JP2005084153A - 表示装置 - Google Patents

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JP2005084153A
JP2005084153A JP2003313431A JP2003313431A JP2005084153A JP 2005084153 A JP2005084153 A JP 2005084153A JP 2003313431 A JP2003313431 A JP 2003313431A JP 2003313431 A JP2003313431 A JP 2003313431A JP 2005084153 A JP2005084153 A JP 2005084153A
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Katsumi Obara
克己 小原
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Abstract

【課題】 マトリックス状に発光ダイオード4を配して構成されるデータ表示部2と発光ダイオード5を光源とする装飾表示部3とを備えて構成される表示器1において、該装飾表示部3の表示を変化させて看者の注意を惹くようにしたものを小型化する。
【解決手段】 装飾表示部3に対向する表面板の裏面に、光源を縦横方向に回折する回折格子フィルム10を配設し、回折された光源像が外から見えるようにした表示装置1において、光源となる発光ダイオード5を横向きにすると共に、該発光ダイオード5からの横向きの光を反射して表面板方向に向く縦向きにして回折格子フィルム10に入光するようにして、回折した光源像5bが出現するものでありながら、表示装置1を肉薄にできるようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、発光ダイオード等の燈体を使用し、立て看板、吊り看板等として屋内外に設置される表示装置の技術分野に属するものである。
今日、発光ダイオード等の燈体を縦横マトリックス状に配設し、各種の文字や図柄等の各種データを表示する表示部を備えた表示装置が立て看板等として多用されている。そしてこのような表示装置は、従来、表示部の前面に透光性素材で形成された表面板を配設して構成されている。
ところが前記従来の表示装置において採用されている表面板は、単純な平面板が殆どで、あっても曇りガラス状かあるいは皺ガラス状に加工された板材を採用していた。このため、外部から表示器を見た場合に、各燈体は、該燈体が発光色の状態で点状に見える(曇りガラス状等の場合にはボカシが入った状態に見える)程度のものであった。
一方、特に看板のように看者の注意を惹起する機能が強く要求されるものでは、隣接する他の看板との差別化が強く要求され、そのためには、発光状態について周囲に立てられたものと異ならしめることが提唱されるが、従来の平面板だけによる表示ではどうしても注意喚起効果に限界がある。
そこで燈体から発せられる光の像を回折格子フィルターを介して回折して回折光像を作り、これによって一つの燈体が恰も縦横マトリックス状に複数あるように表示するようにしたものが提唱されている(特許文献1参照)。
特開平9−274455号公報
ところが回折格子フィルターを用いて回折した光像を出現しようとした場合、燈体と回折格子フィルターとのあいだの距離が短いと充分に拡散した回折像を得ることができず、このため前記従来のものでは、燈体と回折格子フィルターとの距離を長くせざるを得ず、このようにすると、どうしても表示装置が厚くなってしまうという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、燈体が配置された表示部と、該表示部に対して必要な表示制御を実行できるよう設定された表示制御部と、前記燈体からの光を回折および/または拡散して光像を出現するための光像出現手段とを備えて構成される表示装置において、燈体は、光像出現手段に対し光軸方向が横向きとなるようにして設けられ、該横向きの光軸を光像出現手段に向けるため横向きの光軸を縦向きに変換する光軸変換手段が設けられていることを特徴とする表示装置である。
そしてこのようにすることにより、光を回折および/または拡散した光像を出現できながら、燈体から光像出現手段までの距離を横向きの光軸によって補うことができ、その分、表示装置の厚さを薄くすることができる。
請求項2の発明は、請求項1において、光像出現手段が光の回折である場合、該光回折手段は、光を回折する回折格子フィルムまたは回折格子板であり、請求項3の発明は、請求項1において、光像出現手段が光の拡散である場合、該光拡散手段は、光を所定の分布および方向に拡散する光拡散フィルムまたは光回折格子板であり、請求項4の発明は、請求項1において、光像出現手段が光の回折および拡散である場合、該光回折、拡散手段は、光を回折する回折格子フィルムまたは回折格子板と光を所定の分布および方向に拡散する光拡散フィルムまたは光回折格子板とを積層したものであることを特徴とする表示装置とすることができ、このようにすることにより、光像出現手段を薄く構成できることになる。
請求項5の発明は、請求項1、2、3または4において、光軸変換手段は、傾斜状に配された反射板であることを特徴とする表示装置であり、このようにすることで、光軸変換手段を簡単に構成することができる。
請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5において、表示部は、データ表示をするデータ表示部と、装飾表示をする装飾表示部とを備え、回折および/または拡散された光像が出現する表示部は装飾表示部であることを特徴とする表示装置ものであり、このようにすることで、装飾表示部の注目惹起機能を大いに向上できる。
請求項7の発明は、請求項6において、装飾用燈体は一連状に隣接して複数設けられていることを特徴とする表示装置であり、このようにすることで、装飾表示部は一連状に連続する光源像が出現することになって注目惹起機能を大いに向上できる。
請求項8の発明は、請求項1、2、4、5、6または7において、光像出現手段を光の回折格子手段としたときに、燈体から光の回折格子手段までの光軸距離をX、前記燈体を光源とする光像の視認可能幅をD、該視認可能幅の一端から他端までの光像数をN個とした場合、隣接燈体間の距離Zを、
Z=D−n(D/(N−1))
ただし、nは0を含む自然数
として隣接する発光ダイオードの光像同士を重ね合せたことを特徴とする表示装置であり、このようにすることで、光源像同士が重なり合うことになって視認される光源像の強度が強くなると共に等ピッチでの光源像が出現することになって注目惹起機能を大いに向上できる。
請求項9の発明は、請求項1、2、4、5、6または7において、光像出現手段を光の回折格子フィルムまたは回折格子板としたときに、燈体から光の回折格子手段までの光軸距離をX、前記燈体を光源とする光像の視認可能幅をD、該視認可能幅の一端から他端までの光像数をN個とした場合、隣接燈体間の距離Zを、
Z≠D−n(D/(N−1))
ただし、nは0を含む自然数
として隣接する発光ダイオードの一方のものの光像のあいだに他方のものの光源像を位置させたことを特徴とする表示装置であり、このようにすることで、一方の発光ダイオードの隣接する光源像のあいだに他方の発光ダイオードの光源像が入り込んだ状態の表示ができることになって光源像の数が増加し、注目惹起機能を大いに向上できる。
請求項10の発明は、請求項9において、隣接燈体間の距離Zは、
Z=D−n’(D/(2(N−1)))
ただし、n’は奇数
であることを特徴とする表示装置であり、このようにすることで、一方の発光ダイオードの隣接する光源像の中間に他方の発光ダイオードの光源像が入り込むことになって光源像の数の増加が規則正しくなって、注目惹起機能を大いに向上できる。
請求項11の発明は、請求項1乃至10の何れか一つにおいて、燈体の光像出現手段側面とその反対側面の少なくとも一方に、燈体の光を反射して光軸変更手段に送るための反射手段を設けたことを特長とする表示装置であり、このようにすることで、燈体からの光の漏洩を少なくしてより明るい表示にできて注目惹起機能を大いに向上できる。
請求項12の発明は、請求項7乃至11の何れか一つにおいて、装飾表示部はデータ表示部の周囲に直線部と折曲部とを備えて配されるものとし、直線部に光軸変更手段を備えた回折および/または拡散した光像が出現するものとし、折曲部は燈体の直接表示であることを特徴とする表示装置であり、このようにすることで、装飾表示部のうち直線部に光軸変更手段を備えたものとして肉薄のもので回折光源像を出現できながら、折曲部については燈体による直接表示として交点処理の構造の簡略化を計ることができる。
次ぎに、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図中、1は表示装置であって、該表示装置1は、縦一列に配設した三単位のデータ表示部2と、該データ表示部2の周囲に配した直線部3aおよび折曲部(コーナー部)3bを有する装飾表示部3とを備えた長方形状をしていて、必要なデータ表示と装飾表示とができるようになっているが、データ表示部2の各一単位は、選択された任意の色(例えば、橙、赤、緑、青、白等の色)の発光をする発光ダイオード4をそれぞれ縦横マトリックス状(行列状)に16個×16個(全部で256ドット)づつ並べて形成したものとして設定されている。
また、装飾表示部3も前記任意の色を発光する発光ダイオード5を適宜採用することができるが、本実施の形態では、直線部3aについては予め選択された発光ダイオード5を適宜間隔を存して配設してあり、また折曲部3については複数の発光ダイオード5aが縦横マトリックス状に配されている。そして直線部3aに配設の発光ダイオード5については、後述するように寸法設定をして配することもできる。そしてこれら発光ダイオード4、5、5cからの光の像(光源像)は、表示装置1の表面に配した平面状の表面板6を透過して外部に至り、これによって看者が見ることができるようになっている。尚、発光ダイオード4、5、5cの発光制御は装置1内に配設された制御部1aによって実施されるようになっていることは従来通りである。
前記データ表示部2および折曲部3bの発光ダイオード4、5cは、表面板6と平行状に配した基板7に垂直状に植立されて設けられ、これによってデータ表示部用発光ダイオード4および装飾表示部の折曲部3b用の発光ダイオード5cの光軸中心Xは表面板6方向を向いた縦向き状態となっていて、直接表示をするのに対し、装飾表示部3の直線部3aに配した発光ダイオード5は、表面板6とは直交し、表示装置1の厚み方向に板面が向くように配した基板8に垂直状に植立されて設けられ、これによって直線部用発光ダイオード5の光軸中心Yは装飾部2側(装置内側)を向いた横向き状態となっていて、発光ダイオード5からの光軸方向が表面板6の板面に対して平行になっている。尚、直線部3aの基板をデータ表示部2の基板7と平行状に配してもよく、この場合には、装飾用発光ダイオード5を、突出するリード線を曲げる等して横向きにすることができ、このように構成してもよいことは勿論である。また、発光ダイオードの横向き方向の角度については任意であるが、後述する反射板による反射角度との関係で、横向きの光軸中心Yが表面板6に対して直交する(直角となる)縦向きになるよう方向変換される設定にすることが好ましい。
9は反射板であって、本発明の光軸変換手段に相当するものであるが、反射板9は、前記装飾用発光ダイオード5の装置内側を向く横向きの光軸中心Yに対向する状態で45度の傾斜角度で設けられていて、前記光軸中心Yが表面板6に対して直交する(直角になる)縦向きになるよう反射(方向変換)させるべく設けられている。反射板9の反射面は、例えば真空蒸着や研磨等によって鏡面処理が施されたもので高い反射効率を備えているものが好適である。そして装飾用発光ダイオード5から表面板6の裏面(後述する回折格子フィルムが取付けられる位置)までの距離Aは、発光ダイオード5の発光点(光源)5aから反射板9の裏面までの距離Bと該反射板9から表面板6の裏面までの距離Cの和(A=B+C)になる設定となっている。
10は表面板装飾部3の直線部3a対応部位の裏面に設けられた(貼付や挟持等により止着されている)回折格子フィルム(回折格子板であってもよい)であって、該フィルム10は、光源からの光の像を縦横格子状に回折するもので、これによって表面側から見た場合に、光源5aを中心として縦横90度ピッチとなるマトリックス状の光像(光源像、回折格子像)5bが視認できるように設定されたものである。この回折格子フィルム10は、例えば前記光源5aから回折格子フィルム10までの光軸中心の距離が前記Aである場合、実質的に視認可能な光像5bが、図4に示すように縦横Dの幅(図4〜8では中心の光像5bを通る縦横一方のもののみを描いている)で視認することができ、このとき、例えば中央の光像5bを中心として縦横七個(N個)ずつ視認できるものであるとしたときに、外側の光像5bほど光の強度(輝度)は低下するが、これらの回折現象を考慮して前記発光ダイオード5の配設距離を次のように設定することができる。因みに、回折格子フィルム10は、回折角度を45度、60度ピッチ等、適宜の回折角度に設定したものを採用することができる。
いま、発光ダイオード5から回折格子フィルム10までの前記光軸中心の距離をAとしたときに現れる光像5bについて、左側から5b1、5b2、・・・5b7と番号付けをし、発光ダイオード5を図4〜8においては、判り易くするため左右に一列状に2個並べた場合を例にして説明するが、発光ダイオード5は縦あるいは横方向に1列状に並設したもの、ジグザグ状に配設したもの、2列状に配設したもの等、任意の配設をすることができる。
まず、図4に示すように、光軸中心Yが直線になるよう展開したものにして考えると、一つの発光ダイオード5から回折格子フィルム10に至るまでの光軸距離をAとしたときの実質視認可能な光像5bが出現する幅はDであるから、発光ダイオード5の隣接間隔ZをD(Z=D)とすると、隣接ダイオード5の左右端の光像5b7と5b1同士が重なり合った状態で連続する光源像が出現する。このときの光像5bのピッチはD/(7−1)=D/6となる。そこで隣接発光ダイオード5同士の隣接間隔Zを、前記間隔Dに対し、D/6だけ近づくように設定(Z=D−D/6=5D/6)すると、図5に示すように、光像5b6と5b1と、光像5b7と5b2とが互いに重なり合う状態の光源像が出現することになる。また図6に示すように、さらに隣接間隔ZをD/6だけ近づける(Z=D−2D/6=D/3)と、光像5b5と5b1、5b6と5b2、5b7と5b3とがそれぞれ重なり合った状態の光像5bが出現することになる。そしてこのように、隣接発光ダイオード同士の光像5bが互いに重なり合うよう出現する光像5bのピッチに合わせて発光ダイオード間の間隔Zを設定していくと、重なり合った光像5bでは、両光像5bの光の強度の和の光となって視認され、また光の強度は距離の2乗に反比例することを考慮すれば、図7に示すように光像5b4と5b1とが重なり合うよう設定することで、殆ど同じ強度状態の光像5bが一連状に連続する装飾表示が出現することになる(連続方向に直行する方向については、中央ほど光の強度は強い)。尚、図4、6では同じ大きさの光像5bが重なるため、便宜上、これらを上下に並列させて描いた。
これを一般式としてみたとき、一つの発光ダイオード5の回折格子像がN個視認できるものである場合、該光源像ピッチはD/(N−1)であり、そこで隣接する発光ダイオード5間の間隔(距離)Zについて、前記Dを基準とし、この基準距離Dに対して光源像ピッチであるD/(N−1)をnピッチ相当分だけ離接させる、つまり
Z=D−n(D/(N−1))
ただし、nは0を含む自然数
として発光ダイオード5の隣接間隔Zを設定すると、当ピッチ間隔の光像5aが出現することになって不自然さのない整然とした表示になり、看者の注意を惹起することになる。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、回折格子フィルム10によって装飾用発光ダイオード5から発せられる光を回折し、縦横に光像5aを出現させるものであるが、この場合の発光ダイオード5から回折格子フィルム10までの光軸中心の距離Aのうちの一部、つまり発光ダイオード5から反射板9に至るまでの距離Bが横向きとなって表示装置1の厚みに影響を与えないかたちで確保できることになり、この結果、一つの発光ダイオード5について広い範囲Dに回折した光像5bを出現できるものでありながら、表示装置1の厚さを薄いものにできてコンパクト化に寄与できることになる。
しかもこの光像5bは、広い幅Dで連続した状態のものにできるため、看者の注意を惹起する効果が高く、看板としての機能が大いに向上する。
さらにこのものにおいては、隣接する発光ダイオード5の光像5b同士が重なり合うことになって光像5bの光の強度が増加して視認性が向上すると共に、光像5bが等ピッチ間隔で出現するため、違和感のない自然な装飾表示ができることになる。
しかも隣接する発光ダイオード5の発色光を変えた場合には、色の混合もできることになってさらなる装飾表示ができることになる。
そのうえこのものでは、装飾表示部3について、直線部3aでは反射板9による光軸変更をしたものを回折格子フィルム10によって肉薄でありながら広い範囲で回折光源像が出現するものとしながら、折曲部3bについては反射板9、回折格子フィルム10のない発光ダイオード5cによる直接表示としたため、装飾表示部3に変化性を持たせることができるが、さらに折曲部3bに反射板9を設けようとしたときに、回折光源像が自然な状態で出現するようにするには、折曲部3bでの反射板の向きが複雑になってしまうが、このような配慮をする必要がなく、構造の簡略化が計れることになる。因みに、直線部3aの一部に発光ダイオードによる直接表示部分を設けても良いことは勿論である。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されないものであることは勿論であって、光像出現手段が光の回折格子手段である場合、前記実施の形態のように一連状に連続したものに限定されず、一つの発光ダイオード回折することもでき、また光源像同士が重なり合うことがないよう発光ダイオード同士を大きく離間させたものにも実施することができ、さらに発光ダイオードの発光色を異ならしたものについても実施することができる。そして発光色を異ならしめたものについて光源像が重なり合うように設定した場合、色の合成ができることになり、多色での装飾が可能となる。尚、発光色を異ならしめた場合、厳密にいえば色の回折角度(屈折角度)に対応した配置をしなければ光源像を重なり合わせることはできないが、光源から回折格子フィルム10に至るまでの距離が短いこと、そして光源像自体、丸形状をしていて模様連続方向に幅があることもあって、実質上無視することができる。
さらにまた、燈体から回折格子手段までの光軸距離をX、前記燈体を光源とする光源像の視認可能幅をD、該視認可能幅の一端から他端までの光源像数をN個とした場合、隣接燈体間の距離Zを、
Z≠D−n(D/(N−1))
ただし、nは0を含む自然数
とすることができ、このようにすることで、一方の発光ダイオードの隣接する光源像のあいだに他方の発光ダイオードの光源像が入り込んだ状態の表示ができることになって視認できる光源像の数が増加し、注目惹起機能を大いに向上できる。この場合において、隣接燈体間の距離Zを、
Z=D−n’(D/2(N−1))
ただし、n’は奇数
として一般式が与えられ、この式に、前記の例を当てはめてN=7とし、n’=7とすると、図8に示すように、一方の発光ダイオードの隣接する光源像間の中央位置に他方の発光ダイオードの光源像が入り込んだ状態の表示にすれば、光源像ピッチが1/2になって注意惹起効果がまた向上する。
さらにまた、図9に示すさらに他の実施の形態のように、発光ダイオード5の上下面(表面板6側面とその反対側面)の少なくとも一方(本実施の形態では両方)に第二の反射板11を設けても良く、このようにしたときには、発光ダイオード5の光軸中心Yから大きく外れた光を反射して反射板9に導くことで、光の漏洩をなくし、反射板11で反射された長い光路を経た光を回折格子フィルム10に導くことができ、幅広い指向角度を有する発光ダイオードに有効で回折効果を高めることができる。
さらにまた、光軸変換手段としてはプリズムでも良く、また、図10に示す更に他の実施の形態のように反射板12を、発光ダイオードの隣接方向に長い蒲鉾状の凸面鏡にすることもできる。そしてこのようにしたときには、視認できる光源像の幅が広がることになって注意惹起効果がまた向上する。また、この場合には、図10において明らかなように光軸中心Yに対して右側が広い幅で光源像が出現し、左側が狭い幅で光源像が出現することになって光源像の出現に変化性を持たせることができる。尚、このような光源像の出現に変化性を持たせるには、前記第一の実施の形態において採用した反射板9の角度を45度以外の角度にするか、発光ダイオード5の横向き角度を表面板6に対して平行以外の角度にすれば実施できる。
さらにまた、本発明が、光像出現手段が光の拡散フィルム13で例示される拡散手段である場合、点状の光源を、図11に示すように光像14を円形状、楕円形状のように所定の分布形状に拡散(円形拡散、楕円拡散)するものや、一文字方向、十文字方向のように所定の方向に拡散するものを採用することができ、このような拡散手段についても、通常知られた光拡散フイルムや光拡散板を採用することができる。そしてこのような拡散手段についても、光源からの距離が長いほど拡散範囲が広くなり、この場合に、図12に示すように、前記各実施の形態の回折格子フィルム10に換えて拡散フィルム13を設けることでそのまま実施することができる。
さらにまた、本発明は、光像出現手段を、光の回折手段と拡散手段との両者を組み合わせて実施することができる。具体的には、図13に示すように、回折格子フィルム10と拡散フィルム13とを積層しても実施することができ、このようにしたものでは、回折格子された光像がさらに拡散された状態となって出現しすることになって、より一層の表示効果を発揮することができる。
さらにまた、前記光の拡散手段と拡散手段とを組み合わせる場合に、図14に示すように、回折格子フィルム10と拡散フィルム13とを離間する状態で積層しても良く、また図15に示すように、拡散フィルム13を半円筒状に変形させても実施することができ、このようにしたときには、立体感のある光像を出現できることになってより一層の表示効果を発揮することができる。
表示装置の正面図である。 表示装置の部分縦断面図である。 表示装置の部分横断面図である。 隣接ダイオードの第一の配置状態を示す展開図である。 隣接ダイオードの第二の配置状態を示す展開図である。 隣接ダイオードの第三の配置状態を示す展開図である。 隣接ダイオードの第四の配置状態を示す展開図である。 隣接ダイオードの第五の配置状態を示す展開図である。 他の実施の形態の表示装置の部分縦断面図である。 さらに他の実施の形態の表示装置の部分縦断面図である。 光拡散フィルムの拡散状態を示す正面図である。 光拡散フィルムを用いた表示装置の部分縦断面図である。 回折格子フィルムと光拡散フィルムとを用いた表示装置の部分縦断面図である。 回折格子フィルムと拡散フィルムとを離間する状態で積層した表示装置の部分縦断面図である。 回折格子フィルムと拡散フィルムとを、光拡散フィルムを半円筒形状にした表示装置の部分縦断面図である。
符号の説明
1 表示装置
2 データ表示部
3 装飾表示部
5 発光ダイオード
5a 光源
5b 光源像
8 基板
9 反射板
10 回折格子フィルム
Y 光軸
13 光拡散フィルム

Claims (12)

  1. 燈体が配置された表示部と、該表示部に対して必要な表示制御を実行できるよう設定された表示制御部と、前記燈体からの光を回折および/または拡散して光像を出現するための光像出現手段とを備えて構成される表示装置において、燈体は、光像出現手段に対し光軸方向が横向きとなるようにして設けられ、該横向きの光軸を光像出現手段に向けるため横向きの光軸を縦向きに変換する光軸変換手段が設けられていることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1において、光像出現手段が光を回折するものである場合、該光回折手段は、光を回折する回折格子フィルムまたは回折格子板であることを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1において、光像出現手段が光を拡散するものである場合、該光拡散手段は、光を所定の分布および方向に拡散する光拡散フィルムまたは光回折格子板であることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1において、光像出現手段が光の回折および拡散するものである場合、該光回折、拡散手段は、光を回折する回折格子フィルムまたは回折格子板と光を所定の分布および方向に拡散する光拡散フィルムまたは光回折格子板とを積層したものであることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1、2、3または4において、光軸変換手段は、傾斜状に配された反射板であることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5において、表示部は、データ表示をするデータ表示部と、装飾表示をする装飾表示部とを備え、回折および/または拡散された光像が出現する表示部は装飾表示部であることを特徴とする表示装置。
  7. 請求項6において、装飾用燈体は一連状に隣接して複数設けられていることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項1、2、4、5、6または7において、光像出現手段を光の回折格子手段としたときに、燈体から光の回折格子手段までの光軸距離をX、前記燈体を光源とする光像の視認可能幅をD、該視認可能幅の一端から他端までの光像数をN個とした場合、隣接燈体間の距離Zを、
    Z=D−n(D/(N−1))
    ただし、nは0を含む自然数
    として隣接する発光ダイオードの光像同士を重ね合せたことを特徴とする表示装置。
  9. 請求項1、2、4、5、6または7において、光像出現手段を光の回折格子フィルムまたは回折格子板としたときに、燈体から光の回折格子手段までの光軸距離をX、前記燈体を光源とする光像の視認可能幅をD、該視認可能幅の一端から他端までの光像数をN個とした場合、隣接燈体間の距離Zを、
    Z≠D−n(D/(N−1))
    ただし、nは0を含む自然数
    として隣接する発光ダイオードの一方のものの光像のあいだに他方のものの光源像を位置させたことを特徴とする表示装置。
  10. 請求項9において、隣接燈体間の距離Zは、
    Z=D−n’(D/(2(N−1)))
    ただし、n’は奇数
    であることを特徴とする表示装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか一つにおいて、燈体の光像出現手段側面とその反対側面の少なくとも一方に、燈体の光を反射して光軸変更手段に送るための反射手段を設けたことを特長とする表示装置。
  12. 請求項7乃至11の何れか一つにおいて、装飾表示部はデータ表示部の周囲に直線部と折曲部とを備えて配されるものとし、直線部に光軸変更手段を備えた回折および/または拡散した光像が出現するものとし、折曲部は燈体の直接表示であることを特徴とする表示装置。
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