JPH0658483A - ホース接続構造体 - Google Patents

ホース接続構造体

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JPH0658483A
JPH0658483A JP4209305A JP20930592A JPH0658483A JP H0658483 A JPH0658483 A JP H0658483A JP 4209305 A JP4209305 A JP 4209305A JP 20930592 A JP20930592 A JP 20930592A JP H0658483 A JPH0658483 A JP H0658483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
hose
polymer
connection structure
nipple
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4209305A
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English (en)
Inventor
Kenichi Mitsui
研一 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication of JPH0658483A publication Critical patent/JPH0658483A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホース部を、接着剤で強固に接着させたり、
金属製ホースバンド等で締め付けたりしなくても、成形
ゴム被覆部のみで十分な抜止め力・シール圧が得られる
締付力をホース部に付与可能なホース接続構造体を提供
する。 【構成】 複数のニップル部を具備する継ぎ手部と、ニ
ップル部に外嵌するホース部と、該ホース部をニップル
部に外嵌した状態で、ホース部を締め付けるスリーブ部
を具備する成形ゴム被覆部とからなるホース接続構造
体。成形ゴム被覆部のゴム材料が、不飽和炭素鎖骨格の
ゴム系ポリマーを、ポリマー主成分とし、成形品硬度H
S (JIS A )95以上となる硫黄高配合のゴム配合物で成
形される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホース接続構造体に関
する。特に、分岐部を有するウォータ・燃料・エア・オ
イル配管等の中・低圧の自動車用配管に好適な発明であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、上記タイプの冷却水配管
の一部に、組立てライン・メインテナンスにおけるホー
スの締結作業性及び締結信頼性等を向上させる見地等か
ら、下記構成と同様の構成を有するホース接続構造体が
提案されている(特開昭63−235794号公報参
照)。
【0003】「複数のニップル部を具備する継ぎ手部
と、前記ニップル部に外嵌するホース部と、該ホース部
を前記ニップル部に外嵌した状態で、前記ホース部を締
め付けるスリーブ部を具備する成形ゴム被覆部とからな
るホース接続構造体」
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ゴム材料で成
形した成形ゴム被覆部は、十分な抜止め力・シール圧が
得られる締付力をホース部に付与し難かった。このため
従来は、ホース部を、接着剤でニップル部に強固に接着
させたり、金属製のホースバンドで締め付けた後、成形
ゴム被覆部を成形していた。
【0005】本発明は、上記にかんがみて、ホース部
を、接着剤を用いたり、金属製ホースバンド等で締め付
けたりしなくても、成形ゴム被覆部のみで十分な抜止め
力・シール圧が得られる締付力をホース部に付与可能な
ホース接続構造体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のホース接続構造
体は、上記課題を、下記構成により解決するものであ
る。
【0007】複数のニップル部を具備する継ぎ手部と、
ニップル部に外嵌するホース部と、該ホース部をニップ
ル部に外嵌した状態で、ホース部を締め付けるスリーブ
部を具備する成形ゴム被覆部とからなるホース接続構造
体において、成形ゴム被覆部のゴム材料が、不飽和炭素
鎖骨格のゴム系ポリマーとを、ポリマー成分とし、成形
品硬度HS (JIS A ) 95以上となる硫黄高配合のゴム
配合物で成形されてなることを特徴とする。
【0008】
【実施の態様】次に、本発明を、図1に基づいて詳細に
説明をする。なお、以下の説明で配合単位は、特に断ら
ない限り重量単位である。
【0009】A.本発明は、複数のニップル部11を具
備する継ぎ手部12と、ニップル部11に外嵌するホー
ス部13と、該ホース部13をニップル部11に外嵌し
た状態で、ホース部13を締め付けるスリーブ部15を
具備する成形ゴム被覆部17とからなることを上位概念
的構成とする。
【0010】(1) ここで、継ぎ手部の形状は、図例の如
く、Y字形に限られず、T字形、十字形、さらには、直
線形、L字形等任意である。
【0011】また、継ぎ手部は、金属製でもよいが、通
常、軽量化・耐食性の見地から、合成樹脂製のものとす
る。そして、この合成樹脂材料は、特に限定されない
が、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポ
リフェニレンスルフイド等、及びそれらの繊維強化樹脂
の中から、要求強度及び通過流体に対応して適宜選択し
て使用する。
【0012】(2) ホース部は、ゴム製または樹脂製、い
ずれでもよいが、本発明の場合においては、加硫接着可
能なゴム製のものが好ましい。また、ホースの形態は、
単層、複層または補強タイプ・非補強タイプを問わな
い。また、それらのゴム層の材料は、適宜、硫黄加硫タ
イプエチレンプロピレンゴム(EPDM)、クロロプレ
ンゴム(CR)、ニトリルゴム(NBR)、アクリルゴ
ム(ACM、ANM)等のゴム材料から選択して使用す
る。
【0013】(3) 成形ゴム被覆部17は、ニップル部に
ホース部で外嵌した状態の継ぎ手部を成形金型にセット
して、インサート成形により製造する。
【0014】B.本発明は、上記構成において、成形ゴ
ム被覆部のゴム材料が、不飽和炭素鎖骨格のゴム系ポリ
マーを、ポリマー主成分とし、成形品硬度HS (JIS A
) 95以上となる硫黄高配合のゴム配合物で成形され
てなることを特徴とする。ここで、硫黄高配合とは、ポ
リマー成分100部に対する配合量が3部以上のものを
言う。また、成形品硬度がHS (JIS A )95未満では、
本発明の効果「成形ゴム被覆部のみで大きな締付力をホ
ース部に付与可能とする」を奏し難い。
【0015】(1) 上記不飽和炭素鎖骨格のゴム系ポリマ
ーとしては、天然ゴム、SBR、NBR等のジエン系ゴ
ムや、エチレン含量の高いEPDMに樹脂成分を配合し
たものW使用することができる。
【0016】そして、ジエン系ゴムをゴム成分とする場
合には、加硫剤を増量することにより容易に高硬度の成
形品が得られる。
【0017】一方、EPDMをゴム成分とする場合に
は、熱可塑性エラストマー(TPE)を配合する。この
TPEとしては、スチレン系・ポリアミド系・ポリエス
テル系・ポリオレフィン系・ポリウレタン系等を挙げる
ことができる。
【0018】TPEとゴム系ポリマーの配合比は、例え
ば、TPEとしてスチレン系TPEを使用した場合、T
PE/ゴム系ポリマー=5/95〜70/30(望まし
くは30/70〜50/50)とする。TPEが過小で
は、本発明の効果「成形ゴム被覆部のみで大きな締付力
をホース部に付与可能とする」を奏し難く、TPE過多
では、樹脂的性質が増大し、ガソリン等に対するストレ
スクラック性が低下する。
【0019】そして、上記ポリマー成分100部に対
し、通常、補強性充填剤50〜150部、伸展油1〜1
00部、さらに、硫黄3〜10部を、必須副資材として
添加する。
【0020】表1に本発明の成形ゴム被覆部に使用可能
な配合物の処方の一例を示す。
【0021】
【表1】
【0022】図1において、中央垂直位置および下方両
側のニップル部にそれぞれ内径16mm、肉厚4mm、
内径13mm、肉厚4mmに各仕様のEPDM製ホースを嵌
着した継ぎ手を、金型にセットし、形成されたキャギテ
ィに表1に示す処方の成形材料を射出機を使用して射出
(射出圧600kg/cm2)し、成形圧:400kg/cm2、金
型温度:180℃、金型閉じ時間:3min の加硫条件で
加硫成形をした。
【0023】こうして成形した成形ゴム被覆部の表面硬
度を、 JIS K 6301 に準じて測定した所、HS (JIS A)
:99であった。
【0024】また、製造した接続構造体について、耐圧
性を測定した所、17〜18kg/cm2のホース破裂が発生
するまで、接続構造体の継ぎ手部に漏れの現象は見られ
なかった。
【0025】
【発明の作用・効果】本発明の接続構造体は、上記のご
とく複数のニップル部を具備する継ぎ手部と、ニップル
部に外嵌するホース部、該ホース部をニップル部に外嵌
した状態で、ホース部を締め付けるスリーブ部を具備す
る成形ゴム被覆部とからなるホース接続構造体におい
て、成形ゴム被覆部が、樹脂分散タイプの高加硫ゴムで
形成されている構成により、下記のような作用・効果を
奏する。
【0026】ホース部を、接着剤にニップル部に強固に
接着させたり、金属製ホースバンドで締めつけたりしな
くても、抜止め力・シール圧が十分な大きさを得られる
締付力をホース部に付与可能となる。その理由は断定で
きないが、ゴム材料中に分散されてなる樹脂成分が後収
縮により、被覆部に締め付け作用が発揮され、さらに
は、ホースと同系のゴム配合物で被覆することにより、
加硫接着されて、肉厚による締め付け硬化が相乗すると
推定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なホース接続構造体の一例を
示す要部断面図である。
【符号の説明】
11 ニップル部 12 継ぎ手部 13 ホース部 15 スリーブ部 17 成形ゴム被覆部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のニップル部を具備する継ぎ手部
    と、前記ニップル部に外嵌するホース部と、該ホース部
    を前記ニップル部に外嵌した状態で、前記ホース部を締
    め付けるスリーブ部とを具備する成形ゴム被覆部とから
    なるホース接続構造体であって、 前記成形ゴム被覆部のゴム材料が、不飽和炭素鎖骨格の
    ゴム系ポリマーをポリマー成分とし、成形品硬度HS (J
    IS A )95以上となる硫黄高配合のゴム配合物で成形さ
    れてなることを特徴とするホース接続構造体。
JP4209305A 1992-08-05 1992-08-05 ホース接続構造体 Withdrawn JPH0658483A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4209305A JPH0658483A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 ホース接続構造体

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JP4209305A JPH0658483A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 ホース接続構造体

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Publication Number Publication Date
JPH0658483A true JPH0658483A (ja) 1994-03-01

Family

ID=16570761

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4209305A Withdrawn JPH0658483A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 ホース接続構造体

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JP (1) JPH0658483A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100595071B1 (ko) * 1996-05-21 2007-05-17 발레오 씨커레자 아비타코로 에스페아 제1파이프및적어도하나의제2파이프의액밀결합방법및장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100595071B1 (ko) * 1996-05-21 2007-05-17 발레오 씨커레자 아비타코로 에스페아 제1파이프및적어도하나의제2파이프의액밀결합방법및장치

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Effective date: 19991005