JPH0659947U

JPH0659947U - 無停車フリーパス信号発信器

Info

Publication number: JPH0659947U
Application number: JP860293U
Authority: JP
Inventors: 収義大東
Original assignee: 収義大東
Priority date: 1993-01-25
Filing date: 1993-01-25
Publication date: 1994-08-19

Abstract

(57)【要約】【目的】高速道路の料金所などでは一時停車して、現
金または回数券で料金を徴収しているので、渋滞の一因
となっているから、無停車で連続通過を認め、料金は後
日一括徴収することを可能とし、料金所の慢性的渋滞を
解消することを目的とするものである。【構成】クロックパルス発信器、アドレスカウンタ
ー、ＲＯＭ、ＡＭＰ、赤外線発光光器などで構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は有料道路の料金所等において、一括後払いを希望する車両に対し登録し、通過料金を後払いで一括納入させる場合に使用される。又は官庁などに於て特定の門を、特定の職員のみの通行を認める場合にも利用することも出来ます。

【０００２】

【従来の技術】

従来の有料道路の料金所では、そのゲート通過の際、車両を一時停車させ、現金又は回数券などで料金を支払はせているので、後続車も一時停車待機を余儀なくされて、高速道路料金所の慢性的な交通渋滞の一因となっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

有料道路ではゲート通過の際現金または回数券などで支払いを求めているので、一時停車を必要とし、前車が料金の支払いを済ませゲートが通過できるまで、後続の車両は一時停車して待機する必要があり、渋滞の一因と成っている。若し連続無停車でゲートを通過させ、然も料金を確実、無事に徴収出来る方法が取れれば、一時停車に基ずく渋滞は軽減出来る他、監視要員を減員出来るので有利である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

無停車で連続ゲートの通過を認めることになると、ゲート通過の時確実正確に規定の料金を受け取ることは困難となる他、多数のゲートを通過する者の中には不正を働く不心得も出てくるので、各種の予防手段を講じておく必要がある。例えば無停車連続通過を認める場合、通過記録を正確に取り、一括後払いを求めることになるが、料金を滞納する場合には、支払いを完了する迄ゲートの通過を差し止める処置ができるようにする必要を生ずる。

【０００５】又有料道路を利用する機会の少ない者の中には、契約手続が面倒のため後払いを希望しないものもある筈で、自由に選択できる余地を残しておく必要がある。従って無停車通過を希望するものには、専用のゲートを明らかにして一般通行車と区別しておく必要に迫られる。

【０００６】又この専用のゲートに間違って入った車に対し警報を発したり、一般用ゲートに誘導する措置も必要となると思はれる

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記の諸問題を解決するため、頻繁に有料道路を利用し、無停車のゲート通過を希望し一括後払いを求める者に対し登録を求め、登録番号など必要事項をＲＯＭに設定したフリーパス信号発生器を支給し、料金所の所定場所に接近した時、登録番号信号を発射させ登録車であることを確認された時は、ゲートを開き、登録車でない時はゲートを閉鎖し、警報を発し無登録車用ゲートに誘導する。

【０００８】登録車の場合、登録番号の他にゲート番号、通過日時を記録しおき、後日一括支払いを求めるものとする。若し規定の支払い期限までに支払はれない場合はマークして、支払完了迄通過拒絶措置をとることとします。

【０００９】

【作用】

無停車フリーパス信号発信器は登録番号を設定記憶しているＲＯＭを有しており、別にクロック信号発生回路の信号をアップ、ダウンカウンターに入力して一連の番地を発生してＲＯＭの登録番号を読み出すことが出来るので、読み出された登録番号は必要なレベルまで増幅し、赤外線発生器または電波を変調し、料金所の受信装置に送る。カウンターはアップまたはダウンカウントに設定してあり一連のアドレス番号を発生するとリセットされるよう構成している。

【００１０】料金所ではこの登録番号とそのゲートを通過した日時、料金所識別記号など必要事項を記録し、締め切り日時に料金を集計して登録者に請求する。もし規定の日時までにその料金が支払はれない場合は未納をマークして、フリーパスゲートを通過することを阻止する処置を採ります。

【００１１】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。１図は本考案回路の系統図を示す。１はクロックパルス発信器で、２のアドレスカウンターが、３の起動スイッチがＯＮされた時、ＲＯＭの読み出しに必要なクロックパルスを発生した後、元の状態に戻ります。ＲＯＭより読出された信号は、４のＡＭＰにより増幅され、赤外線発光器を変調し料金所の受信器により登録番号、通過時刻、ゲート番号などと共に記録され、締め切り日に集計され、通過料金を一括請求することになる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は以上説明したように構成されているので、無停車フリーパスを希望する登録者は専用のゲートを無停車で通過できるようになるので、料金所の慢性的な渋滞は軽減されることになり、料金所では後日一括して料金を徴収出来るので、監視要員も縮小できることになります。

【００１３】

【図面の簡単な説明】

【図１】は本考案回路の系統図である。

【符号の説明】

１クロックパルス発娠器２アドレスカウンター３起動スイッチ４ＲＯＭ５ＡＭＰ６赤外線発光器

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】登録番号を記憶したＲＯＭ、とクロック信
号発生回路、カウンター回路、電源回路などで構成さ
れ、無停車専用ゲート前の所定位置に来た時、ＲＯＭの
登録番号を読み出し、赤外線発光器または電波を変調発
射し、ゲートの通過承認を求める無停車フリーパス信号
を発生する発信器。