JPH0660471U - 液体塗布具 - Google Patents

液体塗布具

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JPH0660471U
JPH0660471U JP511793U JP511793U JPH0660471U JP H0660471 U JPH0660471 U JP H0660471U JP 511793 U JP511793 U JP 511793U JP 511793 U JP511793 U JP 511793U JP H0660471 U JPH0660471 U JP H0660471U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 細長い形状の液体吐出口3を有する液体塗布
具において、その液体吐出口3の各部位から液体を略均
一に吐出させて、塗布した場合に濃淡が生じないように
する。 【構成】 液体誘導路1の先方に液体流路の横幅を拡大
する液体分散路2を介して細長い液体吐出口3を設けた
液体塗布具において、液体分散路2の形状を液体吐出口
3の中心位置における塗布面に垂直な法線を中心線とし
て左右略対称形となした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マスカラ等の液体を塗布するための液体塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】
マスカラを睫毛全体に塗る場合は、マスカラを一定の幅で吐出させる必要があ り、塗布具の液体吐出口も細長い形状にしなければならない。一方、塗布具の内 部に収容した液体を液体吐出口の近くまで導く液体誘導路は、構造上の問題から 断面を小さくすることが望ましい。従って、液体誘導路と液体吐出口の間には液 体流路の横幅を増大する液体分散路を設ける必要がある。然しながら、液体は液 体分散路において均一に分散されにくく、液体吐出口の各部位における液体吐出 量にばらつきが生じて、塗布した場合に濃淡が生じる問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、細長い形状の液体吐出口の各部位から液体を均一に吐出させ ることができ、塗布した場合に濃淡が生じることのない液体塗布具の提供を目的 とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために案出した第1の考案の液体塗布具は、液体誘導路1 の先方に液体流路の横幅を拡大する液体分散路2を介して細長い液体吐出口3を 設けた液体塗布具において、液体分散路2の形状を液体吐出口3の中心位置にお ける塗布面に垂直な法線を中心線として左右略対称形となしたものである。
【0005】 同じく上記目的を達成するために案出した第2の考案の液体塗布具は、液体誘 導路1の先方に液体流路の横幅を拡大する液体分散路2を介して細長い液体吐出 口3を設け、その液体分散路2の形状を液体吐出口3の中心位置における塗布面 に垂直な法線を中心線として左右非対称形とした液体塗布具において、その液体 分散路2を上記の中心線の位置で分割した場合に、容積の大きい側の液体吐出口 3の縦幅を狭くして、容積の小さい側の液体吐出口3の縦幅を広くしたものであ る。
【0006】 同じく上記目的を達成するために案出した第3の考案の液体塗布具は、液体誘 導路1の先方に液体流路の横幅を拡大する液体分散路2を介して細長い液体吐出 口3を設けた液体塗布具において、上記液体分散路2の略中央部に液体を左右に 分ける分流板4を設けたものである。
【0007】
【作用】
第1の考案の液体塗布具では、液体分散路2の形状を液体吐出口3の中心位置 における塗布面に垂直な法線を中心線として左右対称形となすことにより、液体 分散路2において液体が左右に略均一に分散するようになり、液体吐出口3の各 部位における液体吐出量にばらつきがなくなる。
【0008】 第2の考案の液体塗布具では、液体分散路2の形状が液体吐出口3の中心位置 における塗布面に垂直な法線を中心線として左右非対称形であっても、その液体 分散路2を中心線の位置で分割した場合に、容積が大きい側の液体吐出口3の縦 幅が狭くて、容積が小さい側の液体吐出口3の縦幅が広いので、中心線の両側で の液体吐出量が略均一化する。
【0009】 第3の考案の液体塗布具では、分流板4が液体分散路2における液体を両側に 略均等に分けて液体の流れが一方に偏るのを防止する。
【0010】
【実施例】
まず、図1乃至図4に示した第1の考案の実施例について詳説する。図1は全 体構造を示したもので、軸筒5の前端に継手6を介して先軸7が接合し、先軸7 の内部に液体誘導路1を設けている。この液体誘導路1の前端は曲がって側端に 寄り、その前方には液体流路の横幅を拡大し且つ斜めの方向へ向いた液体分散路 2が連通し、更に液体分散路2の先端は図2に示すように細長い液体吐出口3と なっている。液体吐出口3の両側にはブラシ8を突設している。液体分散路2は 液体吐出口3の中心位置における塗布面bに垂直な法線を中心線(a−a線)と して左右略対称の略三角形となっている。液体分散路2は、又、図3に示すよう に液体吐出口3に近い端部に比べて奥の液体誘導路1寄りの端部の縦幅を大きく している。このようにすることによって縦幅が一定の場合よりも液体吐出口3か ら液体の吐出具合が良好となる。
【0011】 軸筒5にはマスカラ9を収容したタンク10を設け、そのタンク内を摺動可能 なピストン11を装備している。ピストン11の後部には外周面に雄ネジ12を 形成し、且つその雄ネジ12の一部に平面部13を形成したロッド14を接続し ている。このロッド14は軸筒内に回転不能且つ軸方向にも移動不能な固定筒1 5の中心孔に挿通して、その中心孔の内面に形成された雌ネジ16(図4参照) に雄ネジ12を螺合させている。ロッド14は回転筒17にも挿入されている。 回転筒17は、前端外面に鍔18を設けてその後面にラチェット19を形成し、 又、前端内面部に平面部20(図4参照)を形成し、更に後端に断面が多角形の 嵌合部21を設けている。ロッド14と回転筒17は平面部13,20により一 体的に回転する。回転筒17の後端の嵌合部21は、軸筒5の後方に配される尾 筒22の内孔部に挿入されている。この尾筒22の内孔部も多角形で、尾筒22 と回転筒17は一体的に回転する。従って、尾筒22を回転させると回転筒17 を介してロッド14が一体的に回転する。軸筒5の内部後端には抜止リング23 を固着している。尾筒22は前端にスリット24を設けた係止筒部25を有し、 その係止筒部25を後方から抜止リング23に押し入れて、係止筒部25の前端 に設けた顎部26を抜止リング23の前端縁に係合させている。回転筒17の外 周で鍔18の後方には前面にラチェット27を設けたバネ受け28が軸筒5に対 し回転不能だが軸方向には移動可能に配されている。このバネ受け28はその後 方に配したスプリング29によって前方へ押され、そのラチェット27を上記回 転筒17の鍔18に設けたラチェット19に噛み合わせている。バネ受け28は 回転筒17が回転してそのラチェット19の歯がバネ受け28のラチェット27 の歯を乗り越えるときに後退する。又、バネ受け28のラチェット27は回転筒 17の回転を一方向に規制する。
【0012】 尾筒22を回転させると、上記のようにロッド14が回転して、その雄ネジ1 2が固定筒15の雌ネジ16により送られることになるので、ピストン11が前 進して、タンク10からマスカラ9が押し出されて先軸7の上記液体誘導路1に 流入する。マスカラ9はこの液体誘導路1から更に液体分散路2を通って液体吐 出口3から吐出することにより塗布されることになるが、液体分散路2は上記の ような形状を有しているのでマスカラ9は一様に分散して、液体吐出口3の各部 位から略均一に吐出する。
【0013】 次に、図5及び図6に示した第2の考案の実施例について説明する。この考案 の液体塗布具の場合は、液体分散路2の形状を、液体吐出口3の中心位置におけ る塗布面bに垂直な法線を中心線(a−a線)として左右非対称としたものであ る。そして、上記の中心線の位置で液体分散路2を分割した場合に、容積が大き い側の液体吐出口3の縦幅に比べて、容積が小さい側の液体吐出口3の縦幅を図 6に示すようにより大きくしている。その他の構造は上記第1の考案の実施例と 同一である。
【0014】 上記のように液体分散路2を中心線の位置で分割した場合に、容積が大きい側 の部位は液量が多くて流速は速くなるが液体吐出口3の面積が小さく、逆に、容 積が小さい側の部位は液量が少なくて流速が遅いが液体吐出口3の面積が広いの で、液体吐出口3の各部位からの液体吐出量(液体吐出口の面積×液体の流れの 速度)は略均一となる。
【0015】 次に、図7は第3の考案の実施例を示したものであり、この考案の場合は液体 分散路2の略中央部に分流板4を設けたものである。その他の構造は上記の第1 の考案の実施例と同一である。
【0016】 液体は分流板4によって左右に分けられるので片側に偏ることがなく全体に均 一に分散されることになる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、第1の考案、第2の考案、及び第3の考案の液体塗布具は、そ れぞれ液体吐出口の各部位からの液体吐出量を均一化することができ、従って、 塗布した場合の濃淡の発生等を解消できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の断面図である。
【図2】前端部の斜視図である。
【図3】A−A線における断面図である。
【図4】軸筒内に装備した液体吐出機構の分解斜視図で
ある。
【図5】要部断面図である。
【図6】液体吐出口の正面図である。
【図7】要部断面図である。
【符号の説明】 1 液体誘導路 2 液体分散路 3 液体吐出口 4 分流板 5 軸筒 6 継手 7 先軸 8 ブラシ 9 マスカラ 10 タンク 11 ピストン 12 雄ネジ 13 平面部 14 ロッド 15 固定筒 16 雌ネジ 17 回転筒 18 鍔 19 ラチェット 20 平面部 21 嵌合部 22 尾筒 23 抜止リング 24 スリット 25 係止筒部 26 顎部 27 ラチェット 28 バネ受け 29 スプリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体誘導路1の先方に液体流路の横幅を
    拡大する液体分散路2を介して細長い液体吐出口3を設
    けた液体塗布具において、液体分散路2の形状を液体吐
    出口3の中心位置における塗布面に垂直な法線を中心線
    として左右略対称形となしたことを特徴とする液体塗布
    具。
  2. 【請求項2】 液体誘導路1の先方に液体流路の横幅を
    拡大する液体分散路2を介して細長い液体吐出口3を設
    け、その液体分散路2の形状を液体吐出口3の中心位置
    における塗布面に垂直な法線を中心線として左右非対称
    形とした液体塗布具において、その液体分散路2を上記
    の中心線の位置で分割した場合に、容積の大きい側の液
    体吐出口3の縦幅を狭くして、容積の小さい側の液体吐
    出口3の縦幅を広くしたことを特徴とする液体塗布具。
  3. 【請求項3】 液体誘導路1の先方に液体流路の横幅を
    拡大する液体分散路2を介して細長い液体吐出口3を設
    けた液体塗布具において、上記の液体分散路2の略中央
    部に液体を左右に分ける分流板4を設けたことを特徴と
    する液体塗布具。
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