JPH0658521U - 配電用導体材 - Google Patents
配電用導体材Info
- Publication number
- JPH0658521U JPH0658521U JP4852892U JP4852892U JPH0658521U JP H0658521 U JPH0658521 U JP H0658521U JP 4852892 U JP4852892 U JP 4852892U JP 4852892 U JP4852892 U JP 4852892U JP H0658521 U JPH0658521 U JP H0658521U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表皮効果を生じても見かけ上の断面積の減少
を補うことができ、発熱および電圧降下の抑制を図れる
配電用導体材を提供する。 【構成】 銅やアルミニウム等の導電性の部材から導体
材1を成形する。本考案は表皮効果による見かけ上の断
面積の減少を補う縁部2を形成するものであり、縁部2
を形成して電流の流通断面におけるその周長を増すため
に材厚を薄く伸ばして、かつ材幅方向について上下縁を
同方へ折曲げて略C字状断面としている。このため、表
皮効果が認められたとしても見かけ上の断面積の減少分
を縁部2の増周分で補うことができる。また、縁部2を
折曲げているのでスペース効率がよい。
を補うことができ、発熱および電圧降下の抑制を図れる
配電用導体材を提供する。 【構成】 銅やアルミニウム等の導電性の部材から導体
材1を成形する。本考案は表皮効果による見かけ上の断
面積の減少を補う縁部2を形成するものであり、縁部2
を形成して電流の流通断面におけるその周長を増すため
に材厚を薄く伸ばして、かつ材幅方向について上下縁を
同方へ折曲げて略C字状断面としている。このため、表
皮効果が認められたとしても見かけ上の断面積の減少分
を縁部2の増周分で補うことができる。また、縁部2を
折曲げているのでスペース効率がよい。
Description
【0001】
本考案は、大容量の配電幹線路となる配電用導体材に関し、特に電流の表皮効 果による見かけ上の断面積の減少を補うようにした配電用導体材に関する。
【0002】
建築物において、配電幹線路にはバスダクトと呼ばれるものが知られており、 これは鋼板製のダクト内に、帯状の導体材を絶縁材で固定して配電用の幹線路を 構成するようになっている。そうした幹線配電用の導体材に関しては、例えば実 公昭44−14344号(60A5),特公昭55−21434号(H01R 4/50)などの公報に見られるように、放熱を良好にするため、その断面形状 をU字状としたもの等が知られている。
【0003】
ところで、幹線配電用の導体材では、どの程度まで大電流を流し得るのか、そ の許容量が問題になる。このため導体材の断面積を、要求されている電流容量に 応じて適宜に設定するようにしているが、交流の配電では高調波成分が多いこと があって、いわゆる表皮効果を生じてしまう不都合があった。表皮効果が認めら れると、見かけ上の断面積が減少して電気抵抗が増し、発熱すると共に電圧降下 が大きくなり、配電損失が大きくなるので好ましくない。
【0004】 本考案は前記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、表皮効果を生 じても見かけ上の断面積の減少を補うことができ、発熱および電圧降下の抑制を 図れる配電用導体材を提供することにある。
【0005】
前記目的を達成するため本考案は、配電幹線路となる長尺な配電用導体材であ って、電流の流通断面におけるその周長を増すために材厚を薄く伸ばし、表皮効 果による見かけ上の断面積の減少を補う縁部を形成したことを特徴とする。
【0006】 また上記縁部は、材厚が薄く伸ばされる上記導体材の幅方向に折曲げられてい ることを特徴とする。
【0007】
本考案の作用について述べると、配電用導体材としては、電流の流通断面にお けるその周長が増大されて縁部が形成されることから、表皮効果が認められたと しても見かけ上の断面積の減少分を縁部の増周分で補うことができる。しかも縁 部の形成により周長が増したことでは放熱について有利となる。
【0008】 また、縁部が折曲げられているのでスペース効率がよい。
【0009】
以下、本考案の実施例につき、添付図面を参照して説明する。図1は、本考案 にかかる配電用導体材の好適な一実施例を示す斜視図である。この導体材1は、 配電幹線路となる長尺部材であって、銅やアルミニウム等の導電性の部材から成 形されている。本考案は、表皮効果による見かけ上の断面積の減少を補う縁部2 を形成するものであり、本実施例では、縁部2を形成して電流の流通断面におけ るその周長を増すために、材厚が薄く伸ばされ、しかも材幅方向について上下縁 が同方へ折曲げられて略C字状断面とされる構成がとられている。
【0010】 このように、導体材1としては、電流の流通断面に関して周長が増大されて縁 部2が形成されることから、表皮効果が認められたとしても見かけ上の断面積の 減少分を縁部2の増周分で補うことができる。しかも縁部2の形成により周長が 増したことでは放熱について有利となる。したがって、表皮効果を生じても発熱 および電圧降下の抑制を図ることができ、配電損失を低減できる。その結果、大 容量の配電幹線路へ好ましく適用することができる。また、縁部2が折曲げられ ているのでスペース効率がよく、このため、配電幹線路としてのバスダクトをコ ンパクトに構成することが可能となり、その小型化が図れる。
【0011】 なお、上記実施例では、折曲げ加工を略C字状断面となるように実施したが、 これに限定されるものではない。例えば図2に示すように、材幅方向について上 下縁を互いに反対方向へ折曲げて略波状断面とすることでもよく、この場合、上 下高さをより低く抑えることができ、バスダクトの高さに制限があるときには有 利である。
【0012】
以上詳細に説明したように、本考案にかかる配電用導体材によれば、電流の流 通断面におけるその周長が増大されて縁部が形成されることから、表皮効果が認 められたとしても見かけ上の断面積の減少分を縁部の増周分で補うことができ、 しかも縁部の形成により周長が増したことでは放熱について有利となる。したが って、表皮効果を生じても発熱および電圧降下の抑制を図ることができ、配電損 失を低減できる。その結果、大容量の配電幹線路へ好ましく適用することができ る。また、縁部が折曲げられているのでスペース効率がよく、このため、配電幹 線路としてのバスダクトをコンパクトに構成することが可能となり、その小型化 が図れる。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】配電用導体材の他例を例示した斜視図である。
1 導体材 2 縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石川 敏郎 東京都渋谷区東3丁目24番12号 共同電気 株式会社内 (72)考案者 国近 武彦 東京都中央区八重洲2丁目7番2号 東洋 電機製造株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 配電幹線路となる長尺な配電用導体材で
あって、電流の流通断面におけるその周長を増すために
材厚を薄く伸ばし、表皮効果による見かけ上の断面積の
減少を補う縁部を形成したことを特徴とする配電用導体
材。 - 【請求項2】 上記縁部は、材厚が薄く伸ばされる上記
導体材の幅方向に折曲げられていることを特徴とする請
求項1記載の配電用導体材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4852892U JPH0658521U (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 配電用導体材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4852892U JPH0658521U (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 配電用導体材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0658521U true JPH0658521U (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=12805865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4852892U Withdrawn JPH0658521U (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 配電用導体材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0658521U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013145671A1 (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | 住友重機械工業株式会社 | 産業機械 |
KR20190063531A (ko) * | 2017-11-30 | 2019-06-10 | 엘에스전선 주식회사 | 부스바 및 이를 구비하는 부스덕트 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP4852892U patent/JPH0658521U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013145671A1 (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | 住友重機械工業株式会社 | 産業機械 |
US9127441B2 (en) | 2012-03-26 | 2015-09-08 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Industrial machine |
KR20190063531A (ko) * | 2017-11-30 | 2019-06-10 | 엘에스전선 주식회사 | 부스바 및 이를 구비하는 부스덕트 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19961003 |