JPH0658892A - 管体の製品検査装置 - Google Patents
管体の製品検査装置Info
- Publication number
- JPH0658892A JPH0658892A JP21104192A JP21104192A JPH0658892A JP H0658892 A JPH0658892 A JP H0658892A JP 21104192 A JP21104192 A JP 21104192A JP 21104192 A JP21104192 A JP 21104192A JP H0658892 A JPH0658892 A JP H0658892A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- pipe body
- pressure water
- thermometer
- radiation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 管体1を水平に保持して管軸心廻りに回転駆
動するターニング装置2を設けた。管体1の上方を管軸
心方向に沿って移動する移動台車4を設けた。管体1に
対して上下に接近離間する可動台座5を移動台車4に昇
降自在に設けた。検査対象の管表面の放射温度を測定す
る放射温度計6を可動台座5に設けた。 【効果】 管表面における放射温度の分布において漏水
箇所を特定することができ、肉眼では認知することが困
難な管体の微小な亀裂の有無を客観的な基準に基づいて
確実にかつ自動的に判別することができる。
動するターニング装置2を設けた。管体1の上方を管軸
心方向に沿って移動する移動台車4を設けた。管体1に
対して上下に接近離間する可動台座5を移動台車4に昇
降自在に設けた。検査対象の管表面の放射温度を測定す
る放射温度計6を可動台座5に設けた。 【効果】 管表面における放射温度の分布において漏水
箇所を特定することができ、肉眼では認知することが困
難な管体の微小な亀裂の有無を客観的な基準に基づいて
確実にかつ自動的に判別することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、亀裂等の製品欠陥を検
出するための管体の製品検査装置に関する。
出するための管体の製品検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋳鉄管等の管体の製品検査は、管
体の内部に圧力水を充填し、その圧力値の変動によって
製品の良否を判定している。つまり、製品の管体に亀裂
がある場合には、その亀裂から内部の圧力水が漏水し、
水圧試験中に圧力が低下するので、圧力値の変動によっ
て亀裂の有無を判別することができる。また、亀裂が微
小なものである場合には、亀裂から圧力水が滲みでる程
度なので、圧力値の減少が生じない。このため、製品検
査は作業者が目視で管表面における漏水の有無を確認す
ることにより行っている。
体の内部に圧力水を充填し、その圧力値の変動によって
製品の良否を判定している。つまり、製品の管体に亀裂
がある場合には、その亀裂から内部の圧力水が漏水し、
水圧試験中に圧力が低下するので、圧力値の変動によっ
て亀裂の有無を判別することができる。また、亀裂が微
小なものである場合には、亀裂から圧力水が滲みでる程
度なので、圧力値の減少が生じない。このため、製品検
査は作業者が目視で管表面における漏水の有無を確認す
ることにより行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、鋳鉄管を一本ずつ目視で検査すること
は単調な作業であるにもかかわらず、経験と熟練が必要
であり、作業者の主観に依って製品の良否を判断するの
で、判断に個人差が生じ、品質にばらつきが生じる問題
があった。
の構成において、鋳鉄管を一本ずつ目視で検査すること
は単調な作業であるにもかかわらず、経験と熟練が必要
であり、作業者の主観に依って製品の良否を判断するの
で、判断に個人差が生じ、品質にばらつきが生じる問題
があった。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、管体
の微小な亀裂の有無を客観的な基準に基づいて確実にか
つ自動的に判別することができる管体の製品検査装置を
提供することを目的とする。
の微小な亀裂の有無を客観的な基準に基づいて確実にか
つ自動的に判別することができる管体の製品検査装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の管体の製品検査装置は、管体を水平に保持
して管軸心廻りに回転駆動するターニング装置と、管体
の上方を管軸心方向に沿って移動する移動台車と、この
移動台車に昇降自在に設けられて管体に対して上下に接
近離間する可動台座と、この可動台座に設けられて検査
対象の管表面の放射温度を測定する放射温度計とを備え
た構成としたものである。
に、本発明の管体の製品検査装置は、管体を水平に保持
して管軸心廻りに回転駆動するターニング装置と、管体
の上方を管軸心方向に沿って移動する移動台車と、この
移動台車に昇降自在に設けられて管体に対して上下に接
近離間する可動台座と、この可動台座に設けられて検査
対象の管表面の放射温度を測定する放射温度計とを備え
た構成としたものである。
【0006】
【作用】上記した構成により、管体の検査を行う場合に
は一度管体の内部に圧力水を充満する。このとき、管体
に亀裂があると内部の圧力水が亀裂から管表面に漏水す
る。そして、圧力水を排出した管体をターニング装置に
載置し、管表面における放射温度を放射温度計で測定す
る。さらに、ターニング装置により管体を管軸心廻りに
回転させるとともに、移動台車を管軸心方向に沿って移
動させ、管体の全表面を撮像する。また、可動台座を昇
降させ、管表面に対して放射温度計を最適の位置に配置
する。
は一度管体の内部に圧力水を充満する。このとき、管体
に亀裂があると内部の圧力水が亀裂から管表面に漏水す
る。そして、圧力水を排出した管体をターニング装置に
載置し、管表面における放射温度を放射温度計で測定す
る。さらに、ターニング装置により管体を管軸心廻りに
回転させるとともに、移動台車を管軸心方向に沿って移
動させ、管体の全表面を撮像する。また、可動台座を昇
降させ、管表面に対して放射温度計を最適の位置に配置
する。
【0007】管表面の放射温度は漏水箇所が他の部位に
較べて低いので、放射温度計で計測した管表面の温度分
布において漏水箇所を特定することができ、肉眼では認
知することが困難な管体の微小な亀裂の有無を客観的な
基準に基づいて確実にかつ自動的に判別することができ
る。
較べて低いので、放射温度計で計測した管表面の温度分
布において漏水箇所を特定することができ、肉眼では認
知することが困難な管体の微小な亀裂の有無を客観的な
基準に基づいて確実にかつ自動的に判別することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、管体1はターニング装置2によ
って水平に保持されており、ターニング装置2は管体1
を管軸心廻りに回転駆動する。そして、管体1の上方に
は管軸心方向に沿って走行レール3を架設しており、走
行レール3には移動台車4を設けている。この移動台車
4には管体1に対して上下に接近離間する可動台座5を
設けており、可動台座5には検査対象の管表面の放射温
度を測定する放射温度計6を設けている。
明する。図1において、管体1はターニング装置2によ
って水平に保持されており、ターニング装置2は管体1
を管軸心廻りに回転駆動する。そして、管体1の上方に
は管軸心方向に沿って走行レール3を架設しており、走
行レール3には移動台車4を設けている。この移動台車
4には管体1に対して上下に接近離間する可動台座5を
設けており、可動台座5には検査対象の管表面の放射温
度を測定する放射温度計6を設けている。
【0009】この放射温度計6は赤外線カメラを有する
もので、赤外線カメラで撮像した画像を画像処理装置7
で二値化処理し、二値画像を表示装置8に表示するもの
である。また、可動台座5には光源としてハロゲンラン
プ9を設けている。
もので、赤外線カメラで撮像した画像を画像処理装置7
で二値化処理し、二値画像を表示装置8に表示するもの
である。また、可動台座5には光源としてハロゲンラン
プ9を設けている。
【0010】以下、上記構成における作用を説明する。
管体1の検査を行う場合には一度管体1の内部に圧力水
を充満する。このとき、管体1に亀裂があると内部の圧
力水が亀裂から管表面に漏水する。そして、圧力水を排
出した管体1をターニング装置2に載置し、管表面にお
ける放射温度を放射温度計6で測定する。さらに、ター
ニング装置2により管体1を管軸心廻りに回転させると
ともに、移動台車4を管軸心方向に沿って移動させ、管
体1の全表面を撮像する。尚、撮像に際しては可動台座
5を昇降させ、管表面に対して放射温度計6を最適の位
置に配置し、ハロゲンランプ9の光を照射して管表面を
加熱する。
管体1の検査を行う場合には一度管体1の内部に圧力水
を充満する。このとき、管体1に亀裂があると内部の圧
力水が亀裂から管表面に漏水する。そして、圧力水を排
出した管体1をターニング装置2に載置し、管表面にお
ける放射温度を放射温度計6で測定する。さらに、ター
ニング装置2により管体1を管軸心廻りに回転させると
ともに、移動台車4を管軸心方向に沿って移動させ、管
体1の全表面を撮像する。尚、撮像に際しては可動台座
5を昇降させ、管表面に対して放射温度計6を最適の位
置に配置し、ハロゲンランプ9の光を照射して管表面を
加熱する。
【0011】放射温度の測定操作を説明する。管表面を
放射温度計6の赤外線カメラで撮像し、画像を画像処理
装置7で処理し、各画素領域における放射温度に応じて
色階調を異ならせて表示装置8に表示する。したがっ
て、表示装置8の画像は管表面における放射温度の分布
を示す。この管表面の放射温度は、管表面に圧力水が漏
水した漏水箇所が他の部位に較べて低いので、適当温度
に対応する色階調を閾値として表示装置8の画像を二値
化すると漏水箇所を特定することができ、肉眼では認知
することが困難な管体の微小な亀裂の有無を客観的な基
準に基づいて確実にかつ自動的に判別することができ
る。
放射温度計6の赤外線カメラで撮像し、画像を画像処理
装置7で処理し、各画素領域における放射温度に応じて
色階調を異ならせて表示装置8に表示する。したがっ
て、表示装置8の画像は管表面における放射温度の分布
を示す。この管表面の放射温度は、管表面に圧力水が漏
水した漏水箇所が他の部位に較べて低いので、適当温度
に対応する色階調を閾値として表示装置8の画像を二値
化すると漏水箇所を特定することができ、肉眼では認知
することが困難な管体の微小な亀裂の有無を客観的な基
準に基づいて確実にかつ自動的に判別することができ
る。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、管表
面における放射温度の分布において漏水箇所を特定する
ことができ、肉眼では認知することが困難な管体の微小
な亀裂の有無を客観的な基準に基づいて確実にかつ自動
的に判別することができる。
面における放射温度の分布において漏水箇所を特定する
ことができ、肉眼では認知することが困難な管体の微小
な亀裂の有無を客観的な基準に基づいて確実にかつ自動
的に判別することができる。
【図1】本発明の一実施例における管体の製品検査装置
の全体構成図である。
の全体構成図である。
1 管体 2 ターニング装置 4 移動台車 5 可動台座 6 放射温度計
Claims (1)
- 【請求項1】 管体を水平に保持して管軸心廻りに回転
駆動するターニング装置と、管体の上方を管軸心方向に
沿って移動する移動台車と、この移動台車に昇降自在に
設けられて管体に対して上下に接近離間する可動台座
と、この可動台座に設けられて検査対象の管表面の放射
温度を測定する放射温度計とを備えたことを特徴とする
管体の製品検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21104192A JPH0658892A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 管体の製品検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21104192A JPH0658892A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 管体の製品検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0658892A true JPH0658892A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16599399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21104192A Pending JPH0658892A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 管体の製品検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0658892A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7454957B2 (en) * | 1997-05-26 | 2008-11-25 | Martin Lehmann | Method for leak testing and leak testing apparatus |
CN108956639A (zh) * | 2018-06-13 | 2018-12-07 | 广东美的智能机器人有限公司 | 管件检测方法和管件检测装置 |
CN109341760A (zh) * | 2018-09-21 | 2019-02-15 | 大连理工大学 | 一种应用于研究水合物堵塞的全可视化循环管路系统 |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP21104192A patent/JPH0658892A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7454957B2 (en) * | 1997-05-26 | 2008-11-25 | Martin Lehmann | Method for leak testing and leak testing apparatus |
US9091612B2 (en) | 1997-05-26 | 2015-07-28 | Wilco Ag | Method for leak testing and leak testing apparatus |
US8459099B2 (en) | 1997-05-27 | 2013-06-11 | Wilco Ag | Method for leak testing and leak testing apparatus |
CN108956639A (zh) * | 2018-06-13 | 2018-12-07 | 广东美的智能机器人有限公司 | 管件检测方法和管件检测装置 |
CN109341760A (zh) * | 2018-09-21 | 2019-02-15 | 大连理工大学 | 一种应用于研究水合物堵塞的全可视化循环管路系统 |
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