような噴霧乾燥製品は種
々の飲料やその他の食品で広く使用されている。しかし
ながら、この方法および同様の知られた方法で調製され
た噴霧乾燥フレーバーは、典型的に、比較的制限された
シェルフライフを有することもわかっている。さらに噴
霧乾燥工程で必然的に必要とされる高温のために、柑橘
系フレーバーのような熱に敏感な種々の油性フレーバー
類のフレーバーや芳香が損なわれることもわかってい
る。さらにまた、噴霧乾燥で形成された固体は一般的に
吸湿性を有するため、取り扱いや保存が困難である。
号は、総粒子単位重量当り、高い割合でフレーバー油を
含有できるような、固体フレーバー物質の形成のための
噴霧乾燥方法に関するものである。油の含有量を高くす
ることが可能であるため、このような噴霧乾燥製品は種
々の飲料やその他の食品で広く使用されている。しかし
ながら、この方法および同様の知られた方法で調製され
た噴霧乾燥フレーバーは、典型的に、比較的制限された
シェルフライフを有することもわかっている。さらに噴
霧乾燥工程で必然的に必要とされる高温のために、柑橘
系フレーバーのような熱に敏感な種々の油性フレーバー
類のフレーバーや芳香が損なわれることもわかってい
る。さらにまた、噴霧乾燥で形成された固体は一般的に
吸湿性を有するため、取り扱いや保存が困難である。
【0013】以上の方法の外に、Gergelyの米国
特許第4,452,821号は長時間にわたり延長され
たフレーバー、芳香および/または薬学的活性成分の供
給を可能にするとされる、菓子製品、特にチューインガ
ムに関するものである。これは、フレーバー、芳香また
は薬学的活性成分を、固溶液、または、固溶液の均質な
混合物を形成するワックスとの官能機含有ワックス内の
混合物中に存在させることにより達成される。ワックス
は実際には官能基を含んでおらず、フレーバー、芳香ま
たは薬学的活性成分とは実質的に非混和性である。
特許第4,452,821号は長時間にわたり延長され
たフレーバー、芳香および/または薬学的活性成分の供
給を可能にするとされる、菓子製品、特にチューインガ
ムに関するものである。これは、フレーバー、芳香また
は薬学的活性成分を、固溶液、または、固溶液の均質な
混合物を形成するワックスとの官能機含有ワックス内の
混合物中に存在させることにより達成される。ワックス
は実際には官能基を含んでおらず、フレーバー、芳香ま
たは薬学的活性成分とは実質的に非混和性である。
【0014】上記したフレーバー変性へのアプローチは
全て、フレーバー油が本来有するフレーバーの強度や完
全さの利点を放出持続特性の改良と併せて得られるよう
なフレーバーデリバリーシステムを提供するまでには至
っていない。
全て、フレーバー油が本来有するフレーバーの強度や完
全さの利点を放出持続特性の改良と併せて得られるよう
なフレーバーデリバリーシステムを提供するまでには至
っていない。
【0015】菓子圧縮錠剤がフレーバー液体成分を含有
している殆どの例では、錠剤はフレーバーまたは呼気清
浄剤の迅速な初期供給と長時間持続する供給の両方を達
成することは不可能である。更にこれらの菓子圧縮錠剤
は比較的シェルフライフが短いという難点もある。シェ
ルフライフが短いのは、フレーバーの移行または蒸発に
よるものであり、そして、錠剤内の他の成分との相互作
用も起こることが知られている。更に、製品に温度安定
性が無いため、従来の菓子圧縮錠剤の製造者は、取り扱
いを慎重にする必要がある。
している殆どの例では、錠剤はフレーバーまたは呼気清
浄剤の迅速な初期供給と長時間持続する供給の両方を達
成することは不可能である。更にこれらの菓子圧縮錠剤
は比較的シェルフライフが短いという難点もある。シェ
ルフライフが短いのは、フレーバーの移行または蒸発に
よるものであり、そして、錠剤内の他の成分との相互作
用も起こることが知られている。更に、製品に温度安定
性が無いため、従来の菓子圧縮錠剤の製造者は、取り扱
いを慎重にする必要がある。
【0016】1989年6月5日出願係争中の米国特許
第361,529号において、ウッドロジン、エステル
ガムおよびこれらの混合物から選択される樹脂成分との
溶液混合物中に液体フレーバーを含有するフレーバー複
合体を開示した。この複合体はフレーバー活性成分の保
護を改良し放出が長時間持続するようなフレーバー供給
におけるより大きい効果を与えるものである。上記した
複合体はフレーバー供給における劇的な改良を示すが、
フレーバーおよび他の活性成分が望ましく配合されてい
る広範囲の情況においては、デリバリーシステムの安定
性および一体性が求められている。さらに内部番号PD
2084の同時出願係争中の出願では、フレーバー成
分の逐次放出のための手段を開示しており、これは、カ
プセル化またはフレーバー固定技術を主に用いたもので
ある。
第361,529号において、ウッドロジン、エステル
ガムおよびこれらの混合物から選択される樹脂成分との
溶液混合物中に液体フレーバーを含有するフレーバー複
合体を開示した。この複合体はフレーバー活性成分の保
護を改良し放出が長時間持続するようなフレーバー供給
におけるより大きい効果を与えるものである。上記した
複合体はフレーバー供給における劇的な改良を示すが、
フレーバーおよび他の活性成分が望ましく配合されてい
る広範囲の情況においては、デリバリーシステムの安定
性および一体性が求められている。さらに内部番号PD
2084の同時出願係争中の出願では、フレーバー成
分の逐次放出のための手段を開示しており、これは、カ
プセル化またはフレーバー固定技術を主に用いたもので
ある。
【0017】疎水性カプセル化剤は親水性コーティング
よりも良好な非透過性および徐放性を付与すると考えら
れるが、相内の活性成分を逐次的に放出することが可能
であると同時に口腔内に残存して活性成分を供給するよ
うな何らかの疎水性コーティングが過去に圧縮錠剤で使
用するために成功裡に用いられていたかどうか知られて
いない。
よりも良好な非透過性および徐放性を付与すると考えら
れるが、相内の活性成分を逐次的に放出することが可能
であると同時に口腔内に残存して活性成分を供給するよ
うな何らかの疎水性コーティングが過去に圧縮錠剤で使
用するために成功裡に用いられていたかどうか知られて
いない。
【0018】従って、本発明の目的は、口腔内へのフレ
ーバー成分の迅速な初期供給および時間指定された供給
の両方を与えることのできる多相圧縮錠剤を提供するこ
とである。
ーバー成分の迅速な初期供給および時間指定された供給
の両方を与えることのできる多相圧縮錠剤を提供するこ
とである。
【0019】本発明の別の目的は、消費者に好まれる高
められた、そして、種々の味覚応答を与えるために用い
ることのできる圧縮錠剤を提供することである。
められた、そして、種々の味覚応答を与えるために用い
ることのできる圧縮錠剤を提供することである。
【0020】本発明の別の目的は、圧縮錠剤内に含有さ
れるフレーバー成分の温度安定性が改良された圧縮錠剤
を提供することである。
れるフレーバー成分の温度安定性が改良された圧縮錠剤
を提供することである。
【0021】本発明の別の目的は酸化の少ない圧縮錠剤
を提供することである。
を提供することである。
【0022】本発明の別の目的は圧縮錠剤内に含有され
る活性成分の相互作用の少ない圧縮錠剤を提供すること
である。
る活性成分の相互作用の少ない圧縮錠剤を提供すること
である。
【0023】本発明の別の目的はフレーバーの移行の少
ない圧縮錠剤を提供することである。
ない圧縮錠剤を提供することである。
【0024】本発明の別の目的は改善されたシェルフラ
イフを有する圧縮錠剤または他の摂取可能な製品を提供
することである。
イフを有する圧縮錠剤または他の摂取可能な製品を提供
することである。
【0025】その他の目的および利点は、詳細な説明を
検討し図面を参照することにより当該技術者が知り得る
ものである。
検討し図面を参照することにより当該技術者が知り得る
ものである。
【0026】本発明は、口腔へのフレーバー成分の選択
的時間指定供給を可能にする少なくとも2つの異なる物
理的な相を有する圧縮錠剤を包含する。本発明の錠剤
は、錠剤の物理的構造を与える第1の相および第1の相
とはテクスチャー的に異なる口中感を与える第2の相を
有する。さらに、本発明の圧縮錠剤は口腔に第1のフレ
ーバー成分を瞬間的に供給するための親水性組成物中に
緊密に結合した第1のフレーバー成分を有する。第1の
フレーバー成分は、第1の相、第2の相または第1およ
び第2の相の両方に含有される。また、本は発明は、口
腔に第2のフレーバー成分の時間指定された供給を行な
うための疎水性組成物中にカプセル化された第2のフレ
ーバー成分を有する。第2のカプセル化されたフレーバ
ー成分は、選択されたフレーバー供給順序が得られるよ
うに、第1の相、第2の相または第1および第2の相の
両方に含有できる。
的時間指定供給を可能にする少なくとも2つの異なる物
理的な相を有する圧縮錠剤を包含する。本発明の錠剤
は、錠剤の物理的構造を与える第1の相および第1の相
とはテクスチャー的に異なる口中感を与える第2の相を
有する。さらに、本発明の圧縮錠剤は口腔に第1のフレ
ーバー成分を瞬間的に供給するための親水性組成物中に
緊密に結合した第1のフレーバー成分を有する。第1の
フレーバー成分は、第1の相、第2の相または第1およ
び第2の相の両方に含有される。また、本は発明は、口
腔に第2のフレーバー成分の時間指定された供給を行な
うための疎水性組成物中にカプセル化された第2のフレ
ーバー成分を有する。第2のカプセル化されたフレーバ
ー成分は、選択されたフレーバー供給順序が得られるよ
うに、第1の相、第2の相または第1および第2の相の
両方に含有できる。
【0027】本発明により調製された改良された菓子圧
縮錠剤は、錠剤製品の種々の相の物理的および化学的特
性を変える能力を当業者に付与するものである。その他
の差は、色、組成、フレーバー、外観および口中での溶
解速度において認められる。本発明の2つの異なる相に
関する唯一の必要条件は、それらがテクスチャー的に異
り、即ち、第2の相はテクスチャー的に第1の相と異な
るという点である。好ましい実施態様においては、第1
の相はより柔軟な第2の相を包囲する硬質の殻であり、
第2の相は外側の保護相に対してコアとなる。この構造
の変形例は、当業者には容易に実施できるものである。
例えば、第1(構造)の相は、一方または両方の面に空
洞または凹部を有する圧縮2面錠剤であることができ
る。次にテクスチャー的により柔軟な物質の第2の相
を、例えば凹部にその物質を圧着させることなどにより
付着することができる。
縮錠剤は、錠剤製品の種々の相の物理的および化学的特
性を変える能力を当業者に付与するものである。その他
の差は、色、組成、フレーバー、外観および口中での溶
解速度において認められる。本発明の2つの異なる相に
関する唯一の必要条件は、それらがテクスチャー的に異
り、即ち、第2の相はテクスチャー的に第1の相と異な
るという点である。好ましい実施態様においては、第1
の相はより柔軟な第2の相を包囲する硬質の殻であり、
第2の相は外側の保護相に対してコアとなる。この構造
の変形例は、当業者には容易に実施できるものである。
例えば、第1(構造)の相は、一方または両方の面に空
洞または凹部を有する圧縮2面錠剤であることができ
る。次にテクスチャー的により柔軟な物質の第2の相
を、例えば凹部にその物質を圧着させることなどにより
付着することができる。
【0028】本発明はまた、2つの相を有する菓子圧縮
錠剤の調製方法にも関し、そして時間指定フレーバー供
給を可能にする。方法は、第1のフレーバー成分および
第2のフレーバー成分の調製、次いで、フレーバー成分
の一方または両方を含有する第1の構造相の調製、次い
で第2のテクスチャー的に異なる相を調製し、そしてそ
こにフレーバー成分の一方または両方を含有させるこ
と、そして、相を合わせて、その組合せから圧縮錠剤を
形成することを包含する。好ましい実施態様において
は、第1の相は、外側の殻部分であり、これは好ましく
は錠剤の半分をその内部に空洞を形成しながら圧縮する
ことにより形成し、次いで、予備形成されたより軟質の
テクスチャーの第2の相を第1の空洞に付着させ、その
上に、殻部の別の半分を形成し、その後、錠剤を圧縮し
て本発明の製品とする。
錠剤の調製方法にも関し、そして時間指定フレーバー供
給を可能にする。方法は、第1のフレーバー成分および
第2のフレーバー成分の調製、次いで、フレーバー成分
の一方または両方を含有する第1の構造相の調製、次い
で第2のテクスチャー的に異なる相を調製し、そしてそ
こにフレーバー成分の一方または両方を含有させるこ
と、そして、相を合わせて、その組合せから圧縮錠剤を
形成することを包含する。好ましい実施態様において
は、第1の相は、外側の殻部分であり、これは好ましく
は錠剤の半分をその内部に空洞を形成しながら圧縮する
ことにより形成し、次いで、予備形成されたより軟質の
テクスチャーの第2の相を第1の空洞に付着させ、その
上に、殻部の別の半分を形成し、その後、錠剤を圧縮し
て本発明の製品とする。
【0029】2つのフレーバー成分のうち、第1のフレ
ーバー成分は、重合体系、ガム、ゼラチン、澱粉、変性
澱粉およびその他の膜形成剤よりなる群から選択される
成分を含有する親水性組成物中に緊密に結合している。
ガムは、アラビアゴム、キサンタンガム、寒天、アエジ
ネリス(aeginelis)(ナトリウム)、カラギ
ーナン、グア、ケラザ、ローカストビーン、トラガカン
ト、ガト、セルロースエーテル類、特に、メトセル(M
ethocelTMおよびエトセル(Ethocel
TM(Dow Chemical Companyの製
品)よりなる群から選択できる。活性成分はこれらに緊
密に結合しており、総親水性組成物の約1〜約30重量
%の量で存在しうる。
ーバー成分は、重合体系、ガム、ゼラチン、澱粉、変性
澱粉およびその他の膜形成剤よりなる群から選択される
成分を含有する親水性組成物中に緊密に結合している。
ガムは、アラビアゴム、キサンタンガム、寒天、アエジ
ネリス(aeginelis)(ナトリウム)、カラギ
ーナン、グア、ケラザ、ローカストビーン、トラガカン
ト、ガト、セルロースエーテル類、特に、メトセル(M
ethocelTMおよびエトセル(Ethocel
TM(Dow Chemical Companyの製
品)よりなる群から選択できる。活性成分はこれらに緊
密に結合しており、総親水性組成物の約1〜約30重量
%の量で存在しうる。
【0030】本発明で使用する疎水性組成物は、好まし
くは、脂肪、ワックス、樹脂およびこれらの混合物から
選択される疎水性成分を用いて第2のフレーバー成分を
噴霧乾燥することにより調製する。疎水性成分が脂肪の
みである場合は、フレーバーは疎水性組成物の約5〜約
20重量%の量で組成物中に含有でき、そして、脂肪は
疎水性組成物の約50〜約85重量%の量で存在する。
フレーバー成分をワックスと組合せて使用して疎水性組
成物を形成する場合は、ワックスは疎水性組成物の約4
5〜約85重量%の量で含有でき、フレーバーは約3〜
約30重量%の量で存在する。樹脂のみをフレーバーと
組合せて疎水性組成物を調製する場合は、樹脂成分は組
成物の約20〜約80重量%の量で存在し、フレーバー
成分は疎水性組成物の約80〜約20重量%の量で存在
する。
くは、脂肪、ワックス、樹脂およびこれらの混合物から
選択される疎水性成分を用いて第2のフレーバー成分を
噴霧乾燥することにより調製する。疎水性成分が脂肪の
みである場合は、フレーバーは疎水性組成物の約5〜約
20重量%の量で組成物中に含有でき、そして、脂肪は
疎水性組成物の約50〜約85重量%の量で存在する。
フレーバー成分をワックスと組合せて使用して疎水性組
成物を形成する場合は、ワックスは疎水性組成物の約4
5〜約85重量%の量で含有でき、フレーバーは約3〜
約30重量%の量で存在する。樹脂のみをフレーバーと
組合せて疎水性組成物を調製する場合は、樹脂成分は組
成物の約20〜約80重量%の量で存在し、フレーバー
成分は疎水性組成物の約80〜約20重量%の量で存在
する。
【0031】その他の可能な組合せを疎水性組成物に用
いることができ、例えば脂肪および樹脂の組合せをフレ
ーバーと供に含有させてよい。その場合は、脂肪は組成
物の約50〜約84重量%の量で配合し、樹脂は約10
〜約20重量%の量で存在し、そしてフレーバー成分
は、約5〜約25重量%の量で存在する。ワックスを樹
脂と組合せて使用する場合は、ワックス成分は疎水性組
成物の約45〜約85重量%の量で含有され、樹脂は約
10〜約20重量%の量で含有され、そしてフレーバー
成分は約5〜約30重量%の量で存在する。脂肪および
ワックスを供に使用する場合は、脂肪は疎水性組成物の
約5〜約85重量%の量で含有され、ワックスは約5〜
約70重量%の量で含有され、そしてフレーバー成分は
約5〜約30重量%の量で含有される。また、脂肪、ワ
ックスおよび樹脂をフレーバーと組合せて使用する場合
は、脂肪は疎水性組成物の約30〜約75重量%の量で
含有され、ワックスは約5〜約25重量%の量で含有さ
れ、樹脂は約10〜約25重量%の量で含有され、そし
てフレーバーは約5〜約30重量%の量で含有される。
いることができ、例えば脂肪および樹脂の組合せをフレ
ーバーと供に含有させてよい。その場合は、脂肪は組成
物の約50〜約84重量%の量で配合し、樹脂は約10
〜約20重量%の量で存在し、そしてフレーバー成分
は、約5〜約25重量%の量で存在する。ワックスを樹
脂と組合せて使用する場合は、ワックス成分は疎水性組
成物の約45〜約85重量%の量で含有され、樹脂は約
10〜約20重量%の量で含有され、そしてフレーバー
成分は約5〜約30重量%の量で存在する。脂肪および
ワックスを供に使用する場合は、脂肪は疎水性組成物の
約5〜約85重量%の量で含有され、ワックスは約5〜
約70重量%の量で含有され、そしてフレーバー成分は
約5〜約30重量%の量で含有される。また、脂肪、ワ
ックスおよび樹脂をフレーバーと組合せて使用する場合
は、脂肪は疎水性組成物の約30〜約75重量%の量で
含有され、ワックスは約5〜約25重量%の量で含有さ
れ、樹脂は約10〜約25重量%の量で含有され、そし
てフレーバーは約5〜約30重量%の量で含有される。
【0032】疎水性コーティングの脂肪成分は、水添お
よび部分水添油のような脂肪酸;モノ−、ジ−およびト
リグリセリド、ポリグリセロールエステルおよびソルビ
トールエステルを包含し、ヒマシ油、水添大豆油および
水添綿実油が特に好ましい。ワックスは天然および合成
のワックスを包含し、代表的なワックスは、ポリオレフ
ィンワックス、パラフィンワックス、蜜蝋、カルナウバ
ワックス、微晶性ワックス、およびこれらの混合物を包
含し、微晶性ワックスおよびカルナウバワックスが特に
好ましい。
よび部分水添油のような脂肪酸;モノ−、ジ−およびト
リグリセリド、ポリグリセロールエステルおよびソルビ
トールエステルを包含し、ヒマシ油、水添大豆油および
水添綿実油が特に好ましい。ワックスは天然および合成
のワックスを包含し、代表的なワックスは、ポリオレフ
ィンワックス、パラフィンワックス、蜜蝋、カルナウバ
ワックス、微晶性ワックス、およびこれらの混合物を包
含し、微晶性ワックスおよびカルナウバワックスが特に
好ましい。
【0033】親水性組成物は当該技術で知られた噴霧乾
燥法または押し出し法により調製してよい。
燥法または押し出し法により調製してよい。
【0034】疎水性組成物を調製するには、先ず、脂
肪、ワックスまたはこれらの混合物をその融点まで加熱
し、そしてそれらを約85〜約90℃の温度に撹拌しな
がら保持する。形成した溶融物に乳化剤を添加してよ
く、デリバリーシステムに甘味料を含有させる場合は、
甘味料も同様に添加する。
肪、ワックスまたはこれらの混合物をその融点まで加熱
し、そしてそれらを約85〜約90℃の温度に撹拌しな
がら保持する。形成した溶融物に乳化剤を添加してよ
く、デリバリーシステムに甘味料を含有させる場合は、
甘味料も同様に添加する。
【0035】フレーバーおよび疎水性成分を合わせる前
に、シリカキセロゲルのような抗ケーキング剤をフレー
バーに添加し、混合してスラリーを形成する。次にスラ
リーを疎水性成分に添加して、得られた複合体を最初の
均質な混合物が形成するまで撹拌する。
に、シリカキセロゲルのような抗ケーキング剤をフレー
バーに添加し、混合してスラリーを形成する。次にスラ
リーを疎水性成分に添加して、得られた複合体を最初の
均質な混合物が形成するまで撹拌する。
【0036】次に乳化されたフレーバー油を溶融疎水性
成分に添加し、撹拌して均質な混合物を形成し、これを
次に噴霧凝結して固体粒子を形成する。希釈剤を添加す
ることが必要な場合は、希釈剤を混合物に添加する。
成分に添加し、撹拌して均質な混合物を形成し、これを
次に噴霧凝結して固体粒子を形成する。希釈剤を添加す
ることが必要な場合は、希釈剤を混合物に添加する。
【0037】菓子錠剤は、本発明に従って調製できる
が、第1および第2のフレーバー成分を含有するデリバ
リーシステムを第1の相または第2の相に与えなければ
ならない。1つの好ましい実施態様においては、菓子錠
剤はコア殻形状を有しており、これにおいては、殻部分
はハードキャンディーのテクスチャーと構造を有してお
り、少なくとも親水性フレーバー成分を含有し、これに
より、それは、口腔でのフレーバーの強い初期発散が得
られるのである。この好ましい実施態様においては、殻
部分そのものは、少量の疎水性フレーバー組成物および
/またはフレーバー油を含有してもしなくてもよい。こ
れにより、殻部分は、コア部分に何が含有されているか
に関わらず、連続的な高水準のフレーバーを口腔内で保
持できる。同様の好ましい実施態様において、コア部分
は好ましくは少なくとも疎水性フレーバー組成物を含有
しており、そして好ましくは軟質のテクスチャーを有す
る。このコア殻圧縮錠剤を調製するためには、錠剤の殻
部分の半分を圧縮空洞内に圧縮のために付着させ、これ
を加圧して、凹部の形成された中央部分の半分を有する
錠剤とする。圧縮半殻の形成と同時かまたは直前に、全
体のコア部分も圧縮し、次に半殻内に形成された空洞内
に付着させる。その後、残りの殻部分をコアを有する最
初の半分の上に付着させ、全体の錠剤を圧縮してハード
菓子錠剤とする。
が、第1および第2のフレーバー成分を含有するデリバ
リーシステムを第1の相または第2の相に与えなければ
ならない。1つの好ましい実施態様においては、菓子錠
剤はコア殻形状を有しており、これにおいては、殻部分
はハードキャンディーのテクスチャーと構造を有してお
り、少なくとも親水性フレーバー成分を含有し、これに
より、それは、口腔でのフレーバーの強い初期発散が得
られるのである。この好ましい実施態様においては、殻
部分そのものは、少量の疎水性フレーバー組成物および
/またはフレーバー油を含有してもしなくてもよい。こ
れにより、殻部分は、コア部分に何が含有されているか
に関わらず、連続的な高水準のフレーバーを口腔内で保
持できる。同様の好ましい実施態様において、コア部分
は好ましくは少なくとも疎水性フレーバー組成物を含有
しており、そして好ましくは軟質のテクスチャーを有す
る。このコア殻圧縮錠剤を調製するためには、錠剤の殻
部分の半分を圧縮空洞内に圧縮のために付着させ、これ
を加圧して、凹部の形成された中央部分の半分を有する
錠剤とする。圧縮半殻の形成と同時かまたは直前に、全
体のコア部分も圧縮し、次に半殻内に形成された空洞内
に付着させる。その後、残りの殻部分をコアを有する最
初の半分の上に付着させ、全体の錠剤を圧縮してハード
菓子錠剤とする。
【0038】殼部分は、甘味料/増量剤を呼気脱臭剤と
混合することにより調製できる。甘味料/増量剤は、例
えば、糖または糖アルコールおよび強力甘味料であるこ
とができる。適当な呼気脱臭剤の例はグルコン酸銅であ
る。次に噴霧乾燥フレーバーを添加し混合を継続する。
噴霧乾燥フレーバーは第1のフレーバー成分を構成す
る。その後、着色料および必要に応じて潤滑剤を添加
し、混合する。
混合することにより調製できる。甘味料/増量剤は、例
えば、糖または糖アルコールおよび強力甘味料であるこ
とができる。適当な呼気脱臭剤の例はグルコン酸銅であ
る。次に噴霧乾燥フレーバーを添加し混合を継続する。
噴霧乾燥フレーバーは第1のフレーバー成分を構成す
る。その後、着色料および必要に応じて潤滑剤を添加
し、混合する。
【0039】別途、第2の相を調製するが、これは、好
ましくは乳糖のような希釈剤およびステアリン酸マグネ
シウムのような潤滑剤を含有し、更にポリエチレングリ
コールのような結合剤も含有する。2つの相を形成した
後、これらを前記したように合わせて圧縮し、様々にフ
レーバー供給を行なうことのできる錠剤を得る。
ましくは乳糖のような希釈剤およびステアリン酸マグネ
シウムのような潤滑剤を含有し、更にポリエチレングリ
コールのような結合剤も含有する。2つの相を形成した
後、これらを前記したように合わせて圧縮し、様々にフ
レーバー供給を行なうことのできる錠剤を得る。
【0040】例えば、当業者は、フレーバーおよび甘味
料の口腔内での知覚パターンのどのような組合せも得る
ことができる。上記した好ましい実施態様においては、
親水性フレーバーを含有する外側の殻により強力フレー
バーおよび甘味料(甘味料を含有する場合)の初期の発
散を行ない、そして、その後、長時間持続する強力なフ
レーバーを与える。例えば当業者が相の位置を逆転した
い場合、即ち、ハードキャンディー部分をセンターおよ
び第2の相のための担体として用いる場合、親水性フレ
ーバー組成物は、第2の相となり得る。更に、第1の相
(または構造相)が溶解の際に親水性部分を散逸する場
合は、付加的な親水性フレーバーを、疎水性成分と同様
に、コア部分に含有させてよい。この方法により、口腔
内で殻が溶解した後に、第2の瞬間的フレーバー発散が
得られるのである。考えられるフレーバー供給系の組合
せの殆どいずれも、本発明により得られる。
料の口腔内での知覚パターンのどのような組合せも得る
ことができる。上記した好ましい実施態様においては、
親水性フレーバーを含有する外側の殻により強力フレー
バーおよび甘味料(甘味料を含有する場合)の初期の発
散を行ない、そして、その後、長時間持続する強力なフ
レーバーを与える。例えば当業者が相の位置を逆転した
い場合、即ち、ハードキャンディー部分をセンターおよ
び第2の相のための担体として用いる場合、親水性フレ
ーバー組成物は、第2の相となり得る。更に、第1の相
(または構造相)が溶解の際に親水性部分を散逸する場
合は、付加的な親水性フレーバーを、疎水性成分と同様
に、コア部分に含有させてよい。この方法により、口腔
内で殻が溶解した後に、第2の瞬間的フレーバー発散が
得られるのである。考えられるフレーバー供給系の組合
せの殆どいずれも、本発明により得られる。
【0041】更に、本発明の別の利点は、製品の形成、
出荷および保存中の熱安定性が得られる点である。
出荷および保存中の熱安定性が得られる点である。
【0042】更に、別個の相を有する本発明の特徴は、
別の方法では相互作用を生じるため同一菓子単位中で供
給するのに適しないような成分から圧縮錠剤を形成する
ことを可能にする。即ち、通常は相互作用を示すような
フレーバー物質を配合するのであるが、これらは、圧縮
錠剤が口腔内に入れられるまでは実質的に別々に保持さ
れ、口腔内で溶解することにより、消費者に有利なよう
にフレーバー成分が放出できるのである。
別の方法では相互作用を生じるため同一菓子単位中で供
給するのに適しないような成分から圧縮錠剤を形成する
ことを可能にする。即ち、通常は相互作用を示すような
フレーバー物質を配合するのであるが、これらは、圧縮
錠剤が口腔内に入れられるまでは実質的に別々に保持さ
れ、口腔内で溶解することにより、消費者に有利なよう
にフレーバー成分が放出できるのである。
【0043】本発明のフレーバーデリバリーシステムは
単独または、液体フレーバーを包含する従来のフレーバ
ーと組合せて使用して良く、そして場合によりフレーバ
ー成分には甘味料も包含される。更に本発明は砂糖入り
およびシュガーレスの両方の菓子圧縮錠剤を包含し、1
個の大きさおよび重量は製品の意図に応じたものであ
る。通常は、このような錠剤は約1.5〜約1.8グラ
ムである。
単独または、液体フレーバーを包含する従来のフレーバ
ーと組合せて使用して良く、そして場合によりフレーバ
ー成分には甘味料も包含される。更に本発明は砂糖入り
およびシュガーレスの両方の菓子圧縮錠剤を包含し、1
個の大きさおよび重量は製品の意図に応じたものであ
る。通常は、このような錠剤は約1.5〜約1.8グラ
ムである。
【0044】本発明およびその他の目的を更に理解する
ために、図面を参照しながら以下の記述により説明する
が、本発明の範囲は、特許請求の範囲に示されている。
ために、図面を参照しながら以下の記述により説明する
が、本発明の範囲は、特許請求の範囲に示されている。
【0045】
【詳細な記述】本発明によれば、フレーバー成分が組み
込まれ口腔への制御された放出が可能な菓子圧縮錠剤が
開示される。錠剤に含有されるフレーバー成分の制御さ
れた放出は、少なくとも2種類の物理的な相およびフレ
ーバー成分の保護が改良され放出が可能な逐次フレーバ
ーデリバリーシステムを有する圧縮錠剤を提供すること
により達成される。その他の利点は、フレーバー芳香マ
スキング特性、および高温安定性および保存安定性であ
る。本発明は種々のフレーバーの可能性および感覚的満
足を消費者に与える菓子の新しく高度に有用な形態に関
するものである。
込まれ口腔への制御された放出が可能な菓子圧縮錠剤が
開示される。錠剤に含有されるフレーバー成分の制御さ
れた放出は、少なくとも2種類の物理的な相およびフレ
ーバー成分の保護が改良され放出が可能な逐次フレーバ
ーデリバリーシステムを有する圧縮錠剤を提供すること
により達成される。その他の利点は、フレーバー芳香マ
スキング特性、および高温安定性および保存安定性であ
る。本発明は種々のフレーバーの可能性および感覚的満
足を消費者に与える菓子の新しく高度に有用な形態に関
するものである。
【0046】従って圧縮錠剤は、下記成分: (a) 活性成分の即時供給を行なうために親水性組成
物に緊密に結合した親水性組成物の約1〜約30重量%
の量で存在する第1のフレーバー成分;および、(b)
長時間に渡り第2のフレーバー成分の供給を行なうた
めの疎水性カプセル化組成物の約3〜約30重量%の量
で存在する第2のフレーバー成分、を含有する。
物に緊密に結合した親水性組成物の約1〜約30重量%
の量で存在する第1のフレーバー成分;および、(b)
長時間に渡り第2のフレーバー成分の供給を行なうた
めの疎水性カプセル化組成物の約3〜約30重量%の量
で存在する第2のフレーバー成分、を含有する。
【0047】全体として、菓子圧縮錠剤は、錠剤の総重
量の約0.5〜約5重量%の量のフレーバー成分を含有
する。
量の約0.5〜約5重量%の量のフレーバー成分を含有
する。
【0048】場合により、乳化剤を、疎水性カプセル化
組成物の約10重量%までの量で含有してよい。乳化剤
を使用する場合、適当な乳化剤は、脂肪酸のモノ−、ジ
−およびトリグリセリドエステル、ポリグリセロールエ
ステル等である。特に乳化剤は、レシチン、ステアレー
ト、ステアレートのエステル誘導体、パルミテート、パ
ルミテートのエステル誘導体、オレエート、オレエート
のエステル誘導体、グリセリド、スクロースポリエステ
ル、ポリグリセロールエステルおよびこれらの混合物よ
りなる群から選択してよい。好ましい実施態様において
は、乳化剤は疎水性カプセル化組成物の約2〜約7重量
%の量で存在してよい。別の好ましい実施態様において
は、乳化剤成分は約4〜約6重量%の量で存在する。
組成物の約10重量%までの量で含有してよい。乳化剤
を使用する場合、適当な乳化剤は、脂肪酸のモノ−、ジ
−およびトリグリセリドエステル、ポリグリセロールエ
ステル等である。特に乳化剤は、レシチン、ステアレー
ト、ステアレートのエステル誘導体、パルミテート、パ
ルミテートのエステル誘導体、オレエート、オレエート
のエステル誘導体、グリセリド、スクロースポリエステ
ル、ポリグリセロールエステルおよびこれらの混合物よ
りなる群から選択してよい。好ましい実施態様において
は、乳化剤は疎水性カプセル化組成物の約2〜約7重量
%の量で存在してよい。別の好ましい実施態様において
は、乳化剤成分は約4〜約6重量%の量で存在する。
【0049】別の実施態様においては、本発明は疎水性
組成物にカプセル化された活性成分とともに存在し、こ
れと組合せられた希釈剤を用いて調製してよい。
組成物にカプセル化された活性成分とともに存在し、こ
れと組合せられた希釈剤を用いて調製してよい。
【0050】甘味料もまた、フレーバーおよび甘味の組
合せられた刺激を得るために、カプセルの約30重量%
まで、好ましくは約12〜約13重量%の量でフレーバ
ー組成物の一方または両方に添加できる。
合せられた刺激を得るために、カプセルの約30重量%
まで、好ましくは約12〜約13重量%の量でフレーバ
ー組成物の一方または両方に添加できる。
【0051】適当な甘味料は、合成強力甘味料、例えば
可溶性サッカリン塩;サイクラメート塩;ステビオサイ
ド;グリチルリチン、グリチルリチン2カリウム、およ
びグリチルリチン酸アンモニウム塩;N−L−α−アル
パルチル−L−フェニルアラニン1−メチルエステル
(アスパルテーム);6−メチル−1,2,3−オキサ
チアジン−4(3H)−オン−2,2−ジオキシドのカ
リウム塩(エースサルフェーム−K、市販品,Hoec
hst Celanese Corporation,
Somerville,New Jersey);4,
1′,6′−トリクロロ−4,1′,6′−トリデオキ
シガラクトスクロース(スクラロース、市販品、McN
eil Specialty Products Co
mpany,Skillman,New Jerse
y);L−α−アルパルチル−N−(2,2,4,4−
テトラメチル−3−チエタニル)−D−アラニンアミド
水和物(アリテーム、市販品、Pfizer,New
York,New York);およびソーマチン(タ
リン)を包含する。
可溶性サッカリン塩;サイクラメート塩;ステビオサイ
ド;グリチルリチン、グリチルリチン2カリウム、およ
びグリチルリチン酸アンモニウム塩;N−L−α−アル
パルチル−L−フェニルアラニン1−メチルエステル
(アスパルテーム);6−メチル−1,2,3−オキサ
チアジン−4(3H)−オン−2,2−ジオキシドのカ
リウム塩(エースサルフェーム−K、市販品,Hoec
hst Celanese Corporation,
Somerville,New Jersey);4,
1′,6′−トリクロロ−4,1′,6′−トリデオキ
シガラクトスクロース(スクラロース、市販品、McN
eil Specialty Products Co
mpany,Skillman,New Jerse
y);L−α−アルパルチル−N−(2,2,4,4−
テトラメチル−3−チエタニル)−D−アラニンアミド
水和物(アリテーム、市販品、Pfizer,New
York,New York);およびソーマチン(タ
リン)を包含する。
【0052】上記した甘味料および記載しない同様の強
力甘味料は、摂取される製品中に含有させた場合にしば
しば独特の問題を生じる。例えば特定の甘味料は安定性
の問題点を有し、例えばアスパルテームはアルデヒド、
ケトン、水分等の存在下で分解して有毒な副産物を生ず
る可能性がある。同様に、他の甘味料、例えばサッカリ
ン(市販品PMC Specialty Group
Inc.,Chincinnati, Ohio)、ス
テビオサイド、エースサルフェーム−K、グリチルリチ
ンおよびその塩、およびタリンのようなものも、苦い後
味やオフノートを呈する。上記した甘味料を本発明の逐
次デリバリーシステムに配合することによりその使用の
問題点が克服されるが、その理由は、本発明のデリバリ
ーシステムの安定性および味マスキング能力により、こ
れらの強力甘味料に必要な保護が与えられ、そして、摂
取製品中の甘味刺激が改善され、増強されるからであ
る。
力甘味料は、摂取される製品中に含有させた場合にしば
しば独特の問題を生じる。例えば特定の甘味料は安定性
の問題点を有し、例えばアスパルテームはアルデヒド、
ケトン、水分等の存在下で分解して有毒な副産物を生ず
る可能性がある。同様に、他の甘味料、例えばサッカリ
ン(市販品PMC Specialty Group
Inc.,Chincinnati, Ohio)、ス
テビオサイド、エースサルフェーム−K、グリチルリチ
ンおよびその塩、およびタリンのようなものも、苦い後
味やオフノートを呈する。上記した甘味料を本発明の逐
次デリバリーシステムに配合することによりその使用の
問題点が克服されるが、その理由は、本発明のデリバリ
ーシステムの安定性および味マスキング能力により、こ
れらの強力甘味料に必要な保護が与えられ、そして、摂
取製品中の甘味刺激が改善され、増強されるからであ
る。
【0053】有用なフレーバー剤は、合成フレーバー液
例えば合成フレーバー油およびフレーバー芳香剤および
/または油;および/または、植物、葉、花、果実等よ
り抽出された液、オレオ樹脂または抽出物およびこれら
の組合せより選択してよい。好ましくはフレーバー成分
は、スペアミント油、シナモン油、ウインターグリーン
油(メチルサリチルレート)およびペパーミント油、ク
ローブ油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、
シーダー葉油、ナツメグ油、オールスパイス、セージ
油、メース、ビターアーモンド油、およびカシア油より
選択される。また、人工、天然または合成のフレーバ
ー、例えば果実フレーバー、例えばバニラ、そして、レ
モン、オレンジ、グレープ、ライムおよびグレープフル
ーツを包含する柑橘油、および、アップル、ナシ、ピー
チ、グレープ、ストロベリー、ラズベリー、チェリー、
プラム、パイナップル、アプリコット等を包含する果実
エッセンスも使用してよい。
例えば合成フレーバー油およびフレーバー芳香剤および
/または油;および/または、植物、葉、花、果実等よ
り抽出された液、オレオ樹脂または抽出物およびこれら
の組合せより選択してよい。好ましくはフレーバー成分
は、スペアミント油、シナモン油、ウインターグリーン
油(メチルサリチルレート)およびペパーミント油、ク
ローブ油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、
シーダー葉油、ナツメグ油、オールスパイス、セージ
油、メース、ビターアーモンド油、およびカシア油より
選択される。また、人工、天然または合成のフレーバ
ー、例えば果実フレーバー、例えばバニラ、そして、レ
モン、オレンジ、グレープ、ライムおよびグレープフル
ーツを包含する柑橘油、および、アップル、ナシ、ピー
チ、グレープ、ストロベリー、ラズベリー、チェリー、
プラム、パイナップル、アプリコット等を包含する果実
エッセンスも使用してよい。
【0054】疎水性コーティング成分の調製に適する物
質は、脂肪および/またはワックスを包含する。適当な
脂肪は、脂肪酸、例えば水添または部分水添油を包含
し、代表的な物質は、パーム油、パーム仁油、大豆油、
綿実油、ピーナツ油、菜種油、米糠油、ヒマワリ油、サ
フラワー油およびこれらの混合物を包含する。やはり本
発明における脂肪として有用なその他の物質はモノグリ
セリド、ジグリセリド、トリグリセリド、ポリグリセロ
ールエステル、ソルビトールエステル、およびこれらの
混合物から選択してよい。
質は、脂肪および/またはワックスを包含する。適当な
脂肪は、脂肪酸、例えば水添または部分水添油を包含
し、代表的な物質は、パーム油、パーム仁油、大豆油、
綿実油、ピーナツ油、菜種油、米糠油、ヒマワリ油、サ
フラワー油およびこれらの混合物を包含する。やはり本
発明における脂肪として有用なその他の物質はモノグリ
セリド、ジグリセリド、トリグリセリド、ポリグリセロ
ールエステル、ソルビトールエステル、およびこれらの
混合物から選択してよい。
【0055】適当なワックスは、天然ワックス、合成ワ
ックスおよびこれらの混合物を包含し、特に、パラフィ
ンワックス、蜜蝋、カルナウバワックス、カンデリラワ
ックス、ラノリンワックス、ピメンタワックス、砂糖黍
ワックス、ペトロラタム、カーボワックス、鯨蝋、米糠
ワックス、微晶性ワックス、およびこれらの混合物より
なる群から選択される物質を含む。当然ながら上記した
物質は例であって、本発明のデリバリーシステムに含有
される適当な物質を制限するものではなく、本発明は例
示しない同等の物質も包含する。
ックスおよびこれらの混合物を包含し、特に、パラフィ
ンワックス、蜜蝋、カルナウバワックス、カンデリラワ
ックス、ラノリンワックス、ピメンタワックス、砂糖黍
ワックス、ペトロラタム、カーボワックス、鯨蝋、米糠
ワックス、微晶性ワックス、およびこれらの混合物より
なる群から選択される物質を含む。当然ながら上記した
物質は例であって、本発明のデリバリーシステムに含有
される適当な物質を制限するものではなく、本発明は例
示しない同等の物質も包含する。
【0056】本発明は砂糖入りおよびシュガーレスの菓
子圧縮錠剤を包含する。
子圧縮錠剤を包含する。
【0057】カプセル化系に含まれる甘味料とは別に甘
味料を使用する場合は、本発明は、天然および人工の甘
味料の両方を包含するよく知られた甘味料の配合を意図
する。即ち、付加的な甘味料は、以下の限定しない例よ
り選択してよい。即ち:砂糖、例えばスクロース、グル
コース(コーンシロップ)、デキストロース、転化糖、
フラクトース、およびこれらの混合物、サッカリンおよ
びその種々の塩、例えばナトリウム塩またはカルシウム
塩;サイクラミン酸およびその種々の塩、例えばナトリ
ウム塩;アスパルテームのようなジペプチド系甘味料;
ジヒドロカルコン化合物、グリチルリチン;Stevi
a Rebaudiana(ステビオサイド);スクロ
ースのクロロ誘導体;ジヒドフラビノール;ヒドロキシ
グアイアコールエステル;L−アミノジカルボン酸ジェ
ム−ジアミン;L−アミノジカルボン酸アミノアルケン
酸エステルアミド;および、糖アルコール、例えばソル
ビトール、ソルビトールシロップ、マンニトール、キシ
リトール等。また、付加的な甘味料として、米国再発行
特許第26,959号に記載されている非醗酵性糖代替
物(水添澱粉加水分解物)も使用してよい。また、西独
国特許2,001,017.7に記載されている合成甘
味料3,6−ジヒドロ−6−メチル−1−1,2,3−
オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシド、特に
そのカリウム塩(エースサルフェーム−K)、ナトリウ
ム塩およびカリシウム塩も使用してよい。
味料を使用する場合は、本発明は、天然および人工の甘
味料の両方を包含するよく知られた甘味料の配合を意図
する。即ち、付加的な甘味料は、以下の限定しない例よ
り選択してよい。即ち:砂糖、例えばスクロース、グル
コース(コーンシロップ)、デキストロース、転化糖、
フラクトース、およびこれらの混合物、サッカリンおよ
びその種々の塩、例えばナトリウム塩またはカルシウム
塩;サイクラミン酸およびその種々の塩、例えばナトリ
ウム塩;アスパルテームのようなジペプチド系甘味料;
ジヒドロカルコン化合物、グリチルリチン;Stevi
a Rebaudiana(ステビオサイド);スクロ
ースのクロロ誘導体;ジヒドフラビノール;ヒドロキシ
グアイアコールエステル;L−アミノジカルボン酸ジェ
ム−ジアミン;L−アミノジカルボン酸アミノアルケン
酸エステルアミド;および、糖アルコール、例えばソル
ビトール、ソルビトールシロップ、マンニトール、キシ
リトール等。また、付加的な甘味料として、米国再発行
特許第26,959号に記載されている非醗酵性糖代替
物(水添澱粉加水分解物)も使用してよい。また、西独
国特許2,001,017.7に記載されている合成甘
味料3,6−ジヒドロ−6−メチル−1−1,2,3−
オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシド、特に
そのカリウム塩(エースサルフェーム−K)、ナトリウ
ム塩およびカリシウム塩も使用してよい。
【0058】天然フレーバーおよび人工フレーバーの両
方を包含する適当な副次的フレーバー、およびペパーミ
ント、メントールのようなミント類、人工バニラ、シナ
モン、種々の果実フレーバーの個々のもの、および混合
したもの等も意図される。このようなフレーバーは一般
的に、使用するフレーバーカプセル化デリバリーシステ
ムの量に応じて変化する量で使用され、例えば、最終圧
縮錠剤組成物の約5重量%迄の量範囲で変化してよい。
即ち副次的フレーバーはカプセル化フレーバーデリバリ
ーシステム中、そして場合により圧縮錠剤組成物そのも
のの中に存在してよい。
方を包含する適当な副次的フレーバー、およびペパーミ
ント、メントールのようなミント類、人工バニラ、シナ
モン、種々の果実フレーバーの個々のもの、および混合
したもの等も意図される。このようなフレーバーは一般
的に、使用するフレーバーカプセル化デリバリーシステ
ムの量に応じて変化する量で使用され、例えば、最終圧
縮錠剤組成物の約5重量%迄の量範囲で変化してよい。
即ち副次的フレーバーはカプセル化フレーバーデリバリ
ーシステム中、そして場合により圧縮錠剤組成物そのも
のの中に存在してよい。
【0059】着色料は混合物として添加し、約1〜約6
重量%の量で配合できる。着色料は食品、薬品および化
粧品用に適し、FD&C染料として知られている染料で
あることができる。上記した使用範囲に許容される物質
は好ましくは水溶性である。代表例には、FD&C青2
番として知られるインジゴイド染料、即ち、5,5′−
インジゴチンジスルホン酸のジナトリウム塩が包含され
る。同じく、FD&C緑1番として知られる染料である
トリフェニルメタン染料、即ち4−〔4−N−エチル−
p−スルホベンジルアミノ)ジフェニルメチレン〕−
〔1−(N−エチル−N−p−スルホニウムベンジル)
−2−5−シクロヘキサジエンイミン〕のモノナトリウ
ム塩も使用してよい。FD&CおよびD&C染料および
相当する化学構造に関する全ては、Kirk−Othm
er Encyclopediaof Chemica
l Technology第5巻857〜884ページ
に記載されており、この文献は参考のために本明細書に
組み込まれる。
重量%の量で配合できる。着色料は食品、薬品および化
粧品用に適し、FD&C染料として知られている染料で
あることができる。上記した使用範囲に許容される物質
は好ましくは水溶性である。代表例には、FD&C青2
番として知られるインジゴイド染料、即ち、5,5′−
インジゴチンジスルホン酸のジナトリウム塩が包含され
る。同じく、FD&C緑1番として知られる染料である
トリフェニルメタン染料、即ち4−〔4−N−エチル−
p−スルホベンジルアミノ)ジフェニルメチレン〕−
〔1−(N−エチル−N−p−スルホニウムベンジル)
−2−5−シクロヘキサジエンイミン〕のモノナトリウ
ム塩も使用してよい。FD&CおよびD&C染料および
相当する化学構造に関する全ては、Kirk−Othm
er Encyclopediaof Chemica
l Technology第5巻857〜884ページ
に記載されており、この文献は参考のために本明細書に
組み込まれる。
【0060】菓子圧縮錠剤処方は、錠剤顆粒基材および
種々の添加剤、例えば甘味料およびフレーバーを含有す
る。使用する錠剤顆粒基材は、基材の種類、所望の脆さ
および最終製品を調製するために用いる他の成分のよう
な種々の要因により変化する。菓子圧縮錠剤は、更に、
従来の添加剤、即ちフレーバー剤、着色剤、乳化剤およ
び付加的な充填剤を含有してよい。これらの菓子に関し
て実施可能である変形は様々であり、付加的な組成物充
填剤、フレーバー成分の使用や着色剤の使用に関しては
特に当業者が知る範囲のものである。
種々の添加剤、例えば甘味料およびフレーバーを含有す
る。使用する錠剤顆粒基材は、基材の種類、所望の脆さ
および最終製品を調製するために用いる他の成分のよう
な種々の要因により変化する。菓子圧縮錠剤は、更に、
従来の添加剤、即ちフレーバー剤、着色剤、乳化剤およ
び付加的な充填剤を含有してよい。これらの菓子に関し
て実施可能である変形は様々であり、付加的な組成物充
填剤、フレーバー成分の使用や着色剤の使用に関しては
特に当業者が知る範囲のものである。
【0061】水分に対する感受性を有し水分の存在下で
分解するようなフレーバー成分の場合は特に、それらが
延長された期間保護できるため、本発明による利点が顕
著になる。更に、オフテイストを有するフレーバーおよ
び/または甘味料の制御された放出に影響を与える必要
がある場合には、放出は必要な組成物の比率に直接関連
づけることができるため、本発明が極めて有効になる。
即ち消費者の知覚に悪い影響を与えることのない僅かの
量となるように、単に制御された放出を与えることによ
り、たとえば極めて苦い味を有するフレーバー成分も個
人に提供できるようになる。別の用途は、甘味料の全量
を増大させることなく、例えば菓子圧縮錠剤組成物の消
費者による知覚を延長された時間にわたり持続すること
のできるように、極めて低濃度で、強力甘味料の徐放性
を可能にすることである。
分解するようなフレーバー成分の場合は特に、それらが
延長された期間保護できるため、本発明による利点が顕
著になる。更に、オフテイストを有するフレーバーおよ
び/または甘味料の制御された放出に影響を与える必要
がある場合には、放出は必要な組成物の比率に直接関連
づけることができるため、本発明が極めて有効になる。
即ち消費者の知覚に悪い影響を与えることのない僅かの
量となるように、単に制御された放出を与えることによ
り、たとえば極めて苦い味を有するフレーバー成分も個
人に提供できるようになる。別の用途は、甘味料の全量
を増大させることなく、例えば菓子圧縮錠剤組成物の消
費者による知覚を延長された時間にわたり持続すること
のできるように、極めて低濃度で、強力甘味料の徐放性
を可能にすることである。
【0062】本発明の逐次デリバリーシステムを含有す
る菓子圧縮錠剤組成物を調製するための代表的な方法を
以下に示す。
る菓子圧縮錠剤組成物を調製するための代表的な方法を
以下に示す。
【0063】先ず、構造的に圧縮錠剤の支持体となる第
1の相を調製する。甘味料/増量剤を十分な時間、例え
ば5分間混合する。次に、グルコン酸銅のような呼気脱
臭剤を添加し、3分間上記成分とともに混合し、成分を
十分分散させる。例えばペパーミントのような噴霧乾燥
フレーバーを上記成分に添加し、混合を継続する。噴霧
乾燥フレーバーの十分な取り込みのためには3分間の追
加混合で十分であることがわかっている。その後、必要
に応じて着色剤および潤滑剤を添加し、上記成分と混合
する。例えば、着色剤および潤滑剤は、2分間の混合の
後に混合物中に十分分散することが解っている。
1の相を調製する。甘味料/増量剤を十分な時間、例え
ば5分間混合する。次に、グルコン酸銅のような呼気脱
臭剤を添加し、3分間上記成分とともに混合し、成分を
十分分散させる。例えばペパーミントのような噴霧乾燥
フレーバーを上記成分に添加し、混合を継続する。噴霧
乾燥フレーバーの十分な取り込みのためには3分間の追
加混合で十分であることがわかっている。その後、必要
に応じて着色剤および潤滑剤を添加し、上記成分と混合
する。例えば、着色剤および潤滑剤は、2分間の混合の
後に混合物中に十分分散することが解っている。
【0064】別途、疎水的にカプセル化されたフレーバ
ーを含有する少なくとも1つの第2の相を調製するに
は、先ず、約3分間、希釈剤と潤滑剤を混合する。次
に、結合剤を添加し約2分間混合する。疎水的にカプセ
ル化されたフレーバーを添加し、更に約2分間混合を継
続し、相の調製を完了する。その後、これらの相は錠剤
成形器内で別々に圧縮して、本発明の菓子圧縮錠剤を得
る。
ーを含有する少なくとも1つの第2の相を調製するに
は、先ず、約3分間、希釈剤と潤滑剤を混合する。次
に、結合剤を添加し約2分間混合する。疎水的にカプセ
ル化されたフレーバーを添加し、更に約2分間混合を継
続し、相の調製を完了する。その後、これらの相は錠剤
成形器内で別々に圧縮して、本発明の菓子圧縮錠剤を得
る。
【0065】コア−殻錠剤の場合は、コアを圧縮して殻
部分に入れる。殻部分の最初の半分を錠剤ダイス中に付
着させ圧縮する。この上に予備圧縮したコアを置き、次
に、残りの殻材料をその上に付着させる。そして、全体
の錠剤複合体を圧縮して、本発明の2相製品とする。
部分に入れる。殻部分の最初の半分を錠剤ダイス中に付
着させ圧縮する。この上に予備圧縮したコアを置き、次
に、残りの殻材料をその上に付着させる。そして、全体
の錠剤複合体を圧縮して、本発明の2相製品とする。
【0066】図3〜5には、本発明に従って調製できる
菓子圧縮錠剤の実施態様の例を示す。このような製品に
共通する特徴は、それらの各々が少なくとも2つの別個
の相からなり、構造的に圧縮錠剤の形状を支持してお
り、コアとして存在する第2の相を実質的に包囲してい
る。図示した形態は全て、一般的に円型の平板な物体で
あり、例えば、円筒上であったりするが、その他の形状
も包含される。図6および7は、本発明の別の実施態様
を示しており、第1の相は一般的に中央の円周部分を構
成し、第2の相が各々の側に固定されている。得られる
錠剤の断面は図6に示すとおりである。
菓子圧縮錠剤の実施態様の例を示す。このような製品に
共通する特徴は、それらの各々が少なくとも2つの別個
の相からなり、構造的に圧縮錠剤の形状を支持してお
り、コアとして存在する第2の相を実質的に包囲してい
る。図示した形態は全て、一般的に円型の平板な物体で
あり、例えば、円筒上であったりするが、その他の形状
も包含される。図6および7は、本発明の別の実施態様
を示しており、第1の相は一般的に中央の円周部分を構
成し、第2の相が各々の側に固定されている。得られる
錠剤の断面は図6に示すとおりである。
【0067】親水性組成物は知られた乾燥噴霧法により
調製してよい。この方法では通常、フレーバー油を水に
分散した膜形成剤と混合し、乳化して安定な乳濁液とす
る。乳化が必要な理由は、フレーバー油は膜形成剤を溶
解するのに必要な水には不溶性であるからである。高固
形物含有量で低粘度の乳濁液を得ることは、許容される
製品を調製するのに極めて重要である。高温での安定性
もまたフレーバー油の揮発を防止するために重要であ
る。導入口温度を低温に(即ち約155℃)、そして乾
燥機内の滞留時間を最低に留めることは、フレーバーが
化学的に不安定な場合には、有益である。風乾条件は、
乳濁液および製品の特性、例えば所望の製品の粒径によ
り異なる。乳濁液から水を除去するために熱を使用する
という変形もまた試みられている。これらのあるもの
は、熱風ではなく乾燥媒体のような脱水溶媒の使用を包
含している。凍結乾燥もまた意図される。
調製してよい。この方法では通常、フレーバー油を水に
分散した膜形成剤と混合し、乳化して安定な乳濁液とす
る。乳化が必要な理由は、フレーバー油は膜形成剤を溶
解するのに必要な水には不溶性であるからである。高固
形物含有量で低粘度の乳濁液を得ることは、許容される
製品を調製するのに極めて重要である。高温での安定性
もまたフレーバー油の揮発を防止するために重要であ
る。導入口温度を低温に(即ち約155℃)、そして乾
燥機内の滞留時間を最低に留めることは、フレーバーが
化学的に不安定な場合には、有益である。風乾条件は、
乳濁液および製品の特性、例えば所望の製品の粒径によ
り異なる。乳濁液から水を除去するために熱を使用する
という変形もまた試みられている。これらのあるもの
は、熱風ではなく乾燥媒体のような脱水溶媒の使用を包
含している。凍結乾燥もまた意図される。
【0068】疎水性コーティング成分内にカプセル化さ
れたフレーバーは、希釈剤、潤滑剤、および/または結
合剤と組合せてよい。このような添加剤は当該分野で良
く知られている。例えば、希釈剤は、乳糖、アビセル
(avicel)微晶性セルロースNF、または澱粉を
包含する。潤滑剤は、例えば、ステアリン酸およびステ
アリン酸マグネシウムを包含する。ポリエチレングリコ
ールは適当な結合剤の例である。
れたフレーバーは、希釈剤、潤滑剤、および/または結
合剤と組合せてよい。このような添加剤は当該分野で良
く知られている。例えば、希釈剤は、乳糖、アビセル
(avicel)微晶性セルロースNF、または澱粉を
包含する。潤滑剤は、例えば、ステアリン酸およびステ
アリン酸マグネシウムを包含する。ポリエチレングリコ
ールは適当な結合剤の例である。
【0069】本発明そのものを、容易に、種々の色の組
合せの興味ある変化を圧縮錠剤の個々の相に適用した
り、圧縮錠剤の最終組成の種々の態様に適用して、消費
者が錠剤を口腔内で溶解させる際に種々の好ましい感覚
作用を付与することができる。好ましい実施態様では、
圧縮コーティング錠剤は初期に放出される第1の相中の
異なるフレーバー、および、長時間かけて放出される第
2の相中のミント呼気清浄フレーバーを有することによ
り、2つ以上のフレーバーを放出する。
合せの興味ある変化を圧縮錠剤の個々の相に適用した
り、圧縮錠剤の最終組成の種々の態様に適用して、消費
者が錠剤を口腔内で溶解させる際に種々の好ましい感覚
作用を付与することができる。好ましい実施態様では、
圧縮コーティング錠剤は初期に放出される第1の相中の
異なるフレーバー、および、長時間かけて放出される第
2の相中のミント呼気清浄フレーバーを有することによ
り、2つ以上のフレーバーを放出する。
【0070】上記したとおり、多くの利点を有する圧縮
錠剤が提供される。当該技術者は、ここに開示したもの
に関して特定の変形および変更が可能であり、それらが
本発明の概念の範囲内に包含されることを理解された
い。
錠剤が提供される。当該技術者は、ここに開示したもの
に関して特定の変形および変更が可能であり、それらが
本発明の概念の範囲内に包含されることを理解された
い。
【0071】上記は、説明のため、そして発明の最も良
い実施態様を開示するという出願人の義務を果たすべく
呈示したものである。従って上記した方法は当業者によ
り変更されてよく、それ等全ての変形は本発明の一部に
含まれる。
い実施態様を開示するという出願人の義務を果たすべく
呈示したものである。従って上記した方法は当業者によ
り変更されてよく、それ等全ての変形は本発明の一部に
含まれる。
【0072】本発明で用いる噴霧凝結法は、熱調節スプ
レーノズルを介して第2の均質な混合物を供給し、閉鎖
され温度調節されたチェンバー内に霧状液滴を形成し、
これにより、より低い温度、例えば25℃程度の環境に
接した液滴は冷却して固化するという工程を指す。ノズ
ル圧力は液滴の大きさを制御できるように調節され、液
滴はノズルから飛び出してより低温の環境に接触した際
に冷却凝結する。この工程の結果として、ほぼ楕円また
は球状の形状を有する乾燥した粒子または凝集塊が形成
されるのである。
レーノズルを介して第2の均質な混合物を供給し、閉鎖
され温度調節されたチェンバー内に霧状液滴を形成し、
これにより、より低い温度、例えば25℃程度の環境に
接した液滴は冷却して固化するという工程を指す。ノズ
ル圧力は液滴の大きさを制御できるように調節され、液
滴はノズルから飛び出してより低温の環境に接触した際
に冷却凝結する。この工程の結果として、ほぼ楕円また
は球状の形状を有する乾燥した粒子または凝集塊が形成
されるのである。
【0073】
【実施例】以下の実施例は本発明の更に好適な態様を示
すものであり、本発明の有効な範囲を制限するものでは
ない。
すものであり、本発明の有効な範囲を制限するものでは
ない。
【0074】実施例1 新しい多相逐次デリバリーシステムを用いたシュガーレ
ス菓子圧縮錠剤をペパーミントフレーバーを用いて調製
し比較官能試験に付した。本発明の5つのシュガーレス
菓子圧縮錠剤試料を以下の表1に示すように、ペパーミ
ントフレーバーを用いて調製した。液体ペパーミントフ
レーバーを用いた対照群シュガーレス菓子圧縮錠剤も調
製した。
ス菓子圧縮錠剤をペパーミントフレーバーを用いて調製
し比較官能試験に付した。本発明の5つのシュガーレス
菓子圧縮錠剤試料を以下の表1に示すように、ペパーミ
ントフレーバーを用いて調製した。液体ペパーミントフ
レーバーを用いた対照群シュガーレス菓子圧縮錠剤も調
製した。
【0075】
【表1】
【0076】上記の組成物は表1に示した個々の比率で
前述の方法により調製した。対照群および試料Aを官能
試験に付した。官能試験の結果を図1に示す。
前述の方法により調製した。対照群および試料Aを官能
試験に付した。官能試験の結果を図1に示す。
【0077】図1によれば、検査結果は本発明に起因す
るフレーバー強度およびフレーバー供給の持続性の両方
において予期されなかった改善を示しているが、これは
同量のフレーバーの含有、またはより多いフレーバーの
含有、または、脂肪カプセル化フレーバーのみの使用に
よっては達成できないものである。特に図1は、フレー
バー強度が急速に低下した対照群と本発明が異なること
を示している。本発明は明らかに消費時間を通じてフレ
ーバー知覚の高い優れた供給を示した。本発明により得
られたすぐれた結果により、当業者は、別々の相中のフ
レーバーのような活性物質の口腔への逐次的放出が可能
になる。本発明により可能になる優れた制御特性によ
り、当該技術者は、他の方法では非混和性であるよう
な、口腔への放出に適する活性成分も選択的に配合でき
るのである。
るフレーバー強度およびフレーバー供給の持続性の両方
において予期されなかった改善を示しているが、これは
同量のフレーバーの含有、またはより多いフレーバーの
含有、または、脂肪カプセル化フレーバーのみの使用に
よっては達成できないものである。特に図1は、フレー
バー強度が急速に低下した対照群と本発明が異なること
を示している。本発明は明らかに消費時間を通じてフレ
ーバー知覚の高い優れた供給を示した。本発明により得
られたすぐれた結果により、当業者は、別々の相中のフ
レーバーのような活性物質の口腔への逐次的放出が可能
になる。本発明により可能になる優れた制御特性によ
り、当該技術者は、他の方法では非混和性であるよう
な、口腔への放出に適する活性成分も選択的に配合でき
るのである。
【0078】殻として存在する第1の相のコアとして存
在する第2の相に対する望ましい重量比は、試料Aで用
いたように、98.67:1.33である。その他の本
発明の処方であるB、C、DおよびEでもまた、フレー
バー強度およびフレーバー供給の持続性の両方において
望ましい結果が達成された。
在する第2の相に対する望ましい重量比は、試料Aで用
いたように、98.67:1.33である。その他の本
発明の処方であるB、C、DおよびEでもまた、フレー
バー強度およびフレーバー供給の持続性の両方において
望ましい結果が達成された。
【0079】実施例2 本実施例では、本発明の菓子圧縮錠剤をペパーミントフ
レーバーを用いて調製し、幾つかの砂糖入り試料に配合
して本発明と対照群とを比較した。本発明の錠剤は実施
例1と同様にして調製した。従って、2種類の対照群試
料IIおよびIIIおよび本発明の試料F、G、H、
I、J、KおよびLを調製した。それぞれの組成物の処
方を表2および表3に示す。対照群組成物は従来の方法
で調製した。対照群IIは液体フレーバーのみを含有さ
せ、そして、対照群IIIには噴霧乾燥フレーバーのみ
を含有させた。その後種々の処方を官能試験に付した。
レーバーを用いて調製し、幾つかの砂糖入り試料に配合
して本発明と対照群とを比較した。本発明の錠剤は実施
例1と同様にして調製した。従って、2種類の対照群試
料IIおよびIIIおよび本発明の試料F、G、H、
I、J、KおよびLを調製した。それぞれの組成物の処
方を表2および表3に示す。対照群組成物は従来の方法
で調製した。対照群IIは液体フレーバーのみを含有さ
せ、そして、対照群IIIには噴霧乾燥フレーバーのみ
を含有させた。その後種々の処方を官能試験に付した。
【0080】
【表2】
【0081】
【表3】
【0082】実施例1の結果と同様の結果において、砂
糖入り菓子圧縮錠剤は本発明の逐次相デリバリーシステ
ムに起因するフレーバー強度およびフレーバー供給の持
続性の両方における予想外の改善を示したことがわかっ
た。
糖入り菓子圧縮錠剤は本発明の逐次相デリバリーシステ
ムに起因するフレーバー強度およびフレーバー供給の持
続性の両方における予想外の改善を示したことがわかっ
た。
【0083】官能試験の結果は本発明による初期フレー
バー発散、フレーバー強度およびフレーバー供給の持続
性における意外な進歩を示しており、これは、遊離の液
体フレーバーのより多い量の添加、または脂肪カプセル
化フレーバーのみの添加によっては達成できなかったも
のである。初期フレーバー発散、より大きい全体的強度
および持続性の望ましい組合せは、試料GまたはHで示
されているとおり、遊離液体ペパーミントフレーバーお
よび本発明のフレーバーデリバリーシステムの組合せに
より達成されたものである。両方の本発明の組成物は、
高められた水準のフレーバーをほぼ12分間供給し、そ
して同じ期間、予期しない強度でフレーバーの供給を継
続した。
バー発散、フレーバー強度およびフレーバー供給の持続
性における意外な進歩を示しており、これは、遊離の液
体フレーバーのより多い量の添加、または脂肪カプセル
化フレーバーのみの添加によっては達成できなかったも
のである。初期フレーバー発散、より大きい全体的強度
および持続性の望ましい組合せは、試料GまたはHで示
されているとおり、遊離液体ペパーミントフレーバーお
よび本発明のフレーバーデリバリーシステムの組合せに
より達成されたものである。両方の本発明の組成物は、
高められた水準のフレーバーをほぼ12分間供給し、そ
して同じ期間、予期しない強度でフレーバーの供給を継
続した。
【0084】本発明に従って調製した圧縮錠剤は、はっ
きりした初期フレーバー発散および高められたフレーバ
ー強度を延長された消費時間全体にわたり示すことが経
験的に分かった。このような特性は、従来の圧縮錠剤処
方では達成できなかったものである。更に、結果はま
た、本発明に従って調製した菓子圧縮錠剤が従来の菓子
圧縮錠剤に比べて優れていることを示している。
きりした初期フレーバー発散および高められたフレーバ
ー強度を延長された消費時間全体にわたり示すことが経
験的に分かった。このような特性は、従来の圧縮錠剤処
方では達成できなかったものである。更に、結果はま
た、本発明に従って調製した菓子圧縮錠剤が従来の菓子
圧縮錠剤に比べて優れていることを示している。
【0085】実施例3 本発明のその他の試料を、表4、5、6および7に示し
た処方を用いて前述した方法に従って調製した。試料
M、NおよびOはセンター充填部を有する砂糖入り菓子
圧縮錠剤であり、図3、4および5に示されており、試
料P、Q、RおよびSはペパーミントフレーバー砂糖入
り錠剤であり、そして試料TおよびVはチェリーフレー
バーの砂糖入り菓子圧縮錠剤であり、本発明に従って調
製したものである。
た処方を用いて前述した方法に従って調製した。試料
M、NおよびOはセンター充填部を有する砂糖入り菓子
圧縮錠剤であり、図3、4および5に示されており、試
料P、Q、RおよびSはペパーミントフレーバー砂糖入
り錠剤であり、そして試料TおよびVはチェリーフレー
バーの砂糖入り菓子圧縮錠剤であり、本発明に従って調
製したものである。
【0086】
【表4】
【0087】
【表5】
【0088】
【表6】
【0089】
【表7】
【0090】必然的結果として、明確な初期フレーバー
発散および高められたフレーバー強度の消費時間全体に
わたる持続性を示す本発明の圧縮錠剤は、口腔内で実質
的に任意の所望の放出パターンが得られるように適宜調
節できる。更に、同一錠剤内の別々の相の活性成分の逐
次放出が可能であるという本発明の能力は独特のもので
ある。このような特徴は従来の圧縮錠剤では達成されて
いない。
発散および高められたフレーバー強度の消費時間全体に
わたる持続性を示す本発明の圧縮錠剤は、口腔内で実質
的に任意の所望の放出パターンが得られるように適宜調
節できる。更に、同一錠剤内の別々の相の活性成分の逐
次放出が可能であるという本発明の能力は独特のもので
ある。このような特徴は従来の圧縮錠剤では達成されて
いない。
【0091】本発明は、本発明の精神または本質的特徴
を外れることなく他の形態または他の方法で実施するこ
とが可能である。従って本発明の開示は、全ての点にお
いて説明を目的としており、請求範囲に示した本発明の
範囲を制限するものではなく、同等の意味および範囲に
属する全ての変更例は、本発明に包含される。
を外れることなく他の形態または他の方法で実施するこ
とが可能である。従って本発明の開示は、全ての点にお
いて説明を目的としており、請求範囲に示した本発明の
範囲を制限するものではなく、同等の意味および範囲に
属する全ての変更例は、本発明に包含される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ペパーミントを用いて調製した本発明のフレー
バーデリバリーシステムを含有するペパーミントフレー
バー菓子圧縮錠剤と、従来の液体ペパーミントフレーバ
ーを含有する対照群菓子圧縮錠剤とを比較した官能試験
の結果を示すグラフである。
バーデリバリーシステムを含有するペパーミントフレー
バー菓子圧縮錠剤と、従来の液体ペパーミントフレーバ
ーを含有する対照群菓子圧縮錠剤とを比較した官能試験
の結果を示すグラフである。
【図2】本発明の好ましい実施態様に従って調製した菓
子圧縮錠剤の見取図である。
子圧縮錠剤の見取図である。
【図3】コアの第2の相を実質的に包囲する殻の第1の
相を示す、図2の3−3の線に添った錠剤の断面図であ
る。
相を示す、図2の3−3の線に添った錠剤の断面図であ
る。
【図4】第2の相を実質的に包囲する第1の相を示す、
図2の4−4の線に添った錠剤の断面図である。
図2の4−4の線に添った錠剤の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施態様に従って調製した菓子
圧縮錠剤の見取図である。
圧縮錠剤の見取図である。
【図6】図5の錠剤の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビンセント・コーセロ アメリカ合衆国ニユージヤージー州 (07927)シーダーノウルズ.シカモアテ ラス2 (72)発明者 クリシユナ・ピー・ラマン アメリカ合衆国ニユージヤージー州 (07869)ランドルフ.マレードライブ5 (72)発明者 マモウン・マーモウド・フセイン アメリカ合衆国ニユージヤージー州 (07046)マウンテインレイクズ.ブール バード115 (72)発明者 エンジエル・マニユアル・オウラマ アメリカ合衆国ニユージヤージー州 (07874)スタンホープ.エリザベスアベ ニユー19
Claims (47)
- 【請求項1】 下記成分: (a) 錠剤に物理的構造を付与する第1の相、(b)
第1の相とはテクスチャー的に異なる口中感を与える
第2の相、(c) 口腔への第1のフレーバー成分の即
時供給の為の親水性組成物に緊密に結合し、かつ第1の
相、第2の相および第1および第2の両方の相の1つの
部分を形成するような、第1のフレーバー成分、および
(d) 口腔への第2のフレーバー成分の時間指定供給
の為の疎水性組成物中にカプセル化され、第1の相、第
2の相および第1および第2の両方の相の1つの部分を
形成する第2のフレーバー成分を含有し、選択されたフ
レーバー供給の連続性は、上記相の1つ以上の中に第1
の成分および第2の成分を含有させることにより得られ
るような、少なくとも2つの別個の物理的相を有し、口
腔ヘのフレーバー成分の選択的時間指定供給をなしうる
圧縮錠剤。 - 【請求項2】 第1および第2のフレーバー成分がフレ
ーバー、甘味料およびこれらの混合物よりなる群から選
択される請求項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項3】 第1および第2のフレーバー成分が同一
である請求項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項4】 第1および第2のフレーバー成分が異な
る請求項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項5】 親水性組成物が、重合体、ゼラチン、天
然ガム、および菓子圧縮錠剤顆粒化物質よりなる群から
選択される成分を含有する請求項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項6】 菓子圧縮錠剤顆粒化物質が糖を含有する
請求項5記載の圧縮錠剤。 - 【請求項7】 菓子圧縮錠剤顆粒化物質がシュガーレス
物質である請求項5記載の圧縮錠剤。 - 【請求項8】 親水性組成物が増量剤と組合せられる請
求項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項9】 疎水性組成物が、脂肪、ワックス、樹脂
およびこれらの混合物よりなる群から選択される成分を
含有する請求項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項10】 疎水性組成物が希釈剤と組合せられる
請求項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項11】 第1の相が実質的に第2の相を包囲す
る請求項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項12】 第1のフレーバーが第1の相に含有さ
れ、第2のフレーバーが第2の相に含有される請求項1
記載の圧縮錠剤。 - 【請求項13】 第1のフレーバーおよび第2のフレー
バーが第1の相に配合され、第2のフレーバーが第2の
相に配合される請求項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項14】 第2のフレーバーが第1の相に配合さ
れ、第1のフレーバーが第2の相に配合される請求項1
記載の圧縮錠剤。 - 【請求項15】 第1および第2のフレーバーが第1の
相に配合され、第1および第2のフレーバーが第2の相
に配合される請求項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項16】 第1のフレーバーが第1の相に配合さ
れ、第1および第2のフレーバーが第2の相に配合され
る請求項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項17】 第2のフレーバーが第1の相に配合さ
れ、第1および第2のフレーバーが第2の相に配合され
る請求項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項18】 第1および第2のフレーバー成分が錠
剤内に均一に分散している請求項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項19】 フレーバーが、スペアミント油、シナ
モン油、ウインターグリーン油(メチルサリチレー
ト)、ペパーミント油、レモン油、オレンジ油、グレー
プ油、ライム油、グレープフルーツ油、アップルエッセ
ンス、ストロベリーエッセンス、チェリーエッセンス、
パイナップルエッセンス、バナナ油およびこれらの混合
物よりなる群から選択される請求項2記載の圧縮錠剤。 - 【請求項20】 フレーバーが錠剤の総重量の約0.0
5〜約5重量%の量で存在する請求項2記載の圧縮錠
剤。 - 【請求項21】 フレーバーが錠剤の最終組成物の約
0.15〜約0.3重量%の量で存在する請求項20記
載の圧縮錠剤。 - 【請求項22】 甘味料が、アミノ酸系甘味料、ジペプ
チド系甘味料、グリチルリチン、サッカリンおよびその
塩、エースサルフェーム塩、サイクラメート、ステビオ
サイド、タリン、スクラロース、ジヒドロカルコン化合
物およびそれらの混合物よりなる群から選択される請求
項2記載の圧縮錠剤。 - 【請求項23】 甘味料が約200〜約3000ppm
の量で存在する請求項2記載の圧縮錠剤。 - 【請求項24】 脂肪が水添および部分水添油よりなる
群から選択される請求項9記載の圧縮錠剤。 - 【請求項25】 水添および部分水添油が、パーム油、
パーム仁油、大豆油、綿実油、ピーナツ油、菜種油、米
糠油、ヒマワリ油、サフラワー油およびこれらの混合物
よりなる群から選択される請求項2記載の圧縮錠剤。 - 【請求項26】 脂肪が、モノグリセリド、ジグリセリ
ド、トリグリセリド、ポリグリセロールエステル、ソル
ビトールエステルおよびこれらの混合物よりなる群から
選択される請求項9記載の圧縮錠剤。 - 【請求項27】 ワックスが天然ワックス、合成ワック
スおよびこれらの混合物よりなる群から選択される請求
項9記載の圧縮錠剤。 - 【請求項28】 ワックスがパラフィンワックス、蜜
蝋、カルナウバワックス、カンデリラワックス、ラノリ
ンワックス、ピメンタワックス、砂糖黍ワックス、ペト
ロラタム、カーボワックス、鯨蝋ワックス、米糠ワック
ス、微晶性ワックス、およびこれらの混合物よりなる群
から選択される請求項9記載の圧縮錠剤。 - 【請求項29】 第1の相が更にバインダーを含有する
請求項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項30】 バインダーが、ゼラチン、天然ガム、
セルロース誘導体、avicel微晶性セルロース、N
F、澱粉、ポリビニルピロリドンポビドン、アルギン酸
ナトリウム、ポリエチレングリコール、コーンシロッ
プ、スクロース、ラクトース、マンニトールおよびリン
酸2ナトリウム2水和物よりなる群から選択される請求
項25記載の圧縮錠剤。 - 【請求項31】 第2の相が希釈剤を含有する請求項1
記載の圧縮錠剤。 - 【請求項32】 希釈剤が、乳糖、avicel微晶性
セルロース、NF、澱粉、デキストロース、マンニトー
ルおよび硫酸カルシウムよりなる群から選択される請求
項30記載の圧縮錠剤。 - 【請求項33】 更に潤滑剤を含有する請求項1記載の
圧縮錠剤。 - 【請求項34】 潤滑剤が金属のステアリン酸塩、ステ
アリン酸、水添植物油、タルク、コーンスターチ、ポリ
エチレングリコール、安息香酸ナトリウムおよび酢酸ナ
トリウムよりなる群から選択される請求項31記載の圧
縮錠剤。 - 【請求項35】 疎水性組成物が乳化剤を含有する請求
項1記載の圧縮錠剤。 - 【請求項36】 乳化剤が疎水性組成物の約10重量%
迄の量で存在する請求項34記載の圧縮錠剤。 - 【請求項37】 乳化剤がカプセル化組成物の約2〜約
7重量%の量で存在する請求項35記載の圧縮錠剤。 - 【請求項38】 乳化剤がカプセル化組成物の約4〜約
6重量%の量で存在する請求項36記載の圧縮錠剤。 - 【請求項39】 乳化剤が脂肪酸のモノグリセリド、ジ
グリセリドおよびトリグリセリド、ポリグリセロールエ
ステルおよびこれらの混合物よりなる群から選択される
請求項34記載の圧縮錠剤。 - 【請求項40】 乳化剤が、レシチン、ステアレート、
ステアレートのエステル誘導体、パルミテート、パルミ
テートのエステル誘導体、オレエート、オレエートのエ
ステル誘導体、グリセリド、スクロースポリエステル、
ポリグリセロールエステルおよびそれらの混合物よりな
る群から選択される請求項34記載の圧縮錠剤。 - 【請求項41】 疎水性成分が、疎水性組成物の約50
〜約85重量%の量の脂肪を含有し、フレーバーが疎水
性組成物の約5〜約20重量%の量で存在する請求項9
記載の圧縮錠剤。 - 【請求項42】 疎水性成分が約45〜約85重量%の
量のワックスを含有し、フレーバーが約3〜約30重量
%の量で存在する請求項9記載の圧縮錠剤。 - 【請求項43】 疎水性成分が脂肪/ワックス複合体を
含有し、その脂肪は約5〜約85重量%の量で存在し、
ワックスは約5〜約70重量%の量で存在し、そしてフ
レーバーは約5〜約30重量%の量で存在する請求項9
記載の圧縮錠剤。 - 【請求項44】 疎水性成分が脂肪および樹脂の複合体
を含有し、この脂肪は約50〜約84重量%の量で存在
し、樹脂は約10〜約20重量%の量で存在し、そして
フレーバーは約5〜約25重量%の量で存在する請求項
9記載の圧縮錠剤。 - 【請求項45】 疎水性成分がワックス/樹脂複合体を
含有し、そのワックスは約45〜約85重量%の量で存
在し、樹脂は約10〜約20重量%の量で存在し、そし
てフレーバーは約5〜約30重量%の量で存在する請求
項9記載の圧縮錠剤。 - 【請求項46】 疎水性成分が脂肪/ワックス/樹脂複
合体中に存在し、その脂肪は約30〜約75重量%の量
で存在し、ワックスは約20〜約25重量%の量で存在
し、そして樹脂は約10〜約25重量%の量で存在し、
そして、フレーバーは約5〜約30重量%の量で存在す
る請求項9記載の圧縮錠剤。 - 【請求項47】 下記段階: (a) 口腔への第1のフレーバー成分の即時供給のた
めの親水性組成物中に緊密に結合した第1のフレーバー
成分を調製すること、(b) 口腔への第2のフレーバ
ー成分の時間指定供給のための疎水性組成物中にカプセ
ル化された第2のフレーバー成分を調製すること、
(c) 錠剤を構造的に保持できるような第1の相を調
製すること、および、上記段階(a)および(b)また
は両方で得られるフレーバー組成物の1つを含有させる
こと、(d) 第1の相とはテクスチャー的に異なる口
中感を付与する第2の相を少なくとも1つ調製するこ
と、および、上記段階(a)および(b)、または両方
で得られるフレーバー組成物の1つを含有させること、
および(e) 上記段階(d)で得られた複合体から圧
縮錠剤を調製することを包含する、口腔に制御された供
給をもたらすための、フレーバー成分を組み込まれた菓
子圧縮錠剤の調製方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US46305090A | 1990-01-11 | 1990-01-11 | |
US463050 | 1990-01-11 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662747A true JPH0662747A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=23838688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3062752A Pending JPH0662747A (ja) | 1990-01-11 | 1991-01-10 | 少なくとも2つの相および逐次フレーバーデリバリーシステムを有する圧縮菓子錠剤 |
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Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0437098A3 (ja) |
JP (1) | JPH0662747A (ja) |
KR (1) | KR910014043A (ja) |
CA (1) | CA2033914A1 (ja) |
FI (1) | FI910122A (ja) |
NO (1) | NO910119L (ja) |
ZA (1) | ZA91200B (ja) |
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-
1991
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