JPH0660085U - Ｏａ用コンセント装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】余分なコード及びプラグを収納して見えないよ
うにすることができるＯＡ用コンセント装置を提供する
にある。 【構成】基部３のボディ５に取り付けてある一方のカバ
ー分割体４ｂを取り外した状態でＯＡ用機器からのコー
ド２１の先端に設けてあるプラグ２２をコンセント１Ａ
の受け口に差込み接続し、コード２１の余長分をコード
引掛フック１６のコード巻き部１６ａに巻き付ける。そ
して取り外してあるカバー分割体４ｂを基部３のボディ
５上に取り付ければ、カバー４内に余長分のコード２１
及びプラグ２２を収納することができることになる。Ｏ
Ａ用機器へのコード２１はコード取り出し口１０より導
出する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ＯＡ用コンセント装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図５に示すようにパーソナルコンピュータ、ワードプロセッサやその周辺機器 等ＯＡ用機器３０は、所謂ＯＡタップと称されるＯＡ用コンセント装置３１のコ ンセントを利用するのが一般的である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、上記のようなＯＡ用機器３０には数ｍのコード３２が付いており、 図５のように机３３上に配置したＯＡ用機器３０の近くの床上等にＯＡ用コンセ ント装置３１を置いた場合、ＯＡ用機器３０のコード３２が余って床上に広がっ た状態となり、近来のデザインされたオフィスにおいて違和感を与えるという問 題があった。

【０００４】 本考案は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、請求項１の考案の目的とす るところは余分なコード及びプラグを収納して見えないようにすることができる ＯＡ用コンセント装置を提供するにある。 また請求項２記載の考案の目的とするところは、請求項１の考案の目的に加え てプラグのコンセントへの接続及びコードの収納を容易としたＯＡ用コンセント 装置を提供するにある。

【０００５】 更に請求項３記載の考案の目的するところは、請求項２の考案の目的に加えて カバー内に収納した余長分をまとまり良く収納することができるＯＡ用コンセン ト装置を提供するにある。 また更に請求項４記載の考案の目的とするところは、請求項２の考案の目的に 加えてＯＡ用机やパネルへの仮固定ができるＯＡ用コンセント装置を提供するに ある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案では、コンセントを備えた基部と、この基部のコンセントの受 け口の露出面側に被着するカバーとで構成され、カバーはコンセントに接続する プラグ及びプラグに接続されているコードの余長分を収納する収納空間を内部に 有するとともに内外に連通するコード取り出し口を開口したものである。

【０００７】 請求項２の考案では、請求項１の考案において、カバーは左右２分割構造とす るとともに、一方のカバー分割体を着脱自在とし、他方のカバー分割体を基部に 固定したものである。 請求項３の考案では、請求項２の考案において、固定側のカバー分割体の内側 壁面にコード引掛フックを備えたものである。

【０００８】 請求項４の考案では、請求項２の考案において、固定側のカバー分割体には固 定部材への仮固定手段を備えたものである。

【０００９】

【作用】

請求項１の考案によれば、カバー内にプラグ及びコードの余長分を収納するこ とができるため、見栄えが良くなり、オフィスのデザインに違和感を与えること が無くなる。 請求項２の考案によれば、一方のカバー分割体を外すことによりコンセントに 対する抜き差しや、余長分のコードの収納作業が容易となる。

【００１０】 請求項３の考案によれば、収納する余長分のコードをコード引掛フックに引掛 けることによりまとまり良く収納することができる。 請求項４の考案によれば、仮固定手段によりＯＡ用机やパネルへの仮固定がで きる。

【００１１】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。 本実施例のコンセント装置は、図１、２に示すように複数のコンセント１を設 けたコンセントブロック２を備えた基部３と、コンセントブロック２の各コンセ ント１の受け口が露出した基部３の上面に被着するカバー４とで構成される。

【００１２】 基部３は、図３に示すように上面と、下面とが開口した筒状の合成樹脂整形品 からなるボディ５と、このボディ５の下面開口からボディ５内に収納され、上面 のコンセント１の受け口をボディ５の上面開口より露出するように固定ねじ６で 固定されたコンセントブロック２とで構成され、コンセントブロック２の電源接 続コード７をボディ５の側面下端縁に切欠いて形成したコード出し口８より外部 に導出するようになっている。尚９はコンセントブロック３の両端に設けた固定 部で、固定ねじ６が貫通され、ボディ５の上面開口周縁の裏側に締結固定される ようになっている。

【００１３】 一方カバー４は左右に２分割するカバー分割体４ａ，４ｂを突き合わせて構成 されるもので、天井面にはコード取り出し口１０を開口し、下端周縁をボディ５ の上面周部の段部５ａに載せてボディ５の上面に被着されるようになっており、 一方のカバー分割体４ａは側壁下部に設けた固定ねじ挿通孔１２に外部より挿通 させた固定ねじ１３を上記段部５ａの側面に螺入締結させることによりボディ５ に固定され、他方のカバー分割体４ｂは側壁下端を段部５ａに載せるとともに係 止リブ１１をボディ５の係止孔１５に係入し、更に天井壁の側端に設けた係止フ ック１４をカバー分割体４ａの天井壁の裏に係止して着脱自在にボディ５の片側 上面に取り付けることができるようになっている。

【００１４】 カバー分割体４ａは側壁の内側面の固定穴１７に一端を挿入し、固定ねじ１８ で固定されたコード巻き部１６ａとその他端に設けた鍔１６ｂとからなるコード 引掛フック１６を備えている。また側壁にはＯＡパネルに木ねじを用いて仮固定 するためのねじ挿通孔１９を穿設するとともに、側壁スチール製のＯＡ用机等に 吸着固定するための永久磁石Ｍｇを収納した収納凹部２０を側壁表面に設けてあ る。

【００１５】 而して本実施例装置を使用する場合には、着脱自在に基部３のボディ５に取り 付けてあるカバー分割体４ｂを取り外した図１（ｂ）の状態でＯＡ用機器からの コード２１を半欠け状態のコード取り出し口１０より導入してその先端に設けて あるプラグ２２をコンセント１の受け口に差込み接続し、コード２１の余長分を コード引掛フック１６のコード巻き部１６ａに巻き付ける。そして取り外してあ るカバー分割体４ｂを基部３のボディ５上に取り付けることにより、カバー分割 体４ａ，４ｂで構成されたカバー４の内部にコード２１及びプラグ２２が収納さ れることになり、コード２１の余長分が床上等に広がることが無くなるのである 。

【００１６】 尚図４（ａ）に示すように基部３のボディ５内にノイズフィルタ２３を収納し たり、あるはコンセントブロック２にＤＣ電源コンセント２４を図４（ｂ）に示 すように設け、ボディ５内にＤＣ電源ブロック２５を収納するようにしても良い 。

【００１７】

【考案の効果】

請求項１の考案は、コンセントを備えた基部と、この基部のコンセントの受け 口の露出面側に被着するカバーとで構成され、カバーはコンセントに接続するプ ラグ及びプラグに接続されているコードの余長分を収納する収納空間を内部に有 するとともに内外に連通するコード取り出し口を開口したので、カバー内にプラ グ及びコードの余長分を収納することができ、そのるため見栄えが良くなり、オ フィスのデザインに違和感を与えることが無くなるという効果がある。

【００１８】 請求項２の考案は、請求項１の考案において、カバーを左右２分割構造とする とともに、一方のカバー分割体を着脱自在とし、他方のカバー分割体を基部に固 定したので、一方のカバー分割体を外すことによりコンセントに対するプラグの 抜き差しや、余長分のコード収納作業が容易となるという効果がある。 請求項３の考案は、請求項２の考案において、固定側のカバー分割体の内側壁 面にコード引掛フックを備えたので、収納する余長分のコードをコード引掛フッ クに引掛けることによりまとまり良く収納することができるという効果がある。

【００１９】 請求項４の考案は、請求項２の考案において、固定側のカバー分割体には固定 部材への仮固定手段を備えたので、仮固定手段によりＯＡ用机やパネルへの仮固 定ができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）は本考案の実施例１の斜視図である。
（ｂ）は同上の一方のカバー分割体を外した状態の斜視
図である。

【図２】同上の分解斜視図

【図３】（ａ）は同上の拡大側断面図である。（ｂ）は
同上の拡大背面図である。（ｃ）は同上の基部の上面図
である。

【図４】（ａ）は本考案の別の実施例の説明図である。
（ｂ）は本考案の他の実施例の説明図である。

【図５】従来例の使用説明図。

【符号の説明】

１ コンセント ２ コンセントブロック ３ 基部 ４ カバー ４ａ，４ｂ カバー分割体 ５ ボディ １０ コード取り出し口 １６ コード引掛フック ２１ コード ２２ プラグ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】コンセントを備えた基部と、この基部のコ
   ンセントの受け口の露出面側に被着するカバーとで構成
   され、カバーはコンセントに接続するプラグ及びプラグ
   に接続されているコードの余長分を収納する収納空間を
   内部に有するとともに内外に連通するコード取り出し口
   を開口して成ることを特徴とするＯＡ用コンセント装
   置。
2. 【請求項２】カバーは左右２分割構造とするとともに、
   一方のカバー分割体を着脱自在とし、他方のカバー分割
   体を基部に固定したことを特徴とする請求項１又は２記
   載のＯＡ用コンセント装置。
3. 【請求項３】固定側のカバー分割体の内側壁面にコード
   引掛フックを備えて成ることを特徴とする請求項２記載
   のＯＡ用コンセント装置。
4. 【請求項４】固定側のカバー分割体には固定部材への仮
   固定手段を備えて成ることを特徴とする請求項２記載の
   ＯＡ用コンセント装置。