JPH066247U - 瓶 栓 - Google Patents

瓶 栓

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Publication number
JPH066247U
JPH066247U JP3608892U JP3608892U JPH066247U JP H066247 U JPH066247 U JP H066247U JP 3608892 U JP3608892 U JP 3608892U JP 3608892 U JP3608892 U JP 3608892U JP H066247 U JPH066247 U JP H066247U
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JP
Japan
Prior art keywords
bottle stopper
synthetic resin
main body
bottle
compatible
Prior art date
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Pending
Application number
JP3608892U
Other languages
English (en)
Inventor
和夫 伊藤
Original Assignee
石井産業株式会社
有限会社アイディーパッケージ
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Filing date
Publication date
Application filed by 石井産業株式会社, 有限会社アイディーパッケージ filed Critical 石井産業株式会社
Priority to JP3608892U priority Critical patent/JPH066247U/ja
Publication of JPH066247U publication Critical patent/JPH066247U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コルク栓の持つ有用性を発揮しながら、しか
も、生産性、機能性に優れた合成樹脂製の瓶栓を提供す
る。 【構成】 食品に適合性の有る合成樹脂材料を粒状化
し、これを成形型内で燒結して、通気性のある瓶栓本体
部(1)を成形し、上記瓶栓本体部(1)の外表面に、
食品に適合性の有る溶融合成樹脂を含浸させて皮膜状に
高密層(2)を形成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として、ウイスキーやワインなどの瓶詰め貯蔵に際して使用され る、コルク栓に代用される合成樹脂製の瓶栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
天然のコルクを使用して、ウイスキー、ワインなどの瓶詰め貯蔵に際して、閉 栓を行なった場合、上記コルクには、伸縮性があるので、瓶口の内径にバラ付き があっても、これを吸収して、具合よく、瓶口に嵌合できる利点がある。特に、 上記コルクを用いた瓶栓は、それ自体の材質的特徴として、通気性があり、ワイ ンのように、貯蔵後も、適度な呼吸活動を行なう製品に対して、独特な有用性を 保持している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のようなコルク栓の特徴は、そのまま、以下に述べるような欠点 にもなる。すなわち、上記コルク栓は、天然材料として、コルク臭が有り、これ が、趣向品としてのウイスキーやワインに移り、品格、品質を損なうのである。 また、食品衛生の立場から、上記コルク栓は、予め、洗浄されるが、この洗浄剤 がコルク内部に残留されていて、上記コルク臭と同様に、製品に悪影響を与える ことになる。また、コルク栓の通気性は、内部に分散するスの状態で、その程度 が不揃であるため、内容物の漏出のおそれがあるものを、選別しなければならな い。これは、主に打栓後の検査過程で実施されるので、ウイスキーやワインにつ いて、その製品の歩留りを下げ、出荷までに多くの手間と時間を費やすことにな る。更に、上記コルク栓は、天然材料であるから、切削加工で形造られるので、 その形状が単純なものに限定され、寸法のバラ付きがあり、生産性も悪い。
【0004】 そこで、瓶口に対する適合性、製品の生産性の観点から、独立気泡性、あるい は、連続気泡性の発泡樹脂を使って、上記コルク栓に代わる瓶栓を構成すること もなされたが、独立気泡性のものは、通気性の確保が難しく、また、連続気泡性 のものは、液密性に問題がある。すなわち、上記発泡樹脂では、気泡の大きさに かなりのバラ付きが存在し、上記コルク栓の場合と同様な問題を抱えてしまうの である。
【0005】
【考案の目的】
本考案は上記事情に基いてなされたもので、コルク栓の持つ有用性を発揮しな がら、しかも、生産性、機能性に優れた合成樹脂製の瓶栓を提供しようとするも のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案では、食品に適合性の有る合成樹脂材料を粒状化し、これを 成形型内で燒結して、通気性のある瓶栓本体部を成形し、上記瓶栓本体部の外表 面に、食品に適合性の有る溶融合成樹脂を含浸させて皮膜状に高密層を形成する か、あるいは、瓶栓本体の成形と同時に、あるいは、その後、上記瓶栓本体部の 外表面を樹脂融点まで加熱して溶融し、そこに同一合成樹脂材料よりなる皮膜状 の高密層を形成したのである。
【0007】
【作用】
従って、上記合成樹脂の粒径を統一することで、成形時の、瓶栓の通気性分布 を均一化するとともに、必要な通気性および弾力性を確保するが、その液密性に ついては、これを十分に発揮でき、その製品の独特な品格、品質に悪影響を与え ないようにすることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明を図示の実施例に基いて具体的に説明する。図において、符号1 は、食品に適合性の有る合成樹脂材料、例えば、ポリエチレン樹脂を、メッシュ に掛けて、均一な粒状体を構成し、これを所要の成形型内で、その樹脂の融点温 度以下で燒結して、得られる通気性のある瓶栓本体部を示している。この場合、 コルク栓と同感覚の弾力性を発揮するためには、上記粒状体1のメッシュを、か なり大きくしなければならない。しかし、このままでは、必要以上の通気性を発 揮するだけでなく、ここでは好ましくない通液性も有るので、本考案では、更に 、食品に適合性の有る溶融合成樹脂、例えば、アクリル系樹脂、シリコン、ウレ タン系樹脂などの溶融樹脂中に、上記瓶栓本体部1を浸漬し、上記瓶栓本体部1 の外表面に、上記溶融合成樹脂を含浸させて、通気性は或る程度(必要な程度) 確保するが、液密性を確保した、皮膜状の高密層2を形成するのである。この場 合、上記溶融樹脂の温度、浸漬時間、樹脂材質などを選択設定することで、上記 高密層2の通気性を制御できるので、瓶に収納する液体、例えば、ウイスキーや ワインなどの種類によって、適正値を設定できる。
【0009】 なお、この実施例では、上記瓶栓本体部1は、中央に嵌合溝孔1Aを備え、上 記瓶栓本体部1と組合わせて使用するガラス成形品の栓頭部3に形成したホゾ3 Aを上記嵌合溝孔1Aに嵌合して、全体としての瓶栓を構成している。
【0010】 また、上記実施例では、成形した瓶栓本体部1を溶融樹脂に浸漬する形で、上 記瓶栓本体部1の外表面に、皮膜状の高密層2を形成したが、瓶栓本体部1の成 形と同時に、あるいは、その後、上記瓶栓本体部1の外表面を樹脂融点まで加熱 して溶融し、そこに同一合成樹脂材料よりなる皮膜状の高密層2を形成してもよ い。
【0011】 このような構成では、燒結材料としての樹脂の粒径に対応した安定した弾力性 を確保でき、瓶栓としての適合性を発揮でき、しかも、合成樹脂材料は無臭であ って、コルク栓などの天然材料の場合のような臭気を、瓶詰め内容物に与えて、 悪影響を与えることはない。また、天然材料のような洗浄が不要で、その面でも 工程が省略でき、生産性を向上できる。更に、上記瓶栓本体部1の外表面には高 密層2があり、これが、液密性を発揮し、瓶詰めの内容物の漏洩、あるいは、気 化状態での漏洩を、問題のない程度、十分に阻止できる。しかも、天然材料のよ うな、製品のバラ付きが無く、均質性を保持しているので、打栓後の、瓶詰め製 品の検査における歩留りが良く、生産性に優れている。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上詳述したようになり、食品に適合性の有る合成樹脂材料を粒状 化し、これを成形型内で燒結して、通気性のある瓶栓本体部を成形し、上記瓶栓 本体部の外表面に、食品に適合性の有る溶融合成樹脂を含浸させて皮膜状に高密 層を形成するか、あるいは、瓶栓本体の成形と同時に、あるいは、その後、上記 瓶栓本体部の外表面を樹脂融点まで加熱して溶融し、そこに同一合成樹脂材料よ りなる皮膜状の高密層を形成したので、コルク栓の持つ有用性を発揮しながら、 しかも、生産性、機能性に優れた合成樹脂製の瓶栓を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を説明するための斜視図であ
る。
【図2】上記実施例の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 瓶栓本体部 1A 溝孔 2 高密層 3 栓頭部 3A ホゾ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品に適合性の有る合成樹脂材料を粒状
    化し、これを成形型内で燒結して、通気性のある瓶栓本
    体部を成形し、上記瓶栓本体部の外表面に、食品に適合
    性の有る溶融合成樹脂を含浸させて皮膜状に高密層を形
    成したことを特徴とする瓶栓。
  2. 【請求項2】 食品に適合性の有る合成樹脂材料を粒状
    化し、これを成形型内で燒結して、瓶栓本体部を成形す
    ると共に、同時に、あるいは、その後、上記瓶栓本体部
    の外表面を樹脂融点まで加熱して溶融し、そこに同一合
    成樹脂材料よりなる皮膜状の高密層を形成したことを特
    徴とする瓶栓。
JP3608892U 1992-05-01 1992-05-01 瓶 栓 Pending JPH066247U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3608892U JPH066247U (ja) 1992-05-01 1992-05-01 瓶 栓

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JP3608892U JPH066247U (ja) 1992-05-01 1992-05-01 瓶 栓

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JPH066247U true JPH066247U (ja) 1994-01-25

Family

ID=12460003

Family Applications (1)

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JP3608892U Pending JPH066247U (ja) 1992-05-01 1992-05-01 瓶 栓

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