JPH0658851B2 - フライバックトランス - Google Patents

フライバックトランス

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JPH0658851B2
JPH0658851B2 JP2067749A JP6774990A JPH0658851B2 JP H0658851 B2 JPH0658851 B2 JP H0658851B2 JP 2067749 A JP2067749 A JP 2067749A JP 6774990 A JP6774990 A JP 6774990A JP H0658851 B2 JPH0658851 B2 JP H0658851B2
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JP
Japan
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terminal pin
terminal
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flyback transformer
bobbin
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勝雄 井山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビジョン受像機に用いられるフライバック
トランス、とくにそのボビン端子装置に関するものであ
る。
従来の技術 従来この種のフライバックトランスの高圧ボビンを第7
図に示す。図に示すように、巻線2が巻回されたボビン
5の両端部には複数の端子ピン保持部1が一体に立設さ
れてある。この端子ピン保持部1の側面には巻線案内溝
6が刻設され、その一方の壁面には延設されて案内リブ
4が形成されている。また、その上面に開口する角形の
端子ピン穴7には端子ピン3が打込み等の手段で植設さ
れている。
上記フライバックトランスのボビン端子装置の詳細を第
8図,第9図に示す。なお、すでに説明した部材及び構
成については同一番号を付し説明を省略する。
端子ピン保持部1の上面には、ボビン5の両端部に打込
み等の手段で植設された端子ピン3に橋着する整流用ダ
イオードのリード線13が挿入される溝14が端子ピン
穴に通じて形設されている。そのため端子ピン穴7の溝
14側の壁面15は薄肉となり、また、端子ピン3の打
込み深さが浅くなっている。
上記の構成において、ボビン5に巻回された巻線2の両
端末部2aを案内リブ4に引掛けて浮き上りを防止し、
巻線案内溝6を通して後述する端子ピン3の傾倒方向と
同方向に導出し、端子ピン3に巻回してこの巻回部を整
流用ダイオードのリード線13とともにハンダディップ
によりハンダ付けしていた。
ところで、フライバックトランスは高電圧が印加される
ため、これに用いられるボビン5は電気特性に優れたも
のでなければならず、ガラス繊維入りの変性ポリフェニ
レンエーテルが用いられている。ところが、このものの
熱変形温度は低く90℃程度である。
発明が解決しようとする課題 このような従来のフライバックトランスのボビン端子装
置では、ハンダディップ工程において端子ピン保持部1
の先端部が、その熱変形温度を超えるハンダ溶液中に短
時間であるが浸漬されるため、端子ピン穴7の溝14側
の薄肉の壁面15は軟化,変形し、加えて端子ピン3の
打込み深さが浅いために、第9図矢印のように端子ピン
3を溝14側へ傾倒させ、巻線2の端末部2aを張引し
て過大な引張り応力をかけ、ときとして断線させるとい
う問題があった。
また、引張りストレスを有したまゝ樹脂モールディング
され、耐久性や信頼性に欠けるという問題もあった。
本発明は上記課題を解決するもので、ハンダディップ工
程における端子ピンの傾倒による巻線端末部の引張り応
力の付加や断線をなくし、耐久性のある信頼性の高いフ
ライバックトランスのボビン端子装置を提供することを
目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明フライバックトラン
スは、巻線を巻回するボビンと、前記ボビンの両端部に
立設され、上面に開口する角形の端子ピン穴と側面に刻
設される巻線案内溝とを有する端子ピン保持部と、前記
端子ピン穴に植設され前記巻線の端末部が巻回される端
子ピンとを有し、前記端子ピンを前記端子ピン穴の一辺
に沿わせ対向辺との間に空隙を設けて植設し、前記空隙
側を前記端子ピンの倒れ勝手方向とし、前記巻線の端末
部を前記端子ピンの倒れ勝手方向と逆方向に前記巻線案
内溝から前記端子ピンに導出し前記端子ピンに巻回した
ものである。
また、端子ピン穴の一辺に深さ方向に突條を形成し、前
記突條の先端と前記端子ピン穴の対向辺との間に端子ピ
ンを植設し、前記突條側を前記端子ピンの倒れ勝手方向
とすることもできる。
作用 本発明は上記した構成により、ハンダディップ時の端子
ピンの傾倒方向と逆方向に巻線端末部を巻線案内溝から
導出することにより、端子ピンの傾倒が巻線端末部を撓
ます作用をするので、巻線端末部には引張り応力は全く
かからず、断線のおそれも皆無にすることができる。
実施例 実施例について第1図から第6図を参照しながら説明す
る。なお、従来例と同一部材には同一番号を付し、異な
る構成について説明する。
第1図,第2図は本発明の第1の実施例を示し、端子ピ
ン保持部1の上面には角形状の浅い端子ピン穴7が形設
されてあり、その一辺7aに沿わせて板状の端子ピン3
が植設され、対向辺7bとの間に空隙Gを形成してい
る。この空隙Gはハンダディップ時に端子ピン3が傾倒
した場合の逃げ代となるもので、空隙G側を端子ピン3
の倒れ勝手方向としている。
巻線2の端末部2aは案内溝6を通り端子ピン3に巻回
されるが、この巻線2の端末部2aの導出方向は端子ピ
ン3の倒れ勝手方向と逆方向となっている。
上記構成において作用を説明すると、ボビン5に巻線2
を巻回し、その端末部2aを端子ピン3に巻回した後、
巻回部をハンダディップによりハンダ付けするが、従来
例で説明したように、端子ピン保持部1の先端部はハン
ダ溶液への浸漬により軟化し、端子ピン3は不安定な植
設状態になるが、端子ピン3は端子ピン穴7の一辺7a
に沿っているため一辺7a側へは傾倒せず、第2図の矢
印のように対向辺7b側の空隙G側へ傾倒する。このと
き、巻線2の端末部2aは端子ピン3の倒れ勝手の方向
と逆方向に案内溝6から導出されているので、端末部2
aは撓む方向に力を受ける。
このように本発明の第1の実施例のフライバックトラン
スのボビン端子装置によれば、ハンダディップ工程で生
じる端子ピン3の傾倒方向と逆方向に巻線2の端末部2
aを案内溝6から導出しているので巻線2の端末部2a
を引張り応力がかかるという従来の問題をなくし、巻線
2の端末部2aにストレスをかけず、断線のおそれをな
くすることができる。
第3図,第4図は端子ピン3の植設方向を変えた第2の
実施例で、その構成,作用は第1の実施例と同一である
ので説明を省略する。
次に第3の実施例を第5図,第6図に示し、第1及び第
2の実施例と異なる構成について説明する。
端子ピン保持部1の上面の角状の端子ピン穴7の一辺7
bには深さ方向に突條8が形成されてあり、この突條8
の先端と対向辺7aとの間に端子ピン3が植設されてい
る。
突條8はハンダディッピング時に端子ピン支持部1の他
の部分より先に軟化し、端子ピン3が傾倒するときの逃
げ代となるもので、突條8側を端子ピン3の倒れ勝手方
向としている。
巻線2の端末部2aは案内溝6を通り端子ピン3に巻回
されるが、この巻線2の端末部2aの導出方向は端子ピ
ン3の倒れ勝手方向と逆方向となっている。
上記構成において作用を説明すると、ボビン5に巻線2
を巻回し、その端末部2aを端子ピン3に巻回した後、
巻回部をハンダディッピングによりハンダ付けするが、
従来例で説明したように、端子ピン保持部1の先端部は
ハンダ溶液に浸漬されて軟化する。このとき、端子ピン
穴7に形成されている突條8は他の部分に比べて熱容量
が小さいため、他の部分より先に軟化する。そして、端
子ピン3は端子ピン穴7の一辺7aに沿っているため一
辺7a側へは傾倒せず、第6図の矢印のように突條8側
へ傾倒する。このとき、巻線2の端末部2aは端子ピン
3の倒れ勝手の方向と逆方向に案内溝6から導出されて
いるので、端末部2aは撓む方向に力を受ける。
この第3の実施例の利点は第1の実施例と同様である
が、第3の実施例においては、端子ピン3が端子ピン穴
7の突條8と対向辺7aとの間に植設されるので、端子
ピン3の植設時の作業性が良くなり、かつ、植設がより
確実に行われる利点が付加される。
なお、上記各実施例において、端子ピン3を端子ピン穴
7の一辺7aに沿わせて植設したが、端子ピン3と一辺
7aとは必ずしも密接させる必要はなく、巻線端末部2
aに引張り応力がかゝらなければ少隙を有してもよいも
のである。また整流ダイオードは手ハンダによる後付け
にしてもよく、端子ピン保持部1の上面にリード保持部
(図示せず)を突設して、このリード保持部で保持して
ハンダディップ時にハンダ付けしてもよいものである。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように、本発明によれ
ば端子ピンを端子ピン保持部の端子ピン穴の一辺に沿わ
せて対向辺との間に空隙を設けて植設し、この空隙側の
端子ピンの倒れ勝手方向とし、巻線端末部を端子ピンの
倒れ勝手方向と逆方向に巻線案内溝から端子ピンに導出
して端子ピンに巻回したので、ハンダディップでハンダ
付けする工程で端子ピン保持部がハンダ溶液に浸漬され
て軟化し端子ピンが傾倒しても、端子ピンの傾倒が巻線
端末部を撓ます作用をし、巻線端末部には引張り応力が
かゝることがなく、従って、巻線端末部の断線のおそれ
が皆無となり、また、引張りストレスを有したまゝ樹脂
モールディングされることもなくなり、耐久性に優れ、
信頼性の高いフライバックトランスのボビン端子装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例のフライバックトランス
のボビン端子装置の要部外観斜視図、第2図(a),(b),
(c)はそれぞれ要部の平面図,正面図,側面図、第3図
は同第2の実施例の外観斜視図、第4図(a),(b),(c)
はそれぞれ同平面図,正面図,側面図、第5図は同第3
の実施例の外観斜視図、第6図(a),(b),(c)は同平面
図,正面図,側面図、第7図はフライバックトランスの
ボビンの外観斜視図、第8図は従来例のフライバックト
ランスのボビン端子装置の外観斜視図、第9図(a),
(b),(c)は同平面図,正面図,側面図である。 1……端子ピン保持部、2……巻線、2a……巻線端末
部、3……端子ピン、5……ボビン、6……案内溝、7
……端子ピン穴、7a……端子ピン穴の一辺、7b……
端子ピン穴の対向辺、G……空隙、8……突條。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻線を巻回するボビンと、前記ボビンの両
    端部に立設され、上面に開口する角形の端子ピン穴と側
    面に刻設される巻線案内溝とを有する端子ピン保持部
    と、前記端子ピン穴に植設され前記巻線の端末部が巻回
    される端子ピンとを有し、前記端子ピンを前記端子ピン
    穴の一辺に沿わせ対向辺との間に空隙を設けて植設し、
    前記空隙側を前記端子ピンの倒れ勝手方向とし、前記巻
    線の端末部を前記端子ピンの倒れ勝手方向と逆方向に前
    記巻線案内溝から前記端子ピンに導出し前記端子ピンに
    巻回してなるフライバックトランス。
  2. 【請求項2】端子ピン穴の一辺に深さ方向に突條を形成
    し、前記突條の先端と前記端子ピン穴の対向辺との間に
    端子ピンを植設し、前記突條側を前記端子ピンの倒れ勝
    手方向とした請求項1記載のフライバックトランス。
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