JPH0658786A - 差圧式流量計 - Google Patents

差圧式流量計

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JPH0658786A
JPH0658786A JP21520292A JP21520292A JPH0658786A JP H0658786 A JPH0658786 A JP H0658786A JP 21520292 A JP21520292 A JP 21520292A JP 21520292 A JP21520292 A JP 21520292A JP H0658786 A JPH0658786 A JP H0658786A
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JP
Japan
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pressure
total
static
total pressure
static pressure
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JP21520292A
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English (en)
Inventor
Ryohei Ishii
良平 石井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、強度が大きく幅広い流速域に適用
可能な差圧式流量計1を提供する。 【構成】 本発明の差圧式流量計1は、円筒状で内部に
総圧平均流路3を備え外周最頂部に総圧平均流路3に連
通する総圧孔4を設けた総圧検出部材2と、この総圧検
出部材2の総圧孔4とは反対側に接合したこの総圧検出
部材2から離れるに従い拡開するとともに壁面の一部に
静圧孔8を設けた一対の側壁板9a、9b及び一対の側
壁板9a、9bの端部を連結する弧状の端面板9cとを
具備し、総圧検出部材2との間に前記静圧孔8からの流
体が流れる静圧平均流路12を形成する静圧検出部材5
とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差圧式流量計に関し、
より詳しくは、幅広い流速域に適用可能なピトー管式の
差圧式流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の差圧式流量計の従来例を図5乃
至図9を参照して説明する。
【0003】図5に示す差圧式流量計50は、流体の流
路F内に挿入される丸棒状の検出部材51と、この検出
部材51の端部に取り付けた検出ヘッド52とを具備し
ている。検出部材51における流路Fに対する上流側に
は所定数の総圧孔53を、また、検出部材51における
流路Fに対する下流側には所定数の静圧孔54を設けて
いる。
【0004】前記各総圧孔53は、検出部材51の内部
から検出ヘッド52の内部を経てこの検出ヘッド52の
一方の端部に設けた総圧取出し口55に連通している。
【0005】また、前記各静圧孔53は、検出部材51
の内部から検出ヘッド52の内部を経てこの検出ヘッド
52の他方の端部に設けた静圧取出し口56に連通して
いる。 しかしながら、この差圧式流量計50の場合、
検出部材51が丸棒状であるため、流体が検出部材51
に当たって生じる渦の剥離点が移動するため安定した流
量係数が極狭い範囲でしか得られないという問題があ
る。
【0006】図6に示す差圧式流量計60は、前記差圧
式流量計50の検出部材51の代りに、四角筒状で流路
Fに対する上流側角部には所定数の総圧孔63を、ま
た、流路Fに対する下流側角部には所定数の静圧孔64
を設けた検出部材61を用いたものである。
【0007】しかしながら、この差圧式流量計60の場
合、静圧孔64が流路Fの中央部に位置し、このため、
流体に対する曲げ応力の最大位置を共振に対して弱い静
圧孔64が占めてしまうという問題がある。
【0008】図7に示す差圧式流量計70は、三角筒状
で総圧孔73を設けた総圧検出部材71A及び三角筒状
で静圧孔74を設けた静圧検出部材71Bを接合して略
四角筒状とし、図8に示すように、これらを四角筒状の
角筒77内に収納した構造である。
【0009】しかしながら、この差圧式流量計70の場
合、角筒77と、総圧検出部材71A及び静圧検出部材
71Bとの間に間隙があり、静圧孔74付近の間隙から
総圧が静圧孔74内に侵入するという問題がある。
【0010】また、差圧式流量計60、差圧式流量計7
0の場合、図9に示すように、流れの剥離点をこれらの
検出端の最大幅(流れ方向に対して各45度位置)で規
制しているが、渦は静圧孔74方向へ流れ、この場合、
静圧孔74の位置は渦に対して十分な距離ではなく、静
圧の検出が不安定になってしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の各差圧式流量計50、60、70は、渦の剥離点の影
響、共振や形状からくる圧力集中の問題等各々種々の欠
点を有していた。
【0012】そこで、本発明は、従来の差圧式流量計の
欠点を解消し、強度が大きく幅広い流速域に適用可能な
差圧式流量計を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の差圧式流量計
は、円筒状で内部に総圧平均流路を備え外周最頂部に総
圧平均流路に連通する総圧孔を設けた総圧検出部材と、
この総圧検出部材の前記総圧孔とは反対側に接合したこ
の総圧検出部材から離れるに従い拡開するとともに壁面
の一部に静圧孔を設けた一対の側壁板及び一対の側壁板
の端部を連結する弧状の端面板とを具備し、前記総圧検
出部材との間に前記静圧孔からの流体が流れる静圧平均
流路を形成する静圧検出部材とを有するものである。
【0014】
【作用】上述した構成の差圧式流量計を、総圧検出部材
の外周最頂部が流体の流れの上流側に向かうようにして
配置する。すると、流体の流れは総圧検出部材の外周最
頂部からこの総圧検出部材の外周を経てこれにつづく静
圧検出部材の徐々に拡開する一対の側壁板に沿って流
れ、この一対の側壁板の端部で剥離してカルマン渦とな
る。
【0015】このような流体の流れにおいて、総圧検出
部材の外周最頂部に設けた総圧孔にあたった流れはこの
総圧孔から総圧平均流路に至り、その総圧が検出され
る。
【0016】一方、一対の側壁板に沿って流れる流体は
この一対の側壁板に設けたカルマン渦の影響を受けない
静圧孔から静圧検出部材内の静圧平均流路に至り、その
静圧が検出される。
【0017】この結果、総圧検出部材が検出する総圧
と、静圧検出部材が検出する静圧との差圧が大きくな
り、幅広い流速域に適用可能となる。
【0018】また、この差圧式流量計は、円筒状の総圧
検出部材と、この総圧検出部材から離れるに従い拡開す
る一対の側壁板及び一対の側壁板の端部を連結する弧状
の端面板とからなる静圧検出部材とからなるので、一対
の側壁板が流体の流れによって生じる抗力の共振防止、
曲げ応力の低減を図るので、全体として強度が大きくな
る。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0020】図1乃至図3に示す差圧式流量計1は、円
筒状で内部に総圧平均流路3を備え外周最頂部に総圧平
均流路3に連通する総圧孔4を設けた総圧検出部材2
と、この総圧検出部材2に接合した静圧検出部材5と、
総圧検出部材2、静圧検出部材5を流体が流れる配管1
0に漏れが生じない状態で取り付ける円筒状のシール構
造をもった継手6と、総圧検出部材2、静圧検出部材5
の配管10から外方に突出する保持部11の上端部に取
り付けた箱型状のヘッド部7とを具備している。前記静
圧検出部材5は、図4に示すように、総圧検出部材2の
前記総圧孔4とは反対側に接合したこの総圧検出部材2
から離れるに従い拡開する(拡開角α=3乃至36度)
とともに壁面の一部に静圧孔8を設けた一対の側壁板9
a、9b及び一対の側壁板9a、9bの端部を連結する
弧状の端面板9cとを具備し、総圧検出部材2との間に
静圧平均流路12を形成している。
【0021】前記ヘッド部7には、総圧平均流路3に連
通する総圧取出し口13aと、静圧平均流路3に連通す
る静圧取出し口13bとを設けている。
【0022】上述した構成の差圧式流量計1の作用を説
明する。
【0023】この差圧式流量計1を、総圧検出部材2の
外周最頂部が流体の流れの上流側に向かうようにして配
置する。すると、流体の流れは総圧検出部材2の外周最
頂部からこの総圧検出部材2の外周を経てこれにつづく
静圧検出部材5の徐々に拡開する一対の側壁板9a、9
bに沿って流れ、この一対の側壁板9a、9bの端部で
剥離してカルマン渦となる。
【0024】このような流体の流れにおいて、総圧検出
部材2の外周最頂部に設けた総圧孔4にあたった流れ
は、この総圧孔4から総圧平均流路3を流れ、平均化さ
れヘッド部7の総圧取出し口13aに至り、その総圧が
検出される。
【0025】一方、一対の側壁板9a、9bに沿って流
れる流体はこの一対の側壁板9a、9bに設けたカルマ
ン渦の影響を受けない静圧孔8から静圧検出部材5内の
静圧平均流路12を流れ、平均化されヘッド部7の静圧
取出し口13bに至り、その静圧が検出される。
【0026】この結果、総圧検出部材2により検出する
流体の総圧と、静圧検出部材5により検出する流体の静
圧との差圧は、静圧孔8が端面板9cにある場合に比べ
大きくなり、この差圧式流量計1を低速から高速まで幅
広い流速域に適用可能となる。 また、この差圧式流量
計1は、円筒状の総圧検出部材2と、この総圧検出部材
2から離れるに従い拡開する一対の側壁板9a、9b及
び一対の側壁板9a、9bの端部を連結する弧状の端面
板9cとからなる静圧検出部材5とからなるので、一対
の側壁板9a、9bが流体の流れによって生じる抗力の
共振防止、曲げ応力の低減を図ることになり、全体とし
ての強度を大きくすることができる。
【0027】この場合、一対の側壁板9a、9bの各拡
開角αは、3乃至30度とすることができるが、流れに
よって生じる抗力の共振防止、曲げ応力の低減の観点か
ら5乃至10度とすることが好ましい。
【0028】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、上述した
構成としたので、強度が大きく幅広い流速域に適用可能
な差圧式流量計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の差圧式流量計の実施例を示す断面図
【図2】本実施例の差圧式流量計を配管に取付けた状態
の側面図
【図3】本実施例の差圧式流量計を配管に取付けた状態
の斜視図
【図4】本実施例の差圧式流量計の総圧検出部材、静圧
検出部材の部分斜視図
【図5】従来の差圧式流量計の一例を示す斜視図
【図6】従来の差圧式流量計の他例を示す斜視図
【図7】従来の差圧式流量計のさらに別例を示す斜視図
【図8】図7に示す差圧式流量計の部分拡大斜視図
【図9】従来の差圧式流量計の原理的説明図
【符号の説明】
1 差圧式流量計 2 総圧検出部材 3 総圧平均流路 4 総圧孔 5 静圧検出部材 9a 側壁板 9b 側壁板 9c 端面板 8 静圧孔 12 静圧平均流路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状で内部に総圧平均流路を備え外周
    最頂部に総圧平均流路に連通する総圧孔を設けた総圧検
    出部材と、この総圧検出部材の前記総圧孔とは反対側に
    接合したこの総圧検出部材から離れるに従い拡開すると
    ともに壁面の一部に静圧孔を設けた一対の側壁板及び一
    対の側壁板の端部を連結する弧状の端面板とを具備し、
    前記総圧検出部材との間に前記静圧孔からの流体が流れ
    る静圧平均流路を形成する静圧検出部材とを有すること
    を特徴とする差圧式流量計。
JP21520292A 1992-08-12 1992-08-12 差圧式流量計 Pending JPH0658786A (ja)

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JP21520292A JPH0658786A (ja) 1992-08-12 1992-08-12 差圧式流量計

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JP21520292A JPH0658786A (ja) 1992-08-12 1992-08-12 差圧式流量計

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JPH0658786A true JPH0658786A (ja) 1994-03-04

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ID=16668387

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JP21520292A Pending JPH0658786A (ja) 1992-08-12 1992-08-12 差圧式流量計

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JP (1) JPH0658786A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104061968A (zh) * 2014-07-03 2014-09-24 毕托巴(上海)科技有限公司 一种高稳定、宽流速范围毕托巴流量传感器取压头
JP2016532088A (ja) * 2013-09-27 2016-10-13 ローズマウント インコーポレイテッド 改良されたピトー管の形態を有する差圧ベースの流量測定装置
JP2018048975A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 高砂熱学工業株式会社 流量制御ダンパ
KR102250146B1 (ko) * 2020-12-21 2021-05-11 주식회사 서진인스텍 내구성이 향상되고 측정이 정확한 개량형 피토관

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016532088A (ja) * 2013-09-27 2016-10-13 ローズマウント インコーポレイテッド 改良されたピトー管の形態を有する差圧ベースの流量測定装置
CN104061968A (zh) * 2014-07-03 2014-09-24 毕托巴(上海)科技有限公司 一种高稳定、宽流速范围毕托巴流量传感器取压头
JP2018048975A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 高砂熱学工業株式会社 流量制御ダンパ
KR102250146B1 (ko) * 2020-12-21 2021-05-11 주식회사 서진인스텍 내구성이 향상되고 측정이 정확한 개량형 피토관

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020726