JPH0658405B2 - 窯炉容器の耐火物侵入地金およびライニング表面位置検出装置 - Google Patents

窯炉容器の耐火物侵入地金およびライニング表面位置検出装置

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JPH0658405B2
JPH0658405B2 JP61198628A JP19862886A JPH0658405B2 JP H0658405 B2 JPH0658405 B2 JP H0658405B2 JP 61198628 A JP61198628 A JP 61198628A JP 19862886 A JP19862886 A JP 19862886A JP H0658405 B2 JPH0658405 B2 JP H0658405B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、導電性で連続的な平面あるいは曲面状の外
殻の内側に非導電性の固体(ライニング)を内張りした
窯炉容器耐火物壁の、侵入地金の検出およびライニング
厚みの測定に関し、特に、この検出および測定のために
用いる侵入地金およびライニング表面位置検出装置に関
する。
[従来の技術] 窯炉容器のライニングである耐火物壁の厚さを精度よく
計側し、また耐火物壁内に侵入した地金を早期に検出し
除去することは、窯炉容器の補修整備にとって極めて重
要である。すなわち、耐火物壁の厚さを精度よく計測
し、耐火物壁各部位の溶損量に応じた補修を行うことに
より窯炉容器全体の溶損バランスが保たれ、耐火物を効
率的に使用することが出来る。また、耐火物壁に侵入し
た地金はしばしば窯炉容器の外殻まで成長して湯洩れ事
故を誘発したり、あるいは地金と耐火物の熱膨張差によ
り、耐火物の脱落を引き起こしたりする。
従って、これらの事故を未然に防ぐため地金の早期除去
および耐火物の補修が必要であり、このために、耐火物
壁中の地金の検出および耐火物の厚み測定が必要であ
る。
現在、耐火物壁の厚さを計測する方法として次のような
ものがある(例えば特開昭51−147510号公報等)。
(1) レーザーやマイクロ波のような波を利用して、これ
らの波が発生装置から出て耐火物壁で反射し、また発生
装置に戻つてくるまでの時間から耐火物壁と発生装置の
距離を求め、この距離の変化から溶損量及び耐火物の厚
さを算出する。
(2) 容器のある特定の2点を指定し、この2点間にピア
ノ線等で基準線を設定し、この基準線と耐火物壁の距離
を物差し等で測定して耐火物壁の厚みを計算し、溶損量
を推定する。
上記(1),(2)の方法は、耐火物壁の厚み測定のみであ
り、地金検出まで行うことはできない。現在、地金の検
出方法として確立されている技術はなく、作業者が耐火
物解体時に偶然発見する場合が多い(参考技術:特開昭
59−83005号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような方法は確実性にとぼしく、しばしば耐火物内
の侵入地金が発見されないまま、操業が行なわれること
になる。
本発明は、非破壊的かつ、確実に耐非物内の侵入地金を
検出し、かつ耐火物の厚み測定のための耐火物表面位置
検出を行なう装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の装置は、2個の電気コイルを間隔をおいて備え
たセンサーヘッド; センサーヘッドの一方のコイルに高周波電流を通電する
高周波付勢手段; センサーヘッドの他方のコイルの誘起電圧を地金情報信
号に変換する変換手段; センサーヘッドに装備され、センサーヘッドとこれに対
向する窯炉容器ライニングの表面との間の距離を検出す
る距離検出器; 窯炉容器ライニング側において窯炉容器外殻に対してセ
ンサーヘッドを一定の距離に定める位置決め手段;およ
び、 センサーヘッドを窯炉容器外殻に平行に移動中あるいは
停止後に、センサーヘッドを窯炉容器ライニングに対向
させたまま、センサーヘッドを構成する2個のコイルの
対称軸を回転の中心として、センサーヘッドを1回以上
回転させる手段; を備える。ここで、窯炉容器ライニングは炉壁および炉
底の耐火物壁を指す。
〔作用〕
位置決め手段が、窯炉容器ライニング側において窯炉容
器外殻に対してセンサヘッドを一定の距離に定め、高周
波付勢手段がセンサーヘッドの一方のコイルに高周波電
流を通電し、変換手段センサーヘッドの他方のコイルの
誘起電圧を地金情報信号に変換する。センサーヘッドが
外殻に対して定距離にあるので、地金情報信号は、地金
が無いとき一定レベルであり、地金があったときにそれ
に対応したレベルとなり、安定した地金検出が行なわれ
る。2個の電気コイルの配列と、地金の位置および形状
との相関により、地金検出コイルの誘起電圧レベルが変
動するが、回動手段がセンサヘッドを窯炉容器ライニン
グに対向のまま回転させるので、該回転のいずれかの角
度で地金が検出されることになる。また、距離検出器が
センサーヘッドに対向する面の距離を検出し、距離検出
器がセンサーヘッドにあってセンサーヘッドが外殻に対
して定距離にあるので、該定距離より検出した距離を減
算した値がライニング厚みであり、したがって検出した
距離よりライニング厚みを求めることができる。
このように本発明の装置を使用して、地金の検出とライ
ニング厚みの測定を行ない得る。
〔実施例〕
第1図に本発明の一実施例を示す。1a,1bはセンサ
ーヘッドである。1aは側壁用、1bは底部用である。
2は昇降アーム、3は昇降アームを介してセンサーヘッ
ドを上下前後に動かし、かつセンサーヘッドを昇降アー
ムを回転軸として回転させる駆動装置である。この駆動
装置は昇降アームを上下駆動しかつ回転させ、また旋回
バー6上を移動する。4はセンサーヘッド回転用モータ
ー、5はセンサーヘッド回転用シャフトである。旋回バ
ー6はレール8上を車輪7を介して移動し、旋回運動す
る。この旋回運動によって、センサーヘッドは取鍋内を
円周方向に移動することができる。なお、車輪7は旋回
バー6内に取付けられたモータ(図示省略)によって回
転する。レール8は支柱17によって保持され、かつ水
平に保たれる。9は距離調節器であり、センサーヘッド
〜鉄皮18間距離を一定に保つ。10は送波用ケーブル
11aを介してセンサーヘッドの送波コイルに高周波電
流を供給するための高周波電源である。またセンサヘッ
ドの受波コイルに発生した誘起電圧は受波用ケーブル1
1bを介して取り出され、高周波増幅器12及び、検波
器13を通って信号処理器14で一つの番地内での最大
誘起電圧がスレッシュレベルと比較され、その番地内で
の地金の有無が判断される。15は表示器であり、全番
地における地金の有無を表示する。
11cはセンサーヘッド位置検出信号用ケーブルであ
り、センサーヘッド位置検出器(図示略)からの信号を
インターフエイス16へ伝える。インターフェイス16
は位置情報(センサーヘッドが位置する番地)信号処理
器14に与える。従って、最初の番地の位置及びセンサ
ーヘッドの移動パターンを指定しておけば、全番地の位
置が定まる。
モータ4および調節器9が、センサーヘッド1a,1b
を耐火物壁19にそって移動させる。耐火物壁19を構
成する耐火物はアルミナ、シリカなどのような非導電性
固体(ライニング)であり、具体的には電気固有抵抗を
ρ(μΩcm)とするとlnρ>14のものであり、絶縁体
である。
各センサーヘッドは2個のコイル、すなわち、送波コイ
ルと受波コイルから成る。まず、送波コイルに高周波電
流を流して高周波磁界を発生させる。以下これを1次磁
界と呼ぶ。1次磁界内に地金あるいは金属性窯炉容器外
殻のような導電体があると、電磁誘導により、該導電体
に渦電流が流れ、これにより2次磁界が形成される。1
次及び2次磁界の合成磁界により受波コイルに誘起電圧
が発生する。この誘起電圧の大きさは、センサーヘッド
〜導電体間距離によって変化する。従って、センサーヘ
ッド〜外殻間距離を一定に保ちながらセンサーヘッドを
移動させれば、センサーヘッド〜外殻間に地金が存在す
る場合、第2図のような出力ピークが得られる。
あらかじめ実験又は実積により地金の位置および大きさ
と受波コイルの誘起電圧(センサー出力)との関係を求
めておくことにより、信号処理器14にスレッシュレベ
ルを設定し、出力がこのレベルを越えたならば、処理器
14において地金があると判断する。第2図は外殻18
の表面に平行な地金(以下でこれを平行地金と呼ぶ)の
検出例であるが、地金の侵入形態としては、この他に耐
火物19の表面に対して垂直に侵入する地金(以下では
これを垂直地金と呼ぶ)もある。このような地金を検出
する際、地金へのセンサーヘッドの接近方向によって出
力特性が大きく変わる。例えば、第3図のように接近す
る場合、垂直地金の前後で出力ピークが現われるが、第
4図のように接近する場合、明確な出力ピークは得られ
ない。
従って、検出精度を高めるためには、地金に対してセン
サーヘッドがあらゆる向きをとりながら接近する、すな
わち、センサーヘッドの回転が必要となる。モータ4お
よびシヤフト5がこれを行なう。センサーヘッドは耐火
物壁上を移動し、センサーヘッドの対称軸を回転の中心
として、1回又は、それ以上回転するか、あるいは所定
の位置で停止して1回以上回転し、信号処理器14が最
大誘起電圧を検出する。次に該最大誘起電圧を上記のス
レッシュレベルと比較し、このレベルを越えたならば、
地金があると判断する。更に、耐火物壁上における地金
の有無を表示器15に表示し、図示しないプリンタに番
地を与えて、地金ありをプリントアウトさせる。第7図
に地金検出処理系のみを摘出して示す。表示器15とし
てプリンタを用いた場合、地金が検出された番地は図示
のごとく黒く(斜線)塗りつぶされる。黒く塗りつぶさ
れた面積の大きさより地金を除去するかどうかを判断す
る。
再び第1図を参照すると、センサーヘッド1a,1bに
は、距離検出器26が装備されている。こここで、セン
サーヘッド〜耐火物壁19表面間距離hの計測およびこ
れに基づいた耐火物壁19厚み検出を次に述べる。セン
サーヘッド1aと鉄皮18の相関を示す第5図におい
て、hおよびLはそれぞれ、センーヘッド1a中心〜取
鍋側壁鉄皮上部間距離の垂直成分および水平成分、αは
側壁鉄皮の傾き角、lはセンサーヘッド1a〜鉄皮19
間距離である。幾何学的条件よりLは次式で表わされ
る。
L=htanα+lcosα・・・(1) (1)式を変形して l=(L−htanα)/cosα・・・(2) 第6図は傾き角αを求める方法を示す説明図である。第
6図より次の関係式がある。
(2),(3)および(4)式より、 (5)式より、lを所望の一定値とすると、取鍋の上端か
らhの距離(高さ)で、lを得るための半径方向の距離
Lが求まる。このようにしてhを変えるにつれてLを更
新し、距離調整器9でセンサーヘッド1aをlに保つ。
上記の計算および距離設定は、取鍋側壁に関するもので
ある。取鍋敷の鉄皮について測定を行う場合は、測定初
期に設定したセンサーヘッド1bの位置から、セン−ヘ
ッドを取鍋敷の鉄皮に平行に移動させればよい。
第8a図に、第1図に示す距離検出器26部を拡大して
示す。計測点上でセンサーヘッド1aは旋回バー6およ
び昇降アーム2による周方向又は高さ方向の移動を一時
停止し、距離検出棒21の先端が耐火物壁(ライニン
グ)19の表面に当るまで耐火物壁19に接近する。こ
のとき、後述するように、耐火物壁19の厚みが検出さ
れる。
第8b図に、距離検出棒21およびそれに結合された距
離検出器26の構成を示す。検出棒21の右端にはラッ
ク36の右端が固着されており、このラック36に、摩
擦クラッチ(所定の力以上の回転力が加わると、空転す
るすべりクラッチ)を有する減速機構の出力ピニオン3
7が噛合っている。減速機構において、ピニオン37の
回転軸に固着された大径ギア38が、直流モータ40の
回転軸に固着された小径ギア39に噛合っている。モー
タ40が正転すると、ラック36が左方に移動し検出棒
21が、ガイド30より、左方(耐火物壁19表面に近
づく方向)に突出する。検出棒21を導電体ロッド32
が貫通しており、その左端に当接子31が固着されてお
り、この当接子31が耐火物壁19の表面に当る。検出
棒21に対してロッド32は、圧縮コイルスプリング3
3で左方に押されており、検出棒21の左方の移動によ
り当接子31が対火物壁19の表面に当ると、圧縮コイ
ルスプリング33が圧縮され、ロッド32の右端が当接
検出端子35に当る。ロッド34には、ブラシ34が接
触しておりこれによりアーム電位(L)が与えられてお
り、ロッド32の右端が当接検出端子35に当る(当接
子31が耐火物壁19の表面に当る)と該端子35がア
ース電位となる。ラック36にもアース電位が与えられ
ており、当接子31が耐火物壁19の表面に当り端子3
5がアース電位となると、モータ40が逆転付勢に切換
えられ、ラック36および検出棒21が右方に移動し、
ラック36の右端が退避検出端子41に当ると、該端子
41がアース電位となり、これに応じてモータ40の逆
転付勢が停止される。ラック36には接触子46が固着
されており、この先端の導電体ボール47が、プリント
基板42上の、耐摩耗金属メッキを施した櫛刃状のプリ
ント電極43に接触している。該電極は、1mmピッチ
で、ラック36の延びる方向に分布している。すなわ
ち、ラック36の左右動の間、ボール47が接触する位
置に配列されている。端子35,41およびプリント基
板42は、プリント基板44に接続されている。プリン
ト基板42上には、第8c図に示す構成の距離検出回路
45が組付けられている。
第8c図を参照する。回路45のモータドライバ45a
は、スタート信号が到来するとモータ40を正転付勢
し、リターン信号(端子35がアースレベルになった信
号)が到来するとモータ40を逆転付勢し、ストップ信
号(端子41がアースレベルになった信号)が到来する
とモータ40の付勢を停止する。これにより、モータド
ライバ45aにスタート信号が与えられるとモータ40
が正転して、検出棒21が第8b図に示す退避位置から
耐火物壁19の表面に向けて進出し、当接子31が該表
面に当ると端子35がアース電位(リターン信号)とな
ってモータ40が逆転して検出棒21が右方に移動して
該表面から退避し、ラック36の右端が端子41に当る
と、モータ40が停止する。
プリント電極43に第8c図に示すように回路45のデ
コーダ45dとエンコーダ45eが接続されている。パ
ルス発振器45bが定周期dTの高周波パルスを発生し
てこれをカウンタ45cに与える。カウントコードがデ
コーダ45に与えられ、デコーダ45dが、第1のdT
区間の間プリント電極43の第1グループ(0,1,2,3,・・
・の8本)に高レベルHを、次の第2のdT区間の間第
2グループに、次の第3のdT区間の間第3グループ
に、最後の第32のdT区間の間第32グループに、高
レベルHを与え、次にはまた第1グループにdTの間H
を与えるという具体に繰り返して、順次にプリント電極
グループに高レベルHの電位位を与える。高レベルHを
与えているグループNo.を、カウンタ45cのカウント
コードが示す。
ボール47はアース電位であるので、それが接触してい
るプリント電極(43)はアースレベルである。エンコ
ーダ45eは、グループ内の、ボール47に接触した
(アース電位の)プリント電極のNo.を示すコードを発
生する。このコードを下位桁とし、カウンタ45cのコ
ードを上位桁として、両コードを総計8ビットのコード
に組合せると、この8ビットコードが、全プリント電極
43に、その最左端のものを第8b図および第8c図に
示すようにNo.0とし、それから右方にゆくにつれて1づ
つ番号を大きくした形での、ボール47が接触したプリ
ント電極No.iを示す。プリント電極No.0には、当接子3
1がセンサーヘッド1の中心から左にIの距離進んだ位
置(第8a図)にあるときにボール47が接触する。ボ
ール47が接触したプリント電極No.iは、当接子31が
I(第8a図)の位置から右に外れた距離を示す。検出
棒21が対向する耐火物壁19の厚みは、したがって、
(l−I)+iである。
再び第8c図を参照する。ボール47が接触したプリン
ト電極のNO.iを示すコードは、端子35がアース電位L
になったとき(当接子31が耐火物壁19に当ったと
き)にラッチ45fにセットされ、次にセット指示(H
からLへの立下り)が到来するまで該コードを保持し出
力し続ける。ラッチ45fの保持コードと、セット信号
(端子35のHからLへの変化)は、ケーブルを介して
信号処理器54(第1図には示していないが、14と並
置されている)に与えられる。信号処理器54において
は、加算器54aが(l−I)+iを演算し、これがラ
ッチ54にメモリされ、プリンタにプリントアウトされ
ると共に、2値化回路54cが基準厚みデータと比較
し、(l−I)+iが基準厚みより小さいときには、表
示器55が黒を表示する。
以上に説明した実施例によれば、取鍋の耐火物壁19各
部の金属地金が検出されてプリンタに打ち出されると共
に表示器15に表示され、かつ、耐火物壁19(ライニ
ング)各部の厚みが検出されてプリンタに打ち出される
と共に、厚みが異常に薄い所が表示器55で表示され
る。
なお、プリント電極43に代えてリニアポテンシヨメー
タを用いてもよく、モータ40に代えてリニアモータ又
はソレノイドを用いても良い。
次に耐火物壁19の厚み測定のために、耐火物壁19表
面の位置(つまりはヘッドと表面の距離)を検出する、
本発明の他の実施例で用いる距離検出器の他の例を第9
図および第10図を参照して説明する。
第9図は、センサーヘッド1が移動しながら、同時にセ
ンサーヘッド〜耐火物壁間距離Dを検出する距離検出器
の概要を示す説明図である。距離検出棒21はセンサー
ヘッド1の中央部に取付けられ、ばね22で壁19に向
けて押されている。が接続されている。このばね22
を、距離検出回路27の圧力検出器が支持している。ま
た、距離検出棒21の先端には、車輪23が取付けられ
ている。この車輪23により、距離検出棒21の先端
(車輪)が耐火物壁19に接したままの状態で移動が可
能である。この状態では、ばね22は縮み力が発生す
る。この力を圧力検出器が電気信号に変換して、距離検
出回路27の演算器がフツクの法則により、ばね22の
長さx求める。そして距離検出棒21の長さをtとする
とt+xが求める距離Dとなる。l−Dが耐火物壁19
の厚みである。従って、センサーヘッド〜外殻間距離l
を一定に保ちながらセンサーヘッドを移動すればl−D
より耐火物壁19の厚さを求めることができる。
第10図は、センサーヘッド1が移動しながら、同時に
センサーヘッド〜耐火物壁間距離Dを測定する方法を示
す他の説明図である。センサーヘッド1の中央部には2
本の導波管24,25が取付けられており、距離検出回
路28がその一方から音波又は電磁波を出し、それから
耐火物壁19上で反射し他方へもどるまでの時間を計数
して、この時間よりDを演算する。
[発明の効果] 本発明の装置によれば、窯炉容器のライニングである耐
火物壁の表面位置を精度よく計測し、同時に耐火物壁内
の侵入地金を非破壊的かつ確実に検出することができ
る。従って、耐火物壁各部の溶損量に応じた補修および
地金の除去が可能となり、容器全体の溶損バランスが保
たれ、耐火物を効率的に使用することができる。また、
解体作業によらず、早期に地金を発見できるので、湯洩
れ事故や耐火物と地金の熱膨張差による耐火物の脱落を
防止することが可能となり、操業の安定化が達成され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成概要を示す図面であ
り、取鍋は断面を示す。 第2図は取鍋外殻に平行な地金の検出例を示す説明図で
あり、取鍋は断面を示す。 第3図及び第4図は垂直地金の向きとセンサー出力の関
係を示す説明図であり、取鍋は断面を示す。 第5図は、取鍋鉄皮とセンサーヘッドの相対位置関係を
示す断面図、第6図は取鍋の断面図である。 第7図は第1図に示す本発明の実施例の、地金検出系の
みを摘出したブロック図であり、取鍋は断面を示す。 第8a図は第1図に示す距離検出器26の構成を示す断
面図、第8b図は第8a図に示す距離検出棒21の構成
を示す断面図、第8c図は第8b図に示すプリント基板
44上の距離検出回路45の構成を示すブロック図であ
る。 第9図及び第10図は、本発明の他の実施例で用いる他
の距離検出器を示す断面図である。 1a,1b:センサーヘッド、2:昇降アーム 3:駆動装置、4:モータ 5:シャフト、6:旋回バー 7:車輪、8:レール 9:距離調節器、10:高周波電源 11a:送波用ケーブル 11b:受波用ケーブル、11c:ケーブル 12:高周波増幅器、13:検波器 14:信号処理器、15,55:表示器 16:インターフェース、17:支柱 18:取鍋鉄皮、19:耐火物壁 20:地金、21:距離検出棒 22:ばね、23:車輪 24,25:導波管、26:距離検出器 27,28:距離検出回路、30:ガイド 31:当接子、32:導電体ロッド 33:圧縮コイルスプリング、34:ブラシ 35,41:端子、36:ラック 37:ピニオン、38:大径歯車 39:小径歯車、40:直流モータ 42,44:プリント基板、45:距離検出回路 54:信号処理器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2個の電気コイルを間隔をおいて備えたセ
    ンサーヘッド; センサーヘッドの一方のコイルに高周波電流を通電する
    高周波付勢手段; センサーヘッドの他方のコイルの誘起電圧を地金情報信
    号に変換する変換手段; センサーヘッドに装備され、センサーヘッドとこれに対
    向する窯炉容器ライニングの表面との間の距離を検出す
    る距離検出器; 窯炉容器ライニング側において窯炉容器外殻に対してセ
    ンサーヘッドを一定の距離に定める位置決め手段;およ
    び、 センサーヘッドを窯炉容器外殻に平行に移動中あるいは
    停止後に、センサーヘッドを窯炉容器ライニングに対向
    させたまま、センサーヘッドを構成する2個のコイルの
    対称軸を回転の中心として、センサーヘッドを1回以上
    回転させる手段; を備える侵入地金およびライニング表面検出装置。
JP61198628A 1986-08-25 1986-08-25 窯炉容器の耐火物侵入地金およびライニング表面位置検出装置 Expired - Lifetime JPH0658405B2 (ja)

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