JPH0660305B2 - 熱媒体 - Google Patents
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- JPH0660305B2 JPH0660305B2 JP60149100A JP14910085A JPH0660305B2 JP H0660305 B2 JPH0660305 B2 JP H0660305B2 JP 60149100 A JP60149100 A JP 60149100A JP 14910085 A JP14910085 A JP 14910085A JP H0660305 B2 JPH0660305 B2 JP H0660305B2
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- heat
- chloro
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- mixture
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- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K5/00—Heat-transfer, heat-exchange or heat-storage materials, e.g. refrigerants; Materials for the production of heat or cold by chemical reactions other than by combustion
- C09K5/02—Materials undergoing a change of physical state when used
- C09K5/04—Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to vapour or vice versa
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K5/00—Heat-transfer, heat-exchange or heat-storage materials, e.g. refrigerants; Materials for the production of heat or cold by chemical reactions other than by combustion
- C09K5/02—Materials undergoing a change of physical state when used
- C09K5/04—Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to vapour or vice versa
- C09K5/047—Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to vapour or vice versa for absorption-type refrigeration systems
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- Materials Engineering (AREA)
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- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
- Lubricants (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、吸収熱ヒートポンプによる加熱、冷却に関
し、特に吸収熱ヒートポンプに用いるのに適したクロロ
フルオロハイドロカーボンと溶剤の安定な混合剤にてな
る熱媒体に関するものである。
し、特に吸収熱ヒートポンプに用いるのに適したクロロ
フルオロハイドロカーボンと溶剤の安定な混合剤にてな
る熱媒体に関するものである。
発明の概要 本発明の吸収熱ヒートポンプ用の熱媒体は、熱伝達流体
としてクロロフルオロハイドロカーボンを用い、溶剤と
してアミド又はグリーコールエーテル化合物を用い、更
に、ジアルキル−ジチオ燐酸亜鉛、アルキルアリールス
ルホン酸塩等の金属塩及びその混合物の群より選択され
る安定剤を加えて構成される。
としてクロロフルオロハイドロカーボンを用い、溶剤と
してアミド又はグリーコールエーテル化合物を用い、更
に、ジアルキル−ジチオ燐酸亜鉛、アルキルアリールス
ルホン酸塩等の金属塩及びその混合物の群より選択され
る安定剤を加えて構成される。
従来の技術 吸収熱ヒートポンプは、今日、ビルの暖冷房に広く用い
られている。この種のヒートポンプの吸収サイクルは以
下のようになっている。
られている。この種のヒートポンプの吸収サイクルは以
下のようになっている。
初期状態において、気体状態の作動流体又は熱伝達流体
(F)は、液化する工程と、この液化された作動流体を
膨脹させる工程と、これを霧化する工程を経た後に、溶
剤(S)に吸収する工程にて処理される。得られて溶液
は再加圧され、これを加熱することによって気体状態の
作動流体(F)が再生される。溶剤はその後、吸収工程
に還流される。
(F)は、液化する工程と、この液化された作動流体を
膨脹させる工程と、これを霧化する工程を経た後に、溶
剤(S)に吸収する工程にて処理される。得られて溶液
は再加圧され、これを加熱することによって気体状態の
作動流体(F)が再生される。溶剤はその後、吸収工程
に還流される。
今日最も広く用いられている作動流体と溶剤の組合わせ
は、NH3/H2O及びH2O/LiBrである。しかし
ながら、これらの組合わせは、別個の暖冷房又は地域の
暖冷房等のある分野には適用出来ない欠点を有してい
た。即ち、熱力学的に優れた特性を有しているNH3/
H2OはNH3の毒性が強いためにその使途を制限されて
いるので、これを暖冷房に用いる場合にもその適用範囲
が制限されている。一方、H2O/LiBrは熱伝達流
体としての水が結晶してしまうために、個別又は地域の
暖冷房にヒートポンプを用いる場合、冷却用のエバポレ
ータには使用不能となっている。
は、NH3/H2O及びH2O/LiBrである。しかし
ながら、これらの組合わせは、別個の暖冷房又は地域の
暖冷房等のある分野には適用出来ない欠点を有してい
た。即ち、熱力学的に優れた特性を有しているNH3/
H2OはNH3の毒性が強いためにその使途を制限されて
いるので、これを暖冷房に用いる場合にもその適用範囲
が制限されている。一方、H2O/LiBrは熱伝達流
体としての水が結晶してしまうために、個別又は地域の
暖冷房にヒートポンプを用いる場合、冷却用のエバポレ
ータには使用不能となっている。
吸収熱ヒートポンプの熱吸収サイクルにおいては、作動
流体が優れた熱力学的特性を有し、かつ、溶剤に対する
溶解性に優れたもので有る必要がある。また、作動流体
に毒性が無く、しかも低温条件でも結晶しないことも重
要で有る。
流体が優れた熱力学的特性を有し、かつ、溶剤に対する
溶解性に優れたもので有る必要がある。また、作動流体
に毒性が無く、しかも低温条件でも結晶しないことも重
要で有る。
これを満足するためにフルオロカーボン類を熱伝達流体
として、これと例えばレビューゲネラルドウセアミック
(revue General de Thermique)、1981年8−9月、
の第236頁乃至第237頁に示された用に高分子化合
物を溶剤として加えてヒートポンプに用いることが既に
提案されている。上記のように熱伝達流体と溶剤を組合
わせた熱媒体は、特に熱伝達流体の溶剤に対する溶解性
が高いので、ヒートポンプの吸収サイクルに用いるのに
適している。
として、これと例えばレビューゲネラルドウセアミック
(revue General de Thermique)、1981年8−9月、
の第236頁乃至第237頁に示された用に高分子化合
物を溶剤として加えてヒートポンプに用いることが既に
提案されている。上記のように熱伝達流体と溶剤を組合
わせた熱媒体は、特に熱伝達流体の溶剤に対する溶解性
が高いので、ヒートポンプの吸収サイクルに用いるのに
適している。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この種の熱媒体、各成分は高温において
安定であるにかかわらず、高温で金属化合物に接触した
ときに分解してしまう。今日、吸収サイクルを用いる暖
冷房装置においては、熱媒体系が約10年の耐用年数を
持つことが要求されている。
安定であるにかかわらず、高温で金属化合物に接触した
ときに分解してしまう。今日、吸収サイクルを用いる暖
冷房装置においては、熱媒体系が約10年の耐用年数を
持つことが要求されている。
問題を解決するための手段 本発明の目的を達成するのに適した熱媒体は、熱伝達剤
としてのクロロフルオロハイドロカーボンとアミド又は
グリコールエーテル化合物の溶剤とジアルキル−ジチオ
燐酸亜鉛、アルキルアリールスルホン酸金属化合物及び
その混合物の群より選択される安定剤としてなる安定な
混合剤にて構成される。
としてのクロロフルオロハイドロカーボンとアミド又は
グリコールエーテル化合物の溶剤とジアルキル−ジチオ
燐酸亜鉛、アルキルアリールスルホン酸金属化合物及び
その混合物の群より選択される安定剤としてなる安定な
混合剤にて構成される。
本発明に用いるのに適したクロロフルオロハイドロカー
ボンは1乃至3の炭素原子を含有し、少なくとも1の水
素原子を有するように部分的に水素化され、−45℃乃
至+60℃の範囲に沸点を有するハイドロカーボンであ
る。
ボンは1乃至3の炭素原子を含有し、少なくとも1の水
素原子を有するように部分的に水素化され、−45℃乃
至+60℃の範囲に沸点を有するハイドロカーボンであ
る。
上記のクロロフルオロハイドロカーボンは、例えばクロ
ロジフルオロメタン、ジクロロフルオロメタン、クロロ
フルオロメタン、1,1−ジクロロ−2,2,2−トリ
フルオロエタン、1,1−ジクロロ−2,2,2−テト
ラフルオロエタン、1,1−ジクロロ−2,2−ジフル
オロエタン、1−クロロ−2,2,2−トリフルオロエ
タン、1−クロロ−2,2−ジフルオロエタン、1−ク
ロロ−1,2,2,2−トリフルオロエタン及び1−ク
ロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン、及びそ
の異性体若しくは混合剤である。好ましくは、上記のハ
イドロカーボンは1−クロロ−1,2,2,2−テトラ
フルオロエタンを用いる。
ロジフルオロメタン、ジクロロフルオロメタン、クロロ
フルオロメタン、1,1−ジクロロ−2,2,2−トリ
フルオロエタン、1,1−ジクロロ−2,2,2−テト
ラフルオロエタン、1,1−ジクロロ−2,2−ジフル
オロエタン、1−クロロ−2,2,2−トリフルオロエ
タン、1−クロロ−2,2−ジフルオロエタン、1−ク
ロロ−1,2,2,2−トリフルオロエタン及び1−ク
ロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン、及びそ
の異性体若しくは混合剤である。好ましくは、上記のハ
イドロカーボンは1−クロロ−1,2,2,2−テトラ
フルオロエタンを用いる。
本発明の熱媒体に用いる溶剤としてはN,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−メ
チルピロリドン、N,N−ジメチルプロピオンアミド及
びそれらの混合物にてなるアミド化合物、又はトリエチ
ルグリコールジメチルエーテル又はテトラエチレングリ
コールジメチルエーテルにてなるグリコールエーテルか
ら選択される。好ましくは、N−メチルピロリドンを用
いる。
ホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−メ
チルピロリドン、N,N−ジメチルプロピオンアミド及
びそれらの混合物にてなるアミド化合物、又はトリエチ
ルグリコールジメチルエーテル又はテトラエチレングリ
コールジメチルエーテルにてなるグリコールエーテルか
ら選択される。好ましくは、N−メチルピロリドンを用
いる。
本発明の熱媒体に用いる溶剤は、熱伝達流体よりも高い
沸点のものが用いられ、このための溶剤の沸点は少なく
とも150℃とされる。
沸点のものが用いられ、このための溶剤の沸点は少なく
とも150℃とされる。
本発明において熱伝達流体と溶剤の相対量はあまり重要
ではない。熱伝達流体と溶剤の相対量は、主に吸収サス
クルの動作状態に応じて周知の要領で決定される。な
お、好適実施例によれば、熱伝達流体は熱媒体の総重量
に対して10乃至60重量%とする。
ではない。熱伝達流体と溶剤の相対量は、主に吸収サス
クルの動作状態に応じて周知の要領で決定される。な
お、好適実施例によれば、熱伝達流体は熱媒体の総重量
に対して10乃至60重量%とする。
本発明の熱媒体に用いる安定剤は、 1)一般式 にて現わされ、R′及びR″は同一又は異種の少なくと
も3価、好ましくは6価の炭素を含むアルキル基、アリ
ール基、アルキルアリール基、又はアリールアルキル基
にてなるジアルキル−ジチオ燐酸亜鉛、又は 2)一般式 (RmArSO3)nM で表わされ、前記の一般式中のRが1乃至15の炭素原
子を有するアルキルであり、Arはアリール類であり、
Mは金属イオン、好ましくは亜鉛又はアルカリ土類金属
であり、mは1乃至3の整数であり、nは金属の原子価
に対応する整数であるアルキルスルホン酸類の金属塩を
用いる。
も3価、好ましくは6価の炭素を含むアルキル基、アリ
ール基、アルキルアリール基、又はアリールアルキル基
にてなるジアルキル−ジチオ燐酸亜鉛、又は 2)一般式 (RmArSO3)nM で表わされ、前記の一般式中のRが1乃至15の炭素原
子を有するアルキルであり、Arはアリール類であり、
Mは金属イオン、好ましくは亜鉛又はアルカリ土類金属
であり、mは1乃至3の整数であり、nは金属の原子価
に対応する整数であるアルキルスルホン酸類の金属塩を
用いる。
実施例 以下に本発明の具体例を説明する。本発明の目的を達成
するために選択される安定剤は、例えばバリウムジノリ
ルナフタリンスルホナート(barium dinonylnaphtalenes
ulfonate)、カルシウムドデラルベンゼンスルホネート
(calvium dodecy-lbenzenesulfonate)及びジンクジノリ
ルナフタリンスルホナート(Zinc dinonylnaphtalenesul
fonate)である。使用される安定剤は熱伝達流体と溶剤
の混合剤の熱力学特性を変化させるものであってはなら
ない。また、安定剤の量は180℃以上の温度範囲にお
いて熱伝達流体と溶剤の混合剤が分解するのを阻止する
のに十分な量とする。
するために選択される安定剤は、例えばバリウムジノリ
ルナフタリンスルホナート(barium dinonylnaphtalenes
ulfonate)、カルシウムドデラルベンゼンスルホネート
(calvium dodecy-lbenzenesulfonate)及びジンクジノリ
ルナフタリンスルホナート(Zinc dinonylnaphtalenesul
fonate)である。使用される安定剤は熱伝達流体と溶剤
の混合剤の熱力学特性を変化させるものであってはなら
ない。また、安定剤の量は180℃以上の温度範囲にお
いて熱伝達流体と溶剤の混合剤が分解するのを阻止する
のに十分な量とする。
安定剤の量は混合剤中の溶剤の重量に対して0.05乃
至2.5重量%とし、好ましくは0.5乃至2重量%と
する。
至2.5重量%とし、好ましくは0.5乃至2重量%と
する。
本発明の吸収ヒートポンプ用の高温で安定なクロロフル
オロハイドロカーボンと溶剤にてなる熱媒体は、通常吸
収装置に用いられる材料、例えば鉄、ステンレス鋼、ア
ルミニウム及びその合金、鋳鉄、銅等と高温下で接触し
た時にも安定である。
オロハイドロカーボンと溶剤にてなる熱媒体は、通常吸
収装置に用いられる材料、例えば鉄、ステンレス鋼、ア
ルミニウム及びその合金、鋳鉄、銅等と高温下で接触し
た時にも安定である。
本発明に用いるクロロフルオロハイドロカーボンは上記
した溶剤に対して優れた溶解性を有している。この優れ
た溶解性は部分的に水素化されたクロロフルオロハイド
ロカーボン中の水素とアミド類の溶剤の酸素及び窒素、
又はエーテル類の溶剤の酸素が、水素結合することによ
って得られるものと考えられる。しかしながら、この理
論は発明を限定するものではない。上記の水素結合はハ
イドロカーボンの水素及び炭素に付着した塩素原子の存
在によって強化される。
した溶剤に対して優れた溶解性を有している。この優れ
た溶解性は部分的に水素化されたクロロフルオロハイド
ロカーボン中の水素とアミド類の溶剤の酸素及び窒素、
又はエーテル類の溶剤の酸素が、水素結合することによ
って得られるものと考えられる。しかしながら、この理
論は発明を限定するものではない。上記の水素結合はハ
イドロカーボンの水素及び炭素に付着した塩素原子の存
在によって強化される。
本発明に用いる安定剤は更に、140℃以上の温度にお
いて金属を触媒として起るこれらのハイドロカーボンと
溶剤の系の複雑な熱分解のメカニズムを阻止する。
いて金属を触媒として起るこれらのハイドロカーボンと
溶剤の系の複雑な熱分解のメカニズムを阻止する。
また、本発明の新規な物質としての熱媒体は、熱伝達性
のクロロフルオロハイドロカーボンと、アミド化合物又
はグリコールエーテル化合物にてなる溶剤と上記のジア
ルキル−ジチオ燐酸亜鉛にてなる安定剤との混合剤であ
る。
のクロロフルオロハイドロカーボンと、アミド化合物又
はグリコールエーテル化合物にてなる溶剤と上記のジア
ルキル−ジチオ燐酸亜鉛にてなる安定剤との混合剤であ
る。
以下に実験例について詳述する。
実験例1 本発明の第1の実験例に用いる合成剤は、5ミリモルの
1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン
(以下R124と称す); 3グラムのN−メチルピロリドン(以下にNMPと称
す);及び MNPに対して1.5重量%のジアルキル−ジチオ燐酸
亜鉛(アルキル=C4乃至C8)のものを用いた。この合
成剤について以下の要領により180℃で100時間安
定剤の試験を行なった。
1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン
(以下R124と称す); 3グラムのN−メチルピロリドン(以下にNMPと称
す);及び MNPに対して1.5重量%のジアルキル−ジチオ燐酸
亜鉛(アルキル=C4乃至C8)のものを用いた。この合
成剤について以下の要領により180℃で100時間安
定剤の試験を行なった。
混合剤は、250ミリグラムの鉄にて構成する十分に清
掃した金属テスト片を含む厚い壁を有するパイレックス
管に導入した。
掃した金属テスト片を含む厚い壁を有するパイレックス
管に導入した。
パイレックス管は液化窒素の温度に冷却し、真空に密封
し、180℃で100時間加熱した。その後、パイレッ
クス管を再び液化窒素中に浸せきし、かつバキュームコ
ックに接続し、適当な装置を用いてこのバキュームコッ
クを解放した。管内の内容物を液状及びガス状に復帰さ
せてガスクロマトグラフィーによって分析して、熱伝達
流体の分解割合いを計測した。この際、金属テスト片の
重量減少は、その減少量が0.1ミリグラムの秤の検出
範囲以下であったために計量不能であった。
し、180℃で100時間加熱した。その後、パイレッ
クス管を再び液化窒素中に浸せきし、かつバキュームコ
ックに接続し、適当な装置を用いてこのバキュームコッ
クを解放した。管内の内容物を液状及びガス状に復帰さ
せてガスクロマトグラフィーによって分析して、熱伝達
流体の分解割合いを計測した。この際、金属テスト片の
重量減少は、その減少量が0.1ミリグラムの秤の検出
範囲以下であったために計量不能であった。
分析結果は以下の別表1の通りであった。
上記の実験に用いたジアルキル−ジチオ燐酸亜鉛は商標
名OLOAとして オロ ジル(ORO GIL)によ
って市販されているものを用いた。
名OLOAとして オロ ジル(ORO GIL)によ
って市販されているものを用いた。
実験例2 上記の実験例1と同様の試験を熱伝達クロロフルオロハ
イドロカーボンとして1−クロロ2,2,2−トリフル
オロエタンを用い、ジアルキル−ジチオ燐酸亜鉛(アル
キル=C4乃至C8)を安定剤として行なった。
イドロカーボンとして1−クロロ2,2,2−トリフル
オロエタンを用い、ジアルキル−ジチオ燐酸亜鉛(アル
キル=C4乃至C8)を安定剤として行なった。
安定試験は上記の実験例1と同一の条件において行なっ
た。試験結果は、以下の別表2に示した通りである。
た。試験結果は、以下の別表2に示した通りである。
上記の実験に用いたジアルキル−ジチオ燐酸亜鉛は商標
名OLOAとして オロ ジル(ORO GIL)によ
って市販されているものを用いた。
名OLOAとして オロ ジル(ORO GIL)によ
って市販されているものを用いた。
実験例3 本発明の熱媒体の実験例3においては混合剤を、 熱伝達流体として5ミリモルの1−クロロ−1,2,
2,2−テトラフルオロハイドロエタン(R124); 溶剤としての3グラムのN−メチルピロリドン(NM
O);及び NMPに対して1.5重量%のアルキルアリールスルホ
ン酸金属塩とにて形成した。
2,2−テトラフルオロハイドロエタン(R124); 溶剤としての3グラムのN−メチルピロリドン(NM
O);及び NMPに対して1.5重量%のアルキルアリールスルホ
ン酸金属塩とにて形成した。
安定試験は上記の実験例1と同一の条件において行なっ
た。試験結果は、以下の別表3に示した通りである。
た。試験結果は、以下の別表3に示した通りである。
実験例4 上記の実施例1と同じ要領の試験をジアルキル−ジチオ
燐酸亜鉛をジンクジノリルナフタリンスルホナートに置
換して行なった。180℃で100時間試験を行なった
後のR124の分解割合いは3.4%であった。
燐酸亜鉛をジンクジノリルナフタリンスルホナートに置
換して行なった。180℃で100時間試験を行なった
後のR124の分解割合いは3.4%であった。
実験例5 上記の実施例1と同様の実験を上記実験例1にて用いた
R124に換えて5ミリモルの1−クロロ−2,2,2
−トリフルオロエタン(以下R133aと称す)を用
い、更にカルシウムドデラルベンゼンスルホナートを等
量のジンクジノリルナフタリンスルホナートに置換して
行なった。
R124に換えて5ミリモルの1−クロロ−2,2,2
−トリフルオロエタン(以下R133aと称す)を用
い、更にカルシウムドデラルベンゼンスルホナートを等
量のジンクジノリルナフタリンスルホナートに置換して
行なった。
180℃で100時間試験を行なった後のR133aの
分解率は0.9%を上回ることはなかった。
分解率は0.9%を上回ることはなかった。
比較例 上記の実験結果と比較するために安定剤を加えずに上記
の熱媒体を調整して、上記の実験例1乃至5と同様な比
較実験を行なった。
の熱媒体を調整して、上記の実験例1乃至5と同様な比
較実験を行なった。
この比較実験の結果は以下の別表4に示す。
上記の結果より本発明による熱媒体が熱に対して安定で
あることが確認された。
あることが確認された。
Claims (7)
- 【請求項1】伝熱流体としてのクロロフルオロハイドロ
カーボンと、アミド又はグリコールエーテルを含む溶剤
と、一般式 で示され、R′およびR″が同種又は異種のC4〜C8の
アルキル基であるジアルキルジチオ燐酸亜鉛からなる安
定剤との安定な混合物からなる熱媒体。 - 【請求項2】前記混合物が、溶剤の重量に対して0.0
5重量%乃至2.5重量%、好ましくは0.5重量%乃
至2重量%の安定剤を含むことを特徴とする特許請求の
範囲第1項に記載の熱媒体。 - 【請求項3】前記混合物が、混合剤の重量に対して10
重量%乃至60重量%のクロロフルオロハイドロカーボ
ンを含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第
2項に記載の熱媒体。 - 【請求項4】前記クロロフルオロハイドロカーボンが、
クロロジフルオロメタン、ジクロロフルオロメタン、ク
ロロフルオロメタン、1,1−ジクロロ−2,2,2−
トリフルオロエタン、1−クロロ−1,2,2,2−テ
トラフルオロエタン、1,1−ジクロロ−2,2−ジフ
ルオロエタン、1−クロロ−2,2,2−トリフルオロ
エタン、1−クロロ−2,2−ジフルオロエタン、1−
クロロ−1,2,2−トリフルオロエタン、及びこれら
の混合物からなる群から選択されることを特徴とする特
許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の熱媒
体。 - 【請求項5】前記溶剤としてのアミド化合物が、N,N
−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルプロピオ
ンアミド、及びこれらの混合物からなる群から選択され
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項の
いずれかに記載の熱媒体。 - 【請求項6】前記溶剤が、トリエチルグリコールジメチ
ルエーテル及びテトラエチレングリコールジメチルエー
テルからなる群から選択されることを特徴とする特許請
求の範囲第1項又は第4項のいずれかに記載の熱媒体。 - 【請求項7】前記安定な混合物中の前記伝熱流体が、1
−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタンであ
り、前記溶剤がN−メチルピロリドンであることを特徴
とする特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに記
載の熱媒体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8410813 | 1984-07-06 | ||
FR8410813A FR2567140B1 (fr) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | Application de melanges stables d'hydrocarbures chlorofluores et de solvants a titre de composition calogene pour pompe a chaleur a absorption |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6195088A JPS6195088A (ja) | 1986-05-13 |
JPH0660305B2 true JPH0660305B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=9305894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60149100A Expired - Lifetime JPH0660305B2 (ja) | 1984-07-06 | 1985-07-06 | 熱媒体 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4710312A (ja) |
EP (1) | EP0167450B1 (ja) |
JP (1) | JPH0660305B2 (ja) |
KR (1) | KR930009249B1 (ja) |
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