JPH0658172U - タイミングライト付きエンジン回転計 - Google Patents

タイミングライト付きエンジン回転計

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JPH0658172U
JPH0658172U JP403693U JP403693U JPH0658172U JP H0658172 U JPH0658172 U JP H0658172U JP 403693 U JP403693 U JP 403693U JP 403693 U JP403693 U JP 403693U JP H0658172 U JPH0658172 U JP H0658172U
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利幸 高野
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Oppama Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 エンジン回転数の計測機能と点火時期測定の
ため発光素子を点滅させる機能を一体のハウジング内で
実現可能にし、測定作業の容易化と低価格化を実現す
る。 【構成】 センサー部2からの出力パルスを方形波に波
形整形する波形整形回路9と、出力パルスに基づいてエ
ンジン回転数を演算するマイコン10と、エンジン回転
数を表示する表示器3と、低・中速回転域ではエンジン
回転に同期したパルスを、高速回転域においては適当数
間引いた出力パルスをそれぞれ得る内部処理回路11と
を備え、内部処理回路11が得た出力パルスに基づい
て、発光回路4に発光素子を点滅動作させ、各種エンジ
ンに応じてエンジン回転計測機能を第2の押ボタンスイ
ッチ6により切り替えさせ、第1の押ボタンスイッチ5
の切り替えにより、センサー部2よりの信号を波形整形
回路9または/および内部処理回路11へ振り分けるよ
うにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、エンジンの回転数を測定し、かつ該エンジンの点火時期を測定す るのに利用するタイミングライト付きエンジンの回転計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンの回転数を測定するには、専用のエンジン回転計を用意して上 記エンジンの回転数を測定していた。また、エンジンの点火時期を見るには、専 用のタイミングライトを用意して、上記エンジンの点火時期を見ていた。
【0003】 そして、エンジンの回転数の測定とエンジンの点火時期を測定する場合におい ては、エンジン回転計とタイミングライトをそれぞれ用意し、それらを別々に用 いて測定を行いながら、エンジンの微調整などの作業をする必要があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来のエンジンの回転数測定方法や点火時期測定方法で は、いずれか一方ずつの測定を各別に実施するように、エンジンの微調整をしな ければならず、その各測定のための作業およびエンジンの微調整が煩雑かつ非能 率になるなどの問題点があった。
【0005】 また、上記エンジンのエンジン回転数および点火時期の測定をするのに、それ ぞれ独立に別々の測定器を用意することが必要になり、この結果、経費が嵩むと いう問題点が生じていた。 この考案は、上記のような従来の問題点に着目してなされたものであり、エンジ ン回転計とタイミングライトを1つのハウジング内に一体化し、さらに外部スイ ッチにより複数の測定モードを選びながら、エンジン回転数または/およびエン ジンの点火時期を選択的に、かつ確実に測定でき、しかもこれを簡単かつ安価な 構成で実現できるタイミングライト付きエンジン回転計を提供することを目的と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかるタイミングライト付きエンジン回転計は、センサー部からの 出力パルスを方形波に波形整形する波形整形回路と、該波形整形回路の出力パル スに基づいてエンジン回転数を演算するマイコンと、該マイコンにより演算した エンジン回転数を表示する表示器と、上記センサー部の出力パルスに基づいて低 ・中速回転域ではエンジン回転に同期したパルスを、また、高速回転域において は適当数間引いた出力パルスをそれぞれ得る内部処理回路とを備えて、該内部処 理回路が得た出力パルスに基づいて、発光回路に発光素子を点滅動作させ、エン ジン回転数の測定モードか上記発光素子の点滅動作のモードかあるいはこれらの 両モードを併用する併用モードかを第1の押ボタンスイッチに切り替えさせ、各 種エンジンに応じてエンジン回転計測機能を第2の押ボタンスイッチにより切り 替えさせ、上記第1の押ボタンスイッチの切り替えにより、上記センサー部から の信号を上記波形整形回路または/および上記内部処理回路へ振り分けるように したものである。
【0007】
【作用】
このこ考案におけるタイミングライト付きエンジン回転計は、まず、第1の押 ボタンスイッチにて、例えばエンジン回転数の測定モードとタイミングライトモ ードとしての発光素子の点滅動作モードとの併用モードとし、また、第2の押ボ タンスイッチにて2サイクル単気筒を選択する。
【0008】 これにより、マイコンは第1および第2の押ボタンスイッチの状況に対応した 出力信号を切替選択部へ出力し、この出力信号に基づき、切替選択部内では、エ ンジン回転計およびタイミングライトが併用できるよう内部の切替スイッチを操 作し、センサー部からの信号を波形整形回路へ、また、もう一方はタイミングラ イトの内部処理回路へ切替選択部を介して伝達する。
【0009】 そして、上記波形整形回路では上記センサー部からの信号を矩形波パルス信号 に波形整形し、この矩形波パルス信号を受けたマイコンでは、その矩形波パルス 信号を基に、2サイクル単気筒に相当する回転数を演算して、この演算結果を表 示器に出力する。
【0010】 一方、タイミングライトの方では、上記センサー部からの信号を切替選択部を 介して内部処理回路へ伝達し、内部信号回路ではセンサー部の信号を基に低・中 速回転域では回転に同期したパルスを、また、高速回転域では適当数間引いた点 滅パルス信号を出力パルスとして発光回路へ出力する。
【0011】 このため、内部処理回路よりの点滅パルス信号を受けて、キセノン管などの発 光素子を点滅動作させて、エンジンの点火時期を測定可能にするのである。
【0012】 なお、上記第1および第2の押ボタンスイッチを操作することで、エンジン回 転計とタイミングライトの併用動作の他に、エンジン回転計のみの動作や、タイ ミングライトのみの動作に切り替え可能とすることもできる。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について詳細に説明する。図2はこの考案の一 実施例によるタイミングライト付きエンジン回転計を示す斜視図であり、図1は この考案の一実施例によるタイミングライト付きエンジン回転計を示すブロック 接続図である。
【0014】 そして、これらの図において、1はエンジン回転計およびタイミングライトの 機能およびハウジングを一体化した本体、2はエンジンの点火栓ケーブル7など にクランプし、電磁誘導作用で点火パルスを検出するセンサー部である。
【0015】 また、3はエンジン回転数を表示するLCDなどの表示器、4aはタイミング ライトを構成する発光回路4のキセノン管などに設けられた発光素子用のレンズ 、5は測定モードを切り替える第1の押ボタンスイッチ、6はエンジン回転計の 機能を切り替える第2の押ボタンスイッチである。
【0016】 さらに、8は内部に切替スイッチ8aおよび8bを内蔵した切替選択部、9は センサー部2よりの信号を矩形波パルス信号に変換する波形整形回路である。
【0017】 また、10は波形整形回路9からの矩形波パルス信号を基に、エンジンの回転 数を演算処理し、第1の押ボタンスイッチ5および第2の押ボタンスイッチ6の 入力状況を判断して、切替選択部8内の切替スイッチ8a,8bへ制御信号を出 力するマイコンである。
【0018】 そして、11はセンサー部2からの信号を切替選択部8を介して受け、これを 基に低・中速回転域ではエンジン回転に同期して、また、高速回転域では適当数 のパルスを間引いて点滅パルス信号を出力する内部処理回路である。
【0019】 次に、この考案のタイミングライト付きエンジン回転計の動作について説明す る。まず、第1の押ボタンスイッチ5および第2の押ボタンスイッチ6の操作に て、例えばエンジン回転計測とタイミングライトの併用モードとし、また、エン ジン回転計の機能として、2サイクル単気筒を選択すると、マイコン10より第 1の押ボタンスイッチ5および第2の押ボタンスイッチ6の状況に対応した出力 信号が切替選択部8へ出力される。
【0020】 切替選択部8はその出力を基に切替スイッチ8aおよび8bをオンし、センサ ー部2からの信号をエンジン回転計の波形整形回路9およびタイミングライトの 内部処理回路11へそれぞれ入力する。このため、エンジン回転計およびタイミ ングライトが併用できるようになる。
【0021】 すなわち、エンジン回転計においては、波形整形回路部9でセンサー部2から の信号を矩形波パルス信号に波形整形し、その矩形波パルス信号をマイコン10 に入力する。従って、マイコン10では矩形波パルス信号を基に2サイクル単気 筒に相当する回転数を演算して、この演算結果を表示器3に出力し、表示器3は その演算結果である回転数を表示するのである。
【0022】 一方、上記センサー部2からの信号は切替選択部8を介して内部処理回路11 へと伝達され、内部処理回路11はセンサー部2からの信号を基に、低・中回転 域ではエンジン回転に同期して、また、高速回転域では適当数のパルスを間引い て、それぞれ点滅パルス信号として発光回路部4へ出力する。
【0023】 従って、内部処理回路11は、発光回路4のキセノン管などの発光素子を点滅 発光させ、レンズ4aを介して被照射体である点火時期測定用の回転体に照射し 、エンジンの点火時期を測定する。
【0024】 なお、上記第1の押ボタンスイッチ5および第2の押ボタンスイッチ6を操作 することで、上記したエンジン回転計とタイミングライトの併用動作の他に、エ ンジン回転計のみの動作や、タイミングライトのみの動作に切り替えることがで きる。
【0025】 また、この考案のエンジン回転計は第2の押ボタンスイッチ6の選択操作によ り種々のエンジンの回転数測定ができるように構成されている。
【0026】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、センサー部からの出力パルスを方形波に波 形整形する波形整形回路と、該波形整形回路の出力パルスに基づいてエンジン回 転数を演算するマイコンと、該マイコンにより演算したエンジン回転数を表示す る表示器と、上記センサー部の出力パルスに基づいて低・中速回転域ではエンジ ン回転に同期したパルスを、また、高速回転域においては適当数間引いた出力パ ルスをそれぞれ得る内部処理回路とを備えて、該内部処理回路が得た出力パルス に基づいて、発光回路に発光素子を点滅動作させ、エンジン回転数の測定モード か上記発光素子の点滅動作のモードかあるいはこれらの両モードを併用する併用 モードかを第1の押ボタンスイッチに切り替えさせ、各種エンジンに応じてエン ジン回転計測機能を第2の押ボタンスイッチにより切り替えさせ、上記第1の押 ボタンスイッチの切り替えにより、上記センサー部よりの信号を上記波形整形回 路または/および上記内部処理回路へ振り分けるように構成したので、エンジン 回転数の測定機能とエンジンの点火タイミングの測定機能を、一体化したハウジ ングによって実現可能にし、しかも、かかる機能を簡単かつ安価な構成で実現で きるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるタイミングライト付
きエンジン回転計を示すブロック接続図である。
【図2】この考案の一実施例によるタイミングライト付
きエンジン回転計を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 本体 2 センサー部 3 表示器 4 発光回路 5 第1の押ボタンスイッチ 6 第2の押ボタンスイッチ 8 切替選択部 9 波形整形回路 10 マイコン 11 内部処理回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの点火パルスを電磁誘導作用に
    よって検出するセンサー部と、該センサー部からの出力
    パルスを方形波に波形整形する波形整形回路と、該波形
    整形回路の出力パルスに基づいてエンジン回転数を演算
    するマイコンと、該マイコンにより演算したエンジン回
    転数を表示する表示器と、上記センサー部の出力パルス
    に基づいて低・中速回転域ではエンジン回転に同期した
    パルスを、また、高速回転域においては適当数間引いた
    出力パルスをそれぞれ得る内部処理回路と、該内部処理
    回路が得た出力パルスに基づいて発光素子を点滅動作さ
    せる発光回路と、上記エンジン回転数の測定モードか上
    記発光素子の点滅動作のモードかあるいはこれらの両モ
    ードを併用する併用モードかを切り替える第1の押ボタ
    ンスイッチと、各種エンジンに応じてエンジン回転計測
    機能を切り替える第2の押ボタンスイッチの切り替えに
    より、上記センサー部からの信号を上記波形整形回路ま
    たは/および上記内部処理回路へ振り分ける切替選択部
    とを一体に備えたタイミングライト付きエンジン回転
    計。
JP403693U 1993-01-18 1993-01-18 タイミングライト付きエンジン回転計 Expired - Fee Related JP2582759Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102140991A (zh) * 2011-03-25 2011-08-03 王天乐 一种点火正时灯

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102140991A (zh) * 2011-03-25 2011-08-03 王天乐 一种点火正时灯

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