JPH0236525Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0236525Y2
JPH0236525Y2 JP17692982U JP17692982U JPH0236525Y2 JP H0236525 Y2 JPH0236525 Y2 JP H0236525Y2 JP 17692982 U JP17692982 U JP 17692982U JP 17692982 U JP17692982 U JP 17692982U JP H0236525 Y2 JPH0236525 Y2 JP H0236525Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
case
smoke
sensor
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17692982U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5979158U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17692982U priority Critical patent/JPS5979158U/ja
Publication of JPS5979158U publication Critical patent/JPS5979158U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0236525Y2 publication Critical patent/JPH0236525Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、警戒区域に設置されている火災感知
器に煙又は熱を強制的に与えて、速やかに作動試
験を行なう火災感知器の作動試験器に関する。
従来、この種の作動試験器としては、例えば実
公昭54−25991号公報により第1図に示すものが
知られている。
第1図において、1は支持棒であり、支持棒1
の先端にケース2が蝶番3により取付けられてい
る。ケース2内にはフアン4を駆動するモータ
5、及び発熱体6が収容されている。
尚、煙感知器の作動試験を行なう場合は発熱体
の代わりに発煙体を用いる。このような試験器に
あつて例えば、熱感知器の作動試験を行なう場合
は、モータ5を駆動し、フアン4により作られた
気流で発熱体6で生じた熱を強制的に熱感知器へ
送つて感熱部を設定温度以上に加熱し、速やかな
動作試験を行なえるようにしている。
しかしながら、このような従来の作動試験器に
あつては、発熱体又は発煙体が発生する熱の温度
及び煙の濃度を検出する機能を有しておらず、火
災感知器がどれ程の温度、又は煙濃度で作動した
のかが不明であつた。特に近年実用化されつつあ
る火災により発生する熱の温度、又は煙の濃度を
アナログ的に検出するような火災感知器にあつて
は、感知器の試験温度、又は煙濃度が判らないと
正常に作動しているかどうかを判断することがで
きないという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてな
されたもので、火災感知器を試験している温度、
又は煙の濃度の値を正確に知り得る作動試験器を
提供することを目的とする。
この目的を達成するため本考案は、温度、又は
煙濃度の検出を行なうセンサと、更に該センサか
らの温度、又は煙濃度を表示する表示部とを設
け、火災感知器の作動試験時における温度、又は
煙濃度の値を正確に知り得るようにしたものであ
る。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第2図は熱感知器の動作試験に用いる本考案の
一実施例を示した斜視図である。
まず構成を説明すると、10は伸縮自在な支持
棒であり、先端にケース8が取付けられ、ケース
8は天井面に設置された火災感知器の感熱部を覆
うために上部に開口した凹部8aを形成してい
る。ケース8の下部には、火災感知器に熱を供給
する熱供給部9が一体に設けられる。支持棒10
の下端になる把持部10aには、後の説明で明ら
かにするケース8内に設けられた温度センサで検
出した温度を表示するための表示窓11aが設け
られた温度表示器11が取付けられている。又支
持棒10の把持部10aには、熱供給部9に内蔵
したヒーター等の発熱体に通電して加熱するため
のスイツチ12が設けられる。
第3図は、第2図の実施例におけるケース8、
及び熱供給部9の内部構造の一実施例を示した部
分断面図である。
すなわち、ケース8の上端は、動作試験を行な
う熱感知器28に嵌合するような大きさに開口さ
れ、ケース8の略中央には、アルミニウム等の熱
伝導の良い金属塊内に熱電対が挿設されて構成さ
れる温度センサ15が配設される。この温度セン
サ15は、一端をケース8の内壁に固定したワイ
ヤ部材16による四方からの引つ張りで浮動状態
に支持され、且つワイヤ部材16による張力にて
温度センサ15に上下方向の弾撥力を持たせ、熱
感知器28にケース8をセツトしたときに、感熱
部20、及び集熱板21に対し温度センサ15を
圧着させ、動作試験時に温度センサ15を感熱部
20、及び集熱板21が熱伝導により均一な加熱
温度となるようにしている。
一方温度センサ15の側方には、熱供給部9よ
りの熱気流を吹き出す吹き出し口17が形成さ
れ、吹き出し口17は、ケース8内の底部を仕切
る略円錐状の横板19の頭頂部に連設した突出部
18の側部の開口をもつて形成されている。一方
吹き出し口17より流れ出した熱気流が向かう相
対したケース8の上部側壁には、複数の穴22が
設けられ、ケース8内に流入した熱気流の排気を
もつて温度センサ15の部分を吹き出し口17よ
りの熱気流が十分通るようにしている。
更に、ケース8の下部に一体に形成した熱供給
部9内の受け皿26上には、ヒータ等を用いた発
熱体25が設置され、発熱体25の加熱による熱
気流は、ケース8と熱供給部9を仕切る底板23
に設けた複数の穴24を通つてケース8内に供給
するようにしている。
次に第2,3図に示した本考案の作動試験器の
動作を説明する。
まず、動作試験に際しては、支持棒10に設け
たスイツチ12をオンし、熱供給部9に内蔵した
発熱体25に電源を供給して加熱状態とする。こ
の状態で天井面に設置された熱感知器28に対
し、支持棒10の先端に装着したケース8の凹部
8aを嵌め合わせ、支持棒10を押し上げること
で第3図に示すように、熱感知器28の感熱部2
0及び集熱板21に対しワイヤ部材16の弾撥力
をもつて温度センサ15を圧着させた状態とす
る。この熱感知器28に対する装着状態で熱供給
部9の発熱体25で加熱された熱気流が底板23
の穴24を通過した後、略円錐状となつた横板1
9に沿つて突出部18に集められ、吹き出し口1
7から温度センサ15に向つて側面方向で熱気流
が流れ出す。ここで吹き出し口17に対したケー
ス8の上側部には排気用の穴22が形成されてい
るため、穴22よりの排気をもつて吹き出し口1
7よりの熱気流は、温度センサ15の配設部分を
通つて流れることになり、温度センサ15及び熱
感知器28の感熱部20、及び集熱板21を熱気
流によつて略均一に加熱する。この時の熱気流に
よる熱感知器28の感熱部20の加熱温度は温度
センサ15で検出され、熱電対線27を介して支
持棒10に設けた温度表示器11にデイジタル数
値表示等をもつて試験温度が表示される。
従つて、あらかじめ定めた設定温度で発報する
熱感知器は勿論のこと、火災温度をアナログ的に
検出する熱感知器にあつても、動作試験時におけ
る感熱部の試験温度をモニターすることで、作動
試験器におけるモニター温度と、例えば受信機で
受信している熱感知器の検出温度とを比較するこ
とにより、熱感知器が正常に作動したかどうかを
同時に判断することができる。
第4図は、煙感知器を対象とした本考案の作動
試験器の一実施例を示した断面図である。
煙感知器の場合は、ケース8の内部に発光素子
30と受光素子31を相対して設けた、所謂、減
光式の煙濃度センサを設け、この煙濃度センサで
検出した煙濃度を支持棒10の把持部に設けた煙
濃度表示器に数値表示させるようにしている。
勿論ケース8の下部には一体に煙供給部32が
設置され、底板23に設けた複数の穴24を介し
てケース8内に動作試験のための煙を供給するよ
うにしている。
尚、煙感知器の場合には、ケース8内の煙濃度
と煙感知器34の検煙部33内の煙濃度は、ほぼ
均一となることから、発行素子30と受光素子3
1にてなる煙濃度センサは、煙感知器34の検煙
部33の近傍であれば適宜の位置に設けることが
できる。
尚、上記の実施例では、火災感知器の感知部を
覆うケースと一体に熱、又は煙を供給する供給部
を設けるようにしているが、他の実施例として
熱、又は煙の供給部を支持棒側に設け、支持棒側
の供給部よりチユーブ等を介してケース内に熱、
又は煙を供給するようにしてもよい。
以上説明してきたように、本考案によれば作動
試験器のケース内に動作試験時の加熱温度、又は
煙濃度を検出するセンサを設けこのセンサで検出
した温度、又は煙濃度を支持棒側に取り付けた表
示器に表示してモニターできるようにし、動作試
験時において、火災感知器の発報温度、又は発報
煙濃度を知ることができるため、動作試験した火
災感知器がどのような設定感度にあるかがわか
る。特に温度、又は煙濃度のアナログ的に検出す
る火災感知器については、試験温度、又は試験煙
濃度が作動試験器においてモニターできるため、
受信器における受信温度、又は受信煙濃度との比
較が可能となつて正確な動作試験を行なうことが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の試験器の断面図、第2図は、
本考案による試験器の一実施例を示した斜視図を
示し、第3図は、第1図の実施例におけるケース
構造の断面説明図で、第4図は、煙感知器を対象
とした本考案の他の実施例を示した断面図であ
る。 1:支持棒、2:ケース、3:蝶番、4:フア
ン、5:モータ、6:発熱体、8:ケース、9:
熱供給部、10:支持棒、10a:把持部、1
1:温度表示器、11a:表示窓、12:スイツ
チ、15:温度センサ、16:ワイヤ部材、1
7:吹出口、18:突出部、19:横板、20:
感熱部、21:集熱板、22,24:穴、23:
底板、25:発熱体、26:受け皿、27:熱電
対線、28:熱感知器、30:発光素子、31:
受光素子、32:煙供給部、33:検煙部、3
4:煙感知器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 支持棒の先端に装着され、天井面に設置された
    火災感知器の少なくとも感知部を覆う凹部を備え
    たケースと、該ケースの凹部内に熱又は煙を供給
    する供給部とを備えた火災感知器の作動試験器に
    おいて、 前記ケースの凹部内に前記供給部より供給され
    る熱又は煙を検出するセンサを配設し、該センサ
    による熱又は煙の検出量を表示する表示部を設け
    たことを特徴とする火災感知器の作動試験器。
JP17692982U 1982-11-22 1982-11-22 火災感知器の作動試験器 Granted JPS5979158U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17692982U JPS5979158U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 火災感知器の作動試験器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17692982U JPS5979158U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 火災感知器の作動試験器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5979158U JPS5979158U (ja) 1984-05-29
JPH0236525Y2 true JPH0236525Y2 (ja) 1990-10-04

Family

ID=30384527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17692982U Granted JPS5979158U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 火災感知器の作動試験器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5979158U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005164481A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Jr Higashi Nippon Birutekku Kk 測定装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62106595A (ja) * 1985-11-01 1987-05-18 財団法人 関東電気保安協会 自動火災報知設備の点検装置
JP6856439B2 (ja) * 2017-04-26 2021-04-07 ホーチキ株式会社 煙感知器試験装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005164481A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Jr Higashi Nippon Birutekku Kk 測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5979158U (ja) 1984-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4592443A (en) Sobriety interlock
US5933565A (en) Optically based method and apparatus for detecting a phase transition temperature of a material of interest
KR100686374B1 (ko) 시편 연소에 따른 열방출률 측정과 화재평가 요소 분석시스템
CA2464198A1 (en) Method and apparatus for the detection of the response of a sensing device
US5379026A (en) Toxic combustion gas alarm
JPH0236525Y2 (ja)
KR101076003B1 (ko) 화재 감지기용 표준 감도 시험기
WO1981002203A1 (en) Energy loss detection system
CN112540079B (zh) 一种尿液分析装置及方法
JPH0254498B2 (ja)
US4456173A (en) Energy loss detection system
JP2007525640A (ja) 分析検査結果を処理するための方法及び装置
KR102295285B1 (ko) 화재 감지기용 시험장치
JPH04507287A (ja) 指示装置
US4059007A (en) Convective air flow dynamic calorimeter
CN213633243U (zh) 隔热测试装置
CN205759345U (zh) 一种消防专用的感温探测器试验装置
CN215599810U (zh) 一种点式感烟、感温火灾探测器现场检验标定装置
CN206399557U (zh) 一种线型铜管感温探测器的检测装置
CN218444973U (zh) 一种森林可燃物含水率采集终端
CN209459702U (zh) 一种用于供热的室内温度检测装置
JPH09147261A (ja) 火災検出装置
CN112666218B (zh) 一种实验室教学用露点仪
JP5236539B2 (ja) 熱感知器
US20230098609A1 (en) Fire Detection or Early Warning Using Gases