JPH0658692A - 熱電併給システムにおける蓄熱槽の制御方式 - Google Patents

熱電併給システムにおける蓄熱槽の制御方式

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JPH0658692A
JPH0658692A JP21416492A JP21416492A JPH0658692A JP H0658692 A JPH0658692 A JP H0658692A JP 21416492 A JP21416492 A JP 21416492A JP 21416492 A JP21416492 A JP 21416492A JP H0658692 A JPH0658692 A JP H0658692A
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JP
Japan
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heat
storage tank
heat storage
cogeneration system
load
Prior art date
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Pending
Application number
JP21416492A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Sato
政義 佐藤
Fumio Matsuoka
文雄 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
East Japan Railway Co
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
East Japan Railway Co
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, East Japan Railway Co filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0658692A publication Critical patent/JPH0658692A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン駆動コジェネシステムと蓄熱槽を含
むシステムを簡単な制御で熱源機群のバックアップを実
現する。 【構成】 熱負荷側QL と熱源機群熱出力側とを蓄熱槽
STを介して構成し、コジェネシステムCGSを電力負
荷WL に追従させて運転し、コジェネシステムCGSに
おける熱発生量と熱負荷QL に対する蓄熱槽ST内の蓄
熱量の過不足を判定し、熱量不足時はボイラBを運転し
て蓄熱槽ST内に熱を投入し、熱量が過剰な時はクーリ
ンタグタワーCTで蓄熱槽内の熱を放熱するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジン駆動コジェ
ネレーションシステムと蓄熱槽を組み合わせた、熱電併
給システムの制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば「コジェネレーション」
(Vol.4,No2,1989,P25〜P30)に
示された従来のコジェネレーション・システムにおける
蓄熱槽の最適運用を示すシステム図であり、図におい
て、DGはディゼルエンジン発電機、REは電動ターボ
冷凍機、RWは温水吸収冷凍機、BAは温水ボイラ、R
Aは油焚冷暖房機、PC,PD,PH,PT,PWは各
種ポンプ、CTは冷却塔、STは蓄熱槽である。
【0003】次に動作について説明する。二点鎖線は燃
料の流れを示し、A重油はディゼルエンジン発電機DG
と温水ボイラBAと油焚冷暖房機RAとに投入される。
ディゼルエンジン発電機DGで電力を発生し、排熱が回
収されて蓄熱槽STに蓄えられる。蓄熱槽内の温水を使
って温水吸収冷凍機RWで冷水が得られ冷房需要を賄
う。
【0004】更に蓄熱槽STの温水が暖房需要と給湯需
要に供される。それでも余る場合は冷却塔CTで余剰熱
は捨てられる。暖房需要と給湯需要に応じ切れない時
は、上記油焚冷房機RAと温水ボイラBAとから供給さ
れる。更に冷房需要に対しては、上記油焚冷暖房機RA
と電動ターボ冷凍機REにより賄われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のコジェネレーシ
ョンレーション・システムにおける蓄熱槽の運転方法
は、以上のように構成されているので、負荷側と熱源側
のつなぎとしての機能を果たしているのではなく、コジ
ェネレーションシステムのみの緩衝機能でしかありえ
ず、他の熱源機をも含めた熱源機群の選択に寄与してな
いという欠点があり、更に故障時などのバックアップ体
制が考慮されていないので、制御が複雑で信頼性に乏し
いという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、負荷側と熱源側の中間に蓄熱槽
を配して両者のつなぎとしての機能を果たし、熱源機群
全体の能力制御を実行できるとともに、熱源機種の選
択、故障時のバックアップ等を簡単な制御で負荷側の需
要に応ずることが可能な熱電併給システムにおける蓄熱
槽の制御方式を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る熱電併給
システムにおける蓄熱槽の制御方式は、エンジン駆動コ
ジェネレーションシステムと補助ボイラとを並列配置し
てなる熱源機側と、熱負荷とを蓄熱槽を介して分離し、
上記コジェネレーションシステムにおける熱電発生比率
に対し、熱負荷側の熱電比率が小さい時、電力需要に合
わせてコジェネレーションシステムを運転し、余剰熱を
蓄熱槽に蓄熱し、逆に、熱負荷側の熱電比率が大きい
時、電力需要に合わせてコジェネレーションシステムを
運転し、不足熱需要を蓄熱槽から賄い、なおも蓄熱量が
不足する時は上記補助ボイラにて蓄熱槽に熱量を投入し
不足熱需要量を賄うとともに、蓄熱槽における余剰熱は
外部へ放熱するものである。
【0008】
【作用】この発明によれば、熱負荷側の熱電比率が小さ
い時はコジェネレーションシステムは電力需要追従運転
を行って余剰熱を蓄熱槽内に蓄え、逆に熱電比率が大き
い時は蓄熱槽の熱を使い、熱負荷側の需要を賄うととも
に、なおも蓄熱量が不足する時補助ボイラを駆動して熱
量を投入することで、熱負荷側に対して何のセンサも必
要なく、ただ蓄熱槽内の蓄熱量のみを監視しながら、補
助ボイラの能力制御または放熱を実行することで熱源機
のバックアップを自動的に行える。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、CGSはエンジン駆動コジェネレ
ーション・システム、Bはボイラ、WL は電力負荷、Q
Lは熱負荷、STは蓄熱槽、θSTは蓄熱槽内温度レベ
ル、PC ,PB ,PL ,PTはそれぞれポンプ、VC
B ,VL ,VT はそれぞれ三方弁、CTはクーリング
タワーである。
【0010】図2はエンジン駆動コジェネレーションシ
ステムの熱電発生図であり、横軸Qh は熱発生量、縦軸
Wは電力発生量、aは熱電発生直線、X1 ,X2 は熱電
負荷需要点、Y1 ,Y2 ’はコジェネレーションシステ
ムのそれぞれの運転点を示す。QST1 は発生熱が余るこ
とを示し、QST2 は発生熱が不足していることを示し、
各々蓄熱槽に蓄熱する熱量QST1 と蓄熱槽から取り出す
熱量QST1 である。
【0011】図1に示すように、蓄熱槽を介して、負荷
側と熱源機群側とに分離されて構成される。蓄熱槽内は
左端が高温槽で右端が低温槽になるように構成されてい
る。熱負荷QL 側には定流量ポンプPL に三方弁VL
介して任意の温水が作れるようになっている。熱源機側
はコジェネレーションシステムCGSとボイラBが全く
並列に接続されており、それぞれ定流量ポンプPC とP
B が各々三方弁VC とVB を介して接続され、出口水温
が一定の高温になるように制御されている。
【0012】クーリングタワーCTにも定流量ポンプP
T が三方弁VT を介して接続され、放熱時に出口水温が
一定の低温になるように制御されている。図2に示すよ
うに、熱電負荷比率が低くX1 の時、熱電発生直線上の
1 で電力負荷対応の運転を実行するとQST1 の熱が余
り、蓄熱槽内に蓄熱される。逆に熱電負荷比率が大きく
2 の時、熱電発生直線上のY2 で電力負荷対応の運転
を実行するとQST2 の熱が不足し、蓄熱槽から熱が賄わ
れる。ボイラBとクーリングタワーCTは蓄熱槽内の蓄
熱量のみの監視で運転もしくは停止が決定される。蓄熱
量が満杯になってくると、クーリングタワーCTを運転
して放熱し、蓄熱量が減ってくるとボイラを運転する。
このようにすると、コジェネレーションシステムCGS
の運転にかかわらず、自律分散制御が可能であり、故障
しているかどうかにかかわらず、熱負荷に対しては常に
バックアップ体制がとられていることになる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、負荷
側と、コジェネレーションシステムとボイラとを並列配
置してなる熱源機群側とを蓄熱槽を介して構成し、コジ
ェネレーションシステムを電力負荷に追従させて運転さ
せると共に、発生熱量と熱負荷とを蓄熱量によって判定
して、熱量不足時はボイラを運転して賄い、熱量が余る
時はクーリングタワーで放熱するように制御したので、
任意の電力負荷と任意の熱負荷に対応でき、しかも熱源
機側のバックアップが自動的に実行でき、制御が簡単に
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるコジェネレーション
システムと蓄熱槽の構成図である。
【図2】エンジン駆動型コジェネレーションシステムの
熱電発生図である。
【図3】従来のコジェネレーションシステムにおける蓄
熱槽を含むシステム構成図である。
【符号の説明】
CGS エンジン駆動コジェネレーションシステム ST 蓄熱槽 B ボイラ CT クーリンダタワー WL 電力負荷 QL 熱負荷 X1 ,X2 熱電負荷需要点 Y1 ,Y2 ’ コジェネレーション運転点 QST1 余剰熱 QST2 不足熱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン駆動コジェネレーションシステ
    ムと補助ボイラとを並列配置してなる熱源機側と、熱負
    荷とを蓄熱槽を介して分離し、上記コジェネレーション
    システムにおける熱電発生比率に対し、熱負荷側の熱電
    比率が小さい時、電力需要に合わせてコジェネレーショ
    ンシステムを運転し、余剰熱を蓄熱槽に蓄熱し、逆に、
    熱負荷側の熱電比率が大きい時、電力需要に合わせてコ
    ジェネレーションシステムを運転し、不足熱需要を蓄熱
    槽から賄い、なおも蓄熱量が不足する時は上記補助ボイ
    ラにて蓄熱槽に熱量を投入し不足熱需要量を賄うととも
    に、蓄熱槽における余剰熱は外部へ放熱することを特徴
    とする熱電併給システムにおける蓄熱槽の制御方式。
JP21416492A 1992-08-11 1992-08-11 熱電併給システムにおける蓄熱槽の制御方式 Pending JPH0658692A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6037089B1 (ja) * 2015-08-17 2016-11-30 三菱電機株式会社 熱利用装置
WO2017029819A1 (ja) * 2015-08-17 2017-02-23 三菱電機株式会社 熱利用装置

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