JPH0660015A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0660015A
JPH0660015A JP4299173A JP29917392A JPH0660015A JP H0660015 A JPH0660015 A JP H0660015A JP 4299173 A JP4299173 A JP 4299173A JP 29917392 A JP29917392 A JP 29917392A JP H0660015 A JPH0660015 A JP H0660015A
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JP
Japan
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bus
signal
access
request
isa
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JP4299173A
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English (en)
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Tadashi Yoshimoto
忠司 吉本
Shinichiro Kayano
眞一郎 茅野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4004Coupling between buses
    • G06F13/4027Coupling between buses using bus bridges
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/36Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system
    • G06F13/362Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with centralised access control
    • G06F13/364Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with centralised access control using independent requests or grants, e.g. using separated request and grant lines

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ISAシステムに必要な機構を付加するだけ
で、システムパフォーマンスが高く、フレキシビリティ
と汎用性に富んだ情報処理装置を得る。 【構成】 バスの使用権を管理してMBUSとSBUS
の分割をサポートするアービトレーション機構、当該情
報処理装置のシステム状態の遷移を制御するシステム状
態制御機構、このシステム状態制御機構の駆動するシス
テム状態信号によってMBUSとSBUSの接続・分割
を行うバス接続・分割機構、MBUSおよびSBUS上
の全デバイスアドレスを記憶し、実際のバス上のアドレ
スと比較して、アクセス対象デバイスがMBUS上にあ
るかSBUS上にあるかを識別するデバイス位置識別機
構を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2つのバスの間を接
続・分割するバス接続・分割機能とプロセッサ(以下C
PUという)を備え、どちらのバス上にでも1つ以上の
バスマスターを搭載してマルチバスマスター構成が可能
な情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチバスマスター構成の情報処
理装置の一例として、業界標準アーキテクチャとして広
く普及しているIBM PC/ATのアーキテクチャ
(以下ISAという)を示す。図9は、ISAシステム
でのマルチバスマスター構成の主要要素を示すブロック
図である。図において、101は、ISAシステムの基
本構成であるCPUブロックであり、1011はそのC
PU、1012はDMAコントローラ、1013はCP
U1011のローカルバス1014とISAシステムの
拡張バス(以下ISAバスという)106とを接続する
バッファ、1015はDMAコントローラ1012から
CPU1011へのホールド要求信号、1016はCP
U1011からのDMAコントローラ1012へのホー
ルドアクノリッジ信号である。102はバスマスター1
07からDMAコントローラ1012への要求信号であ
るDRQx、103はDMAコントローラ1012から
バスマスター107への返送信号である−DACKxで
ある。このようなISAシステムでは、バスマスター1
07がDRQx102を発生すると、DMAコントロー
ラ1012は必ずCPU1011をホールドしてから−
DACKx103を発生してバスマスター107にバス
獲得を許可していた。
【0003】図10は従来のバスマスターの構成を示す
ブロック図である。図において、301はバスマスター
となりえるマスターデバイス、302はマスターデバイ
ス301とシステムとのインターフェースを取るシステ
ムインターフェース機構、303はマスターデバイスの
ローカルデータバス307とシステムのデータバス31
3との間のデータバッファである。304はマスターデ
バイスのローカルアドレスバス、305はマスターデバ
イスのコマンド信号、306はマスターデバイスのレデ
ィ信号、308はシステムのアドレスバス、309はシ
ステムのバス獲得要求信号、310はシステムのバス獲
得アクノリッジ信号、311はシステムのコマンド信
号、312はシステムのレディ信号、314はデータバ
ッファ制御信号である。
【0004】また、図11は従来のバスマスター107
のシステムインターフェース機構302の構成を示すブ
ロック図である。図において、320はデコード回路、
321は制御信号を生成する制御回路、322はインタ
ーフェースバッファ制御回路、323a,323b,・
・・はマスターデバイスからシステムへのウインドウ用
レジスタ、324a,324b,・・・はウインドウ用
レジスタ323a,323b,・・・に登録されている
バンクアドレス、325は有効なウインドウの選択信
号、326は有効なウインドウ選択用のマルチプレク
サ、327は選択されたウインドウのバンクアドレス、
328はアドレスバッファ制御信号、329はアドレス
バッファ、330はバス獲得通知信号である。
【0005】次に動作について説明する。バスマスター
107は自身のアドレス空間にシステムへのアクセス用
のウインドウを幾つか持っており、そのウインドウのバ
ンクアドレスはウインドウ用レジスタ323a,323
b,・・・に予めソフトウェアにて登録されている。マ
スターデバイス301がそのウインドウへのアクセスを
発生すると、デコード回路320がそのアクセスをデコ
ードしてバス獲得要求信号309とウインドウ選択信号
325を駆動する。マルチプレクサ326はウインドウ
選択信号325の内容によりバンクアドレス324a,
324b,・・・の中から選択されたものをバンクアド
レス327に送出する。制御回路321はデコード回路
320からのバス獲得要求信号を受け取ると、レディ信
号306をインアクティブにしてマスターデバイス30
1のアクセスをウエイトさせる。
【0006】システムがこのバスマスターにバス獲得を
許可しバス獲得アクノリッジ信号310を送出すると、
制御回路321は必要なタイミングを取ってバス獲得通
知信号330とコマンド信号311を駆動してマスター
デバイス301のアクセスをシステムの拡張バス上で実
行する。そして、アクセス対象デバイスが応答可能にな
ると制御回路321はシステムのレディ信号312をマ
スターデバイス301のレディ信号306に送出する。
インターフェースバッファ制御回路322は、バスマス
ターのコマンド信号305とバス獲得通知信号330よ
りデータバッファ303とアドレスバッファ329を制
御する。アクセスが終了するとデコード回路320はバ
ス獲得要求信号309を送出しなくなるため、バスマス
ターはシステムの拡張バスを解放し、システムに拡張バ
スの支配権を戻す。
【0007】また、図12はISAシステムに別バスを
接続するためのバス接続・分割機構を示すブロック図で
ある。図において、1は互いに接続されるバスの一方で
ある第1バス(以下MBUSという)としてのISAバ
スの上位バイトデータバス、2はこのISAバスの下位
バイトデータバスである。3はISAバスのアドレスバ
ス、4は同じくデバイスデータ幅識別信号、5は同じく
レディ信号であり、6は同じくコマンド信号である。7
はISAシステムのCPUローカルバスの上位バイトデ
ータバスであり、8は同じく下位バイトデータバスであ
る。
【0008】11はこのCPUローカルバスの上位バイ
トデータバス7とISAバスの上位バイトデータバス1
とを接続する上位バイトデータバッファであり、12は
CPUローカルバスの下位バイトデータバス8とISA
バスの下位バイトデータバス2とを接続する下位バイト
データバッファである。13はISAバスの上位バイト
データバス1と下位バイトデータバス2のデータとの入
れ換えを行うデータスワップバッファである。なお、前
記CPUローカルバスの上位バイトデータバス7、下位
バイトデータバス8、上位バイトデータバッファ11、
下位バイトデータバッファ12およびデータスワップバ
ッファ13は、図9のCPUブロック101内部に含ま
れる。
【0009】21は互いに接続されるバスの他方である
第2バス(以下SBUSという)としての別バスの上位
バイトデータバスであり、22はこの別バスの下位バイ
トデータバスである。23は別バスのアドレスバス、2
4は同じくデバイスデータ幅識別信号、25は同じくレ
ディ信号であり、26は同じくコマンド信号である。3
1は前記ISAバスの上位バイトデータバス1と別バス
の上位バイトデータバス21とを接続する上位バイトデ
ータバッファ、32はISAバスの下位バイトデータバ
ス2と別バスの下位バイトデータバス22とを接続する
下位バイトデータバッファであり、33はISAバスの
アドレスバス3と別バスのアドレスバス23とを接続す
るアドレスバッファである。
【0010】34は別バスのデバイスデータ幅識別信号
24をISAバスのデバイスデータ幅識別信号4に変換
するためのデバイスデータ幅識別信号変換回路、35は
別バスのレディ信号25をISAバスのレディ信号5に
変換するためのレディ信号変換回路であり、36はIS
Aバスのコマンド信号6を別バスのコマンド信号26に
変換するためのコマンド信号変換回路である。37はI
SAバスのアドレスバス3と別バスのデバイスデータ幅
識別信号24および別バスコマンド信号26とに基づい
て、前記上位バイトデータバッファ31と下位バイトデ
ータバッファ32の制御を行うバッファ制御回路であ
り、38はこのバッファ制御回路37が上位バイトデー
タバッファ31および下位バイトデータバッファ32を
制御するために発生する制御信号である。
【0011】次にこのバス接続・分割機構の動作につい
て説明する。ISAバス上のデバイスへアクセスする場
合、ISAシステムは独自のデータ整合化機構に当たる
上位バイトデータバッファ11、下位バイトデータバッ
ファ12、およびデータスワップバッファ13を用い
て、ISAバス上の各データ幅のデバイスに対してアク
セスしている。8ビットデバイスに対するアクセスは、
アクセスデータ幅とアクセスアドレスに関係なく、IS
Aバスの下位バイトデータバス2を介して実行される。
CPUローカルバスで発生した1回のワードアクセスの
内、ISAバス上の8ビットデバイスに対するアクセス
は、ISAバス上では2回の下位バイトアクセスに変換
されて実行される。
【0012】次に、ISAバスに接続された別バス上の
デバイスにアクセスする場合、ISAバス上でアクセス
サイクルが開始されると、アドレスとコマンド信号がア
ドレスバッファ33とコマンド信号変換回路36を通し
て別バス側でも駆動され、別バス上のアクセス対象デバ
イスはそれに対して、デバイスデータ幅識別信号24と
レディ信号25とを発生させる。これら各信号はデバイ
スデータ幅識別信号変換回路34、あるいはレディ信号
変換回路35にて変換されてISAシステムに返送され
る。ISAシステムは返送されたデバイスデータ幅識別
信号4とレディ信号5に応じて、有効なデータバイトバ
スを使ってアクセスを行う。この時、バッファ制御回路
37が上位バイトデータバッファ31と下位バイトデー
タバッファ32をオン、オフすることによって、ISA
バス側の有効なデータバイトバスを別バス側と接続して
データの転送を行う。
【0013】なお、従来のバス接続・分割機構としては
この外にも、例えば特開平2−50750号公報に記載
された、16ビットのCPUが8ビットバスチャネルの
偶数アドレスへのワードアクセスを検出するバス変換起
動回路、このバス変換起動回路によって起動されて、C
PUクロックの計数を行うマシンサイクルカウンタ、こ
のマシンサイクルカウンタの出力によりCPUに対して
ウエイト信号を発生させるウエイト回路、およびマシン
サイクルカウンタの出力による8ビットバスチャネルに
対して疑似的に2つのバスサイクルを発生させる疑似サ
イクル発生回路などで構成されたものなどもある。しか
しながら、この特開平2−50750号公報に記載され
たバス接続・分割機構では、ISAバスに接続する別バ
ス上のデバイスにISAシステムからアクセスする場
合、アクセス対象デバイスは8ビットデバイスである必
要があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報処理装置は
以上のように構成されているので、ISAシステムでマ
ルチバスマスターがISAバス106上のデバイスにア
クセスするには、CPU1011が必ずホールドされね
ばならず、システムのパフォーマンスを十分に引き出せ
ないという問題点があり、また、バス接続・分割機構1
18も上記のように構成されているので、別バス上の対
象デバイスがデバイスデータ幅識別信号変換回路34を
通してビット幅に応じてISAバスのデバイスデータ幅
識別信号4を駆動する必要があり、別バスのデバイスデ
ータ幅識別信号24の駆動がISAシステムのタイミン
グに合致しない別バスのデバイスにはアクセスすること
ができず、また別バス上のデバイスがISAシステムか
らのアクセスに即座に応答する必要があるため、別バス
上にバスマスターを配置することができないなどの問題
点があり、さらに、バスマスターも分割を要求する機能
を備えていないため、バス分割機能を十分に活用するこ
とができず、バスを獲得するとCPU1011を必ずホ
ールドしてしまうという問題点があった。
【0015】請求項1に記載の発明は、上記のような問
題点を解消するためになされたものであり、ISAシス
テムに必要な機構を付加するだけでシステムパフォーマ
ンスとフレキシビリティと汎用性に富んだ情報処理装置
を得ることを目的とする。
【0016】また、請求項2に記載の発明は、さらに、
CPUやISAバス上のバスマスターからの別バス獲得
要求が発生すると、バス分割を要求できるバスマスター
に対して別バスの解放を要求することが可能な情報処理
装置を得ることを目的とする。
【0017】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の情報処理装置のアービトレーション機能を実現
するためのアービトレーション機構を提供し、別バス上
のバスマスターが別バス上のデバイスにアクセスしてい
る間も、CPUやISAバス上のバスマスターがISA
バス上のデバイスを自由にアクセスすることができ、か
つ、バスマスターをISAバスと別バスのいずれにも配
置できる情報処理装置を得ることを目的とする。
【0018】また、請求項4および5に記載の発明は、
請求項1に記載の情報処理装置のバス接続・分割機能を
実現するためのバス接続・分割機構を提供し、別バスの
16ビットデバイスやデバイスデータ幅識別信号の駆動
が、ISAシステムのタイミングに合致しない別バスの
デバイスに対しても、ISAシステムからアクセスで
き、また、別バス上にバスマスターを配置しても、IS
Aシステムから別バス上のデバイスにアクセス可能な情
報処理装置を得ることを目的とする。
【0019】また、請求項6に記載の発明は、別バス上
のデバイスにアクセスする場合にはバス分割要求を発生
し、バスを分割してCPUとバスマスターの並列バスア
クセスを可能にするバスマスターを得ることを目的とす
る。
【0020】また、請求項7に記載の発明は、さらに、
別バス解放要求が発生するとその要求を検出して一旦バ
スを解放し、必要であれば再びバス獲得要求を発生して
バスを獲得することが可能なバスマスターを得ることを
目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る情報処理装置は、バスの使用権を管理してMBUS
とSBUSの分割をサポートするアービトレーション機
構バスマスターからのバス獲得要求とアービトレーショ
ン機構からのバス分割要求とを受信してシステムの状態
遷移を制御するシステム状態制御機構、システム状態制
御機構からのシステム状態信号を受けてMBUSとSB
USの接続・分割を行うバス接続・分割機構、および、
MBUSおよびSBUS上の全デバイスアドレスを記憶
し、それを実際のバス上のアドレスと比較してアクセス
対象デバイスがMBUS上かSBUS上にあるのかを識
別するデバイス位置識別機構を設けたものである。
【0022】請求項2に記載の発明に係る情報処理装置
は、さらに、CPUやMBUS上のバスマスターによる
SBUS獲得要求発生信号を受信して、SBUSを獲得
しているバスマスターへのバス解放要求信号を出力する
バス解放要求機構を設けたものである。
【0023】請求項3に記載の発明に係る情報処理装置
は、そのアービトレーション機構に、プライオリティ制
御部を一般のものから拡張してバス分割を伴うバス要求
とDMA要求を含めた全てのバス獲得要求に対するプラ
イオリティ制御機構と、そのプライオリティ制御結果を
もとにCPUにホールド要求を発生したり、バス分割を
伴うバス要求とDMA要求に対して、CPUをホールド
しないままバス獲得アクノリッジ信号を出力したり、C
PUからのホールドアクノリッジに応じて、バスを分割
しないバス獲得要求に対してバス獲得アクノリッジ信号
を出力したり、システム状態制御機構にバス分割状態へ
の遷移を要求したりする制御機構を持たせたものであ
る。
【0024】また、請求項4に記載の発明に係る情報処
理装置は、そのバス接続・分離機構に、MBUSに接続
されるSBUS上で、上位バイトデータバスと下位バイ
トデータバスのデータの入れ換えを行うデータスワップ
バッファと、SBUSアクセス予備信号を検出し、IS
AシステムからSBUSへのアクセスが発生する可能性
があることを察知すると、MBUSのデバイスデータ幅
識別信号をアクティブにするデバイスデータ幅識別信号
制御回路を持たせたものである。
【0025】また、請求項5に記載の発明に係る情報処
理装置は、そのバス接続・分離機構は、さらに、システ
ム状態識別機構が駆動するシステム状態信号とデバイス
位置識別機構が駆動するSBUSアクセス発生信号に従
って当該アクセスのウエイトを制御するウエイト制御回
路と、前記システム状態信号とSBUSアクセス発生信
号に従ってSBUSのコマンド信号を制御するコマンド
信号制御回路を持たせたものである。
【0026】請求項6に記載の発明に係る情報処理装置
は、そのバスマスターに、MBUSもしくはSBUS上
デバイスアクセス用に1つ以上持っているウインドウに
対してアクセスが発生した場合にバス獲得要求を発生す
るバス獲得要求機構と、各ウインドウごとにバンクアド
レスとともに設定されたバス分割要求ビットの内容をラ
ッチしてバス分割要求信号を発生するバス分割要求機構
を持たせたものである。
【0027】請求項7に記載の発明に係る情報処理装置
は、バスマスターのバス獲得要求機構に、バス解放要求
信号を受信すると、獲得していたバスを解放する機能を
持たせたものである。
【0028】
【作用】請求項1に記載の発明におけるシステム状態制
御機能は、アービトレーション機能からのバス分割要求
により、現在MBUS上で発生しているバスアクセスが
SBUSへのアクセスでなければバス分割状態に遷移し
てバス接続・分割機能にバス分割を行わせ、現在MBU
S上で発生しているバスアクセスがSBUSへのアクセ
スであれば、そのアクセスが終了した後にバス分割状態
に遷移し、バス分割状態では、SBUS上のバスマスタ
ーがSBUS上のデバイスにアクセスしている間もMB
US側のCPUやバスマスターはMBUS上のデバイス
にアクセス可能とし、バス分割状態でMBUS側のCP
UやバスマスターがSBUS上のデバイスへのアクセス
を発生すると、SBUS上のバスマスターがSBUSを
解放するまでそのアクセスをウエイトさせ、バス分割要
求が終了して次の状態に遷移するとき、MBUS側のC
PUやバスマスターからのSBUS上デバイスアクセス
がウエイトされていなければバス接続タイミング調整状
態を経て元のノーマル状態に戻し、SBUS上デバイス
アクセスがウエイトされていればそのウエイトされたア
クセスを処理する状態に遷移させて処理後ノーマル状態
に戻し、また、デバイス位置識別機能は、MBUSもし
くはSBUS上の全てのデバイスアドレスを記憶するデ
バイス位置記憶レジスタにユーザが予めアドレスを記憶
させておくことにより、その記憶されたアドレスと実際
のバスアクセスのアドレスを照合し、実際のバスアクセ
スがMBUS上のデバイスに対するものかSBUS上の
デバイスに対するものかを識別する。
【0029】また、請求項2に記載の発明におけるバス
解放要求機構は、デバイス位置識別機構の識別結果をバ
ス解放要求信号としてバスマスターに対して出力するこ
とにより、SBUS上のバスマスターがバス分割してS
BUSを獲得している時にCPUやMBUS上のバスマ
スターからSBUS獲得要求が発生した場合、SBUS
上のバスマスターがその要求を認知できずに自身が必要
とする期間だけSBUSの獲得を継続して、その間、C
PUやMBUS上のバスマスターからのSBUS獲得要
求が許可されず、システムのパフォーマンスに悪影響を
与えるという弊害を解消する。
【0030】また、請求項3に記載の発明における制御
機構は、プライオリティ制御機構が、MBUS上のバス
マスターからのバス分割を伴わないバス要求やDMA要
求、SBUS上のバスマスターからのバス分割を伴わな
いバス要求やDMA要求もしくはバス分割を伴うバス要
求やDMA要求などの全てのバス獲得要求を入力し、そ
れらを予め決められたプライオリティ制御則に基づいて
制御して選択したバス獲得要求を入力し、そのバス獲得
要求が、MBUS上のバスマスターからのバス要求や、
DMA要求もしくはSBUS上のバスマスターからのバ
ス分割を伴わないバス要求や、DMA要求などのバス分
割を伴わないバス獲得要求である場合には、CPUにホ
ールド要求を発生し、CPUからのホールドアクノリッ
ジを受けてバスマスターにバス獲得アクノリッジを発生
し、入力された前記バス獲得要求が、SBUS上のバス
マスターからのバス分割を伴うバス獲得要求である場合
は、MBUS上のCPUやバスマスターがSBUS上の
デバイスにアクセスしていない時はすぐにシステム状態
制御機構にバス分割状態への遷移を要求するとともに、
CPUにホールド要求を出さずにバスマスターにバス獲
得アクノリッジを発生し、MBUS上のCPUやバスマ
スターがSBUS上のデバイスにアクセスしている時
は、そのアクセスが終了するまでプライオリティ制御機
構からのバス獲得要求をウエイトさせて、そのアクセス
終了後にシステム状態制御機構にバス分割状態への遷移
を要求するとともに、CPUにホールド要求を出さずに
バスマスターにバス獲得アクノリッジを発生する。
【0031】また、請求項4に記載の発明におけるデバ
イスデータ幅識別信号制御回路は、デバイス位置識別機
構からのSBUSアクセス予備信号によりISAシステ
ムからSBUS上のデバイスへのアクセスが発生する可
能性があることを認知するやいなや、アクセス対象デバ
イスの実際のデバイスデータ幅に関係なくMBUSのデ
バイスデータ幅識別信号をアクティブに駆動することに
より、SBUSのアクセス対象デバイスの実際のデバイ
スデータ幅を意識することなく、MBUSのアクセスサ
イクルを実行することを可能とする。
【0032】また、請求項5に記載の発明におけるウエ
イト制御回路は、ISAシステムからSBUSへのアク
セスが発生した場合、システム状態制御機能からのシス
テム状態信号によりSBUSの状態を識別し、SBUS
がバスマスター等から解放されてアクセス可能な状態
(ノーマル状態)になり、対象デバイスへのアクセスサ
イクルが実行できるまでMBUSのレディ信号をインア
クティブにして、MBUS上のデバイスからのアクセス
をウエイトさせ、そして、コマンド信号制御回路がSB
USのコマンド信号を制御することにより、SBUS上
にバスマスターが配置されていても、SBUS上のデバ
イスへのアクセスを可能とする。
【0033】また、請求項6に記載の発明におけるバス
分割要求機構は、MBUSもしくはSBUS上デバイス
アクセス用ウインドウへのアクセスが発生する度に、ア
クセス対象ウインドウのウインドウ用レジスタのバス分
割要求ビットのビット値をラッチしてバス分割要求信号
を更新することにより、バスを獲得し続けた状態で次の
バスアクセスが前回のバスアクセスと異なるウインドウ
を通ることでバス分割要求ビットの状態が変化すると、
バス獲得要求機構はそのバスアクセスをウエイトさせ、
バスを一旦解放してから再びバス獲得をやり直してウエ
イトされたアクセスを実行し、また、次のアクセスが一
定時間発生しない場合には自動的にバスを解放する。
【0034】また、請求項7に記載の発明におけるバス
獲得要求機構は、バス解放要求機構からのバス解放要求
信号を検出すると、獲得していたバスを一旦解放し、必
要であれば再度バス獲得要求を発生することにより、バ
スマスターが前記バス解放要求信号の発生を認知できず
にバスを獲得し続ける不都合を解消する。
【0035】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1は請求項2に記載の発明に係る情報処理装置
の構成を示すブロック図であり、ベースとなる情報処理
装置はISAシステムとする。よって、MBUSとして
はISAバスとなる。図1において、101はCPU、
DMAコントローラ、ISAバス駆動バッファなどを含
むISAシステムの基本構成であるCPUブロックであ
り、102は後述するアービトレーション機構116か
らこのCPUブロック101へのホールド要求信号とし
て使われるDRQx(ISADRQx)、103はCP
Uブロック101からアービトレーション機構116へ
のホールドアクノリッジ信号として使われる−DACK
x(−ISADACKx)である。104はISAバス
上のバスマスター107がバス獲得要求として駆動する
DRQx(MDRQx)、105はISAバス上のバス
マスター107にバス獲得アクノリッジを知らせる−D
ACKx(−MDACKx)であり、106はDRQx
104、−DACKx105以外のISAバス信号であ
る。108はSBUS上の汎用のバスマスター、109
はこの発明の情報処理装置の機能を活用できるバスマス
ターであり、110はバスマスター109が駆動するバ
ス分割要求信号、111はバスマスター109へのバス
解放要求信号である。112はSBUSであり、113
はこのSBUS112上のバス獲得要求信号、114は
SBUS112上のバス獲得アクノリッジ信号である。
【0036】115はこの発明の情報処理装置のシステ
ム状態の遷移を制御するシステム状態制御機構であり、
116はバスの使用権の調停を行ってISAバス(MB
US)106とSBUS112の分割をサポートするア
ービトレーション機構である。117はISAバス10
6とSBUS112上の全てのデバイスアドレスを記憶
し、記憶されたアドレスと実際のバス上のアドレスを比
較して、アクセス対象デバイスがISAバス106上に
あるかSBUS112上にあるかを識別するデバイス位
置識別機構であり、118はシステム状態制御機構15
の制御によってISAバス106とSBUS112の接
続・分割を制御するバス接続・分割機構である。119
はシステム状態制御機構115からバス接続・分割機構
118に送られるシステム状態信号、120はアービト
レーション機構116からシステム状態制御機構115
に送られるバス分割状態への遷移要求信号であり、12
1はISAバス106上のアクセスがSBUS112上
のデバイスに対するアクセスであることを示すSBUS
アクセス発生信号である。122はこのSBUSアクセ
ス発生信号121を検出してバス解放要求信号111を
出力するバス解放要求機構である。なお、バス分割機能
やバス解放要求機能を活用するために、バスマスターを
用いて、バス分割要求信号110やバス解放要求信号1
11を接続している。
【0037】次に動作について説明する。まず、バス分
割の手順を述べる。バスマスター109があるレベルの
バス分割要求信号110とともに同じレベルのバス獲得
要求信号113をアービトレーション機構116に出力
し、アービトレーション機構116はそのバス獲得要求
113に対してバス獲得を認めると、バス獲得アクノリ
ッジ信号114をバスマスター109に返送し、バス分
割状態への遷移要求信号120をシステム状態制御機構
に出力する。システム状態制御機構115はこのバス分
割状態への遷移要求信号120を受けてシステム状態を
バス分割状態に遷移させ、バス分割状態を示すシステム
状態信号119をバス接続・分割機構118に出力す
る。バス接続・分割機構118はこのバス分割状態を示
すシステム状態信号119を受けてMBUSであるIS
Aバス106とSBUS112とを分割する。
【0038】次にバス分割中にCPUブロック101も
しくはバスマスター107からSBUS112上デバイ
スへのアクセスが発生した場合のシステムの動作につい
て説明する。デバイス位置識別機構117は常にISA
バス106上のサイクルを検出しており、ISAバス1
06上でSBUS112上デバイスへのアクセスが発生
すると、デバイス位置識別機構117はSBUSアクセ
ス発生信号121を出力し、バス接続・分割機構118
がそのアクセスをウエイトさせ、バス解放要求機構12
2がバス解放要求信号111を出力する。バスマスター
109は、バス獲得の必要がなくなるか、もしくはバス
解放要求信号111を受けると、サイクルを終了してか
らバス分割要求信号110とバス獲得要求信号113を
インアクティブにしてSBUS112を解放する。SB
US112が解放されると、アービトレーション機構1
16はバス分割状態への遷移要求信号120をインアク
ティブにし、システム状態制御機構115はウエイトさ
れているISAバス106側のアクセスをSBUS11
2上で実行するシステム状態に遷移する。そのシステム
状態信号119を受けて、バス接続・分割機構118は
バスを接続し、ISAバス106側でウエイトされてい
るアクセスのSBUS112上でのアクセスを発生し、
デバイスが応答可能になるとウエイトを解除してSBU
S112上のレディ信号をISAバス106上に出力す
る。
【0039】次にバスアクセスの様式について述べる。
CPUブロック101もしくはバスマスター107がI
SAバス106を獲得しており、バスが分割されていな
ければ、CPUブロック101とバスマスター107は
ISAバス106上のデバイスとSBUS112上のデ
バイスに自由にアクセスできる。バスマスター109が
バス分割を要求してSBUS112を獲得していると
き、バス接続・分割機構118がバスを分割しているの
で、バスマスター109がSBUS112上デバイスに
アクセスしている間もCPUブロック101もしくはI
SAバス106上のバスマスター107はISAバス上
のデバイスにアクセスできるため、複数のバスマスター
による並行バスアクセスが可能となる。SBUS112
上のバスマスター108もしくはバス分割要求を出して
いないバスマスター109がバスを獲得しているとき、
バス接続・分割機構118はバスを接続しているので、
バスを獲得しているバスマスターはSBUS112上の
デバイスとISAバス106上のデバイスに自由にアク
セスできる。
【0040】次にデバイス位置識別機構117の動作を
説明する。デバイス位置識別機構117が正しく動作す
るためには、この発明の情報処理装置のユーザがISA
バス106上の全デバイスのアドレス空間をメモリとI
/O別にデバイス位置識別機構117内のデバイス位置
記憶レジスタに予めソフトウェアで登録しておかなけれ
ばならない。登録する必要のあるアドレス空間に常に決
まった領域があれば、その領域については純ハードウェ
アで登録してもよい。デバイス位置識別機構117はI
SAバス106のアドレス信号とコマンド信号を常に検
出し、ISAバス106上で発生しているアクセスと登
録されているアドレス空間を比較してISAバス106
上で発生しているアクセスがSBUS112上のデバイ
スに対するものであることを認知すると、SBUSアク
セス発生信号121を発生する。
【0041】次にシステム状態制御機構115の動作に
ついて説明する。この発明の情報処理装置においては、
バス接続・分割に関わるシステム状態が特徴となるた
め、そのときのシステム状態についてのみ説明する。シ
ステム状態制御機構115は、ISAバス106の信
号、SBUS112の信号、アービトレーション機構1
16からのバス分割状態への遷移要求信号120、およ
びデバイス位置識別機構117からのSBUSアクセス
発生信号121を入力して、システム状態信号119を
出力することによってシステム状態を制御する。システ
ム状態制御機構115は、バス分割状態への遷移要求信
号120を受け取ると、バス分割状態を示すシステム状
態信号119を発生し、バス接続・分割機構118にI
SAバス106とSBUS112とを分割させる。この
とき、CPUブロック101もしくはISAバス106
上のバスマスター107からSBUS112上デバイス
へのアクセスが発生すると、バス分割・接続機構118
はISAバス106側のアクセスをウエイトさせる。バ
ス分割状態への遷移要求信号120がインアクティブに
なったとき、SBUSアクセス発生信号121が発生し
ていなければ、バス接続タイミング調整状態に遷移す
る。このシステム状態では、バスを接続する際にSBU
S112上で不正なアクセスが発生しないようにするた
めに、コマンド信号以外のバスを接続する。バス接続タ
イミング調整状態中にもSBUSアクセス発生信号12
1が発生しなければ、通常のシステム状態に戻る。バス
分割状態への遷移要求信号120がインアクティブにな
ったとき、もしくはバス接続タイミング調整状態のとき
SBUSアクセス発生信号121が発生していれば、シ
ステム状態制御機構115はウエイトアクセス実行状態
を示すシステム状態信号119を発生して、バス接続・
分割機構118にISAバス106側でウエイトされて
いるSBUSアクセスをSBUS112側でも開始さ
せ、デバイスへのアクセスを実行させる。ウエイトされ
ていたアクセスが終了すると、通常のシステム状態に戻
る。
【0042】なお、この実施例のバス解放要求機構を削
除したものが、この発明の請求項1に記載の発明に係る
情報処理装置の実施例となる。
【0043】実施例2.次に、この発明で用いられるア
ービトレーション機構の一例を実施例2として説明す
る。図2はアービトレーション機構の一実施例を示すブ
ロック図である。図2において、201はISAバス1
06とSBUS112上のバスマスター107,10
8,109からのバス獲得要求信号104,113とバ
ス分割要求信号110を受信して優先順位の最も高いバ
ス獲得要求を選択するプライオリティ制御機構であり、
202はプライオリティ制御機構201が選択したバス
獲得要求を示す信号である。203はプライオリティ制
御機構201が選択したバス獲得要求を示す信号202
とSBUSアクセス発生信号121を受信して、CPU
ブロック101のホールドやバス獲得アクノリッジを発
生する制御機構である。
【0044】次に動作について説明する。まず、CPU
ブロック101内のCPU1011がバスを獲得してい
る状態で、複数のバスマスターもしくはCPUブロック
101内のDMAコントローラ1012のスレーブから
バス獲得要求信号104,113が発生した場合の動作
について述べる。バス獲得要求信号104,113とバ
ス獲得アクノリッジ信号105,114が全てインアク
ティブである状況から、複数のバス獲得信号104もし
くは113がアクティブになると、プライオリティ制御
機構201が予め定められた、以下の式でプライオリテ
ィ制御則に従ってプライオリティ制御を行う。
【0045】バス分割を伴わないバス獲得要求>CPU
>バス分割を伴うバス獲得要求・・・・・・(1)
【0046】このプライオリティ制御におけるプライオ
リティは上記式(1)の順に低くなるものであるが、C
PU1011がバス分割を伴うバス獲得要求よりも高位
になるのは、CPU1011からSBUS112上デバ
イスにアクセスが発生しているときだけである。また、
バス獲得要求にはレベルがあり、そのレベルも含めてプ
ライオリティ制御を行う。まず、バス分割を伴わないバ
ス獲得要求の中で最も高いレベルのものが選択される。
バス分割を伴わないバス獲得要求がないか、もしくは選
択されたバス分割を伴わないバス獲得要求がISAバス
106側の要求であれば、バス分割を伴うバス獲得要求
の中で最も高いレベルのものも選択できる。選択された
バス獲得要求がバス分割を伴わないものであれば、制御
機構203はCPUブロック101へISADRQx1
02を発生し、CPUブロック101からの−ISAD
ACKx103を受けて選択されたバス獲得要求を発生
しているバスマスターが配置されているバス側の、対応
したレベルのバス獲得アクノリッジ信号105もしくは
114をアクティブにする。選択されたバス獲得要求が
バス分割を伴うものであれば、制御機構203はCPU
1011をホールドせずに、バスを獲得したバスマスタ
ー109に対応したレベルのバス獲得アクノリッジ信号
114をアクティブにするとともに、バス分割状態への
遷移要求信号120を発生する。ISAバス106側の
バス獲得要求とバス分割を伴うバス獲得要求が両方とも
選択された場合、制御機構203はCPU1011をホ
ールドするとともに両方のバス獲得要求に対してバス獲
得アクノリッジを発生して、バス分割状態への遷移要求
信号120を発生する。
【0047】実施例3.また、この実施例2の変形例を
図3および図4に示す。図3はそのアービトレーション
機構の構成を示すブロック図であり、図4はそれを用い
た情報処理装置の構成を示すブロック図である。この実
施例3は、−ISADACKx103を−MDACKx
105としても用いるものであり、このとき、制御機構
203が−MDACKxを出力する必要がなくなること
を除いては、実施例2の場合と同じ機構および動作とな
る。
【0048】実施例4.さらに、上記実施例2の別の変
形例を図5および図6に示す。図5はそのアービトレー
ション機構の構成を示すブロック図であり、図6はそれ
を用いた情報処理装置の構成を示すブロック図である。
この実施例4は、ISAバス側で使用されるバス獲得要
求のレベルが既知である場合、MDRQx104と−M
DACKx105を各々SBUSのバス獲得要求信号1
13とSBUSのバス獲得アクノリッジ信号114とし
ても使用することができる。このとき、プライオリティ
制御機構201と制御機構203にはISAバス側で使
用されるバス獲得要求のレベルを登録しておき、そのレ
ベルのバス獲得要求が発生すればそのバス獲得要求をI
SAバス側の要求として処理するようにする。
【0049】実施例5.次に、この発明で用いられるバ
ス接続・分割機構の一例を実施例5として説明する。図
7は請求項4および5に記載した発明に係るバス接続・
分割機構の構成を示すブロック図であり、同一もしくは
相当部分には図12と同一符号を付してその説明を省略
する。図において、41は別バス上で上位バイトデータ
バス21のデータと下位バイトデータバス22とのデー
タを入れ換えを行うデータスワップバッファである。1
21aはデバイス位置識別機構117が発生するSBU
Sアクセス発生信号121の一種で、ISAバス上のア
ドレスとデバイス位置識別機構117に登録されている
アドレスのみを比較して、一致するとアクティブになる
SBUSアクセス予備信号である。42はSBUSアク
セス予備信号121aがアクティブになると、ISAシ
ステムから別バスへのアクセスが発生する可能性がある
と認知して、ISAバスのデバイスデータ幅識別信号4
をアクティブにするデバイスデータ幅識別信号制御回路
である。また、45は前記システム状態信号119とS
BUSアクセス発生信号121に従ってISAバス上の
レディ信号5の制御を行って、前記アクセスのウエイト
を制御するウエイト制御回路である。46はシステム状
態信号119とSBUSアクセス発生信号121に従っ
て別バスのコマンド信号26の制御を行うコマンド信号
制御回路である。
【0050】なお、下位バイトデータバッファ32はラ
ッチ機能を備えている点で、また、バッファ制御回路3
7は上位バイトデータバッファ31、下位バイトデータ
バッファ32、アドレスバッファ33およびデータスワ
ップバッファ41を制御するための制御信号38を、シ
ステム状態信号119、SBUSアクセス発生信号12
1、別バスのデバイスデータ幅識別信号24、および別
バスのコマンド信号26より生成する点で、それぞれ図
12に同一符号を付した従来のものとは異なっている。
【0051】次に動作について説明する。まず、ISA
システムから別バス上のデバイスにアクセスする場合
の、ISAバスのレディ信号5の処理について説明す
る。システムがバス分割とは無関係な状態のときにIS
Aシステムから別バス上デバイスにアクセスが発生する
と、ISAシステムのレディ信号5を別バスのレディ信
号25と等しくする。バスマスターによるバス分割など
により、ISAシステムから別バス上デバイスへのアク
セスが別バス側で即座に実行できない場合、ウエイト制
御回路45はシステム状態信号119によって認知し、
ISAバスのレディ信号5をインアクティブに駆動して
ISAバスのサイクルをウエイトさせる。バスマスター
が別バスを解放する等により、ISAシステムから別バ
スへのアクセスが実行可能になると、ウエイト制御回路
45はアクセス対象デバイスがアクセス可能になるまで
アクセス対象デバイスが駆動する別バスのレディ信号2
5に応じて、ISAバスのレディ信号5を駆動する。
【0052】次に、ISAバスのデバイスデータ幅識別
信号4の処理について説明する。デバイスデータ幅識別
信号制御回路42はSBUSアクセス予備信号121a
がアクティブになると別バス上のデバイスへのアクセス
が発生する可能性があることを認知して、別バス上のア
クセス対象デバイスの実際のデータ幅には関係なく、I
SAバスのデバイスデータ幅識別信号4をアクティブに
し、ISAシステムに16ビットデバイスに対するアク
セスサイクルを要求する。
【0053】次に、16ビットデバイスに対するバイト
アクセス時においては、ISAバス上では、偶数アドレ
スアクセスに対しては下位バイトデータバス2が、奇数
アドレスアクセスに対しては上位バイトデータバス1が
データ転送に使用される。これに応じて、バッファ制御
回路37は偶数アドレスアクセス時には下位バイトデー
タバッファ32を、奇数アドレスアクセス時には上位バ
イトデータバッファ31をそれぞれオンにして別バス側
のサイクルを実行する。また、16ビットデバイスに対
するワードアクセス時においては、ISAバス上では、
上位バイトデータバス1と下位バイトデータバス2の双
方がデータ転送に使用される。これに応じて、バッファ
制御回路37は上位バイトデータバッファ31、および
下位バイトデータバッファ32を両方ともオンにして別
バス側のサイクルを実行する。
【0054】次に、8ビットデバイスに対するバイトア
クセス時においては、デバイスデータ幅識別信号制御回
路42がアクセス対象デバイスの実際のデータ幅に関係
なく、ISAバスのデバイスデータ幅識別信号4をアク
ティブにしているので、ISAバス上は16ビットデバ
イスに対するバイトアクセスの場合と同様となる。その
ため、バッファ制御回路37は偶数アドレスアクセスに
対しては下位バイトデータバッファ32をオンにして別
バス側のサイクルを実行する。また、奇数バイトアクセ
スに対しては上位バイトデータバッファ31とデータス
ワップバッファ41をオンにし、別バス側の下位バイト
データバス22とISAバス側の上位バイトデータバス
1を接続して別バス側のサイクルを実行する。
【0055】また、8ビットデバイスに対するワードア
クセス時には、ISAバス上は16ビットデバイスに対
するワードアクセスの場合と同様になる。別バス上では
2回の下位バイトデータアクセスが行われ、ISAバス
と別バスの間に位置するこの実施例のバス接続・分割機
構により、両バス間のアクセスの整合性をとる。すなわ
ち、リードアクセスを行う場合、1回目のアクセスでは
別バス上の偶数アドレスのバイトデータを下位バイトデ
ータバッファ32にラッチする。そして2回目のアクセ
スではこの下位バイトデータバッファ32にラッチされ
たデータをISAバス上の下位バイトデータバス2に出
力するとともに、上位バイトデータバッファ31とデー
タスワップバッファ41をオンにして、別バス上の奇数
アドレスのバイトデータをISAバス上の上位バイトデ
ータバス1に出力して、ISAシステムがワードアクセ
スを実行する。一方、ライトアクセスを行う場合、1回
目のアクセスでは下位バイトデータバッファ32をオン
にし、ISAバス側の下位バイトデータを別バス側の下
位バイトデータバス22に出力して偶数アドレスデバイ
スに書き込む。2回目のアクセスでは上位バイトデータ
バッファ31とデータスワップバッファ41をオンに
し、ISAバス側の上位バイトデータを別バス側の下位
バイトデータバス22に出力して奇数デバイスに書き込
む。
【0056】なお、上述した各アクセスの上位バイトデ
ータバッファ31、下位バイトデータバッファ32、お
よびデータスワップバッファ41の動作で、記述されて
いないバッファはバッファ制御回路37によってオフに
されている。また、上位バイトデータバッファ31、お
よび下位バイトデータバッファ32は、システム状態が
バス分割状態以外の場合はオンされており、ISAシス
テムから別バス上のデバイスへのアクセスに備える。ま
た、システム状態がバス分割状態である場合、これら各
バッファ31,32および41はオフされる。また、ア
ドレスバッファ33は、システム状態がバス分割状態で
ある場合のみオフされ、その他の状態ではオンされてい
る。
【0057】次に、別バスのコマンド信号26の処理に
ついて説明する。システムの状態が別バス上のバスマス
ターによるバス獲得やバス分割とは無関係であるとき、
別バスのコマンド信号26は、コマンド信号制御回路4
6によってISAバスのコマンド信号6と同じ動作にさ
れ、ISAシステムから別バス上のデバイスへのアクセ
スに備える。システム状態がバス分割状態かバス接続タ
イミング調整状態のとき、ISAバスのコマンド信号6
と別バスのコマンド信号26とは切り離される。バス分
割時に発生してウエイトされたISAシステムから別バ
スへのアクセスを処理する状態では、コマンド信号制御
回路46がタイミングをとって別バスのコマンド信号2
6を制御する。ISAシステムから別バス上のデバイス
へのアクセス時には、8ビットデバイスに対するワード
アクセスでない限り、別バスのコマンド信号26とIS
Aバスのコマンド信号6は同様の動作とされる。また、
8ビットデバイスに対するワードアクセスの場合、コマ
ンド信号制御回路46は別バスのレディ信号25を検出
し、偶数アドレスのバイトアクセスが完了するタイミン
グで別バス上のコマンド信号26を一旦インアクティブ
にする。そして、別バスの奇数アドレスのバイトアクセ
スに必要とされるタイミングで、再びコマンド信号26
をアクティブにしてISAバスのサイクルが終了するタ
イミングに合わせて別バスのサイクルを終了する。
【0058】実施例6.なお、上記実施例5では、IS
Aバスの下位バイトデータバス2と別バスの下位バイト
データバス22とを接続する下位バイトデータバッファ
32にラッチ機能を持たせた場合について述べたが、こ
の下位バイトデータバッファ32を単なるバッファと
し、別バスの上位バイトデータバス21と下位バイトデ
ータバス22のデータを入れ換えるデータスワップバッ
ファ41にラッチ機能を持たせるようにしてもよい。こ
の場合、バス接続装置の構成は図7に示した実施例5の
場合と同一となる。
【0059】次に動作について説明する。なお、ISA
バスのレディ信号5の処理は実施例5の場合と同様であ
るためその説明は省略し、ISAバスのデバイスデータ
幅識別信号4の処理から説明を始める。デバイスデータ
幅識別信号制御回路42がSBUSアクセス予備信号1
21aより、別バス上のデバイスへのアクセスが発生す
る可能性があることを認知した場合、別バス上のアクセ
ス対象デバイスの実際のデータ幅には関係なく、ISA
バスのデバイスデータ幅識別信号4をインアクティブに
し、ISAシステムに8ビットデバイスに対するアクセ
スサイクルを要求する。
【0060】次に、16ビットデバイスに対するバイト
アクセス時においては、ISAバス上では偶数アドレス
アクセス、奇数アドレスアクセスとも下位バイトデータ
バス2がデータ転送に使用される。そのため、バッファ
制御回路37は偶数アドレスアクセス時には下位バイト
データバッファ32をオンにしてアクセスを実行する。
また、奇数アドレスアクセス時には下位バイトデータバ
ッファ32とバススワップバッファ41をオンにして、
ISAバス側の下位バイトデータバス2と別バス側の上
位バイトデータバス21を接続してアクセスを実行す
る。
【0061】また、16ビットデバイスに対するワード
アクセス時においては、ISAバス上では下位バイトデ
ータバス2を用いて2回のバイトアクセスが実行され
る。別バス側では1回のワードアクセスが実行され、こ
の実施例のバス接続・分割機構により両バス間のアクセ
スの整合性をとる。すなわち、リードアクセスを行う場
合、1回目のアクセスでは別バス側の上位バイトデータ
をデータスワップバッファ41にラッチするとともに、
下位バイトデータバッファ32をオンにして、別バス側
の下位バイトデータを偶数アドレスデータとしてISA
システムが読み込む。この時、データスワップバッファ
41はデータラッチのみを行って出力は行わないように
する。2回目のアクセスでは、データスワップバッファ
41にラッチされているデータを下位バイトデータバッ
ファ32を通して出力し、奇数アドレスデータとしてI
SAバス側の下位バイトデータバスから読み込む。この
とき、別バスではラッチデータが出力されているだけで
コマンドは駆動されない。また、ライトアクセス時にお
いては、1回目のアクセスでは、ISAバス側の下位バ
イトデータバス2には偶数アドレスデータが出力されて
おり、上位バイトデータバス1には奇数アドレスデータ
が出力されている。よって、上位バイトデータバッファ
31と下位バイトデータバッファ32をオンにして、偶
数アドレスデータを別バス側の下位バイトデータバス2
2に出力し、奇数アドレスデータを上位バイトデータバ
ス21に出力してアクセスを実行する。ISAバス側の
2回目のアクセスは無視される。
【0062】なお、8ビットデバイスに対するバイトア
クセス時には、下位バイトデータバッファ32をオンに
してアクセスを実行する。また、8ビットデバイスに対
するワードアクセス時には、ISAバス側において、1
6ビットデバイスに対するワードアクセスの場合と同様
に2回の下位バイトアクセスが実行される。バッファ制
御回路37は下位バイトデータバッファ32をオンにし
て別バス側でも2回の下位バイトアクセスを実行する。
【0063】上述した各アクセスの上位バイトデータバ
ッファ31、下位バイトデータバッファ32、およびデ
ータスワップバッファ41の動作で、記述されていない
バッファはバッファ制御回路37によってオフされてい
る。また、上位バイトデータバッファ31、および下位
バイトデータバッファ32は、システム状態がバス分割
状態以外の場合はオンされており、ISAシステムから
別バス上のデバイスへのアクセスに備える。また、シス
テム状態がバス分割状態である場合、これら各バッファ
31,32および41はオフされる。また、アドレスバ
ッファ33は実施例5の場合と同様に制御される。
【0064】次に、別バスのコマンド信号26の処理に
ついて説明する。システムの状態による別バスコマンド
信号26の制御は実施例5の場合と同様であるため省略
し、アクセスの種類による別バスコマンド信号26の制
御について説明する。ISAシステムから別バス上のデ
バイスへのアクセス時には、16ビットデバイスに対す
るワードアクセスでない限り、別バスのコマンド信号2
6とISAバスのコマンド信号6は同様の動作とされ
る。また、16ビットデバイスに対するワードアクセス
の場合、コマンド信号制御回路46はISAバス側の1
回目のバイトアクセスが完了すると、別バスのコマンド
信号26をインアクティブにして別バスのサイクルを終
了させる。ISAバス側の2回目のバイトアクセスのと
き、別バスのコマンド信号26はインアクティブに保持
される。
【0065】なお、上記実施例5,6において、ISA
バスに接続された別バスのデバイスデータ幅識別信号2
4の駆動タイミングが、ISAバスのデバイスデータ幅
識別信号4の読み込みタイミングに間に合うならば、バ
ス分割に無関係のシステム状態の時にISAシステムか
ら発生した別バス上デバイスアクセスサイクルでは、別
バスのデバイスデータ幅識別信号24をISAバスのデ
バイスデータ幅識別信号4に出力して、ISAバス側で
実際のデバイスデータ幅通りのサイクルを実行すること
も可能である。このとき、ISAバス側と別バス側は同
じサイクル内容とし、上位バイトデータバッファ31と
下位バイトデータバッファ32の内、必要なバッファを
オンすればよい。
【0066】実施例7.また、上記実施例5,6では、
別バス上のバスマスターからISAバスへのアクセスの
発生については特には考慮していないシステムについて
示したが、このようなアクセスが発生するシステムにも
この発明を適用することができる。ここでは、このよう
な双方向アクセスが発生するシステムについて説明す
る。ここでは、MBUSおよびSBUSをともにISA
バスとし、その第2のISAバスにバスマスターが存在
し、そのバスマスターが第1のISAバス側のデバイス
にアクセスする場合を説明する。この場合、構成は図7
と同様とする。ただし、アドレスバッファ33、レディ
信号変換回路35、およびコマンド信号変換回路36を
双方向とし、バッファ制御回路37を双方向アクセスを
サポートできるよう機能アップしている。
【0067】まず、第2のISAバス上のバスマスター
が第1のISAバス上のデバイスにアクセスする場合に
ついて説明する。この場合、第1のISAバス上でサイ
クルが開始されるまでにCPUをホールドしなければな
らない。また、第1のISAバスと第2のISAバスの
間のバッファや各種変換回路による遅延時間が十分短い
とすると、第2のISAバス上のデバイスデータ幅識別
信号24やレディ信号25は、第1のISAバス上の信
号4,5を単にバッファリングして、第2のISAバス
側に出力するだけでよい。同様に、第1のISAバスの
コマンド信号6も、第2のISAバス上のコマンド信号
26をバッファリングして第1のISAバス上に出力す
るだけでよい。さらに、アクセスデータ幅と対象デバイ
スのデバイスデータ幅に応じてISAバスの規格で有効
となるデータバスのデータバッファ31,32をオン
し、バッファの方向を制御することによりデータの整合
性がとれる。バッファや変換回路による遅延時間が長い
場合は、上記実施例5,6と同様の機構が第2のISA
バス側にも必要となる。また、アドレスバッファ33
は、第2のISAバスから第1のISAバスの方向へ向
けられる。
【0068】次に、第2のISAバス上のバスマスター
が第2のISAバス上のデバイスにアクセスする場合に
ついて説明する。このアクセスを実行する場合、バスマ
スターが第2のISAバスを獲得後、まず、データバッ
ファ31,32、アドレスバッファ33および各制御信
号用のバッファをオフする。データバッファ31,32
がオフされたことにより、第2のISAバス上では第1
のISAシステムのデータスワップ機能が働かないた
め、アクセスデータ幅と対象デバイスのデバイスデータ
幅に応じて、データスワップバッファ41をオン・オフ
してISAシステムのデータスワップ機能をエミュレー
トしなければならない。また、アドレスバッファ33
は、第2のISAバスから第1のISAバスの方向へ向
けられるか、もしくはバス分割状態の場合はバッファを
オフする。
【0069】実施例8.次にこの発明の実施例8を図に
ついて説明する。この実施例8はこの発明の情報処理装
置の機能を活用できる請求項7に記載のバスマスターに
関するものであり、その概要構成は従来のバスマスター
と同じ図10で示される。図8はそのシステムインター
フェース機構302の構成例を示すブロック図であり、
この実施例6では、バスマスターが一旦バスを獲得する
とバスを解放せずに連続してバスアクセスできる機能
を、バス連続獲得要求信号を用いて実装している。図8
において、400はバス分割をサポートしたバス獲得要
求機構であり、401はそのバス獲得制御回路、402
は同じくバス解放要求回路である。403はシステムア
クセス要求信号、404はバス解放要求信号であり、4
05はバス獲得通知信号である。406はこのシステム
アクセス要求信号403、バス獲得通知信号405、お
よびマスタデバイス301からのコマンド信号305に
基づいてバスアクセスを制御するアクセス制御機構であ
る。
【0070】また、407a,407b,・・・はウイ
ンドウ用レジスタ323a,323b,・・・に登録さ
れているバス分割要求ビット、408a,408b,・
・・はウインドウ用レジスタ323a,323b,・・
・に登録されているバス連続獲得要求ビットであり、4
09はバス分割要求ビット選択用のマルチプレクサ、4
10はバス連続獲得要求ビット選択用のマルチプレクサ
である。411はマルチプレクサ409によって選択さ
れたバス分割要求ビットであり、412はマルチプレク
サ410によって選択されたバス連続獲得要求ビットで
ある。413は選択されたバス分割要求ビット411を
ラッチしてバス分割要求信号110を出力するバス分割
要求機構としてのバス分割要求信号用のラッチ回路であ
る。414は選択されたバス連続獲得要求ビット412
をラッチするバス連続獲得要求信号用のラッチ回路であ
り、415はラッチ回路414より出力されるバス連続
獲得要求信号である。その他の構成要素は、既に紹介さ
れているのでその説明を省略する。
【0071】なお、バス分割機能やバス解放機能を活用
するためには、この発明の請求項1に記載の情報処理装
置を用いて、バス分割要求信号110やバス解放要求信
号111を接続しておかなければならない。
【0072】次に、動作について説明する。この発明の
情報処理装置の機能を活用できるバスマスターも、従来
のバスマスターと同様に、自身のアドレス空間にシステ
ムへのアクセス用のウインドウを幾つか持っており、そ
のウインドウのバンクアドレスをウインドウ用レジスタ
323a,323b,・・・に予めソフトウェアにて登
録しておく。また、ウインドウ用レジスタ323a,3
23b,・・・は、バス分割要求ビットとバス連続獲得
要求ビットも持っており、各々のウインドウを通してシ
ステムの拡張バスにアクセスする場合のバス分割要求や
バス連続獲得要求を登録しておける。マスターデバイス
301がどれかのウインドウにアクセスを発生すると、
デコード回路320がそのアクセスをデコードしてシス
テムアクセス要求信号403とウインドウ選択信号32
5を駆動する。マルチプレクサ326,409,410
はウインドウ選択信号325の内容によりウインドウ用
レジスタを選択してその内容をバンクアドレス327、
バス分割要求ビット411、およびバス連続獲得要求ビ
ット412に出力する。ラッチ回路413と414は、
ゲート信号をシステムアクセス要求信号403としてお
り、マスターデバイス301からシステムへのアクセス
が発生するたびにバス分割要求ビット411とバス連続
獲得要求ビット412をラッチしてバス分割要求信号1
10とバス連続獲得要求信号415として出力する。
【0073】このバスマスターがバスを獲得していない
状態でデコード回路320がシステムアクセス要求信号
403が発生し、バス解放要求回路402からバス解放
要求信号404が送出されていなければ、バス獲得制御
回路401はシステムのバス獲得要求信号309を出力
する。システムがバスを解放しバスマスターへバス獲得
アクノリッジ信号310を駆動すると、バス獲得制御回
路401はバス獲得通知信号405を出力して、アクセ
ス制御機構406とインターフェースバッファ制御回路
322にシステムの拡張バス上でのサイクルを実行させ
る。アクセス制御機構406は、システムアクセス要求
信号403が発生しており、かつバス獲得通知信号40
5が発生していないときは、マスターデバイスのレディ
信号306をインアクティブにしてマスターデバイスの
アクセスをウエイトさせる。その後、バス獲得通知信号
405が発生すると、アクセス制御機構406は必要な
タイミングを取ってシステムのコマンド信号311を駆
動する。この時、インターフェースバッファ制御回路3
22もデータバッファ制御信号314とアドレスバッフ
ァ制御信号328を出力してシステムの拡張バス上での
アクセスが実行される。アクセス対象デバイスが応答可
能になると、アクセス制御機構406はシステムのレデ
ィ信号312の状態をマスターデバイスのレディ信号3
06に出力してマスターデバイス301にアクセスの完
了タイミングを通知する。
【0074】アクセスが完了してシステムアクセス要求
信号403がインアクティブになったとき、バス解放要
求回路402からバス解放要求信号404が出力されて
いるか、もしくはバス連続獲得要求信号用ラッチ回路4
14のバス連続獲得要求信号415が出力されていなけ
れば、バス獲得制御回路401はシステムのバス獲得要
求信号309をインアクティブにしてバスを解放する。
バス解放要求信号404が出力されておらずかつバス連
続獲得要求信号415が出力されていれば、バス獲得制
御回路401はシステムのバス獲得要求信号309を出
力し続け、次のシステムの拡張バスへのアクセスに備え
る。一定時間待った後システムの拡張バスへのアクセス
が発生しなければ、バス獲得制御回路401は自動的に
システムのバス獲得要求信号309をインアクティブに
してバスを解放する。バス解放要求回路402は、シス
テムからのバス解放要求信号111を受けるとバス解放
要求信号404を出力して、バス獲得制御回路401に
バスの解放を要求する。
【0075】また、次のバスアクセスが前回のバスアク
セスと違ったウインドウを通ることによりバス分割要求
ビット411やバス連続獲得要求ビット412の状態が
変化すると、バス解放要求回路402はバス解放要求信
号404を出力して、次のバスアクセスがシステムの拡
張バス上で実行される前に一旦バスを解放することを要
求する。バス獲得制御回路401はこのバス解放要求信
号404を受けて一旦バスを解放した後、再びバスを獲
得し直して次のバスアクセスを実行する。
【0076】なお、この実施例において、バス解放要求
信号111をサポートしていないものが、請求項6に記
載の発明に係る情報処理装置におけるバスマスターの実
施例となる。
【0077】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、一般的なシステムを基本にシステム状態制御機
構、アービトレーション機構、デバイス位置識別機構、
およびバス接続・分割機構を付加するように構成したの
で、バスマスターがバス分割して別バスを獲得している
間もCPUがホールドされず、一般的なシステムのアー
キテクチャを崩さずにシステムパフォーマンスとフレキ
シビリティに富んだ情報処理装置を得ることができる効
果がある。
【0078】また、請求項2に記載の発明によれば、さ
らにバス解放要求機構を付加するように構成したので、
バス分割してSBUSを獲得しているバスマスターがC
PUのSBUSアクセスを無視してSBUSを獲得し続
けることがなくなり、システムパフォーマンスに富んだ
情報処理装置を得ることができる効果がある。
【0079】また、請求項3に記載の発明によれば、ア
ービトレーション機構に、バス分割を伴うバス獲得要求
を含めた制御機構と、プライオリティ制御機構を持たせ
るように構成したので、CPUとバスマスターによる並
列バスアクセスが可能になり、一般的なシステムのアー
キテクチャを崩さずにシステムパフォーマンスを向上さ
せる効果がある。
【0080】また、請求項4に記載の発明によれば、M
BUSとSBUSの間のデータバッファにデータスワッ
プ機能を持たせ、SBUSアクセス予備信号を検出して
MBUSのデバイスデータ幅識別信号を制御するデバイ
スデータ幅識別信号制御回路を付加するように構成した
ので、MBUSが接続されたシステムからMBUS上の
16ビットデバイスに対してもアクセスでき、さらに、
SBUS上のデバイスへのアクセスの可能性が発生した
時点でMBUSのデバイスデータ幅識別信号が駆動され
て、デバイスデータ幅識別信号の駆動が遅いSBUS上
のデバイスに対してもアクセス可能となり、MBUSが
接続されるシステムからMBUSとは異なる規格のデバ
イスにもアクセスできる効果がある。
【0081】また、請求項5に記載の発明によれば、シ
ステム状態信号を検出してSBUSの状態を認識するこ
とにより、MBUSが接続されたシステムからSBUS
上のデバイスへのアクセスを、バスマスターがSBUS
を解放した状態で実行されるように構成したので、マル
チバスマスター構成が可能となり、システムの性能向上
が期待できる効果がある。
【0082】また、請求項6に記載の発明によれば、バ
スマスターにバス分割要求機構を持たせるように構成し
たので、請求項1に記載した発明に係る情報処理装置の
バス分割機能を活用することが可能となり、システムパ
フォーマンスを向上させる効果がある。なお、このバス
マスターはバス分割機能をサポートしていない一般の情
報処理装置に使用することも可能である。
【0083】また、請求項7に記載の発明によれば、バ
スマスターのバス獲得機構にバス解放要求に対応する機
能を持たせるように構成したので、この発明の請求項2
に記載の情報処理装置とともに用いれば、CPUのSB
USアクセスを無視してバスマスターがSBUSを獲得
し続けることがなくなるため、システムパフォーマンス
を向上させる効果がある。またこのバスマスターはバス
解放要求信号接続しなければ、一般の情報処理装置にも
使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による情報処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例2によるアービトレーション
機構の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例3によるアービトレーション
機構の構成を示すブロック図である。
【図4】上記実施例によるアービトレーション機構を用
いた情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施例4によるアービトレーション
機構の構成を示すブロック図である。
【図6】上記実施例によるアービトレーション機構を用
いた情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図7】この発明の実施例5によるバス接続・分割機構
の構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施例8によるバスマスターのシス
テムインターフェース機構の構成を示すブロック図であ
【図9】従来の情報処理装置を示すブロック図である。
【図10】従来のバスマスターを示すブロック図であ
る。
【図11】従来のバスマスターのシステムインターフェ
ース機構を示すブロック図である。
【図12】従来のバス接続・分割機構を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 上位バイトデータバス 2 下位バイトデータバス 3 アドレスバス 21 上位バイトデータバス 22 下位バイトデータバス 23 アドレスバス 31 上位バイトデータバッファ 32 下位バイトデータバッファ 33 アドレスバッファ 35 レディ信号変換回路 36 コマンド信号変換回路 37 バッファ制御回路 41 データスワップバッファ 42 デバイスデータ幅識別信号制御回路 45 ウエイト制御回路 46 コマンド信号制御回路 1011 CPU 106 MBUS(ISAバス) 107 バスマスター 108 バスマスター 109 バスマスター 112 SBUS 115 システム状態制御機構 116 アービトレーション機構 117 デバイス位置識別機構 118 バス接続・分割機構 122 バス解放要求機構 201 プライオリティ制御機構 203 制御機構 301 マスターデバイス 400 バス獲得要求機構 413 バス分割要求機構(バス分割要求信号用のラッ
チ回路)
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来のマルチバスマスター構成の情報処
理装置の一例として、業界標準アーキテクチャとして広
く普及しているIBM PC/ATのアーキテクチャ
(以下ISAという)を示す。図9は、ISAシステム
でのマルチバスマスター構成の主要要素を示すブロック
図である。図において、101は、ISAシステムの基
本構成であるCPUブロックであり、1011はそのC
PU、1012はDMAコントローラ、1013はCP
U1011のローカルバス1014とISAシステムの
拡張バス(以下ISAバスという)106とを接続する
バッファ、1015はDMAコントローラ1012から
CPU1011へのホールド要求信号、1016はCP
U1011からのDMAコントローラ1012へのホー
ルドアクノリッジ信号である。102はバスマスター1
07からDMAコントローラ1012へのバス獲得要求
信号であるDRQx、103はDMAコントローラ10
12からバスマスター107へのバス獲得アクノリッジ
信号である−DACKxである。このようなISAシス
テムでは、バスマスター107がDRQx102を発生
すると、DMAコントローラ1012は必ずCPU10
11をホールドしてから−DACKx103を発生して
バスマスター107にバス獲得を許可していた。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報処理装置は
以上のように構成されているので、マルチバスマスター
がISAバス106上のデバイスにアクセスするには、
CPU1011が必ずホールドされねばならず、システ
ムのパフォーマンスを十分に引き出せないという問題点
があり、また、バス接続・分割機構118も上記のよう
に構成されているので、別バス上の対象デバイスがデバ
イスデータ幅識別信号変換回路34を通してビット幅に
応じてISAバスのデバイスデータ幅識別信号4を駆動
する必要があり、別バスのデバイスデータ幅識別信号2
4の駆動がISAシステムのタイミングに合致しない別
バスのデバイスにはアクセスすることができず、また別
バス上のデバイスがCPUやISAバス上のバスマスタ
からのアクセスに即座に応答する必要があるため、別
バス上にバスマスターを配置することができないなどの
問題点があり、さらに、バスマスターも分割を要求する
機能を備えていないため、バス分割機能を十分に活用す
ることができず、バスを獲得するとCPU1011を必
ずホールドしてしまうという問題点があった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項1に記載の発明は、上記のような問
題点を解消するためになされたものであり、標準システ
に必要な機構を付加するだけでシステムパフォーマン
スとフレキシビリティと汎用性に富んだ情報処理装置を
得ることを目的とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、請求項4および5に記載の発明は、
請求項1に記載の情報処理装置のバス接続・分割機能を
実現するためのバス接続・分割機構を提供し、別バスの
16ビットデバイスやデバイスデータ幅識別信号の駆動
が、ISAバスのタイミングに合致しない別バスのデバ
イスに対しても、CPUやISAバス上のバスマスター
からアクセスでき、また、別バス上にバスマスターを配
置しても、CPUやISAバス上のバスマスターから別
バス上のデバイスにアクセス可能な情報処理装置を得る
ことを目的とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また、請求項6に記載の発明は、別バス上
のデバイスにアクセスする場合にはバス分割要求を発生
し、バスを分割してCPUとバスマスターの並列バスア
クセスを可能にすると共に、別バス上に搭載されたバス
マスターにとって有効となるバスマスターを得ることを
目的とする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、請求項7に記載の発明は、さらに、
別バス解放要求が発生するとその要求を検出して一旦バ
スを解放し、必要であれば再びバス獲得要求を発生して
バスを獲得することが可能であり、さらに、別バス上に
搭載されたバスマスターにとって有効となるバスマスタ
ーを得ることを目的とする。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る情報処理装置は、バスの使用権を管理してMBUS
とSBUSの分割をサポートするアービトレーション機
バスマスターからのバス獲得要求とアービトレーシ
ョン機構からのバス分割要求とを受信してシステムの状
態遷移を制御するシステム状態制御機構、システム状態
制御機構からのシステム状態信号を受けてMBUSとS
BUSの接続・分割を行うバス接続・分割機構、およ
び、MBUSおよびSBUS上の全デバイスアドレスを
記憶し、それを実際のバス上のアドレスと比較してアク
セス対象デバイスがMBUS上かSBUS上にあるのか
を識別するデバイス位置識別機構を設けたものである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】また、請求項4に記載の発明に係る情報処
理装置は、動的なバスサイジング機能を持ったバスの情
報処理装置に適用されるもので、そのバス接続・分離機
構に、MBUSに接続されるSBUS上で、上位バイト
データバスと下位バイトデータバスのデータの入れ換え
を行うデータスワップバッファと、SBUSアクセス予
備信号を検出し、ISAシステムからSBUSへのアク
セスが発生する可能性があることを察知すると、MBU
Sのデバイスデータ幅識別信号を駆動するデバイスデー
タ幅識別信号制御回路を持たせたものである。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】また、請求項5に記載の発明に係る情報処
理装置は、動的なバスサイジング機能を持ったバスの情
報処理装置に適用されるもので、そのバス接続・分離機
構は、さらに、システム状態識別機構が駆動するシステ
ム状態信号とデバイス位置識別機構が駆動するSBUS
アクセス発生信号に従って当該アクセスのウエイトを制
御するウエイト制御回路と、前記システム状態信号とS
BUSアクセス発生信号に従ってSBUSのコマンド信
号を制御するコマンド信号制御回路を持たせたものであ
る。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【作用】請求項1に記載の発明におけるシステム状態制
御機能は、アービトレーション機能からのバス分割要求
により、現在MBUS上で発生しているバスアクセスが
SBUSへのアクセスでなければバス分割状態に遷移し
てバス接続・分割機能にバス分割を行わせ、現在MBU
S上で発生しているバスアクセスがSBUSへのアクセ
スであれば、そのアクセスが終了した後にバス分割状態
に遷移し、バス分割状態では、SBUS上のバスマスタ
ーがSBUS上のデバイスにアクセスしている間もMB
US側のCPUやバスマスターはMBUS上のデバイス
にアクセス可能とし、バス分割状態でMBUS側のCP
UやバスマスターがSBUS上のデバイスへのアクセス
を発生すると、SBUS上のバスマスターがSBUSを
解放するまでバス接続・分割機能にそのアクセスをウエ
イトさせ、バス分割要求が終了して次の状態に遷移する
とき、MBUS側のCPUやバスマスターからのSBU
S上デバイスアクセスがウエイトされていなければバス
接続タイミング調整状態を経て元のノーマル状態に戻
し、SBUS上デバイスアクセスがウエイトされていれ
ばそのウエイトされたアクセスを処理する状態に遷移さ
せて処理後ノーマル状態に戻し、また、デバイス位置識
別機能は、MBUSもしくはSBUS上の全てのデバイ
スアドレスを記憶するデバイス位置記憶レジスタにユー
ザが予めアドレスを記憶させておくことにより、その記
憶されたアドレスと実際のバスアクセスのアドレスを照
合し、実際のバスアクセスがMBUS上のデバイスに対
するものかSBUS上のデバイスに対するものかを識別
する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】また、請求項3に記載の発明における制御
機構は、プライオリティ制御機構が、MBUS上のバス
マスターからのバス分割を伴わないバス要求やDMA要
求、SBUS上のバスマスターからのバス分割を伴わな
いバス要求やDMA要求もしくはバス分割を伴うバス要
求やDMA要求などの全てのバス獲得要求を入力し、そ
れらを予め決められたプライオリティ制御則に基づいて
制御して選択したバス獲得要求を出力し、そのバス獲得
要求が、MBUS上のバスマスターからのバス要求やD
MA要求もしくはSBUS上のバスマスターからのバ
ス分割を伴わないバス要求やDMA要求などのバス分
割を伴わないバス獲得要求である場合には、CPUにホ
ールド要求を発生し、CPUからのホールドアクノリッ
ジを受けてバスマスターにバス獲得アクノリッジを発生
し、入力された前記バス獲得要求が、SBUS上のバス
マスターからのバス分割を伴うバス獲得要求である場合
は、MBUS上のCPUやバスマスターがSBUS上の
デバイスにアクセスしていない時はすぐにシステム状態
制御機構にバス分割状態への遷移を要求するとともに、
CPUにホールド要求を出さずにバスマスターにバス獲
得アクノリッジを発生し、MBUS上のCPUやバスマ
スターがSBUS上のデバイスにアクセスしている時
は、そのアクセスが終了するまでプライオリティ制御機
構からのバス獲得要求をウエイトさせて、そのアクセス
終了後にシステム状態制御機構にバス分割状態への遷移
を要求するとともに、CPUにホールド要求を出さずに
バスマスターにバス獲得アクノリッジを発生する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】また、請求項4に記載の発明におけるデバ
イスデータ幅識別信号制御回路は、デバイス位置識別機
構からのSBUSアクセス予備信号によりCPUもしく
はMBUSのバスマスターからSBUS上のデバイスへ
のアクセスが発生する可能性があることを認知するやい
なや、アクセス対象デバイスの実際のデバイスデータ幅
に関係なくMBUSのデバイスデータ幅識別信号を駆
することにより、SBUSのアクセス対象デバイスの実
際のデバイスデータ幅を意識することなく、MBUSの
アクセスサイクルを実行することを可能とする。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】また、請求項5に記載の発明におけるウエ
イト制御回路は、CPUもしくはMBUSのバスマスタ
からSBUSへのアクセスが発生した場合、システム
状態制御機能からのシステム状態信号によりSBUSの
状態を識別し、SBUSがSBUS上のバスマスター等
から解放されてアクセス可能な状態(ノーマル状態)に
なり、対象デバイスへのアクセスサイクルが実行できる
までMBUSのレディ信号をインアクティブにして、
PUもしくはMBUS上のバスマスターからのアクセス
をウエイトさせ、そして、コマンド信号制御回路がSB
USのコマンド信号を制御することにより、SBUS上
にバスマスターが配置されていても、SBUS上のデバ
イスへのアクセスを可能とする。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】115はこの発明の情報処理装置のシステ
ム状態の遷移を制御するシステム状態制御機構であり、
116はバスの使用権の調停を行ってISAバス(MB
US)106とSBUS112の分割をサポートするア
ービトレーション機構である。117はISAバス10
6とSBUS112上の全てのデバイスアドレスを記憶
し、記憶されたアドレスと実際のバス上のアドレスを比
較して、アクセス対象デバイスがISAバス106上に
あるかSBUS112上にあるかを識別するデバイス位
置識別機構であり、118はシステム状態制御機構11
の制御によってISAバス106とSBUS112の
接続・分割を制御するバス接続・分割機構である。11
9はシステム状態制御機構115からバス接続・分割機
構118に送られるシステム状態信号、120はアービ
トレーション機構116からシステム状態制御機構11
5に送られるバス分割状態への遷移要求信号であり、1
21はISAバス106上のアクセスがSBUS112
上のデバイスに対するアクセスであることを示すSBU
Sアクセス発生信号である。122はこのSBUSアク
セス発生信号121を検出してバス解放要求信号111
を出力するバス解放要求機構である。なお、バス分割機
能やバス解放要求機能を活用するために、バスマスター
を用いて、バス分割要求信号110やバス解放要求信号
111を接続している。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】次に動作について説明する。まず、バス分
割の手順を述べる。バスマスター109があるレベルの
バス分割要求信号110とともに同じレベルのバス獲得
要求信号113をアービトレーション機構116に出力
し、アービトレーション機構116はそのバス獲得要求
信号113に対してバス獲得を認めると、バス獲得アク
ノリッジ信号114をバスマスター109に返送し、バ
ス分割状態への遷移要求信号120をシステム状態制御
機構に出力する。システム状態制御機構115はこのバ
ス分割状態への遷移要求信号120を受けてシステム状
態をバス分割状態に遷移させ、バス分割状態を示すシス
テム状態信号119をバス接続・分割機構118に出力
する。バス接続・分割機構118はこのバス分割状態を
示すシステム状態信号119を受けてMBUSであるI
SAバス106とSBUS112とを分割する。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】次にバス分割中にCPUブロック101も
しくはバスマスター107からSBUS112上デバイ
スへのアクセスが発生した場合のシステムの動作につい
て説明する。デバイス位置識別機構117は常にISA
バス106上のサイクルを検出しており、ISAバス1
06上でSBUS112上デバイスへのアクセスが発生
すると、デバイス位置識別機構117はSBUSアクセ
ス発生信号121を出力し、バス接続・分割機構118
がそのアクセスをウエイトさせ、バス解放要求機構12
2がバス解放要求信号111を出力する。バスマスター
109は、バス獲得の必要がなくなるか、もしくはバス
解放要求信号111を受けると、アクセスサイクルを終
了してからバス分割要求信号110とバス獲得要求信号
113をインアクティブにしてSBUS112を解放す
る。SBUS112が解放されると、アービトレーショ
ン機構116はバス分割状態への遷移要求信号120を
インアクティブにし、システム状態制御機構115はウ
エイトされているISAバス106側のアクセスをSB
US112上で実行するステートにシステム状態を遷移
させる。そのシステム状態信号119を受けて、バス接
続・分割機構118はバスを接続し、ISAバス106
側でウエイトされているアクセスのSBUS112上で
のアクセスを発生し、デバイスが応答可能になるとウエ
イトを解除してSBUS112上のレディ信号をISA
バス106上に出力する。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】次に動作について説明する。まず、ISA
システムから別バス上のデバイスにアクセスする場合
の、ISAバスのレディ信号5の処理について説明す
る。システムがバス分割とは無関係な状態のときにIS
Aシステムから別バス上デバイスにアクセスが発生する
と、ISAシステムのレディ信号5を別バスのレディ信
号25と等しくする。バスマスターによるバス分割など
により、ISAシステムから別バス上デバイスへのアク
セスが別バス側で即座に実行できない場合、ウエイト制
御回路45はシステム状態信号119によってそれを
知し、ISAバスのレディ信号5をインアクティブに駆
動してISAバスのサイクルをウエイトさせる。バスマ
スターが別バスを解放する等により、ISAシステムか
ら別バスへのアクセスが実行可能になると、ウエイト制
御回路45はアクセス対象デバイスがアクセス可能にな
るまでISAバスのレディ信号5をインアクティブに保
ち、その後アクセス対象デバイスが駆動する別バスのレ
ディ信号25に応じて、ISAバスのレディ信号5を駆
動する。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】また、8ビットデバイスに対するワードア
クセス時には、ISAバス上は16ビットデバイスに対
するワードアクセスの場合と同様になる。別バス上では
2回の下位バイトデータアクセスが行われ、ISAバス
と別バスの間に位置するこの実施例のバス接続・分割機
構により、両バス間のアクセスの整合性をとる。すなわ
ち、ISAバス側で発生したワードアクセスは別バス側
では2回のバイトアクセスに変換され、リードアクセス
を行う場合、1回目のアクセスでは別バス上の偶数アド
レスのバイトデータを下位バイトデータバッファ32に
ラッチする。そして2回目のアクセスではこの下位バイ
トデータバッファ32にラッチされたデータをISAバ
ス上の下位バイトデータバス2に出力するとともに、上
位バイトデータバッファ31とデータスワップバッファ
41をオンにして、別バス上の奇数アドレスのバイトデ
ータをISAバス上の上位バイトデータバス1に出力し
て、ISAバスがワードアクセスを実行する。一方、ラ
イトアクセスを行う場合、1回目のアクセスでは下位バ
イトデータバッファ32をオンにし、ISAバス側の下
位バイトデータを別バス側の下位バイトデータバス22
に出力して偶数アドレスに書き込む。2回目のアクセス
では上位バイトデータバッファ31とデータスワップバ
ッファ41をオンにし、ISAバス側の上位バイトデー
タを別バス側の下位バイトデータバス22に出力して奇
アドレスに書き込む。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】実施例8.次にこの発明の実施例8を図に
ついて説明する。この実施例8はこの発明の情報処理装
置の機能を活用できる請求項7に記載のバスマスターに
関するものであり、その概要構成は従来のバスマスター
と同じ図10で示される。図8はそのシステムインター
フェース機構302の構成例を示すブロック図であり、
この実施例6では、バスマスターが一旦バスを獲得する
とバスを解放せずに連続してバスアクセスできる機能
を、バス連続獲得要求信号を用いて実装している。図8
において、400はバス解放をサポートしたバス獲得要
求機構であり、401はそのバス獲得制御回路、402
は同じくバス解放要求回路である。403はシステムア
クセス要求信号、404はバス解放要求信号であり、4
05はバス獲得通知信号である。406はこのシステム
アクセス要求信号403、バス獲得通知信号405、お
よびマスタデバイス301からのコマンド信号305に
基づいてバスアクセスを制御するアクセス制御機構であ
る。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】なお、バス分割機能やバス解放機能を活用
するためには、この発明の請求項1に記載の情報処理装
置を用いて、システム本体にバス分割要求信号110や
バス解放要求信号111を接続しておかなければならな
い。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】また、請求項4に記載の発明によれば、M
BUSとSBUSの間のデータバッファにデータスワッ
プ機能を持たせ、SBUSアクセス予備信号を検出して
MBUSのデバイスデータ幅識別信号を制御するデバイ
スデータ幅識別信号制御回路を付加するように構成した
ので、CPUもしくはMBUS上のバスマスターから
BUS上の16ビットデバイスに対してもアクセスで
き、さらに、SBUS上のデバイスへのアクセスの可能
性が発生した時点でMBUSのデバイスデータ幅識別信
号が駆動されるので、デバイスデータ幅識別信号の駆動
が遅いSBUS上のデバイスに対してもアクセス可能と
なり、CPUもしくはMBUS上のバスマスターからM
BUSとは異なる規格のバス上のデバイスにもアクセス
できる効果がある。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】また、請求項5に記載の発明によれば、シ
ステム状態信号を検出してSBUSの状態を認識するこ
とにより、CPUもしくはMBUS上のバスマスター
らSBUS上のデバイスへのアクセスを、バスマスター
がSBUSを解放した状態で実行されるように構成した
ので、マルチバスマスター構成が可能となり、システム
の性能向上が期待できる効果がある。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】また、請求項6に記載の発明によれば、バ
スマスターにバス分割要求機構を持たせるように構成し
たので、請求項1に記載した発明に係る情報処理装置の
バス分割機能を活用することが可能となり、システムパ
フォーマンスを向上させる効果がある。なお、このバス
マスターはバス分割機能をサポートしていない一般の情
報処理装置に使用することも可能であり、その場合バス
分割要求機能は無視される。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】また、請求項7に記載の発明によれば、バ
スマスターのバス獲得機構にバス解放要求に対応する機
能を持たせるように構成したので、この発明の請求項2
に記載の情報処理装置とともに用いれば、CPUのSB
USアクセスを無視してバスマスターがSBUSを獲得
し続けることがなくなるため、システムパフォーマンス
を向上させる効果がある。またこのバスマスターはバス
解放要求信号接続しなければ、一般の情報処理装置に
も使用できる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接続・分割される第1バスおよび
    第2バスと、前記第1バスに搭載された当該情報処理装
    置のシステム全体のメインとなるプロセッサと、前記第
    1バスと第2バスのそれぞれに少なくとも1つ搭載され
    たバスマスターと、前記第1バスと第2バスの使用権を
    管理して、前記第1バスと第2バスの分割をサポートす
    るアービトレーション機構と、前記バスマスターからの
    バス獲得要求と前記アービトレーション機構の駆動する
    バス分割要求を受信して、当該情報処理装置のシステム
    情報の遷移を制御するシステム状態制御機構と、前記シ
    ステム状態制御機構の駆動するシステム状態信号によっ
    て前記第1バスと第2バスの接続・分割を行うバス接続
    ・分割機構と、前記第1バスおよび第2バス上の全ての
    デバイスアドレスを記憶し、記憶された前記アドレスと
    実際のバス上のアドレスを比較して、アクセス対象デバ
    イスが前記第1バス上にあるか第2バス上にあるかを識
    別するデバイス位置識別機構とを備えた情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記プロセッサもしくは前記第1バスに
    搭載されたバスマスターからの前記第2バスのバス獲得
    要求を検出し、バス分割して前記第2バスを獲得してい
    るバスマスターに対して当該第2バスの解放要求を発生
    するバス解放要求機構を付加したことを特徴とする請求
    項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記アービトレーション機構が、前記第
    1バスおよび第2バスの分割を伴うバス獲得要求を含め
    た全てのバス獲得要求を予め決められたプライオリティ
    制御則に従って選択するプライオリティ制御機構と、前
    記プライオリティ制御機構が選択したバス獲得要求と、
    前記デバイス位置識別機構の駆動する第2バスアクセス
    発生信号を受けて、プロセッサのホールド要求、バス獲
    得要求アクノリッジの発生、およびバス分割状態への遷
    移要求を行う制御機構とを具備することを特徴とする請
    求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記バス接続・分割機構が、互いに接続
    される前記第1バスと第2バスのアドレスバス間を接続
    するアドレスバッファと、前記第1バスと第2バスの上
    位バイトデータバス間を接続する上位バイトデータバッ
    ファと、前記第1バスと第2バスの下位バイトデータバ
    ス間を接続する下位バイトデータバッファと、前記第2
    バス上で前記上位バイトデータバスのデータと下位バイ
    トデータバスのデータとを入れ換えるデータスワップバ
    ッファと、前記アドレスバッファ、上位バイトデータバ
    ッファ、下位バイトデータバッファ、およびデータスワ
    ップバッファの制御を行うバッファ制御回路と、前記デ
    バイス位置識別機構の駆動する第2バスアクセス発生信
    号の一種である第2バスアクセス予備信号を検出する
    と、前記第1バスのデバイスデータ幅識別信号をアクテ
    ィブにするデバイスデータ幅識別信号制御回路と、前記
    第2バスのレディ信号を前記第1バスのレディ信号に変
    換するレディ信号変換回路と、前記第1バスのコマンド
    信号を前記第2バスのコマンド信号に変換するコマンド
    信号変換回路とを具備することを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記バス接続・分割機構に、前記システ
    ム状態制御機構の駆動するシステム状態信号と前記デバ
    イス位置識別機構の駆動する第2バスアクセス発生信号
    に従って前記第1バス上のレディ信号の制御を行って、
    前記アクセスのウエイトを制御するウエイト制御回路
    と、前記システム状態信号および第2バスアクセス信号
    に従って前記第2バスのコマンド信号の制御を行うコマ
    ンド信号制御回路とを付加するとともに、前記バス接続
    ・分割機構の前記バッファ制御回路が、前記システム状
    態信号、前記第2バスアクセス発生信号、前記第2バス
    のデバイスデータ幅識別信号、および前記第2バスのコ
    マンド信号より、前記アドレスバッファ、上位バイトデ
    ータバッファ、下位バイトデータバッファ、およびデー
    タスワップバッファを制御するための制御信号を生成す
    ることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記バスマスターが、当該バスマスター
    のマスターデバイスが前記第2バス上のデバイスにアク
    セスする際、前記バス分割要求を発生するバス分割要求
    機構と、前記バス分割要求機構へのバス分割要求ビット
    の状態が変化した場合、そのバスアクセスをウエイトさ
    せて獲得していたバスを一旦解放させ、その後再度バス
    獲得要求を発生するバス獲得要求機構を具備することを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記バス獲得要求機構が、前記バス解放
    要求機構からのバス解放要求を検出して自身のバス獲得
    要求を一時中断する機能を有することを特徴とする請求
    項6に記載の情報処理装置。
JP4299173A 1992-06-08 1992-10-13 情報処理装置 Pending JPH0660015A (ja)

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