JPH0658571A - 冷房用空気調和方法 - Google Patents

冷房用空気調和方法

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JPH0658571A
JPH0658571A JP3202584A JP20258491A JPH0658571A JP H0658571 A JPH0658571 A JP H0658571A JP 3202584 A JP3202584 A JP 3202584A JP 20258491 A JP20258491 A JP 20258491A JP H0658571 A JPH0658571 A JP H0658571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
cooling
room
temperature
humidity
Prior art date
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Pending
Application number
JP3202584A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Watanabe
光男 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Plant Technologies Ltd
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)
  • Central Air Conditioning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍機を使用することなく、冷房用の空調給
気を調整することができ、フロン等の冷媒を使用しない
冷房用空気調和法を提供することを目的とする。 【構成】 温湿度を制御するシステムに際して、被空調
室6からの戻りダクトを介して供給される戻り空気と外
気取入用ダクト9からの外気Eとの混合した空気又は全
外気取入時の空気をエアフィルタ2を通し、この空気中
に含まれる水分を減圧による水分透過性の高機能膜モジ
ュール12で室内供給空気の状態点と等しい絶対湿度ま
で除去し、その後、空気冷却コイル3及び加湿用スプレ
ー19により蒸発冷却させて室内供給空気温度まで冷却
して被空調室6に室内給気する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷房用空気調和方法に係
り、特に冷凍機を使用することなく、冷房用の給気を調
整することができ、フロン等の冷媒を使用しない冷房用
空気調和方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
冷房用空気の調整方法のシステムフローを図3に示す。
図4 は図3における空気調和機による空気線図上の空気
の挙動を示している。図3において、被空調室6内の空
気は、排気用送風機8により吸引されて還気ダクト7を
経て排気され、その一部は戻りダクト10から空気調和
機1に導入され、外気取入用ダクト9からの外気Eと混
合されてAの状態の空気となる。
【0003】この空気は、エアフィルタ2を通り、空気
冷却コイル3を経てBの状態の空気となり、必要に応じ
て加熱器(再熱器)4により暖められ、Cの状態とな
り、送風機5により加圧されて被空調室6に導入され
る。
【0004】空気線上でこれらの空気の挙動を図3に基
づいてみると、空気線図におけるCからDへの傾斜は、
被空調室6内における潜熱の取得の割合で定まる顕熱比
の勾配である。このように冷房サイクルにおいては、空
気調和機1入口の空気Aは、室内給気の露点の位置まで
冷凍機等の冷熱源との接触により冷房を行うことが必須
となってくる。
【0005】また、このときの除去熱量は、図4のエン
タルピー線iA −iB となり、さらに加熱器4によりB
からC点まで、すなわち、iC −iB だけ加熱エネルギ
ーを供給しなければならず、このエネルギー量は莫大な
量となり、運転コスト上昇の最大の要因となっている。
また、近年、冷媒フロンのオゾン層の破壊等の公害問題
への波及が問題視されており、フロン等の冷媒を使用し
ない冷房方法が要望されている。
【0006】本発明の目的は、上記した従来の課題を解
決し、冷凍機を使用することなく、冷房用の空調給気を
調整することができ、これによってフロン等の冷媒を使
用しない冷房用空気調和方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、除湿ユニットに取り込んだ未処理空
気中の水分を高機能膜モジュールにより除去して除湿空
気を生成し、その後、減圧による蒸発冷却により室内供
給空気を得るものである。
【0008】すなわち、本発明は、室内からの戻り空気
と外気とを混合した空気又は全外気取り入れ時の空気の
中に含まれる水分を減圧による水分透過性高機能膜によ
り室内供給空気の状態点に等しい絶対湿度まで除去し、
その後、室内供給空気温度まで冷却し、室内給気するこ
とを特徴とし、また、室内からの戻り空気と外気とを混
合した空気又は全外気取り入れ時の空気の中に含まれる
水分を減圧による水分透過性高機能膜により室内供給空
気の温湿度と等しい湿球温度一定線との交点の状態点ま
で水分を除去し、その後、水を散布して室内供給空気の
状態点まで蒸発冷却させ、室内給気することを特徴とす
るものである。
【0009】
【作用】空気中の水分を減圧による高機能膜モジュール
により除去し、その後の冷却によって室内供給空気温度
が冷却すると、冷却用のエネルギーは極小であり、ま
た、空気中の水分を減圧による高機能膜モジュールによ
り除去し、その後の水噴霧により蒸発冷却する場合に
は、冷却のためのエネルギーは、水の噴霧エネルギーの
みであり、殆ど冷却のためのエネルギーを有しない。し
たがって、冷凍機等の冷却手段を要せず、これによっ
て、冷凍機等に使用されるフロンを使用する必要がな
い。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の冷房用空気調和方法のシステムフ
ローを示し、図2は図1の冷房用空気調和方法における
空気の状態線を空気線上に示している。図1の示すシス
テムフローにおいて、1は空気調和機、6は被空調室、
11は除湿ユニットをそれぞれ示しており、空気調和機
1内には空気流上流側より空気冷却コイル3及び加湿ス
プレー19が順次設置されており、加湿スプレー19は
加湿スプレーポンプ20に接続されている。
【0011】除湿ユニット11には、空気流上流側より
エアフィルタ11及び高機能膜モジュール12が順次設
置されており、高機能膜モジュール12には、コンデン
サー14、減圧ポンプ15及び減圧ポンプ13が接続さ
れている。コンデンサー14に排水トラップ17が接続
され、減圧ポンプ13及び15にはそれぞれ減圧ポンプ
用制御器21が設置されている。
【0012】図1において、除湿ユニット11からの空
気は、空気調和機1を経て送風機5により被空調室6に
導入されるようになっており、被空調室1内の空気は、
排気送風機8により吸引され、還気ダクト7により排気
され、その一部は戻りダクト10を経て除湿ユニット1
1に導入可能となっていると共に除湿ユニット11に
は、外気取入用ダクト10から外気を取り入れ可能とな
っている。
【0013】図1において、被空調室6内の空気は、排
気用送風機8により吸引されて還気ダクト7を経て排気
され、その一部は戻りダクト10から除湿ユニット11
に導入され、外気取入用ダクト9からの外気Eと混合さ
れてAの状態の空気となる。この空気は、エアフィルタ
2を通り、高機能膜モジュール12を介して所定の水分
量の状態点F又はGの点まで除湿される。
【0014】このときの除湿量は、空気調和機1におけ
る除湿後の空気を空気冷却コイル3により冷却するか、
又は加湿スプレー19による噴霧により蒸発冷却するか
のシステムの選択により決定される。例えば、図2にお
いて、F点の状態点まで減湿する場合、C点まで空気冷
却コイル3により空気を冷却すると、このときの冷却エ
ネルギーはiF −iC となる。また、G点まで減湿する
ことによってG点を通る湿球一定線上での蒸発冷却加湿
が行われ、C点に到達する。後者(すなわち、G点まで
の減湿)の場合、減湿エネルギーは嵩むが、冷却のため
のエネルギーは湿球線とエンタルピー線が略々同一であ
ることから水の噴霧エネルギーのみとなり、ほとんど冷
却のためのエネルギーを必要としないことになる。
【0015】空気をF点の状態点まで到達させるための
制御手段としては、C点における空気の絶対湿度を検出
し、それと同等の湿度となるように減圧ポンプ13、1
5のインバータを減圧ポンプ用制御器21を介して調整
する手段が採用される。次に減圧により空気を除湿する
高機能膜モジュール12の機能を説明する。高機能膜モ
ジュール12は、例えば、1本の径が350〜400μ
m程度の細管を多数円周上に配置して径50〜100mm
程度の円筒状の膜繊維が束ねられたユニットを1個乃至
複数個配設した構造からなっており、各ユニットはコン
デンサー14を経て減圧ポンプ13、15に連通してい
る。
【0016】高機能膜モジュール12では、約10To
rr程度に減圧され、水分のみを選択透過する高機能膜
モジュール12からは水蒸気が吸引され、コンデンサー
14により凝縮水となり、排水トラップ17を経て排出
され,必要に応じて2段目の減圧ポンプ13も稼働し、
所定の減湿を行うことができる。
【0017】したがって、空気をF点まで減湿し、冷却
する場合、iF −iC の冷却エネルギーで供給空気温度
を得ることができ、また、空気をG点の状態点まで減湿
する場合、直接冷却エネルギーは不用で所定の供給空気
温度を得ることができる。なお、上記した実施例におい
ては、戻りダクト10からの戻り空気と外気Eとを混合
した後、除湿ユニット11に導入する例を示したが、除
湿ユニット11に導入する空気としては、外気取入用ダ
クト9からの外気のみの場合も含まれる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、冷凍機を
使用することなく、冷房用の空調給気を調整することが
でき、これによりフロン等の冷媒を使用しない空調冷房
システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷房用空気調和方法のシステムフロー
図である。
【図2】図1の除湿ユニットにおける空気線図である。
【図3】従来の冷房用空気調和方法のシステムフローで
ある。
【図4】図3の空調ユニットにおける空気線図である。
【符号の説明】
1 空気調和機 2 エアフィルタ 3 空気冷房コイル 5 送風機(給気用) 6 被空調室 7 還機ダクト 8 排気用送風機 9 外気取入用ダクト 10 戻りダクト 11 除湿ユニット 12 高機能膜ジュール 13、15 減圧ポンプ 14 コンデンサー 19 加湿用スプレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25B 23/00 Z 8919−3L

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温湿度を調整する冷房システムにおい
    て、室内からの戻り空気と外気とを混合した空気又は全
    外気取り入れ時の空気の中に含まれる水分を減圧による
    水分透過性高機能膜により室内供給空気の状態点に等し
    い絶対湿度まで除去し、その後、室内供給空気温度まで
    冷却し、室内給気することを特徴とする冷房用空気調和
    方法。
  2. 【請求項2】 温湿度を調整する冷房システムにおい
    て、室内からの戻り空気と外気とを混合した空気又は全
    外気取り入れ時の空気の中に含まれる水分を減圧による
    水分透過性高機能膜により室内供給空気の温湿度と等し
    い湿球温度一定線との交点の状態点まで水分を除去し、
    その後、水を散布して室内供給空気の状態点まで蒸発冷
    却させ、室内給気することを特徴とする冷房用空気調和
    方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08200738A (ja) * 1995-01-30 1996-08-06 Nec Corp 空気調和装置
JP2009180433A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Tohoku Univ 湿式デシカント空調機
KR20130103574A (ko) * 2010-11-12 2013-09-23 더 텍사스 에이 & 엠 유니버시티 시스템 다단 펌프를 사용하여 공기 제습 및 현열 냉각을 위한 시스템 및 방법
KR20130103575A (ko) * 2010-11-12 2013-09-23 더 텍사스 에이 & 엠 유니버시티 시스템 증발 냉각에 의한 효율적 공기 제습 및 액체 회수용 위한 시스템 및 방법

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