JPH0658302B2 - 車両の空気流測定方法 - Google Patents

車両の空気流測定方法

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JPH0658302B2
JPH0658302B2 JP61158188A JP15818886A JPH0658302B2 JP H0658302 B2 JPH0658302 B2 JP H0658302B2 JP 61158188 A JP61158188 A JP 61158188A JP 15818886 A JP15818886 A JP 15818886A JP H0658302 B2 JPH0658302 B2 JP H0658302B2
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radiator
vehicle
opening
heating element
air
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隆秀 農沢
一彦 日浅
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両の空気流測定方法に関するものである。
(従来技術) 一般に自動車のラジエター(特にその放熱器コア部)
は、その冷却効果を考えて車体フロントグリル直後のエ
ンジンルーム内最前部に位置して設けられるのが通常で
あり、当該ラジエターへの冷却風の取り入れは上記フロ
ントグリルのグリル開口部およびフロントスカートのエ
アダム開口部を介して行なわれるようになっている。
ところで、このような構成の当該ラジエターへの空気流
入状態の良否は、実質的に当該ラジエターの冷却性能お
よび冷却効率を左右する重要な要素であり、一般に車両
開発時および車両完成後の性能試験のひとつとして上記
ラジエターへの空気流入状態の測定が行なわれる。
従来、この測定方法は、例えば特開昭58−48830
号公報に示されているように、測定対象となる車両(供
試車)をシャシダイナモメータを備えた風洞試験室内に
設置し、車体前方側からファンダクトにより冷却風を吹
き付けることによって行われ、この場合、当該冷却風の
流れを可視化するための方法として例えば特開昭60−
42939号公報に示されているように煙が使用されて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記従来の空気流測定方法のように、風洞試
験室内で煙によって可視化された冷却風を上記車両に対
して吹き付けても、上記ラジエター部に流入する冷却風
(外気)は上述のようにフロントグリルのクリル開口部
およびフロントスカートのエアダム開口部等を介して供
給されるために当該部分で実際上煙の流線が乱れ易く、
正確な流入状態の測定ができなかった。
(問題点を解決するための手段) 本発明の車両の空気流測定方法は、上記の問題を解決す
ることを目的としてなされたもので、車体フロント側エ
ンジンルーム内のラジエター前面に複数の感温センサを
配置する一方、当該ラジエター前方の車体フロント部に
形成された空気取入れ用の開口部に所定の発熱体を設置
し、該発熱体を所定の移動手段によって上記空気取入れ
用の開口部の任意の位置に移動させ、当該移動位置ごと
に上記複数の感温センサによりラジエター前面の温度分
布を測定し、該測定データから上記ラジエターへの空気
流入状態を判断するようにしたものである。
(作 用) 上記本発明の方法によると、車体フロント部の空気取入
れ用開口部に設置される発熱体を所定の移動手段により
任意の位置に移動させ、該任意の位置における発熱体に
より加熱された流入空気流の温度をラジエター前面に設
けられた複数の感温センサにより全領域に亘って検出す
るようにしているから、当該検出値による温度分布から
上記空気取入れ口の所定位置ごとのラジエターに対する
空気流入量を許容且つ定量的に観察測定することができ
る。
(実施例) 第1図〜第3図は、本発明の実施例に係る車両の空気流
測定方法を実施する車両の空気流測定装置を示すもので
ある。
先ず第1図において、符号1は送風ファン8aを有する
ファンダクト8を備えた風洞試験室100内に設置され
た車両(自動車)Aのフロントボデーを示しており、該
フロントボデー1によりその内部にはエンジンルーム2
が形成されている。
また、上記フロントボデー1の前面部にはフロントグリ
ル5を備えたフロントバランスパネル3が取付けられ、
該フロントバランスパネル3後部のエンジンルーム2側
にはラジエターサポート4が取付けられている。そし
て、このラジエターサポート4を利用して上記エンジン
ルーム2内フロントグリル5後方にラジエター6が設置
されている。また、該ラジエター6後方にはラジエター
ファン7が介設されている。なお、符号9は上記フロン
トバランスパネル3前部に設けられたボンネットキャッ
チステーを示している。
一方、符号10はエンジン本体であり、該エンジン本体
10は上記ラジエターファン7の後方に位置して車体フ
レームにマウンティングされている。
そして、上記ラジエター6の前面には、多点温度測定の
ためにその全領域に亘って等間隔に例えば熱電対よりな
る複数の感温センサ11,11・・が設けられている。
これら複数の感温センサ11,11・・は、各々当該設
置位置のラジエター6前面温度を検出してその検出信号
を多点温度計測および多点記憶機能中心として構成され
たサーマルロガー12に先ず入力し、所定の計測・記憶
処理を行なった後に必要に応じさらにそのデータをグラ
フィックディスプレイ機能をもったパーソナルコンピュ
ータ13にデータバスを介して供給し、そのCRTディ
スプレイ14上に数値表示又はアニメーション表示する
(第4図参照)。
一方、符号20は上記車体フロント部のフロントグリル
5のグリル開口部24およびフロントスカート15のエ
アダム開口部21部に任意に移動可能な状態で設置され
る例えばグロープラグよりなる発熱体で、DCレギュレ
ータ22を介してバッテリBより所定の直流電圧が供給
されるようになっている。該発熱体20は、例えば第2
図に示すような移動手段30によって支持され、上述の
ようにフロントグリル5のグリル開口部24およびフロ
ントスカート15のエアダム開口部21の任意の位置に
設置されて当該設置位置を通る冷却風を所定温度に加熱
する。この加熱温度は、当該発熱体の発熱温度(90℃
程度)とファンダクト8から供給される冷却風の原温度
(30℃程度)とによって決定される。
上記移動手段30は、上記のように発熱体20を任意に
移動制御するために次のように構成されている。
すなわち、第2図において符号31は例えばパルスモー
タにより任意の回転角θの範囲の位相角制御が可能なタ
ーンテーブルであり、該ターンテーブル31上にはブー
ムシリンダ34昇降用のリフトシリンダ32が立設され
ている。またリフトシリンダ32の伸縮ロッド33の上
端には、ブームシリンダ34が取付ブラケット35を介
して車両1側水平方向に延びて取付けられており、該ブ
ームシリンダ34の伸縮ロッド36の先端に上述の発熱
体20が取付けられている。上記ターンテーブル31の
パルスモータ回転角、リフトシリンダ32の昇降作動
量、ブームシリンダ34の伸縮作動量はそれぞれマイク
ロコンピュータよりなる位置制御ユニット40により車
両1の大きさと車体フロント部の外部形状、すなわち車
種に応じて演算決定される。
次に上記車両の空気流測定装置を使用した本発明の実施
例に係る車両の空気流測定方法について説明する。
先ず、上記ターンテーブル31、リフトシリンダ32、
フレームシリンダ34を各々所定作動量駆動して上記発
熱体20を例えば第3図に示すように車体フロント部の
グリル開口部a1位置からan位置まで、またフロントスカ
ートのエアダム開口部のb1位置からbn位置まで各位置で
順次所定時間を置きながら移動させるとともに上記発熱
体20が当該a1〜an、b1〜bnの各位置にある時のラジエ
ター6側複数の感温センサ11,11・・の各検出値を
サーマルロガー12によって多点計測かつ記憶する。そ
して、このサーマルロガー12を介してさらにパーソナ
ルコンピュータ13に上記記憶データを入力する。そし
て、最終的に該パーソナルコンピュータで当該入力値を
基にラジエター6前面の温度分布を第4図(a)〜(c)に示
すように数値表示と等高線を使用したアニメーション表
示)することにより上記発熱体20の位置に応じたラジ
エター6に対する冷却風の流入状態を当該温度分布状態
から定量的に分析し、フロントグリル5のクリル開口部
24およびフロントスカート15のエアダム開口部21
の形状、位置等の改良を行う。
上記第4図(a)〜(c)の各測定データは、次のようになっ
ている。
すなわち、先ず第4図(a)は上記発熱体20を第3図のa
3点に位置させたときのもの、また第4図(b)は上記発熱
体20を第3図a4点に位置させたときのもの、さらに第
4図(c)は同発熱体20を第3図b4点に位置させたとき
のものであり、本測定例の場合には第3図b4点の開口部
位置からの外気が最も効果的にラジエター前面に取り入
れられていることが分る。
なお、第4図(a)に示すようにフロントグリル5の中央
に位置するグリル開口部(第3図a3点)からの外気流入
効果が意外に低くなっているが、これは当該グリル開口
部の背後に上記ボンネットキャッチステー9が存在する
ことによるものと考えられる。
上記の空気流測定方法によると、グリル開口部24やエ
アダム開口部21のどの位置から取入れた冷却風がラジ
エター6のどの位置にどの程度の割合で有効に作用して
いるかを定量的かつきわめて容易に判定評価することが
できるので、ラジエター6の冷却効率を向上させるため
の車体フロント部の各開口部の設計精度もより高くな
る。
(発明の効果) 本発明の車両の空気流測定方法は、以上に説明したよう
に、車体フロント側エンジンルーム内のラジエター前面
に複数の感温センサを配置する一方、当該ラジエター前
方の車体フロント部に形成された空気取入れ用の開口部
に所定の発熱体を設置し、該発熱体を所定の移動手段に
よって上記空気取入れ用の開口部の任意の位置に移動さ
せ、当該移動位置ごとに上記複数の感温センサによりラ
ジエター前面の温度分布を測定し、該測定データから上
記ラジエターへの空気流入状態を判断することを特徴と
するものである。
従って、本発明によると、車体フロント部の空気取入れ
用開口部に設置される発熱体を所定の移動手段により任
意の位置に移動させ、該任意の位置における発熱体によ
り加熱された流入空気流の温度をラジエター前面に設け
られた複数の感温センサにより全領域に亘って検出する
ようにしているから、当該検出値による温度分布から上
記空気取入れ口の所定位置ごとのラジエターに対する空
気流入量を容易且つ定量的に観察測定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に係る車両の空気流測定方法
を実施する装置の概略システム図、第2図は、同装置に
おける発熱体移動手段の構成を示す斜視図、第3図は、
上記実施例における被測定車両の正面図、第4図は、上
記実施例における第3図の車両の所定部位の測定データ
を示すグラフである。 A……車両 1……フロントボデー 2……エンジンルーム 5……フロントグリル 6……ラジエター 10……エンジン本体 11……感温センサ 12……サーマルロガー 13……パーソナルコンピュータ 15……フロントスカート 20……発熱体 21……エアダム開口部 24……グリル開口部 25……ファンダクト 30……移動手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両フロント側エンジンルーム内のラジエ
    ター前面に複数の感温センサを配置する一方、当該ラジ
    エター前方の車体フロント部に形成された空気取入れ用
    の開口部に所定の発熱体を設置し、該発熱体を所定の移
    動手段によって上記空気取入れ用の開口部の任意の位置
    に移動させ、当該移動位置ごとに上記複数の感温センサ
    によりラジエター前面の温度分布を測定し、該測定デー
    タから上記ラジエターへの空気流入状態を判断するよう
    にした車両の空気流測定方法。
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