JPH0660408A - サンプルサーボ装置 - Google Patents

サンプルサーボ装置

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JPH0660408A
JPH0660408A JP21699392A JP21699392A JPH0660408A JP H0660408 A JPH0660408 A JP H0660408A JP 21699392 A JP21699392 A JP 21699392A JP 21699392 A JP21699392 A JP 21699392A JP H0660408 A JPH0660408 A JP H0660408A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 差動増幅器18は、プッシュプル信号を検出
する。タイミング生成回路32は、スポット45がトラ
ッキングサーボピット44a、44bに位置する時刻t
1 、t2 にサンプリングクロックを生成する。S&H回
路33は、サンプリングクロックに基づいてプッシュプ
ル信号J1 、J2 をサンプルホールドすると共に、それ
らの絶対値の差分Jを求める。極性制御回路34は、プ
ッシュプル信号J1 の極性に基づいて、差分Jの極性を
制御し、S&H回路33は、極性が制御された差分Jを
トラッキングエラー信号として、アクチュエータ20を
駆動する。 【効果】 光ディスクに、従来の装置のように極性判別
用ピットを必要としないで、トラッキングサーボ制御を
行うことができる。すなわち、光ディスクの記録密度を
高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サンプルサーボ装置に
関し、特に光ディスク装置におけるトラッキングサーボ
制御を行うサンプルサーボ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置では、レーザビームのス
ポットが正確にトラックをトラッキング(追跡)するよ
うにするために、トラッキングサーボが用いられる。ト
ラッキングサーボとしては、所謂連続サーボ方式の他
に、サンプルサーボ方式が知られている。
【0003】このサンプルサーボ方式は、光ディスクの
各トラック上にクロックピットを離散的に形成すると共
に、トラックの中心(トラッキングセンタ)に対して左
右に例えば1/4トラックピッチ振り分けた一対の所謂
ウォブルピットを、クロックピットからのトラック方向
における距離が互いに異なるように各トラックに形成す
る。そして、クロックピットからウォブルピットが再生
されるタイミングを検出し、所謂差動プッシュプル法
(ファーフィールド法)により、検出したタイミングに
基づいて一対のウォブルピットで反射される反射レーザ
ビームの光量差を検出し、この光量差を所謂トラッキン
グエラー信号とすると共に、ウォブルピットがないデー
タ領域では、所謂サンプルホールド回路によってトラッ
キングエラー信号を保持し、トラッキングエラー信号が
0となるように、レーザビームのスポットを径方向にサ
ーボ制御する方式である。
【0004】ところで、光ディスクの記録密度を高める
ためには、トラックピッチ、ピット長、レーザビームの
スポットサイズを小さくすることが考えられる。例えば
光磁気ディスクでは、前のピットの一部に次のピットを
重ねて形成する所謂オーバーライトにより、ピット長を
実質的に短くして高密度化を図っている。
【0005】また、上述のサンプルサーボ方式では、例
えば図5に示すように、光ディスク50のサーボ領域5
1に、隣接するトラックの中心にトラッキングサーボ用
のピット53を形成し、すなわち隣接するトラックでウ
ォブルピットを共用することにより、トラックピッチを
狭くして、径方向の記録密度を高める方法が考えられ
る。
【0006】しかし、この方法では、隣接するトラック
において、例えばトラッキングセンタに対して同じ半径
方向にスポット56がずれたとき、トラッキングエラー
信号が隣接するトラック間で逆極性で得られ、トラッキ
ングエラー信号からは直接スポット56のずれ方向を知
ることができない。すなわち共用したウォブルピットだ
けではトラッキングサーボ制御を行うことができない。
したがって、上述の図5に示すように、クロックピット
54からの距離が隣接するトラックにおいて異なる極性
判別用のピット55を各トラック上に形成し、これらの
極性判別用ピット55の再生されるタイミングに基づい
て、トラッキングエラー信号の極性を判断する必要があ
る。換言すると、極性判別用ピット55を必要とし、冗
長度が増加して、記録密度が低下するという問題が生じ
る。
【0007】なお、スポットサイズは、レーザビームの
波長に比例すると共に、光ピックアップの対物レンズの
所謂開口率(以下NA:Numerical Apertureという)に
反比例するため、スポットサイズを小さくして記録密度
を高めるには、短波長のレーザ光源の新たな開発や、N
Aを大きくするための高価で大きなレンズが必要になる
という問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
サンプルサーボ装置では、光ディスクの各トラック上に
形成されたクロックピットからのトラック方向における
距離が交互に異なり、隣接するトラックの中心にトラッ
キングサーボ用のピットを形成することによって、径方
向の高密度化を図ると、トラッキングエラー信号の極性
を判別するための極性判別用ピットを必要とするという
問題があった。
【0009】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、トラッキングエラー信号の極性判別用ピ
ットを必要とせずに、光ディスクの記録密度を高めるこ
とができるサンプルサーボ装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るサンプルサーボ装置は、光ディスクの
各トラック上に形成されたクロックピットからのトラッ
ク方向における距離が交互に異なり、隣接するトラック
の中心に形成されたトラッキングサーボ用のピットに基
づいて、トラッキングサーボをかけるサンプルサーボ装
置であって、受光部が光ディスクの少なくとも径方向に
2分割され、光ディスクからの反射光の光量を検出する
光/電気変換手段と、光/電気変換手段の出力に基づい
て、プッシュプル信号を求める差動増幅手段と、光/電
気変換手段の出力に基づいて、和信号を求める増幅手段
と、増幅手段から供給されるクロックピットに対する和
信号に基づいて、トラッキングサーボ用のピットが再生
されるタイミングを生成するタイミング生成手段と、タ
イミング生成手段からのタイミングに基づいて、差動増
幅手段から供給されるトラッキングサーボ用のピットに
対する2つのプッシュプル信号の差分を求めると共に、
一方のプッシュプル信号の極性に基づいて差分の極性を
切り換えて、トラッキングエラー信号を生成するトラッ
キングエラー信号生成手段とを備え、トラッキングエラ
ー信号生成手段からのトラッキングエラー信号に基づい
て、トラッキングサーボをかけることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明を適用したサンプルサーボ装置では、光
ディスクからの反射光の光量を検出し、検出したレベル
に基づいて、プッシュプル信号と和信号を求める。そし
て、クロックピットに対する和信号に基づいて、トラッ
キングサーボ用のピットが再生されるタイミングを生成
し、このタイミングに基づいて、トラッキングサーボ用
のピットに対する2つのプッシュプル信号の差分を求め
ると共に、一方のプッシュプル信号の極性に基づいて差
分の極性を切り換えて、トラッキングエラー信号を生成
し、このトラッキングエラー信号に基づいて、トラッキ
ングサーボをかける。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係るサンプルサーボ装置の一
実施例を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
を適用したサンプルサーボ装置の要部の回路構成を示す
ブロック図であり、図2は、隣接するトラックで所謂ウ
ォブルピットを共用することによって、径方向の記録密
度を高めた光ディスクのピットのフォーマットを、所謂
プッシュプル信号等と共に示す図である。
【0013】先ず、この光ディスクに形成されたサンプ
ルサーボ用のピットのフォーマットについて簡単に説明
する。光ディスク1のサーボ領域41には、図2Aに示
すように、クロックを再生するためのクロックピット4
3が各トラック上に形成されると共に、該クロックピッ
ト43からのトラック方向における距離が交互に異な
り、隣接するトラックの中心にトラッキングサーボ用の
ピット(以下トラッキングサーボピットという)44
a、44bが形成されている。すなわち、この光ディス
ク1は、トラッキングサーボ用のウォブルピットが隣接
するトラックで共用され、トラックピッチを狭くして高
密度化が図られている。
【0014】つぎに、サンプルサーボ装置の要部は、図
1に示すように、光ディスク1にレーザビームを照射
し、記録面1aで反射された反射光の光量を検出する光
ピックアップ10と、該光ピックアップ10からのプッ
シュプル信号に基づいて、トラッキングサーボをかける
トラッキング駆動回路30とから構成され、光ピックア
ップ10で検出された和信号に基づいて、トラッキング
サーボピット44a、44bが再生されるタイミングを
生成し、所謂差動プッシュプル法(ファーフィールド
法)により、このタイミングに基づいて光ピックアップ
10で検出されたトラッキングサーボピット44a、4
4bに対する2つのプッシュプル信号の差分を求めると
共に、一方のプッシュプル信号の極性に基づいて差分の
極性を切り換えて、トラッキングエラー信号を生成し、
このトラッキングエラー信号に基づいて、トラッキング
サーボをかけるようになっている。そして、トラッキン
グサーボがかかった状態において、上述の図2Aに示す
データ領域42にデータを記録し、あるいはデータ領域
42からデータを再生するようになっている。なお、光
ディスク1としては、サンプルサーボ方式を採用したも
のであればよく、例えばコンパクトディスク等の再生専
用型の光ディスク、追記型の光ディスク、光磁気ディス
ク等の記録再生型の光ディスク等の種々の光ディスクを
用いることができる。
【0015】具体的には、光ピックアップ10は、上述
の図1に示すように、レーザ光源11と、該レーザ光源
11からの出射光を平行光にするコリメータレンズ12
と、該コリメータレンズ12からの平行光を集光して上
記光ディスク1の記録面1aに照射する対物レンズ13
と、上記コリメータレンズ12と対物レンズ13間に配
設され、上記光ディスク1の記録面1aで反射された反
射光を分離するビームスプリッタ14と、受光部が上記
光ディスク1の少なくとも径方向に2分割され、上記ビ
ームスプリッタ14で分離された反射光の光量を検出す
る光/電気変換素子(以下ディテクタという)15と、
上記ビームスプリッタ14とディテクタ15間に配設さ
れ、該ビームスプリッタ14で分離された反射光を集光
する集光レンズ16と、上記ディテクタ15で検出され
た信号を増幅するプリアンプ17と、該プリアンプ17
の出力に基づいて、プッシュプル信号を求める差動増幅
器18と、上記プリアンプ17の出力に基づいて、和信
号を求める増幅器19と、上記トラッキング駆動回路3
0からのトラッキングエラー信号により、上記対物レン
ズ13を光ディスク1の径方向に駆動するアクチュエー
タ20とを備える。
【0016】また、トラッキング駆動回路30は、上述
の図1に示すように、上記増幅器19からの和信号に基
づいて、クロックを再生する所謂フェイズ・ロックド・
ループ(以下PLLという)31と、該PLL31から
のクロックに基づいて、上記光ディスク1に形成された
トラッキングサーボピット44a、44bが再生される
タイミングを生成するタイミング生成回路32と、該タ
イミング生成回路32からのタイミングに基づいて、上
記差動増幅器18から供給されるトラッキングサーボピ
ット44a、44bに対する2つのプッシュプル信号の
差分を求め、該差分をトラッキングエラー信号として上
記アクチュエータ20を駆動するサンプルホールド回路
(以下S&H回路という)33と、上記差動増幅器18
から供給される一方のトラッキングサーボピット(44
aあるいは44b)に対するプッシュプル信号の極性に
基づいて、上記S&H回路33の出力の極性を制御する
極性制御回路34とを備える。
【0017】そして、光ディスク1は、スピンドルモー
タ35によって、例えば一定角速度で回転駆動される。
レーザ光源11は、例えば半導体レーザからなり、レー
ザビームを出射する。コリメータレンズ12は、このレ
ーザ光源11からの出射光を平行光としてビームスプリ
ッタ14に入射する。
【0018】ビームスプリッタ14は、例えば所謂ハー
フミラーで構成され、レーザ光源11からの出射光を対
物レンズ13に通過させる。
【0019】対物レンズ13は、ビームスプリッタ14
を通過したレーザ光源11からの出射光を集光して、光
ディスク1の記録面1aに照射する。
【0020】光ディスク1の記憶面1aには、上述した
ようにトラッキングサーボピット44a、44bが形成
されており、上述の図2Aに示すように、レーザビーム
のスポット45がトラック#iをトラッキング(追跡)
するときの反射光の強度分布は、スポット45がトラッ
キングサーボピット44a、44bの位置にないときに
は紙面上で上下対称となり、スポット45がトラッキン
グサーボピット44aに位置するときは、トラッキング
サーボピット44aでの回折により、紙面上で下側が弱
くなり、スポット45がトラッキングサーボピット44
bに位置するときは、トラッキングサーボピット44b
での回折により、紙面上で上側が弱くなる。
【0021】このように、トラッキングサーボピット4
4a、44bの有無に基づいた強度分布を有する反射光
は、対物レンズ13により平行光とされた後、再びビー
ムスプリッタ14に入射され、反射光が分離(反射)さ
れる。
【0022】集光レンズ16は、例えば所謂非点収差法
によりフォーカスエラー信号を得るためのシリンドリカ
ルレンズ等から構成され、反射光をディテクタ15の受
光面に集光する。
【0023】ディテクタ15は、上述したようにその受
光部が少なくとも径方向に2分割され、例えば図3に示
すように、その受光部が4つの領域15a、15b、1
5c、15dに分割されており、ディテクタ15の受光
面での所謂ファーフィールドパターンは、例えば図4A
に示すように、スポット45がトラッキングサーボピッ
ト44a、44bの位置にないときには、全ての領域1
5a、15b、15c、15dが明るくなる。また、例
えば図4Bに示すように、スポット45がトラッキング
サーボピット44aに位置するときは、領域15a、1
5bが明るく、領域15c、15dがトラッキングサー
ボピット44aでの回折によって暗く(斜線で示す)な
る。また、例えば図4Cに示すように、スポット45が
トラッキングサーボピット44bに位置するときは、領
域15a、15bがトラッキングサーボピット44bで
の回折によって暗く、領域15c、15dが明るくな
る。
【0024】プリアンプ17は、ディテクタ15の分割
された領域の数に対応し、例えば4個のプリアンプ17
a、17b、17c、17dからなり、各プリアンプ1
7a、17b、17c、17dは、ディテクタ15の各
領域15a、15b、15c、15dに対する信号をそ
れぞれ増幅する。
【0025】差動増幅器18は、ディテクタ15の各領
域15a、15b、15c、15dで検出されるレベル
に基づいて、例えばプリアンプ17a、17b、17
c、17dの各出力レベルをそれぞれA、B、C、Dと
すると、下記1式に示すプッシュプル信号を求める。
【0026】 プッシュプル信号=(A+B)−(C+D)・・・式1
【0027】したがって、この差動増幅器18は、例え
ば図2Cに示すように、スポット45がトラック#iを
トラッキングしているときは、スポット45がトラッキ
ングサーボピット44aに位置するのに対応して正極性
となり、トラッキングサーボピット44bに位置するの
に対応して負極性となるプッシュプル信号を出力する。
また、例えばスポット45がトラック#i−1あるいは
トラック#i+1をトラッキングしているときは、スポ
ット45がトラッキングサーボピット44aに位置する
のに対応して負極性となり、トラッキングサーボピット
44bに位置するのに対応して正極性となるプッシュプ
ル信号(図示せず)を出力する。
【0028】一方、増幅器19は、例えば反転増幅器か
らなり、下記2式に示す和信号を求める。
【0029】和信号=(A+B+C+D)・・・式2
【0030】したがって、この増幅器19は、例えば図
2Bに示すように、スポット45がクロックピット4
3、トラッキングサーボピット44a、44bに位置す
るのに対応してレベルが大きくなる和信号を出力する。
【0031】なお、所謂フォーカスエラー信号は、下記
式3により求められることは言うまでもない。
【0032】 フォーカスエラー信号=(A+C)−(B+D)・・・式3
【0033】一方、PLL31は、増幅器19から供給
される和信号、すなわち所謂RF信号に基づいてクロッ
クを再生し、このクロックをタイミング生成回路32に
供給する。具体的には、例えば図2Dに示すように、ク
ロックピット43に対する和信号に基づいて、データ領
域42に形成されたデータピット(図示せず)の間隔に
相当する周波数のクロックを再生する。
【0034】タイミング生成回路32は、PLL31か
らのクロックに基づいて、上述の図2Dに示すように、
スポット45がトラッキングサーボピット44a、44
bに位置する時刻t1 、t2 において、S&H回路33
がプッシュプル信号をサンプルホールドするようなサン
プリングクロックを生成すると共に、極性制御回路34
が、例えば時刻t1 においてプッシュプル信号を取り込
むように制御する。この結果、S&H回路33には、時
刻t1 、t2 におけるプッシュプル信号がサンプルホー
ルドされる。ここで、これらをプッシュプル信号J1
2 とする。
【0035】S&H回路33は、時刻t1 、t2 におい
てサンプルホールドしたプッシュプル信号J1 、J2
差分を求め、極性制御回路34は、時刻t1 におけるプ
ッシュプル信号J1 の極性に基づいて、S&H回路33
の出力である差分の極性を制御する。
【0036】具体的には、例えば、S&H回路33は、
プッシュプル信号J1 、J2 のそれぞれの絶対値の差分
J(=|J1 |−|J2 |)を求める。したがって、例
えばトラック#iを偶数トラックとし、トラック#i−
1を奇数トラックとすると、スポット45が、偶数トラ
ックをトラッキングしているときに、トラックの中心
(トラッキングセンタ)に対して外側にずれると、差分
J(|J1 |>|J2 |)は正の値となり、内側にずれ
ると、差分J(|J1 |<|J2 |)は負の値となり、
極性制御回路34は、プッシュプル信号J1 の極性は正
であるので、差分Jをそのまま出力するようにS&H回
路33を制御する。
【0037】一方、スポット45が、奇数トラックをト
ラッキングしているときに、トラッキングセンタに対し
て外側にずれると、差分J(|J1 |<|J2 |)は負
の値となり、内側にずれると、差分J(|J1 |>|J
2 |)は正の値となり、極性制御回路34は、プッシュ
プル信号J1 の極性は負であるので、差分Jを極性を反
転して出力するようにS&H回路33を制御する。な
お、スポット45がトラッキングセンタに位置するとき
は差分Jは0となる。
【0038】そして、S&H回路33は、このようにし
て得られる差分Jをトラッキングエラー信号として、ア
クチュエータ20を駆動し、アクチュエータ20は、こ
のトラッキングエラー信号に基づいて、対物レンズ13
を径方向に移動する。この結果、スポット45がトラッ
キングセンタに対して同じ半径方向(外側あるいは内
側)にずれたとき、偶数トラックと奇数トラックの両ト
ラックに対して同じ極性のトラッキングエラー信号を得
ることができ、トラッキングサーボをかけることができ
る。換言すると、このサンプルホールド装置では、従来
の装置のように極性判別用ピットを必要としないで、ト
ラッキングサーボ制御を行うことができる。すなわち、
極性判別用ピットがない分、光ディスク1の記録密度を
高めることができる。
【0039】なお、極性制御回路34で検出する極性
は、時刻t2 におけるプッシュプル信号J2 の極性とし
てもよい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明でも明らかなように、本発明
に係るサンプルサーボ装置では、光ディスクからの反射
光の光量を検出し、検出したレベルに基づいて、プッシ
ュプル信号と和信号を求める。そして、クロックピット
に対する和信号に基づいて、トラッキングサーボ用のピ
ットが再生されるタイミングを生成し、このタイミング
に基づいて、トラッキングサーボ用のピットに対する2
つのプッシュプル信号の差分を求めると共に、一方のプ
ッシュプル信号の極性に基づいて差分の極性を切り換え
て、トラッキングエラー信号を生成し、このトラッキン
グエラー信号に基づいて、トラッキングサーボをかける
ようにすることにより、光ディスクに、従来の装置のよ
うにトラッキングエラー信号の極性判別用ピットを必要
としないで、トラッキングサーボ制御を行うことができ
る。換言すると、極性判別用ピットが不要になり、その
分光ディスクの記録密度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したサンプルサーボ装置の要部の
回路構成を示すブロック図である。
【図2】上記サンプルサーボ装置に用いられる光ディス
クのピットのフォーマットを、プッシュプル信号等と共
に示す図である。
【図3】上記サンプルサーボ装置を構成するディテクタ
の受光部の構成を模式的に示す図である。
【図4】上記ディテクタの受光部でのファーフィールド
パターンを示す図である。
【図5】従来の光ディスクのピットのフォーマットを示
す図である。
【符号の説明】
1・・・光ディスク 10・・・光ピックアップ 15・・・ディテクタ 18・・・差動増幅器 19・・・増幅器 30・・・トラッキング駆動回路 31・・・PLL 32・・・タイミング生成回路 33・・・S&H回路 34・・・極性制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの各トラック上に形成された
    クロックピットからのトラック方向における距離が交互
    に異なり、隣接するトラックの中心に形成されたトラッ
    キングサーボ用のピットに基づいて、トラッキングサー
    ボをかけるサンプルサーボ装置であって、 受光部が上記光ディスクの少なくとも径方向に2分割さ
    れ、光ディスクからの反射光の光量を検出する光/電気
    変換手段と、 該光/電気変換手段の出力に基づいて、プッシュプル信
    号を求める差動増幅手段と、 上記光/電気変換手段の出力に基づいて、和信号を求め
    る増幅手段と、 該増幅手段から供給されるクロックピットに対する和信
    号に基づいて、上記トラッキングサーボ用のピットが再
    生されるタイミングを生成するタイミング生成手段と、 該タイミング生成手段からのタイミングに基づいて、上
    記差動増幅手段から供給されるトラッキングサーボ用の
    ピットに対する2つのプッシュプル信号の差分を求める
    と共に、一方のプッシュプル信号の極性に基づいて上記
    差分の極性を切り換えて、トラッキングエラー信号を生
    成するトラッキングエラー信号生成手段とを備え、 該トラッキングエラー信号生成手段からのトラッキング
    エラー信号に基づいて、トラッキングサーボをかけるこ
    とを特徴とするサンプルサーボ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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