JPH0658344B2 - 磁性粉末消去値測定法および装置 - Google Patents
磁性粉末消去値測定法および装置Info
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- JPH0658344B2 JPH0658344B2 JP18567585A JP18567585A JPH0658344B2 JP H0658344 B2 JPH0658344 B2 JP H0658344B2 JP 18567585 A JP18567585 A JP 18567585A JP 18567585 A JP18567585 A JP 18567585A JP H0658344 B2 JPH0658344 B2 JP H0658344B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気記録媒体の消去特性の予知可能な、磁気記
録媒体用磁性粉末の消磁特性を測定する方法および測定
装置に関するものである。
録媒体用磁性粉末の消磁特性を測定する方法および測定
装置に関するものである。
従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 ビデオ用磁気テープの性能特性にはカラーおよびビデオ
S/N, RF 出力、消去度などがある。このうち消去特性は
記録(録画)した信号を消去ヘッドにて消した後の残留
信号の大きさを示すもので、小さい値ほど良い。
S/N, RF 出力、消去度などがある。このうち消去特性は
記録(録画)した信号を消去ヘッドにて消した後の残留
信号の大きさを示すもので、小さい値ほど良い。
従来、消去特性の向上を目的とした磁性粉の開発、評価
の業務において、試作粉を塗料化しベースフィルム上に
塗布した磁気テープを作り、これをレコーダデッキにか
けて消去値を測定していた。
の業務において、試作粉を塗料化しベースフィルム上に
塗布した磁気テープを作り、これをレコーダデッキにか
けて消去値を測定していた。
しかしながらテープ作製には大量の磁性粉サンプルを必
要とし、かつ多くの製造公定を経ねばならないため、評
価結果がでるまでに多大の経費と期間がかかる現況にあ
り、それ故、それが安価に且つ短時間に測定できる方法
或いは予知できる方法及び装置が提案されることが期待
されていた。
要とし、かつ多くの製造公定を経ねばならないため、評
価結果がでるまでに多大の経費と期間がかかる現況にあ
り、それ故、それが安価に且つ短時間に測定できる方法
或いは予知できる方法及び装置が提案されることが期待
されていた。
問題点を解決するための手段 本発明者等は前記の問題点を解決すべく鋭意検討の結
果、磁気記録媒体の消去特性は該磁気記録媒体が含有す
る磁性粉の磁性に本質的に起因するものであることに着
目し、粉末状態での磁気測定値からこれを予知できるこ
とを見い出したものであり、本発明は磁気記録媒体の消
去特性が予知できる粉末状サンプルでの消去値測定の方
法および測定装置を提供するものである。
果、磁気記録媒体の消去特性は該磁気記録媒体が含有す
る磁性粉の磁性に本質的に起因するものであることに着
目し、粉末状態での磁気測定値からこれを予知できるこ
とを見い出したものであり、本発明は磁気記録媒体の消
去特性が予知できる粉末状サンプルでの消去値測定の方
法および測定装置を提供するものである。
即ち、本発明は直流磁界10keを印加した試料磁性粉
末の残留磁化(Mr)を測定し、ついで消去電流(In)に対応
する残留磁化(Mn)を測定し、下記一般式(1)に基づい
て、磁性粉末の消去値(ERn) を求め、これより規定の消
去電流値(磁場値)の磁性粉末の消去値を得ることを特
徴とする磁性粉末消去値測定法 ERn=20×Log (Mn/Mr) …(1) (式中、ERn:消去電流Inにおける磁性粉末の消去値 Mn:消去電流Inに対する磁性粉末の残留磁化の値 Mr:直流磁界10keを印加した磁性粉末の残留磁化
の値)、 保持棒3の一方の先端部には磁性粉末試料容器2が取付
けられ、もう一方の先端部は回転用モーター5の回転軸
に固定されており、該磁性粉末試料容器2は電磁石電流
調整器6により電流印加される2つの交流電磁石4,
4′の中央に位置せしめるように設定されたことを特徴
とする磁気記録媒体用磁性粉末の消去値測定のための消
去電流に対応する残留磁化測定用磁性粉末の交流磁界印
加試料回転式消磁装置および保持棒3の一方の先端部に
は磁性粉末試料容器2が取付けられ、もう一方の先端部
は回転用モーター5の回転軸に固定されており、該磁性
粉末試料容器2は電磁石電流調整器6により電流印加さ
れる2つの交流電磁石4,4′の中央に位置せしめるよ
うに設定された交流磁界印加試料回転式消磁装置1及び
磁化測定器8からなることを特徴とする磁気記録媒体用
磁性粉末の消去値測定のための磁性粉末の消去電流に対
応する残留磁化測定装置に関する。
末の残留磁化(Mr)を測定し、ついで消去電流(In)に対応
する残留磁化(Mn)を測定し、下記一般式(1)に基づい
て、磁性粉末の消去値(ERn) を求め、これより規定の消
去電流値(磁場値)の磁性粉末の消去値を得ることを特
徴とする磁性粉末消去値測定法 ERn=20×Log (Mn/Mr) …(1) (式中、ERn:消去電流Inにおける磁性粉末の消去値 Mn:消去電流Inに対する磁性粉末の残留磁化の値 Mr:直流磁界10keを印加した磁性粉末の残留磁化
の値)、 保持棒3の一方の先端部には磁性粉末試料容器2が取付
けられ、もう一方の先端部は回転用モーター5の回転軸
に固定されており、該磁性粉末試料容器2は電磁石電流
調整器6により電流印加される2つの交流電磁石4,
4′の中央に位置せしめるように設定されたことを特徴
とする磁気記録媒体用磁性粉末の消去値測定のための消
去電流に対応する残留磁化測定用磁性粉末の交流磁界印
加試料回転式消磁装置および保持棒3の一方の先端部に
は磁性粉末試料容器2が取付けられ、もう一方の先端部
は回転用モーター5の回転軸に固定されており、該磁性
粉末試料容器2は電磁石電流調整器6により電流印加さ
れる2つの交流電磁石4,4′の中央に位置せしめるよ
うに設定された交流磁界印加試料回転式消磁装置1及び
磁化測定器8からなることを特徴とする磁気記録媒体用
磁性粉末の消去値測定のための磁性粉末の消去電流に対
応する残留磁化測定装置に関する。
本発明の骨子は、規定の容器に充填した粉末試料を本発
明の交流磁界印加式消磁装置にかけ、残留磁化を高感度
磁化測定器で測定するところにある。
明の交流磁界印加式消磁装置にかけ、残留磁化を高感度
磁化測定器で測定するところにある。
この交流磁界印加式消磁装置は、第1図に示されている
ように、保持棒3の一方の先端に磁性粉末試料容器が取
り付けられており、該保持棒の他端は回転用モーター5
の回転軸に固定されている。保持棒3の先端にある磁性
粉末容器は電磁石電流調整器6よって電流印加されると
ころの2つの交流電磁石4,4′の中央に位置するよう
に設定されたものからなるものである。そして、この交
流磁界印加式消磁装置1で消磁した試料は次に高感度の
磁化測定器8でその残留磁化を測定し、以下に詳述する
一般式(1)により磁性粉末の消去値を得ることができ
る。磁化測定器はいずれの測定器でもよく、市販のもの
が使用される。
ように、保持棒3の一方の先端に磁性粉末試料容器が取
り付けられており、該保持棒の他端は回転用モーター5
の回転軸に固定されている。保持棒3の先端にある磁性
粉末容器は電磁石電流調整器6よって電流印加されると
ころの2つの交流電磁石4,4′の中央に位置するよう
に設定されたものからなるものである。そして、この交
流磁界印加式消磁装置1で消磁した試料は次に高感度の
磁化測定器8でその残留磁化を測定し、以下に詳述する
一般式(1)により磁性粉末の消去値を得ることができ
る。磁化測定器はいずれの測定器でもよく、市販のもの
が使用される。
本発明の測定法原理を図面に基づき説明すると以下のと
おりとなる。
おりとなる。
まず、記録済み磁気テープがレコーダデッキの消去ヘッ
ドを通過して消去されるときのメカニズムは次のように
考察される。
ドを通過して消去されるときのメカニズムは次のように
考察される。
すなわち、第2図に示したように信号記録状態では残留
磁化の値がMrの点にある。消去ヘッドは常に振幅一定の
交流磁界を発生しているので、テープ上の任意の微小部
分(エレメント)に注目したとき、そのエレメントが消
去ヘッドの中心を通過する間に、第3図に示したように
磁界方向が数回反転し、振幅が徐々に減衰する磁界を受
ける。この結果、エレメントの磁化は第2図に示したよ
うに、Mr→a→b→c→d→e→fの経路をへて僅小の
残留磁化Meに収斂する。Meの大きさは最大印加磁界Hmに
依存し、ある大きさのHmまではほぼ反比例の関係にあ
る。Meの磁化を有するエレメントが次に再生ヘッドを通
過すると、消去信号電圧が検出される。
磁化の値がMrの点にある。消去ヘッドは常に振幅一定の
交流磁界を発生しているので、テープ上の任意の微小部
分(エレメント)に注目したとき、そのエレメントが消
去ヘッドの中心を通過する間に、第3図に示したように
磁界方向が数回反転し、振幅が徐々に減衰する磁界を受
ける。この結果、エレメントの磁化は第2図に示したよ
うに、Mr→a→b→c→d→e→fの経路をへて僅小の
残留磁化Meに収斂する。Meの大きさは最大印加磁界Hmに
依存し、ある大きさのHmまではほぼ反比例の関係にあ
る。Meの磁化を有するエレメントが次に再生ヘッドを通
過すると、消去信号電圧が検出される。
テープ消去値ERはMrに対応する原信号電圧をEr、規定の
Hm(実測できないのでヘッド電流Imで代替する)での消
去信号電圧をEeとすると、 ER=20Log (Ee/Er) …(2) である。
Hm(実測できないのでヘッド電流Imで代替する)での消
去信号電圧をEeとすると、 ER=20Log (Ee/Er) …(2) である。
式中、ER:テープ消去値。
Ee:規定の印加磁界Hm(ヘッド電流Imで代替)での消去
信号電圧 Er:信号記録状態の残留磁化Mrに対応する原信号電圧 実際の測定においては、ER値はテープと消去および再生
ヘッドとの接触度合に依存し、再現性に劣るため次のよ
うな手順をへて求める。
信号電圧 Er:信号記録状態の残留磁化Mrに対応する原信号電圧 実際の測定においては、ER値はテープと消去および再生
ヘッドとの接触度合に依存し、再現性に劣るため次のよ
うな手順をへて求める。
1) 規定のImを前後値数点におけるERを測定する。
2) それぞれのImを横軸に、ERを縦軸にとって、グラフ
紙上にプロットする。
紙上にプロットする。
3) 各点を最大に含むような曲線を引き、この曲線によ
り規定のImでのERを得る。
り規定のImでのERを得る。
本発明の粉末消去測定法の原理は上述のテープ消去法の
それと全く同じとなるべく考案したものである。すなわ
ち、粉末試料が受ける磁界の時間変化パターンをテープ
・エレメントのそれと近似させるため、電磁石電流の制
御方式を自動スイープ装置により第3図と同じくし、か
つテープの走行に対応するものとして試料を第1図に示
す交流磁界印加式消磁装置により磁界方向面内で定速回
転させるものである。また実際の測定手段も上述の1)〜
3)を踏襲したものである。
それと全く同じとなるべく考案したものである。すなわ
ち、粉末試料が受ける磁界の時間変化パターンをテープ
・エレメントのそれと近似させるため、電磁石電流の制
御方式を自動スイープ装置により第3図と同じくし、か
つテープの走行に対応するものとして試料を第1図に示
す交流磁界印加式消磁装置により磁界方向面内で定速回
転させるものである。また実際の測定手段も上述の1)〜
3)を踏襲したものである。
以下、本発明の実施測定手段を第1図を参照しながら順
記する。
記する。
(1) 磁性粉末試料を約0.1g採集し、容器2に充填し
て、保持棒3の先端部に固定する。
て、保持棒3の先端部に固定する。
(2) 試料に直流型電磁石7,7′により直流磁界10k
eを印加したのち、高感度磁化測定器8にて残留磁化
Mrを測定する。
eを印加したのち、高感度磁化測定器8にて残留磁化
Mrを測定する。
(3) 次いで保持棒3の前記磁性粉末試料の入った容器
2を本発明になる交流消磁装置1の交流電磁石4,4′
の中心に、他端部を回転用モーター5の回転軸に結合す
る。
2を本発明になる交流消磁装置1の交流電磁石4,4′
の中心に、他端部を回転用モーター5の回転軸に結合す
る。
(4) 電磁石電流調整器6のプレセットダイアル値をI1
に合わせ、前記試料に電流を印加する。印加電流は零か
らI1まで増加したのち、再び零まで減少するように作ら
れている。また電流印加と同時に回転モーターも始動
し、電流が零となるまでの間、定速回転する。
に合わせ、前記試料に電流を印加する。印加電流は零か
らI1まで増加したのち、再び零まで減少するように作ら
れている。また電流印加と同時に回転モーターも始動
し、電流が零となるまでの間、定速回転する。
(5) 保持棒3を回転軸先端より取り外し、前記試料を
磁化測定器7にて残留磁化M1を測定する。
磁化測定器7にて残留磁化M1を測定する。
(6) (1)と同様にして前記の操作した同一試料に直流磁
界10keを再び印加し、残留磁化Mrの状態に復帰させ
る。
界10keを再び印加し、残留磁化Mrの状態に復帰させ
る。
(7) (3)項を繰り返し行なう。
(8) 電磁石電流調整器6のプレセット電流をI2をI2I
1+0.1Aに設定し、同一試料を印加消磁電流I2で消磁す
る。
1+0.1Aに設定し、同一試料を印加消磁電流I2で消磁す
る。
(9) 処理された試料を磁化測定器8にてその残留磁化M
2を測定する。
2を測定する。
(10) (6)〜(9)項を同一試料につき7〜10回繰り返し行
なう。但し、n回における消去電流InはIn=I1+n×0.
1Aとし、測定残留磁化をMnとする。
なう。但し、n回における消去電流InはIn=I1+n×0.
1Aとし、測定残留磁化をMnとする。
(11) 各測定回における消去値ERnを次式にて計算す
る。
る。
ERn=20×Log (Mn/Mr) …(1) ERn:磁性粉末の消去値 Mn:Inに対する残留磁化の測定値 Mr:直流磁場10ke印加後の残留磁化の測定値 (12) 第4図に示すとおり、横軸にIn、縦軸にERnをと
り、Mr及びInに対応するMnの各測定値から、上式(1)に
よりERnを求め、これをプロットし、各プロットを最大
数通る直線を引く(最小2乗法直線回帰式を引く)。
り、Mr及びInに対応するMnの各測定値から、上式(1)に
よりERnを求め、これをプロットし、各プロットを最大
数通る直線を引く(最小2乗法直線回帰式を引く)。
(13) このグラフに基づき、規定の消去電流値(In)に対
応する消去値ERnを直線より求め、測定された試料磁性
粉末の消去値を得ることができる。
応する消去値ERnを直線より求め、測定された試料磁性
粉末の消去値を得ることができる。
通常、規定の消去電流値は標準品質ビデオテープ用磁性
粉の場合は2.9A、高品質ビデオテープ用磁性粉の場合
は3.0Aである。
粉の場合は2.9A、高品質ビデオテープ用磁性粉の場合
は3.0Aである。
実施例 以下に本発明の実施例を示す。本発明がこれらに限定さ
れるものでないことは言うまでもない。
れるものでないことは言うまでもない。
種類の異なる磁性粉A〜Gについて前記の測定手順に従
い、粉末消去値を測定した。なおInはI1=2.5AからI8
=3.2Aまで0.1Aステップ毎にとった。それぞれで得ら
れたMr, Mn,ERnを第1表に、消去直線を第5図に示し
た。
い、粉末消去値を測定した。なおInはI1=2.5AからI8
=3.2Aまで0.1Aステップ毎にとった。それぞれで得ら
れたMr, Mn,ERnを第1表に、消去直線を第5図に示し
た。
次に、磁性粉A〜Gを公知の手法にてテープ化し、テー
プレコーダにて消去値を測定した(テープ消去値)。そ
れらテープ消去値と図から得られた消去電流が2.9Aにお
ける粉末消去値とを第2表に示した。さらに両消去値の
相関図を第6図に示す。相関係数は0.875であった。
プレコーダにて消去値を測定した(テープ消去値)。そ
れらテープ消去値と図から得られた消去電流が2.9Aにお
ける粉末消去値とを第2表に示した。さらに両消去値の
相関図を第6図に示す。相関係数は0.875であった。
発明の効果 本発明は、磁性粉末の消去値測定法、その測定方法のた
めの磁性粉末の交流磁界印加式消磁装置及び残留磁化測
定装置であって、磁性粉末自体の消去値を測定すること
により磁気記録媒体の消去値が予知できるものであり、
非常に簡便な装置により、磁性粉末を測定するものであ
るから、安価に又短時間に高精度で測定できるため、磁
気記録媒体を作成する経費、労力及び時間等が節約で
き、その効果は大きく、実用性の高い発明と言うことが
できる。
めの磁性粉末の交流磁界印加式消磁装置及び残留磁化測
定装置であって、磁性粉末自体の消去値を測定すること
により磁気記録媒体の消去値が予知できるものであり、
非常に簡便な装置により、磁性粉末を測定するものであ
るから、安価に又短時間に高精度で測定できるため、磁
気記録媒体を作成する経費、労力及び時間等が節約で
き、その効果は大きく、実用性の高い発明と言うことが
できる。
第1図は磁性粉末消磁装置及び残留磁化測定装置の構成
図、第2図及び第3図は磁性粉末消去測定法の原理説明
図、第4図は磁性粉末の消去電流Inに対する消去値ERn
を示す消磁グラフ、第5図は実施例の消去曲線、第6図
はテープ消去値と粉末消去値との相関図である。 図中1は交流磁界印加式消磁装置、2は試料容器、3は
保持棒、4,4′は交流電磁石、5は回転用モーター、
6は電磁石電流調整器、7,7′は直流電磁石、及び8
は磁化測定器である。
図、第2図及び第3図は磁性粉末消去測定法の原理説明
図、第4図は磁性粉末の消去電流Inに対する消去値ERn
を示す消磁グラフ、第5図は実施例の消去曲線、第6図
はテープ消去値と粉末消去値との相関図である。 図中1は交流磁界印加式消磁装置、2は試料容器、3は
保持棒、4,4′は交流電磁石、5は回転用モーター、
6は電磁石電流調整器、7,7′は直流電磁石、及び8
は磁化測定器である。
Claims (3)
- 【請求項1】直流磁界10keを印加した試料磁性粉末
の残留磁化(Mr)を測定し、ついで消去電流(In)に対応す
る残留磁化(Mn)を測定し、下記一般式(1)に基づいて、
磁性粉末の消去値(ERn) を求め、これより規定の消去電
流値(磁場値)の磁性粉末の消去値を得ることを特徴と
する磁性粉末消去値測定法。 ERn=20×Log (Mn/Mr) …(1) 式中、ERn:消去電流Inにおける磁性粉末の消去値 Mn:消去電流Inに対する磁性粉末の残留磁化の値 Mr:直流磁界10keを印加した磁性粉末の残留磁化
の値 - 【請求項2】保持棒3の一方の先端部には磁性粉末試料
容器2が取付けられ、もう一方の先端部は回転用モータ
ー5の回転軸に固定されており、該磁性粉末試料容器2
は電磁石電流調整器6により電流印加される2つの交流
電磁石4,4′の中央に位置せしめるように設定された
ことを特徴とする磁気記録媒体用磁性粉末の消去値測定
のための消去電流に対応する残留磁化測定用磁性粉末の
交流磁界印加試料回転式消磁装置。 - 【請求項3】保持棒3の一方の先端部には磁性粉末試料
容器2が取付けられ、もう一方の先端部は回転用モータ
ー5の回転軸に固定されており、該磁性粉末試料容器2
は電磁石電流調整器6により電流印加される2つの交流
電磁石4,4′の中央に位置せしめるように設定された
交流磁界印加試料回転式消磁装置1及び磁化測定器8か
らなることを特徴とする磁気記録媒体用磁性粉末の消去
値測定のための磁性粉末の消去電流に対応する残留磁化
測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18567585A JPH0658344B2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 磁性粉末消去値測定法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18567585A JPH0658344B2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 磁性粉末消去値測定法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62103567A JPS62103567A (ja) | 1987-05-14 |
JPH0658344B2 true JPH0658344B2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=16174899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18567585A Expired - Fee Related JPH0658344B2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 磁性粉末消去値測定法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0658344B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5560488B2 (ja) * | 2008-09-25 | 2014-07-30 | 日本電磁測器株式会社 | 磁場分布測定装置 |
JP6960655B2 (ja) * | 2017-03-31 | 2021-11-05 | 国立大学法人 筑波大学 | 磁性材料の磁気特性測定方法および磁性材料の磁気特性測定装置 |
-
1985
- 1985-08-26 JP JP18567585A patent/JPH0658344B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62103567A (ja) | 1987-05-14 |
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