JPH0659033B2 - 受信方式 - Google Patents

受信方式

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JPH0659033B2
JPH0659033B2 JP63068961A JP6896188A JPH0659033B2 JP H0659033 B2 JPH0659033 B2 JP H0659033B2 JP 63068961 A JP63068961 A JP 63068961A JP 6896188 A JP6896188 A JP 6896188A JP H0659033 B2 JPH0659033 B2 JP H0659033B2
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JP
Japan
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frequency
mixer
oscillator
shift
vfo
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義照 橋本
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Yaesu Musen Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は主にSSB・CWの受信を目的とするスーパーヘ
テロダイン方式無線受信機の中間周波数のシフトを行う
通信方式に関するものである。
〔従来の技術〕
スーパーヘテロダイン方式の無線受信機において、隣接
信号の混信を除去するためには同調周波数を混信信号と
反対側に少し移動して中間周波フィルタの帯域外に追い
出せばよいのであるが、SSBやCWの受信には受信信号とB
FOとの周波数関係が変わって正常の復調が出来ないとい
う問題がある。そこでBFOと一定の周波数関係を保った
ままで中間周波帯域内の信号周波数を移動する方法を特
にIF周波数シフト方式と呼んでいる。以下にIF周波
数シフトの従来技術例を列記する。
(1) 初期には信号周波数をシフトする代わりにフィル
タの中心周波数を移動する方法がとられ、実施例として
米国R.L.Drake社の2B/C受信機においては、バンド
パス同調回路の4個のコイルの磁心を連動で移動するこ
とによりバンドパス特性を保ったまま中心周波数を可変
している。この方法は可変機構が難しいのと周波数固定
のメカニカルフィルタ(圧電フィルタを含む)の使用が
一般化したので、他にあまり例を見ないようである。
(2) 米国Collins社の75S型受信機では、局部発振器
とBFOとを連動して変化することによりIF周波数シフ
トを行っているが、BFOの変化に連動して局発周波数が
変化し、局発の変化ではBFOは変化してはならないとい
う機構の困難もあって実施例は少ない。
(3) 主フィルタの前後のミクサ段に共通の局部発振器
を用い、その周波数を微調整することにより、前後段の
周波数を変えることなしにフィルタ段での周波数シフト
を行う方法は多くの実用例がある。
(4) VFOと固定発振をミックスして局発周波数を作るプ
リミックス方式では、固定周波数側に後段ミクサの局発
周波数またはBFO周波数を導入してこれを変化すること
により周波数シフトを行う方法がある。
(5) PLL(Phase Locked Loop)制御局部発振周波数と
後段ミクサの局発またはBFO周波数とを連動して変化す
ることによりIFシフトを行う方法は現在最も有力であ
るから、本発明との近似点と相違点を明確にするために
も少し詳しく述べる。
PLL制御発振器の基本構成は第2図(A)のように、VCO(V
oltage Controlled Oscillator)10の発振周波数をP
D(Programable Djvider)11で分周して、φD(Pha
se Detector)12で基準周波数R(Reference Freque
ncy)13と位相比較し、位相差出力をLPF(Low Pass F
ilter)14を通して得た直流電圧によりVCOの周波数を
制御しているのであって、発振周波数はR×(PDの分
周数)となるので、この分周数を変えることにより周波
数はRのステップで変化するものである。従って周波
数を細かく変えるためにはRが極めて低くなるのが用
途によっては問題となる。
第2図(B)はミクサ形PLL回路の構成であって、(A)のP
Dの代わりにミクサ15でVCO周波数をミクスダウンし
てφDに加えるので、その性能は局部発振器16の精度
と安定度に支配される。またミクサ出力のスプリアス除
去も重要である。
第2図(C)は前記(A)と(B)を併用したもので、両方の長
所と欠点を併せ持っている。
第3図はPLL制御局部発振器により同調および中間周波
数シフトを行うSSB/CW無線受信機の構成例であり、
信号はミクサ1、中間周波フィルタ2、第2ミクサ3、
増幅段4、復調器5を通って出力段に供給する。
ミクサ1にはPLL制御発振器9より、ミクサ3には半固
定発振器7より、復調器5にはBFO8より局部周波数を
注入する。
PLL発振器9は第2図(C)に近い構成であって、VCO91
の発振周波数をミクサ92とPD93を通ってφDで
Rと位相比較するので、周波数の上位桁はPDで設定
し、ミクサ92の局部発振器96で下位桁を設定する
が、追加のミクサ97で後段の局部発振器7の周波数と
混合することにより、発振器7の周波数が変わっただけ
VCO91の周波数が変わり、中間周波数がフィルタ2の
帯域内でシフトするのであるが、このシフト分はミクサ
3で打ち消されて後段には影響しないからSSBやCWの
復調に支障が生ずることはない。
〔発明が解決しようとする課題〕
SSB/CW受信に適するIFシフト方式としては前項の
〔従来の技術〕にて述べたように、少なくも5種類の方
法が実用されているが、(1)の中間周波フィルタの中心
周波数を移動する方法は原理的に最も良いが、LかCの
いづれを変化するにしても連動機構の精度の問題と、L
C同調フィルタでは十分なシエープファクタが得られな
いという難点があり、スペース的にもトランジスタ時代
には不適当である。
(2)の局部発振のVFOとBFOとを連動で変化させるのは、B
FOの変化に連動してVFOが変化し、VFOの変化ではBFOは
変化してはならないという機構の困難さもあって実施例
は少ない。現在では電圧可変容量ダイオードの出現によ
り電気的の連動変化も可能であるが、いづれにしても周
波数変化量を正確に同一に保持するのは非常に困難であ
る。
(3)の前後のミクサ段に共通の局部発振器を用いて、そ
の周波数を微調整してIFシフトを行う方法は周波数変
化の打消しは自動的になされるので、シフト動作は完全
であるが、そのためにのみミクサ段が増加するのが問題
点である。
(4)のプリミックス形局部発振器と(5)のPLL形局部発振
器ではVFO直接の代りにVFO(通常状態とは周波数が異
る)と、シフト動作を行う他の局部発振器またはBFO出
力とをミクサでミックスした周波数を使用するのであっ
て、ミクサ段が少なくも1段は増加することに伴うスプ
リアスの発生があり、これを防止するためには回路構成
や機構と周波数関係の設定には多大の配慮が必要とな
る。
以上のような各種のシフト方式にはそれぞれ長所もあり
短所もあるが、概して高価格の受信機に用いられてい
る。そこでこの発明は単一バンドのごとき比較的簡単な
構成のSSB/CW受信機に適用して有利な周波数シフト
方式を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は第1図に構成の概要を示すように、スーパー
ヘテロダイン方式の無線受信機において、周波数変換段
の局部発振器のうち少なくも1個はミクサ形PLL制御発
振器であり、その位相比較基準周波数と他の局部発振器
の1個の周波数またはBFO周波数とを共通として、同時
に同量変化させることにより、中間周波数のシフトを行
うことを特徴とする受信方式である。
第1図において、信号回路は第1ミクサ1、第1中間周
波フィルタ2、第2ミクサ3、第2中間周波段4、復調
器5を通って出力する。
第1ミクサ1には発振器6より、第2ミクサ3には発振
器7より、復調器5にはBFO8より、それぞれ局部周波
数を注入する。
第1局部発振器6はVCO61の出力をミクサ62で発振
器63とミクスダウンしてφDに加えるが、第2図(B)
の基本回路と違うところは基準周波数に第2局部発振器
7を使用していることで、発振器7の周波数を微調整す
ることにより第1中間周波数のシフトが行えるのである
が、その動作の詳細については次の実施例の項にて説明
する。またLO2の代わりにBFOを用いて、シングルコン
バージョンでのIFシフトができる。
〔実施例〕
第1図と同じ回路構成で、受信周波数範囲RXは3.5〜
4.0MHzである。第1中間周波数IF1は10.7MHzでFM受
信機の標準的中間周波数であり、第2中間周波数IF2
は455kHzで中波受信機の標準的中間周波数であるか
ら、フィルタ等の部品の入手が容易である便宜がある。
信号回路は第1ミクサ1、第1中間周波フィルタ2、第
2ミクサ3、第2中間周波段4、復調器5よりなり、第
1局部発振周波数LO1LO1RXIF1=(3.5〜4.0)+10.7 =14.2〜14.7MHz ・・・(A) であり、第2局部発振周波数LO2LO2IF1IF2=10.7−0.455 =10.245MHz ・・・(B) となるので、これを発振器6のRとしたときのVFO63
の発振周波数VFOは、LO1をミクスダウンしてLO2
と同じにするのであるからVFOLO1LO2=(14.2〜14.7)−10.245 =3.955〜4.455MHz ・・・(C) となる。次にこれを変形してLO1VFOLO2 を(A)式に代入してIF1 =(VFOLO2)−RX を得て、VFORXが一定であれば、LO2を増減する
ことによりIF1を同量の増減をするので、LO2を微調
整してIFシフトができ、その変化量は数kHz以内でよ
いので、発振器7には可変周波数水晶発振器が適当であ
る。
さらに(B)式と(D)式よりIF2IF1LO2 =(VFOLO2)−RXLO2VFORX となって、IF2LO2に無関係に一定であることが証
明される。
上述のIFシフトは逆にいえば受信周波数のシフトとい
えるので、受信周波数の微調整用として利用することも
できる。
〔発明の効果〕
この発明の第1図と、従来技術の第3図とを比較すると
明らかなように、第1図のPLL回路は構成が極めてシン
プルであり、ミクサ段が少ないのはスプリアス防止に有
利である。ただし、このPLL回路にはPDを含まないの
で、広範囲の周波数設定には制約があり、比較的狭帯域
の受信機をローコストで実現する目的に適している。
さらに広受信帯域の多バンド受信機用には、第1図のミ
クサ1の前にクリスタルコンバータを置いて、すべての
入力波を一定範囲の第1中間周波数帯に変換したものを
本発明の回路に加える構成が可能である。
このように第1ミクサをクリスタルコンバータとし、第
2ミクサのVFOにより受信周波数を設定する形式は当業
者間ではコリンズ形式として知られており、この形式の
受信機は多種類生産されているので、既製のコリンズ形
受信機の設計の一部を変更して本発明を導入することに
より、IFシフト機能を追加することができる効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の受信方式のブロック図、第2図はPLL
制御発振回路の基本回路図、第3図は従来のIFシフト
回路図である。 1・3・15・62・92・97……ミクサ段、2……
中間周波フィルタ、4……中間周波増幅段、5……復調
器、6・9……PLL制御発振器、10・61・91……V
CO、11・93……プログラマブル分周器、12・64
・94……位相比較器、13・95……基準発振器、1
6・63・96……VFO、7……第2局部発振器(シフ
ト調整器)、8……BFO

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダブルスーパーヘテロダイン方式無線通信
    機において、 周波数変換段の第1局部発振器をミクサ形PLL制御発
    振器とし、その位相比較基準周波数と第2局部発振器の
    周波数を共通として同時に等量変化させることにより中
    間周波数のシフトを行うことを特徴とする受信方式。
  2. 【請求項2】シングルスーパーヘテロダイン方式無線通
    信機において、 周波数変換段の局部発振器をミクサ形PLL制御発振器
    とし、その位相比較基準周波数とBFO発振器の周波数
    を共通として、同時に等量変化させることにより中間周
    波数のシフトを行う事を特徴とする受信方式。
JP63068961A 1988-03-23 1988-03-23 受信方式 Expired - Lifetime JPH0659033B2 (ja)

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JPS5518081A (en) * 1978-07-26 1980-02-07 Kyocera Corp Package for high-output semiconductor

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