JPH0659632A - 光学的表示装置 - Google Patents

光学的表示装置

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JPH0659632A
JPH0659632A JP4231556A JP23155692A JPH0659632A JP H0659632 A JPH0659632 A JP H0659632A JP 4231556 A JP4231556 A JP 4231556A JP 23155692 A JP23155692 A JP 23155692A JP H0659632 A JPH0659632 A JP H0659632A
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emitting element
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light
emitted
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JP4231556A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Anzai
靖浩 安西
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RKC Instrument Inc
Original Assignee
Rika Kogyo Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 汎用のLEDを用いて分解能の高いバーグラ
フ表示ができるようにする。 【構成】 汎用のLED7を1列状態に配列して複数の
発光素子列9、11を形成する。各LED7は各発光素
子列9、11間で互いにずれるよう配置されている。発
光素子列9からの光軸の途中に反射鏡23を入射光45
°の角度で配置する。発光素子列11からの光軸の途中
に反射鏡25を入射光45°の角度で配置する。反射鏡
23、25は個々のLED7に対応する複数の櫛歯状の
鏡片23a、25aを有しており、互いに交差するよう
に挿入されている。そのため、反射鏡23、25の前面
側から見ると、発光素子列9、11の各LED7からの
発光光が1列状態で見える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学的表示装置に係り、
特に、バーグラフ表示を可能にする光学的表示装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光学的表示装置として
は、発光ダイオード(以下LEDと略す)素子自体いわ
ゆるベアチップを、例えば1.0mm間隔で1列状態で
配列し、図22のように直方体状のケース1内に密封
し、このケース1の下面から突設させた端子ピン3に駆
動信号を加え、端の発光透過部5から順次バーグラフ表
示する構成が商品化されている。そして、このような光
学的表示装置において、バーグラフ表示の分解能を高め
るには、LEDの配列ピッチを狭くして高密度実装すれ
ば対応可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成の光学的表示装置では、バーグラフ表示の分解能
を高めるためにLEDの配列ピッチを狭くすると価格が
高騰する難点があり、小型で安価な例えば調節計等に搭
載するには適当でなかった。しかも、上述した光学的表
示装置は専業メーカによって製造されるのが一般的であ
り、バーグラフ表示の長さや分解能を種々に変更する場
合、一々専業メーカに設計変更を依頼して対応する必要
があり、光学的表示装置を搭載するセットメーカ側にお
いて簡単に対応できない制約があった。本発明はそのよ
うな従来の欠点を解決するためになされたもので、汎用
のLEDを単純に配列して分解能の高いバーグラフ表示
を可能とした安価な光学的表示装置の提供を目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、光軸を同方向に揃えて複数の発光素
子を配列した複数の発光素子列であってそれら発光素子
を各列方向で互いにずらして配列してなる複数の発光素
子列と、少なくとも1列以上のその発光素子列からの発
光光を曲げて各発光素子列からの発光光を同方向の1列
状態に方向変更する方向変更部材とを有する構成となっ
ている。そして、本発明は、発光光が向い合うようにそ
れら複数の各発光素子列を配置し、これらの各発光素子
列の各発光素子に対応しこれからの発光光を1列状態に
反射する反射部材を発光素子列に沿って配列して上記方
向変更部材を形成することが可能である。
【0005】また、本発明は、一の発光素子列を1列状
態の発光方向に向けて形成し、他の発光素子列を1列状
態の発光方向と交差する方向に向けて形成し、その一の
発光素子列の発光素子に対向する部分を空け、他の発光
素子列からの発光光を1列状態の発光方向に反射する反
射部材を配列して上記方向変更部材を形成することが可
能である。さらに、本発明は、上記各発光素子列を同一
平面上に形成し、それら各発光素子列の発光光を1列状
態の発光方向と交差する方向に反射するとともに1列状
態の発光方向に再反射する反射部材を配列して上記方向
変更部材を形成しても良い。
【0006】さらにまた、本発明は、上記各発光素子列
を同一平面上に形成するとともに一の発光素子列を1列
状態の発光方向に向けて形成し、その一の発光素子列の
発光素子に対向する部分を空け、他の発光素子列からの
発光光をその一の発光素子列の光軸方向に反射するとと
もに1列状態の発光方向に再反射する反射部材を配列し
て上記方向変更部材を形成しても良い。そのうえ、本発
明は、上記各発光素子列を複数段に並行形成し、それら
各発光素子列毎にこれからの発光光の入射角度を変えて
配置され、それら各発光素子列からの発光光を1列状態
の発光方向に反射する反射部材を配列して上記方向変更
部材を形成しても良い。
【0007】
【作用】このような手段を備えた本発明では、方向変更
部材が1列以上の発光素子列からの発光光を曲げて各発
光素子列からの発光光を同方向の1列状態に方向変更す
るから、方向変更部材の前面側では全ての発光素子列の
発光素子からの発光光が1列状態で見えることになり、
端の発光素子から順次発光駆動すればバーグラフ表示で
きる一方、各発光素子列自体を分散して配置できる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1(A)および(B)は本発明に係る光学的表示
装置の第1の実施例を示す概略平面図および概略側面図
であり、図2はその要部斜視図である。図1において、
光軸を揃えるようにして複数のLED7を1列状態に配
列した発光素子列9、11は、互いに所定の間隔を置
き、各発光素子列9、11間でLED7を対面させるよ
うに形成されている。各発光素子列9、11を形成する
各LED7は、各発光素子列9、11間で互いにずれる
ようにして支持部材13に固定されている。各LED7
は従来公知の汎用構造となっており、詳細な図示はしな
いが、例えば図1(B)および後述する図7を参考にし
て説明するならば、ブロック状の小さなケース15内に
LED素子(見えない)を内蔵し、そのケース15に駆
動端子17、19を植設し、半球状に突設した発光透過
部21を有している。
【0009】2列の各発光素子列9、11は、個々ばら
ばらのLED7を1列状態に密接配列して形成してもよ
いし、複数のLED7を1列状態に一体化したものであ
っても良く、図3に示すように、各LED7を同一ピッ
チPで互いに半ピッチずつずらせて千鳥状に配列してい
る。図3では発光素子列9、11を平面的に揃えて図示
したが、実際には個々の実施例に合せて位置を変えて配
置される。図1(B)に戻って発光素子列9からの光軸
(正確にはLED7からの光軸)の途中には、発光光の
方向変更部材としての反射鏡23が光軸(矢符)に対し
て入射光45°の角度で配置されている。
【0010】この反射鏡23は、図1(A)、図2およ
び図4に示すように、発光素子列9に沿い個々のLED
7に対応して所定の間隔を置いて配列された複数の櫛歯
状の鏡片23aからなっており、各鏡片23aが発光素
子列11の上側で水平に位置する支持片23bによって
共通支持されている。図2では発光素子列9の図示を省
略したし、発光素子列11についても実際には図1
(A)のようにLED7を連結して配置するが、図示の
便宜上隣合うLED7を離して図示した。反射鏡25は
反射鏡23と同様に方向変更部材として機能するもの
で、発光素子列11に沿い個々のLED7に対応して所
定の間隔を置いて配列されるとともに、反射鏡23にお
ける隣合う鏡片23a間の空隙に交差するように挿入さ
れた複数の櫛歯状の鏡片25aからなっており、各鏡片
25aが発光素子列9の上側で水平に位置する支持片2
5bによって共通支持されている。
【0011】すなわち、反射鏡23、25は、支持片2
3b、25bから屈曲するように延びる鏡片23a間、
25a間の空隙に互いに交差するように挿入され、反射
鏡23によって発光素子列11のLED7が隠される一
方、反射鏡25によって発光素子列9のLED7が隠さ
れるようになっている。そして、反射鏡23の個々の鏡
片23aによって発光素子列9の各LED7からの発光
光が上方に90°屈曲反射され、反射鏡25の個々の鏡
片25aによって発光素子列11の各LED7からの発
光光が発光素子列9からのそれと同一反射方向に屈曲反
射される。
【0012】反射鏡23の個々の鏡片23aは、発光素
子列11の各LED7からの光を遮り、隣合う反射鏡2
5の鏡片25aに反射しないように遮蔽板として機能し
ており、反射鏡25の個々の鏡片25aも発光素子列9
の各LED7に対して同様に機能している。そのため、
反射鏡23、25の前面側から見ると、発光素子列9、
11の各LED7からの発光光が1列状態で見えること
になる。反射鏡23、25は、金属板例えば燐青銅板上
にニッケル−クロムメッキしたり、合成樹脂板例えばA
BS樹脂板や塩化ビニル樹脂板上、又はガラス板の上に
銀箔を熱圧着したり無電解メッキする等し、鏡面加工し
て形成されている。なお、少なくとも鏡片23a、25
aが鏡面加工されていれば良い。
【0013】このような構成の光学的表示装置では、発
光素子列9、11の各LED7からの発光光が反射鏡2
3、25によって同一方向に1列状態で反射して方向変
更され、各LED7からの光軸が1列状態となり、各L
ED7を発光素子列9、11で交互に端から順次点灯駆
動すると、LED7の駆動数に応じたバーグラフ表示が
可能となる。しかも、交互に発光素子列9、11のLE
D7を点灯させると、LED7の配置ピッチPの1/2
ピッチでバーグラフ表示が可能となり、LED7の配置
ピッチの2倍の分解能が得られる。さらに、従来のよう
に複数のベアチップを配列してパッケージした構成と異
なり、汎用のLED7を単に1列状態で複数列に分けて
配列するだけで良いから、構成が簡単で安価となる。
【0014】しかも、市販されている汎用LED7を用
いることが可能となるから、LED7の専業メーカでな
いセットメーカ側でも目的とする表示形態に合せて容易
に変更実施できる。なお、第1の実施例では、発光素子
列9、11からの光軸の途中に反射鏡23、25を入射
光45°の角度で配置したが、反射鏡23、25の配置
角度は任意であり、発光素子列9、11からの光軸を同
方向に方向変更するように反射鏡23、25を配置すれ
ば良い。
【0015】図5は本発明の光学的表示装置を製品化す
る場合の構成を示す概略斜視図であり、上述した支持部
材13として細長い可撓性プリント基板を用い、LED
7を配列して例えば発光素子列9(見えない)、11を
形成したそのプリント基板13を断面コ字状のケース2
7内に湾曲して収納したものである。符号29はケース
27の下面から突出する端子ピンであり、プリント基板
13上のLED7に接続されている。そして、図6に示
すように、そのプリント基板13を覆うように上述した
反射鏡23、25をケース27(図6では隠れる)内に
固定し、その上から色補正フィルタ31で覆うととも
に、箱型カバー33を被せて製品化される。
【0016】色補正フィルタ31は、LED7の発光色
を透過させて色品位を向上させかつ反射光の安定化を図
るとともに、塵等がケース27内に入るのを防止するも
のであるが、拡散防止機能を持たせたり拡散防止板を重
ねて一体化させて反射光の安定度を更に向上させること
ができる。なお、図6では色補正フィルタ31を便宜上
箱型カバー33の外側に分離して図示した。また、第1
の実施例において、反射鏡23、25の鏡片23a、2
5aは、図7のように細長い短冊状に図示したが、鏡片
23a、25aを短冊状に形成するとLED7からの反
射光が棒状となるし、図示はしないが、鏡片23a、2
5aの中央部をLED7に向けて膨出させるように湾曲
させると、線状の反射光となる。さらに、図7の破線の
ように鏡片23a、25aを長楕円形にすると、反射光
が小さい円形となる。以下の実施例でも同様である。
【0017】図8〜図10は本発明に係る光学的表示装
置の第2の実施例を示すものである。図8および図9に
おいて、板状の基台35には第1の実施例と同様なLE
D7を光軸を上方に揃えて配列した発光素子列37が形
成されており、基台35には細長い支持板39がこれを
立てるようにして横置き固定されており、支持板39の
発光素子列37側には同様なLED7がこの光軸を水平
方向すなわち発光素子列37の光軸方向に向けて配列さ
れて発光素子列41が形成されている。発光素子列9か
らの光軸の途中には方向変更部材としての反射鏡43が
光軸(矢符)に対して入射光45°の角度で配置されて
いる。
【0018】この反射鏡43は、図4の反射鏡23、2
5と同様に形成されており、図10に示すように、所定
の間隔で複数配列した複数の櫛歯状の鏡片43aを有
し、鏡片43aの間に形成される空隙から発光素子列3
7のLED7が直接覗けるように発光素子列37、41
に沿って配置されており、鏡片43aを共通支持する支
持片43bから垂下する固定片43cによって基台35
に固定されている。支持板39および発光素子列41
は、基台35に支持された遮光用のカバー45で覆われ
ている。このカバー45には、発光素子列41の各LE
D7から発光光が水平方向に放射されるように適当に空
隙(図9では見えない)が形成されており、個々のLE
D7からの光が外部にあまり漏れずに反射鏡43に向け
て発光されるようになっている。なお、図8の発光素子
列37の各LED7も図2と同様に便宜上隣合うLED
7と離して図示されている。
【0019】このような第2の実施例では、発光素子列
37からの発光光が上方向にそのまま発光される一方、
発光素子列41からの発光光が反射鏡43によって発光
素子列37の光軸と同じ発光方向に反射され、光軸が1
列状態となる。そのため、反射鏡43の前面側から見る
と、発光素子列37が反射鏡43の空隙から実像として
見えるとともに、発光素子列41が反射鏡43で反射し
て虚像として見えることになり、発光素子列37、41
の各LED7からの光が1列状態で見える。従って、こ
の第2の実施例でも、各LED7を発光素子列37、4
1で交互に端から順次点灯駆動するとバーグラフ表示が
可能となり、その分解能もLED7の配置ピッチPの2
倍となり、高分解能が得られる。なお、第2の構成で
も、発光素子列41の配置に合せて反射鏡43の配置角
度を適当に配置すれば良い。
【0020】図11は上述した第2の実施例の応用例で
あり、上述した図1(B)と同様なコ字状の支持部材1
3の内側に図9に示した発光素子列37、41を配列
し、これら発光素子列37、41を同図の反射鏡43や
カバー45で覆うように配置した構成を示しており、図
8〜図10の実施例の動作と同様に動作する。この第2
の実施例でも第1の実施例と同様な効果が得られるし、
例えば図5のように支持部材13として可撓性のプリン
ト基板を湾曲して製品化する場合に好適する。ところ
で、この第2の実施例では、一方の発光素子列37が実
像として見え、他方の発光素子列41が虚像として見え
る構成では、製品化する際に、上述した図6の色補正フ
ィルタ31において、実像と虚像に対応させてフィルタ
の厚みを変えたり拡散機能を変えて透過量を調整するこ
とにより、実像と虚像について光の強度を一定化させる
ことができる。また、発光素子列37、41のLED7
に流す電流を変える等しても光の強さを一定にできる。
以下の実施例でも同様である。
【0021】図12〜図14は第2の実施例の更に別の
応用例を示すものであり、図11の構成を参考にして示
している。図12〜図14において、図11と同様なコ
字状の支持部材13の内側に同図の発光素子列37、4
1と同様な発光素子列47、49を形成し、更に、発光
素子列49と対面するようにしてLED7を配列して発
光素子列51を形成し、上述した図2と同様に反射鏡5
3、55の櫛歯状の鏡片53a、55aを互いに交差す
るように差込んで構成しているが、発光素子列47、4
9、51および反射鏡53、55が図2と異なってい
る。すなわち、発光素子列47、49、51は、図14
に示すように、互いに各発光素子列方向でLED7を発
光素子列49、47、51の順に位置をずらせて分散配
列して形成されており、個々の発光素子列47、49、
51では隣合うLED7間には多少の間隔がある。
【0022】また、反射鏡53の鏡片53aは発光素子
列49の個々のLED7に対応する位置に形成され、反
射鏡55の鏡片55aは発光素子列51の個々のLED
7に対応する位置に形成され、反射鏡53、55におい
て支持部材13の底部に位置する発光素子列47のLE
D7に対応する部分は空隙となっている。符号53b、
55bは支持片である。従って、反射鏡53、55の前
面側から見た場合、発光素子列47の個々のLED7
は、上述した図9の発光素子列37と同様に直接覗けて
実像が見えるようになっており、発光素子列49、51
の個々のLED7は反射鏡53、55の鏡片53a、5
5aで反射された虚像が見えるようになっている。この
ような第3の実施例でも、例えば発光素子列49、4
7、51の順でLED7を交互に発光駆動すればバーグ
ラフ表示される。
【0023】しかも、LED7を3個の発光素子列4
7、49、51に分散したので、発光素子列49、4
7、51における各LED7を連結配置し、この配置に
対応して反射鏡53の鏡片53aや反射鏡55の鏡片5
5aを形成すれば、分解能が3倍に高められる。このよ
うに、本発明ではLED7を4列以上の発光素子列に分
散すれば、分解能が4倍以上にできる可能性がある。上
述した各実施例では各発光素子列からの光軸が交差する
ようにそれらを配列したものであるが、本発明ではこれ
に限定されず、各発光素子列を同一平面上に配置する構
成も可能である。
【0024】図15および図16は各発光素子列を同一
平面上に配置する構成である本発明の第3の実施例を示
している。すなわち、図15に示すように、LED7を
配列した2列の発光素子列57、59を互いに間隔を置
いて基台61上に並行形成し、これら発光素子列57、
59を覆うように山形の反射鏡63、65を基台61に
組合せ固定した構成を有している。反射鏡63、65
は、図16に分解して示すように、山形の頂部Tから片
面側が単なる反射板63a、65aであって内側が鏡面
状態になっており、山形の頂部Tから他方の片側には鏡
片63b、65bが所定の間隔で形成されている。すな
わち、鏡片63b、65bは上述した各反射鏡23、2
5等の鏡片23a、25aと同様である。
【0025】そして、鏡片63bの間に鏡片65bを差
込むようにして交差させた状態で反射鏡63、65が基
台61に固定されており、発光素子列57からの発光光
が反射鏡63の反射板63aで反射鏡65方向に反射さ
れるとともに反射鏡65の鏡片65bで上方向に反射さ
れる。また、発光素子列59からの発光光が反射鏡65
の反射板65aで反射鏡63方向に反射されるとともに
反射鏡63の鏡片63bで発光素子列57からの発光光
と同様に上方向に反射され、1列状態で発光される。こ
のような構成の光学的表示装置でも、上述した各実施例
と同様に複数の発光素子列57、59からの発光光を1
列状態で発光できるので、バーグラフ表示の分解能を高
めることができるし、同一平面上に全てのLED7を配
置できるから、構成が簡素化されて製造も簡単となる。
【0026】図17は本発明の第4の実施例を示す概略
側面図である。この実施例は、図15の発光素子列5
7、59に加えてこの間において基台61上に発光素子
列67を形成し、図16の反射鏡63、65と同様な反
射鏡69、71を組合せて基台61に固定したものであ
る。反射鏡69、71は、図18に示すように、発光素
子列67のLED7に相当する位置で鏡片69b、71
bを間引いて空隙を形成したものである(図14参
照)。このような構成では、発光素子列67からの発光
光が反射鏡69、71における鏡片69b、71b間の
空隙から直接発光され、発光素子列57からの発光光が
反射鏡69および反射鏡71を介して発光素子列67か
らの発光光と同じ発光方向へ反射され、発光素子列59
からの発光光が反射鏡71および反射鏡69を介して発
光素子列67からの発光光と同じ発光方向へ反射され、
全体として1列状態で発光され、図15の実施例よりも
より高分解能が得られる。
【0027】さらに、図19および図20は本発明に係
る光学的表示装置の第5の実施例を示す概略側面図であ
る。この構成は上述した図1(A)の変形例であり、横
断面C字状の筒型支持部材(概略で示す)73のその内
壁には、図20のように互いにLED7を1/2ピッチ
ずつずらせて1列状態に配列した発光素子列75、77
を片側にて2段状態で形成し、これら発光素子列75、
77に対応しこれに向けた鏡片79a、81aを有する
反射鏡79、81を組合せて配置されている。なお、図
20では発光素子列75、77を多少離して図示した。
反射鏡79、81は、これらを重さねるとともに反射鏡
79の隣合う鏡片79aの間に反射鏡81の鏡片81a
を差込むように組合せ配置されており、反射鏡79、8
1の鏡片79a、81aは、上述した図4のような反射
鏡であって支持片79b、81bから各々異なる角度で
屈曲して延びた状態になっている。
【0028】すなわち、反射鏡79の鏡片79aは発光
素子列75からの発光光を上方向へ反射するような角度
になっており、反射鏡81の鏡片81aは発光素子列7
7からの発光光を発光素子列75からの屈曲光軸と同方
向へ反射するような鋭い角度になっており、全体として
1列状態で発光可能になっている。ところで、この第5
の実施例を示す概略側面図では、バーグラフ表示を見や
すくするために、鏡片79a、81aの間にそれぞれ遮
蔽板82を介在させ、発光素子列75のLED7からの
発光光が鏡片81aに、発光素子列77のLED7から
の発光光が鏡片79aに当らないようにすることが好ま
しい。
【0029】図21は上述した第5の実施例の変形例で
あり、図19の実施例は発光素子列75、77と反射鏡
79、81を左右に分けて構成したものであるが、この
図21の実施例は発光素子列と反射鏡を各々左右両側に
配置した例である。図21において、図19と同じ支持
部材73の内壁には発光素子列83、85、87、89
を2段ずつ左右両側に分けて形成し、これら発光素子列
83、85、87、89の各LED7に対応する鏡片9
1a、93a、95a、97aを有する反射鏡91、9
3、95、97が配置されている。これら鏡片91a、
93a、95a、97aは互いに差込むように配置され
ており、発光素子列83、85、87、89からの発光
光を同一方向に反射する角度になっている。
【0030】また、発光素子列83、85、87、89
の各LED7は、互いに重ならないようにずらせて配置
されている。このような構成の光学的表示装置では、極
めて高い分解能でバーグラフ表示できる。そして、反射
鏡91、93、95、97の各鏡片91a、93a、9
5a、97aを、上述した図14や図18のように適当
に間引いて空隙を形成し、その空隙位置に対応して支持
部材73の底部に発光素子列(図示せず)を配置すれ
ば、更に一層高い分解能が得られる。ところで、本発明
の光学的表示装置では、各発光素子列9〜89のLED
7を全て同一色にすること以外に、個々の発光素子列で
色を変えて構成可能であり、表示する意味毎に色を変え
て表示することもできる。
【0031】また、上述した実施例では各発光素子列か
らの発光光を反射させる構成としたが、本発明では反射
等の屈曲以外に湾曲する等して変更し、各発光素子列か
らの発光光を同方向の1列状態にすれば良く、各発光素
子列からの発光光を1列状態に変更する方向変更手段を
設ければ本発明の目的達成が可能となる。しかも、同方
向の1列状態には、多少の光軸がばらつく状態も含むも
のである。さらに、反射鏡を用いる構成において鏡片の
形状も任意であり、発光素子列からの発光光を反射する
反射部材であればよい。ところで、上述した各実施例で
は発光素子としてLEDを用いたが、本発明ではLED
に限らず他の公知の発光素子において実施可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数の発
光素子を配列して複数の発光素子列を形成するとともに
それら発光素子を各列方向で互いにずらせ、1列以上の
発光素子列からの発光光を曲げて各発光素子列からの発
光光を同方向の1列状態に方向変更する方向変更部材と
を設けたから、方向変更部材の前面側では全ての発光素
子列の発光素子からの発光光が1列状態で見えることに
なり、端の発光素子から順次発光駆動すればバーグラフ
表示できる。しかも、各発光素子列自体を分散して配置
しても、発光光が1列状態で見えてバーグラフ表示でき
るから分解能を高くできるし、汎用のLEDを単純に配
列することが可能となって製造が容易で安価である。ま
た、搭載する電子機器の構成に合せて、複数の発光素子
列や方向変更部材を種々に変更して実施可能である。特
に、本発明の光学的表示装置は、バーグラフ表示の長さ
や分解能を簡単に変更できるので、これを搭載する一般
的なセットメーカ側による自社内実施が可能となって有
用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学的表示装置の第1の実施例を
示す概略平面図(A)および概略側面図(B)である。
【図2】図1の光学的表示装置の要部概略斜視図であ
る。
【図3】図1の発光素子列を示す図である。
【図4】図1の反射鏡を示す斜視図である。
【図5】本発明の光学的表示装置を製品化する例を説明
する要部斜視図である。
【図6】本発明の光学的表示装置を製品化する例を説明
する要部斜視図である。
【図7】図1の発光素子および反射鏡の関係および形状
を示す要部斜視図である。
【図8】本発明に係る光学的表示装置の第2の実施例を
示す要部概略斜視図である。
【図9】第2の実施例を示す概略側面図である。
【図10】第2の実施例を示す概略平面図である。
【図11】第2の実施例の応用例を示す概略側面図であ
る。
【図12】第2の実施例の更に別の応用例を示す概略側
面図である。
【図13】図12に係る応用例の要部概略斜視図であ
る。
【図14】図12に係る応用例の概略平面図である。
【図15】本発明に係る光学的表示装置の第3の実施例
を示す概略側面図である。
【図16】第4の実施例の反射鏡の概略平面図である。
【図17】本発明に係る光学的表示装置の第4の実施例
を示す概略側面図である。
【図18】図17の反射鏡の概略平面図である。
【図19】本発明に係る光学的表示装置の第5の実施例
を示す概略側面図である。
【図20】第5の実施例を示す概略平面図である。
【図21】図19に係る第5の実施例の応用例を示す概
略側面図である。
【図22】従来の光学的表示装置を示す外観斜視図であ
る。
【符号の説明】
1、15、27 ケース 3、29 端子ピン 5、21 発光透過部 7 発光素子(LED) 9、11、37、41、47、49、51、57、5
9、67、75、77、83、85、87、89 発光
素子列 13 支持部材(プリント基板) 17、19 駆動端子 23、25、43、53、55、63、65、69、7
1、79、81、91、93、95、97 方向変更部
材(反射鏡) 23a、25a、43a、53a、55a、63b、6
5b、69b、71b、79a、81a、91a、93
a、95a、97a 鏡片(反射部材) 23b、25b、43b、53b、55b、79b、8
1b 支持片 31 色補正フィルタ 33、45 カバー 35、61 基台 39 支持板 43c 固定片 63a、65a、69a、71a 反射板 82 遮蔽板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸を同方向に揃えて複数の発光素子を
    配列した複数の発光素子列であって前記発光素子を各列
    方向で互いにずらして配列してなる複数の発光素子列
    と、 少なくとも1列以上の前記発光素子列からの発光光を曲
    げて前記各発光素子列からの発光光を同方向の1列状態
    に方向変更する方向変更部材と、 を具備してなることを特徴とする光学的表示装置。
  2. 【請求項2】 前記発光光が向い合うように複数の前記
    各発光素子列を配置し、 これらの各発光素子列の前記各発光素子に対応しこれか
    らの発光光を前記1列状態に反射する反射部材を前記発
    光素子列に沿って配列して前記方向変更部材を形成して
    なる請求項1記載の光学的表示装置。
  3. 【請求項3】 一の前記発光素子列を前記1列状態の発
    光方向に向けて形成し、他の前記発光素子列を前記1列
    状態の発光方向と交差する方向に向けて形成し、 前記一の発光素子列の発光素子に対向する部分を空け、
    前記他の発光素子列からの発光光を前記1列状態の発光
    方向に反射する反射部材を配列して前記方向変更部材を
    形成してなる請求項1記載の光学的表示装置。
  4. 【請求項4】 前記各発光素子列を同一平面上に形成
    し、 前記各発光素子列の発光光を前記1列状態の発光方向と
    交差する方向に反射するとともに前記1列状態の発光方
    向に再反射する反射部材を配列して前記方向変更部材を
    形成してなる請求項1記載の光学的表示装置。
  5. 【請求項5】 前記各発光素子列を同一平面上に形成す
    るとともに一の前記発光素子列を前記1列状態の発光方
    向に向けて形成し、 前記一の発光素子列の発光素子に対向する部分を空け、
    前記他の発光素子列からの発光光を前記一の発光素子列
    の光軸方向に反射するとともに前記1列状態の発光方向
    に再反射する反射部材を配列して前記方向変更部材を形
    成してなる請求項1記載の光学的表示装置。
  6. 【請求項6】 前記各発光素子列を複数段に並行形成
    し、 前記各発光素子列毎にこれからの発光光の入射角度を変
    えて配置され、前記各発光素子列からの発光光を前記1
    列状態の発光方向に反射する反射部材を配列して前記方
    向変更部材を形成してなる請求項1記載の光学的表示装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5706927A (en) * 1994-09-22 1998-01-13 Konami Co., Ltd. Token discriminating device
CN111381376A (zh) * 2018-12-27 2020-07-07 Jvc建伍株式会社 显示装置

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