JPH066201B2 - 金属ストリツプ用ロ−ル - Google Patents
金属ストリツプ用ロ−ルInfo
- Publication number
- JPH066201B2 JPH066201B2 JP60153894A JP15389485A JPH066201B2 JP H066201 B2 JPH066201 B2 JP H066201B2 JP 60153894 A JP60153894 A JP 60153894A JP 15389485 A JP15389485 A JP 15389485A JP H066201 B2 JPH066201 B2 JP H066201B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- composite material
- present
- foreign matter
- metal strip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B2267/00—Roll parameters
- B21B2267/10—Roughness of roll surface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ロール寿命を延長しかつ、ロール表面に異物
が付着・噛込むことによって生じるストリップへの転写
を防止すべくロール表面を加工した金属ストリップ用ロ
ールに関するものである。
が付着・噛込むことによって生じるストリップへの転写
を防止すべくロール表面を加工した金属ストリップ用ロ
ールに関するものである。
従来、金属ストリップ用ロールは、寿命を延長するため
に、ロール表面にクロムメッキを施していた。しかし、
単にロール表面をクロムメッキしただけでは、クロムメ
ッキの剥離が速く、ロール寿命は約1ケ月程度しかな
く、寿命延長対策としては、不十分で、効果も小さかっ
た。
に、ロール表面にクロムメッキを施していた。しかし、
単にロール表面をクロムメッキしただけでは、クロムメ
ッキの剥離が速く、ロール寿命は約1ケ月程度しかな
く、寿命延長対策としては、不十分で、効果も小さかっ
た。
そこで、クロムメッキに代わり、表面剥離、耐摩耗性に
優れた複合材料を被覆することによってロール寿命の延
長化を図ろうとした。しかし、複合材料を被覆する加工
方法では、ロール表面に異物が付着・噛込むためにスト
リップに転写するという問題が新たに生じた。これは、
複合材料を被覆した場合のロール表面の凹凸は、クロム
メッキを施した場合のそれに比べてシャープであるた
め、異物が付着し、噛込みやすいためと推定される。
優れた複合材料を被覆することによってロール寿命の延
長化を図ろうとした。しかし、複合材料を被覆する加工
方法では、ロール表面に異物が付着・噛込むためにスト
リップに転写するという問題が新たに生じた。これは、
複合材料を被覆した場合のロール表面の凹凸は、クロム
メッキを施した場合のそれに比べてシャープであるた
め、異物が付着し、噛込みやすいためと推定される。
本発明は、上述の知見に基づき、ロール寿命を延長し、
かつロール表面に異物が付着・噛込むことによって生じ
るストリップへの転写を防止すべく、ロール表面を加工
する新規な加工技術を提供することを目的とするもので
ある。
かつロール表面に異物が付着・噛込むことによって生じ
るストリップへの転写を防止すべく、ロール表面を加工
する新規な加工技術を提供することを目的とするもので
ある。
上記目的を達成するために本発明は次の技術手段を講じ
た。
た。
(1)母材にダル加工を施す。
(2)その上に表面剥離性、耐摩耗性にすぐれた複合材
料(クロムカーバイド系またはタングステンカーバイド
系の溶射材料)を溶射する。
料(クロムカーバイド系またはタングステンカーバイド
系の溶射材料)を溶射する。
(3)さらに、ブラスト打ち、酸処理した後クロムメッ
キを施す。
キを施す。
以上により、表面剥離性、耐摩耗性にすぐれ、かつ異物
の付着・噛込みによるストリップへの転写を防止するロ
ールを可能にする。
の付着・噛込みによるストリップへの転写を防止するロ
ールを可能にする。
第2図に従来のロール母材1にダル加工後複合材料2を
被覆した場合の概念図を示す。
被覆した場合の概念図を示す。
これよりわかるように、表面の凹凸がシャープであるた
めに異物4が付着・噛込みやすくまた取れにくい。この
結果ストリップに転写が生じる。第1図に、本発明によ
る場合のロール表面の概念図を示す。
めに異物4が付着・噛込みやすくまた取れにくい。この
結果ストリップに転写が生じる。第1図に、本発明によ
る場合のロール表面の概念図を示す。
ロール母材1にダル加工した後、複合材料2を被覆した
上にさらにクロムメッキ3を施すと、表面の谷部がクロ
ムメッキ3で埋まり、第2図のような表面の谷部での異
物付着・噛込みは生じない。
上にさらにクロムメッキ3を施すと、表面の谷部がクロ
ムメッキ3で埋まり、第2図のような表面の谷部での異
物付着・噛込みは生じない。
また、本発明のロールを使用することにより、第3図に
模式的に示すように、表面山部のクロムメッキ3が剥
離、摩耗してしまい、内部の複合材料2が表面に現れ、
耐摩耗性を発揮する。
模式的に示すように、表面山部のクロムメッキ3が剥
離、摩耗してしまい、内部の複合材料2が表面に現れ、
耐摩耗性を発揮する。
〔実施例〕 本発明を調質圧延機のブライドルロールに適用した場合
の実施例について説明する。
の実施例について説明する。
先ず、金属性ロール母材1の表面を研磨した後にショッ
トブラストによってその表面をダル加工し、次に、タン
グステンカーバイト系の溶射材を溶射し、さらにブラス
トを打ち、ロール表面粗度をRa=8〜12μm程度に
する。その表面に3μm程度のクロムメッキを施し、こ
れによってロール表面粗度をRa=5〜9μm程度とし
た。
トブラストによってその表面をダル加工し、次に、タン
グステンカーバイト系の溶射材を溶射し、さらにブラス
トを打ち、ロール表面粗度をRa=8〜12μm程度に
する。その表面に3μm程度のクロムメッキを施し、こ
れによってロール表面粗度をRa=5〜9μm程度とし
た。
このように構成した本発明のロールの表面粗度を第4図
に示す。また第5図は、クロムメッキを施さない従来例
のロールの表面粗度を示したものである。
に示す。また第5図は、クロムメッキを施さない従来例
のロールの表面粗度を示したものである。
第4図と第5図を比較すると、本発明では第5図の谷部
が埋まっていることが分かる。これはクロムメッキ部分
が第5図の谷部のシャープさは変化せず、クロムメッキ
等で埋める必要がある。
が埋まっていることが分かる。これはクロムメッキ部分
が第5図の谷部のシャープさは変化せず、クロムメッキ
等で埋める必要がある。
本発明により、従来ロールの寿命が1ケ月程度であった
ものが、数倍に延長された。
ものが、数倍に延長された。
第1図は本発明による加工ロール表面部の模式断面図、
第2図は従来の母材に複合材料を被覆した場合のロール
表面部の模式断面図、第3図は本発明の実施例のロール
使用時の表面の模式断面図、第4図は本発明のロールの
表面粗度の説明図、第5図は従来例のロールの表面粗度
の説明図である。 1…ロール母材 2…複合材料 3…クロムメッキ 4…異物
第2図は従来の母材に複合材料を被覆した場合のロール
表面部の模式断面図、第3図は本発明の実施例のロール
使用時の表面の模式断面図、第4図は本発明のロールの
表面粗度の説明図、第5図は従来例のロールの表面粗度
の説明図である。 1…ロール母材 2…複合材料 3…クロムメッキ 4…異物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−134013(JP,A) 特開 昭54−148166(JP,A) 特開 昭55−19403(JP,A) 特開 昭52−107243(JP,A) 実公 昭51−41072(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】ロール表面を研磨・ダル加工した後表面剥
離性、耐摩耗性に優れた複合材料を被覆し、この複合材
料表面をダル加工した後に異物の付着・噛込みを防止す
るクロムメッキを施したことを特徴とする金属ストリッ
プ用ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60153894A JPH066201B2 (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 金属ストリツプ用ロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60153894A JPH066201B2 (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 金属ストリツプ用ロ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6216808A JPS6216808A (ja) | 1987-01-26 |
JPH066201B2 true JPH066201B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=15572434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60153894A Expired - Fee Related JPH066201B2 (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 金属ストリツプ用ロ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066201B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6487005A (en) * | 1987-09-30 | 1989-03-31 | Tocalo Co Ltd | Roll for rolling process and its manufacture |
JPH01258805A (ja) * | 1988-04-08 | 1989-10-16 | Tocalo Co Ltd | 圧延プロセス用ロール |
JP5813314B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2015-11-17 | 株式会社野村鍍金 | コーターブレード |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5141072U (ja) * | 1974-09-20 | 1976-03-26 | ||
JPS52107243A (en) * | 1976-03-05 | 1977-09-08 | Yoshinobu Kobayashi | Surface treating process for cemented carbide |
JPS54148166A (en) * | 1978-05-15 | 1979-11-20 | Toyo Karoraijingu Kougiyou Kk | Roller for use in aluminum rolling machine |
JPS5519403A (en) * | 1978-07-26 | 1980-02-12 | Hitachi Ltd | Rolling roll and production thereof |
JPS57134013A (en) * | 1981-02-12 | 1982-08-19 | Nittetsu Hard Kk | Spalling-resisting and wear-resisting roll |
-
1985
- 1985-07-12 JP JP60153894A patent/JPH066201B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6216808A (ja) | 1987-01-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |