JPH0658178B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0658178B2
JPH0658178B2 JP1167688A JP16768889A JPH0658178B2 JP H0658178 B2 JPH0658178 B2 JP H0658178B2 JP 1167688 A JP1167688 A JP 1167688A JP 16768889 A JP16768889 A JP 16768889A JP H0658178 B2 JPH0658178 B2 JP H0658178B2
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JP
Japan
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flow fan
cross flow
stabilizer
air
fan
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JP1167688A
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JPH0336431A (ja
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誉士夫 岡本
敏廣 山▲崎▼
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、室内機におけるクロスフローファンの流量
特性を向上させる空気調和機に関する。
<従来の技術> 従来、空気調和機の室内機として第8図に示すようなも
のがある(実開昭61-79115号公報)。この室内機はクロ
スフローファン2を回転することによって、室内から吸
入した空気を室内熱交換器1によって熱交換した後、吹
出口3から再び室内に吹き出すようにしている。
<発明が解決しようとする課題> 通電、室内機のクロスフローファン内部における空気の
流れは第2図(a)および第2図(b)に示すように2つの流
れに大別できる。一つは矢印(A)で示すようにクロスフ
ローファン2内部を通過して吹出口3から室内に吹き出
される流れ(以下、貫通流れという)であり、今一つは
矢印(B)で示すようにスタビライザ4とクロスフローフ
ァン2との間に発生してスタビライザ4の先端で渦状に
循環する流れ(以下、循環流れと言う)である。この循
環流れ(B)はクロスフローファン2の流量特性の向上に
は全く関与しない。したがって、循環流れ(B)の領域を
狭くすることによって貫通流れ(A)の流域を広くして、
クロスフローファン2の流量特性を向上できるのであ
る。
ところが、上記従来の空気調和機の室内機においては、
スタビライザ4とクロスフローファン2との間に発生す
る循環流れの領域が広いために、貫通流れの流量が限定
されてしまいクロスフローファン2の流量特性が悪いと
いう問題がある。
そこで、この発明の目的は、室内機における流量特性を
向上できる空気調和機を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するため、この発明は、第1図および第
5図に例示するように、クロスフローファン11の上流
側近傍にこのクロスフローファン11と平行に室内熱交
換器13を配置して、上記クロスフローファン11の回
転によって、前面グリル12を介して吸い込まれた室内
空気を、室内熱交換器13によって熱交換した後、吹出
口16より室内に送出する室内機を有する空気調和機に
おいて、上記室内熱交換器13の前面下部に上記クロス
フローファン11に対向しかつ平行に配設されると共
に、クロスフローファン11との対向面20aの断面形
状をクロスフローファン11側に突出した円弧状に形成
し、このクロスフローファン11との対向面20aに複
数の穴21,22,24を設けたスタビライザ20を備
えたことを特徴としている。
<作用> クロスフローファン11が回転すると、室内空気が前面
グリル12を介して吸い込まれて室内熱交換器13によ
って熱交換され、その後吹出口16から室内に吹き出さ
れる。その際に、室内熱交換器13の下部を通過した空
気の一部は、室内熱交換器13の前面下部にクロスフロ
ーファン11に対向しかつ平行に配設されたスタビライ
ザ20におけるクロスフローファン11との対向面20
aに向かう。そして、この対向面20aに向かった空気
は上記対向面20aに設けられた穴21,22,24の
作用によって対向面20aから剥離することなく対向面
20aに沿って吹出口16に向かって流れる。あるい
は、上記穴24の作用によって、スタビライザ20とク
ロスフローファン11との間に発生する循環流れに乱れ
が生じて循環流れの領域が狭くなる。
したがって、スタビライザ20とクロスフローファン1
1との間に発生する循環流れが減少し、クロスフローフ
ァン11内部を通過して吹出口16に向かう貫通流れが
増加するのである。その結果、クロスフローファン11
から吹き出す流量が多くなる。
<実施例> 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明する。
この発明は、スタビライザに沿って流れる空気流を制御
することによって、クロスフローファンの流量特性を向
上するものである。
第1図はこの発明に係る室内機の断面図である。クロス
フローファン11が回転することによって、前面グリル
12を通過して吸い込まれた室内空気は室内熱交換器1
3の冷媒管14,14,…の間を通って熱交換されてク
ロスフローファン11に至る。そして、クロスフローフ
ァン11の回転によって吹出口16を通過して室内に吹
き出される。その場合に、垂直羽根17と水平羽根18
とによって吹き出し方向が決定される。
その際に、従来の場合には、第3図(b)に示すように、
室内熱交換器13の下部からクロスフローファン11に
向かって流入した空気がスタビライザ20′におけるク
ロスフローファン11との対向面20a′から剥離して
しまい、クロスフローファン11を通過した後に吹出口
16に向かう空気の一部がスタビライザ20′側に回り
込んで来て循環流れが発生する。そこで、室内熱交換器
13の下部から流入した空気がスタビライザ20′の対
向面20a′から剥離しないようにすれば、スタビライ
ザ20′の対向面20a′に沿った貫通流れが発生し、
その結果循環流れの領域が狭くなってクロスフローファ
ン11からの流量が多くなるのである。あるいは、スタ
ビライザ20′の対向面20a′に沿って循環する循環
流れを乱せば、結果的に循環流れの領域が狭くなってク
ロスフローファン11からの流量が多くなるのである。
そこで、第1の実施例においては、第1図に示すよう
に、室内熱交換器13の下部から流入した空気が、ドレ
ンパン19の側面にクロスフローファン11に対向しか
つ平行に設けられているスタビライザ20の対向面20
aから剥離しないようにするために、この対向面20a
の断面形状をクロスフローファン11側に突出した円弧
状に形成すると共に、その対向面20aに複数個の穴2
1,21,22,…を長手方向に連ねて3段に設けるの
である。こうすることによって、ゴルフボールの表面に
設けられたディップルと同じ効果が得られるのである。
すなわち、第3図(a)に示すように、円弧状のスタビラ
イザ20の上記対向面20aに沿って流れる空気は、穴
21,21,22,…の作用によってスタビライザ20
の対向面20aに引き付けられる。そのため、スタビラ
イザ20の対向面20aに沿って流れる空気は矢印(C)
のようにスタビライザ20から剥離せずに吹出口16に
向かうようになり、結果的に循環流れの領域が狭くなっ
てクロスフローファン11からの流量が多くなるのであ
る。この場合、上記穴は2段あるいは4段等に設けても
構わない。
第4図は第1実施例におけるクロスフローファン11か
ら吹き出される風の風量と従来例においてクロスフロー
ファン1から吹き出される風の風量とを比較した図であ
る。第4図により第1実施例においては従来例より風量
が増加していることが分かる。特に、スタビライザ20
の先端部にも穴22を設けて3段に穴を配列した場合に
は、スタビライザ20の対向面20aに沿って流れる空
気が吹出口16側まで回り込むのでさらに大きな効果が
得られるのである。
このように、第1実施例においては、室内機におけるク
ロスフローファン11に対向するようにドレンパン19
の側面にスタビライザ20を設ける。そして、このスタ
ビライザ20におけるクロスフローファン11との対向
面20aの断面形状を円弧状に形成し、そのクロスフロ
ーファン11との対向面20aに複数個の穴21,2
1,22,…を長手方向に連ねて2段あるいは3段に設
けるのである。こうすることによって、円弧状のスタビ
ライザ20の対向面20aに沿って流れる空気は、穴2
1,21,22,…の作用によってスタビライザ20か
ら剥離せずに吹出口16に向かうようになり、循環流れ
の領域が狭くなってクロスフローファン11からの流量
多くなる。したがって、風量特性が向上するのである。
また、第2の実施例においては、第5図に示すように、
第1実施例と同様に形成されたスタビライザ20の上記
対向面20aにおける最もクロスフローファン11の回
転端に近い箇所に、長手方向に一列の穴24を設ける。
こうすることによって、上述のように、スタビライザ2
0の対向面20aに沿って流れる循環流れに乱れが生じ
る。その結果、循環流れの領域が狭まってクロスフロー
ファン11からの流量が多くなるのである。
第6図は第2実施例におけるクロスフローファン11か
ら吹き出される風の風量と従来例においてクロスフロー
ファン1から吹き出される風の風量とを比較した図であ
る。第6図により第2実施例においても従来例より風量
が増加していることが分かる。
また、第1実施例および第2実施例のいずれの場合に
も、スタビライザ20とクロスフローファン11との間
に発生する循環流れの領域が狭まるために、循環流れを
クロスフローファン11の羽根が切る場合の風圧の脈動
が弱まり、クロスフローファン11による回転騒音が少
なくなるという効果もある。第7図は第2実施例におけ
る室内機からの回転騒音の音圧レベルと従来例における
室内機からの回転騒音の音圧レベルとを比較したもので
ある。第7図から明らかなように、スタビライザ20の
対向面20aに穴を設けることによって、回転騒音が減
少していることが分かる。
このように、第2実施例においては、室内機におけるク
ロスフローファン11に対向するようにドレンパン19
の側面にスタビライザ20を設ける。そして、このスタ
ビライザ20におけるクロスフローファン11との対向
面20aの断面形状を円弧状に形成し、その対向面20
aのクロスフローファン11の回転端に最も近い位置に
穴24を長手方向に一列に設けるのである。こうするこ
とによって、スタビライザ20の対向面20aに沿って
流れる循環流れに乱れが生じ、循環流れの領域が狭まっ
てクロスフローファン11からの流量が多くなり、風量
特性が向上するのである。
上記各実施例においては、スタビライザ20におけるク
ロスフローファン11との対向面20aに設ける穴2
1,22,24は、長手方向に連ねて配列されている。
しかしながら、この発明においてはこれに限定されるも
のではなく、例えば千鳥模様に配列してもよい。
<発明の効果> 以上より明らかなように、この発明の空気調和機の室内
機は、室内熱交換器の前面下部にクロスフローファンに
対向しかつ平行にスタビライザを配設し、このスタビラ
イザにおけるクロスフローファンとの対向面の断面を円
弧状にすると共に上記対向面に複数の穴を設けたので、
室内熱交換器の下部を通過してスタビライザの対向面に
沿って流れる空気は、この対向面から剥離することなく
貫通流れとなって吹出口に向かう。また、上記対向面に
設けた穴の作用によって循環流れに乱れが生じて循環流
れの領域が狭くなり、相対的に循環流れが多くなる。
すなわち、この発明によれば、貫通流れの流量が多くな
って流量特性が向上するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の空気調和機に係る室内機の第1実施
例における断面図、第2図はクロスフローファンによる
2つの流れの説明図、第3図は第1実施例における空気
流の説明図、第4図は第1実施例および従来例における
風量の回転数特性を示す図、第5図はこの発明に係る室
内機の第2実施例における要部断面図、第6図は第2実
施例および従来例における風量の回転数特性を示す図、
第7図は第2実施例における室内機からの回転騒音の音
圧レベルと従来例における室内機からの回転騒音の音圧
レベルとの比較図、第8図は従来の室内機の断面図であ
る。 11……クロスフローファン、 13……室内熱交換器、15……フィン、 16……吹出口、20……スタビライザ、 20a……対向面、21,22,24……穴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロスフローファン(11)の上流側近傍にこ
    のクロスフローファン(11)と平行に室内熱交換器(13)を
    配置して、上記クロスフローファン(11)の回転によっ
    て、前面グリル(12)を介して吸い込まれた室内空気を、
    室内熱交換器(13)によって熱交換した後、吹出口(16)よ
    り室内に送出する室内機を有する空気調和機において、 上記室内熱交換器(13)の前面下部に上記クロスフローフ
    ァン(11)に対向しかつ平行に配設されると共に、クロス
    フローファン(11)との対向面(20a)の断面形状をクロス
    フローファン(11)側に突出した円弧状に形成、このクロ
    スフローファン(11)との対向面(20a)に複数の穴(21,22,
    24)を設けたスタビライザ(20)を備えたことを特徴とす
    る空気調和機。
JP1167688A 1989-06-29 1989-06-29 空気調和機 Expired - Lifetime JPH0658178B2 (ja)

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JP6477737B2 (ja) * 2017-01-31 2019-03-06 ダイキン工業株式会社 室内機

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