JPH0659932U

JPH0659932U - 表示装置

Info

Publication number: JPH0659932U
Application number: JP11285991U
Authority: JP
Inventors: 和伸永井
Original assignee: Pentel Co Ltd
Current assignee: Pentel Co Ltd
Priority date: 1991-12-27
Filing date: 1991-12-27
Publication date: 1994-08-19

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】ハンディタ−ミナルに使用した液晶等の小型
のドット表示装置に文字、数字、記号等を見映え良く表
示する。【構成】数字、文字等のフォント構成ドット数の異な
る複数のフォントを同一ドット表示装置に混在させて表
示させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、小型のドット表示装置に文字を表示する方法に関し、特にハンディターミナルに使用した液晶への文字、数字、記号等を表示するものに関する。

【０００２】

【従来技術】

従来、ハンディターミナルの表示装置としての液晶には、アルファベット、数字、カナの表示がなされ、特に漢字表示がなされることが少なかった。例えば、倉庫で在庫管理を行なう場合には、製品符号と数量、商店においては同じ様に製品コードと数量、特に必要に応じてカナ文字も製品名として使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述した従来のハンディターミナルにおいては、製品符号や数量を入力し、表示する場合は非常に有用なものである。しかし、製品名においては、日本語（漢字）を表示する要望があるにもかかわらず表示方法に問題があった。アルファベット、数字、カナ（以下、ＡＮＫ文字という）の他に漢字を表示するには、ＡＮＫ文字は８×８ドット、８×１６ドットの２種類があり漢字については、最小で１６×１６ドット必要であることにより、これらの各文字を同一液晶に表示するのは困難であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、従来の問題点に鑑みなされたもので、数字、文字等のフォント構成ドット数の異なる複数のフォントを同一ドット表示装置に混在して表示する文字表示方法を提案するものである。

【０００５】

【作用】

本考案は、ＡＮＫ文字及び漢字を同一ドット表示装置、特に液晶に表示するために、各文字のフォントの他に、表示位置に関連する属性を各文字に与え、各文字の表示と、消去及び上書きを、スムーズに行なう。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を添付図面にて説明する。図１は液晶に文字を表示した状態を示しており、参照符号１は行番号を示し、参照符号２は桁番号を示している。図２は表示された文字の属性を表すものである。参照符号３は、データビットの番号を示している。図１において、桁０行０にはいわゆる全角の数字「１」が、桁１行０と１には、縦倍角の「Ａ」、桁３、４と行０、１には縦横倍角の「漢」が表示されている。

【０００７】桁０行０の「１」は、８×８ドットの１ブロックを専有している。桁１、行０、１の縦倍角「Ａ」は、８×１６ドットで２つのブロックを専有している。また、桁２、３、行０、１の「漢」は４ブロックを専有している。ここで各文字「１」、「Ａ」、「漢」については、図２に示す１６ビットの属性データの状況を示している。即ち頭の４ビット（１５〜１２）には文字の種類（ドットの種類）、次の４ビット（１１〜８）には図１の液晶の行を表している。残りの１６ビットには、図１の液晶の桁の状況及びその他の状況が記憶されている。

【０００８】先ず始めに、文字を表示する場合について説明すると、液晶の表示する位置にカーソルを移動し、その場で表示する文字コードを入力する。そこで、図２に示した属性データが作成されメモリ（図示せず）に格納されていると共に、カーソルで指示した位置に表示される。縦倍角文字の場合には、カーソルが指示された位置とこの位置に連設した位置に文字が表示され、漢字の場合にはカーソルの位置と連設する右と下及び右下の４ブロックに文字が表示される。

【０００９】縦倍角の文字の場合には、文字の属性は２ブロックに共通のコードを与え表示と共に記憶する。漢字の場合も同様に、４つのブロックに共通のブロックを与え記憶表示する。

【００１０】次に、表示した文字の消去の場合について説明すると、全角文字の場合には問題ないが、縦倍角と漢字の場合には消去を指定するための、カーソルの指定位置に関連した何れかのブロックの表示により、上述した各文字の属性に共通のコードを有するブロックすべてを消去する。

【００１１】上書きする場合で、現在表示されている文字と同一の種類（ドット）の場合は問題ないが、縦倍角における全角文字、漢字に対する全角文字及び縦倍角文字を上書き表示する場合は、何れかのブロックに上書きがなされている時は、上書きされるブロックの他の関連したブロックは、消去される。尚、本実施例においては、属性データを１６ビットに限定するものではなく属性データは、文字の種類、行、桁の少なくとも３種類の情報が表現されているデータであれば、１６ビットに限定するものでえはない。また、本実施例においては、液晶を使用した場合で説明したが、発光ダイオード（ＬＥＤ）を使用したものにも当然適用できるものである。

【００１２】

【考案の効果】

以上、説明した様に本考案によればＡＮＫ文字、縦倍角文字及び漢字の各文字が液晶に見映え良く表示され、消去及び上書きもスムーズに行なわれるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】表示装置の液晶に文字を表示した状態

【図２】表示された文字の属性を示す

【符号の説明】

１行番号２桁番号３デ−タビット番号

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】数字、文字等のフォント構成ドット数の異
なる複数のフォントを同一ドット表示装置に混在して表
示することを特徴とする文字表示方法。