JPH0660940B2 - 人体位置検知装置および該装置を備えた空気調和装置 - Google Patents

人体位置検知装置および該装置を備えた空気調和装置

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JPH0660940B2
JPH0660940B2 JP63127945A JP12794588A JPH0660940B2 JP H0660940 B2 JPH0660940 B2 JP H0660940B2 JP 63127945 A JP63127945 A JP 63127945A JP 12794588 A JP12794588 A JP 12794588A JP H0660940 B2 JPH0660940 B2 JP H0660940B2
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潤治 松島
正博 小林
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、検知エリアの特定領域における赤外線の光量
を検出して、人体位置を検知するようにした人体位置検
知装置および該装置を利用して空調効果を向上するよう
にした空気調和装置に関する。
(従来の技術) 従来より、例えば「トランジスタ技術別冊センサ・イン
ターフェーシングNO.1,170〜179頁」に開示さ
れるごとく、検知エリア内に設置された赤外線センサ
と、検知エリアからの赤外線を赤外線センサ上に集光す
る反射鏡あるいはレンズを利用した集光系と、赤外線セ
ンサで検出された赤外線の光量により人体の存否を判定
する信号処理回路とを備え、人体から発せられる赤外線
を利用して、検知エリア内に人体が存在することを検知
しようとするものは知られている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、例えば第9図に示すように、縦横に多分割配
置された複数の部分エリア(a),〜(b)からな
る検知エリア(c)内で、自動的にその中の特定場所に
おいて人体が存在するか否かを検知したい場合がある。
そこで、上記従来のものを利用して、例えば第10図に
示すように、検知エリア(c)全体の赤外線を通過させ
る開口部(d)と、上記部分エリア(a)〜(b
のうち、上半分側に配置された部分エリア(a)〜
(a)の赤外線を個別に通過させる開口部(e)を
有する遮蔽板(e)と、下半分側に配置された部分エリ
ア(b)〜(b)の赤外線を個別に通過させる開口
部(f)とを備えた遮蔽板(g)を順次所定のピッチで
走査させながら、各部分エリア(例えば図中実線で示す
)の赤外線量変化を検出して、各部分エリア
(a)〜(b)毎に人体の存在を検知することが考
えられる。
しかしながら、その場合、少くとも各部分エリア
(a),(b)の数に応じた回数の走査を行う必要
があることになり、そのために人体位置を検出するまで
の時間が長くなるという問題がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、検知エリア内で、遮蔽板の縦横走査回数を減ずる
手段を講ずることにより、検知エリア内の特定場所にお
ける人体の存在を検知するための時間を短縮することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため第1の解決手段は、第1図(破
線部分を含まず)に示すように、人体位置検知装置とし
て、人体の存在を個別に検知するための部分エリア(A
)…,(B)…,…に縦横多分割された検知エリア
(1a)内に設置され、赤外線量を検出する赤外線量検
出手段(4)と、上記複数の部分エリア(A)…,
(B)…,…からの赤外線を上記赤外線量検出手段
(4)に集光する赤外線集光手段(6)と、上記複数の
部分エリア(A)…,(B)…,…のうち横方向に
配置された各帯状部分エリア群(X),(X),…
および同縦方向に配置された各帯状部分エリア群
(Y),(Y),…の赤外線を各群(X)…,
(Y)…,…別に上記赤外線量検出手段(4)に入光
可能に遮蔽する遮蔽機構(15)と、各縦横の部分エリ
ア群(X)…,(Y)…,…からの赤外線が順次上
記赤外線量検出手段(4)に入光されるように上記遮蔽
機構(15)を走査する走査手段(20)と、上記赤外
線量検出手段(4)で検出される縦横の各部分エリア群
(X)…,(Y)…,…からの赤外線の光量の変化
が所定レベル以上のときを検出して光量変化信号を出力
する光量変化検出手段(11)と、該光量変化検出手段
(11)および走査手段(20)の出力を受け、各部分
エリア群(X)…,(Y)…,…について光量変化
信号の組合せに基づき、各部分エリア(A)…,(B
)…,…における人体の存在の有無を判定する判定手
段(12)とを設ける構成としたものである。
また、第2の解決手段は、上記第1の解決手段におい
て、上記各部分エリア群(X)…,(Y)…,…に
互いに重なり合う部分エリア(A)…,(B)…,
…を有するように構成したものである。
さらに、第3の解決手段は、第1図(破線部分を含む)
に示すように、人体位置検知装置を備えた空気調和装置
として、人体の存在を個別に検知するための部分エリア
(A)…,(B)…,…に縦横多分割された検知エ
リア(1a)内に設置され、赤外線量を検出する赤外線
量検出手段(4)と、上記複数の部分エリア(A
…,(B)…,…からの赤外線を上記赤外線量検出手
段(4)に集光する赤外線集光手段(6)と、上記複数
の部分エリア(A)…,(B)…,…のうち横方向
に配置された各帯状部分エリア群(X),(X),
…および縦方向に配置された各帯状部分エリア群
(Y),(Y),…の赤外線を各群(X)…,
(Y)…,…別に上記赤外線量検出手段(4)に入光
可能に遮蔽する遮蔽機構(15)と、各縦横の部分エリ
ア群(X)…,(Y)…,…からの赤外線が順次上
記赤外線量検出手段(4)に入光されるように上記遮蔽
機構(15)を走査する走査手段(20)と、上記赤外
線量検出手段(4)で検出される縦横の各部分エリア群
(X)…,(Y)…,…からの赤外線の光量の変化
が所定レベル以上のときを検出して光量変化信号を出力
する光量変化検出手段(11)と、該光量変化検出手段
(11)および走査手段(20)の出力を受け、各部分
エリア群(X)…,(Y)…,…についての光量変
化信号の組合せに基づき、各部分エリア(A)…,
(B)…,…における人体の存在の有無を判定する判
定手段(12)と、該判定手段(12)の出力を受け
て、空調空気の風向が人体の存在する部分エリア
(A)…,(B)…,…に向くように水平および垂
直ルーバーの傾きを制御する風向制御手段とを設けたも
のである。
(作用) 以上の構成により、請求項(1)の発明では、検知エリア
(1a)において、遮蔽機構(15)が走査手段(2
0)により駆動され、縦横の各部分エリア群(X
…,(Y)…,…からの赤外線が順次赤外線量検出手
段(4)に入光される際、人体の全体又は一部が各部分
エリア群(X)…,(Y)…,…に入ると、赤外線
量検出手段(4)に集光される赤外線の光量が変化し、
光量変化検出手段(11)により、光量変化信号が出力
される。
その場合、各部分エリア(A)…,(B)…,…を
横方向の部分エリア群(X),(X),…と縦方向
の部分エリア群(Y),(Y),…とに分け、各群
(X)…,(Y)…,…別に赤外線の光量変化が検
出されるので、判定手段(12)により、上記走査手段
(20)からの走査場所に関する信号と、各部分エリア
群(X)…,(Y)…,…の光量変化信号の組合せ
からどの部分エリア(A)…,(B)…,…に人体
が存在するのかが特定して検知される。
したがって、各部分エリア(A)…,(B)…,…
における人体の存在を検出するのに、部分エリア
(A)…,(B)…,…の数だけ走査を行う必要が
なく、各部分エリア群(X)…,(Y)…,…の数
だけ装置すれば済むことになり、よって、走査回数の減
少により、人体位置検出時間が短縮されることになる。
また、請求項(2)の発明では、各部分エリア群(X
…,(Y)…,…の一部が互いに重なり合っているの
で、上記請求項(1)の発明と同様の効果に加えて、同じ
箇所が繰り返して探知されることにより、人体位置検出
精度が向上することになる。
さらに、請求項(3)の発明では、上記判定手段(12)
の信号を受けて、駆動調和装置の風向制御手段により、
人体の存在が検出された部分エリア(A)…,
(B)…,…の方向に空調空気が供給されるようにそ
の垂直および水平ルーバーの傾きが制御される。すなわ
ち、上記人体位置検出装置の迅速な人体位置の検出に対
応して、現在人体が存在する場所が重点的に空調され、
快適な空調効果が発揮されることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、第2図以下の図面に基
づき説明する。
第2図は本発明の実施例に係る空気調和装置に付設され
た人体位置検知装置の設置状態を示し、(1)は直方体
状室内空間であって、該室内空間(1)の長手方向(以
下、縦方向とする)を仕切る入口側の側壁には、室内空
間(1)内の人体位置を検知するための人体位置検知装
置が取付けられている。
上記人体位置検知装置には、第4図に示すように、単一
の検知用機構(2)と、該検知用機構(2)の全面を遮
蔽する遮蔽部(3)とが備えられている。上記検知用機
構(2)は、第5図に示すように、一側面のみに開口面
(5a)を有し、該開口面(5a)と向い合う側面(固
定面)(5b)で上記室内空間(1)の側壁に固定され
てなる箱状のフレーム(5)と、該フレーム(5)の開
口面(5a)下端側のコーナー近傍で奥側上方につまり
図中右斜上に向かうように取付けられ、赤外線の光量変
化に感応して光量変化信号を出力する赤外線量検出手段
としての焦電センサー(4)と、上記フレーム(5)の
開口面(5a)上端のコーナーから上記取付け面(5
b)の下端部に向かって斜め下に延びるように取付けら
れ、内側にアルミニウム、ニッケル(金)等を表面に蒸
着してなる多分割型の放物面鏡(6)とを備えてなる。
上記放物面鏡(6)は室内空間(1)の横方向(上記縦
方向と直行する方向)と平行を保持しながら途中で略
「く」の字状に折曲げられていて、その上半分で室内空
間(1)の人体検知装置に近い側(入口側)の赤外線
を、下半分で遠い側(奥側)の赤外線を焦電センサー
(4)に集光するようになされている。そして、放物面
鏡(6)の上半分には、第6図に示すように、室内空間
(1)に対して縦方向に多分割された合計8個の部分鏡
(6a1)〜(6a8)が設けられ、下半分には、室内空間
(1)に対して縦方向に分割され、上記上半分の各部分
鏡(6a1)〜(6a8)と同じ幅でかつ半ピッチずつずれ
るように配置された合計7つの部分鏡(6b1)〜(6b
7)が設けられている。
そして、上記室内空間(1)には、第2図に示すよう
に、上記各部分鏡(6a1)〜(6b7)により縦横に合計
15個の部分エリア(A)〜(B)に非連続的に多
分割された人体位置検知のための検知エリア(1a)が
分割されている。ここで、各部分エリア(A)〜(B
)は、第3図に示すように、上半分の部分鏡(6a1)
〜(6a8)に対応して室内空間(1)の入口側で概略横
方向に配置された8個の部分エリア(A)〜(A
と、下半分の部分鏡(6b1)〜(6b7)に対応して奥側
で横方向に配置された部分エリア(B)〜(B)と
からなる。すなわち、上記各部分エリア(A)〜(A
)により横方向第1部分エリア群(X)が形成さ
れ、各部分エリア(B)〜(B)により横方向第2
部分エリア群(X)が形成されている。なお、各部分
エリア(A)〜(B)の間は上記放物面鏡(6)に
より赤外線が集光されない非検知領域(Z)となってい
る。
一方、上記遮蔽部(3)は、第6図に示すように、長く
フィルム状に設けられ、上記放物面鏡(6)の全面を覆
うための遮蔽板(15)と、上記検知機構(2)のフレ
ーム(5)の開口面(5a)両サイドに相対峙して設け
られ、上記遮蔽板(15)を巻き取るための1対の巻取
ローラ(R1),(R2)と、該一方の巻取ローラ(R
1)を所定の角度ずつ回動させて遮蔽板(15)を開口
面(5a)の左右にスライドさせるためのステッピング
モータ(14)とを備えてなる。
そして、本発明の特徴として、上記遮蔽板(15)に
は、第7図に示すように、上記放物面鏡(6)の全面に
室内空間(1)からの赤外線を入光可能に開口された第
1開口部(16)と、放物面鏡(6)の上半分のみに赤
外線の入光可能に開口された第2開口部(17)と、放
物面鏡(6)の下半分のみに赤外線の入光可能に開口さ
れた第3開口部(18)と、放物面鏡(6)の上側およ
び下側の一部に赤外線の入光可能に上下相異なる所定幅
に開口された第4開口部(19)とが設けられている。
ここに、上記第2,第3開口部(17),(18)によ
り、上記室内空間(1)の横方向第1部分エリア群(X
)および第2部分エリア群(X)から赤外線がそれ
ぞれ別個に焦電センサー(4)に入光可能になされてい
る。また、上記第4開口部(19)は、上記放物面鏡
(6)の上側部分鏡(6a1)〜(6a8)の相隣接する2
つに入光可能に開口された上側開口部(19a)と、該
上側開口部(19a)の半分の幅でかつその中央位置に
設けられ、放物面鏡(6)の下側部分鏡(6b1)〜(6
b7)の1つに入光可能に開口された下側開口部(19
b)とからなっている。例えば第4開口部(19)が第
6図の実線に示すごとく開口面(5a)の中央に位置し
ていて、部分鏡(6a4),(6a5),(6b4)のみに入
光可能に遮蔽している場合、上記第2図の実線に示すよ
うに、入口側の2つの部分エリア(A),(A
と、該両エリア(A),(A)間に位置する奥側の
部分エリア(B)とからの赤外線が同時に焦電センサ
ー(4)に入光される。また、遮蔽板(15)全体が1
ピッチだけ第6図左方に移動すると、入口側の部分エリ
ア(A),(A)と奥側の部分エリア(B)から
の赤外線が入光可能となる。よって、入口側の部分エリ
ア(A)〜(A)のうち相隣接する1対(A),
(A)と、それらの間に挟まれた奥側部分エリア(B
)とで縦方向の第1部分エリア群(Y)が形成さ
れ、次の相隣接する2つの部分エリア(A),
(A)と、奥側の部分エリア(B)とで第2部分エ
リア群(Y)が形成され、以下、順次第7部分エリア
群(Y)までが形成されている。よって、上記遮蔽板
(15)は、各部分エリア(A)〜(B)のうち横
方向に配置された各部分エリア群(X),(X)お
よび同縦方向に配置された各部分エリア群(Y)〜
(Y)の赤外線を各群(X)〜(Y)別に上記焦
電センサー(赤外線量検出手段)(4)に入光可能に遮
蔽する遮蔽機構としての機能を有するものである。
ここに、この例では、請求項(2)の発明に対応して、各
部分エリア群(Y)と次の部分エリア群(Y+1)
とは、部分エリア(A+1)でその一部が重なり合う
ようになされているが、上記第4開口部(19)を請求
項(1)の発明に対応して入口側と奥側の部分エリア(A
),(B)のみの赤外線を遮蔽するような矩形の開
口にして、各部分エリア群(Y)〜(Y)が互いに
重なり合うことがないようにしてもよい。
なお、上記第1開口部(16)は、検知エリア(1a)
全域における人の動作状況を監視するためのものであ
る。
また、上記フレーム(5)の外部には、空気調和装置全
体の運転を制御するための制御装置(7)が設置されて
いて、該制御装置(7)は、第8図に示すように、人体
検知のための回路系として、上記焦電センサー(4)か
らの赤外線信号を増幅する増幅器(8)と、該増幅器
(8)で増幅された赤外線信号の中で人の動作として特
徴的に現れるものを抽出するためのフィルタ(9)と、
上記フィルタ(9)からの赤外線信号と基準電源(1
0)の基準電圧とを比較して、その光量変化が所定値以
上になったときには所定の光量変化信号を出力する光量
変化検出手段としてのコンパレータ(11)と、装置全
体を制御するためのCPU(12)と、該CPU(1
2)により制御され、上記ステッピングモータ(14)
を駆動させるための駆動回路(13)とを備えている。
ここで、上記ステッピングモータ(14)は、上記駆動
回路(13)の出力を受け、上記遮蔽部(3)の巻取ロ
ーラ(R1)をその回転軸の回りに間欠的に回転駆動さ
せることにより、室内空間(1)において遮蔽板(1
5)を開口面(5a)の全面で水平方向に移動させる。
よって、上記駆動回路(13)およびステッピングモー
タ(14)により、各縦横の部分エリア群(X),
(X)および(Y)〜(Y)からの赤外線が順次
焦電センサー(4)に入光されるように上記遮蔽板(1
5)を走査する走査手段(20)が構成されている。
また、上記CPU(12)により、上記走査手段(2
0)による部分エリア(A)〜(B)の走査場所に
関する信号と、上記コンパレータ(光量変化検出手段)
(11)からの光量変化信号とを受け、どの部分エリア
(A)〜(B)に人体が存在するのかが特定して判
定されるようになされており、よって、上記CPU(1
2)は判定手段としての機能を有するものである。
上記室内空間(1)において、遮蔽板(15)がステッ
ピングモータ(14)により間欠的に移動させられ、縦
横の各部分エリア群(X)〜(Y)からの赤外線が
順次焦電センサー(赤外線量検出手段)(4)に入光さ
れる際、人体の全体又は一部が非検知領域(Z)から各
部分エリア群(X)〜(Y)に入るあるいは各部分
エリア群(X)〜(Y)から非検知領域(Z)へ出
ると、焦電センサー(4)に集光される赤外線の光量が
変化し、制御装置(7)のコンパレータ(光量変化検出
手段)(11)により、その光量変化信号が出力され
る。そして、CPU(判定手段)(12)により、上記
走査手段(20)からの走査場所に関する信号と、各部
分エリア群(X)〜(Y)の光量変化信号の組合せ
からどの部分エリア(A)〜(B)に人体が存在す
るのかが特定して検知されることになる。例えば、横方
向の部分エリア群(X)と縦方向の部分エリア群(Y
)とにおいて、光量変化信号が出力された場合には、
その交差する部分エリア(A)に人体が存在している
と判定されるのである。
また、図示しないが、上記CPU(12)の信号は空気
調和装置の風向制御装置に接続されていて、該制御装置
により、人体の存在が確認された部分エリア(A)〜
(B)に空調空気の風向が向かうように垂直ルーバー
および水平ルーバーの傾きが制御される。
したがって、請求項(1)の発明では、合計15個の部分
エリア(A)〜(B)における人体の存在を検出す
るのに、横方向の部分エリア群(X),(X)につ
いては2回、縦方向の部分エリア群(Y)〜(Y
については7回、つまり合計9回の走査回数で済むこと
になり、従来のように部分エリア(A)〜(B)の
数だけ走査を行う必要がない。よって、走査回数の減少
により、人体位置検出時間の短縮化を図ることができる
ことになる。
また、請求項(2)の発明では、各部分エリア群(X
〜(Y)の一部が互いに重なり合うようにしているの
で、上記請求項(1)の発明と同様の効果に加えて、同じ
箇所が繰り返して探知されることにより、人体位置検出
精度が向上するという効果を得る。
なお、上記実施例では、赤外線集光手段として、縦に細
分割された多分割型放物面鏡(6)を使用したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、放物面鏡
(6)の代わりに球面鏡、楕円鏡、例えばポリエチレン
製の多分割型フレネルレンズ等を使用することができる
のはいうまでもない。
さらに、請求項(3)の発明では、人体位置検知装置の迅
速な人体位置の検出に対応して、現在人体が存在する場
所を重点的に空調することにより、快適な空調効果を発
揮することができる。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明では、室内空間
の人体位置を検出するための部分エリアを縦横の部分エ
リア群に分け、遮蔽機構を走査して各群別に赤外線の光
量変化を検出し、その光量変化の組合せからどの部分エ
リアに人体が存在するかを特定して判定するようにした
ので、遮蔽機構の走査回数を部分エリアの数よりも減少
させることができ、よって、人体位置検出時間の短縮を
図ることができる。
また、請求項(2)の発明では、上記請求項(1)の発明にお
いて各部分エリア群の一部が互いに重なり合うようにし
たので、上記請求項(1)の発明と同様の効果に加えて、
同じ箇所が繰返して探知されることにより、人体位置検
出精度の向上を図ることができる。
さらに、請求項(3)の発明では、人体位置検知装置の信
号を空気調和装置の風向制御装置に接続し、その垂直お
よび水平ルーバーの傾きを制御して、人体の存在が検出
された部分エリアの方向に空調空気を供給するようにし
たので、人体位置検知装置による迅速な人体位置の検出
に対応して、人体の存在位置に応じた快適な空調効果を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。第2図
〜第8図は本発明の実施例を示し、第2図は室内空間の
平面図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は
人体位置検知装置の概略を示す斜視図、第5図はその縦
断面図、第6図はその正面図、第7図は遮蔽板の詳細を
示す展開図、第8図は人体位置検知装置の制御系を示す
信号経路図である。第9図は各部分エリアごとに走査す
るときの室内空間内の配置を示す平面図、第10図はそ
のときの遮蔽板の構造例を示す図である。 (1a)…検知エリア、(A)〜(B)…部分エリ
ア、(X)〜(Y)…部分エリア群、(4)…焦電
センサー(赤外線量検出手段)、(6)…放物面鏡(赤
外線集光手段)、(11)…コンパレータ(光量変化検
出手段)、(12)…CPU(判定手段)、(15)…
遮蔽機構、(20)…走査手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人体の存在を個別に検知するための部分エ
    リア(A)…,(B)…,…に縦横多分割された検
    知エリア(1a)内に設置され、赤外線量を検出する赤
    外線量検出手段(4)と、上記複数の部分エリア
    (A)…,(B)…,…からの赤外線を上記赤外線
    量検出手段(4)に集光する赤外線集光手段(6)と、
    上記複数の部分エリア(A)…,(B)…,…のう
    ち横方向に配置された各帯状部分エリア群(X),
    (X),…および縦方向に配置された各帯状部分エリ
    ア群(Y),(Y),…の赤外線を各群(X
    …,(Y)…,…別に上記赤外線量検出手段(4)に
    入光可能に遮蔽する遮蔽機構(15)と、各縦横の部分
    エリア群(X)…,(Y)…,…からの赤外線が順
    次上記赤外線量検出手段(4)に入光されるように上記
    遮蔽機構(15)を走査する走査手段(20)と、上記
    赤外線量検出手段(4)で検出される縦横の各部分エリ
    ア群(X)…,(Y)…,…からの赤外線の光量の
    変化が所定レベル以上のときを検出して光量変化信号を
    出力する光量変化検出手段(11)と、該光量変化検出
    手段(11)および走査手段(20)の出力を受け、各
    部分エリア群(X)…,(Y)…,…についての光
    量変化信号の組合せに基づき、各部分エリア(A
    …,(B)…,…における人体の存在の有無を判定す
    る判定手段(12)とを備えたことを特徴とする人体位
    置検知装置。
  2. 【請求項2】上記各部分エリア群(X)…,(Y
    …,…は互いに重なり合う部分エリア(A)…,(B
    )…,…を有していることを特徴とする請求項(1)記
    載の人体位置検知装置。
  3. 【請求項3】人体の存在を個別に検知するための部分エ
    リア(A)…,(B)…,…に縦横多分割された検
    知エリア(1a)内に設置され、赤外線量を検出する赤
    外線量検出手段(4)と、上記複数の部分エリア
    (A)…,(B)…,…からの赤外線を上記赤外線
    量検出手段(4)に集光する赤外線集光手段(6)と、
    上記複数の部分エリア(A)…,(B)…,…のう
    ち横方向に配置された各帯状部分エリア群(X),
    (X),…および縦方向に配置された各帯状部分エリ
    ア群(Y),(Y),…の赤外線を各群(X
    …,(Y)…,…別に上記赤外線量検出手段(4)に
    入光可能に遮蔽する遮蔽機構(15)と、各縦横の部分
    エリア群(X)…,(Y)…,…からの赤外線が順
    次上記赤外線量検出手段(4)に入光されるように上記
    遮蔽機構(15)を走査する走査手段(20)と、上記
    赤外線量検出手段(4)で検出される縦横の各部分エリ
    ア群(X)…,(Y)…,…からの赤外線の光量の
    変化が所定レベル以上のときを検出して光量変化信号を
    出力する光量変化検出手段(11)と、該光量変化検出
    手段(11)および走査手段(20)の出力を受け、各
    部分エリア群(X)…,(Y)…,…についての光
    量変化信号の組合せに基づき、各部分エリア(A
    …,(B)…,…における人体の存在の有無を判定す
    る判定手段(12)と、該判定手段(12)の出力を受
    けて、空調空気の風向が人体の存在する部分エリア(A
    )…,(B)…,…に向くように水平および垂直ル
    ーバーの傾きを制御する風向制御手段とを備えたことを
    特徴とする空気調和装置。
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