JPH0661047B2 - 電子管用パルス電流供給装置 - Google Patents
電子管用パルス電流供給装置Info
- Publication number
- JPH0661047B2 JPH0661047B2 JP63005579A JP557988A JPH0661047B2 JP H0661047 B2 JPH0661047 B2 JP H0661047B2 JP 63005579 A JP63005579 A JP 63005579A JP 557988 A JP557988 A JP 557988A JP H0661047 B2 JPH0661047 B2 JP H0661047B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- transistor
- voltage
- supply device
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)
- Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子管用パルス電流供給装置，特に高速度の立
ち上がりの高電圧，大電流パルスを流す場合に好適な，
電子管用パルス電流供給装置に関する。
ち上がりの高電圧，大電流パルスを流す場合に好適な，
電子管用パルス電流供給装置に関する。
従来，レーザ管あるいは進行波管等の電子管用パルス電
流供給装置としては，直列制御型安定化電源が用いられ
ている。この方式は直流成分から数ミリセコンド程度の
電流変化成分にまで応答して動作する。ところがパルス
状の大電流を流す場合は，直列制御素子がパルス期間内
では応答出来ないので，専ら出力側のコンデンサの蓄積
電荷量に依存する。従って出力側のコンデンサは平均電
力が小さいにもかかわらず，ピーク電力を供給できるま
でその静電容量を大きくする必要があり，実用困難な問
題点であった。
流供給装置としては，直列制御型安定化電源が用いられ
ている。この方式は直流成分から数ミリセコンド程度の
電流変化成分にまで応答して動作する。ところがパルス
状の大電流を流す場合は，直列制御素子がパルス期間内
では応答出来ないので，専ら出力側のコンデンサの蓄積
電荷量に依存する。従って出力側のコンデンサは平均電
力が小さいにもかかわらず，ピーク電力を供給できるま
でその静電容量を大きくする必要があり，実用困難な問
題点であった。
本発明ではこのような従来装置の問題点を解決するため
に， 出力電圧が安定化された第１の直流電源であってその一
端を共通電位点に接続した第１の直流電源と，この第１
の直流電源によって充電される第１のコンデンサと，第
２の直流電源と，この第２の直流電源によって充電され
る第２のコンデンサであって第１コンデンサに直列接続
される第２のコンデンサと，第１のコンデンサよりダイ
オードを介して充電される第３のコンデンサと，トラン
ジスタであって，そのコレクタが第２のコンデンサの高
電位側に接続され，そのベースが第３のコンデンサの高
電位側に接続されるトランジスタと，一対の出力端子で
あってその一端が共通電位点に接続され，他端がトラン
ジスタのエミッタに接続される出力端子とから構成され
る電子管用パルス電流供給装置を提案するものである。
に， 出力電圧が安定化された第１の直流電源であってその一
端を共通電位点に接続した第１の直流電源と，この第１
の直流電源によって充電される第１のコンデンサと，第
２の直流電源と，この第２の直流電源によって充電され
る第２のコンデンサであって第１コンデンサに直列接続
される第２のコンデンサと，第１のコンデンサよりダイ
オードを介して充電される第３のコンデンサと，トラン
ジスタであって，そのコレクタが第２のコンデンサの高
電位側に接続され，そのベースが第３のコンデンサの高
電位側に接続されるトランジスタと，一対の出力端子で
あってその一端が共通電位点に接続され，他端がトラン
ジスタのエミッタに接続される出力端子とから構成され
る電子管用パルス電流供給装置を提案するものである。
第１図は本発明に係る電子管用パルス電流供給装置の一
実施例である。図において安定化直流電源１はコンデン
サ３を充電している。また直流電源２はコンデンサ４を
充電している。この直流電源２は特に安定化を必要とは
しない。これらのコンデンサ３とコンデンサ４とは互い
に直列に接続されてプラス側は，ダーリントン接続され
たトランジスタ８，９のコレクタに接続されている。ま
たその中間点はダイオード５を介してコンデンサ６を充
電する。そしてコンデンサ６の電位は抵抗器７を介して
トランジスタ８のベースに接続される。トランジスタ９
のエミッタからは抵抗器１０を介して負荷１３に出力を
供給する。負荷１３にはコンデンサ１２が並列接続され
る。抵抗器１０と負荷１３との接点からはダイオード１
１を介してコンデンサ６に帰還される。
実施例である。図において安定化直流電源１はコンデン
サ３を充電している。また直流電源２はコンデンサ４を
充電している。この直流電源２は特に安定化を必要とは
しない。これらのコンデンサ３とコンデンサ４とは互い
に直列に接続されてプラス側は，ダーリントン接続され
たトランジスタ８，９のコレクタに接続されている。ま
たその中間点はダイオード５を介してコンデンサ６を充
電する。そしてコンデンサ６の電位は抵抗器７を介して
トランジスタ８のベースに接続される。トランジスタ９
のエミッタからは抵抗器１０を介して負荷１３に出力を
供給する。負荷１３にはコンデンサ１２が並列接続され
る。抵抗器１０と負荷１３との接点からはダイオード１
１を介してコンデンサ６に帰還される。
このように構成された回路において，コンデンサ３の電
圧は安定化直流電源１の電圧に等しく充電される。そし
てコンデンサ３の端子電圧に対してダイオード５の電圧
降下は充分小さいので，これを無視すればコンデンサ６
の端子電圧は安定化直流電源１の電圧にはほぼ等しく一
定に保たれる。トランジスタ８のベースは抵抗器７を介
してコンデンサ６の端子電圧に接続されているので，ほ
ぼ一定電位となる。そしてダーリントン接続されたトラ
ンジスタ９のエミッタはほぼ安定化直流電源１の電圧に
等しくなる。
圧は安定化直流電源１の電圧に等しく充電される。そし
てコンデンサ３の端子電圧に対してダイオード５の電圧
降下は充分小さいので，これを無視すればコンデンサ６
の端子電圧は安定化直流電源１の電圧にはほぼ等しく一
定に保たれる。トランジスタ８のベースは抵抗器７を介
してコンデンサ６の端子電圧に接続されているので，ほ
ぼ一定電位となる。そしてダーリントン接続されたトラ
ンジスタ９のエミッタはほぼ安定化直流電源１の電圧に
等しくなる。
負荷にパルス的に大電流が流れると，コンデンサ６に蓄
えられた電荷が抵抗器７を介してトランジスタ８とトラ
ンジスタ９にベース電流を供給して，これに対応して直
列接続されたコンデンサ３とコンデンサ４の電荷がトラ
ンジスタ９のコレクタよりエミッタに流れて，必要な電
力を負荷に供給できる。このような負荷条件の期間は，
コンデンサ４とコンデンサ３のそれぞれの蓄積エネルギ
ーの放出によりそれぞれの端子電圧が低下する。この時
コンデンサ３の電圧がコンデンサ６の電圧より低下する
が，ダイオード５によって逆流を阻止してコンデンサ６
の電圧はその蓄積エネルギーの範囲内でほぼ一定電圧を
維持できる。したがって負荷１３にもほぼ一定電圧を供
給できる。
えられた電荷が抵抗器７を介してトランジスタ８とトラ
ンジスタ９にベース電流を供給して，これに対応して直
列接続されたコンデンサ３とコンデンサ４の電荷がトラ
ンジスタ９のコレクタよりエミッタに流れて，必要な電
力を負荷に供給できる。このような負荷条件の期間は，
コンデンサ４とコンデンサ３のそれぞれの蓄積エネルギ
ーの放出によりそれぞれの端子電圧が低下する。この時
コンデンサ３の電圧がコンデンサ６の電圧より低下する
が，ダイオード５によって逆流を阻止してコンデンサ６
の電圧はその蓄積エネルギーの範囲内でほぼ一定電圧を
維持できる。したがって負荷１３にもほぼ一定電圧を供
給できる。
尚，負荷１３に並列接続されたコンデンサ１２は出力イ
ンピーダンスを低下させる作用と負荷１３からの帰還電
流を受け取るもので，全パルス負荷電流を供給する静電
容量よりはるかに小さい静電容量で済む。
ンピーダンスを低下させる作用と負荷１３からの帰還電
流を受け取るもので，全パルス負荷電流を供給する静電
容量よりはるかに小さい静電容量で済む。
もし負荷１３への電流が異常に大きくなった場合にはト
ランジスタ９のエミッタに直列接続された抵抗器１０の
両端の電圧降下が増加してダイオード群１１が導通して
トランジスタ８，９のベース電流を制限することにより
負荷電流を安全な範囲に制限する。ダイオード群１１の
直列個数は，トランジスタ８，９の特性，抵抗器７，１
０の値及び負荷電流の保護制限すべき電流値との関係か
ら，５個前後の直列個数に選ぶのが適当である。
ランジスタ９のエミッタに直列接続された抵抗器１０の
両端の電圧降下が増加してダイオード群１１が導通して
トランジスタ８，９のベース電流を制限することにより
負荷電流を安全な範囲に制限する。ダイオード群１１の
直列個数は，トランジスタ８，９の特性，抵抗器７，１
０の値及び負荷電流の保護制限すべき電流値との関係か
ら，５個前後の直列個数に選ぶのが適当である。
本発明は以上述べたような特徴を有するので，簡素な構
成と少ない平均電流供給能力にもかかわらず，１マイク
ロセコンド以内の立ち上がりでパルス的な大きい負荷電
流を供給することができると共にパルス期間内の出力電
流のサグを小さくできる。また出力コンデンサの静電容
量を小さくすることができるので，負荷の異常時の電流
を安全な範囲に制限できる効果を有する。
成と少ない平均電流供給能力にもかかわらず，１マイク
ロセコンド以内の立ち上がりでパルス的な大きい負荷電
流を供給することができると共にパルス期間内の出力電
流のサグを小さくできる。また出力コンデンサの静電容
量を小さくすることができるので，負荷の異常時の電流
を安全な範囲に制限できる効果を有する。
また高電圧のパルス電流を流す用途において，トランジ
スタの耐圧については，出力電圧の全耐圧は必要なく，
第２のコンデンサの充電電圧までの耐圧があればよく安
全かつ経済的である。
スタの耐圧については，出力電圧の全耐圧は必要なく，
第２のコンデンサの充電電圧までの耐圧があればよく安
全かつ経済的である。
第１図は本発明に係る電子管用パルス電流供給装置の一
実施例を示す図である。 １……安定化直流電源 ２……直流電源 ３，４……コンデンサ ５……ダイオード ６……コンデンサ ７……抵抗器 ８，９……トランジスタ １０……抵抗器 １１……ダイオード群 １２……コンデンサ １３……負荷
実施例を示す図である。 １……安定化直流電源 ２……直流電源 ３，４……コンデンサ ５……ダイオード ６……コンデンサ ７……抵抗器 ８，９……トランジスタ １０……抵抗器 １１……ダイオード群 １２……コンデンサ １３……負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−76044（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−50445（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−170284（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−135590（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】出力電圧が安定化された第１の直流電源で
あってその一端を共通電位点に接続した第１の直流電源
と， この第１の直流電源によって充電される第１のコンデン
サと， 第２の直流電源と， この第２の直流電源によって充電される第２のコンデン
サであって前記第１コンデンサに直列接続される第２の
コンデンサと， 前記第１のコンデンサよりダイオードを介して充電され
る第３のコンデンサと， トランジスタであって，そのコレクタが前記第２のコン
デンサの高電位側に接続され，そのベースが前記第３の
コンデンサの高電位側に接続されるトランジスタと， 一対の出力端子であってその一端が共通電位点に接続さ
れ，他端が前記トランジスタのエミッタに接続される出
力端子とから構成される電子管用パルス電流供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63005579A JPH0661047B2 (ja) | 1988-01-13 | 1988-01-13 | 電子管用パルス電流供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63005579A JPH0661047B2 (ja) | 1988-01-13 | 1988-01-13 | 電子管用パルス電流供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01181113A JPH01181113A (ja) | 1989-07-19 |
| JPH0661047B2 true JPH0661047B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=11615139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63005579A Expired - Lifetime JPH0661047B2 (ja) | 1988-01-13 | 1988-01-13 | 電子管用パルス電流供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0661047B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5255189B2 (ja) * | 2006-05-31 | 2013-08-07 | 株式会社ネットコムセック | 電源装置及び高周波回路システム |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4876044A (ja) * | 1972-01-17 | 1973-10-13 |
-
1988
- 1988-01-13 JP JP63005579A patent/JPH0661047B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01181113A (ja) | 1989-07-19 |
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