JPH065873Y2 - タイヤ成形機におけるビード自動供給装置 - Google Patents

タイヤ成形機におけるビード自動供給装置

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JPH065873Y2
JPH065873Y2 JP1988019472U JP1947288U JPH065873Y2 JP H065873 Y2 JPH065873 Y2 JP H065873Y2 JP 1988019472 U JP1988019472 U JP 1988019472U JP 1947288 U JP1947288 U JP 1947288U JP H065873 Y2 JPH065873 Y2 JP H065873Y2
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JP
Japan
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bead
stacker
take
beads
stackers
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JP1988019472U
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Inventor
秀夫 辰野
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オーツタイヤ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、タイヤ成形機において、ビードを1本宛装着
装置へ供給する自動供給装置のビードスタッカーに関す
る。
(従来の技術) 生タイヤの成形において、成形ドラムに巻付けたプライ
コードの両端部にビードを装着する作業があり、該作業
を行なうためのビード装着装置が知られている(例えば
特公昭53-24463号公報参照)。
このビード装着装置は、ビードを1本ずつ保持してプラ
イコードの両端部にビードを移動させるものであり、手
作業によりビードを1本ずつ保持させなければならない
ため、タイヤ成形機の自動化ができず、生産性向上を阻
害する要因の1つとなっていた。
そこで、本考案者は、すでに、ビードを積層状に貯える
スタッカーと、スタッカーの最下部に位置したビードを
1本ずつ取出す装置と、取出されたビードをビード装着
装置に送り込む送り装置とを備えたタイヤ成形機におけ
るビード自動供給装置を提案した(実開昭62-159622号
公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記ビード自動供給装置にあっては、スタッ
カーにビードを補給する場合、タイヤ成形機を一時停止
させなければならないという問題がある。
本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、タイヤ成形機を一時停止させ
ることなくビードの補給ができ、完全自動化の阻害要因
の1つを解消しうるビードスタッカーを提供するにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案では次の技術的手段
を講じた。
即ち、本考案の特徴とするところは、ビードを積層状に
貯えるビードスタッカーと、該スタッカーのビードの最
下部のものを1本毎取り出す取出装置とを備えたタイヤ
成形機におけるビード自動供給装置において、前記取出
装置に対して前記スタッカーは二つ設けられ、両スタッ
カーは、連結部材で結合され、且つ、前記両スタッカー
は前記取出装置に対応する位置と、該取出装置から離れ
た位置とに交互に位置変更可能に設けられ、前記両スタ
ッカーを位置変更させる駆動装置が設けられ、前記取出
装置は、前記スタッかーが位置変更するとき、その移動
に干渉しないよう位置変更可能に設けられている点にあ
る。
(作用) 本考案のビード自動供給装置によれば、二つのビードス
タッカーに、ビードを積層状に貯える。そして、一方の
スタッカーを取出装置に対応させ、該取出装置により積
層された最下部のビードを取り出しタイヤ成形機に供給
する。この動作を繰り返すことにより一方の側のスタッ
カーのビードが無くなり空になる。すると、駆動装置が
作動し、空のスタッカーを取出装置から離し、他方のス
タッカーを取出装置に対応させるよう位置変更させる。
このとき、両スタッカーは連結部材で連結されているの
で、両スタッカーの位置変更は、一つの駆動装置で同時
に行うことができる。また、前記スタッカーの位置変更
に際し、取出装置がスタッカーに干渉しないよ、該取出
装置が位置変更される。
前記スタッカーの位置変更は、短時間で行えるので、タ
イヤ成形機を停止させる必要はない。そして、スタッカ
ーの位置変更が完了すると取出装置は、新しいスタッカ
ーのビードをその最下段のものから取り出してタイヤ成
形機に供給する。
一方、空のスタッーに対してビードが積層状に貯えら
れ、次の供給に待機する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図〜第2図は、生タイヤ成形機の全体を示し、1は
ベースフレームであって、該フレーム1の一端に成形ド
ラム2を回転自在に片持支持した軸受台3が配設され、
これに続いてビード装着装置4がドラム軸線方向に移動
自在に載設されたベッド5が配設されている。該ベッド
5の前側には、タイヤ取外し装置6が、前記ビード装着
装置4と平行移動するように設けられている。
前記成形ドラム2は、その外周にプライコードを巻付け
て生タイヤを形成するものであり、ビード装着装置4
は、成形ドラム2に巻付けられたプライコードの両端部
にビード7を外嵌装着する装置で、成形ドラム2と後述
のビード自動供給装置8との間を往復動するようになっ
ている。
また、ビード装着装置4は、左右一対のビード保持アー
ム4Aを有し、該保持アーム4Aの先端部に上方開方の半円
状のビード保持部4Bを備えている。
前記ビード自動供給装置8は、前記ビード装着装置4の
待機位置(ビード受渡し位置)の背部に立設された架台
9上に載設され、ビードスタッカー10と、該スタッカー
10の下部に設けられたビード取出装置11と、スタッカー
10の前側でビード装着装置4の直上に位置せられた送り
装置12とから成っている。
前記スタッカー10は、第3図及び第4図に詳細が示され
ているように、主として架台9上の左右両端に立設され
た支柱13,14と、両支柱13,14間に平行に架設された上下
の棒状水平支持部材15,16と、左右の板状体17A,17B,18
A,18Bと上下の連結横材17C,18Cとにより方形枠状とせら
れかつ前記支持部材15,16に左右方向に移動可能に懸架
された左右各一対のフレーム17,18と、各フレーム17,18
の上下に支軸19,20を介して装着された左右一対のスプ
ロケット21と、上下のスプロケット21間に巻掛けられた
エンドレスチエン22と、各チエン22に定ピッチ間隔で併
設された先端部にビード保持溝23を備えたビード保持ア
タッチメント24と、両フレーム17,18を連動的に左右方
向に移動させるシリンダ装置25と、前記チエン22の間
欠駆動手段26及び早送り手段27等から成っている。
前記フレーム17,18は、それぞれ摺動ブシュ28を介して
両水平支持部材15,16に移動可能で、ビード取出装置11
の中心位置に各フレーム17,18の中心位置が合致すると
ころで停止するように制御される。
また、前記上下連結横材17C,18C間には、前記ビード保
持アタッチメント24のガイド29が設けられ、該ガイド29
に前記アタッチメント24が当接するようになっている。
前記両フレーム17,18は、連結部材30,31により分離可能
に連結され、連動的に移動するようになっている。
前記支持軸19,20は、それぞれ軸受32を介して前記フレ
ーム17,18に軸支され、上部支軸19は両端がフレーム17,
18の両外端に延出せられ、ラチエットホィール33,34が
固着されており、さらに対向内端には早送り用のスプロ
ケット35が固着されている。
そして、対向内側のラチエットホィール34には戻り止め
用のラチエット爪36が係合され、支軸19が一方向すなわ
ちビード送り出し方向にのみ回転させるようになってい
る。
さらに、支軸19には、その対向外端に固着されたラチエ
ットホィール33の近傍に揺動アーム37が揺動自在に取付
けられ、該揺動アーム37の外端にラチエットホィール33
に係合するラチエット爪38が軸支されており、さらに揺
動アーム37の中間にエアシリンダ39のピストンロッド40
外端がピン41を介して連結されている。前記エアシリン
ダ39は、フレーム17,18の対向外端外側面に軸支されて
おり、該シリンダ39のピストンロッド40を出退させるこ
とによって、ラチエット爪38がラチエットホィール33に
間欠係合し、支軸19を間欠的に回転駆動せしめ、エンド
レスチエン22が間欠的に周回運動するように構成されて
いる。
すなわち、間欠駆動手段26は、ラチエットホィール33、
揺動アーム37、ラチエット爪38、エアシリンダ39により
構成されている。
前記早送り手段27は、前記フレーム17,18の下部に軸支
された駆動軸42と、該軸42の対向外端に固着されたハン
ドル43と、該軸42の対向内端に固着されたスプロケット
44と、該スプロケット44と前記上部のスプロケット35に
巻掛けられた伝動チエン45とから成り、ハンドル43を手
動回転操作することによって、支軸19を駆動しビード7
の早送りが行ないうるようになっている。
前記シリンダ装置25のピストンロッド46外端は、ジョイ
ント47を介してフレーム17に連結されている。
なお、48はショックアブソーバーで、前記支柱13,14の
対向内側面に取付けられている。
なお、46aはビードセット台、47aはビード取出台、48
aは近接スイッチでフレーム17,18に固着されている。
前記ビード取出装置11は、架台9上に軸受台49を介して
上下方向揺動可能に設けられたプッシャーシリンダ50
と、該シリンダ50のピストンロッド51端に固着されたプ
ッシャー52と、前記架台9の下面に固着されているブラ
ケット53に揺動可能に軸支された前記プッシャーシリン
ダ50の上下駆動エアシリンダ54と、プッシャーシリンダ
上下動案内部材55とから成っている。そして、前記エア
シリンダ54のピストンロッド56外端は、可動リンク部材
57を介してプッシャーシリンダ50の中間部分に連結さ
れ、可動リンク部材57の軸支ピン58が前記案内部材55の
案内溝59に嵌合されている。
したがって、前記フレーム17,18が移動する場合は、エ
アシリンダ54により、プッシャーシリンダ50が、第5図
に2点鎖線で示すように下降せしめられ、フレーム17,1
8の移動に支障をきたさないようになっている。
なお、前記ラチエットホィール34及びラチエット爪36
は、ブレーキホィールとブレーキバンドによるブレーキ
手段とすることができる。
次に、ビードスタッカー10の動作について説明する。ま
ず、第1図及び第4図に示すように、ビード7を1本ず
つセット台46上に載置し、矢印a方向に手動操作により
押し込む。押し込まれたビード7は、第6図及び第7図
に示すように、前記アタッチメント24のビード保持溝23
に嵌合して該アタッチメント24に保持される。このと
き、近接スイッチ48がビード7の保持を検知し、該検知
信号によりエアシリンダ39が作動して、ラチエット爪38
が駆動され、ラチエットホィール33がビード保持アタッ
チメント24の1ピッチ分だけ回動すると同時に、ビード
7が1ピッチだけ矢印b方向に移動し、セット台46上に
はビード7を矢印a方向に挿入するだけの間隙が確保さ
れ、次のビード挿入が可能な状態となる。
このようにして、ビード7を順次手作業により挿入する
ことにより、最初に挿入したビード7は取出台47上に接
近し、もはやこれ以上ビード7をセット台46から挿入で
きなくなると、ビード7が最大量スタックされた状態で
ある。
なお、1ロットの作業量が最大量に満たない場合は、必
要数のビード7をアタッチメント24に連続して装着した
後、ハンドル43を手動で回転させて、最初のビード7が
取出台47にほゞ当接するまで早送りすればよい。
ビードスタッカー10にスタックされたビード7は、所定
の信号によりプッシャーシリンダ50が作動し、プッシャ
ー52が最下位置のビード7を押動してビード保持アタッ
チメント24との係合を解除し、ビード7は前方の送り装
置12へと送られる。このビード取出動作が完了すれば、
チエン22は1ピッチ送られ、最下位のビード7が次の取
出し位置に送られる。
このようにして、一方のフレーム17間にスタックされた
ビード7が、すべて取出されて空になると、エアシリン
ダ54によってプッシャーシリンダ50が下降されると同時
に、シリンダ25が作動して、両フレーム17,18が移動せ
られ、フレーム18の中心が取出装置11の中心に位置せし
められて停止する。
プッシャーシリンダ50が上昇復帰して、ビード7は上記
の動作を開始してビード7を順次取出す。
そこで、フレーム17間のビード保持アタッチメント24
に、ビード7を挿入し補給する。
以上のようにして、タイヤ成形機を停止することなく、
ビード7の補給が可能である。
本考案は、上記実施例に限定されるものではない。
(考案の効果) 本考案によれば、タイヤ成形機を一時停止させることな
く、ビードの補給ができ、生産性の向上を図ることが可
能で、タイヤ成形の完全自動化の阻害要因の1つが解消
され、ビード収容本数の増加により補給回数が減少し、
段取時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はタイヤ成
形機の全体正面図、第2図は第1図のA−A線断面図、
第3図はビードスタッカーの背面からみた拡大図、第4
図は第3図のB−B線断面図、第5図はビード取出装置
の側面図、第6図はビード保持アタッチメントの平面
図、第7図は第6図のC矢視図である。 2……成形ドラム、4……ビード装着装置、7……ビー
ド、8……供給装置、10……ビードスタッカー、13,14
……支柱、15,16……水平支持部材、17,18……フレー
ム、19,20……支軸、21……スプロケット、22……エン
ドレスチエン、23……ビード保持溝、24……ビード保持
アタッチメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビード(7)を積層状に貯えるビードスタッ
    カー(10)と、該スタッカー(10)のビード(7)の最下部の
    ものを1本毎取り出す取出装置(11)とを備えたタイヤ成
    形機におけるビード自動供給装置において、 前記取出装置(11)に対して前記スタッカー(10)は二つ設
    けられ、両スタッカー(10)は、連結部材(30),(31)で結
    合され、且つ、前記両スタッカー(10)は前記取出装置(1
    1)に対応する位置と、該取出装置(11)から離れた位置と
    に交互に位置変更可能に設けられ、 前記両スタッカー(10)を位置変更させる駆動装置(25)が
    設けられ、 前記取出装置(11)は、前記スタッかー(10)が位置変更す
    るとき、その移動に干渉しないよう位置変更可能に設け
    られていることを特徴とするタイヤ成形機におけるビー
    ド自動供給装置。
JP1988019472U 1988-02-16 1988-02-16 タイヤ成形機におけるビード自動供給装置 Expired - Lifetime JPH065873Y2 (ja)

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JPH01122923U JPH01122923U (ja) 1989-08-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59115830A (ja) * 1982-12-23 1984-07-04 Bridgestone Corp 環状部材取出供給装置
JPS62159622U (ja) * 1986-03-31 1987-10-09

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