JPH0660691B2 - 両回転式準接触メカニカルシール及びリング摺動面の溝加工方法 - Google Patents

両回転式準接触メカニカルシール及びリング摺動面の溝加工方法

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JPH0660691B2 JP10081090A JP10081090A JPH0660691B2 JP H0660691 B2 JPH0660691 B2 JP H0660691B2 JP 10081090 A JP10081090 A JP 10081090A JP 10081090 A JP10081090 A JP 10081090A JP H0660691 B2 JPH0660691 B2 JP H0660691B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、たとえばタービンや圧縮機等の気体をシール
する軸封部に用いられる両回転式準接触メカニカルシー
ルおよび摺動面の加工方法に関する。
(従来の技術) 従来のガスシールとしては、回転軸に固定されるメイテ
ィングリングと、ハウジングに取付けられるシールリン
グの摺動面間を5μm前後の隙間で完全に浮かせる非接
触式と、2μm以下の隙間でわずかに接触しながら漏れ
量を制御する準接触式のものがある。第17図には非接
触式の代表である摺動面に動圧生成用の螺旋状溝100
を設けた摺動面101を、第18図には準接触式の代表
例である半径方向溝102を形成した摺動面103を示
している。いずれも、溝100,102のポンピング効
果によって摺動面の隙間をバランスさせるものである。
これら螺旋状溝100および半径方向溝102は第17
図(b)および第18図(b)に示すようにいずれも断面矩形
状に形成されていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記した従来技術の場合には、螺旋状溝1
00は高速、高圧条件で使用できるが回転方向が一方向
に限られるという問題があった。一方、半径方向溝10
2の場合には、両方向回転用として使用可能であるが、
現状では中速、中圧条件の範囲しか使用できない。すな
わち、従来の半径方向溝102では十分な浮上力を得る
ことができず、高速回転時に摺動面間が接触して焼付く
おそれがある。
そこで、浮上力を高めるべく、溝102の断面形状を第
20図および第21図に示すようにテーパー面104
L,104R構成として、そのくさび作用により動圧を
高めることが考えられる。
しかしながら、このようなテーパー面104L,104
Rの構成としても、ガスの流れの上流側のテーパー面1
04Lの部分で負圧が発生し、下流側のテーパー面10
4Rで圧力が増大しても両方が相殺されて浮上力を高め
ることができなかった。
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、半径方向溝の断
面形状をテーパー面として回転時に発生する動圧を高
め、しかも負圧の影響を小さくし得る両回転式準接触メ
カニカルシールを提供することにある。
また、他の目的とするところは、上記半径方向溝の加工
方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明にあっては、回転軸
に取付けられるメイティングリングと、ハウジングに取
付けられ上記メイティングリングに対して摺動自在に接
触するシールリングとを備え、上記メイティングリング
またはシールリングの摺動面に、両リングの摺動面間に
浮上力を働かせるための動圧生成用の半径方向溝を円周
方向に複数設けた両回転式準接触メカニカルシールにお
いて、 前記半径方向溝の断面形状を円周方向に傾斜するテーパ
ー形状とし、互いに隣り合う一対の半径方向溝のテーパ
ーの向きを両半径方向溝の境界部が谷となるように互い
に逆向きに配列して1組の動圧生成用溝組を構成し、該
動圧生成用溝組を構成する半径方向溝の境界部に両半径
方向溝を隔てるダム部を設けてなることを特徴としてい
る。
また、本発明の溝加工方法は、リングの摺動面に断面円
弧状の半径方向に延びるオーバル溝を形成し、その後オ
ーバル溝の谷部にダム部を形成することを特徴としてい
る。ダム部はアモルファスコーティングにより形成する
ことが好ましい。
(作 用) 上記構成の両回転式準接触メカニカルシールは、回転軸
が一方向に回転すると、半径方向溝の作用により動圧が
発生してメイティングリングとシールリングの摺動面間
に浮上力が生じ、摺動面間に隙間ができる。この隙間を
流れるガス流は円周方向に流れ、動圧生成用溝組の下流
側の半径方向溝のテーパー面のくさび作用によりガス圧
が増大し大きな浮力が生じる。一方、上流側の半径方向
溝の部分では負圧が生じるものの、ダム部によって両半
径方向溝が隔てられているので下流側の正の浮力より小
さく、結果として摺動面間に作用する浮力が増大する。
回転軸が回転した場合も同様に浮力を増大させることが
できる。
また、本発明の溝加工方法によれば、摺動面に円弧状の
オーバル溝を加工した後、ダム部を形成するので、溝加
工を容易に、かつ精密に加工することができる。
(実施例) 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。本発
明の一実施例に係る両回転式準接触メカニカルシールを
示す第1図乃至第4図において、1はシール全体を示し
ており、概略回転軸2に固定されるメイティングリング
3と、ハウジング4に取付けられるシールリング5とか
ら構成されている。メイティングリング3が密封対象と
なるガスG側に配置され、ガスが摺動面の外周側から内
周側に漏れるように構成されている。
メイティングリングは保持部材6を介して回転軸2に対
して軸方向および回転方向に固定されるもので、保持部
材6とメイティングリング3背面との間には密封用のO
リング10が装着されている。
一方、シールリング5は回転方向には固定で軸方向には
可動に取付けられ、スプリング8のばね力によってメイ
ティングリング3に対して押圧されている。このスプリ
ング8はコンプレッションリング9を介してシールリン
グ5を押圧している。そしてコンプレッションリング9
とシールリング5との間に、シール用のリング10が装
着されている。
上記メイティングリング3とシールリング5との対向面
は軸に対して直交する平坦面で、互いに回転摺動する摺
動面31,51となっている。この摺動面31,51間
にてガスGがシールされるようになっている。そして、
メイティングリング3またはシールリング5のいずれか
の摺動面、この実施例ではメイティングリング3の摺動
面31に、回転時に動圧を発生させる半径方向溝11
R,11Lが円周方向に複数設けられている。この半径
方向溝11L,11Rはメイティングリング3の外径側
から内径側に向けて、その中途位置まで延びており、摺
動面31の内径端縁の領域が溝の無い溝無し領域32と
なっている。したがって、回転軸2の停止中は溝無し領
域32においてシールリング5の摺動面51と全周にわ
たって密接してガスをシールし、回転時には半径方向溝
11R,11Lによって動圧が生成され、摺動面31,
51間に浮力を働かせるようになっている。
そして、上半径方向溝11L,…のうち互いに隣り合う
一対の半径方向溝11L,11Rを1組として、複数組
の動圧生成用溝組12,…が構成されている。この動圧
生成用溝組12の両半径方向溝11L,11Rは、その
境界部が谷となるように円周方向に沿って互いに向きの
テーパー面12L,12Rを有しており、境界部には両
半径方向溝11L,11Rを隔てるダム部13が設けら
れている。この実施例では各半径方向溝11L,11R
は、そのテーパー面12L,12Rを斜辺とする直角三
角形状で、動圧生成用溝組12全体の断面形状は、開き
角度が大きく開いたV字溝の谷部にダム部13が突出し
たような形状となっている。各半径方向溝11L,11
Rの形状としては、この実施例では直線状のテーパー面
12L,12Rを形成しているが、曲面としてもよい
し、階段状に傾斜するような構成としてもよい。
上記構成の両回転式準接触メカニカルシールにあって
は、回転軸2が一方に回転すると、各動圧生成用溝組1
2,…の作用によってシールリング5とメイティングリ
ング3の摺動面31,51間に動圧が発生し、摺動面3
1,51間に浮力が作用して隙間hが発生する。このと
きに隙間hを流れるガスGの動圧の圧力分布は、第4図
に示すようにガス流の上流側の半径方向溝11Rにおい
て圧力が低下して負の浮力が作用し、ダム部13を越え
た下流側の半径方向溝11Lの部分でテーパー面12L
のくさび作用によって圧力が増大して正の浮力が発生す
る。そして、ダム部13の作用によって負の圧力は小さ
く、正の圧力が大きくなり、この動圧生成用溝組12全
体としては正の圧力が作用し、大きな浮力を得ることが
できる。したがって、両リング3,5の摺動面31,5
1間の隙間hを大きくでき高速、高圧の軸封部に適用す
ることが可能となる。
第5図は回転時の圧力分布を第4図よりもより模式化し
て示したもので、ガス流下流側のテーパー面12Rによ
って正圧が増大し、上流側のテーパー面12Lによる圧
力低下が小さく、正回転時と同様に大きな浮力を得るこ
とができる。
第6図乃至第9図は、このような両回転式準接触メカニ
カルシールの種々の適用例を示している。
第6図は2個のシール1,1を同一方向に並べたタンデ
ムタイプの使用例である。この例は、2個のシール1,
1を1つのカートリッジ20に組込んだもので、シール
1,1の他に、カートリッジ20にセグメントシール2
1を装着して使用する。カートリッジ20は、ハウジン
グ22に固定される第1,第2シールケース22,23
と、回転軸2に固定される第1,第2スリーブ24,2
5から構成されている。そして、第1シールケース22
と第1スリーブ24により一方のシール1が、第2シー
ルケース2と第2スリーブ25により他方のシール1が
それぞれ保持される。第2シールケース23は第1シー
ルケース22に同芯的に組付けられ、第1スリーブ24
と第2スリーブ25はその端部同士が一体的に組付けら
れている。
そして、各シール1,1は第1,第2シールケース2
2,23に取付けられるシールリング5,5と第1,第
2スリーブ24,25に組付けられるメイティングリン
グ3,3により構成され、メイティングリング3の摺動
面に本発明の上記した互いに逆向きテーパーを有する一
対の半径方向溝11L,11Rを1組とし、境界部にダ
ム部13を設けた複数組の動圧生成用溝組12,…が形
成されている。
第7図は一般的な用途に用いられるもので、機器ハウジ
ング4に取付けられるシールリング5と、回転軸2に固
定されるメイティングリング3とから構成されている。
そしてメイティングリング3は保持部材6を介して回転
軸2に固定され、シールリング5はカップ部材30を介
してハウジング4に取付けられるもので、ラグ31によ
って回転方向には固定で軸方向には可動となっている。
そしてスプリング8によってシールリング5がメイティ
ングリング3に押圧されている。そして、メイティング
リング3の摺動面31に本発明の動圧生成用溝組12,
…が形成されている。
第8図は基本的な構成は第7図に示すシールと同じであ
るが、この実施例ではシールリング45とメイティング
リング43が分割タイプであり、シールリング45の軸
方向摺動部のシールとしてセグメントシール46を用い
ている。この場合もメイティングリング43の摺動面3
1に、本発明の互いに逆向きテーパーを有する一対の半
径方向溝11L,11Rを1組とし、その境界部にダム
部13を設けた動圧生成用溝組12,…を形成してい
る。
第9図は漏れ量がゼロのタイプで、シールリング55の
摺動面51にドレイン穴56が設けられ、このドレイン
穴56から漏れ出すガスを吸引し、ドレインチューブ5
7を通じてドレインに流すもので、大気側に密封ガスが
漏れ出さないような構成としたものである。この場合に
も、メイティングリング53の摺動面31に、互いに逆
向きテーパーを有する一対の半径方向溝11L,11R
を一組とし、その境界部にダム部13を設けた動圧生成
用溝組12…を形成してある。
第10図乃至第12図には動圧生成用溝組の他の実施例
を示している。この動圧生成用溝組12′もメイティン
グリング3の摺動面31に形成するもので、互いに逆向
きのテーパーを有する一対の半径方向溝11L′,11
R′を一組として構成され、その境界部にダム部13が
設けられている。そして、この実施例の場合には、各半
径方向溝11L′,11R′のテーパー面12L′,1
2R′が断面円弧状の曲面構成となっている。そして、
両テーパー面12L′,12R′が連続する1つの円弧
面を構成するようになっている。
この実施例の場合にも、動圧生成用溝組12′,…にお
いて発生するガスの動体圧力により、摺動面31,51
間に微小隙間ができ、非接触状態で回転する。すなわ
ち、回転軸2に固定されたメイティングリング3が回転
し、回転速度が増加するに伴って、流体動圧により開方
向圧力も増大し、摺動面31,51間に一定の隙間が発
生する。
そして、本実施例の溝形状の場合にも、第12図に示す
ようにガス流の上流側となる図中左側の半径方向溝11
L′には負の圧力(真空になる方向)も発生するが、そ
の圧力は最低でも1kg/cm2であり、回転速度が増加すれ
ばこの負の圧力に打ち勝つような正の動体圧力もガス流
の下流側(図中右側)の半径方向溝11R′の終端に発
生する。そして動圧生成用溝組12′の中央部にダム部
13を設けたことにより、左側の溝11L′に発生した
負圧は、右側の溝11R′に流入するのを防止する。逆
回転の場合にも、動作原理は全く同様であり、溝部に発
生する負の圧力と正の動体圧力の発生位置が逆になるだ
けで、同様の動作機能が得られる。
第13図乃至第16図には本発明のリング摺動面溝加工
方法を示している。この実施例では、第10図に示した
円弧面の断面を有するる動圧生成用溝12′を加工する
場合を例にとって説明する。
まず、第13図に示すように、メイティングリング3側
の摺動面31上にRが大の浅い断面円弧状のオーバル溝
60を形成する。このオーバル溝60は半径方向に直線
的に形成する。
次に、上記オーバル溝60の表面を研磨仕上げする。こ
のオーバル溝60の深さは、たとえば数十ミクロンのオ
ーダーであり、溝表面の仕上げは極めて精密に仕上げる
必要がある。
次いで、オーバル溝60の中央部に、スパッタリングに
よりアモルファスコーティングを行なって肉盛りをし、
ダム部13を形成する。このダム部13の形成にアモル
ファスコーティングを使用した理由は、ダム部13の幅
と深さが自由に設定でき、しかもアモルファスコーティ
ングが耐摩耗性に優れ、摩擦係数が極めて小さい特質を
有するからである。
アモルファスコーティングは、不活性のアルゴンガス雰
囲気下において、アモルファス母材61を陽極に、コー
ティングすべき摺動面31側を陰極にして放電させて母
材61をダム部の位置に被覆させるようになっている。
摺動面31にはオーバル溝60の中央のダム構成部以外
をマスキング部材62によってマスキングしておく。
アモルファスコーティング終了後、第16図に示すよう
にマスキング部材62を取り除いてダム部13を整形
し、動圧生成用溝組12が完成する。
このようにオーバル溝60を形成した後で、ダム部13
を取付けるようにすれば、数十ミクロンの溝の深さが要
求されるガスシールにおいては、加工が極めて容易に、
かつ精密に加工することができる。
因みに第1図に示したような直線的な溝形状の加工は、
放電加工により行なわれるが、表面に凹凸が生じて精密
に加工することが難しい。テーパー面12R,12Lの
加工精度がシールの特性には極めて重要であり、この発
明の加工方法のように、オーバル溝60を形成した後で
ダム部13を形成するようにすれば、高精度に、しかも
簡単に加工することができ、有利である。
(発明の効果) 本発明は以上の構成および作用を有するもので、円周方
向に互いに逆向きに傾斜する一対の半径方向溝により動
圧生成用溝組を構成し、この動圧生成用溝組の境界部に
ダム部を設けることにより、一方の半径方向溝のテーパ
ー面によるくさび作用によって動圧を増大させると共に
ダム部によって他方の半径方向溝に生じる負の浮力を小
小さくすることができるので、摺動面間に作用する浮力
を従来に比べて増大させることができ、高圧、高速用の
両回転式準接触メカニカルシールを実現することができ
る。
また、本発明の溝加工方法によれば、単純な円弧状のオ
ーバル溝の谷部に、アモルファスコーティング等により
ダム部を形成することにより、加工を極めて容易にしか
も高密度に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の一実施例に係る両回転式準
接触メカニカルシールを示すもので、第1図は摺動面の
動圧生成用溝組の断面形状を示す要部縦断面図、第2図
は摺動面の要部平面図、第3図は全体構成を示す要部縦
断面図、第4図および第5図は正転および逆転時の圧力
分布を誇張して示す模式図、第6図乃至第9図は本発明
の動圧生成用溝組が形成される両回転式準接触メカニカ
ルシールの各種適用例を示す要部縦断面図、第10図お
よび第11図は本発明の動圧生成用溝組の他の実施例を
示すもので、第10図は第11図のX−X線断面図、第
11図は要部平面図、第12図は第10図の溝組の圧力
分布状態を示す図、第13図乃至第16図は第10図の
リング摺動面の溝加工工程を示す図、第17図は従来の
非接触メカニカルシールの摺動面を示しており、同図
(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のa−a線断面図、第
18図は従来の両回転式準接触メカニカルシールの摺動
面を示しており、同図(a)は要部平面図、同図(b)は同図
(a)のb−b線断面図、第19図は矩形断面の溝による
動圧の圧力分布を示す図、第20図および第21図は第
18図の溝を両方向テーパー形状とした場合の圧力分布
を示す図である。 符号の説明 2……回転軸、3……メイティングリング 4……ハウジング、5…シールリング 31,51……摺動面 8……スプリング、7,10……Oリング 9……コンプレッションリング 11L,11R……半径方向溝 12……動圧生成用溝組 12R,12L……テーパー面 13……ダム部、60……オーバル溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に取付けられるメイティングリング
    と、ハウジングに取付けられ上記メイティングリングに
    対して摺動自在に接触するシールリングとを備え、上記
    メイティングリングまたはシールリングの摺動面に、両
    リングの摺動面間に浮力を働かせるための動圧生成用の
    半径方向溝を円周方向に複数設けた両回転式準接触メカ
    ニカルシールにおいて、 互いに隣り合う一対の半径方向溝を一組として複数組の
    動圧生成用溝組を構成し、該動圧生成用溝組を構成する
    半径方向溝を境界部が谷となるように円周方向に沿って
    互いに逆向きのテーパー形状とし、境界部に両半径方向
    溝を隔てるダム部を設けて成ることを特徴とする両回転
    式準接触メカニカルシール。
  2. 【請求項2】リング摺動面に断面円弧状の半径方向に延
    びるオーバル溝を形成し、その後でオーバル溝の谷部に
    ダム部を形成することを特徴とするリング摺動面の溝加
    工方法。
  3. 【請求項3】ダム部をアモルファスコーティングにより
    肉盛して形成する請求項2に記載のリング摺動面の溝加
    工方法。
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